各種報告
 

町の仕事をチェック!!

12月会議から3月会議までの間に実施した委員会調査結果について報告します。

広報広聴
連合審査

議会報告会に伴う所管事務調査
 議会報告会でいただいたご意見やご要望のうち12件について所管事務調査を行い4件の指摘意見を出しました。

■調査の内容
 平成28年12月22日に、各所管課より課長等の出席を求めて調査を行いました。

■委員会の指摘意見
【総務課所管】

@現在、小学校を中心とした防災訓練を実施しているが消防団や婦人防火クラブなど参加者は限定されている。地域総参加の総合防災訓練を早急に検討すべきである。
 また、自主防災組織の設立や避難訓練実施体制を早急に整備すべきである。

【子育て支援課所管】
A平成28年度から宮保育所の定員を拡大しているにもかかわらず、入所希望者全員の受け入れが難しく、民間保育所の利用をお願いしており、年度途中の入所や一時預かりには対応できない状況である。昨年策定された子ども・子育て支援事業計画でも「認定こども園の開設を目指す」とされていることから第5次長期総合計画の重要施策と位置づけ、早期開設に向け検討すべきである。

【教育総務課所管】
B小中学校のトイレの洋式化については、すでに学校間で格差が生じており、洋式化率50%を目標として整備しているが、全体的な整備計画が策定されていない。平成29年度では、整備率の低い永野・平沢小学校のトイレ改修工事を行う予定とのことだが、財源を含めた整備計画と管理台帳を早急に作成し、計画的に整備すべきである。

【蔵王病院所管】

C蔵王病院は宮城県より「救急告示病院」の指定を受け、原則として24時間診療を行うことになっているが、平日の時間外、土曜日、日曜日、祝日は放射線技師、検査技師が勤務しておらず、当直医師の判断により受け入れできない場合があることなど、救急外来の対応について町民に周知すべきである。


救急告示病院として指定を受けている蔵王病院




意 見 書

蔵王町議会では、議会基本条例で請願や陳情を町民の政策提言と位置づけており、提出された請願・陳情をしっかり審査しています。

教育民生常任委員会、総務経済常任委員会に審査が付託された、意見書の提出を求める陳情について、1月4日の定例会において、委員長から審査報告を受け、教育民生常任委員会審査付託の「高額療養費や後期高齢者の窓口負担等患者負担見直しの慎重審議と現行制度の継続を求める意見書の提出を求めることについて」は、全会一致で採択され、議員提出による意見書も全会一致で可決しました。
 総務経済常任委員会審査付託の「免税軽油制度の継続を求める意見書の提出を求めることについて」 「有害鳥獣(イノシシ)駆除対策に対する補助の増額及び広域連携の制度化を求める意見書の提出を求めることについて」も全会一致で採択され、議員提出による意見書も全会一致で可決しました。  意見書は関係行政庁に送付しその実現を要請しました。 


「高額療養費や後期高齢者の窓口等患者負担見直しの慎重審議と現行制度の継続を求める意見書」
 提出者 外門 清議員 賛成者2名
 提出先 内閣総理大臣 ほか3名
(要旨)
 厚労省の社会保障制度審議会では、高額療養費制度の月額自己負担上限の引き上げ、後期高齢者の自己負担を原則1割から2割に引き上げるなど、さらなる患者負担増が検討されている。さらなる受診抑制を招かないようにするため、慎重審議と現行制度の継続を強く求める。



「免税軽油制度の継続を求める意見書」
 提出者 齋藤喜蔵議員 賛成者2名
 提出先 内閣総理大臣 ほか4名
(要旨)
 これまで当町の基幹産業である農業と観光の経営に貢献してきた軽油引取税の課税免税特例措置が平成30年3月末日で廃止される。地域農業や観光振興と事業者の経営安定を維持するため、免税軽油制度の継続を強く求める。

 

「有害鳥獣(イノシシ)駆除対策に対する補助の増額及び広域連携の制度化を求める意見書」
 提出者 齋藤英之議員 賛成者2名
 提出先 宮城県知事
(要旨)
@狩猟免許取得促進と捕獲機材購入のため宮城県鳥獣被害防止総合支援事業交付金の増額を求める。
A増大著しいイノシシの個体数を削減するために隣接自治体間及び各猟友会等の有機的な連携をとることのできる制度の創設と、必要な予算措置を求める。




 
先進地に学び、まちづくりに生かす

委員会視察研修リポート!
 
総務経済
温泉地の観光振興のために各団体の連携を
移住定住促進チームの機能強化と一元化を

平成28年11月15日から17日、熊本県南小国町で「観光振興(黒川温泉の活性化)」、大分県豊後高田市で「定住・移住促進施策」に関する視察研修を行いました。

○南小国町(黒川温泉)  阿蘇山の北に位置し、渓谷の両側にこじんまりとした20数軒の和風旅館が建ち並ぶが、2009年のミシュランガイドに2つ星で掲載され、全国屈指の温泉地として知られる。
 「街全体が一つの宿、通りは廊下、旅館は客室」のキャッチフレーズのもと、歓楽的な要素や派手な看板を廃して落ち着いた雰囲気をみせる。

