一般質問


佐藤敏文

 

学校統合
 
 
中学校の統合問題について
実現化に向け検討していく

■質問
  蔵王町の少子化に伴い生徒数が減少しており、中学校の統合が望まれている。学校教育環境検討委員会の答申の内容は、「中学校については、専科教員の配置や部活動の選択幅の拡大を図るために、3校の統合が適当である」との内容であり、教育委員会は答申内容を審議し、結果を尊重する方針に決定したとの報告を受け、町長事務部局と教育委員会が連携し具体的な対応策を協議していくとのことだが、どのように進めていくのか伺う。

■町長

 昨年12月会議の行政報告で示した「小学校においては5校を1校にするのが望ましい」としながら「当面の課題解決を図るために、永野・円田・平沢の3校を1校にするのが望ましい」「中学校においては、宮・円田・遠刈田の3校を1校にするのが望ましい」としながら実現化に向け具体的な実施計画の策定について、保護者や有識者による「小中学校再編実施計画策定委員会」を立ち上げ審議を行っていく。また、財政的に大きな支出が見込まれることから、役場の関係部署による打ち合わせを行い財源や再編統合スケジュールの調整を図り、学校再編統合の実現化に向け検討していく。
 中学校は、3校が1つになれる環境の施設がなく、遠刈田が一番減少しており、まず2校体制で遠刈田の受け入れを検討していく、小学校は5年間の中で行っていきたい。

■教育長
 子供の成長にとって、何が大切か、教育の質を維持し向上させるため、どのようにするかなどの基本的な視点を大事にし、保護者や地域の方々、有識者の意見を踏まえ慎重に対応していく。


 

通学路
 
 
通学路の改善を
登下校時の安全確保に努める

■質問
 各学校で登下校時の通学路の指定を行い、地域の方々の協力により子供たちは安全に通学している。しかし最近不審者情報やイノシシの出没など、暗い道での通学が怖いとの話をよく聞く。各行政区で街路灯の設置を行っているが、地域の事情により全てではない状況である。そこで暗く危険な場所の確認を行い、必要な通学路への町での街路灯設置を検討すべきである。次に、町内道路事情も以前とは違ってきており、交通量の増加や大型自動車の増加により、道幅が狭く歩道もない道があり、大変危険である。危険道路の改修や通学路変更に伴う道路改修が必要ではないか、児童生徒の安全・安心につながるものであり考えを伺う。


歩道がなく危険な県道


■町長

 通学路の危険箇所については、通学路合同点検や地域の道路診断により確認し、危険箇所の解消に努めている。歩道の設置や道路改修は、改修計画や財政事情もあり十分検討していく。防犯灯・街路灯は必要な箇所に設置されているが、児童生徒の登下校だけでなく、町民の方々が安心して歩けるよう道路照明対策を行っていく。

■教育長
 街路灯の設置は、各学校からの詳細な実態報告をもとに確認し、関係各課と連携し検討する。危険道路の改修・通学路変更に伴う改修は、教育委員会、町、学校、警察などが連携を図り、危険箇所の洗い直しや見直し等を進め、児童生徒の登下校時の安全確保に努める。

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