■質問
　蔵王病院の４年度決算は赤字で、入院・外来患者とも大きく減少し、大変厳しい経営状況にある。施設や設備の老朽化と地震被害等もあり、心配される声が多いことから、町長の見解を伺う。
�@経営強化プランに基づき、健全化を図ろうとしているが、これからの経営をどう行っていくのか。

■町長
　国からの要請を受け、４年度に蔵王町国民健康保険蔵王病院経営強化プラン策定委員会を立ち上げ、６年度から４年間の経営強化プラン策定について、ご意見をいただいている。国が示す公立病院経営強化プランには、経営指標に係る数値目標があるため、様々な運営形態を想定し、収支シミュレーションを行いながら、経営をどう行っていくか判断したいと考えている。

■再質問
　健全化に向けた取組内容は。

■病院事務長
　国から公立病院経営強化プランで６項目策定するよう示されている。

■質問
　�A病院全体の老朽化対策等、ハード面は。

■町長
　病院建物は49年経過しており、経年劣化が進んでいる。玄関等の雨漏りは、これまで何度も部分的な修繕を行ってきたが、改善には至っていないため、大規模修繕が必要と考えている。

■質問
　�B今後の蔵王病院の位置付けは。

■町長
　現在、委員会を立ち上げて議論を行っているところである。その意見等を踏まえ、これからの在り方や位置付けについて判断していきたい。

■質問
　統合中学校やこども園の整備が始まる中、周辺道路及び通学路の安全確保が心配されている。
　また、大雨時の排水路の件もあり、地域住民への相談、情報発信、周知が足りないのではないか。

■町長
　開校・開園に伴う通学路については、歩行者等の安全な通行を確保する目的で、永野地区全域を整備計画エリアとして、速度規制や車両の抑制など、白石警察署と連携して進めている。
　今後は、地域の皆様と道路の規制内容等について合意形成を図り、交通安全の確保に取り組む。
　また、大雨時の排水路については、統合中学校整備に伴い、降った雨を防災調整池に全て溜めた後、排水するなど調整する計画である。また、水路の改修を行うが、農地所有者等と打合せを重ね、耕作に必要な水量をしっかり確保することと併せて、安全に排水する計画としている。

■教育長
　通学路の安全確保については、事前に周知することに加え、開校前から通学指導をしっかり行っていく。

蔵王中学校外周道路(町道西浦杉ヤラ線)施工状況(1月11日撮影）

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