■質問
町長の今年度の方針である協働社会実現は、今後のまちづくり・行政のあるべき路線であり強力に推進すべきと考えている。しかし、いまだ具体的な活動実績、展開戦略が見えない。
仙台市も「仙台市協働によるまちづくりの推進に関する条例」を施行し推進を図っている。
蔵王町もできることから具体的に実施していくために「協働社会実現委員会」の設置の検討、住民・NPO等の活動促進のため条例を制定してはどうか。
■町長
これまでは、行政区や区長会のほか、各種団体について支援・連携を行ってきた。今後はさらに、各団体等と連携し、移住・定住等の事業展開を予定している。
今年度及び次年度において、第5次長期総合計画の策定に向け、まちづくり町民会議や懇談会等により幅広く町民の意見を聴取していく、協働社会実現委員会の設置は考えていない。
蔵王町ではすでに敬老会の実施、花いっぱい運動の展開、クリーン蔵王デー、除草ボランティア作業等が実施されている。今後も住民の自主性や地域の主体性を尊重し連携していくため、条例制定は考えていない。
■再質問
役場も、事業者もやらないことを住民ならできることもある。協働社会に教科書はない。その枠をつけ、周知し、活動を育てていくためにも条例の制定が必要ではないのか。
■町長
条例制定は全国でも一部の大都市で行なわれているものである。私たちの地域は未だ残っている結の精神と郷土愛の精神を持ってまちづくりをしていく。区長さんたちも同じ考えだと思っている。
|