令和5年蔵王町議会定例会5月会議
令和5年5月18日(木曜日)
出席議員(14名)
1番 松 ア 良 一 君 2番 加 川 敦 君
3番 大 沼 昌 昭 君 5番 平 間 徹 也 君
6番 佐 藤 敏 文 君 7番 齋 藤 英 之 君
9番 佐 藤 長 成 君 10番 三 沢 茂 君
11番 遠 藤 裕 一 君 12番 外 門 清 君
13番 村 上 一 郎 君 14番 葛 西 清 君
15番 馬 場 勝 彦 君 16番 村 山 一 夫 君
欠席議員(1名)
8番 平 間 武 美 君
説明のため出席した者
町長 |
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村 上 英 人 君 |
副町長 |
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平 間 喜久夫 君 |
総務課長 |
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福 地 実 幸 君 |
まちづくり推進課長 |
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高 橋 幸 治 君 |
町民税務課長 |
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鈴 木 智 子 君 |
保健福祉課長 |
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大 槻 充 夫 君 |
子育て支援課長 |
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鹿 島 亜 希 君 |
農林観光課長 |
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佐 藤 敏 彦 君 |
病院事務長 |
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山 家 信 行 君 |
教育長 |
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文 谷 政 義 君 |
教育総務課長 |
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我 妻 敏 君 |
事務局職員出席者
事務局長 |
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鈴 木 賢 君 |
事務局長補佐 |
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相 原 宏 美 君 |
令和5年5月18日(木曜日) 午前10時50分 開議
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 会議日程の決定
日程第 3 諸般の報告
日程第 4 報告第1号 議会の委任による専決処分の報告について
日程第 5 報告第2号 議会の委任による専決処分の報告について
日程第 6 報告第3号 議会の委任による専決処分の報告について
日程第 7 報告第4号 議会の委任による専決処分の報告について
日程第 8 議案第50号 令和5年度蔵王町一般会計補正予算(第2号)
日程第 9 議案第51号 令和5年度蔵王町国民健康保険蔵王病院事業会計補正予算(第1
号)
本日の会議に付した事件
議事日程のとおり
午前10時50分 開会
○議長(村山一夫君) 皆さんこんにちは。
大変説明会の時間が長引きまして本会議が遅れたことに対して、大変傍聴者の方には申し訳なかったなと思っておるところでございます。そして、今日の案件は専決処分が4件、そして議案として50号から51号まで一般会計補正予算、そしてまた国民健康保険蔵王病院補正予算が出ておりますので、審議のほうをよろしくお願いいたします。
本日、5月18日は休会の日ですが、議事の都合により、特に令和5年蔵王町議会定例会5月会議を再開いたします。
なお、クールビズ実施中ですので上着の着用は各自の判断でお願いいたします。
これより本日の会議を開きます。ただいまの出席議員は14名であります。8番平間武美君は欠席の届出があります。定足数に達しておりますから、議会は成立いたしました。
本日の議事日程は、お手元に印刷配付のとおりであります。
日程に従い議事を進めます。
○議長(村山一夫君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
本日の会議録署名議員は、会議規則第125条の規定により、12番外門 清君、13番村上一郎君を指名いたします。
○議長(村山一夫君) 日程第2、会議日程の決定を議題といたします。
お諮りいたします。本定例会5月会議の日程につきましては、別途お手元に配付のとおり、議案等の審議の関係上、本日1日間としたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村山一夫君) ご異議ありませんので、本定例会5月会議は、本日1日間とすることに決しました。
○議長(村山一夫君) 日程第3、諸般の報告をいたします。
本定例会5月会議に、町長から議案第50号から議案第51号までの2件が提出され、これを受理しておりますのでご報告いたします。
次に、町長から議会の委任による4件の専決処分の報告があり、これを受理しておりますので報告第1号から第4号として報告があります。
次に、両監査委員から企業会計貯蔵品に係る随時監査結果、並びに代表監査委員から令和5年3月分の例月出納検査結果の報告がありましたので、お手元に配付のとおりであります。
次に、大沼昌昭君から白石市外二町組合議会定例会の報告がありましたので、お手元に配付のとおりであります。
次に、本定例会5月会議に説明員として出席を求めた者の職、氏名については、一覧表としてお手元に配付のとおりであります。
また、令和5年度蔵王町国民健康保険蔵王病院事業会計補正予算に対しては、議案正誤表を皆様にお配りのとおりであります。
