令和4年蔵王町議会定例会12月会議

                                           

令和4年12月8日(木曜日)

                                           

     出席議員(1名)

     1番  松 ア 良 一  君       2番  加 川   敦  君

     3番  大 沼 昌 昭  君       5番  平 間 徹 也  君

     6番  佐 藤 敏 文  君       7番  齋 藤 英 之  君

     8番  平 間 武 美  君       9番  佐 藤 長 成  君

    10番  三 沢   茂  君      11番  遠 藤 裕 一  君

    12番  外 門   清  君      13番  村 上 一 郎  君

    14番  葛 西   清  君      15番  馬 場 勝 彦  君

    16番  村 山 一 夫  君

                                           

     欠席議員(なし

                                           

     説明のため出席した者

町長

 

村 上 英 人  君

副町長

 

平 間 喜久夫  君

会計管理者

会計課長

 

佐 藤 浩 明  君

総務課長

 

宍 戸 光 晴  君

まちづくり推進課長

 

佐 藤 長 也  君

町民税務課長

 

大 槻 充 夫  君

保健福祉課長

 

鈴 木 智 子  君

子育て支援課長

 

佐 藤 敏 彦  君

環境政策課長

 

宮 澤 一 弘  君

農林観光課長

 

加 藤 勝 彦  君

建設課長

 

森   良 光  君

病院事務長

 

山 家 信 行  君

上下水道課長

 

平 間 勝 文  君

教育長

 

文 谷 政 義  君

教育総務課長

 

福 地 実 幸  君

生涯学習課長

 

我 妻   敏  君

スポーツ振興課長

 

佐 藤 孝 志  君

農業委員会事務局長

 

砂 金   毅  君

                                           

     事務局職員出席者

事務局長

 

鈴 木   賢  君

事務局長補佐

 

相 原 宏 美  君

                                           

     議事日程 第3号

 

  令和412日(木曜日)    午前10時00分 開

 

  日程第 1 会議録署名議員の指名

 

  日程第 2 諸般の報告

 

  日程第 3 一般質問

 

                                           

     本日の会議に付した事件

 議事日程のとおり


     前1000分  開議

議長(村山一夫君) 皆さん、おはようございます。

  今日は一般質問の方が5名ということでございまして、皆様方、自分の考え事を存分に町長に質問していただければなと思っておるところでございます。今日は質問で、昨日は質疑でございました。たまたま、私も、帰っていったっけ電話いただいて「何だ、あんだ議長何年やってるんだ。昨日、一般質問みたいな質問しているのを、あんだよく許しているもんだなと」というようなことも言われました。外野かなんだか知らないけれども、私に対してそういうものを言ってくるものですから、これからもそういうものに対しても注意をしていきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。

  会議開会に先立ち、本日は新型コロナウイルス感染症予防のため、議場内でのマスク着用を認めます。

  また、本日の傍聴につきましては新型コロナウイルス感染症予防のため制限させていただきますので、ご理解を賜りますようお願いいたします。

  これより本日の会議を開きます。

  ただいまの出席議員は15名であります。定足数に達しておりますから、議会は成立いたしました。

  本日の議事日程は、お手元に印刷配付のとおりであります。日程に従い議事を進めます。

                                           

     日程第1 会議録署名議員の指名

議長(村山一夫君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

  本日の会議録署名議員は、会議規則第125条の規定により、8番平間武美君、9番佐藤長成君を指名いたします。

                                           

     日程第2 諸般の報告

議長(村山一夫君) 日程第2、諸般の報告をいたします。

  本定例会12月会議に通告のありました一般質問については、一般質問通告書としてお手元に配付のとおりであります。

  次に、本日の会議に説明員として出席を求めた者の職、氏名については、一覧表としてお手元に配付のとおりであります。

  以上で諸般の報告を終わります。

                                           

     日程第 一般質問

議長(村山一夫君) 日程第3、一般質問を行います。

  本日は、5名の一般質問を行います。

  質問者並びに質問の件名については、一般質問通告書としてお手元に印刷配付のとおりであります。

  質問される議員にあらかじめお知らせしますが、質問時間は30分以内ですので、5分前になりましたらベルによりお知らせいたします。その後は時間内での質問を終了できるよう時計表示にご注意いただくようお願いいたします。

  なお、町長等に対して、論点を明らかにするために議長の許可を得て議員に対して質問や意見を述べることができる反問権を与えることにしておりますので、よろしくお願いいたします。

  最初に、3番大沼昌昭君の質問を許します。昌昭君、登壇願います。

     〔3番 大沼昌昭君 登壇〕

3番(大沼昌昭君) それでは、議長の許しを得ましたので通告どおり一般質問したいと思います。

  質問の件名ですけれども、1、高校通学支援について。

  我が町蔵王町の子育て支援については、他の自治体に比較しても決して劣っているとは思わない。

  しかし、中学、高校と成長していくと共に金銭的に負担が大きくなる。特に、高校通学では公共交通機関の通学費が大きく家庭の負担になっている。通学費がかかる地域では、通学のしやすい自治体に移住する家庭も出ている。

  そこで、高校生通学費負担の平準化を図ると共に、遠隔地域、過疎地域での子育て支援や定住促進を目的とし、併せて減少傾向が続くバス路線の利用を拡大するためにも必要と思われるが、町長、教育長の考えを伺う。

議長(村山一夫君) 町長。

     〔町長 村上英人君 登壇〕

町長(村上英人君) 皆さんおはようございます。

  今日からでありますが、7人の方の一般質問にお答えをさせていただきます。よろしくお願いいたします。

  はじめに、大沼昌昭議員の一般質問、高校通学支援についてお答えをいたします。

  私や議員の皆様も、自身や子育ての経験から、子供の成長とともに教育費など家計へ負担が大きくなり、高校への通学、特に遠刈田地区や平沢地区など、遠隔地域からのバス通学や送迎には、ご苦労なされたことと思っております。私もその中の一人であります。

  しかし、この件につきましては、3月の平間徹也議員の一般質問でもお答えしましたとおり、現在は、国の施策により高校の授業料が無償となっているほか、町では18歳までの医療費を無料にするなど、各種子育て支援策に力を注いでいるところであります。

  議員ご提案の通学費補助などは、定住促進やバス路線の利用拡大に寄与する一面もあるとは思いますが、現段階では、町独自の高校通学に対する支援策については考えておりません。

  なお、私が理事長を務める公益財団法人蔵王町育英会の奨学金制度は、高校生には月3万円を3年間、無利子で貸与しておりますので、こちらも有効活用していただきたいと思っております。

  以上、私からの答弁とさせていただきます。続いて、教育長に答弁をさせます。

議長(村山一夫君) 教育長。

     〔教育長 文谷政義君 登壇〕

教育長(文谷政義君) 私から、高校通学支援についてのご質問にお答えいたします。

  高校通学費補助については、県内では、大和町が通学定期券の購入額に対し、上限を決めて助成する制度を設けております。

  その上で、本町の現状については、先ほど町長が答弁したとおりであり、県において公立・私立ともに高校生が安心して勉学に打ち込めるよう、就学支援制度を用意しておりますので、現時点では、本町独自の通学支援を新たに実施する考えはありません。

  以上申し上げまして、答弁とさせていただきます。

議長(村山一夫君) 3番大沼昌昭君。

3番(大沼昌昭君) 期待どおりの答弁書でありがとうございます。

  なぜ私がこの質問を今回取り上げたのかということなんですけれども、実は3月に平間議員がこの質問しております。その中で、私もなるほどなと思いましていろいろ考えておりました。しかしその後に、3月の議会報告会のときに、保護者のほうから高校生に対して何らかの支援もないと。特に通学費に対しては家計の負担が大きいので支援が必要ではないんですかというようなことで、報告会の中でそういうことを問われました。それで、私なりに調査をしてみました。

  高校生の通学費補助、検索すると驚くほどの例がヒットするんですね。それで、これは全国で拡大の一途をたどっているんですよ。そういうことが分かりました。

  我が町は、確かにこの答弁書にあるとおり、町長の英断により高校生までの医療費の無償化についてはほかの自治体よりもより早く多分なさったと思います。ですから、そういう英断があるわけですから、ある程度の英断も必要ではないかなと私、思っております。

  答弁書にも書いてあるとおり、遠隔地からのバス通学や送迎にはご苦労なさっていると思いますというようなことで、町長も認めております。それから、教育長にしてもそうですが、お子さんを高校、大学と通わせましたよね。それに関して、負担にならないってことは多分なかったと思うんですよ。そういう部分で負担になっているってことは、多分ここの答弁書を見ると理解はされているのかなと思うんですね。

  であればですね、このような答弁の中で、全く考えておらないということの答弁なんですけれども、町長、ここに無利子で育英資金貸しておくからいいんでないですかという答弁なんですね。ところがですね、これって無利子なんですけれども、子供たちにとっては借金になるんですね。3年間でこれ108万円の、高校を卒業するとですね、借金を背負うことになるんですよ。今の現状を見ると、初任給幾らかいろいろご存じですか。そこから、自宅から通う分にはまだいいとしても、通えないところに行ってアパートを借りたりとか、自分で一人暮らしをしながら返すのってなかなか大変ですよ、これ。ですから、前の答弁書の中では、町長は、子供たちに対して、本当に貧困などによって進学できないとか、学ぶ機会が閉ざされることがないようにということに対してはですね、私も同じ考えですので子供たちの支援をこれからも十分に考えてまいりたいと思いますと答弁しております。ごめんなさい、それは教育長でした、教育長がそのように答弁しております。それから町長に関しては、平間議員の一般質問に対して最終的にはいろいろと勉強させていただきたいという形で答弁をなさっております。

  そこで、あれから9か月、検討、十分なこの支援の検討とそれから勉強というようなことをされたんでしょうか、お伺いしたいと思います。

議長(村山一夫君) 町長。

町長(村上英人君) まず一つは、それぞれの議員の皆さんの一般質問というのは、それぞれ我々は勉強させてもらっています。ただ、これもこれもと一般質問、全員の皆さんの一般質問に「はい、分かりました。じゃあ前向きに取りかかってまいります」だとか、そういったことはなかなか言えない、それは一番ご存じだと思うんです、議員の皆さんも。ですからそこがね。一番は財政ですよ、財政が許してくれるんであれば全部ご返事します。ただ、特に今回は、この第五次長期総合計画の後期の中にもしっかりと書かせていただいておりますけれども、やはり中学校の統合だとか、あと子育ての関係で幼稚園と保育所の統合、そういったですね、あとは調理場、やはり今現在、何を優先してやるかということです。そういったことで、ご理解を賜りたいと思っています。

議長(村山一夫君) 3番大沼昌昭君。

3番(大沼昌昭君) 今回、町長に関してはですね、中学校の建設が最優先だというようなことで政策的に捉えております。今、話を聞いていますと、一番は財政的な問題ですよという話でしたよね。実は、遠刈田から通っていらっしゃる保護者に対してアンケートを取ってもらいました。そのアンケートの中でこのようなアンケートがありました。前回の議会だよりの中で、保育所の送迎費用が多額にかかっていたことを知りました。その経費の半分でも高校生に回してほしかったですっていう意見がありました。財政的に、今回こども園にシフトするに当たって、保育所から幼稚園に送迎する約700万円、それから時間外手当、先生たちの、それかかっているわけですよね、それがなくなるわけですよ。ですからここは、やっぱり政治的な判断っていうのが必要になってくると思うんですね。その辺の、確かに財政的にひどくなるっていうのは分かるんですけれども、私、今すぐこれやってくれって言っているわけではございません。その辺のところよく、どこに重点的にお金を投じなきゃないのかというのは重々私も分かっております。しかし、そのようなことで予算が回すことできると思うんですね。それからもう一つ、今回刈田病院の問題で解散ということになりました。年間、今回も7,200万円の補正出しましたけれども、組合運営していればやはりその8,000万円なり1億円なりの金を出さなきゃないわけですよね。それをどのように考えるか分からないですけれども、結局ね、部分もこれからは負担にならないというふうになってくるわけですよね。ですから、その辺のところもよくお考えいただければなということで、今回は質問させてもらいました。その辺の財政面については、そのような手段で何とか捻出できるんではないかなと私は思いましたので、今回このような質問をさせていただきました。

  それから、私のほうでどのくらい金額がかかるのかということで試算もしてみました。それで、実は宮城県で通学に支援している自治体、まず仙台市それから大和町でやっております。大和町の支援の制度に従って試算をすると、私、いろいろと通学支援をしている自治体の実情を見てみると、公共交通機関を使っているのに対して支援をしているということが分かりました。ですから、公共交通をやっぱり使っていただきたいという部分も含めて、この質問になっているわけですよ。大和町に対しては、通学支援に関しては現在80人ということで、令和3年ですけれども377万円ほどかけております。最初に平成29年から実施したんですが、このときは527万円支出しております。何で今回このくらい下がってきたんだという話を聞いたところ、コロナの関係で通学する期間が短くなったというようなことも踏まえてこうなってきましたと。しかしながら、だんだんと元に戻りつつありますよということで、もう少し、多分377万円から増えていくようになってくるのかなと思います。私が、この大和町の試算表を基に試算すると、大体350万円ぐらいあればある程度の支援はできるんではないかなと私は試算したんです。

  それから、もう一つの例ですと、福島県の川内村ってあるんですね。この川内村は、自治体としては予算額が全体で42億円ぐらいで、ここは通学支援ということで年間300万円から350万円出しております。これに関しても、要するに1か月の定期分を負担するとか、1.5か月負担するかという試算の仕方があります。ですから、ある程度の試算をするような、その根底の部分がないと駄目なんですよ。ですからその辺のところ、勉強しますとか十分考えてまいりますという答弁でしたけれども、このような自治体の実際に出している制度、例えば全額負担するのか、それから通学からかかった費用の何%負担するのか、それから1か月分の定期分を負担するのか、そういういろいろ自治体によって違います、制度が。ですから、私たちの町の規模とかそういうものを考えながらやるべきだと私は思っております。特に町長、私たちの町は、川崎と大河原と村田と合わせたくらいの面積あるんですよね。ということは、当然のことながら通学にお金がかかるってことなんですよ。そういうことで、私がある程度今説明したその試算によることがありますので、ぜひこれらを参考にしていただいて、考えていただきたいなと思うんですけれども、その辺の部分を、もしできれば教育長に関しても、町長に対しても答弁をお願いします。

議長(村山一夫君) 町長。

町長(村上英人君) まず一つはですね、一つは刈田病院が解散することになって、今まで1億円近くの負担、また途中で補正を負担した額なんかを入れると単純に1億5,000万円ぐらい、その1億5,000万円が今度宙に浮くんではないかと、それを注ぐべきではないかという単純な発想をしていただいたわけでありますが、それ以上にですね、どんどんどんどん、蔵王病院の問題だってそうでありますでしょうし、先ほど言った問題、幾らでも使うところたくさんあるんですよ。ただ、何が優先で考えていかなければいけないかと。ただ、ほかの自治体がやっているから蔵王町もやるべきだと。例えば、宮城県の大和町のお話をされましたですが、大和町は不交付団体なんですね。豊かなんです、あそこは。企業誘致を、たくさん工業団地を開いて。ですから、そういう一団体と比較して、私はこの蔵王町もそれをするべきだということではなく、やはり我々は、いろいろな各課、そして蔵王町が一番今優先的に何をやったらいいかと。蔵王町も豊かであれば、おっしゃられるとおりそのようにしていきたいと思っておりますが、そういう今の現状ではない、新たなものをそうして子育てに対してやっていく、ただし小学校・中学校に当たっては交通費の助成はしておりますが、高校まではまだ今のところ考えることはできないということであります。

議長(村山一夫君) 3番大沼昌昭君。

3番(大沼昌昭君) 今町長がおっしゃったとおり、町長、ちょっとそれおかしいよ、考え方。不交付団体だから出せる、交付団体でないから出せないっていう基準はないと思います、私は。要するに、どのように結局捻出して出すかなんですよ。今、町長がおっしゃったように、小学生に対しては2キロ以上年間4,000円、中学校の生徒に対しては4キロ以上8,000円と、6キロ1万2,000円という形で出しています。高校の場合は全くありません。今、高校も国で無償化しているということになっております。それに関しては、高校生も当然のことながらもう義務教育化しているような感じなんですよ。大体、進学率がほとんど99%ですよ。小学生、中学生はじゃああれですか、義務教育だから対象だっていうことで、義務教育でないから高校生は対象でないっていうような捉え方なんですかね。その辺のところ、お聞かせ願いたいと思います。

