一般質問


大沼昌昭議員

 

教 育
 
 
基礎学力向上を目指す施策は
県・教育委員会・校長会と協議して進める



かなづちっ子水泳教室の様子

■質問
 昨年9月の一般質問で、教育問題を取り上げたが、追跡質問を行う。  子どもにある程度の学力を上げる教育をすることに関して、思いは同じであると感じたが、方法や手法に違う点がある。
 町長は、次世代を担う人材として、自ら主体的に判断し行動できる資質や、能力の基礎となる学力は重要な要素であり、引き続き学力向上に力を入れたいと述べた。以後、学力向上のために何か施策を考えたのか。
 また、わが町の理想の教育の進め方、目標をどこに持っていくかについて、教育長や教育委員会としっかりと協議すべきではないか。

■町長

 子どもたちには基礎教育が大事であると思っており、小学校の1・2年生の低学年の基礎教育が一番大事であると認識している。蔵王町独自の施策は可能だが、学力を上げるには県の教育庁の考え方も独自に持ってもらう必要があり、県の方針と教育委員会、また校長会とも協議し進めていく。
 教育目標としては、町としての目標と教育委員会としての目標を掲げ、スポーツを通じ礼儀作法を学ばせ、家庭と学校を通じながら、子どもたちの精神力を高めることも一番必要と考えている。

メ モ
(追跡質問とは)
  議会改革の一環として、過去に一般質問した事項について、同一答弁者に対して質問件名の通告のみで再度質問できることにしたもので、平成23年9月会議から導入しています。



学習習慣形成の方策は
地域と家庭の協力で推進する



夏休みに行われたございん寺子屋

■質問
 教育長が学力向上を目指す施策としてあげた3点について伺う。
@教育の資質の向上で、町独自で教職員の研修会を実施したいとのことだが、具体的な取り組みは。
A学習習慣の形成で、ございん寺子屋などを開催しているようだが、現在どのような形で取り組んでいるのか。
B教育環境基盤の充実では、蔵王らしい独自の特色を生かした、体験を重視した教育活動を推進したいとのことだが具体的にはどうか。

■教育長

@子どもたちの広い意味、狭い意味、両方含めた学力向上には、教員の資質向上がポイントである。生徒にわかる授業をするための校内授業研究に力を入れ、授業力を高めている。
Aわかる授業を行い、子どもたちに授業への意欲と関心を持たせることが大事だが、同時に地域と家庭の協力がなければ達成できない。基本となる家庭での生活習慣が重要であり、また、ございん寺子屋を通し勉強への関心を持たせ、学習習慣の形成につなげたい。
B昨年9月から各小学校で実施しているございん学習室が、新年度では学び支援コーディネーター事業として実施される。子どもたちに学習への興味や関心を促す事業であり、町と連携して進めていく。

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