■質問
　医療機器を搭載し、医師や看護師が搭乗する「空飛ぶ救命治療室」ドクターヘリは、救命医療効果を上げるため、速やかに災害などの発生現場から近い場所に救急車とヘリが合流して、医師の治療を行えるようランデブーポイント（場外離着陸場）の確保が重要となる。そこで次の項目について町長の見解は。
�@ランデブーポイントの選定

■町長
　本町では、12カ所がランデブーポイントとして、円田地区2カ所、平沢地区1カ所、永野地区2カ所、宮地区2カ所、遠刈田地区5カ所となっている。選定に当っては、仙南地域広域行政事務組合消防本部とドクターヘリ運行会社が現地を確認し、広い場所であることや周囲に立木など障害物がないことなど、ヘリコプターの離着陸条件の整った場所を選んでいる。

■質問
�Aランデブーポイントの整備

■町長
　ランデブーポイントの整備は、町管理地のほとんどは運動用のグラウンドであり、ドクターヘリの離着陸場所をアスファルト舗装や芝生化することは利用目的上不可能である。

■質問
�B地域住民への協力依頼と周知

■町長
　宮城県では、8月19日に県議会への報告とマスコミへの情報提供等を行なっており、本町でも町広報紙などで周知と協力の要請をしたいと考えている。

■質問
�C指定ランデブーポイントへの立て看板設置

■町長
　ランデブーポイントの使用頻度などを勘案し、設置の必要性を県と協議し検討したい。

■質問
�Dランデブーポイントの指定に関する規則等の整備

■町長
　ランデブーポイントの指定や着陸の決定など、県内統一した見解で対応できると考えている。町独自の規則等の整備は考えていない。

10月28日より運行される宮城県ドクターヘリ

■質問
　システムは、文字や数字、画像などを地図と結びつけて、コンピュータ上に再現し、位置や場所からさまざまな情報を統合など、わかりやすく地図に表現することができる仕組みで、行政やビジネスの現場で幅広く利用することが期待されている。町もすでに導入し一定の効果を上げていると推察する。そこで次の項目について、町長の見解は。
�@現状の活用状況

■町長
　町で活用しているGISは、平成27年度に導入した「防災GIS」で、3つの台風が相次いで本町に接近し、避難準備情報、避難勧告を発令するなど、GISを利用し必要な対応を行った。

■質問
�A今後、各課の取り組み

■町長
　データを拡充整備すれば、公有財産管理、空き家管理、要援護者支援管理などに活用することができる。しかし、さまざまなデータを数値化にする必要があり、多額の費用が必要のため、今後の課題と考えている。

■質問
�B住民サービスとしての取り組み

■町長
　庁舎内のデータを集約し、各部署で利活用すれば、結果的に住民に対する情報提供の迅速化やサービス向上につながっていくと考えている。

■質問
　本町の中高生が全国大会に出場の栄誉を手にする機会が多くなっている。しかし、参加するための費用もかさんでいる現状である。近隣の柴田町では、上限を設けて支援をしている。町でも検討すべきではないか。

■町長
　スポーツ競技全国大会へ出場する場合、宿泊費や交通費などの必要な経費がかさむ場合を考え、町は、全国大会等へ出場する小中学校の児童・生徒に交通費や宿泊費、参加費など実費で支援している。
　高校生は、よりよい支援体制の構築に向け検討したいと考えている。

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