新年度予算

「まち・ひと・しごと創生総合戦略」に 14事業4,941万円
可決 一般会計56億3千万円




総括質疑
町長の考えはどうなんだ?
 

−新年度予算審議から−
 平成28年度予算案の審議は、予算特別委員会に付託され、6日間にわたり慎重に審査されました。
 特別委員会へ審査を付託する前に、本会議では予算編成方針や行政運営などについて、総括質疑が行われました。 その中から一般会計2件と国保会計1件を掲載いたします。

一般会計

手厚い社会保障費は今後も予算を継続していくのか?
■質疑(議員)
 本年度の予算は社会保障がかなり手厚くなっているが、将来にわたりこのような予算を継続していくのか。

 

今後も継続していく
■答弁(町長)
 少子高齢化がどんどん進むなかで、財政的にも大変な状況になってくるが、いろいろな行政改革等をしながら継続してやっていく。

 

地方創生事業取り組みの本気度は?
■質疑(議員)
 本年度から本格的に地方創生事業に取り組むようだが、その気構えと本気度はどうなのか。

■再質疑(議員)
 成果が上るように進めるには、町職員の知恵を絞り、住民参加の機会もつくり町全体が総力を結集する必要があるほか、町長のリーダーシップも求められる。

 

しっかりと対応していく
■答弁(町長)
 本年度予算にもしっかりと計上しており、蔵王町の農業と観光に合った施策をやっていきたい。国の方針にも場面ごとに対処して、しっかりと対応していきたい。

■答弁(町長)
 蔵王町の新たな10年の姿というものを描きながら、町民の皆さんと一緒になって町民会議等も開きながら実施していく必要がある。


多くの町民が利用する蔵王病院
 国保会計

国保税が今後増額になることはないのか?
■質疑(議員)
 本年度の予算では、国保税を減額し基金を取り崩して予算編成をしている。これまで減額してこなかったが、このままだと後年度に予算が組めない事態にならないのか。

■再質疑(議員)
 平成30年度に国保が県下一つに統合されるようだが、統合後に国保税が増額になることはないのか。

 

3年間は改正税率を維持できる
■答弁(町長)
 町民が健康維持に努められ、医療費の節減が図られたため、ここ数年間国保財政が安定的に推移してきており、医療費が毎年3%ずつ上昇すると仮定しても、3年間は改正税率を維持できると判断した。

■答弁(町長)
 国保の医療費が県内で下から4番目に位置し、医療費の少ない町に合った保険料が指示されてくることから、上るということは見込んでいない。



予算特別委員会の指摘意見

 予算特別委員会では委員長に大沼昌昭議員を、副委員長に村上一郎議員を選出し、6日間にわたり審査を行いました。
 委員会採決の結果、一般会計で4件の指摘意見がありました。


梨の花咲く桃源郷の蔵王町


生かせ!指摘意見

若者などの移住・定住により効果的な施策を

 地方創生推進事業として実施する移住・交流推進支援事業では、お試し移住などを委託事業として行う予定だが、若者や子育て世代の移住・定住を推進するため、より効果的な施策を早急に検討すべきである。

 

電気自動車急速充電器設置は慎重に

 電気自動車急速充電器設置とともに電気自動車1台を購入するが、自動車を長期に維持するためには普通充電器の設置も必要と思われる。また、利用方法についても町内施設の利用状況の確認等を行い十分検討の上、事業を実施すべきである。

 

刈田綜合病院に経営改善を求めよ

 刈田綜合病院への負担金は前年度に比べ約1800万円、出資金で約1000万円増加しており、今後もさらなる負担増が懸念される。具体的な改革プランの策定予定があるとのことだが、さらなる経営改善を強く求めるべきである。


経営改善が求められる刈田綜合病院

 

小学校教室のエアコン設置は
早急に全体的な整備計画を策定せよ

 小学校教室へのエアコン設置について、平成28年度では財政的な理由や小学校再編の関係から永野小学校の低学年3教室について整備するとのことだが、他校の整備計画は具体的に検討されていない。学校間の不公平につながる可能性もあり、早急に全体的な整備計画を策定すべきである。

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