一般質問

 

村上一郎 議員

 

町政運営
 
 
5期目の町政運営は
町民の声に耳を傾けていく

■質問
 令和2年9月に町長選で5回目の当選を果たし、任期の前半を終えることから何点か伺う。@この2年間をどう総括しているか伺う。

■町長

 第五次長期総合計画前期基本計画の令和3年度の達成度合は、感染症の影響により着手できなかった事業があったものの、90項目のうち3分の2の項目において、目標値をおおむね達成している。加えて県の松川流路工整備事業の進行、国直轄の蔵王山頂までの電源・通信ケーブルの整備及び火山活動監視カメラの設置を実現し、町民の安全・安心の確保に繋げることができたところである。

■質問
 A農業と観光、教育や地域医療体制等、今後の展開と後期基本計画の策定について伺う。

■町長
 水田農業の問題では、収入保険への加入促進事業を今年度に創設し、畜産緊急支援対策事業も補正予算でお認めいただいた。
 観光業の経営回復に向けては、国・県が行う支援事業等に加え、町独自の各種支援事業を展開してきた。
 地域医療体制については、蔵王病院に2人の常勤医を招聘し、近隣の急性期病院との連携強化により経営も徐々に回復している。
 児童・生徒の学力向上に関しては、英語特区による英語教育の成果が顕著に表れた。また、全国平均に届いていない教科は、各学校で特色ある学力向上の取組を行っている。
 後期基本計画の策定については、策定委員会・検討部会を設置している。また、町民の声を聴くことが不可欠であり、まちづくり懇談会を開催しているほか、まちづくり町民会議を開催する。

■再質問
 蔵王病院の老朽化などの修繕は。

■町長
 専門の方に見てもらい、補修でも十分できるということで、国の補助をいただきながら今ある建物を有効に活用していきたい。

■質問
 B政治姿勢について伺う。

■町長
 町民が主役、地域が主体のまちづくりのため、絆を育みながら町民に開かれた町政を進めることは、私の政治信条としているところである。初心を忘れることなく、しっかり町民の声に耳を傾けていく。


松川流路工整備事業の議員への現地説明会

■質問
 C平沢地区の振興策について伺う。

■町長
 店舗等の撤退、閉鎖は経営者の営業方針によるものであり、行政が引き止めることは難しい。また、農業振興地区であることから、産業用地としての開発は難しいが、農産物の直売所や6次産業化を成功させた企業もある。今後も、こうした事業者や新たなビジネスに取り組もうとする事業者の支援を継続する。

■質問
 D今後、女性の登用を推し進め、地域づくりに貢献してもらう環境を整えていくべきと考え見解を伺う。

■町長
 女性の登用は各種施策を進める上で非常に大切なことだと認識しているが、委員就任について打診をしても断られてしまうことも実情である。今後も女性の社会参画を促すことに引き続き努めていく。

■質問
 E若者の人材確保と支援策について伺う。

■町長
 若い世代への活動の支援については、令和2年度創設した「まちづくり交付金」や令和3年度創設した「商店街にぎわい創出事業補助金」を活動の一助として活用いただくことで、引き続き社会参加を促していく。


いやしの郷北境(北境区)
(まちづくり交付金事業活用)

 

もどる