議長(村山一夫君) 教育長。

教育長(文谷政義君) 議員の質問を見せていただいてから、私も全国的なものを調べてみました。その中で、取り組んでいるところは1か月の通学定期券1万3,000円を超える分の半額を助成しますって形が多いみたいですね。これで試算して大体年間に840万円ぐらいかかるような形になるかなと考えていました。それで、蔵王町なんですけれども、子供、今、昨年ですと67名が進学しまして、そのうちの実は30名が白石高校、白石工業の2つに、つまり白石圏に、半分が白石圏に行っているということになります。そのあと、村田、柴田、大河原が13名、名取関係が7名、あと仙台が9名というような形のことになっております。例えば、この子供たちが遠刈田からですと年30万円かかるかなと考えております。それが、これが3倍になりますので、200名近い子供たちとすると全額を補助したら6,000万円になってしまう。ただ、先ほどの算定みたいなことで考えていくと、1.5万円にしても300万円、つまり年間30万円かかってもそのうちの1.5万円ぐらいの補助ぐらいはできないのかどうかと。ただ、そのときに、自分の車で送っていらっしゃる方も結構いらっしゃるようです。そして、その方々については、私たちも消耗品はかかるし大変なんだよというお話も伺っています。それで、そういったことも考えると、いろいろなことも加味しなくてないので、なかなか難しいかなというのが、今の私の考えでございます。

  以上です。

議長(村山一夫君) 3番大沼昌昭君。

3番(大沼昌昭君) あくまでも、やはり公共交通を利用していただきたいなということなんですね。それに関しては、やはり路線バスをなくすわけにはいかないので、その辺のところも加味しながらっていうことで私質問したんですね。

  それから、今教育長が答弁なされましたけれども、白石高校に通っているっていうことで、実は遠刈田地区から通っている生徒は約15名、3学年、それで白石が11名です。大河原1名、柴田1名、仙台2名という形になっております。調べてみますと、その行き帰りともバス利用する人、それから自家用車の送迎の人、片道切符の人、いろいろおります。実はここで衝撃的だったのは、行き帰りとも自家用車送迎なんですよという部分が7名おったんですね。これに対して、じゃあ公共機関を利用するんだったらどのぐらいの補助率がいいんだとなったときに、1万円ぐらいの月補助してもらえばってことだったんですけれども、1万円という補助金に関してはとっても出せる金額ではないので、その辺のところはやはり財政も伴うことですから、その辺のところはどこまで町でも支援していくんだと、支援できるんだという部分の、予算の範囲内の中で支援すべきだと私思っているんですよ。ここに、蔵王町から高校に通うにも、バスを利用した場合、高額の交通費が家計の負担になっておりますと。蔵王町の未来の高校生に、親の収入に関係なく平等に助成していただけたら幸いですというコメントももらっておりました。特に私が、これは大変だなと思ったのは、この交通費が高額になるために高校を選べなかったという事例があるんですよ。遠刈田は高校に通うにも交通手段が限られておりますので、高校受験の際に交通手段やバスの定期代を考慮した結果、行きたい高校ではなく通える高校を選んだという人がいるんですよ。ですから、遠刈田だけではなく平沢地区もそうですけれども、通学するのに非常に負担が大きいんですよ。ですから、町長が高校生の3年まで医療費無料ということで、どこの自治体よりも早く実施しました。であればこの辺のところもやっぱり考えてもらえれば助かるなと私思うんですね。ですから、先ほどの答弁書のとおり全く駄目ですよということではなくて、この辺をもう少し突っ込んで考えていただければなとは思うんですけれども。よければ答弁をお願いします。

議長(村山一夫君) 町長。

町長(村上英人君) 先ほどからお話を申し上げたとおりでありますので、何度もくどいことは言いませんが、今の段階ではなかなか厳しいと。例えば、令和5年度の当初予算を組むに当たって、今5億円ぐらいオーバーしているんですよ、各課、新年度に当たって。それを、いろいろと今財政のほうで各課とのヒアリングをやりながら。ですから、やはりそういったことを、皆さんの、各課の話を聞いてやってあげたいわけですが、やっぱりそれぞれの各課のあれもありますが、そのように決して、蔵王町が新たなものに今取りかかっている面もありますんで、やはり高校生の問題に当たっては、おっしゃっていることはよく分かります、分かるんだけれども、今優先順位の中には入れることには厳しいということなので、ひとつご理解いただきたいと思っています。徹也議員なんかも、高校のときは自転車で白石まで通ったわけでありますが、うちの子供も柴田まで自転車で通ったわけですが、そのようにですね、いろいろな、家庭でなくてその子供の考え方もありますんでしょうけれども、やはりその辺が義務教育との違いもありますでしょうし、あと子供たちの、向学心に燃えた子供たちがそれぞれ高校を選択するわけでありますので、一概にあれですが、もう少し、今の段階ではちょっと通学の助成というのは、ちょっと厳しいかなと思っております。

議長(村山一夫君) 3番大沼昌昭君。

3番(大沼昌昭君) 町長、予算当然組んで終わりました、12月で。すぐにしてけろって、私、言っているわけではございません。これに関しては、先ほども言ったように、財政的にどれだけ支援してもらえるのか、どれだけ支援できるんだというようなことをこれから考えてくださいと言っているんですよ。だから、町長の答弁を聞いていると、中学校がお金かかるから支援できないとか、それから不交付団体だからできる制度だけれども交付団体ではできませんという、そういう答えにしか聞こえないんですよ、私。ですから、そういうことではなくて、優先順位で今考えてないっておっしゃいました。であれば、今回の蔵王町の長期計画、昨日説明受けました、この中でどんどん人口が減ってきまして、やはりその人口を増やすということで移住定住対策に対して力を入れなきゃないっていうことは火を見るよりも明らかになってきた、数字的に。であれば、じゃあ何をメインにしてうちの町はそのような人口を増やすようなことをやるんですかっていうことなんですよ。それは、教育なのか、今、英語特区やっていますよね。うちのほうのところで教育してもらえれば英語どんどんできますよとか。それから、子育て支援に関してはほかの町に劣らないくらい支援やっています。しかしながら、こういうことでやはり、この間の話ちょっと申し上げました、常陸太田市の件なんですけれども、これに関しては関東部門で若者子育て移住定住に対して第1位になっているんですね。これに対して、昨日もお話ししましたけれども、出生率よりも小学校に上がる子供が多いんですよ。それだけ移住してきているっていうこと、子育て世帯が。常陸太田市にも聞いてみました、高校の通学どうしているんですかと。支援していますと、350万円ぐらいの予算で高校の通学に支援していますということなんですよ。町長、そういうことなんですよ。要するに、人口増やすということは、いろいろな支援策があって、そして子育て世代を増やしたいのであれば子育て世代にきちんとした手当をして、うちの町はこういうことやっているから移住してねとかというふうになると思うんですよね。その一つのツールとして、私はこの通学支援が必要でないかなと思うんです。このままで行ったら、遠刈田地区は、申し訳ないんですが、若い人は住みませんよ。4万円も5万円もかかるんじゃ。(不規則発言あり)1か月にね、すみません、2万6,670円です。それから、大河原までは2万7,680円かかります。これ年間にしたら幾らかかると思いますか。ですから、それで、私は遠刈田地区からやっぱり学校に通わせるのに大変だからということで、大河原に引っ越した人を何人も知っています。やはり、遠刈田温泉となってくると、今どういう状況が起きているか、高齢化が非常に進んでいます。前回の調査で分かったことは、高齢化率が一番進んでいるのは遠刈田地区の私の住んでいる西浦地区なんですよ。老人しかおらないんです。私、老健施設あるところが一番住所移しているから、高齢化率高いのかなと思ったらそうじゃないんですね。ですから、遠刈田地区、これから観光に対してもそういう人たちがいないと、労働力にも不足するんですよ。労働力不足するということは、旅館とか宿泊施設、そういうところで働く人がいないっていうことなんですよ。ですから、そういうことも含めて、ぜひこの支援をしていただきたいなということで、私は取り上げたんです。支援できないと、考えていないということではなくて、これからですよ、これから、今すぐしろって私言っているわけではございません。これから、そのような形の中で支援をしていただければなというお考えを聞いているわけですよ。ですから、やみくもにここで駄目ですよってばちっと切ってもらうと、町長の「そうか、蔵王町っていうのは高校生に対して冷たい町なんだな」と思われますよ。ですから、そう思われないように、子育てに関しては確かにいっぱいやっています、私もそれ分かっています。ですがこの高校生に関しては非常に薄いなと思っているんですね。ですから、その辺のところもう少し考えていただけないかなと思います。ご答弁、もしよければお願いします。

議長(村山一夫君) 町長。

町長(村上英人君) 先ほどから何度も言っておりますので堂々巡りになりますが、何しろ、ちょっと勉強をさせていただきます。前向きにちょっと勉強させていきます。それで、答弁とさせていただきます。

議長(村山一夫君) 3番大沼昌昭君。

3番(大沼昌昭君) 分かりました。前向きに考えるということですので、教育長も含めて、この案件に関してはぜひ真剣に取り組んでいただきたいなと思います。

  ちなみに、私が調べた資料ですね、いろいろなその支援の制度があります。それに関しては、教育長に資料差し上げますので、ぜひその辺のところ考えながら、今後この支援について、ぜひ支援をしていただきたいなと、考えをしていただきたいなと思います。いいんですか、町長、先ほどの答弁。

議長(村山一夫君) 町長。

町長(村上英人君) ただ、一つだけ、どうしても大沼議員の質問の中でとても気になる部分があるんですね。それは、大和町の不交付団体、宮城県の中で仙台市もなっていますが、仙台市を除く中で宮城県の中では大和町だけなんですね。その大和町が不交付団体。だから、先ほどの言葉が、不交付団体だからできるできないというものではないと、子育てに力を入れているから云々だと。私はね、不交付団体ってことは国の交付金を頂かなくてもやっていけるということでありますので、財政が豊かだということなんですよ、そこの町は。ですから、そこを、いろいろな使い方あるかと思います。でも、そこと今の蔵王町が、一緒にしていただくってことはなかなか難しいだろうとは思っておりますし、それとそれぞれの市町村が、やはり何に向かって今進んでいるか、お金を1つの基金をためて。ですから、その辺よく理解を、大沼議員はしているわけですが、していながらこのように一般質問をしてこられるわけですが、なお前向きに勉強させていただきます。

議長(村山一夫君) 3番大沼昌昭君。

3番(大沼昌昭君) 前向きに今勉強していくということでの答弁ですね。前向きにされるんでしょうから、その辺に対してはぜひ期待しながら見守っていきたいなと思います。私も4期目ですので、町の財政に関してはある程度は分かっているつもりでございます。ですから、町長が、要するに今回私一番ショックだったのは、刈田病院の件で、要するに首長、いわゆる執行者ですね、それがどれだけの力を持っているのかまざまざと知らされました。ですから、町長の英断でですね、先ほど申し上げたとおり子育て支援は他の自治体より進んでおります。それから、高校生の無償化ですか、ワクチン、医療ですね、医療の無償化それからワクチンの接種にしてもそうですけれども、それもほかの自治体より早く町長の英断でやっております。ですから、執行者というのは物すごい力を持っているわけですから、その辺のところでぜひ前向きに検討していただければなと思います。

  これで質問を終わりたいと思います。

議長(村山一夫君) 大沼昌昭君の質問が終わりましたので、ここで10分間休憩いたします。

     午前10時42分 休憩

                                           

     午前10時52分 再開

議長(村山一夫君) 再開いたします。

  休憩前に引き続き一般質問を行います。

  次に、1番松ア良一君の質問を許します。登壇願います。

     〔1番 松ア良一君 登壇〕

1番(松ア良一君) それでは議長のお許しが出ましたので、通告に従って質問させていただきます。

  1件目、LINE公式のアカウントの開設と防災アプリの配備について。

  総務省によるとスマートフォンの所有率は、88.6%と増加傾向で、1020代でも約98%、30から50代で9割前後、70代で8割弱となってシニア層にも深く浸透している。一方、公的サービスの利用率は、全体では19.7%であるが、年齢別で見ると60歳以上が最も多く26.5%、40から49歳が最も低い15.0%となっている。そうした傾向はあるものの、最近スマホを活用した防災アプリも自治体で導入され、災害情報の入手や安否確認と避難所までのルート案内の機能も装備された内容から、導入に広がりを見せている。今後、どこの市町村も少子高齢化と人口減少が急速に進むなか、業務の効率化と住民サービスの向上が求められ、LINE等は人と人がつながるツールとして活用が期待されている。そこで下記の項目について町長の見解を伺う。

  1)LINE公式アカウントの開設。

  2)防災アプリの配備。

  2件目、業務の可視化について。

  今後、少子高齢化や人口減少が進めば進むほど、自治体の予算は縮小し、いずれ今の業務を半分の職員でしなければならなくなると予測されている。迎え撃つには業務の流れを可視化することで、不適切な事務処理の未然防止や、業務の属人化を防ぐとともに、事務引継ぎに活用し、適正な事務執行につなげることを目的とする。もちろん、併せてDX推進も大切であるが、一つの道具であって全て解決の糸口が修練されて詰まっている訳ではない。むしろ、日々の気づきや業務の連続の中に改善は潜んでいることから、業務手順を可視化し、効率的な行政サービスを実現させることは喫緊の課題である。本町も、こうした渦中に入ってくることは紛れもない事実と考える。下記について町長の見解を伺う。

  1)既に作成している業務の手順表の把握と標準化・同一形式化の構築。

  2)日々、業務改善へ環境づくりの醸成。

  以上、2件でございます。

議長(村山一夫君) 町長。

     〔町長 村上英人君 登壇〕

町長(村上英人君) 松ア良一議員の一般質問にお答えをさせていただきます。

  はじめに、第1点目のLINE公式アカウントの開設と防災アプリの配備についてお答えいたします。

  まず、第1番目のLINE公式アカウントの開設について、お答えいたします。

  議員ご指摘のとおり、スマートフォンの所有率は年々増加しており、高齢者にとりましても情報収集の有効な手段の一つとなっております。

  コミュニケーションアプリ「LINE」で公式アカウントを開設している自治体での運用は、事務・事業のお知らせやイベント情報を発信するツールとして利用するとともに、防災情報の発信にも活用しているケースがほとんどであり、本町においても、運用を開始すれば、町民に対して最新の情報を速やかに伝達する有効な手段になり得るものと思っております。

  さらに、本町の場合、住民のみならず、観光客等に対する観光関連情報の発信に活用することにより、観光振興への効果も期待されるものであります。

  しかしながら、その一方で、多方面にわたる情報が送信されることから、登録した住民が混乱し、受信したメッセージを見なくなるおそれも指摘されているところであります。

  公式アカウントの開設については、発信する情報の種類や内容の精査、定期的かつタイムリーに更新できる体制の構築、また、情報セキュリティの確保が不可欠でありますことから、住民のニーズを把握しながら検討していきたいと考えております。

  次に、第2番目の防災アプリの配備について、お答えをいたします。

  防災アプリには、「NHKニュース・防災」、「Yahoo!防災速報」など、民間事業者が無償又は有償で提供しているものがあるほか、最近では、自治体に関する防災情報を網羅した独自のアプリも開発されております。

  自治体独自の防災アプリを導入した場合、ハザードマップの機能、警報や注意報の気象情報、災害発生時における避難情報の伝達手段が多重化され、情報の聞き漏らしによる逃げ遅れの防止や、避難所の開設状況・安否情報の収集などに役立つものと期待されますが、費用が高額であるという難点があります。

  一方で、民間事業者による防災アプリも、自治体独自のアプリほど詳細にエリアを特定した情報ではないものの、気象情報等のプッシュ通知機能が搭載されているほか、新たに電話を活用した情報伝達サービスの提供が開始されるなど、機能の充実が伺えるところであります。

  本町における防災アプリの配備につきましては、本町住民にとっての有効性や費用の面などから、多角的に検討を重ねていきたいと考えております。

  次に、第2点目の業務の可視化についてお答えいたします。

  まず、第1番目の既に作成している業務の手順表の把握と標準化・同一形式化の構築についてお答えいたします。

  本町では、職員の人事異動等があった場合には、担当事務について速やかに後任者に引継ぎし、その旨を上司に報告することとしております。

  引継ぎの方法は、引継者がそれぞれ作成した事務引継書を用いて、引受者に対し口頭による詳細な説明を加えながら行うことがほとんどであります。

  事務引継書は、本町では様式を定めていないため、作成者による違いがありますが、これまでは、その違いに起因する重大な支障が生じたことはなかったものと認識しております。

  しかしながら、議員ご指摘のとおり、今後予測される職員数の減少などを考えますと、近年の事務の複雑化とも相まって、現状のままの引継ぎの方法には課題があるものと捉えております。

  全国の自治体の業務改善の取組事例を見ますと、統一様式による業務手順書を全庁的に作成することで業務の流れを可視化し、さらに外部に公開することで、行政運営の透明性を確保しようとしている先進的な団体があります。

