補正予算
 

 8月会議の補正予算では、一般会計が提案され、9月会議では追加議案も含めて一般会計のほか、国民健康保険特別会計など9件の補正予算が提案されました。慎重な審議を行い全て原案どおり可決しました。
 一般会計予算質疑のいくつかを紹介します。

 
8月会議 一般会計

公立刈田綜合病院事業に
出資金3,200万円を追加

 8月会議に提案された一般会計補正予算は、公立刈田綜合病院事業会計において企業債償還金が不足する見込みであることから追加予算を計上しました。

 
刈田病院の資金計画は?

提案内容  公立刈田綜合病院事業会計において、8月末での企業債償還金が不足する見込みであることから最低4億円の出資金を追加しなければならず、蔵王町の負担分(8%)として3,200万円の追加予算を計上するものです。

■質疑(議員)
 9月末迄に更に2億5,000万円必要となるのか。

■答弁(副町長)
 今回の4億円で8月末時点での資金不足比率を解消し、県・国に10カ年の資金不足解消計画を提出します。それを認めていただければ企業債等、借り入れをすることができる。病院運営では9月末で2億5,000万円が必要とされており、今後正副管理者会議で協議される。

■質疑(議員)
 これまでの説明どおり、解散を遅滞なく進めるのか。

■答弁(町長)
 しっかりと解散に向けて前に進めたい。



9月会議 一般会計

普通交付税、ふるさと応援寄附金
コロナ対策費を追加計上

 9月会議に提案された一般会計補正予算は、追加議案も含めて4億6,049万4千円を追加し、総額68億6,954万3千円とするものです。主な歳入増加の要因は普通交付税やふるさと応援寄附金の追加、追加議案として新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金事業補助金を計上しています。

 
普通交付税が大幅増加した要因は?

提案内容  普通交付税を約3億2,176万円追加し、約22億6,176万円とするものです。

■質疑(議員)
 普通交付税が大幅に増えているがその要因と、今後も増え続けていく事を期待できるのか。

■答弁(まちづくり推進課長)
 今年度の普通交付税増額の要因は、主に基準財源需要額を計算するための単位費用の増加であり、人口は減少しているが段階補正の割増など総合的な要因もある。
 蔵王町ではここ数年、増額して交付されてきているが、基準財政収入額と基準財政需要額の令和4年度の見通しはなかなか難しいところである。


10月9日・10日開催された里芋まつり コロナ禍で復活が待たれた
(蔵王町ふるさと文化会館)

メ モ
(普通交付税とは)
すべての地方団体が一定の水準を維持しうるよう財源を保障する見地から、国税として国が代わって徴収し、一定の合理的な基準によって地方団体に再配分されるものです。



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