新年度予算

地域おこし協力隊誘致300万円
新設中学校設置準備に2,647万円
可決 一般会計65億8千万円




[一般会計] 討 論

反 対
平間徹也議員

 国からコロナ対策臨時交付金が8,300万円支給されるが、その半分以上が老朽化した議場や体育館の設備補修に使われる。老朽化施設の補修は必要だが、一般財源や基金から繰り入れて財源を確保すべきである。コロナ対策臨時交付金はコロナ禍で苦しんでいる事業者、町民にもっと直接的に使われるべきであることから反対する。

賛 成
村上一郎議員

 昨年度と比べると5億3,000万円の8.8%増の予算となっており、コロナ感染防止の重要なところにきちんと充てた予算となっている。特別委員会の指摘意見を真摯に受け止め、地方自治の主役である町民の福祉向上につながる予算執行を強く求めることから賛成する。


■〔採決の結果、賛成多数(11名)で可決〕

 


総括質疑
町長の考えはどうなんだ?
 

−新年度予算審議から−
 令和4年度予算案の審議は、予算特別委員会に付託され、6日間にわたり慎重に審議されました。
 特別委員会へ審査を付託する前に、本会議では予算編成方針や行政運営などについて、総括質疑が行われました。


〔一般会計〕 新型コロナウイルスの感染対応臨時交付金の使い道は?
■質疑(議員)
 議場をはじめ児童館や体育館の空調設備の予算計上について、どのようなコロナ対策になると考え予算計上したのか。

■答弁(町長)
 コロナ対策としては、当然換気ということで該当になり、蔵王町だけではなく各自治体においても有効に活用している。

■答弁(まちづくり推進課長)
 今回、コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金については、当初予算で8,300万円予算化しており、8つの事業に充当しようとするものである。


〔企業会計〕 蔵王病院の運営状況は?
■質疑(議員)
 昨年は一昨年度からの医師の問題で、通常な運営ができなかった。新年度は安定した病院業務をやっていけるのか。

■答弁(町長)
 昨年の4月から2人体制で常勤していただき、24時間体制で対応し、入院病床は6床だったが、秋頃から25床になり頑張っていただいている。
 令和4年度は安定してくると思っている。

 

予算特別委員会の指摘意見

 令和4年度の予算について慎重に審議しました。
【予算特別委員会】 委員長  齋藤英之議員
          副委員長 葛西 清議員
【委員会開催月日】 3月2日〜14日(うち6日間)
【委員会採決結果】 各種会計予算全て原案どおり可決
【指 摘 意 見】 一般会計4件


コロナ禍で2年ぶりに開催予定の
 日本の蔵王ヒルクライム・エコ2022


生かせ!指摘意見
〔一般会計〕

予算執行には一層の行財政改革を

 今後計画されている公共施設整備に向け財政支出の増大が見込まれることから、令和4年度以降、予算執行に際しては一層行財政改革を念頭に取り組むべきである。

 

早めの受入態勢とサポート体制の整備を

 地域おこし協力隊については、農業・観光関連等での受け入れを想定しているようであるが、隊員の住居や就労先の確保など早めの受入態勢の整備に努めるとともに、移住定住の推進につながるよう行政によるサポート体制の整備にも努めるべきである。

 

シルバー人材センターの会員数と安定した受託件数の確保を

 シルバー人材センターの運営については、早期の国からの補助認定に向け、会員数と安定した受託件数を確保できるよう指導に努めるべきである。

 

ヒルクライム大会で最大限の経済効果に

 ヒルクライム大会については、蔵王町の発信にもつながることから宿泊施設など観光関連事業者との連携をこれまで以上に充実させ、最大限の経済効果が生まれるよう、大会運営の改善に努めるべきである。

ページの先頭へ