  業務手順書とは、それを見れば誰でもその業務を進められるよう、小さな単位の業務ごとに作成されるもので、各業務ごとの作業量を俯瞰的に把握できることなどから、確実な事務引継ぎや業務改善に寄与するものと理解をしております。

  本町においても、一部で事務引継書に業務手順書を添付している例がありましたが、新たな業務手順書の作成は時間と労力を要するものであることから、事務引継ぎ時に新たに作成することは現実的には困難であると思っております。

  そのため、全庁的な行政改革の取組の一つとして、日常の業務の中で業務手順書の作成を推奨していきたいと考えておりますので、今後、先進事例を参考に研究してまいります。

  次に、第2番目の日々、業務改善へ環境づくりの醸成についてお答えいたします。

  現在、本町では、職員提案による行政改革に取り組んでおります。これは、職員が自分たちで考えた行政改革の項目を自ら実行していくことにより、業務の改善だけでなく、職員の改革意識の向上を目指す取組でもあります。

  この職員提案は、昨年2月から3月にかけて全職員を対象に募集したものでありますが、今後もこれを随時受け付けし、画期的な提案を全庁で共有していくことで、日々、業務改善の土壌が醸成されるものと考えております。

  以上申し上げまして、答弁とさせていただきます。

議長(村山一夫君) 1番松ア良一君。

1番(松ア良一君) 大変丁寧な答弁ありがとうございました。

  何点か質疑をさせていただいて、質問させていただいて進めてまいりたいと思いますけれども。この公式LINEについては、私もあまり分からなかったほうでございました。といいますのも、今年の6月から7月にかけて、町内のある消防団に所属している方から「蔵王町はLINEを開設していないんですね」と、このようなお話がありまして、こうしたところからいわゆるコロナ感染によるそうした様々な情報を発信していたり、住民にとっては様々な情報が即座に入ってくると。そうした利便性が高いものなんだけれどもやっていないよね、このような問合せ、あるいは面と向かってそうしたいろいろな事情も話していただきました。消防団についても、ある町はその団員が全部グループになって、それらを情報共有をしている、そうしたツールとしてやっていると。こうした中で、非常に便利に使っているところもあるから、「蔵王町としても、ぜひこうした、日頃消防団の業務に頑張っているんだから、そういう利便性の高いものをぜひやってほしいね」と、こういう声をいただいて、今回こうした質問に立たせていただきました。確かに町長おっしゃられるとおり、LINEの公式化についてはどこの自治体についてもまだスタート台に立ったところが多いっていうのが実情なのかなと思っております。早いところで1年、1年弱ぐらい、最近っていうと岩沼市あたりは9月ないし10月頃にスタートしたばかりと、こういう実情がございます。これらをなぜ、このLINEを町として、あるいは自治体として活用していくのかというふうになっていくと、非常に汎用性っていうか今後の活用が広く、顕著に認められるっていうか、今後の方向性、そうしたところに活用できるっていうものがあってLINEを開設をしているって、こういう実態があるようでございます。そうした中で、人と行政の距離を縮めていく本当に利便性の高いツールではないかなということで今回提案させていただきましたけれども、確かにおっしゃられるとおり、最終的には難しいところは相互間でのやり取りの中が煩雑になってくる、そうしたところでセキュリティーの問題も出てくる、こういったお話になるのかなということで、全国的にもこうしたセキュリティーの問題で途中で頓挫したところもあるようでございますけれども。さらには、近隣ですとやっぱりセキュリティー対策をしっかりそこに取り組んでLINEを立ち上げて、そしてこれまでのホームページと連動しながらこれらを活用している、こういうのが実態のようでございますので、今後やはりいかに町民の方々にそれらの新しい、観光情報であってもイベントであってもどうやっぱり早めに伝えていくかっていうことが生命線ではないかなと思うんですよね。これらをしっかり今後活用していくっていう方向で、やはりこれは開設するべきではないかなと、このように思った次第であります。

  確かにハードルはあります。しかし、これからのデジタルファーストの中では、これらを活用した形での住民サービスに広げるところがたくさん出てまいりますので、ぜひこの辺については、やはりいま一歩踏み込んだ形で今後検討すべきではないかなと、このように考えますけれども、いま一度町長の答弁を求めたいと思います。

議長(村山一夫君) 町長。

町長(村上英人君) 先ほども言ったように、まず一つは町民に対して最新の情報を速やかに伝達するってことはとても重要だと思っております。それが一つは、私どもの蔵王町の場合だと蔵王の山頂に火山性の関係だとか防災面、そういったことで実は今度は365日監視カメラで見れますから、すぐに私たちのほうの町の防災のほうにすぐに入ってまいりますんで、いろいろな町民の安全安心を守っていくためにも有効だなとは考えております。またあと、観光の町としてもそれが必要であると。あと、その中でそういったことはいいんですけれども、ただ先ほども言ったように多方面にわたる情報を送信されることによって、登録した人たちが本当にこの、いろいろなたくさんどんどんどんどん入ってきて、まあいいやっていう形でいざ大事なときに見ないで見逃すっていうか、せっかく登録してくれたんだけれども、そういったものも結構多い、多くなっているということもあります。そういった面で、公式アカウントの開設に当たっては、いろいろな問題も検討しながらちょっと精査していきたいと思っています。できれば、蔵王町も前向きに考えていきたいなとは思っております。ただ、今後、1番、2番の問題に当たって、総務課長が防災専門監も兼ねていますし、あとは職員の問題に当たっては副町長をこの先頭に、いろいろな職員の機能等々含めてやっていますんで、お二人からもその都度その都度答弁させていただければと思っておりますので。私の考えはそうでありますが、あとは総務課長に、総務課長でなくて防災専門監という立場でお話をさせていただきます。

議長(村山一夫君) 総務課長。

総務課長(宍戸光晴君) それでは、町長の命によりお答えさせていただきます。

  答弁書に書かせていただいたとおり、やはり町長も申し上げましたように、情報をいち早くお伝えするっていうのは重要だっていうのは重々承知しておるところでございますけれども、いろいろ開設までには、先ほど申し上げたように情報が錯綜といいますか、いろいろな情報が届いて、本来登録した方が必要としている情報以外のものが届いてしまったり、そういったことでなかなか、もうブロックしてしまうとかそういうこともちょっと問題としてはらんでいるのかなと思いますし、あとセキュリティーの問題、それから随時提供する体制の問題とかもございますんで、これからいろいろ検討させていただきたいと思います。

議長(村山一夫君) 1番松ア良一君。

1番(松ア良一君) おっしゃられるとおりかとは思います。ただ、そうしたところに踏みとどまるっていうのも一つの大事な考え方の視点かもしれませんけれども、やはり町民の目線に立って、様々な案件が発生するかもしれないって、こういう危険性もはらんでいるんだと、このようなお話もございました。ただ、それは町としてこの公式アカウント開設に当たっての決め事をしっかりして、こうした部分には受け答えできませんよと、こういう決まり事をしているのがほかの自治体の流れでもございますので、その辺の決まりをしっかりやられてこうした問合せにはできませんよと、それを踏み込んでやっていくっていった場合には、もうセグメント方式に各課の様々な発信ができるところまで行った時点でそうしたところのご心配になるのかなという。先進地ですと、やっぱりサポート式によるそうした受け答え、自動的にやれる方式もやっているようでございますけれども、それは先の先の話でございますので、まずはスタート地点に立って、そうした決め事をしっかり検討していただいて、その上で今おっしゃられた懸念する材料についてはどう対応していくのか検討されて、やっぱり、なかなか、今開設されているホームページとかツイッターもやってらっしゃるようでございますので、そうしたいろいろなツールがある中でさらにこれを求めるんですかっていう話が多分あると思うんですけれども、ただそうしたところに町民の方々が、ホームページなりなんなり、先ほどの冒頭で述べましたように、そこになかなかそのアクセスが入っていないっていう実態がありますので、LINEの場合は非常に幅広く、グループ化されていたり、いろいろな形で取組がなされているコミュニケーションツールですので、その辺は十分に検討されて、こうした公式LINEに入っていくべきではないかなと、このように思いますので、ぜひこの辺については再検討されて進んでいただきたいなと、このように思いますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。

  さて、2段目に、防災アプリについて移ってまいりたいと思います。

  先ほど、防災アプリについては、NHKの防災アプリは非常に、いろいろな形で私らも使わせていただいております。今の防災行政無線も、8か所ですか、設置していただいておりますけれども、戸が閉まっていたりとかですね、今ガラス戸で結構聞こえにくいっていう声も聞いておりますし、それを網羅していくっていうふうになるとかなり難しいのかなというような今考えから、今回このような提案をさせていただいたわけでございます。また、先進的なところですと、戸別受信機とか配備しているところもありますしね。以前に、長野県とかなんかにも視察に行ったことございますけれども、多額の費用がかかってとてもこうした設備は難しいなと、そういう考えもあってこうした提案はしたことありませんけれども。あと、全戸に配布されているハザードマップですね、こうした部分も非常に、しょっちゅう見るのかなっていうとなかなかそうしたところまで日常生活の中では難しい、1回は見るけれども何度も、何かあった場合にそれらを確認するっていうところまで行っていないのが実態なのかなと。こういったところを含めまして、今回こうした部分の難しい部分ですね、これらを防災アプリの中に組み込まれているようですので、これらを日常的に活用できれば、非常にいろいろな避難であったりそうした部分に活用できる、こうした非常に機能性の高いアプリでございますので。確かに、おっしゃられるとおり維持費であったり、年間のトータルだったり、いろいろなことの部分を含めると非常に高額なのかなともちょっと思っておりました。この辺については、やはり先ほど御釜にある通年を通して監視できるカメラについても、町長からお話ございましたけれども、やはり今回こうした様々な消防団同士の共通したツール形成にもつながっていく可能性もございますので、こうした防災アプリについては、確かに多額の費用はかかりますけれども、費用対効果から含めれば町民の安心安全を守っていくっていう意味では、非常に投資としては長期的に見れば高くはならないのではないかなと、こういう考え方を持ったものですから、そうしたことで提案させていただきました。

  今後、こうした部分についてやっぱり再検討してこれらを進めていく必要があるんではないかなと、このように考えを持ちましたので、改めてこの辺について再認識を深めながら、お互いに、こうした設置について前向きに検討していただければと、このように思いますけれども。いま一度、答弁をいただきたいと思います。

議長(村山一夫君) 町長。

町長(村上英人君) 蔵王町の今の現状等について、総務課長兼防災専門監からお話をさせていただきたいと思っています。

  それと、若い人たちはおっしゃられるとおりなんです、そういった。ただ、やはり年配の独り暮らし、老老世帯含めて、やっぱり年配の方々にも有効活用してもらうということで、ハザードマップであれば、去年かな、配布したんですが、冊子で各家庭に全部配布させてもらっているんですね。ですから、それとやはり並行しながら、あれば一番いいなとは思いますが、このアプリの問題について、あと総務課長から答弁をさせていただきます。

議長(村山一夫君) 防災専門監。

総務課長(宍戸光晴君) お答えいたします。

  現在、災害等の発生等の情報につきましては、地震等であれば緊急地震速報が自動で流れることにもなっておりますし、それから大雨等の場合につきましては、町のほうでその避難所を開設するといった情報等についてもエリアメールで流している状況でございます。一方で、それとともに字幕放送、テレビでの字幕放送にも流れるような体制を取らせていただいております。

  一方で、火災等でございますが、第一報は仙南の広域消防のほうに入るわけですけれども、町内で火災が発生いたしますと、幹部のほうに自動的に電話とあとメールで、火災が発生した旨が自動的に情報として伝わることになっておりまして、それを得た幹部が団員に伝達して招集するというような状況でございます。

議長(村山一夫君) 1番松ア良一君。

1番(松ア良一君) これまでのるる、そうした情報発信をしていただいているっていうことは、私も承知しているところでございます。ただ、そうした情報が様々な観点から入ってきて、それが1つのツールにまとまっていたほうが受ける側にしては非常に利便性が高いのではないかなと、こういう観点から質疑をさせていただきましたけれども。今後、大変費用対効果、あるいはちょうど今来年度に向かっての検討されている中ではあるかもしれませんが、ぜひともこの辺については、町民の安心安全、またこうした天候が激変する、こういう社会が加速度的に進んでまいりますので、暑いのも極端でありますし、こうしたときにはやっぱり日射病にならないように、例えばふるさと文化会館のこういったところに避難してはどうでしょうかとかいろいろな案内がそこを通してできると思うんですね。そういうツールとして、今後、その天候の激変化に対応するためのアプリあるいはツールとして、今後やっぱりしっかりその辺は考えていただいて取り組んでいただければなと、このように思いますので、ぜひともこの辺は防災専門監しっかりと、町長も含めてですね、ぜひ取り組んでいただきたいと思います。

  次の、業務の可視化でございます。

  なかなかふだんこうしたところまで、町長がおっしゃられたように日常の業務に追われて、こういう一般質問もさせていただきますので、なかなかその日常、これこれこれこれ今日はこれをやっていくっていう手順をつくっても、そのとおりにいかないのが実態なのかなと思っております。ただ、いわゆる春3月、4月にかけて人事異動がございます、この期間も短期間なんですよね、1週間とか10日前後で業務の引継ぎを受けなければならない。こうしたところの中で、やはりそこの業務が可視化になって引継ぎが行われていけば、つまらないミスといいますかそうしたことは発生しないのかなと。それがなかなかできていなくて、大事な業務を間違ったりとか、そうした部分を私ちょっと感じておりますので、今回はそうしたところを、業務が煩雑ではあると思いますが、やはりこうしたものをつくっていく必要があるのかなと。そうでなければ、将来的な2040年問題、こうしたところの対応に向かっていくには、一つ一つ積み上げをしていかないと間に合わないんじゃないかなと、こうした考え方もあって質疑させていただきました。ぜひともこの辺は、やっていただきたいなっていうのが私の思いでございます。

  例えば、春3月から4月かけてどのぐらいの、3分の1までと言わなくてもそうした異動があるのかなと思いますけれども、その辺の実情についてはどういった実態になっているのか、お伺いしておきたいなと思います。

議長(村山一夫君) 町長。

町長(村上英人君) 最終的に私の考えでありますけれども、日常的に総務課長なり、そして副町長のほうにそういう管理等々をさせていますんで、副町長から答弁させたいと思っております。

議長(村山一夫君) 副町長。

副町長(平間喜久夫君) それではお答えします。

  松ア議員の言われるとおりだと思っております、私も。こういう手順書というものを、ただこれ全庁的にやるっていうと、多分統一書式じゃないと、一人一人が全然違う、これ何書いてあるのか分からないっていうことにもなりかねないと理解しております。

  先進事例なんかを参考にして、やはりちょっと時間はかかるのかなと思っておりますが、やはりこういった取組、これからさらにDXに向けて、やっぱりこういう統一の書式の中でこういったことを、こういうふうにやるんだよということをやっておかないと、多分DXもうまくいかないのかなという理解をしております。

  そういった意味では、町長が先ほどお話ししたように、やっぱりこういったできれば検討をするような組織をつくった上でやっていかないと、ちょっとうまくいかないだろうと思っておりますので、この辺は時間をかけながら、今の事務引継ぎ、これは職員同士でやるわけですが、どうしても松ア議員ご指摘のとおり落ちてしまったりというようなことも、引継ぎがね、ある危険性ははらんでいるというのは理解しております。そういった意味では、今回こういったご提言というか、一般質問の中で取り上げていただきましたので、これに向けてしっかりと、対応できる部分から、どうしても簡単な科目だけだといいんですけれども、いろいろ複雑な、特に小さい町ですので、人対人っていう部分が非常に大きい業務が多いわけでございます。この辺も含めて、こういった統一的なものができるかどうかも含めてですね、しっかりと検討していきたいと思っております。

議長(村山一夫君) 1番松ア良一君。

1番(松ア良一君) ありがとうございます。確かにおっしゃられるとおり、職員一人一人の皆さんの個性もございますし、得手不得手もございます。Word形式につくったらいいものなのか、Excel式のフローチャート式のようなものがいいのか。この辺はそれぞれやっぱり業務に合った形で、あるいは各課の似通ったところについてはお互いに情報交換、そして再任用職員の方のベテラン職員の意見も含めながらこういう調整をして、そうした手順書をつくっていくっていうことは、いわゆるその窓口の民間委託とかですね、そうしたところの手順のところまで見えてくるんではないかなって思うんですね。今の窓口業務はあれですけれども、税務課、あるいは民間委託できるようなところになってくるとなると、いわゆる、例えば上下水道課のようなそうした集金体制とか、いろいろな部分もそうしたところがやっていくことによって見えてくると思います。これをやっぱりやっていかないと、地道にやっていかないと、こうしたところの全体の業務改善にはなかなか難しいのかなと。確かに、業務量が今日決めたとおりに、横から入ってくるからそういかないのは、多分ね、実情だと思います。しかしながら、そうした手順書があるかないかによって、次に受け取った人っていうか、次に引き継ぐ人がストレスなく仕事ができるっていうのは非常にメリットがあるんではないかなと、このように思っております。大変ご苦労をおかけしますけれども、こうした部分をやっていかないと、行財政改革にも一つやっぱり寄与していく問題でもありますので、ぜひこの辺については庁舎内でよく検討会を開催されながら、あるいは先進地のそうした部分も取り入れながらですね、ぜひこの業務の可視化に取り組んでいただきたいなと思います。ぜひ、この辺については改めてちょっと町長の決意も再度伺っておきたいと思います。

