自主防災組織の結成
更新日:2020年2月27日
自主防災組織はなぜ必要か
大規模な災害が発生した場合、町では消防署、警察署、消防団などの防災機関が総力をあげて応急対策を行いますが、同時多発の災害を最小限に食い止めるには、各自がバラバラに行動するのでは効果はあまり期待できません。地域のみなさんがお互いに協力し合い、初期消火、救助・救護活動、避難などを組織的に行動することによって、その効果が最大限に発揮できるのです。
そこで、現在、各行政区において「自主防災組織」を結成するための組織づくり等の準備が行われておりますが、日頃から災害を想定し、迅速に対応できる備えと、訓練を積み重ねておくことが必要です。
また、町による自主防災組織の結成や育成の支援もしていきますので、補助金を活用しながら、地域のみなさんがお互いに協力し合い「自主防災組織」を充実させていきましょう。
町と自主防災組織(行政区)との役割・連携
町の役割 |
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行政区の役割 |
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結成までの手順
(1)自主防災組織の必要性を地域の皆さんで話し合います。
※行政区長などを中心に結成を検討します。必要に応じて町もアドバイスします。
(2)自主防災組織の結成に向けた同意をとります。
※地区で総会や会合を開催し、結成の趣旨や活動内容を説明し、同意を得てください。
(3)役員・運営委員を選出し、役割分担を決めます。
※組織の中心となる役員と、活動する内容ごとに班を結成し役割分担しましょう。
(4)自主防災組織の規約を作成しましょう。
※規約は、活動目的や内容を取り決めるものです。規約の作成は、町にご相談ください。
(5)地域の皆さんに回覧して結成をお知らせしましょう。
(6)役場に結成を届け出ます。
※町総務課に提出してください。
自主防災組織の活動事例
自主防災組織の活動事例を紹介します。
- 北境行政区自主防災会<広報ざおう平成25年8月号>
- 東根区自主防災会<広報ざおう平成25年9月号>
- 塩沢区自主防災会<広報ざおう平成26年4月号>
自主防災組織支援事業補助金
町では、行政区を単位として、自主防災組織設立の届出があった組織に対し、防災資機材の整備や訓練・啓発に必要な経費について、補助金を助成します。
対象経費区分 | 補助金額 |
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防災訓練・啓発に必要な経費 | 基本額2万円+(世帯数×100円) |
防災資機材の整備に必要な経費 | 対象経費の4分の3を補助、上限10万円 |
- 交付申請には購入品のカタログや見積書のコピー、実績報告には購入品の領収書のコピーや写真が必要になりますので、留意してください。
指定避難所(地区集会所)用太陽光発電システム設置事業補助金
町では、自主防災組織が指定避難所(地区集会所)に太陽光発電システムを設置する場合、設置費用の一部を助成します。
対象システム |
※申請前に設置工事に着手している場合は、対象となりません。 |
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補助金額 | 対象経費の90%を補助、上限200万円 |