−令和2年度決算審査から−
　令和2年度決算は、決算審査特別委員会に付託され、6日間にわたり慎重に審査しました。
　特別委員会への審査付託の前に、本会議では行政執行、業務の成果などに対して総括質疑が行われました。その中から4件を掲載します。

町税減収の原因は
■質疑（議員）
　町税が減収になっているが、当初予算から見れば8,000万円、決算前年度比で5,000万円減っているが、何か原因はあるのか。

コロナ禍により各税減収
■答弁（町長）
　コロナ禍による各税の徴収猶予、町県民税の減収、観光客の減少による入湯税の減収等が大きな要因になっている。

総合戦略の再検討をせよ
■質疑（議員）
　一般会計総額は、令和2年度は80億円という財政規模になった。自主財源を今後どう確保するのか。コロナ禍の社会状況の中「長期総合計画」や「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の中身を再検討しなければならないのではないか。

コロナ対策をして経済を元に戻す
■答弁（町長）
　税収を高めるためにも多くの皆さんに来てもらう。なかなか厳しい状況であるが、コロナ対策をして経済を元に戻していき、並行しながら第五次長期総合計画と第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略を2年後に見直すことも考えていく。

国民健康保険税の引下げは
■質疑（議員）
　令和2年度財政調整基金が5億円を超え保険税を下げたが、令和2年度末には5億4,000万円となった。コロナは住民や自営業の方に大打撃を与えると思うが、今後の方針として保険税の引下げを考えていくのか。

将来を見極め検討する
■答弁（副町長）
　国保の財政調整基金は5億円を超える状況であるが、国は都道府県単位化を目指しており、税率などは将来を見極め検討していく。

今後の病院運営をどう進めていくか
■質疑（議員）
　蔵王病院は赤字決算で、建設から大分年数が経っており、施設の維持管理も含めどう運営していくのか。

令和4年度から新たな運営方針で対応する
■答弁（副町長）
　医療体制が整う環境を作り赤字の縮減に努力していく。修繕関係も原因が掴めたため、改修も含め対応していく。