議長(村山一夫君) 町長。

町長(村上英人君) 先ほどもお話し申し上げましたんですが、先進事例なども参考に勉強させていただきながら、ちょっと研究をさせていただきたいと思っております。

  ただ、すぐにやれるかというと、今の中で先ほど話したように、なかなかちょっといろいろな問題もありますんで、まずこの1年間をちょっと勉強の期間とさせていただければと思っております。

議長(村山一夫君) 1番松ア良一君。

1番(松ア良一君) 大変優秀な職員が多いわけですので、そうしたそれぞれの皆さんが持っている特性を生かしながら、こうしたフローチャートなり業務の可視化に、やっぱり各課それぞれの持ち味あるかもしれませんけれども、やっぱり取り組んでいただいて、それらがスムーズにできるような職務、あるいは各課になっていただきたいなというのが一つでございます。そうした流れをつくるにはかなり時間がかかるかもしれませんけれども、先ほど町長に言っていただいたようなそういう先進事例をうまく活用しながらですね。この前のちょっと見ましたところでは、湖南市とかそうしたところをちょっと見てまいりましたけれども、簡単なメモ書きから始まっているんですね。特に難しくフローチャートやろうっていうことではなくて、そうしたところもございますので。これが、住民にとっても、あるいは職員の皆さんのそうしたモチベーションを上げていく、そうした一つの取組になっていくんではないかなと思っておりますので、ぜひこの辺はお取組をいただきたいと思います。

  最後の、業務の醸成については、今言った業務の可視化と同じでございます。職員提案制度については、何年か前に提案させていただいて、実施していただいていることに感謝申し上げたいと思います。これが一つの職員のそうした使命感といいますか、そうした部分を引き上げていくっていうか、そうしたところにつながっていくと思っておりますので、ここら辺もどんどんこの意見を交わし合って、本当にチームワークとしての蔵王町、あるいはチームワークのチーム蔵王として、全力でそうしたところに取り組めるようにですね、ぜひ今後とも取り組んでいただきたいなということでございます。

  大変優しい質問になりましたけれども、この辺はよくよく皆様ご存じでございますので、ここら辺にとどめたいと思いますけれども、最後に全体を通して少し町長からご答弁をいただいて、終わりたいと思います。

議長(村山一夫君) 町長。

町長(村上英人君) どうもありがとうございました。特に職員提案の問題につきましては、松ア議員の一般質問をいただきまして、それに沿ってちょっと研究・勉強をさせていただきながら、そして昨年の2月、3月で職員からの提案をさせていただいたんですね。いろいろな提案が出ました。それを今度共有、全庁的に共有しながら、ですからそういった面ではすごく、お話をいただいたとおりとてもいい方向に行っておりますし、これからもやはり、毎年毎年四、五人ぐらいの職員が採用されるわけですから、やはりそういった方々に、若い人たちにも、こういう一つの全庁での取組があるんだと、そして若い人たちの力を毎年毎年引き出すようなことをね、当然必要だろうと思っていますので、それを継続して毎年取り組んでいきたいと思っています。ありがとうございます。

議長(村山一夫君) 1番松ア良一君。

1番(松ア良一君) ありがとうございます。本当に、今3件ほど質疑させていただきましたけれども、全部町民のための、前進するための提案でございますので、今後の取組にご期待申し上げまして終わりたいと思います。ありがとうございました。

議長(村山一夫君) 副町長。

副町長(平間喜久夫君) せっかくですので。本当にありがとうございます。職員提案も、いろいろな案件、小さいのから大きいのからいっぱい出てきております。例えば、実際の例で申し上げますと、こんな話が出ています。来客、会議でのお茶出しをやめましょうとか、あとは口座振替、税務のほうで税金を納めたときに口座振替済み通知書というものを配付しております。これの発送も、これどっちみち口座から引かれて分かっているんだから、通帳見れば分かるんだからやめましょうとか。あるいは申請書類の押印見直し。あと今職場内でも、前は若い職員なり女性の職員が皆さんのお茶を入れたりしていましたが、こういったことも今やっていないと。このように、小さい事から大きい事まで、出張所の廃止も含めて、そういったことはいろいろありました。やっぱりこういうものが、行政改革につながる取組というものを職員自ら考えていくということが、やっぱり意識改革、こういったものにもつながっていきますし、特に若い職員のこういった提言を取り入れて、全庁的に取り組むっていうと、この職場は私のこんな提案も積極的に取り入れてくれるんだというようなことでありましたので、そういったことは今後も継続してやっていきたいと思っております。

  あと、以前に一般質問でいただきましたナッジ理論の関係についても、県に研修を要望して開催して、本町からも10人がこういった研修受講しているということで、今後こういったものも業務改善につなげていきたいと思っております。いろいろありがとうございます。

議長(村山一夫君) 松ア良一君の一般質問が終わりました。ここで昼食のため休憩いたします。午後1時15分から再開いたします。

     午前11時37分 休憩

                                           

     午後 1時15分 再開

議長(村山一夫君) 再開いたします。

  休憩前に引き続き一般質問を行います。

  13村上一郎君の質問を許します。13村上一郎君、登壇願います。

     〔13番 村上一郎君 登壇〕

13番(村上一郎君) それでは、本日3人目になりますけれども一般質問をさせていただきます。

  議長のお許しをいただきましたので、通告に基づきまして、最初、質問をさせていただきます。

  今回、2件取り上げたところでございますけれども、1件目でございます。マイナンバーカードの取得促進についてでございます。

  6年前の平成28年1月から、マイナンバーカードの申請者へ、カードの交付が開始されたマイナンバー制度ですが、交付申請の煩雑さなどからカードの交付率が伸び悩んでいるのが現状のようです。今年1011日時点での政府発表の交付率は49.6%となっており、当蔵王町においては交付率39.4%と下回っている数字のようです。

  そんな中でデジタル庁は、今年の10月に、令和6年秋にも今の健康保険証を廃止し、マイナンバーカードの健康保険証との一体化を目指す方針を発表し、事実上の義務化を促す施策を打ち出しました。

  現在、マイナンバーカードの申請は義務ではありませんが、取得することで各種手続きにおけるマイナンバーの確認や、対面とかのオンラインでの本人確認の手段として用いられるようになります。また、電子証明書を使用したコンビニでの交付サービスを利用できるなど、国民生活の利便性の向上に資するものです。

  また政府は、マイナンバーカードの交付率を高めるためのマイナポイント制度を設け、国民のカード取得を向上させる事業を進めています。

  本町でも、今後のデジタル社会へと変革する時代の流れの中で、必要となってくるマイナンバーカードの普及促進を図っていくべきと考えますが、町長の見解を伺います。

  次、2件目です。家庭ごみの祝日収集についてでございます。

  昨年の9月会議での一般質問で、家庭ごみの祝日収集について町長の見解を問いました。特に、もやせるごみの週2回の収集日が祝日に当った場合、出せる日が週1回となることで、生ごみの入るもやせるごみを、家庭内で保管することになり苦慮している声があり取り上げた案件です。日常生活で住民の衛生的な暮らしを支えるための行政サービスの一つであり、住み良い生活環境の保全を図るうえで必要な衛生業務であると捉えています。

  町長の答弁は、「祝日の収集や代替日の設定などの具体案について、多角的な視点で総合的に検討を進めていく。」との考えでした。

  仙南地域で祝日のごみ収集を実施していないのは本町だけであり、他の2市6町は、平日と祝日の家庭ごみの収集を分類ごとに振り分けて行っています。町民の視点に立って考えた場合、生活の利便性の向上を図る観点から、改めて町長の見解を伺います。

  以上、よろしくお願いします。

議長(村山一夫君) 町長。

     〔町長 村上英人君 登壇〕

町長(村上英人君) 村上一郎議員の一般質問にお答えいたします。

  はじめに、第1点目のマイナンバーカードの取得促進についてお答えいたします。

  まず、11月末現在のマイナンバーカードを取得した町民の数は5,162名であります。同時点での本町人口に対する交付率は45.6%であり、総務省公表の全国の全自治体の平均交付率51.1%(令和4年10月末時点)と比較すると5.5%低くなっております。

  国では、令和6年秋までに、現在の紙などの健康保険証を廃止し、マイナンバーカードと一体化を目指す方針を打ち出しており、マイナンバーカードの普及促進と利用拡大をこれまで以上に強力に推進しようとしております。

  この施策については、私も、今後のデジタル社会へと変革する時代の流れの中で重要なものであると認識をしております。

  そのため、毎週水曜日に午後7時までの夜間申請窓口や、毎月1回の休日申請窓口の開設を行って、町民のマイナンバーカードの取得促進に鋭意努力をしております。

  さらに、来年度から町内の3か所の郵便局でマイナンバーカードの取得申請を可能とする予定であり、申請窓口を増やすことで取得促進を図りたいと考えております。

  また、利用拡大を図るため、住民票や印鑑証明等の取得について、自宅からマイナンバーカードを利用して、オンラインで申請ができるサービスを来年度中に開始したいと考えており、これらの取組によりマイナンバーカードの普及を促進してまいります。

  次に、第2点目の家庭ごみの祝日収集についてお答えいたします。

  この家庭ごみの祝日収集につきましては、昨年の9月会議において、議員からの一般質問に対し、家庭ごみ収集の現状及び今後の対応策等について答弁したところであります。

  特に、もやせるごみの収集は、週2回行うこととしておりますが、近年では、収集日が祝日となるケースが増えていることから、収集日が2回とも祝日となる場合、週1回は祝日収集を実施してまいりました。

  一方で、内部では、住民サービス向上の観点から検討を重ねており、その結果、来年度から家庭ごみの祝日収集を行うことができるよう、準備を進めてきたところであります。

  今後につきましても、町民の生活環境の向上に努めてまいります。

  以上申し上げまして、答弁とさせていただきます。

議長(村山一夫君) 13村上一郎君。

13番(村上一郎君) 2件とも大体想像しているといいますか、ある程度の取組を、前向きに取り組むような方針でお答えをいただいたと受け止めております。大変ありがとうございます。

  何点か、再確認のため再質問いたしますけれども、今回の町長のほうのマイナンバーカードの取得率を高めようとするその認識といいますか、このマイナンバーカードの必要性、これは十分町長も認識しているんだなと受け止めております。当然、このマイナンバーカードの取得を高めるためのいろいろな、国のほうも実際取得率が低いという観点から、今年に入りまして運転免許証の一体化を進めるとか、その辺も含めて今後の普及促進を図ろうという政府の試みが大変大きく表れているところでございます。ただ一方では、当然各個人個人のマイナンバーカードの、個人の情報が入っているものでありますから、情報の漏えいとかそういうものもある程度心配するところもあるんですけれども、マイナンバーの情報漏えいのいろいろな分析を国のほうで行った結果、結構な件数で情報漏えいや紛失、そういうものがあるんだなっていう件数の報道もありました。重大な事態に関しては、該当を毎年公表していくという、行政機関も公表するっていう、そんなことの国の方針も打ち出された記事なんかも見ていたんですけれども、マイナンバーカードの今後健康保険証とか免許証と一体化されるということになりますと、ますます厳重な管理が必要になってくるのかなと思っています。この辺の厳重な管理が必要という町長の認識はされておられると思うんですけれども、改めて所見を伺っておきたいと思います。

議長(村山一夫君) 町長。

町長(村上英人君) 認識はしておりますけれども、深くですね、あれは担当課のほうで対応させていますんで

  また先ほど言ったように、決して蔵王町がよそより、確かに数字的にはあれだったんですけれども、この水曜日夜時までだとか、あとは毎月回の休日申請窓口の開設をしながら取得に対してしっかりと対応してると。それとあと、郵便局と蔵王町が今度協定を結びましたんで、そんなことで郵便局との提携を結んでいくと。特に郵便局でありますが、総務省の関係、直ではないんだけれども、そういう独立になりましたんですけれども、総務省管轄になりますので、そういった面で郵便局とのマイナンバーカードの取得に当たってそれとですね、ちょっと数字が大分、この一般質問をいただいたとき、後と、数字がちょっと変わっておりますんで、今ちょっと増えていますんでねそれともう一つは、もう申請、申し込んだ日から、あと取得するまで約か月かかるんですが、その辺の関係で、ちょっと担当課長のほうから、今の現状をお話しさせたいと思ってます。

議長(村山一夫君) 町民税務課長。

町民税務課長(大槻充夫君) お答えいたします。

  先ほど答弁書で申し上げました交付率は45.6%で、申請件数6,157件ありまして、率にしますと54申請してると。申請してから交付まで約か月かかるんですねカードをつくったのがJ−LIS、国の機関のほうから町のほうに送られてくるのにか月かかりますので、そこに差があるということで理解をいただきたいと思います。

  あと、セキュリティーの関係は、国のほうでも万全を期すためにこのカードをつくる際にパスワード、4種類のパスワードの設定をするということでその交付の際に暗証番号として、アルファベットと数字を使ったパスワードの設定をいただいておりますので、そういったセキュリティーの対策も、国を通して万全を期しているところでございます。

  よろしくお願いいたします。

議長(村山一夫君) 13村上一郎君。

13番(村上一郎君) 分かりました。ありがとうございます。

  もう一度、11月末現在での申請率ですけれども6,400何ぼって今、ちょっとメモするのに遅れてしまい(不規則発言あり)6,157人で54.01。じゃあ、54は超しているということですね。分かりました。

  なぜこれを、交付率と申請率をなぜ確認、今しようと思ったんですが、それを事前に課長のほうから内容についての、申請率の数字を出していただきましたけれども、今日の河北新報の記事でご覧になったかと思うんですが、やはり国のほうの制度の考えとして、地方自治体のデジタル化の新交付金っていう、第2次補正なんですけれども、デジタル田園都市国家構想交付金っていうものの受給要件にこのマイナンバーカードの交付、それから申請率、この辺を考慮した形で、ある程度一定の水準に高まっている自治体には交付しますよという、そんな記事が出ていたんですね。当初、交付率のほうを基準にしようということで政府の方針だったようでありますけれども、全国の知事会から申請すれば確実に1か月後には交付されるということですから、その基準日に申請率に基づいた数字はどうなるか、その辺で実態としてその辺を示されるので、申請率で判断してくださいっていう知事会の要望が通ったようでありまして、住民のマイナンバーカードの申請率が全国平均である53.9%、これ以上の自治体であればこの交付金は申請は認めますよという、そんなことになったようでございます。ですから、蔵王町の場合ですと、11月末日の時点でありますから54.01であれば53.9%を超しているということで、当然これから国のほうから申請の仕方が来るでしょうけれども、デジタル田園都市国家構想の交付金、それの申請をして認められるようになるのかなと。この辺は有効にまた活用して、マイナンバーの普及のほうに組み入れてもらえればよろしいのかなと思っております。そのことで確認をいたしました。

  さっき、あとは郵便局のほうからも、来年から取得可能とするように申請窓口を郵便局でも増やすということでありましたけれども、昨日ですね、郵便局のほうに特定の事務を取り扱うことが可能となる指定の郵便局の条例を制定いたしましたけれども、マイナンバーカードはどうなのかなという、そんなことも気になってはいたんですが、今日の答弁の中では、それの申請の窓口も増やすことになりますからっていう、そんな答弁でいただいたところで、さらに便利にはなるのかなと思っています。ただ、郵便局で申請したとしても、交付を受ける場所はやはり役場庁舎になるのかなと思いますが、その辺ちょっと確認をしておきたいと思います。

議長(村山一夫君) 町民税務課長。

町民税務課長(大槻充夫君) お答えいたします。

  申請を、郵便局で写真を撮って申請までやって、交付に関しましては、先ほどお話ししましたセキュリティーの関係がありますので、交付は必ず役場で本人に交付するというような流れになります。よろしくお願いいたします。

議長(村山一夫君) 13村上一郎君。

13番(村上一郎君) 分かりました。役場のほうでということで、やはり厳重な体制で情報漏れのないようにっていう、そんなことのセキュリティー関係は大変重要なことだなと思っておりますので、その辺は確認をさせていただきました。

