一般質問


伊藤 東議員

 

国際交流
 
 
パラオの子どもたちとの交流を
未来への夢を与えられるよう取り組む

■質問
 町長は8月10日ございんホールでの演説で、パラオ共和国と子どもたちを通じた交流を考えていると述べている。このことから、パラオ共和国との各種事業の中に子どもを通じた交流が含まれていると思った。文化と言語の異なる国との交流は、特に子どもたちの成長にとても良いことと考える。より良い国際人を育むと思う。そこで、どのような交流を考えているのか。

■町長
 事前合宿など各種事業を進めるに当たっては、まずパラオ共和国在日大使館を通じて、同国との基本合意の締結を進めていかなければならない。
 子どもを通じた交流については、「日本の四季と雪をパラオの子どもたちに、パラオのスカイブルーの海を蔵王の子どもたちに」と思っているので、今後、具体的な事業の内容を検討し、次代を担う子どもたちに未来への夢を与えられるように、取り組んでいきたいと考えている。

■教育長
 パラオ共和国との「子どもたちによる未来への交流事業」については、子どもたちの成長にとって大変効果的であると考えており、町長と同じ考えである。

■再質問
 具体的な思い、考えは。

■町長
 まずひとつは、海外に出かけるには大きな費用がかかる。だから、ホストタウンの事業を効果的に活用していきたい。具体的なことについては駆け引きがあるので控えさせてほしい。

■再質問
 何か難しい問題があるから、公の場だからというのではなく、何か思いがあるのではないか。町長の夢を聞きたい。

■町長
 基本的なことを話した。私の立場では、公で夢を語るのは良いが、まだ具体的に煮詰まっていない中で、話すことはできない。理解してほしい。


2020年東京オリンピック・パラリンピックのパラオ共和国のホストタウンとして蔵王町は登録されています


 

行政区
 
 
区の統合・分割のための「決まり」の設定を
地域の主体性が重要

■質問
 蔵王町の区の世帯数と人口を調べてみると、とても多い区と少ない区がある。世帯数と人口で5倍強の格差がある。行政区の円滑な運営の視点で、適切な世帯数があると思う。また、地理的な条件や地区の思いがあり、区の統合や分割で何かと難しい面もある。しかし、人口減のため、一部人口増の地域のために区の統合と分割の「決まり」を考える必要がある。町のスムーズな行政の運営のために早めの設定をしてはどうか。

■町長
 これまで行政改革の項目に掲げてきたが、町が主導して行政区の基準を定めて、「区の統合や分割」を行うことは、一概にはいかないところがある。各行政区の成り立ちには、歴史的背景や所有財産などの地域事情があり、行政区の適正化を図るためには、地域の主体性が重要であると考えており、たいへん難しい課題だと認識をしている。


現在、蔵王町は23行政区があります

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