次に、町長から挨拶の申出がありますので、これを許可します。町長。
〔町長 村上英人君 登壇〕
○町長(村上英人君) まず初めに、先ほど議会の説明会をさせていただきまして、約1時間遅れて開催することに対しまして大変申し訳なく思っております。
改めまして皆さん、おはようございます。議会定例会5月会議の開会に当たりましてご挨拶を申し上げます。
4月21日でありますが、待望の蔵王エコーラインが開通いたしまして、観光シーズンの幕開けを告げる一方、麓では田植や梨の受粉などの農作業も順調に進んでいるようであります。今後でありますが、天候に恵まれ例年以上の実りの秋になることを心から期待するものであります。
初めに、5月1日でありますが、蔵王町は交通死亡事故ゼロ4年間達成に伴い、宮城県知事から褒状を授与されました。これは、令和元年4月29日に円田地区で地区内で発生した痛ましい死亡事故から、4年間無事故で経過したことによるものであります。この間でありますが、交通安全の各団体や各小学校PTA、白石警察署など一体となり交通死亡事故撲滅に向けて運動を展開した成果のたまものと深く感謝をしている次第であります。
次に、5月11日でありますが、矢附地区内での山林火災発生について申し上げます。火災の原因は、山林所有者が自宅近くで家庭ごみ等を焼却した際、不注意により延焼したもので、約700平米が焼失。幸いにも建物や人的被害がなかったことが救いでありますが、5月20日までは林野火災予防強調月間となっておりますので、今後も一層気を引き締め火災予防に努めてまいります。
次に、新型コロナウイルス感染症対策関連について申し上げます。政府でありますが、今月の5月8日から約3年間もの間、私たちの生活や社会経済活動に大きな影響を与えてきた新型コロナウイルス感染症については、感染症法上の分類を2類相当から季節性インフルエンザ並みの5類に切替えをいたしました。これによりまして、マスク着用などの感染症対策については、基本的に個人の判断に委ねることになります。町の施設においても、利用人数の制限など数々の感染症対策を講じてきたところでありますが、対策を大幅に縮小いたしました。これまでの感染症対策に協力いただいた町民の皆様に感謝を申し上げるところであります。
さらに、新型コロナウイルスワクチンの接種につきましては、5月11日から65歳以上の高齢者などを対象とした集団接種を開始しており、5月と6月で計8日間実施をする予定であります。5月中には1,540名が接種完了となる見込みであり、6月を含めると対象者のうち約50%に当たる2,070名の予約が完了している状況となっております。
次に、喜ばしい出来事としては、令和5年春の叙勲におきまして、七日原区の元消防団分団長小松内三様が消防防災活動に尽力した功績により、瑞宝単光章を受章されました。小松様でありますが、40年の長きにわたり消防団員として活躍するとともに、統計調査員としても長年調査に従事されるなど、町への多大な貢献により敬意と感謝を表するものであります。心からお祝いを申し上げる次第であります。
さて、本日の会議でありますが、専決処分の報告が4件、低所得者の子育て世帯に対する特別給付金事業と白石市外二町組合の解散に伴う退職手当組合特別負担金を含む令和5年度蔵王町一般会計補正予算(第2号)及び令和5年度蔵王町国民健康保険蔵王病院事業会計補正予算(第1号)の2議案を提案させていただきました。つきましては、慎重にご審議をいただき、可決決定くださるようよろしくお願いを申し上げます。
なお、先ほど局長のほうからお話しありましたが、蔵王病院の事業会計において議案の訂正箇所がございましたことについて、おわびを申し上げる次第であります。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(村山一夫君) 以上で、諸般の報告を終わります。
日程第4 報告第1号 議会の委任による専決処分の報告について
○議長(村山一夫君) 日程第4、報告第1号議会の委任による専決処分の報告についてを議題といたします。
提出者から報告を求めます。町民税務課長。
○町民税務課長(鈴木智子君) それでは、地方自治法第180条第1項の規定に基づき専決処分いたしました、報告第1号蔵王町町税賦課徴収条例の一部を改正する条例についてご報告申し上げます。
この改正は、地方税法の一部を改正する法律などの関係法令が令和5年3月31日付で公布され、4月1日から施行されることに伴い、令和5年3月31日に専決処分により条例の一部を改正したものでございます。今回の地方税法等の一部改正において、蔵王町町税賦課徴収条例の一部を改正する条例に関わる主な改正点は3点ございます。
配付しております説明資料の1ページ及び新旧対照表をご覧ください。
1点目として、市町村民税関係の改正でございます。森林環境税の導入に伴う改正は新旧対照表の1ページ、第34条の9、3ページ、第38条、第41条、第44条、6ページ、第47条、7ページ、第47条の2、8ぺージ、第47条の6となります。この森林環境税は、令和6年度から課税されます。国内に住所を有する個人を納税義務者として課する国税で、税率は年額1,000円となり、その賦課徴収は市町村が個人住民税と併せて行い、都道府県を経由して税収の全額が交付税及び譲与税配付金特別会計に直接振り込まれ、その収入額の全額が森林環境譲与税として市町村及び都道府県に譲与されることとなります。今回、この森林環境税の導入により法改正に対応した還付規定や納税通知書等の変更などを行いました。
次に、肉用牛の売却による事業所得に係る町民税の特例。新旧対照表では13ページ、附則第8条の改正となります。租税特別措置法第25条に定める肉用牛の売却による事業所得については、免税対象飼育牛に係るものについて、昭和57年度から令和6年度までの個人住民税所得割を課さないとする特例が講じられておりますが、適用期限が令和9年度まで延長されたことに伴う改正となります。
続いて、優良住宅の造成のために土地等を譲渡した場合の長期譲渡所得に係る町民税の課税の特例。新旧対照表では22ページ、附則第17条の2の改正となります。長期譲渡所得のうち優良な住宅地の供給と公的な土地所得に資すると認められている土地等の譲渡について、昭和63年度から令和5年度まで課税長期譲渡所得が2,000万円以下の場合は、税率4%とされている課税の特例について、適用期限が令和8年度と延長されたことに伴う改正となります。
