蔵王町とは
更新日:2020年2月27日
蔵王町(ざおうまち)は昭和30年、宮村と円田村が合併して誕生しました。東北の霊峰蔵王連峰の東麓、宮城県の南西部に位置し、町域の約6割が山林・原野で占められています。町の中央を松川が貫流し美しい渓谷の景観を作り出しています。蔵王連峰に連なる高原地帯には貴重な野鳥などが生息し、自然の宝庫となっています。
町の東部は良好な水田地帯となっており、丘陵地を利用した果樹栽培も県下一の生産量を誇っています。また高原育ちの新鮮な牛乳から作られるチーズなどの乳製品は、品質の良さから全国的に人気があります。
観光面でも県内有数の名湯遠刈田温泉を有し、毎年数多くの観光客や湯治客が訪れています。東北自動車道や東北新幹線など広域交通高速網の整備に伴い、町は高付加価値産業の振興を積極的に進め、新時代へ向けた発展の機を迎えています。
略史
明治維新は伊達藩に属し、現在の町域は宮、曲竹、矢附、円田、塩沢、平沢、小村崎の7ヶ村に分かれていました。明治22年4月1日、市町村制が実施されると、宮村は単独で地方自治体となり、一方曲竹、矢附、円田、塩沢、平沢、小村崎の6ヶ村は合併して円田村となりました。
昭和30年4月1日、町制施行により宮村、円田村が合併し、蔵王連峰の一部を有していることから、蔵王町(ざおうまち)という町名になりました。
地勢
位置 | 東経 | 北緯 |
---|---|---|
東端 | 140度42分24秒 | -- |
西端 | 140度33分22秒 | -- |
南端 | -- | 38度1分49秒 |
北端 | -- | 38度8分46秒 |
- 東端から西端まで23キロメートル
- 南端から北端まで13キロメートル
- 標高20メートル~1,825メートル
蔵王町は、宮城県の南西部に位置し、東は村田町、西は蔵王連峰を境に山形県、南は白石市、北は川崎町に接しています。海抜の最高は西端の屏風岳で1,825メートル、最低は東南部の松川と白石川の合流点で20メートル。町面積は152.83平方キロメートルで約60%は山林原野ですが、その割に耕地面積が広く、果樹生産では県下一の生産量を誇っています。一方西部は蔵王国定公園に含まれ、遠刈田温泉などが蔵王観光の基地となっています。
町章
蔵王町の町章は「ざおう」の「ざ」を図案化したもので、蔵王連峰を象徴する山の形と、わが町特産のももの形が配されており、蔵王町の限りない飛躍と住民の融和を表わしています。この町章は昭和34年3月に一般から公募し、制定したものです。
町の木 五葉松
五葉松は自然を大切にする心を育て、五つの地域が手をとり力を合わせ、どんな風雪にも敢然と立ち向かう強い町民性と、限りない前進を象徴するものです。
(昭和52年9月制定)
町の花 ももの花
ももは町の代表的産物のひとつで、その花は心優しく情ちょ豊かな住民の心情を表わし農業を主産業に理想的な住みよい町づくりを目指す、私たちを象徴する花です。
(昭和52年9月制定)
町民憲章
秀峰蔵王にはぐくまれる私たち蔵王町民は、
一、自然を愛し、健康で明るい家庭をつくります。
一、伝統を守り、知識を深め文化の向上に努めます。
一、隣人と親しみ、礼儀を重んじ美しい心を育てます。
一、勤労を尊び、進んで社会に奉仕します。
一、力を合わせ環境を整え、豊かで住みよい郷土をつくります
まちの未来像
まちづくりを進めるうえでの4つの基本理念に基づき、実現すべき本町の未来像を次のとおり定めます。
本町の豊かな自然を愛する心、人を愛する心、郷土を愛する心で、魅力あるまちづくりのために
ずっと愛にあふれるオンリーワンなまち・ざおうを目指します