一般質問


松ア良一議員

 

 

防 災
 
 
防災ソフト対策は
防災ガイドブックを全世帯に配布する

■質問
 東日本大震災から2年が経過し被害の風化も懸念されている。震災被害体験を教訓として、災害に対する正しい知識を持ってもらい、避難所拠点の充実や二次避難者への対策も配慮し、被害を最小限に抑える必要があると考え次の点を伺う。
@総合防災ガイドブックの配布。
A避難所設置案内・誘導看板の見える化。
B福祉避難所協定の推進。

■町長

@常日ごろの各種災害に備えるためガイドブックは必要で、地震・風水害・火山噴火・火災等から身を守る「総合防災ガイドブック」を作成し、全世帯に配布を検討する。
A平成21年度から年次計画で標識設置を行ってきたが、わかりやすく見えやすい案内・誘導看板の設置を実施したい。
B現在協定を締結していないが、高齢者、障害者等の災害時要援護者の避難所の確保を図ることを目的として、今後、町内の社会福祉施設と協議を進め、協定の締結に向け努めていきたい。

■再質問
 最近は、放射能対策など新たな知識を必要とする災害に見舞われている。迅速で的確な情報提供や避難するための教育等も必要ではないか。夜間の災害発生に備え太陽光による蓄電型看板も有効ではないか。

■町長

 火山防災マップを作成し全戸に配布しているが、原発事故発生による放射能対策も想定したガイドブックを整備したい。太陽光利用による自然点灯式看板は年次計画の中で今進めている。


指定避難所看板にも夜間照明が必要です。


 

リサイクル
 
 
使用済み小型電子機器の回収を
広域行政事務組合と協議する

■質問
 使用済みの小型家電製品中に含まれる金、銀、銅などの貴金属やレアメタル(希少金属)の再資源化を進める小型家電リサイクル法が4月からスタートするが、町の取り組みを伺う。

■町長

 本町の一般廃棄物処理は、仙南広域行政事務組合の施設に搬入し処理を行っており、小型電子機器等についても不燃ゴミとして回収し、仙南リサイクルセンターにおいて中間処理を行っている。回収を実施する場合は、分別区分を追加して集積所単位で収集し、リサイクルセンターでとりまとめを行い、国が認定した認定事業者に引き渡す形が効果的と思われる。今後構成市町と小型電子機器のリサイクルへの取り組みについて、種々検討を重ねていきたい。

■再質問
 稀少金属資源を回収し有効利用が図られれば、環境の町としてアピールすることになるのでぜひ取り組まれたい。

■町長

 稀少金属の有効利用は大事であるが、仙南地域ではまだどこも動きがないようだ。仙南広域全体で取りまとめる方法等を理事会で協議していく。


仙南リサイクルセンター


 

防 災
 
 
空き家情報の適正管理を
所有者の確認を行う

■質問
 管理されていない空き家が増加しており、昨年の暴風でも空き家になった建物からトタンや板が飛ばされ危険な状態だった。何らかの対策を取れないか。

■町長

 所有者を把握して危険度合等を判定し、必要に応じ所有者に対し適正な管理や解体等を要請する。全国の事例では、管理が不十分な所有者に、勧告や命令ができる「空き家対策条例」を制定し、成果を上げている自治体もあり、今後災害等の未然防止を図っていく。

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