続きまして、2点目、固定資産税関係の改正でございます。固定資産税の改正は、新旧対照表では13ページ、第10条、14ページ、第10条の2、16ページ、第13条の3となりますが、主な改正点として管理計画認定マンション等一定の要件を満たす特定マンションについて、長寿命化に資する一定の大規模工事を令和5年4月1日から令和7年3月31日までの間に実施した場合に、大規模修繕工事が完了した翌年度の建物に係る固定資産税額を3分の1に減額する制度を導入いたしました。
最後に3点目、軽自動車税関係の改正でございます。主なものとして、新旧対照表18ページ、附則第16条軽自動車税の種別割の税率の特例となります。より環境性能のよい車両の普及を後押ししていく観点から、グリーン化特例の期間を3年延長し令和8年3月31日とする改正を行いました。
以上、3点が主な改正点であります。このほか関係法令の改正に伴い、手続の見直し等に係る規定の改正、引用条文や文言等の改正も併せて行いました。
以上で、蔵王町町税賦課徴収条例の一部を改正する条例の専決処分についてのご報告とさせていただきます。よろしくお願いします。
○議長(村山一夫君) 報告が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本報告に対する質疑を許します。質疑ありませんか。5番平間徹也君。
○5番(平間徹也君) ありがとうございます。
私がちょっと調べていなかったものもあるんで、教えてほしいんですけれども、今度、森林環境税が新たに町民税から取られるということだと認識を私はしたんですけれども、この経緯と目的というのはどのようなものだったんでしょうか。
○議長(村山一夫君) 副町長。
○副町長(平間喜久夫君) 森林環境譲与税については、既に5年前から譲与を受けております。やっぱり森林を整備しなくちゃないという喫緊の課題がございまして、やっぱり森林整備に使う、そういった恒久財源を確保しようという観点から導入が始まったということで、先ほど町民税務課長がお話ししたように、令和6年度から個人住民税の均等割にさらに1,000円を上乗せしていただくと、それを国税として徴収になりますので、それを全部の都道府県、市町村に配分するという形で使われます。
具体的には森林の整備というようなことで、大分踏み込んで、例えば所有者が管理できない森林については、市町村が積極的に管理して森林を守ってくださいといったような内容も入って、我々もちょっと環境譲与税の金額もあんまり多くないものですから、非常に困っていると。以前に三沢議員の方からも一般質問であったとおり、やはりこうした賦課徴収が始まるということですので、我々も森林整備、本腰を入れてやらないと、何だ税金だけ取ってということもありますので、こういったことで活用させていただくということにさせていただきたいと思っております。
なお、この森林環境税ですが、実は蔵王町も、設立当初から大分もう二十年、三十年近くなるかな、期成同盟会全国でつくりまして、何とかこういったもの早期にやってくれといった長年の運動が成果を結んで、先ほどお話ししたとおり5年前に、こういった制度がやりますよという法改正され、さらに今回は実際の徴収となりますので、そういった関連の法改正、そして条例改正に至っているものでございます。
以上でございます。
○議長(村山一夫君) 5番平間徹也君。
○5番(平間徹也君) ありがとうございます。
5年前から導入したということでしたけれども、そのときからもう取られていたけれども町税から1,000円プラスしてというわけなので、今年から始まったということで。(「来年から」の声あり)令和6年から始まるということで、1,000円毎年町民全員払うということですか。これって、例えば全国一律で1,000円取られるということでいいんですか、確認なんですけれども。
○議長(村山一夫君) 副町長。
○副町長(平間喜久夫君) 町民全員じゃなくて、あくまでも個人町民税の納税義務者に限ります。いわゆる一定以下の所得の方とか、そういった方は課税されません。税率については全国一律、これは国税ですから、均等割という形で1,000円ということでございます。
○議長(村山一夫君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)ほかに質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
日程第5 報告第2号 議会の委任による専決処分の報告について
○議長(村山一夫君) 日程第5、報告第2号議会の委任による専決処分の報告についてを議題といたします。
提出者から報告を求めます。町民税務課長。
○町民税務課長(鈴木智子君) それでは、地方税法第80条第1項の規定に基づき専決処分いたしました、報告第2号蔵王町国民健康保険税条例の一部を改正する条例についてご報告申し上げます。
説明資料の2ページをご覧ください。
この改正は、報告第1号同様に、地方税法等の一部を改正する法律などの関係法令が令和5年3月31日付で交付され、4月1日から施行されることに伴い、令和5年3月31日に専決処分により条例の一部を改正したものでございます。今回の地方税法等の一部改正において、蔵王町国民健康保険税条例の一部を改正する条例に関わる主な改正点は2点ございます。
1点目として、課税限度額の見直しでございます。
新旧対照表をご覧ください。
25ページ、第2条3項において後期高齢者支援金等賦課分に係る賦課限度額について、現行の20万円から22万円とするものであり、今回改定の行われませんでした基礎賦課分、介護納付金分と合わせて、課税限度額は現行の102万円から104万円と改正いたしました。このことにより、25ページ、第23条及び27ぺージ、第26条の2につきましても同額に改正いたしました。
次に、2点目として経済動向等を踏まえ、軽減判定所得の見直しを行いました。
新旧対照表の26ページ、第23条第2項及び第3項をご覧ください。