  やはり、全町民への普及を進める上で、どうしても、若い世代からどんどんと申請なり交付は進んでいくかと思うんですけれども、果たして高齢者あたりですとどうしてもデジタル系の関係で、そうしても一旦、一歩下がってしまうのかなと思っております。もし、あればなんですけれども年代別の、例えば若年層とかそれから高齢者、後期高齢者とかそういうデータはないですね、はい、分かりました。ということは、高齢者へもこれから対応していくとなれば、やはり取得をしていただくように優しく丁寧に申請の説明をしながら進めていかないと駄目なのかなと思っています。特に、蔵王町でもしかり、独り世帯とか老老世帯なんかもあるわけですから、そういう世帯の方々へのマイナンバーカードの交付に向けて、普及をさせていくのにもやはりサポート体制も必要なんだなと思っています。ですから、ある程度のところまで行くんですけれども、それ以上高めようとすると、この辺がなかなか壁になって進まなくなったりもするのかなと思っておりますけれども、その辺も丁寧なサポート体制を整えていかなければならないのかなと思っていますけれども。その辺についての今後の取組の考え方、方針なんかもちょっと、お伺いしておきます。

議長(村山一夫君) 町長。

町長(村上英人君) 一郎議員お分かりのとおりですね、まず基本的には本人の申請、本人の考え方なんですね。ですから、総務省も100%行くとは思ってないんですこれ、ご存じのとおりですから、その辺がですね、ただ私たちも心配してるのは独り暮らし、老老世帯、それをやはりどのような形をしてあげたらいいのか。本当に受けたい、だけれども個人情報が分かってしまうわけですね、いろいろと手続の段階でですからそういういろいろなことが、どのような形がいいのか、その辺担当課長のほうからも答弁させたいと思っています

議長(村山一夫君) 町民税務課長。

町民税務課長(大槻充夫君) お答えいたします。

  高齢者等もあるんですが、まず来年度からは、施設、老健施設とかそういうところも訪問して、こちらのほうでカメラ等を持ってって、そこで申請してもらうというようなことやりたいと考えております普及率を高めるために。あと高齢者の施設ですねそこにも行って、申請の窓口を広げていきたいと思っております。

  どうしても、それ以上の方に関しては、自宅に来てくださいとかそういう要望もあれば、そちらのほうの対応も考えていきたいと思っておりますので、デジカメ、写真を撮って申請することのお手伝いをしてそういった形のフォローを。あと、今回郵便局、来年からしますが、やっぱり高齢者とか年金受取り、郵便局口座持ってると思うんですねその郵便局に行った際に、その申請をできるようなことのためにも郵便局を設けたところであります。

  よろしくお願いいたします。

議長(村山一夫君) 13村上一郎君。

13番(村上一郎君) 分かりました。ありがとうございます。施設へも赴いて対応して、窓口を設置しながら対応するっていう、そんなことである程度の高齢者へのマイナンバー取得に向けての普及にも、促進にはなるかと思います。そういうふうに答弁をいただいたところですけれども。

  実は私も、蔵王町議会から代表として宮城県の後期高齢者広域連合の議員として行っているんですが、75歳以上の方々へのマイナンバーカードの取得に向けた促進の事業ということで広域連合でもやっているんですね。ですから、いろいろ確認したりなんだりはしているんですけれども、各市町村のそういうマイナンバーカードの交付の担当者への情報提供とかアドバイスも含めて連携して進めていきますっていう、そんなことも話しされているようなんで、その辺もいろいろ支援策があれば、そんなことも利用しながら進めていってもらえばいいのかなと思っておりますので、その辺ちょっと頭に入れていただければと思います。

  やはりこれから、町長の答弁にもありますとおり、令和6年の秋には健康保険証と一体化っていうのは、これは完全に義務化の方向でなるんですけれども、そうした場合に蔵王病院の場合はカードと被保険証一体していれば、オンラインでの資格の確認のシステムができていますので、その辺はできるかと思うんですが、ほかの自治体関係の公立の病院、また私立の各病院とか医院とか、そういうのですと、個人の医院の場合ですとなかなか進めるにも多額の費用もかかりますので、その辺どのようにこのマイナンバーカードと被保険者証との一体化と同時に、こういう病院なり各内科医院、外科医院、それから薬局なんかもですね、その辺も資格確認システム、顔認証つきのカードリーダーを備えなければならないんですけれども、その辺をやはり、例えば白石医師会あたりで何かいろいろな機会が町長もあろうかと思うんですが、そういうものの申請なんかも、きちんとしたそういう確認システムが備えられるように、これもやはり国なりと一緒に進めるように要望もしていかないと駄目でしょうし、医師会との連携なり協調も必要なのかなと思っています。それに向けて、ちょっと町長の考えなんかもあれば、さらにこのカードの普及、そして利用の促進にもつながるのかなと思いますけれども、その辺のお答えをいただければと思います。

議長(村山一夫君) 町長。

町長(村上英人君) 一郎議員おっしゃられるとおりだと思います。国がですね、総務省が全国の自治体に対してこのマイナンバーカード、そういった保険証なりそれと合体させてやっていくわけですから、当然蔵王町の病院だけでななくて、大きな大手だけではなくて、それを電子化で、それをカードを読み取ってそして同じ顔の人に対応していくための、やっぱりそれは総務省が厚労省のほうと、そして全国の医師会、そして都道府県の医師会を通じながら、そういう、ここ年間の中で補助金を出しながら、多分私は電子化、そういう、例えば町の宮ある私立の病院なんかもそういった対応をしなければ、これは前に進まないと思うんですよ。幾ら保険証の令和年からやっていくといってもですねその辺、町民税務課長なり、保健福祉課長のほうから、今そういった動きが出てるのかどうか、お話をさせたいと思います。

議長(村山一夫君) 町民税務課長。

町民税務課長(大槻充夫君) お答えいたします。

  国のほうで、10月に突然、令和年の秋までに紙のを廃止して、全てマイナンバーカード一本化するという話になっておりますが、それに対して具体的な情報とか指示、例えば今言った病院に全て端末を設置する、それ個人病院とかではできる話ではありませんので、それに対しても国のほうで補助とかという話もあるんですが、それの具体的な件は全然下りてきておりません。ですから、ちょっと具体は全然見えない状態であるということをご理解いただければと思います。よろしくお願いいたします。

議長(村山一夫君) 13村上一郎君。

13番(村上一郎君) やはり、一般の国民がマイナンバーカードを取得してどんどん高まったとしても、それをうまく利用できる社会情勢がきちんと確立されていないと、なかなか、せっかくマイナンバーカードの効果が出てこないんですよね。ですからその辺やはり、今町長おっしゃったように、国のほうの制度設計をきちんと確立して、いろいろな医療機関なり薬局関係も含めてこの制度がうまくできるように、総合的なデジタル社会に向けての進め方が必要なのかなと思っています。その辺は、いろいろ掲げながら、あと対外的なものも含めて、町長の考えをどんどんアピールして出していただければと思っています。

  先ほど申し上げましたけれども、やはり国のほうはとことんマイナンバーカードの普及に向けていろいろなあめとむちを繰り出しながら進めていくようでありますから、普及状況に応じての交付金の関係で、やはり大きな財布を持っている国は強いんですよね。財布を持っているとこれだけ強いのかっていう、そんな感じを一個人としても受け止めたりはするんですが。やはり、だからといって手をこまねいているわけにはいきませんので、やはりある程度の目標を立てながら、普及促進に向けて取り組んでいくべきなのかなと思っています。配分に差をつけるという国の方針もありますから、その辺きちんと状況を見ながら進んでいってもらいたいなと思っています。

  ある程度の目標とか、来年あたりでこれぐらいまでの目標で交付を、普及を高めていきたいっていうそんな目標なんかの数値なんかも、もし描いていればなんですが、お答えいただければと思います。

議長(村山一夫君) 町長。

町長(村上英人君) 目標ってことでないんですが、やっぱり一番私心配しているのは、結構今周りでこういう声がたくさんあるんです。あるところの、ドコモショップの社長が知り合いなんで。ポイントが2万円分最大でつくんですけれども、そのdポイントがドコモショップなんですね、dというのは、ポイントの。ですから、ドコモショップが一生懸命に自分のお客さんに手続を、ですから必ずしも役場だとか郵便局だとかそこだけではなくて、いろいろなところで対応しているんですね。特にドコモショップは、dポイントを使いながらやっているわけですが。そんなことで、若い人が逆に家族に「お父さん、早く役場さ行ってこらいん」と言って。だから役場に行って、3時間も5時間もかかるんですって。そのポイントをやるための、今度カードをつくらなくてならない。町の近くのスーパーに行って、手続をして、そして暗証番号を入れたりなんかする。ですから、子供さんから言われて、今、お父さん、お母さん、それとおじいちゃん、おばあちゃんたちも動いているというのが、今そういう状況になっています。そして、それは12月いっぱいだということでありますが、2月まで延びた……今のとこは12月ですが、ちょっと延びるっていう国の話もありますが、そんなことで、ちょっと12月まで一生懸命、この声がけが結構ありますんで、町のほうもそういったことで、努力していきたいと思っています。

議長(村山一夫君) 13村上一郎君。

13番(村上一郎君) ありがとうございました。町長のお話されていることは分かりますけれども、確かにマイナポイントで、それもあめとむちのあめのほうになるんですけれども、結局デジタル関係のマイナンバーカードですから、若い世代ですとすぐ取り組むことは可能なんですけれども。今日も、朝役場に入るときに知り合いの方がおりまして声かけましたら、我々と同じ年代の人なんですけれども、マイナンバーカードの申請をしてきましたと。そうですか、よかったですね、マイナポイントをできるようにねと。どうせ12月までの申請ですけれども何とか間に合えば大丈夫でしょうなんて言いながら話したんですが、旦那さんはどうなのすかって言ったらまだそこまでいってないと。(不規則発言あり)ということで、旦那さんはどうですかって言いましたらまだだっていう、まだそこまで気持ちが進んでいないっていうから、ぜひ取得したらこういうことで便利なんですよということで旦那さんと会話しながら、一緒にあとカードの取得に向かって進めばいいですねなんて、そんな会話をしてきたところですけれども。いろいろな形で進めていっていただければと思っています。

  あと、2点目の家庭ごみの祝日収集についてなんですけれども、この内容、町長の答弁の内容を見ると、来年度から始まるのかなという、そんな受け止め方でいいんですが、なかなか言葉というのは、書き方によってどう受け止めていいのかなんですよね。「来年度から家庭ごみ祝日収集を行うことができるよう準備を進めてきたところであります」と。これ私も、じゃあ来年度から本当に実施すると理解していいのか、どうなのかなという。やるんだなって、こう受け止められることもできるんですが。来年、令和5年度から実施すると理解してよろしいんでしょうか。その辺、はっきりと確認しておきたいなと思います。

議長(村山一夫君) 町長。

町長(村上英人君) まず一つは村上一郎議員から昨年の月に一般質問いただきました。何でもそうですが先ほどずっと議員の皆さんと議論してるわけですが、一般質問したから来年度当初予算のほうに反映しろみたいなふうに取られる場合たくさんあるんですね。なかなかその辺は、先ほども随分議論したわけですが、なかなか難しいわけでありまして、ですから特に一郎議員がお話しされた件に当たっては昨年の月、そから年間、祝日なんかもずっといろいろと担当課のほうで調査して、そしてその判断をしたところでありますし、このことについては担当課長からお話をさせます。

議長(村山一夫君) 環境政策課長。

環境政策課長(宮澤一弘君) お答えさせていただきます。

  この件につきましては、先ほど町長が申し上げましたとおり昨年の月の一般質問において答弁をしております。その中においては、祝日の収集を含めてカレンダーの見直し、それから代替日の設定ということでりました。しかしながら検討を進めていく中で、代替日を設けたり、それからカレンダーをいじるというのはどうしても曜日が変わるということで、間違ったごみを出したり、それから出し忘れなどがありますことから、最終的にはやっぱり収集は祝日にそのままやったほうがいいということで、そういった判断からこういった結論になったところでございます。そしてまた町としましても、一応一般質問は受けて、今回検討する中で、一応令和年度を目標にこういった収集をするということで準備を進めてきましたので、町としては予定どおり来年度から実施をするということですので、それに合わせてしっかり準備をしていきたいと考えております。

議長(村山一夫君) 13村上一郎君。

13番(村上一郎君) 来年度から、家庭ごみの祝日収集に向けてはきちんと振り分けながらやっていくという、そんなご答弁のようでありますけれども確かに業者さんとのいろいろな交渉の中で進めていく、業者さんは業者さんなりにいろいろ人事関係もあるでしょうし従業員とのなかなか働き方改革なんかもあるのかなと思いまして、その辺、祝日ですと当然その働き方の中での従業員の勤務となりますから、その辺の調整の仕方でいろいろ年間、いろいろな調査をしながら検討しながらきたのかなとそのことの課長の答弁かなと思って今理解したんですが私も改めて今回2市6町のごみ収集のカレンダーを確認をさせていただきました。そうしたらやっぱり燃やせるごみの場合は週回は必ず設置してるんですね、収集してそれからほかごみのほうはうまく組合せながら、逆に平日を休みにしたりなんかりして、うまく調整取りながら家庭ごみの収集をうまく組わせてやっているそれがほかのごみ収集のカレンダーを見ますとなっているんだなと思ってまして。ですから、蔵王町もやはり、仙南2市7町と同様な形で、行政サービスの一環として肩を並べたほうがいいのかなという、そんなこともあって再度取上げたわけでございます。

  先月の11日の議会報告会で、私はそ班ではなかったんですが、ございんの班の中で祝日収集しないの回になったりするのは蔵王町だけだよねっていうそんな意見もあったんですね。それ、出席した一部から町民の声があったもんですから、それではやはりもう回町長の見解をただすべきかなということで、今回取上げさせていただいたところでございます。

  昨日の補正予算の中でも、保育所のおむつを保管するの補正予算かなと思っていたんですが、その補正予算で今回計上されたようですけれども、松ア先輩が月に行ったそのおむつ関係の保管のやつを家庭に返すのではなくて保育所で自前で回収する収集していくという、そのシステムをつくったんだなというそのための準備かなと思って補正予算を認識はしていたんですけれどもその辺もう少しもしある程度の答えができるんであればお願いしたいと思います。(不規則発言あり)来年からそれもするのかどうか、ちょっと確認しておきたいと思います。

議長(村山一夫君) 町長。

町長(村上英人君) この件については通告外でありますが、あえて私のほうから最後にちょっとお話しさせてもらおうかなと思っていました。

  この件については、9月の松ア良一議員から一般質問がありまして、今言われた保育所での使用済みおむつなんですが、これに当たって収集回数の問題もありましたが、業者との話合いをさせていただき、月・火・木・金週4回を収集して、11月の1日からもう実施しているところであります。

  何か担当課長で補足することがあればお願いいたします。

議長(村山一夫君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(佐藤敏彦君) 今、町長のほうから話がありました。初めに、こちらの自園での処分、そちらにつきましては収集回数、週に2回だけだったもんですから、そうしますと、臭いの関係でなかなか実施することはできなかったんですけれども、収集業者にいろいろ相談したところご配慮いただきまして週4回集めていただくと。それでは、すぐ自園での処理を行いましょうということで、11月1日から実施させていただいたものでございます。それに併せて、先ほどお話いただいた紙おむつを入れるごみ収集箱、12月に認めていただいたということでございますのでご報告いたします。

議長(村山一夫君) 13村上一郎君。

13番(村上一郎君) ありがとうございました。もう11月から取り組んでいるということで、これも来年あたりから、それになるための一つの方法かなと思いまして、早速その辺も含めての補正予算かなという、そんなことを思ったところで、ちょっと質問をさせていただきました。

  それと燃やせるごみ、もう一度改めて聞きますけれども、燃やせるごみの週回だけを前提に組替えてごみ収集のカレンダーをつくるのかそれともほかも含めた形で家庭ごみ、11品目でしたかね分けてるんですがそれも含めた形で来年度は改めた形の祝日収集を行うのか。その辺だけを最後に確認しておきたいと思います。

議長(村山一夫君) 環境政策課長。(不規則発言あり)町長、町長から振ってください。

町長(村上英人君) 担当課長から答弁させます。

議長(村山一夫君) 環境政策課長。

環境政策課長(宮澤一弘君) お答えさせていただきます。

  基本は月・火・木・金、燃やせるごみ、ということになりますけれども、月1回しか中には回収されない物もありますので、そういった物については週を変えて1度、どこかでカバーするようなことにはなります。ただ、毎週回収したり月に3回程度回収する物については、そちらのほうは1回飛ばすっていうか、休みっていうか、そういった形に対応するようにしているところでございます。

