■質問
平成25年定例会3月会議での一般質問、中学校の統合問題について追跡質問(メモ)を行う。
現在町の施策として若者の定住化、企業誘致、住宅事情などさまざまな施策に取り組んでいるが、少子化の改善には至っていないように感じている。
小中学校の児童生徒数が減少しており、保護者を含む多くの町民より中学校の統合を望む意見があり昨年質問をした。
その時、町長は夏ごろまで学校の今後のあり方について検討委員会を創設し、任期4年の中で1つの方向性を見いだしたいと言っていた。
昨年より始まった「教育環境検討委員会」と「地区委員会」の構成、経過、内容を伺う。
メ モ
(追跡質問とは)
議会改革の一環として過去に一般質問した事項について、同一答弁者に対して質問件名の通告のみで再度質問できることにしたもので、平成23年9月会議から導入しています。
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■町長
教育基本方針の一つ、「命を尊び、心豊かで、たくましい人間を培う学校」とあり、望ましい学級編成や集団活動ができる児童生徒数が求められている。学級数や学校規模の検討は、昨年8月に創設した「蔵王町学校教育環境検討委員会」に対し教育委員会から諮問しており、まだ答申がされていないので、答弁は適当ではないと考えている。
■教育長
検討委員会は本町の少子化にともなう将来の子どもたちの適正な学校、教育環境のあり方、子どもの成長にとって望ましいあり方について検討し、課題や方向性を探る狙いのもとに創設した。
メンバーは町内の学識経験者5名、学校関係者3名、保護者代表5名、地域団体関係者6名の合計19名である。
検討内容は、地域や保護者の意向を把握するための保護者アンケートや5地区ごとの地区委員会の設置、統合などを実施した町への視察研修、子どもたちの年次推移などの実態調査などを内容としている。

生徒数が大幅に減少している円田中学校
■質問
児童生徒数の減少、学校小規模化は一定の学習集団の形成を難しくしており、この状況は人間形成に欠かすことのできない社会性の育成という点では大きな問題も含んでいる。学校の活性化、教育指導の充実、教育水準の維持向上を図り、子どもたちの健全な人間形成のため望ましい学級規模現実のため、統合は避けて通ることのできない課題であり時代を担う子どもたちによりよい教育環境を提供していくべきではないか。
■町長
今年度ぐらいにある程度の方向性を見いだしながら、早めに英断し対応しなければならない。検討委員会から、どのような答申がでるかそれを見ながら対応していく。

教育環境検討委員会(永野地区)のようす
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