低所得者に対し、被保険者均等割及び世帯別平等割等を軽減する所得判定基準について、5割軽減の基準については、被保険者数に乗ずる金額を28万5,000円から29万円に、2割軽減の基準につきましては、被保険者に乗ずる金額を52万円から53万5,000円に引き上げる改正を行いました。
以上2点が主な改正点でございます。
このほか関係法令の改正に伴い引用条文等の改正も併せて行いました。
以上で国民健康保険税条例の一部を改正をする条例の専決処分についてのご報告とさせていただきます。
よろしくお願いいたします。
○議長(村山一夫君) 報告が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本報告に対する質疑を許します。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
日程第6 報告第3号 議会の委任による専決処分の報告について
○議長(村山一夫君) 日程第6、報告第3号議会の委任による専決処分の報告についてを議題といたします。
提出者から報告を求めます。まちづくり推進課長。
○まちづくり推進課長(高橋幸治君) 報告第3号議会の委任による専決処分、令和4年度蔵王町一般会計補正予算(第14号)についてご報告申し上げます。
報告書の13ページをご覧ください。
今回の補正予算につきましては、会計年度末における地方交付税や基金繰入金及び基金積立金の増減に関する歳入歳出予算の補正であり、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、議会から町長の専決処分事項の指定をいただいている案件となります。
補正の内容につきましては、報告書の15ページ以降になります。既定の予算の総額にそれぞれ1億円を追加し、補正後の予算総額を79億5,391万8,000円にしたものであります。
16ぺージをご覧ください。
歳入では、地方交付税2億2,824万6,000円を追加し、繰入金1億2,824万6,000円を減額したものであります。
17ぺージをご覧ください。
歳出においては、総務費に公共施設等維持補修基金として5,000万円を積み立て、教育費に義務教育施設整備基金として5,000万円を積み立てたものであります。
なお、補正予算の明細につきましては、18ページ以下に記載のとおりでありますのでよろしくお願いいたします。
以上で報告とさせていただきます。
○議長(村山一夫君) 報告が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本報告に対する質疑を許します。質疑ありませんか。5番平間徹也君。
○5番(平間徹也君) ありがとうございます。
これは質疑なんですけれども、18ページの財調繰入金が1億2,800万円減して、19ページの歳出の公共施設維持補修基金と義務教育基金費に移ったような感じが私は見えるんですけれども、これはやっぱり一般財源が思ったより使わなかったからこの基金に積み立てるということになったというような考えでよろしいんですか。
○議長(村山一夫君) まちづくり推進課長。
○まちづくり推進課長(高橋幸治君) 今回、財政調整基金のほうに繰戻しをさせていただきましたけれども、これは年度末で最低5億円は財政調整基金のほう確保したいという意向、あとは令和5年度当初予算のほうで9,000万円の繰入れを行うということで、そういった部分を加味しまして財政調整基金のほうに繰戻しを行いまして、年度末の現在高としまして約6億円ということで確保させていただいたものとなります。
以上よろしくお願いします。
○議長(村山一夫君) 5番平間徹也君。
○5番(平間徹也君) ありがとうございました。
私の勘違いでした。積み立てたんですね、逆にね。ただ、ちょっとお聞きしたいのが、この公共施設維持補修基金等、もともとこれは入れる気なかったんですけれども、5,000万円積み立てたわけじゃないですか。これは今後何に使うとか、こういう議論というのはもう今されているんでしょうか。
○議長(村山一夫君) まちづくり推進課長。
○まちづくり推進課長(高橋幸治君) お答えいたします。
公共施設等維持補修基金につきましては、ただいま予定をしているものがありまして、まだ役場庁舎の屋上防水工事、そういったものを来年度以降検討したいという考えが現在ございます。
以上でございます。
○議長(村山一夫君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
日程第7 報告第4号 議会の委任による専決処分の報告について
○議長(村山一夫君) 日程第7、報告第4号議会の委任による専決処分の報告についてを議題といたします。
提出者から報告を求めます。町民税務課長。
○町民税務課長(鈴木智子君) 報告書20ページをご覧ください。報告第4号議会の委任による専決処分、令和4年度蔵王町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)についてご報告申し上げます。
今回の補正につきましては、会計年度末における特定財源等の増減に関する歳入歳出予算の補正であり、地方自治法第180条第1項の規定に基づき専決処分を行ったものです。
補正の内容につきましては、報告書22ページ以降となります。既定の予算総額にそれぞれ1,903万3,000円を追加し、補正後の予算総額を13億1,227万2,000円にしたものであります。
23ページの第1表歳入では、県補助金として2,187万2,000円を追加し、基金繰入金を283万9,000円減額いたしました。
24ページ、歳出におきましては、保険給付費として1,903万3,000円を追加いたしました。
以上で、令和4年度蔵王町国民健康保険特別会計補正予算についてのご報告とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
○議長(村山一夫君) 報告が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本報告に対する質疑を許します。質疑ありませんか。5番平間徹也君。
