健康一口メモNo295
｢危険ドラッグ｣の恐ろしさダメ！ ゼッタイ!!

さんた薬局
管理薬剤師　山田 卓�ｶ 先生

　皆さんは「危険ドラッグ」という言葉を耳にしたことはありますか？麻薬や覚せい剤が危険であることは皆さんもお分かりだと思いますが、最近では「合法ドラッグ」「脱法ハーブ」などと称して危険ドラッグは身近でも販売されています。
　法の網をくぐり抜けるために「お香」「ハーブ」「アロマ」「バスソルト」など、一見しただけでは分からないような名称で、そして色や形状もさまざまで、粉末、液体、乾燥植物など見た目では分からないよう巧妙に作られています。
　では、何が危険なのか？このような危険ドラッグと呼ばれる薬物は、脳や中枢神経に直接ダメージを与えるのです。最悪の場合、1回の使用でも死に至ってしまうこともあります。
　そしてこのような薬物によって与えられたダメージは、決して回復することは無いのです。
　加えて、依存（薬が切れた時の苦痛や不快感から逃れるためにまた薬に手を出してしまうこと）と耐性（薬を繰り返し使用していると一回に使う量がどんどん増えていくこと）の悪循環におちいり、自分のみならず周囲の人の人生までも台無しにしてしまいます。
　このように危険ドラッグは皆さんのすぐ近くまで迫ってきています。知人や友人におもしろ半分で誘われても、毅然とした態度できっぱりと断る勇気を持ってください。
　危険ドラッグは、ダメ！　ゼッタイ!!

休日当番医（内科・外科・歯科）　1月1日〜2月1日