議長(村山一夫君) 13村上一郎君。

13番(村上一郎君) ありがとうございました。カレンダーを見ますと、燃やせるごみ以外はいろいろ合せてやっているようで月に1回もありますし、その辺は柔軟にあと回収の、ごみ収集の業者さんと連携しながら、いい形での衛生業務のサービスの向上につながるように取り組んでいただければと思っております。

  その辺を申し上げまして、本日は、前向きな回答だったかなということで終わりたい、受け止めて終わりたいと思います。ありがとうございました。

議長(村山一夫君) これで村上一郎君の一般質問を終わります。

  ここで10分間休憩いたします。

     午後2時00分 休憩

                                           

     午後2時09分 再開

議長(村山一夫君) 再開いたします。

  休憩前に引き続き一般質問を行います。

  次に、5番平間徹也君の質問を許します。平間徹也君、登壇願います。

     〔5番 平間徹也君 登壇〕

5番(平間徹也君) ただいま、議長のお許しをいただきましたので、一般質問通告書にのっとって質問させていただきます。

  1、蔵王病院の今後の運営方針について

  市二町組合の解散ということで結論けられることとなりそうな刈田病院問題だが、組合解散により今後の蔵王病院のり方が一層問われるようになるのではないか。相次ぐ地震のダメージと老朽化の進む病院の現状を見れば、真剣に建て替えを考えていかなければいけないと思う。

  町長は、月会議で村上一郎議員が行った一般質問への答弁の中で、病院を建て直すこととなると25億円、30とかかる。現在、蔵王病院として必要なのかということから考えていかなければならない。それとも診療所として考えていくのがいいのか今ある建物を国の補助をいただきながら有効に活用していくというのが現状である。」と答弁しているが、建物を長寿命化するにも限界があるのではないか。

  一般的に考えれば、公共施設の老朽化の対応は、古い建物から優先順位を高く位置付けていかなければならないのではないか。

  昭和56年建設の中学校を新設する計画を最優先に行ったが、それよりも年早くできて震災のダメージをより大きく受けた蔵王病院の新設改築こそ最優先で取り組むべき課題ではないか。以上のことを踏まえて何点か伺う。

  1 今後の蔵王病院の経営方針並びに蔵王町の地域医療を長期的にどのように考えているのか。

  2 新設蔵王病院設置検討委員会を立ち上げる考えはあるか。

  2番、インボイス制度導入による蔵王町の対応について

  来年10日から消費税のインボイス制度が実施されることとなっている

  これまで民間企業の取引で免税事業者である中小零細企業やフリーランスが取引から排除されたり、今の契約書から消費税相当が値引きされるといった問題が指摘されてきた。

  ところが、インボイス制度の導入は民間取引に留まらず、地方自治体や公益法人の取引においても免税事業者に同様の影響を及ぼす実態が見えてきた。国と地方自治体の一般会計は特例により消費税納税免除されているが、特別会計や公営企業会計はその対象とはならず、消費税の申告義務が発生することとなっている。消費税法第60

  福島市の水道事業において、ホームページ上で令和年度の公共入札について、インボイス制度の登録がない場合、水道局及び下水道室発注の工事などの受注ができなくなるという記載をした問題があった。総務省は全国商工団体連合会から指摘を受け適格請求書発行事業者でないを競争入札に参加させないこととするような資格を定めることは適当ではないと考えると考えを各自治体に示し、インボイス登録による適格請求書発行事業者あることは入札の資格と直接関係がないとした。以上のことを踏まえ何点か伺う。

  1 蔵王町はインボイス制度にどのような準備対応をしているのか

  2 適格証明書の有無によって事業者との取引を判断すべきではないと考えるが、町当局の見解は。

  3番、幼稚園バス廃止の経緯について

  来年度から宮の認定こども園がスタートすることから、永野保育所と永野幼稚園、永野保育所と遠刈田幼稚園の間の幼稚園バスを廃止する意向を決めたようだが、今年度の教育委員会でも教育総合会議においても、この件について議論をした議事録がないどういった経緯で幼稚園バスの廃止としたのか。

議長(村山一夫君) 町長。

     〔町長 村上英人君 登壇〕

町長(村上英人君) 平間徹也議員の一般質問にお答えいたします。

  はじめ点目の蔵王病院の今後の運営方針についてお答えいたします。

  まず番目の今後の蔵王の経営方針並びに蔵王町の地域医療長期的にどのように考えているのかについてお答えいたします。

  蔵王病院は、民間の医療機関が存在しない地域における医療の提供を目的として開設され、昭和49現在の病院棟新築してから今年で48年間経過しようとしております。その間、宮城県沖地震や東日本大震災、本年16日に発生した福島県沖地震などの度重なる大きな地震により甚大な被害を受けていることや、経年劣化により施設や設備等の老朽化が進んでいることは認識しております。

  特に、本年16日の福島県沖地震では、正面玄関や患者の待合室を始め、院内各所に被害が確認されたところであります。その中でも、厚生棟の被害は甚大で現在使用できない状況にあるため、国の医療施設等災害復旧費補助金を活用し復旧に向けて着々と進めているところであります。

  議員は蔵王病院の新設改築こそ最優先で取り組むべき課題ではないかと指摘してられますが、月会議の村上一郎議員の一般質問に答弁したとおり、今ある建物国の補助金等を頂きながら有効に活用していくとの考え方に現在も変わりはありません。

  次に、番目の新設蔵王病院設置検討委員会を立ち上げる考えはあるかについては、考えておりません。

  次に、第点目のインボイス制度導入による蔵王町の対応についてお答えいたします。

  まず番目の蔵王インボイス制度への準備対応についてお答えいたします。

  インボイス制度が始まりますと、自治体がこの制度に対応していない場合は、自治体が売課税事業者が買手となる課税取引において、事業者の負担が増加することになります。

  つまり、自治体が適格証明書発行事業者の登録をしなかった場合、適用税率や消費税額等が記載された適格請求書インボイス)を、この適格請求書とはインボイスということであります、発行できないことから、買手である課税事業者が仕入税額控除を受けることができなくなるいうものであります。

  この制度の影響を受ける課税取引としては、本町では施設使用料や広報等への広告掲載料などが該当することから、取引事業者の負担増とならないよう、一般会計については、今年適格請求書発行事業者の登録を済ませたところであります。

  この制度への対応は、会計ごとに行う必要があり、既に課税事業者である水道事業及び病院事業会計も登録を済ませており、下水道事業会計についても今月申請をいたしました。

  そのほかの特別会計につきましても、この制度による影響の有無を確認し、対応が必要かどうかの検討をしているところであります。

  適格請求書発行事業者の登録は任意であり、取引先が免税事業者や一般消費者だけであったり、取引が福祉事業など非課税のものだけであれば、登録する必要性が低いと理解しております。登録申請の期限は、来年31日でありますので、遺漏のないよう対応してまいります。

  次に、第番目の適格証明書の有無による事業者の取引の判断についてお答えをいたします。

  水道事業などの公営企業会計においては、取引事業者が免税事業者であった場合、その事業者に修繕や物品購入などの代金を支払う際、適格請求書発行されないことから、買手となる自治体側の負担が増加することになります。

  しかしながら、私は利益の少ない小規模修繕工事でも受け、昼夜を問わず軽いフットワークで本町を支えてきていただいた事業者を、適格請求書発行事業者でないということだけの理由で、一律に取引から排除することは全く考えておりません。

  次に、第点目の幼稚園バス廃止の経緯についてお答えいたします。

  幼児教育保育環境の見直しにより運行を始めた保育所幼稚園間の園児送迎タクシーは、令和年度から年間実施してまいりました。

  この件に関しては、教育長が一般質問にお答えしたとおり、来年度の宮地区認定こども園の開園に併せ、近頃の利用者数などを考慮した上で運行廃止を決めたと聞いております。

  議員質問のその決定に至るまでの議論や経緯につきましては、教育委員会内での対応となりますので、この後、教育長から答弁させます。

  以上、私からの答弁とさせていただきます。

議長(村山一夫君) 教育長。

     〔教育長 文谷政義君 登壇〕

教育長(文谷政義君) 私から、第3点目の幼稚園バス廃止の経緯についてお答えいたします。

  この件に関しては、9月の一般質問でもお答えしたとおりでありますが、その理由は、

  1、年々各幼稚園での利用者が減少しており、来年度の認定こども園の開園に伴い、特に利用者が多かった宮地区での送迎が必要なくなること。

  2、園児の送迎タクシー運行により、新型コロナウイルス感染症を始めとする感染症の拡大が懸念されること。

  などであります。そのほか、多額の費用を要している送迎タクシーに対する監査委員や議会からの指摘も踏まえ、来年度以降、送迎は行わない、との結論に至ったものであります。

  なお、この件については、教育委員会の議決事項ではありませんので、教育委員会定例会の議題として上程はしていませんが、その終了後に行う、教育委員との情報交換の場において、委員から2回ほど考えを伺いましたところ、「現在の状況を考えると運行廃止はやむを得ない。」とのことでありました。

  また、先月行われた、今年度第1回目の総合教育会議では、議題が学校給食費の見直しについてであったことから、送迎タクシーに関しての議論はなかったものであります。

  以上申し上げまして、答弁とさせていただきます。

議長(村山一夫君) 5番平間徹也君。

5番(平間徹也君) では、まず再質問させていただきますけれども、町長、私今質問では、長期的にどのように考えているかという、結構そんな具体的じゃなくても、やっぱりあの病院が誰の目から見てもね、もうこの答弁書に書いてありますように、もうやっぱり経年劣化により施設や設備などの老朽化が進んでいることは認識しておられるわけですし、厚生の被害も甚大で現在使用できない状況にあるのにもかかわらず、建て替え等も含めて考えないのはちょっと私には理解できません。今ある建物を国補助金を頂きながら有効活用していくとおっしゃってますけれども、もう少し、もうちょっと具体的に何年間もたせようと思っているとか、あの建物は一体何年もつと町長はお考えなんですかね。

議長(村山一夫君) 町長。

町長(村上英人君) まず、平間徹也議員に、ちょっと、まだ徹也議員が議員になる前かな、実は令和元年の9月なんですね、令和元年の9月に厚生労働省から全国の1,455か所の公立病院、またその中に日赤病院も入るんですが、そのうちの424か所の公的病院の再編が必要であると、突然の新聞発表があるんです。この新聞発表の中で、県内で2か所の病院が名指しで上がっちゃったのね。それでもうとんでもないびっくり、我々もしちゃったんですけれども、その中に蔵王病院が対象となったところであります。それから、県から公立公的医療機関等の具体的な対応方針の再検証について、医療整備課なんですけれども、県の医療整備課が来ていろいろと、蔵王病院のほうに来ていろいろな、まず基本的にこれがあるということです、まず今の蔵王病院。国は、こういう再編を考えたりなんかをしなければ駄目だよということであります。

  今、実態が、蔵王病院の、5年前の蔵王病院の外来の患者数、平成29年度外来の1日当たり52名、平均。今、令和3年度、令和4年は途中なんで、令和3年度で294人が外来の1日平均であります。入院患者数、平成29年度は36.8人で、令和3年度で16.2名です。今現在は11名です、入院患者。そのように、蔵王病院を今までずっと支えてくれていた方々は、どっちかっていうと北部地域が主体になって、そして農家の皆さんたちが、あと遠刈田の方々も入っていますが、ですからそういった方々が、ちょうどもう高齢になったり、自然減になってきたりして、この数字がもう出てきているっていうのが今の現状なんです。ですから、若い人がじゃあ蔵王病院にって、広報でもたくさん今やっていますよ。ですから、東北大からも足を運んでもらったりしながら。まず一つは、この5年前と比較してこのように外来だとマイナス22.6%、入院患者数は20.6%という、一つなっているということです。

  それともう一つが、蔵王病院は、平間徹也議員がよく分かるとおり療養型、外来、そして入院棟とあるんですね。それでそれが療養型なんです。その療養型はいいんだけれども、そういう対応をやっていることによって最低医師が3人必要だって言われているんです。ところが今、内科医長とそれとあと院長と2人が中心になってもらって、そして東北大の昔の第一外科っていうんですが今総合外科、東北大の総合外科から2名の先生に、これ週2名、日・月と来てもらって、あと水曜日と金曜日と土曜日は東北大の消化器内科から来てもらっているんです。それで、この1週間のローテーションがあるんです。ですから、院長とか内科医長はその日に泊まったりして36時間ずっと働きっ放しなんですよ。ですから当然、それから休んでもらわなくちゃならない、そういう中でね、まず何を言いたいかというと、医師の確保が大変なんです。これ、東北大に行って教授と直接話をしながら、どうにか今ここまで確保をさせてもらっているということであります。ですから、こういったことをさっき言った入院関係、外来の関係、そして蔵王病院を運営するに当たってはこれだけの方々が、週2日だけなんです、表に出てくるのは、院長またあと内科医長でありますが、2人合わせて2日なんです。あとのほかは、当然入院棟も見なくてはならないわけですから、そのような医師確保が大変難しいということであります。

  その次が、3つ目として、この医師の時間外労働規制というものがあるんですね。これ、俗に言うと働き方改革なんです、お医者さんたちの。働き方改革というので大変これが大きな問題になっているんです。ですから、今蔵王町に来ていただいている東北大学の総合外科だとかあとは消化器内科から、令和6年からはなかなか厳しくなってくるという、医師の働き方改革の関係でなかなか難しくなると。これは、何がこうなるかという背景なんですけれども、一つの働き方改革の背景には、長時間労働が常態化しているということが一つ。あと、先生方が休日なかなか取れないで、取れないでいる医師が多いということなんですね。そういったことを、医療業務、患者の診療、そして皆さん分かるとおり昔の大泉の高橋先生は赤ひげ先生っていって、もう何でも診てくれましたね。婦人科から全部、産婦人科も含めて。でなくて、今はもう詳細に細かくいろいろな診療科目になってきているんですね。ですから、なかなかその辺で、それだけ高度医療を受けたりなんかする、そういった面でこの医師の確保が難しくなってくる、そして働き方改革によって私たちのような自治体の病院が本当にどっかで判断をせざるを得ない状況に来ていると。そんなことで今、県からも、蔵王町に当たってですね、公的医療との、そして強化プランでありますが、実はですね総務省の自治財務局長から蔵王病院に直接、今、公立病院の経営強化の推進についての通知がもう入ってきているんです。そういったことで、いろいろなガイドライン、そしてそういったことを改善に当たってはどうするんだとかいろいろなの含めて、ですからなかなか医師が、例えば蔵王病院でさっき言った医師が確保できるんであればこの病院というものを考えなくちゃいけないけれども、まず一つは病院の利用者が減少してきているってこと。そして、医師の確保が難しい。今何とか大学院の2つの外科と内科から、教授とやり繰りしてお願いをしていると。だけれども、この働き方改革によって今度は地方に大学から来れなくなってしまうと。令和6年くらいからそういう環境になってしまうと。そういった面で、蔵王病院の今後の運営の在り方、あとは、もう一つが新設蔵王病院の、新設をするために蔵王病院の設置検討委員会を立ち上げる考え方はないかと、この大きく分けて2つの件でありますけれども、それにはどうしようもなく、今、どうにか県のほうにも、あとは中核と今度連携を考えながら、そしてあんまりこんなこと言いたくないんだけれども、大きい病院というのは点数が取れる間はあれなんですよ、そして療養型は特にそうなんですが、蔵王病院の場合は療養型で引き受けなくてならない、だけれどもなかなか点数が取れないんですね。そういったことで、点数上げることもなかなか難しい。だけれどもやはり、患者さんを、大きいところの病院と連携をしていかなくていけない。そういった面で、前にもお話ししておりますけれども、中核、またあと岩沼にある南東北、あれと大泉記念病院と、大きく考えてこの3か所の病院で患者さんを、足を何度も運びながら一応確保しているけれども、さっき言った入院の状況になっているということであります。まず、そこを、我々も考えていかなくてならないし、平間徹也議員も今の現状をご理解いただきながらと思っております。

  以上であります。

議長(村山一夫君) 5番平間徹也君。

5番(平間徹也君) ありがとうございます。今の現状は、町長ほどじゃないですけれども理解はしているつもりなんですけれども、私がやっぱりお聞きしたいのは、国からその指定されちゃったとかそういうものも分かるんですけれども、まず一番大前提として必要なのは、蔵王病院を、私は今の形でもいいと思うんですよ、今の形でも、蔵王病院を残す考えを町長は持っているか持っていないかっていうのがまず問われるわけじゃないですか、わけだし、町民が残してほしいと思っているか思っていないかっていうのも含めてですけれども、その辺をしっかりと耳を傾けて、ちゃんと町長なりに、今蔵王病院を、できるかできないかは別ですよ、また、医師をどう確保するとかはまた別として、どういうふうにしたいのかっていうところをまず聞きたいんですよ。それがまずないことには始まらないじゃないですか。町長、いかがですか。

