目配りと気配り
　縁あって蔵王町遠刈田に転入し、はや3年になりますが、地元に就職させていただき、仕事柄多くの地元の方に出会い、蔵王町に住んで本当に良かったと感じています。
　「農業と観光」の蔵王町ですが、観光面では手入れがなされていない所が見られ、観光をアピールするには、行き届いた管理が必要だと思います。
　そのような中で、地域を盛り上げるべく個人や団体組織が、遠刈田温泉街を中心に活動する様子がここ数年で見られ、これからの展開に期待しているところです。
　また、遠刈田七日原区には広大な牧草地に囲まれたハートランドがあり、残雪の時季には、そこに向かう桜並木からの「屏風岳」は感動的で、この絶景も町の財産です。
　ところが、よく見ると桜の木がてんぐ巣病で今にも枯れそうな状況です。木の植え替えや手入れが必要でありながら、成り行き任せの状況は心配であり、このままでは貴重な観光財産が失われます。
　蔵王町の大切な財産を守るため、「目配り」と「気配り」ができる町であってほしいものです。

私未来の笑顔のために
　蔵王町に住み始め20年になります。少しずつ子育て支援も充実してきたなと実感しています。各種予防接種や育児用品購入助成など、子育て世帯には嬉しい制度が蔵王町にはあります。昨年度からは幼稚園が3年保育になり、子ども達の人数も増え、笑い声もより多く聞くようになりました。
　しかし、13時の降園時には園庭で遊ぶことができず、保育認定児のお昼寝時間に合わせて帰らなければなりません。園でお昼寝をすることも大事だと理解はしておりますが、子どもにとっては園庭で元気に遊ぶことも園生活の一環だと思います。年齢を超えた繋がりや遊ぶことにより、ルールや友達との関わり方を学ぶ機会がそこにはあります。
　遊ぶ場がありながら、その時にしかない子ども達の時間を、もう少し友達と関われるような環境があれば、伸び伸びとゆとりある充実した園生活が送れると思います。
　未来ある子ども達の笑顔が少しでも多く見られるような、子育て環境の更なる充実を願っております。