■調査の内容
平成28年6月29日に所管課長などの出席を求めて調査を行いました。
■委員会の指摘意見
【まちづくり推進課所管】
@空き家対策等については、平成25年度に調査を実施してから3年が経過し、状況もだいぶ変化していると思われる。
これまで平成25年12月及び平成26年12月の連合審査で定住化や危険家屋の解体など空き家対策を積極的に行うよう指摘し、さらに平成27年6月の連合審査では、国による空家等対策の推進に関する特別措置法の制定及び基本方針の策定を受け、指針に則した対策計画の策定や協議会の設置を早急に行い、空き家対策を強力に推進するよう指摘しているにもかかわらず、全く進展していないことは誠に遺憾である。
昨年11月に策定された「まち・ひと・しごと創生総合戦略」においても、空き家等の活用は移住・定住の重要施策としており、早急に空家等対策計画を策定するとともに、移住・定住化に向け具体的な施策を検討し、事業を実施すべきである。
【教育総務課所管】
A小学校低学年教室へのエアコン設置について、平成29年度は宮小学校に設置し、以降は平沢小・円田小・遠刈田小に順次設置する計画であり、小学校統合の方向性が具体的に示されていないことから、エアコン設置は別に考えているとのことである。
しかし、学校教育環境検討委員会から「小学校は平沢・円田・永野の各小学校を統合し、遠刈田・宮の各小学校との3校体制にするのが適当である」との答申があり、町民から不公平感やさまざまな憶測を抱かれる結果となっている。
今年度は3教室で880万円の予算で工事が行われ、夏休み前に完成予定とのことだが、設置費のほかに維持費や更新経費など今後も多額の財源が必要となるものであり、一般財源の確保と有効活用が求められる財政状況の中、来年度以降の整備は、小学校統合問題と併せて町民の理解を得る丁寧な説明が必要であり、今後慎重な対応を求めるものである。
7月に設置された永野小学校エアコン