議長(村山一夫君) 町長。

町長(村上英人君) 私、一般質問のほう、これ差し上げているわけですから、見てのとおりですよ、先ほどから何回も話していると思いますが。そのように、蔵王病院を存続させるために今国の補助を頂きながら、そして対応しているということをはっきり言っているじゃないですか。ですから、これは9月会議の村上一郎議員と全く同じ考えです。ただ、今回は、徹也議員にもっともっと中を知ってもらいたい。大きな意味で3点が、大きな問題が、今、小規模の自治体の病院がこういう状況になっていると。国が補助金くれなくなったらどうしますか。そういうことです。ただ、今、東北厚生局といって厚労省の東北の医療の窓口でありますが、厚生局、厚生局のほうからもう承認をもらっているんで、そのように厚生棟だとか含めて、議員の皆さんたちも見てきていただいていると思いますが、そのように対応していきたいと。あわせて、雨漏りの問題、あとは昨日もお話あった側面だとか後ろから見た場合のやはり汚れ含めて、汚さ、そういったのも全部改修をしていくつもりで、いくつもりじゃなくていくわけであります。そういったことで、ご理解いただきたいと思っています。

議長(村山一夫君) 5番平間徹也君。

5番(平間徹也君) いや、私はこの答弁書では町長がどのようにしたいかっていうのをはっきり言って読み取れないなと思っていますよ。私は、やっぱり療養型とはいえね、点数が低くても、やっぱりあそこの蔵王病院が果たしてきている役割はめちゃくちゃ大きいと思いますし、病院の入院患者減ったのも、前の先生とうまく連携が取れなかったからであったわけじゃないですか。そこから回復ちょっとずつしているけれども、まだあのときまでには至っていないし、あと高齢化のこれからの時代を考えれば蔵王病院が療養型として、外科を入れるのはなかなか難しいのかなと私個人は思っていますけれども、療養型病院としての存在ってめちゃくちゃあると私は思っているんですけれども、そういうことも踏まえて、設置検討委員会とか立ち上げるべきなんじゃないかなということで今回の質問をしているんです。

  私、あと気になっているのは、蔵王町公共施設計画とか個別の長寿命化計画、町で平成29年につくっておりますけれども、毎年4億円ぐらいかけて全体の公共施設、大体450億円くらいかかるって書いてあったかな、それをちょっとずつ長寿命化生かしながらやるには平均で4.7億円毎年かかるんですっていう試算を、平成29年時点ですけれども、出しているわけで、こうやってそれが今どんどん進んでいるから数字が変わったりしている部分はあると思いますけれども、こういう立派な資料をつくって、見積りなり計画を立てているわけですから、この計画に沿った運用方で今どうなっているかって、それこそPDCAサイクルじゃないですか、それをどう検討するかっていうのが、私問われていると思うんですけれども、この長寿命化、蔵王町の公共施設計画、長寿命化計画は今どういうふうに考えているんですか。実行できていないんですか。

議長(村山一夫君) 町長。

町長(村上英人君) 一つはですね、一般質問にこれ入っていないですから、この後の平間武美議員のほうには通告がありますので、そこでお話をさせていただきます。

議長(村山一夫君) 5番平間徹也君。

5番(平間徹也君) ありがとうございます。長寿命化計画のこと、文章には書いていなかったですけれどもね。それぐらいのことは分かるのかなと思うんですけれども。平間武美先輩議員がしっかりと聞いてくれると思うんで、そちらに期待したいなと思いますけれども。

  やっぱりね、蔵王病院をどうするかっていうことを真剣に考えているのかっていうのを、やっぱり私問いたいですよ。設置検討委員会の検討すら、ふだん蔵王病院の運営委員会ってありますよね、あそこの中でどのような、ちょっと私、議事録持っていないので調べていないんですけれども、どのような蔵王病院の新設、改修についてどのような意見が上がっているんですか、その病院の運営委員会で。あそこの運営委員会で改修したほうがいいねとか、新設したほうがいいねとか、せめて検討して勉強したほうがいいねというような声は出ていないんですかね。運営委員会で。

議長(村山一夫君) 町長。

町長(村上英人君) 大分失礼な言葉も随分あるんですが、町長は全然考えていないだとかね。いろいろなことをたくさん考えながら、経営者っていうのはやっているんですよ。責任者ですから、私。やはりある程度、言葉をかみしめながら発言していただきたいなと思っています。

  それと、先ほど言うこの公立病院の経営強化プランの策定というのを、令和4年度から令和5年度中に策定して厚労省に出さなくてはないんです。公表して。ですから、そういった中でこれからいろいろなプランの期間だとか、プランの内容も含めてやっていくわけでありますし。それとあと、このように改修をしていくだとかいろいろなこと、それと今の病院の在り方っていうのは、蔵王病院運営委員会というのがあるんです。7人の構成メンバーであるわけです。そういう中でしっかりと、そしてそこに院長と管理者である私が入りながら、当然事務長、師長が入って、いろいろな今の現状の問題も含めてやっているわけでありますので、そういったことで一つ一つ対応しながらやっていますし。そして、この蔵王病院を私はなくすとは言っていないんですよ、全然。療養型なくすとは言っていないんです。ただ、今現状がこういう国からの問題、県からの問題、そして今現状がこういう現状の中で、本当に新設をしなさいとこう言っているわけですから、ただそういう新設してまでこの病院をもっていくことはまず難しいんじゃないかということを、まず基本的なところをお話し申し上げたわけですから。ですから、我々としてはいろいろな、さっきから言うように療養型、そして地域の医療としてできるだけ、今の改修をしながらできるだけこの蔵王病院を残していこうと。ただ、医師の先生方の改革の中で、大学病院から支えがなければ入院棟を設けていくことができないっていうことを言っているわけですよ。ですから、やはりその辺を、やっぱり今の現状、それと今後の動きというのを頭の中に入れていただかないと、話がなかなかつじつま合わなくなっちゃうんで、一方的にだけああしなさいこうしなさいではないんで、ひとつご理解いただきたいと思っています。

  以上です。

議長(村山一夫君) 5番平間徹也君。

5番(平間徹也君) ありがとうございます。いや、私は別に、町長のそのね、なくすとは言ってないっていう、それ、なくさないってそこまで言ってほしかったんですけれども、なくすとは言っていない、療養型としてやっぱり必要だっていうその言葉が一番重要なんだっていうことで、私その言葉が聞きたかったんですよ。

  医者の先生の確保って本当に大変なんだなって、刈田病院の問題とか、私が議員になってからいきなり、蔵王病院の問題も、12月まで決まらなくて大変でしたけれども、本当に大変なんだなと。だから、ふだんから東北大の病院と懇意にしている町長だから連れてこられたんだなと、自治医科大の先生もね。3年目ですね、今度ね。また契約できるという話を伺っているので。それは、町長の並々ならぬ努力を認めた上なんですけれども、やっぱり、だからこそ今後の、国の方針だっておかしいと思うんですよ、私は。でも、国に対しても町長は自治体の長としてやっぱり言える立場だと思うので、ぜひもっと手厚く税金等、医療福祉に使うべきだとね、熱く国に対してもパイプがあるんですから、ぜひ、言っていると思うんですけれども、言っていただきたい。病院の先生の確保が難しいの分かっているので、私は確保しろって言っているんじゃなくて、まず残すべくにどうやってやりますかっていう、そのために設置検討委員会を立ち上げるべきじゃないですかっていうことを質問している、その辺は理解していただきたいと。

  設置検討委員会を立ち上げるのって、そんなに難しいことじゃないんじゃないですかね。だって町長、道の駅設置検討委員会は700万円かけて、設置検討委員会、あれは新設でしょう、新設道の駅設置検討委員会700万円かけて立ち上げて2年間かけて議論した結果、700万円かけたけれども何もできなくなってしまったと。第六次に入れるか入れないかって言っていますけれども。やっぱり、700万円かけて道の駅設置検討委員会を立ち上げたんだったら、病院の設置検討委員会のためだったら700万円かけて立ち上げるべきなんじゃないかと私思うんですけれども、町長、その辺はどのように考えていますか。

議長(村山一夫君) 町長。

町長(村上英人君) 私、大分答えさせていただきましたんで、うちの病院の事務長のお考えもありますんで、事務長から答弁させたいと思っています。

議長(村山一夫君) 病院事務長。

病院事務長(山家信行君) お答えいたします。町長の命によりお答えさせていただきます。

  設置検討委員会の立ち上げについては、答弁書に書いてあるとおり今のところちょっと考えてはおりません。どういったメンバーにするのかとか、そういったものもあると思いますので、なかなかちょっと立ち上げるには時間もかかるだろうし、難しいのではないかと思っております。

議長(村山一夫君) 5番平間徹也君。

5番(平間徹也君) 分かりました。今は考えていないということは理解できたので、今後ぜひ考えていただきたいですし、あとちょっと先ほどの町長の答弁で、ちょっと私確認したいのがあったんですけれども、新設しなさいと出ているっていうことを答弁でさっき、この前の答弁であったんですけれども、新設しなさいというふうに言ってきている団体とかはどの団体なり、どなたが新設しなさいと言ってきているのかって、ちょっと確認したいんですけれども。答弁でさっき言っていたんで、どういうことなのかなと。

議長(村山一夫君) 町長。

町長(村上英人君) それはまず一つは、第2番目の新設蔵王病院の設置検討委員会を立ち上げる考えはないかってことがそうでしょう。そしてさっき、これに関連してこういういろいろと議員は蔵王病院の新設、改築こそ最優先で取り組むべきでないかと、取り組むべき課題ではないかということを言っていたわけでしょう。その中にとうとうとうとうと言ってきたわけですから。決して私から言っているんではないってことです。議員が、だからもう少し落ち着いて、お話ししてくださいってことを言っているわけですよ。

議長(村山一夫君) 5番平間徹也君。

5番(平間徹也君) 分かりました。落ち着いてお話しします。若げの至りだと思っていただければ。

  新設しなさいと、たしか私が、しなさいっていうか、したほういいんじゃないですかってぐらいの気持ちなんですけれども。ちょっと私勘違いしたのは、国の強化プランとか、後期計画の中で、基本計画の中で公立病院の強化プランの策定推進というものをつくらなきゃいけないとなっていると。で、その強化プランまだ多分これからつくるから内容も何も分からないということなのかもしれない、これからの方針だと思うんでっていうことなんでしょうけれども、私その中でそういう意見が出たとか、あと国の再編のほうで、蔵王病院再編したほういいですよ、ただ新設するんだったらということなのかと勘違いしてしまったんで、そういうふうに質問しました。分かりました。

  ただ、私が町民の方にお話聞くと、病院のことが最優先課題じゃないかっていうのは、やっぱりそういう声がたくさんあるんですよ、私の周りではね。多分、町長自身もそういう声って聞いていると思うので、ぜひその点は、ちょっと熱くなり過ぎたかもしれませんけれども、少しでも心の奥にしまって、あとこの強化プラン、どういうふうになっていくのかっていうのを一緒に私も勉強して、町長に提言できるように勉強していきたいと思うので、その辺はよろしくお願いいたします。

  2番目のインボイスの件なんですけれども、これは答弁書である程度確認はできたんですけれども、念のためにもう一度確認するのは、町はインボイス制度の準備はできていると。町と取引のある小規模事業者が適格請求書の番号を取得していなくても、取引から排除されることはないということで間違いないかということと、適格請求書番号の取得はおのおのの事業者さんの考えで行うものでありますから、町からその番号を取得するように案内するようなことはないと考えてよろしいでしょうか。

議長(村山一夫君) 町長。

町長(村上英人君) 全くそのとおりだと思いますが、ちょっと副町長から答弁させます。

議長(村山一夫君) 副町長。

副町長(平間喜久夫君) 答弁書にあるとおり、町として適格証明がない、確かに企業会計の場合は課税事業者になりますので、その分仕入れ税額控除ができないという点はあります。ただ、それだけを理由に取引をしないとか、そういうことはやはり、長年こういったような町を支えていただいた方々、小規模とはいえ、そういった方とは今後とも、本人が希望すればですけれども、もちろんしないんで、こちらからは例えばインボイス登録してくださいというようなつもりは全くございません。

議長(村山一夫君) 5番平間徹也君。

5番(平間徹也君) ありがとうございます。それを聞いて安心しました。この場なのでちょっとお伝えしたいのは、インボイス制度は強制ではありませんので、1,000万円の小規模事業者の方に関しては自分で選んで、登録するかしないか選んでいただきたいなと。あれは、3年間は適格請求書番号がなくても8割の消費税の仕入れ控除はされますし、残り2年、4年目5年目は5割の消費税の仕入れ控除は、適格請求書番号がなくても認められるので、この5年間のうちにその小規模事業者の方には判断していただいて、取引先の方がそれを理由に取引をやめると言い出したりとか、値段を下げるということがあるかもしれませんけれども、ただそういうことはあってはならないと国のほうでも言っていますし、一度手を挙げてしまったらもう消費税課税業者になってしまうわけですから、そこはぜひ小規模事業者の方に判断していただきたいと。町も、その情報を共有していただけたらなと思います。

  3番目の幼稚園バスの件なんですけれども、これ確かに9月に私質問して、この決定、非常に残念だなと思っています。私がやっぱりお聞きしたいのは、これってこの幼稚園バスのことだけじゃなくて、蔵王町のね、本当にある意味民主主義の根幹みたいなところまで私は影響してくると思っているんです。だって、この幼稚園バス廃止の経緯は、町長は教育委員会の対応と、教育委員会での対応となりますのでと答えているんですけれども、教育長は教育委員会の議決事項ではないと答弁しているんですね。これ一体、町長と教育委員会どちらの議決事項になるのかなと。どちらが責任を持つんですか。

議長(村山一夫君) 町長。

町長(村上英人君) 先ほど、教育長のほうでお話あった、教育委員会の議決事項ではありませんので教育委員会定例会の議題として上程はしていないということであります。そういったことで、教育委員会のほうから私のほうでもお話があって、運行の廃止やむなしということは教育委員会と私のほうとで、話合いの中でそういう決定をしたということであります。

議長(村山一夫君) 5番平間徹也君。

5番(平間徹也君) 教育委員会で、議事録がない会議の教育委員会の意向で決まったというか、その内容決まって、それを町長は認めたっていう形になるんですか。何かこれは、私の感覚だと、やっぱり議論をね、ちゃんと、教育委員会っていうのは町の保護者とかの代表の方に集まっていただいて、ちゃんと教育委員会の中でお話ししていただいて、ちゃんと議事録がある場で話していただいて、その中でもんだ結果、予算の問題とかあるかもしれないですけれども、それは教育委員会では予算の問題つけられないんでね、予算の専決事項はだって当局なんですよね、町長にあるんですよね。そこのもんだ結果、仕方ないとなったと思うんですけれども。議事録がない会議で決まったことを承認した、それぐらいの案件だったということなんですか、その幼稚園のバス廃止については。廃止なので。

議長(村山一夫君) 教育長。

教育長(文谷政義君) これは議決事項ではなくて、事務事業の事務を進めるという一つのものになります。ですので、教育委員会にかけて議決を得るものではありません。予算が伴うもので、これはやっぱり町執行部のほうから教育長は委任をされているので、それをこちらのほうの意見を持って町長のほうに具申をして、そこで協議を進めるという形で、教育委員さんがこれを議決して決めるものではありません。

議長(村山一夫君) 5番平間徹也君。

5番(平間徹也君) 分かりました。事務事項ですかね、議決じゃないから。じゃあ、議決じゃなくても、議事録ぐらいは残しておくべきだったんじゃないですか。だって、はっきり言って、そんな、幼稚園バスの廃止、大事じゃないですか、めちゃめちゃ。そんなの、ブラックボックスの中で話ししてね、結局。こういうことって、幼稚園バスのことだけじゃないんですよ。だって設置検討委員会の企画審議委員会で、道の駅設置検討委員会の話をするっていうんで、先輩議員の加川さんが、オブザーバーとして傍聴者として行こうと思ったら、これは今回審議会じゃないから見せられないとか。あと、道の駅設置検討委員会の傍聴を認めないとかっていうのを平気でしているわけじゃないですか。これもね、そういう町の体制が出ているなと私は思うんです。そんな誰に相談したか分からないような決定でこのような大事なことが決まっていくことが、私は大変遺憾です。

  私があと、これなぜ廃止にしたのかの理由で、町長はこういうふうに質問に関して答えているんですよ。2人のために多額の予算をかけられないためだと町長はおっしゃっていたんですけれども。それだったら、平均たった1人のために出していた仙台空港と蔵王町、川崎町、村田町をつないでいたあのバスについてつけた予算は一体何だったのかと。あれはどういうふうに評価しているのかと私は言いたいです。あれの反省を生かして、今回の判断をしたということなのかなっても取れるんですけれども。町長いかがですか。