○5番(平間徹也君) ありがとうございます。
説明は受けましたけれども、議事録に残っていないんであれば議事録に残さないといけないなと思って、同じことを聞くかもしれませんけれども、ちょっと質問させてもらいます。
説明の中で医療費の伸びがちょっと予測できなくて、本来想定していたよりも請求が多く来たからその分補正減してしまったことによって、町で払えなくなってその請求が来るのが4月になってからだったから、それで専決処分をして対応せざるを得なかったというふうな説明を確かに受けました。
まずその中でお聞きしたいのは、医療費の伸びというのはどうしても誰にも予想できるものじゃないわけで、なかなかそこの評価って難しいだろうなと私は思っています。今後こういうことが起こらないために、どのようなことを町では考えているのかということと、多分医療費の伸びというのは今まで以上に伸びてくると思うんですね、これだけ高齢化社会になれば。なので、今まで説明の中でたしか6,500万円、たしか毎月そのぐらいで見ていたけれどもと言うんですけれども、もう今後令和5年度の補正を変えて、もう6,500万円じゃなくてもっとこの枠を取っておかないと、また来年の3月に同じことが起こるんじゃないかなという懸念があるんですけれども、その辺はどのように考えていらっしゃるのでしょうか。
○議長(村山一夫君) 町民税務課長。
○町民税務課長(鈴木智子君) お答えいたします。
やはり、私も町民税務課は初めてですけれども、今まで介護保険も20年近くやってきました。やはりどのような請求が来るかというのは、2か月後になりますので分からないところもあるんですけれども、一番は職員はやっぱり9月の決算議会のときに不用額が出ますと課長が説明しますので、課長に謝らせるのが申し訳ないと言ってぎりぎりまで決算のとき落とす人がいるんですけれども、やはり謝っても足りなくなることのないようにということで、最終的に9月に結構介護についても月1億円ぐらいの支払いがありますので、下ろしていますけれども、余裕を持ってきちっと精査をして予算を組んでおります。国保につきましてもやはり不測の事態ということもありますので、職員とすればぎりぎりまで落として課長に謝らせたくないという気持ちは強いんですけれども、その辺をきちっと精査をしていって不用額となってしまうかもしれないんですけれども、きちっと過大な不用額はいけないと思うんですけれども、きちっと担当係、課長補佐、課長ときちっと毎月の精査をしながらやっていきたいと、チェック体制をきちっと今後していきたいなというふうに思っております。
多めに予算を取っておくことが可能かというのは、やはりできれば1か月分というとかなりの額なんですけれども、多めに取って不足にならないようにというのは、今後二度とこのようなことが起こらないように気をつけていきたいと思っております。
以上となります。
○議長(村山一夫君) 5番平間徹也君。
○5番(平間徹也君) ありがとうございます。
このようなことが起こってしまった原因は、制度上、県のほうで一括でやっていて、町のほうでお金の動きがないからだということはお聞きしております。実際やっぱり、でも逆に言えばお金の動きがないわけですから、ある程度本当に不用額を多くしてでも、やっぱりそれはこのようなことを起こさないためにということで予算を会計処理上取っておくというのは全然間違いではないと思いますので、ぜひそのように今後対応していただきたいなと私は思います。
ただ、一つ懸念事項がありまして、専決事項を行うということは大変重大なことじゃないですか。もう本当に議会軽視と言われても仕方がないと私は思います。179条は蔵王町は認めていないということですから、緊急の場合のやつでも蔵王町はちゃんとお話しすると。180条に基づく専決処分は認めている。主にスピーディーな運営のために決議までの時間を省略するためにあると。あらかじめ議決で決められた事項に関しては首長が自由に処分できるというふうになっておりますけれども、これについても蔵王町は強い縛りをかけていて、もう皆さん知っていると思うんですけれども、会計年度末における地方交付税の一般財源、特定財源、国県支出金の歳入に限る、基金繰入金及び基金積立金の増減に関し歳入歳出予算の補正を行うこと。2、会計年度末における日切れ扱いの地方税法の改正に必要な条例の改正を行うこと。3、会計年度末における繰上充用に関し、歳入歳出予算の補正を行うこと。4、解散及び欠員などの事由に基づく選挙費に係る歳入歳出予算の補正を行うこと。のみについて、180条の適用を蔵王町では認めているということ。逆に言えばこれ以外認めていないということだと私は思うんですけれども、これについてはどのような解釈をして、これにぶつけたのか。あと、併せてこれが後で県のほうから、蔵王町の議会条例にのっとっていない専決処分したんだったら認められないよってことにならないのかという心配を私はしているんですけれども、この辺はどのように考えているんでしょうか。
○議長(村山一夫君) 副町長。
○副町長(平間喜久夫君) お答えいたします。
今回の専決処分については、なかなか考え方で違うかもしれませんが、この指定のうちの第1項の部分、会計年度末における地方交付税の一般財源ではございません。特定財源が入ってきて、あとは基金若干動かしましたけれども、歳入歳出予算の補正を行ったということでやらせていただきました。執行部と議会との約束事でございます。ただ、専決処分については、既に効力が出ております。これについて、例えばこの条項と今回の補正の専決が当てはまるかどうかということについて、少なくとも県のほうからどうこうという話は今のところは聞いておりません。逆に言わせていただくと、県の国保の担当課の、国保医療課からは今回ちょっと支払い不足、予算が不足している、歳入もきちんと計上されていないと、これについては3月31日付の専決処分しかないですよというようなご指導をいただきまして、議会とも相談しながら事務局、あるいは議長さん、議会運営委員会の委員長さんと相談しながら、最終的にこの形でしかできないということになったものでございます。そういうことでございますので、よろしくお願いいたします。
○議長(村山一夫君) 5番平間徹也君。
