○蔵王町生活介護事業所特別処遇支援費補助事業補助金交付要綱

平成24年11月27日

要綱第17号

(趣旨)

第1条 この要綱は、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律(平成17年法律第123号。以下「法」という。)第29条第1項に規定する指定障害福祉サービス事業所で、法第5条第7項に規定する生活介護に係るサービスを提供する事業所(以下「事業所」という。)において、知的障害者で、処遇に特別な配慮を要する介護度の高い特別要介護者等を支援するため、町が実施する生活介護事業所特別処遇支援事業に要する経費について、予算の範囲内において蔵王町生活介護事業所特別処遇支援費補助事業補助金(以下「補助金」という。)を交付するものとし、その交付等に関しては、補助金等交付規則(平成8年蔵王町規則第5号。以下「規則」という。)に定めるもののほか、この要綱の定めるところによる。

(定義)

第2条 この要綱において「特別要介護者等」とは、第5条の規定により宮城県知事が特別要介護者等と認定した者をいう。

(交付対象及び補助金の額等)

第3条 補助金の交付対象となる事業所(以下「補助対象事業所」という)は、法に基づく指定障害福祉サービス等及び基準該当障害福祉サービスに要する費用の額の算定に関する基準(平成18年厚生労働省告示第523号)第6第2項に定める人員配置体制加算(以下「人員配置体制加算」という。)を算定できないが、基準定数を超えた人員を配置しており、かつ基準定数に人員配置体制加算のために必要な人員数から基準定数を差し引いた数の2分の1を加えた数以上の人員を配置している事業所とする。

2 補助金の交付対象となる経費は、補助対象事業所が事業所の基準定数を超えて直接処遇職員を配置するために必要な報酬、給料、職員手当等、共済費、賃金及び報償費とし、補助基準額及び補助率は別表のとおりとする。

(補助金交付額の算定方法)

第4条 補助金の交付額は、補助対象経費の実支出額と別表の補助基準額を比較して少ない額とする。なお、その額に1,000円未満の端数が生じたときは、これを切り捨てるものとする。

(特別要介護者等の認定)

第5条 補助金の交付を受けようとする者(以下「申請者」という。)は、あらかじめ特別要介護者等に算入しようとする利用者について、特別処遇支援対象者名簿(様式第1号。以下「対象者名簿」という。)に生活介護事業所特別処遇支援費補助事業特別要介護者等認定資料(様式第1号の2)及び補助対象事業所調書(様式第1号の3)を添えて、町長に提出しなければならない。

2 前項の対象者名簿を受理した町長は、特別要介護者等の認定について対象者名簿に生活介護事業所特別処遇支援費補助事業特別要介護者等認定資料を添えて、宮城県知事に協議し、特別要介護者等の認定を受けるものとする。

3 町長は、前項の規定による宮城県知事の認定結果に基づき、特別処遇支援認定結果通知書(様式第2号。以下「結果通知書」という。)により申請者あて通知するものとする。

4 申請者は、前項の規定により認定された特別要介護者等が利用する事業所の長と締結した契約の解除等の変更が生じたときは、速やかに町長に報告しなければならない。なお、特別要介護者等が当該契約を解除された後、新たに契約された者について特別要介護者等の認定を受けようとするときは、あらかじめ町長に連絡の上、第1項に定めるところにより協議するものとする。

(交付の申請)

第6条 補助金の交付申請は、第5条第3項の結果通知書を受けた後、蔵王町生活介護事業所特別処遇支援費補助金交付申請書(様式第3号)により行うものとする。

(交付の決定)

第7条 町長は、第6条の交付申請があったときは、その内容を審査し、補助の可否及び補助金額について決定し、その旨を申請者に通知しなければならない。

(実績報告)

第8条 補助金の交付を受けた事業所設置者は、町長が定める期日までに実績報告書(様式第4号)を提出しなければならない。

(書類の整備等)

第9条 事業所設置者は、補助事業に係る収入及び支出を明らかにした帳簿を備え、証拠書類を整備し、かつ、当該帳簿及び書類を事業完了後5年間保管しなければならない。

(調査等)

第10条 町長は、事業所設置者から報告若しくは資料の提出を求め、又は書類その他の物件を調査することができる。

(返還)

第11条 町長は、第10条の調査等により補助事業が次の各号に該当すると認められるときは、規則第16条及び第17条の規定に基づき、補助金の交付決定の全部又は一部を取り消し、その返還を命ずることができる。

(1) 補助金を補助事業以外の用途に使用したとき。

(2) 虚偽の申請等不正な行為により補助金の交付を受けたとき。

(3) 補助金の交付決定の内容又はこれに付した条件に違反したとき。

(委任)

第12条 この要綱に定めるもののほか、補助金の交付等に関し必要な事項は、町長が別に定める。

この要綱は、公布の日から施行し、平成24年4月1日から適用する。

(平成25年要綱第39号)

この要綱は、公布の日から施行し、平成25年度予算に係る補助金から適用する。

(平成28年要綱第2号)

この要綱は、公布の日から施行し、平成27年度予算に係る補助金から適用する。

(令和4年要綱第26号)

この要綱は、公布の日から施行する。

別表(第3条、第4条関係)

補助対象事業所

利用者数(注1)を従業者の員数で除して得た数が基準定数を超えており、かつ基準定数に人員配置体制加算に要する配置人数から基準定数を差し引いた数の1/2を加えた人員数以上の人員を配置している事業所が算定できない事業所(注2、注3)

利用定員

20人以下

21~60人

61人以上

補助単価

平成27年度

255円/日

190円/日

165円/日

補助基準額

補助単価×利用日数(注4)×特別要介護者数(注5)

補助率

2分の1以内

注)

1 利用者数は前年度の平均値(前年度の利用者延数を開所日数で除して得た数。新規に開設する事業所においては推定の利用者数。)とする。

2 従業者は、看護職員、理学療法士又は作業療法士及び生活支援員とし、臨時職員も含むが、それぞれ常勤換算後の人数とする。月毎の変動がある場合は、当該事業年度各月初日現在の直接処遇職員等の数により割合を算定し、補助対象事業所の要件を満たす月について補助額を算定する。

3 小数点第2位以下を切り上げるものとする。

4 利用日数は、対象となる特別要介護者の当該事業年度の4月1日から3月31日までの年間利用日数(利用予定日のうち半分以上利用していると認められる月は、月あたりの利用日数を22日で算定し、それ以外の場合は実際の利用日数)とする。

5 対象となる特別要介護者数は、当該事業年度4月1日現在の在籍数とし、年度中途の契約の変更に該当する場合は、利用日数分の補助額の和とする。また、特別要介護者数は特別要介護者が6人以上認定を受けた施設について適用する。

6 補助額は、上表に掲げる額のうち、特別要介護者の在籍数における被援護者数であん分した額とする。

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蔵王町生活介護事業所特別処遇支援費補助事業補助金交付要綱

平成24年11月27日 要綱第17号

(令和4年9月6日施行)