一般質問


大沼昌昭議員

 

教 育
 
 
蔵王町の教育の重要施策は
学力とたくましさを身につける教育を

■質問
 町教育委員会で毎年発行している「蔵王の教育」や「蔵王町教育の基本方針に関する教育委員会点検、評価報告書について」に町教育に関しての記述から次の項目を伺う。
@新制度で教育長の責任と立場が大きく変化するが、町の教育方針として最も重要で実施していきたい施策は。

■町長

 平成27年4月1日から施行される改正地方教育行政の組織と運営に関する法律において、教育委員会の代表をあわせ持つことになった新教育長の責務は、大きなものである。また、直接「教育長」を任命する私の教育に対する責任についても、これまでの立場と違いより大きなものになると認識をしている。
 子どもたちの健やかな成長を願う一方、学力も兼ね備え、たくましさも身につけさせる学校教育を目指している。生涯学習は、町民が生き生きとして、幸せに満ちあふれた笑顔を持てる事業の展開を行っていきたいと思っている。
 幸せを感じることができる教育の推進が最も重要と考えている。

■教育長
 社会教育関係は、町民の皆さまの適切なニーズを踏まえた事業の実施を図っていきたいと考えている。
 学校教育関係では、「知・徳・体の育成」、すなわち「生きる力の育成」を今後も継続して推進していくことが最も大事なことと考えており、「確かな学力」「豊かな心」「心身の健康」のバランスよい育成を視点に進めることを基本に考え、諸施策を進めていきたいと思っている。
 特に「確かな学力」では、知識・理解の習得を基本に、活用力や探求力の育成が求められており、次年度事業では、学校での教育活動を基盤に、保護者の理解や地域の教育力を活用しながら、総合的に推進していきたい。

■質問
 学力向上のために教員の資質の向上が不可欠とあるが、そのための各種研修、研究会など実施しているようだが、その結果をどのように評価し、課題としてどのように実践をしていくのか。

■教育長

 教育委員会では、町を理解するための蔵王町を知る研修会、教職員研修会、特別支援研修会などを実施するとともに、県主催の学力向上サポートプログラム事業や指導主事訪問などを活用し、教職員の資質の向上に努めている。徐々にではあるが、子どもの学力の向上に結びついていると考えている。

■質問
 B学習習慣の形成は、今回全国学力テストと学習状況調査の結果を父兄に配布したが、これに関して、学力または家庭内での学習時間や過ごし方について、今後の取り組みは。

■教育長

 子ども達の家庭生活を見ると、起床や就寝などの規則正しい生活習慣、テレビ視聴時間やゲーム時間などの課題がある。課題解決のためには、学校での指導と、家庭・地域社会との協力体制の構築が大事であり、学校と家庭などが一層連携を深めてまいりたい。


 

地方創生
 
 
「まち・ひと・しごと創生総合戦略」のビジョンは
官民協働のまちづくりを進める

■質問
 蔵王町は、将来消滅する自治体の1つとして考えられている。しっかりとしたプランニング能力が問われる「まち・ひと・しごと創生総合戦略」に基づき、各種施策を展開するためには、町のこれからの方向性、ビジョンをしっかり示すことが求められる。
 そこで、現時点で最も重要で、必要なことと思っていることを伺う。

■町長
 まちを活性化する各種施策について、広く町民の意見が反映される仕組みをつくっていくことが最も重要で、かつ必要な事項と思っている。
 国の「まち・ひと・しごと創生」政策5原則のうち、○自立性、○将来性、○地域性に沿って、今後国の支援がなくても地域の事業が継続できることを目指す上で欠かせないものであり、今後とも官民協働のまちづくりを進めるための基本であると考えている。


円田小学校での授業風景

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