○5番(平間徹也君) ありがとうございます。
県のほうの指導があったので問題ないということをおっしゃっておりましたので、多分大丈夫なんでしょうけれども、やはり蔵王町の議会基本条例にのっとった行政運営をしていただきたいです。やはり基本のキですから、これは。町長、私に基本のキ、覚えてきてから来いなんて私言われたので、私も勉強して、やっぱりこの議会に当たらなきゃいけないなとあのとき強く思いましたので、ぜひ町長からも基本のキ、180条の専決処分したということが今後ないように、しっかり緊張感を持った行政運営をしていただきたいんですけれども、町長その辺はどのように考えていらっしゃるのでしょうか。
○議長(村山一夫君) 町長。
○町長(村上英人君) いつでも各担当課のほうにも話はさせてもらってるんですけれども、こういう事が起きてしまったんですね。ただ、必ず起きないということはないようにしていきますけれども、あったときにはやはりいろんな方々とご相談しながら、速やかに周りに迷惑をかけない対応策を整えていきたいと思っております。
○議長(村山一夫君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
日程第8 議案第50号 令和5年度蔵王町一般会計補正予算(第2号)
○議長(村山一夫君) 日程第8、議案第50号令和5年度蔵王町一般会計補正予算(第2号)を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
○町長(村上英人君) ただいま上程されました議案第50号令和5年度蔵王町一般会計補正予算(第2号)について、提案の理由をご説明申し上げます。
本案は、既定の予算の総額に、歳入歳出それぞれ2,916万2,000円を追加し、予算の総額を68億1,140万5,000円にしようとするものであります。今回の補正予算は、低所得の子育て世帯生活支援特別給付金を給付する予算や、白石市外二町組合解散に伴う退職手当組合特別負担金のほか、認定こども園の空調設備改修工事費や仮設駐車場造成工事費などの予算を新たに計上しようとするものであります。
以上、提案の理由をご説明申し上げましたが、詳細につきましてはご質疑により主管課長に答弁させますので、慎重にご審議の上、原案どおり可決決定くださいますよう、よろしくお願いを申し上げます。
○議長(村山一夫君) 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。5番平間徹也君。
○5番(平間徹也君) ありがとうございます。
3件あるんですけれども、3回と取られるとちょっと嫌なので、3件あるので先に言っておきますけれども、まず歳出の5ページの低所得の子育て世帯支援特別給付金事業費の負担金補助金及び交付金の850万円。これ国のほうで決めたやつだと思うんです。たしか低所得の子育て世帯に1人5万円だったっけな、3万円だったかな、たしかあったと思うんですけれども、これの世帯数、具体的な想定の人数をまず教えていただきたいなと。
○議長(村山一夫君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(鹿島亜希君) お答えさせていただきます。
今回の低所得者の子育て世帯に対する給付金ということですが、蔵王町の世帯対象数でございますが、こちらは令和4年度に同様の給付を受給した方を対象としておりまして、66世帯を予定しております。対象者につきましては、児童170名ということで掛ける5万円ということで850万円ということで予算計上させていただいております。
○議長(村山一夫君) 5番平間徹也君。
○5番(平間徹也君) ありがとうございます。
これは国費だからね、町の負担はないと思うんですよ。やっぱりここで議論をすべきは、低所得世帯以外の子育て世帯にも同じような、全額は無理かもしれないですけれども、負担金補助金交付金をするべきなんじゃないかなと私は思うんですけれども、この66世帯170名というのは、一体町全体の18歳以下の子供の何%を想定しているものなのかと、あとやっぱり低所得世帯以外の、所得控除なしに考えられなかったのか、その辺ちょっとお聞きしたいんですけれども。
○議長(村山一夫君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(鹿島亜希君) お答えさせていただきます。
現在、児童手当支給対象児童数につきましては、蔵王町では893名でございます。そちらの2割弱の170名の児童に1人につき5万円を支給するということになっております。それ以外の方々に対しての支給は現在のところ予定はないんですけれども、不公平感がないように今後検討課題かなとは思いますが、現在のところ予定はないということになっております。
○議長(村山一夫君) 5番平間徹也君。
○5番(平間徹也君) ありがとうございます。
ぜひ、前向きに検討していただきたいなと。やはりこれはあくまで全額低所得世帯に関しては国で負担するものですから、町としても5万円とはいわなくてもある程度の負担、2万円なのか半分なのか分かんないですけれども、その程度あっても傾斜をかけてやればいいだけですから、そういう考え方もあると私は思っているので、ぜひ前向きに検討していただきたいなと思います。
次の件なんですけれども、同じ衛生費の白石市外二町組合清算費なんですけれども、これでもう本当の本当に終わりなのかということと、あとこの組合がもう存在していないはずなんですけれども、これってどういう手続で入金とか出金ということになるのか、ちょっとこの辺を知りたいんですけれども。
○議長(村山一夫君) まちづくり推進課長。
○まちづくり推進課長(高橋幸治君) お答えいたします。
