一般質問


平間武美議員

 

 

福 祉
 
 
福祉灯油の実施を
今期は行わない

■質問
 今冬の灯油価格は18リットル1缶で1800円を超える価格水準となっている。石油製品の高騰は、中小零細事業者や農林業者などにも大きな打撃を与えている。低所得者、経済的弱者のために、本町独自で福祉灯油を実施する考えはないか。

■町長

 平成19・20年度に灯油価格の高騰による緊急措置として、低所得者(町民税非課税)世帯の内、生活保護世帯、高齢者世帯、障害者世帯、母子父子世帯に対して、一世帯当たり5000円の助成金を交付した。
 今期は時期的に間に合わず考えていない。

■再質問
 今年の蔵王町はマイナス12.3度を記録するなど大変寒かった。秋田県横手市では市長自ら福祉灯油の補正予算を提案し、山形県真室川町では全会一致で福祉灯油を実現している。間に合わなくない。
 平成20年度の助成金実施状況はどうなのか。

■保健福祉課長

 490世帯で200万円ちょっとを助成している。

■再質問
 政治は弱者救済だと思うが、250万円の予算が工面できないのか。

■町長

 もう春を迎えてしまい、いろいろなことを考えて判断しなければならないが、今後、今年の冬の状況や石油価格なども考えながら一つの目安を作る必要があると思う。


 

被災者支援
 
 
医療・介護保険料一部負担金免除の継続を
国と県に要請していく

■質問
 東日本大震災被災者への保険料(税)の減免や窓口負担の免除措置が、昨年9月までは国の全額負担で行われてきた。10月以降、国は8割しか負担せず、県と市町村で2割を負担し、平成25年3月まで継続してきた。国は8割負担措置を4月以降も1年間継続する方針を出した。本町も県に要請し、被災者の医療費一部負担金及び介護保険料の免除を求める考えはないか。

■町長

 医療制度や介護保険制度は、一市町村が成すことではない。周辺市町村との足並みも考慮して見定めなければならない。あらゆる機会を捉えて継続的に、県や広域連合、周辺市町村とも連携して、国に対し10割の財源確保要請を進めたい。

■再質問
 蔵王町の一部負担金は、国保831万円、後期高齢459万円、介護123万円、合計で1538万円である。宮城県には日本全国から被害にあった人たちに寄せられた寄付金=地域整備推進基金が103億円あるとのことである。県が一部負担金を持てば47億円で済むようである。この辺のことを蔵王町として指摘していくべきではないか。

■町長

 県内のそれぞれの市長会なり町村会が、負担できないということを県にきちんと要請することを考えている。それに合わせて国が8割ではなく10割の負担を継続すべきではないかと要請していきたい。


 

環 境
 
 
向山地区白石川堤防の管理を
土木事務所に要望する

■質問
 向山にあるコカ・コーラ工場の白石川に面した堤防付近に、背の高い枯れ草と樹木が生えており、アメリカシロヒトリが無数に生息している。川の汚れもひどく「環境保全の町」として、何らかの対策を講じるべきではないか。

■町長

 野火よけは、各行政区が町に「火入れ許可申請書」を提出し、病害虫駆除及び環境美化のために実施している。
 除草は蔵王町河川堤防除草受託組合に委託し実施している。樹木の伐採は大河原土木事務所に今後要望する。


管理が必要な向山地区の白石川堤防

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