■質問
女性の就業率がどの世代においても全国的に前年よりも上昇し、蔵王町も少子化が進んでいるが保育需要の増大は続いており、それに応えるのに精いっぱいのようである。以上のことを踏まえ何点か伺う。
@町内に待機児童はいるのか。
■町長
生後6か月を経過した0歳児の受入を随時行っており、4月以降12名の入所希望があり、現時点で2名である。
■再質問
待機児童が出ている要因は。
■子育て支援課長
施設面積での定員と人員不足の両方が要因となり受入できていない。
■質問
A職員の人手不足が原因で幼稚園バスが出せない時があったようだが保育士を確保する為にどのような努力をしているのか。
■町長
広報や町ホームページでの掲載、ハローワークの求人情報、さらに一般社団法人宮城県保育協議会で行っている保育士人材バンクに登録し求人情報を発信している。
■教育長
各幼稚園バスの運行をしなかったケースは、保護者が参加する行事などの時であり、今後も意思疎通を図り運行を継続する。
■再質問
全国に潜在保育士が約100万人いるが、なぜ保育現場が人員不足なのか。県全体で75人の人材バンクに求人をしているが、町独自に保育士の待遇改善を図ることが、人材確保につながるのでは。
■町長
町では保育所1人、幼稚園4人、児童館4人と類似団体より加配しているが、共稼ぎの世帯増加が一番の要因と考える。
■副町長
保育士等の待遇については、仙南地域の自治体と比べても給与面では決して安い部類ではない。
■質問
B国は、コロナ禍において医療分野等で働く方に慰労金を給付したが、保護者の就労等を支え維持貢献されている幼保現場従事者にも、町独自で慰労金を支給する必要があるのではないか。
■町長
町独自の慰労金の支給に関しては、給与条例主義の原則に抵触するなどの問題があり、現時点では実施できない。
■再質問
名取市では公立、私立を問わず児童施設で働く方々に慰労金を支給している。町が出す気があるかどうかが問われていると思うが。
■町長
名取市のことまでは勉強していなかったので分からないが、町としても国にそこまで出していただきたいという気持ちもあったが、そこまで回らない状況にある。
■質問
C現在の子育て世代は多様な働き方をしている。土日必ず休日という家庭ばかりではない。児童館を平日と同じ条件といかないまでも、開館、開放することはできないか。
■町長
今後、住民ニーズや児童の利用状況、職員の配置など総合的に判断し検討していく。
幼稚園・保育所・児童館での受入準備の様子(遠刈田幼稚園)
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