今回の退職手当組合特別負担金でございますが、支払い先については宮城県市町村職員退職手当組合のほうの支払い先ということになります。あとまた、今後負担金がないのかというようなことにつきましては、今回は特別負担金ということでこの中身ですけれども、簡単に申し上げますと定年前の早期退職者の方の特例加算を負担するもの、あとは役職加算で退職手当負担金が割増しになるんですが、その分を負担するものということで、一市二町のほうで1億8,700万円の請求が来まして、約ですね。それを8%分ということで蔵王町のほうで1,500万円を今回負担するものです。(「これからも清算金あるのか」の声あり)今後あと6月補正の予定でございますが、一市二町組合の清算額の概算ということで連絡が来ておりまして、こちらの分につきましては、全体で見込額として全体で3億4,400万円、そのうちの8%、蔵王町が2,700万円を清算の負担金として、今後退職手当組合のほうにお支払いをする予定ということです。
以上となります。
○議長(村山一夫君) 5番平間徹也君。
○5番(平間徹也君) ありがとうございます。
退職手当組合のほうにお支払いということは理解ができましたけれども、もうあれってまた確認になっちゃうかもしれないですけれども、もう資本的収支のやつとか経常的収支の清算はもう終わったということでよかったんでしたっけ。それは9月にならないと分かんないんでしたっけ、すみません。
○議長(村山一夫君) まちづくり推進課長。
○まちづくり推進課長(高橋幸治君) お答えいたします。
こちら、議員ご質問の部分の件につきましては、3月22日に概算清算負担金といたしまして、令和当然4年度の予算のほうから2億5,100万円をお支払いしております。9月の最終的な清算につきましては、本年9月の白石市の監査を経て、白石市議会の決算認定後に清算するという予定になっておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(村山一夫君) 5番平間徹也君。
○5番(平間徹也君) ありがとうございます。
別件でまた最後。商工振興費のとおがった大道芸開催補助金追加になっているんですけれども、前はたしか今年度当初予算が150万円だったのになぜ30万円増額になったかということを教えてください。
○議長(村山一夫君) 農林観光課長。
○農林観光課長(佐藤敏彦君) お答えいたします。
こちらのほうなんですが、予算編成時点で新型コロナウイルス感染症の見通しが立たない状況でありましたので、開催の有無につきましても検討されていたところでございます。ただ、こちらにつきましては、蔵王町のにぎわいの一つであるということで、規模を縮小しても開催したいという申出がありましたので、縮小予算というような形で150万円当初計上させていただきました。
今回、新型コロナウイルスの格付が季節性インフルエンザと同等の5類に引き下げられたこともありましたので、当イベントの開催団体からコロナ禍前の同等のイベントを盛大に開催したいという申出がございましたので、今回そのコロナ禍前の補助金額と同等の180万円ということで今回30万円を補正をお願いするところでございます。
○議長(村山一夫君) 5番平間徹也君。
○5番(平間徹也君) ありがとうございます。
この縮小予算で150万円で今まで180万円だったからというんですけれども、この30万円の根拠がちょっと私には理解できないんですけれども、この辺の想定というのはどのように想定したんでしょうか。
○議長(村山一夫君) 農林観光課長。
○農林観光課長(佐藤敏彦君) お答えいたします。
実はとおがった大道芸、こちらのほうは土曜、日曜2日間の開催を行っております。それで土曜日に関しましては、永野の蔵王町役場前でのございんまつり、そちらのほうで大道芸を行いますと。あと夜になりますと宵祭り、次の日曜日に本祭りということで開催を毎年行っておりました。ただ今回につきましては、その永野地区での開催、また宵祭り、そちらのほうをどうするかということでイベント関係団体からもお話がありまして、それでは本祭りのほうでまずは予算を取りましょうというお話をさせていただいて、今回当初予算に計上させていただいたところでございます。
○議長(村山一夫君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて、討論に入ります。最初に原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。
これより直ちに採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村山一夫君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第9 議案第51号 令和5年度蔵王町国民健康保険蔵王病院事業会計補正予算
(第1号)
○議長(村山一夫君) 日程第9、議案第51号令和5年度蔵王町国民健康保険蔵王病院事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
○町長(村上英人君) ただいま上程されました議案第51号令和5年度蔵王町国民健康保険蔵王病院事業会計補正予算(第1号)について、提案の理由をご説明申し上げます。
本案は、資本的収入において予定額に470万円を追加し、総額を6,332万1,000円に、資本的支出においては予定額に473万円を追加し、総額を8,023万円にしようとするものであります。
次に、企業債については、災害復旧事業の限度額を変更しようとするものであります。
なお詳細等につきましては、ご質疑において事務長に答弁させますので、慎重にご審議の上、原案どおり可決決定くださいますよう、よろしくお願いを申し上げます。
○議長(村山一夫君) 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。1番松ア良一君。
○1番(松ア良一君) 企業債の補正ということで、限度額を上げておられますけれども、これについての理由をお伺いしておきたいと思います。
○議長(村山一夫君) 病院事務長。
○病院事務長(山家信行君) お答えいたします。
限度額の増額の理由ということで、これにつきましては、厚生棟を含む病院事業復旧工事の工事監理委託料を全額起債の事業債のほうで賄う、ほぼ全額起債とかで賄いたいということですので、この分を企業債補正で当初予定していた3,370万円に470万円を追加させていただくといったような内容でございます。
○議長(村山一夫君) 1番松ア良一君。