○豊後高田市 大分県北西部に位置し、周防灘に面し、人口23,555人。4年前に「住みたい田舎」ランキングで全国1位になった。昭和の懐かしい商店街を再現し、年間40万人の観光客が訪れる。

【まとめ】
□観光振興(温泉地)
 一時的な集客や交流人口の増加ではなく、遠刈田温泉そのものの魅力による、1年を通じた集客増を図る必要がある。 黒川温泉では観光旅館協同組合が中心となり、温泉地全体として事業展開を行い年間を通じ平均7割の宿泊稼働率となっている。インバウンドに取り組む本町は、遠刈田温泉全体での受入れ態勢の整備が必要なことから、町及び観光物産協会、旅館組合等との連携を一層強化すべきである。

□移住・定住促進
 豊後高田市では「地域活力創造課」を新設し、各種施策の推進や周知、受付や相談などを一括して実施している。定住ガイドブックには、各種施策が具体的・簡潔に紹介され、その相談等もワンストップ体制である。
 本町においても、「移住定住促進検討チーム」の人員や機能を強化し、事業の推進及び管理も一元的に行う体制を検討すべきである。


大分県豊後高田市での研修


議会運営
決算事務事業評価導入は検討が必要
議会へのIT機器導入には十分な検討が必要

平成29年1月23日から24日に東京都多摩市で「議会による決算事務事業評価及び市民による政策提言」と神奈川県逗子市で「議会によるICT化の推進」について視察研修を行いました。



神奈川県逗子市での研修

○多摩市  前身の多摩町は農村の面影を残す人口3万人あまりの静かな田園地帯であった。昭和46年以降、多摩ニュータウンが形成され全国から多くの人が集まり、東京のベットタウンとして発展し、人口約15万人となっている。一方、初期の入居地域などでは高齢化が進んでいる。

○逗子市  神奈川県南東部、三浦半島の玄関口に位置し、相模湾に面する人口6万人あまりである。 横浜市に接し、東京から50qの通勤圏にあり、市街地と自然美が調和した文化的な住宅都市として発展している。
 近年はICT化に注力し全国で初めて「オールタブレット議会」を実現した。

【まとめ】
□決算事務事業評価等
 本町において事務事業評価を行う場合、対象事業がごく少数に限られるほか、結果の活用方法を確立する必要があることなど多くの検討課題があり、今後十分な検討が必要である。
 多摩市議会基本条例により、議会に対し、市民が直接政策提案等を提出できる。本町でも請願・陳情、議会報告会や一般会議などを通じ、広く町民の意見を聴取しており、今後も町民の意見聴取と政策提言への活用にも努めるべきである。

□議会のICT化
 タブレット端末の導入については、ペーパーレス効果のみならず、全体的な導入効果や住民への情報開示、意見聴取等への活用など十分な検討が必要である。


町民と議員の学習会
「町民が求める議会を目指して」


議員間自由討議の活用について講演をいただきました

 2月21日(火)ございんホールにて町民と議員の学習会を開催しました。今回は、議会改革・活性化において大変著名な法政大学法学部教授の廣瀬克哉さんをお招きし「町民が求める議会を目指して」をテーマに「議員間自由討議の活用」を副題として講演をいただきました。町民の皆さま及び近隣の町議会議員、町職員など総勢81名のご参加をいただきました。

 講演の概要等
 議会は、住民の最も身近にある複数の議員による、住民の多様性をきめ細かく反映するために公開の場で話し合い、ものごとを決めるものである。
 議員間自由討議を活用し、議論を深めるとともに、世論を踏まえ議会の結論を出し、その過程を説明する責任がある。 などの講演をいただきました。
 今回の講演を踏まえ、議会や議員の役割を再認識し、町民に信頼される議会を目指して、今後も努力してまいります。



議会の動き(2月〜5月)

2月2日

21日
24日
3月1日
2日
3日

6日

7日

8日
9〜10日
13〜15日


16日
17日
4月4〜6日
20日
24日
26日
5月9日
11日
12日
15日
16日
17日

仙南亘理議員合同研修会(ございんホール)
議会定例会2月会議開会(議会会議規則改正等)
町民と議員の学習会(ございんホール)
議会運営委員会(3月会議日程等について)
定例会3月会議(行政報告等)
本会議(当初予算・総括質疑)
議会運営委員会(一般質問等について)
広報広聴常任委員会(議案検討会)
総務経済常任委員会(議案検討会)
教育民生常任委員会(陳情書審査・議案検討会)
本会議(人事案件・条例改正・補正予算)
広報編集特別委員会(議会だより152号企画)
予算特別委員会(審査日程等の決定)
予算特別委員会(当初予算審査)
予算特別委員会(当初予算審査)
本会議(当初予算)
議会運営委員会(議事日程の変更について)
本会議(一般質問3人)
総務経済常任委員会(陳情書審査)
広報編集特別委員会(議会だより執筆)
広報編集特別委員会(議会だより152号校正)
教育民生常任委員会(所管事務調査)
総務経済常任委員会(所管事務調査)
広報広聴常任委員会(議会報告会について)
議会報告会(遠刈田地区)
議会報告会(永野地区)
議会報告会(円田地区)
議会報告会(平沢地区)
議会報告会(宮地区)


※発行翌月の予定もお知らせしています。




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