一般質問


 

村上一郎 議員

 

介護予防
 
 
保健事業と介護予防の一体的実施事業を
早期実施に取り組む

■質問
 わが国は、かつてない高齢化が急速に進行し、特に後期高齢者の増加は数字に顕著に表れている。本町の高齢化率と全高齢者に占める後期高齢者の割合と、この現状をどう捉え分析しているか。国は令和2年4月1日に医療保険制度の適正かつ効率的な運営を図るため健康保険等の一部を改正する法律を施行し、市町村が高齢者の保健事業と介護予防を一体的に実施するための体制を整えた。町もこの事業に取り組むべきと考えるが、町長の方針を伺う。

■町長

 この法整備は本町にとって大変意義あるものと考えている。令和3年8月31日時点の本町の65歳以上の人口割合は38.5%、75歳以上は18.9%である。新たな制度の下、後期高齢者医療広域連合が実施する健康診査結果を活用した介護予防事業を展開し、高齢者が健康で自立した生活が送れるよう支援していく。今後は町民税務課と保健福祉課との連携強化、医療、健診結果、介護保険情報が一体的に評価できる国保データーベース(KDB)システムを活用したデータ分析の体制整備、さらには蔵王町医談会等地域の医療関係団体の協力を得ながら、より効果的な事業を早期に実施できるよう取り組む。

メ モ
(国保データベース(KDB)システムとは)
住み慣れた地域で健やかに暮らしたいという住民の願いや、市町村の地域づくり、国保、介護保険の安定的運営を目指した保健事業を推進するため、全国の国保連が保険者に提供しているデータ分析システムです。

 


 

循環型社会
 
 
祝日もごみの収集を
総合的に検討を進めていく

■質問
 現在町では、町内3地区(円田・宮・遠刈田)に収集日を変えごみを出すよう定めている。もやせるごみの収集は週2回だが、祝日となった場合も休まず出せるよう住民サービスを向上させるべきと考える。また、分別は資源を有効活用する手段であり、資源を大切にする観点から、3R(リデュース・リユース・リサイクル)を再確認してもらうよう、時々は周知を図ることが必要と考えるが町長の見解を伺う。

■町長

 本町の一般廃棄物は、ごみを11種類に分別し、指定曜日に集積所に出し、委託業者が収集運搬している。もやせるごみの収集は、週2回としているが、2回とも祝日となる場合は、週1回は収集するよう今年度から改善をしたところである。今後も、祝日の収集や代替日の設定など具体案について、多角的な視点で総合的に検討を進めていく。
 また今年度から、小型家電回収ボックスを設置し、不要になったノートパソコン等の回収を始めたところであり、今後も循環型社会の実現に向けて、資源の大切さ、分別の重要性について広く周知する取り組みを継続していく。


小 型 家 電 回 収 ボ ッ ク ス
(役場2階環境政策課カウンター前)


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