○1番(松ア良一君) 理解いたしました。こういった形で限度額が補正されるということは、今後の復旧工事に向けまして内容等も変わってきて、このような限度額あるいは監理委託料だけのそうしたものが増えてなったものなのか、今後の工事の進捗も併せてご答弁いただきたいと思います。
○議長(村山一夫君) 病院事務長。
○病院事務長(山家信行君) 今回の関係につきましては、工事の内容等についてはちょっと含んでおりませんので、あくまで工事の監理委託料ということの財源ということで企業債を措置させていただいたということでございます。
○議長(村山一夫君) 1番松ア良一君。
○1番(松ア良一君) 最後、確認になりますけれども、監理委託料だけの増額であって、今後工事に当たっては特別増改築とかそういった部分については変更なく、これまでの現状のままを改築するというか、そうした内容になっていくのかどうか、その辺だけ確認させていただきたいと思います。
○議長(村山一夫君) 病院事務長。
○病院事務長(山家信行君) お答えいたします。
今後工事を施工していくに当たって、工事費が増減するかどうかということだと思うんですが、ちょっと実際工事が発注して工事が進んでいかないとちょっと分からない部分もございますので、現時点においては変更はないものと考えているところでございます。
○議長(村山一夫君) ほかにございませんか。10番三沢 茂君。
○10番(三沢 茂君) 今先輩議員からの質問と重なるんですけれども、何でこの工事監理委託料だけがころっとこう出てくるのか。本来は工事とセットじゃないのかなと思うんですけれども、その辺について答弁をお願いします。
○議長(村山一夫君) 病院事務長。
○病院事務長(山家信行君) ご指摘のとおり本来であれば、当初予算のほうで措置すべきものであると思います。何分蔵王病院のほうでもこういった大きな工事をするのは今回ちょっと初めてで、不慣れな点も確かにあり、また確認不足のところもありました。大変今回こういった形で工事監理委託料を提案させていただくことになったことにつきましては、本当に大変申し訳なく思っておるところでございます。よく工事を実際にやっているところと、よく聞いたりとかよく確認をしておくべきであったと思っております。大変申し訳ございませんでした。
○議長(村山一夫君) 10番三沢 茂君。
○10番(三沢 茂君) それで理解できました。やっぱり事務長、専門は病院なんだから、やっぱり専門の建設課とかそういったところともうとっくに相談はしていると我々は思ってるんで、ちょっと誰考えても変だと思いましたんでね、その辺も少し密に連絡を取って、総司令官は町長なんでよろしくお願いいたします。町長、一言。
○議長(村山一夫君) 町長。
○町長(村上英人君) 以前にも議員の皆様から見ていただいておりますけれども、今の厚生棟が二階建てであります。あれをまず解体して、そしていろいろ東北厚生局でありますが、厚労省の出先機関であります。そこと県の医療政策課とも相談させていただきながら、1階で十二分にできるんでないでしょうかということなんです。そんなことでいろんな補助メニューもやっとそういうふうに決まったので、ただ予算は伴わない、その辺ね、その辺りちょっとちぐはぐ的な今回提案になったところでありますけれども、やっぱり本来であれば、そういったところ建設課のほうと一緒に進めるべきであるんですけれども、そういった事情が事情だったので、これも去年の秋ぐらいに大体12月ぐらいまでかかったんです。そんなことでこの病院運営委員の皆さんの委員会だとかいろいろやって、一つのその基本的なことを金額的にあったんですが、その辺のいとまの問題もありまして、今年度はしっかりとその辺まとめて、来年に向けてしっかりやっていきますので、よろしくお願いいたします。
○議長(村山一夫君) ほかにございませんか。7番齋藤英之君。
○7番(齋藤英之君) 基本設計に当たって、あそこの場所かなり長町断層で宮城県沖以来、度重なる地震で住民の方の家屋もそうですし、再三被害が及ぶ場所ですね。今回も厚生棟、本館よりも後に建てたということがあるんですけれども、一番の被害に遭って今回取壊しになったというようなことで、平家建てるのは結構なんですけれども、それに対してどういった町のほうで免震構造にするんだか耐震にするんだか、また来たときあそこだけやられたという話では話になりませんので、そういったことを町でどういったことを考えているのか、その辺について伺いたいと思います。
○議長(村山一夫君) 町長。
○町長(村上英人君) 担当の事務長のほうに、あとはもう先ほど言った東北厚生局、そういったあと医療課もそうなんですけれども、あくまでも前耐震、ちょっとしたあれはあったんでしょうけれども、きちんとした耐震になっていないんで、やっぱりきちんとその辺は指導を受けていますので、それに合った対応をしていきたいと。ただ、やはり全体を今の病院まで考えていくとなると、いろんな総合的なことを判断しなくてはいけないんで、まず差し当たり厚生棟を耐震で対応していくということでよかったよね。マルです。お願いいたします。
○議長(村山一夫君) 7番齋藤英之君。
○7番(齋藤英之君) 私が申し上げたように耐震工事、一般的な地震のところと比較してあそこの場所が大変な場所なんです。それ以上にやっぱり注意を払って、そういったことがないようにぜひお願いしたい。せっかくの新しく建てたのが次の地震で一番被害が大きかったりすると話になりませんので、よろしくお願いいたします。
○議長(村山一夫君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて、討論に入ります。最初に原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。
これより直ちに採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村山一夫君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。
これをもって、本定例会5月会議に付議された案件の審議は全部終了いたしました。
本日はこれをもって散会いたします。
大変お疲れさまでした。
午前11時56分 散会