一般質問


川村 仁議員

 

検 診
 
 
ペプシノゲン法検診の導入を
国が推奨するエックス線検査で対応する

■質問
 現在町では、胃がんの早期発見、早期治療のため、バリウムを飲み胃のエックス線写真を撮る検診を行っているが、最近は、ピロリ菌感染が胃がんの原因とも言われている中、「ペプシノゲン法」という血液に含まれているペプシノゲン物質を測り、胃がんの前段ともいえる慢性萎縮性胃炎を診断する方法もある。これは、がんの発見率が高く費用も安いし、検査が受けやすい利点があり、導入の考えはあるか。

■町長

 がんの予防及び早期発見の重要性を強く認識しており、国が定めるがん検診実施のための指針により検診を推進している。
 胃がん検診では、国が推奨し有効性が確立されている胃部エックス線検査を採用している。ペプシノゲン検査はまだ推奨されておらず、国や国立がんセンターが推奨している検査手法で対応していきたい。


がん検診の様子


 
元職員との裁判の行方は
町の行為は適正である

■質問
  元職員に係る損害賠償請求事件の裁判について、今まで2回の口頭弁論があり、原告の請求原因に対し認否反論を書面で提出し、裁判が続いているとの説明を受けたが、今後の展望と、不測の事態に備えどのように考えているか。

■町長

 これまでの裁判の経過については、平成24年11月15日に第1回口頭弁論が開かれ、原告側の訴状陳述が行われた。今年の1月16日に第2回目があり、町から原告の請求原因に対する認否反論を書面提出した。さらに、3月13日に第3回目が行われ、原告側の反論が書面提出され、次回の期日は5月15日になっている。
 今後の展開については、顧問弁護士に代理人を依頼して進めており、町が行ってきた行為が適正であったとの信念を持ち裁判に臨んでいく。
 不測の事態との意味はわからず、現段階でどうこう申し上げるべきではないと考えている。

 

観 光
 
 
神の湯周辺の整備は
慎重に対応したい

■質問
 遠刈田温泉で以前、火災があった旅館跡地などの神の湯周辺の整備計画があったようだが、現在は、旅館跡地などの有効活用計画はどうなっているのか。

■町長

 平成16・17年度に県の緊急経済産業再生市町村連携事業補助金を受け、遠刈田温泉活性化事業として整備を進め、平成18年4月に共同浴場「神の湯」や観光案内所、町営駐車場が落成し今日に至っている。青森ヒバをふんだんに用いた神の湯や併設している足湯は、大変好評で地元の方々や観光客でにぎわっている。
 しかし、最近神の湯周辺は様相が変わり、かつてのにぎわいは影をひそめ、旅館の跡地が目立つようになり心を痛めている。周辺の土地や建物は個人の所有物であり、整備計画を立案し実行するにも、相当の時間と費用がかかると想定される。今後、望ましい方向性やあり方について、慎重に対応していきたい。


遠刈田温泉神の湯付近

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