あなたの声 わたしの提言


平間  拓栄さん
〔矢 附〕

 

未来へ繋いでいきたい
 子育てを機に故郷に戻り、町の存続や未来の蔵王町に暮らす子ども達のために何ができるか、とりわけ景観の維持や人口減少にどう向き合っていくか、という問題について考えるようになりました。
 私の子どもの頃の心の原風景に、夕焼けに染まる蔵王連峰を背に黄金色に揺れる稲穂があります。こうした景観は、共同作業や農家による農地や水路の管理によって維持されてきました。私もできる限り参加し、地域の人達と連携して子ども達へ繋いでいきたいと思っていますが、農家の担い手の減少や、住民の高齢化により継続が難しい面もあります。全国的な人口減少には抗えませんが、町の存続には、若い世代が増える流れを作ることがより重要になってきていると感じます。
 今後も子育て世代が住みやすく、子ども達が将来も「ここで暮らしたい」と思ってくれるような、さらには、移住希望者が増えるような町になって欲しいと願っています。
 引き続き、蔵王町の未来を見据えた町政をお願い致します。


手仕事の蔵王交流
 遠刈田温泉で小さな陶芸工房を始めて17年、町民となって9年になります。東京から仙台市、村田町と移り住むうちに、「蔵王町にずっと住みたい」と思うようになり、定住を決めました。
 現在は、蔵王町で制作し、仙台や首都圏で展示会を多くしておりますが、「蔵王というと山形県ですよね」と言う人が多いことに驚きます。
 そんな中、先日開かれた町主催の会合では、「蔵王」というブランドを宮城県と山形県が連携していけば、さらにその魅力を伝えられるというお話でした。
 しかし、実際には食の交流等はあっても工芸に関する交流は少ないところです。
 今の時代はSNSなどで簡単に情報発信ができます。蔵王町内にも素晴らしい作品を制作する方が沢山いらっしゃいますので、私自身もその情報を出来る範囲で発信していき、「蔵王=宮城県」となるよう盛上げていきたいと思います。
 今後も「手仕事・工芸」で、より多くのイベント開催と、情報発信の機会が増えるよう期待しております。

 


鈴木 初美さん
〔北 山〕


■議会広報編集特別委員会
発行・編集責任者
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委 員 松普@良一・平間 徹也・佐藤 長成・遠藤 裕一