議長(村山一夫君) 町長。

町長(村上英人君) この園児の送迎タクシーの関係については、私のほうにも監査意見の関係だとか監査委員から、また議会からですね、徹也議員も入っている議会でありますが、その議会のほうから多額の費用を要している、そういったことで廃止に考えるべきでないかということも出てきていましたし、そういったことも含めてですね、教育長と私たちのほうで話合いもさせていただいていた経緯もあります。

  そういったことで、誰が云々でなくて議会でそういったことを、その辺重く受け止めるのが私たち予算計上する立場の人間でありますので、その辺、一方的にですね、何か我々だけ責められていますが、その辺ひとつ、徹也議員のほうでそういったあれを出しているわけですから、ひとつご理解いただきたいと思っています。

議長(村山一夫君) 5番平間徹也君。

5番(平間徹也君) 確かに、議会でそのような指摘がありましたけれども、議会だからといって、私はその議会で、議会15人の方がいらっしゃっていろいろな方の意見があるわけで合意形成をしてってこと、多数の先輩議員がそういうふうに考えたので、私は一般質問でね、私の考えと私の周りの人の考えを町長に訴える場所だと思っているので、議会がそういうこと言ってきたからだと、確かに議会で言った、指摘はされているんですけれども、それをそのまま町長が受け止めて、その廃止に至ったということが分かりました。

  ただ、やっぱりその財源がないとかってよくおっしゃるんですけれども、先ほどの先輩議員の大沼先輩議員が財源がないんじゃなくてどうやって使うかだって言っていたじゃないですか。やっぱりそうやって、大事な財源なんだけれども、誰だってね、判断間違うことありますから、仙台空港のバスだってあれはどうだったかっていまだに私思いますし、やっぱり、必要か必要じゃないかっていうことを念頭にやっぱり一番置くべきだと思うんですよ。だって町長、私言っておきたいのは、あの幼稚園バス、少ないから出さないって言ったんですけれども、私が初めて議員になった一般質問で、まだ新しい幼稚園になる前ですね、に対して、平沢幼稚園と円田幼稚園から出ているバス、次の年から1号認定じゃなくて2号認定かな預かりの認定の子も行くからバス多くなり過ぎて、乗る人いるんだけれどもやっぱりそこはちょっと大変だから保護者に理解していただきたいということを、町長答弁しているんですけれども、結局必要であっても不必要だ、出さないっていう判断をしているんですよ、結局。あれだけ、長期総合計画中で子育て云々って言っていますけれども、やっぱりそこはしっかりと、必要か不必要かということでちゃんと考えてこの廃止の決定を。だからこそ、町長だけの判断じゃなくて、みんなで分かる、いろいろな方の意見を聞いた上で、議会の意見を聞いたんですね、すみません、保護者の意見も聞いたかどうか、その辺も踏まえての廃止の決定だったか、そこでちょっとお聞かせいただければ、町長。

議長(村山一夫君) 町長。

町長(村上英人君) 議会だとか監査のあれというのは先ほど言ったとおりでありますので、保護者の関係は教育委員会のほうで、いろいろと把握というかお話をしながらその方向に決めたと思いますんで、総務課長から、教育委員会の総務課長から答弁させます。

議長(村山一夫君) 教育総務課長。

教育総務課長(福地実幸君) お答えいたします。

  確かに、送迎バスについては保護者の利用がありましたが、近年のコロナウイルスの感染症の影響であったり、そのほかの感染症もあり、幼稚園から保護者のほうにお願いをして送迎をしてきた経緯がありました。それで協力をしていただいて、その後は保護者自らが今度は送迎に協力していただくと、感染症関係なく協力していただくという体制もできましたので、先ほど答弁書にあったとおり、宮での送迎の必要がなくなる来年をもって廃止しますということで、保護者並びに今度の年明けてから入園児の説明会ありますが、その場においても、新しい保護者にも説明するつもりでございます。

議長(村山一夫君) 5番平間徹也君。

5番(平間徹也君) ありがとうございます。宮の必要性は確かになくなるんですけれども、永野の必要性はやはり考慮すべきだと私は思います。決まったことかもしれないですけれども。だって、そういえば先ほど、さっきね、蔵王町の民主主義の根幹に関わるって言ったのは、あのときの説明会で、何台でも暫定措置の期間はバスを出しますって答弁、当局のほうはしているんですから、それを守らないっていうことはあり得ないじゃないですか、だって約束したんですから。あれ、口約束だったんですか、あれは。暫定期間中ですよ、だってまだ暫定期間じゃないですか、今、認定こども園の、永野保育園と幼稚園は。暫定期間中じゃないですか、今。認定こども園に対する永野幼稚園。永野幼稚園は今、認定こども園に移行する暫定期間中じゃないんですか。3年間だけの約束ですか、あれは。その辺ちょっと確認したいです。

議長(村山一夫君) 教育長。

教育長(文谷政義君) こちらとしては、皆さんがある程度必要感を持っていらっしゃるうちっていうことで、期間としては特に設けてはいません。それで、実は昨年ですが、9月でもお答えしたとおり、1日2.8人の人数になり、今、永野幼稚園についてはコロナの関係で3か月もう運行中止しています。それから、宮についても中止して、今度またちょっと始められるかなというところで、本当に、皆さんにご理解をいただける状況になってからということで、3年間頑張ったので、何とかご理解をいただきたいと思っているところです。

  以上です。

議長(村山一夫君) 5番平間徹也君。

5番(平間徹也君) 分かりました。私は、これは決まっていることなんでしょうからこれ以上言っても堂々巡りになるとは思いますけれども、やっぱり廃止決定に至っても、しっかりと町民なりこの議会なり、分かるような形で議論をして、もっともっとちゃんと幅広い人の意見を聞いた当局の運営をしていただきたいなと思うんですけれども、町長、最後にそれについてどう考えますか。

議長(村山一夫君) 町長。

町長(村上英人君) ありがとうございます。利用状況だとかいろいろなことを考えながら、そのような判断をさせていただきましたので、ひとつご理解賜りたいと思っています。

議長(村山一夫君) これで平間徹也君の一般質問を終わります。

  ここで10分間休憩いたします。

     午後3時09分 休憩

                                           

     午後3時19分 再開

議長(村山一夫君) 再開いたします。

  休憩前に引き続き一般質問を行います。

  本日の会議時間は、議事の都合上あらかじめ延長いたしたいと思います。

  次に、8番平間武美君の質問を許します。平間武美君、登壇願います。

     〔8番 平間武美君 登壇〕

8番(平間武美君) 皆さん、本日人目ということで大変お疲れのことと思います。特に町長は人で答弁してるんで本当に苦労さまだなと後ろから眺めておりました。私も番目っていうのはあんまり経験ないんで大変疲れております。年齢的にもちょっとやっぱり疲れが出てきましたね。

  ただいま、議長から指名受けまして通告書にのっとりまして一般質問をさせていただきます。よろしくお願いします。

  1、公共の施設建物の老朽化について

  去る1114に議員全員協議会があり、今年16日の福島県沖地震による蔵王町商工会館修繕への助成についての話合いがたれた。商工会館は町所有の施設では無いが、現在町所有の公共施設はたくさん存在する。

  設立年月日にもよるが、老朽化が進んでおり、今後、解体、並びに建て直し等が必要になってくる。

  その際、莫大な費用予算がかかることが予想される。勿論、耐震化はなされていると思うが、町としては、今後、解体、新たに建て直す際の公共施設の優先順位をつけているのだろうか。その意味においても、施設の設立年月日並びに損傷の度合い、町民の安心安全性を考える上で、一覧表の提示、配布をお願いし、情報公開して頂きたいと考える。町長の見解をお伺いします。

  次に、2、統合中学校後の現在の中学校の建物施設並びに跡地の利活用について

  1と関連するが、2017(平成29年)12月会議において、ちょうど5年前になるが、このことについて一般質問をしている。あのは統合するかどうかも含めて議論されていた。現在、新校舎・施設設立に向けて、着々と準備が進んでいる。2027年(令和9年)4月開校となっている。

  向こう4年3か月あまりである。あの時、町長は「その事については、その時々で検討していく。」と答弁された。

  そこで、廃校後の3校舎の施設・跡地をどのように利用・有効活用しようとしていくのか。青写真は出来ているのだろうか。将来・未来の子供達・町民全体のためにも議論していかなければならない、と考える。情報公開をお願いしたい。町長並びに教育長の見解をお伺いします。

議長(村山一夫君) 町長。

     〔町長 村上英人君 登壇〕

町長(村上英人君) 平間武美議員の一般質問にお答えをいたします。

  はじめに、第1点目の公共の施設・建物の老朽化についてお答えいたします。

  本町の小中学校や地区公民館、東庁舎を含む役場庁舎、病院などの建物に加え、道路・橋梁、上下水道等のインフラ施設の多くは、昭和40年代後半から50年代にかけて集中的に整備されたものであります。

  高度成長期を背景とした公共施設やインフラの整備は、全国的なものであり、現在に至って老朽化対策が大きな課題となっているのは、本町だけではないと捉えております。

  国からは「インフラ長寿命化基本計画」に基づく通知「公共施設等の総合的かつ計画的な管理の推進について」が平成26年4月に出され、本町では、平成29年2月に「蔵王町公共施設等総合管理計画」を策定いたしました。

  この計画は、令和12年度までを計画期間とし、公共施設等の管理に関する基本的な考え方や、施設類型ごとの管理に関する基本的な方針を定めたものであります。

  さらに、平成31年3月には、公共施設マネジメントの行動計画である「蔵王町個別施設計画」について、令和8年度までを前期、その後6年間を後期として策定をしております。

  このほか、策定年度は異なりますが、学校施設、道路舗装、橋粱、林道施設、公園施設などの各種個別計画も策定し、全ての計画について、ホームページで公表もしているところであります。

  本町のそれぞれの計画は、現時点でまだ計画期間内にありますが、予期せぬ災害の被害などにより、内容にずれが生じており、また、国(各省)の「インフラ長寿命化計画」が令和2年度中に見直されたことを踏まえますと、できるだけ早期に計画見直しに着手すべきと考えております。

  公共施設マネジメントの推進は、将来の公共サービスへの影響を最小限に抑えることにつながりますので、これからも計画見直しを実施し内容の充実を図りながら安全・安心で快適な公共施設の提供に努めてまいります。

  次に、第2点目の統合中学校後の現在の3中学校の建物・施設並びに跡地の利・活用についてお答えいたします。

  町内の3中学校については、令和9年4月に新設統合することを決定し、開校準備を進めているところであります。

  現在の3中学校の施設や敷地は、閉校となる令和9年3月末をもって、学校として使用する行政財産、いわゆる教育施設としての用途が廃止され、普通財産となることから、地域の発展及び活性化のために利活用していきたいと考えております。

  現段階では、具体的な利活用の方法について、まだ決めておりませんが、本町が置かれている環境や現状、3地区の地域特性等を踏まえるとともに、他市町村の事例等も参酌しながら、次年度以降、町民の皆様からの意見を聴くなど、幅広い視点で検討を進めてまいります。

  以上、私からの答弁とさせていただきます。続いて、教育長に答弁をさせます。

議長(村山一夫君) 教育長。

     〔教育長 文谷政義君 登壇〕

教育長(文谷政義君) 私から、第2点目の統合中学校後の現在の3中学校の建物・施設並びに跡地の利・活用についてお答えいたします。

  3中学校の建物及び敷地の利活用については、先ほど町長が答弁したとおりであります。

  具体的な利活用の方法については、今後検討していくこととなりますが、地域活性化に向けてどのような活用方法があるかという視点に加え、教育施設としての使用も想定に含めながら、来年度以降、検討を進めてまいります。

  具体的には、蔵王町立中学校統合準備委員会内に行政区長の代表7名で組織した既存校舎部会で、町の方針を受けて検討することとしております。

  さらに、その後、保護者、地域住民、教職員等で組織する準備委員会の全体会において、情報共有を図るほか、中学校統合準備委員会だよりにより、広く町民の皆様へお知らせしてまいります。

  以上申し上げまして、答弁とさせていただきます。

議長(村山一夫君) 8番平間武美君。

8番(平間武美君) 今、町長、教育長から答弁をいただきました。質問が抽象的だと、答弁も抽象的になるなとつくづく感じた次第であります。当然です。これは大きなマクロ的視点からの捉え方という形で私も捉えておりましたので、なかなかこれを具体的に答弁するっていうのは難しいだろうなという予感はしておりました。

  なぜ、今回このことを取り上げたかと申しますと、やはり発端は1114日の全員協議会、町の商工会館のあの損傷の写真を見せられまして、商工会は直すっていいますかね、費用を町に負担していただきたいと。私はちょっと疑問に思ったんで、あのときにもちょっと質問して、結果的には昨日の一般会計補正で3分の2まで町が持つという形になりました。それはそれでよろしいんですが、ただ、町の商工会館というのも大分古い、だからあれだけの損傷が起きたんだろうなと、あの損傷の写真を見せられまして感じました。だから、商工会館は町の所有ではない、だけど町の所有というのはたくさんあるんだなということが、今までも議員経験していて分かっていますので、その設立っていうのはどうなのかと。本当にもう50年、60年たっているんだろうかなと思っていまして、町のほうにその一覧表の提示をお願いしたいなと。町民に知らせるべきだと。高度経済成長、いわゆる、そうですねバブル期、よっぽど蔵王町も豊かだったのかなと。国のほうも豊かだったと。それで、公共の施設をどんどん建てていったという歴史があろうかと思います。今の、あれから、昭和50年からですと約50年近く、四十七、八年たっております。昭和60年からでも三十八、九年、40年。だんだんだんだん公共の施設が傷んできた。ここを何とか向こう10年、20年、将来の子供たちのためにもどうにかしていかなきゃいけないんではないのかなといろいろと考えまして。この答弁書を読みますと、ホームページにて公表していると。これは全ての計画についてなんですけれども。私が最初に質問しているのは、公共の施設、橋なんかは今回私は取り上げたつもりはないんです。橋に関しては、橋梁問題については何年か前にやはり一般質問しまして、町のほうで橋梁の点検をしていただいていると、危険な箇所は今のところないという答弁になっています。ですから、いわゆる建物ですね、公共の建物、そこの損傷具合、設立年月日、それを知りたかったんですね。このホームページで公表というのは計画であって、設立年月日はどのように考えて、今後の町民へのお知らせはどのように考えていらっしゃるでしょうか。

議長(村山一夫君) 町長。

町長(村上英人君) この件に当たりましては、担当課長のほうから、建設課長(不規則発言あり)総務課長から答弁させます。

議長(村山一夫君) 総務課長。

総務課長(宍戸光晴君) お答えいたします。

  答弁書にも書いてありますとおり、計画それぞれいろいろあるわけでございますけれども、特に個別施設計画ということで、公共施設等総合管理計画の下に来る計画でございますけれども、こちらの計画の中には町が所有しております建物につきまして、いつ建設されたのか、耐用年数がどのくらいあるのか(不規則発言あり)この公共施設等総合管理計画と申しますのは、いかにその施設を長寿命化させていくか、従来までの考え方ですと当然耐用年数が近づけば新築なりという計画でございますけれども、この計画につきましてはそれを20年くらいたてば小規模修繕を行って、さらに40年近くなってくれば長寿命化への改修を行って、できるだけその施設を長寿命化させましょうという内容の計画になっておるものでございます。構造にもよりますけれども、通常四、五十年という、鉄筋コンクリートになりますが、でございますけれども、それを70年から80年まで長寿命化させていこうということで計画しておる計画でございまして、先ほど申し上げましたとおり個別施設計画のほうには建築年度、それから耐用年数、目標の使用年数ですか、そういったものも網羅された計画になっておるところでございます。

議長(村山一夫君) 8番平間武美君。

8番(平間武美君) ということは、その計画書があるんだと。ある。大変結構だと思います。でも、長寿命化といっても将来的には必ず駄目になります。ここが問題ですよね。でも、そこまではあんまり考えたくないんでしょうか。今のところは、50年ぐらいたっているところはあと20年、30年ぐらいまでは立てますよと、そういう計画は立てていますよということなんでしょうね。だからこのことをやはり、今初めてその計画書というのを目にしましたけれども、私は、やっぱり町民にこれを知らせるべきですよ。不安に思っている方は結構おりますから。それをやはり情報公開していく、町として、こういう計画もつくっています、個別的なものっていうのはこの計画書に全部載っていますと、いろいろな建物に関しては、設立年月日も含めてね。このように長寿命化計画でやっていきますから、町民の皆さん安心してくださいと、こういう情報公開が必要ではないかと私は考えます。私が今ここで目にして、課長はもちろん知っていましたけれども、目にして、私が安心するだけでは一般質問の意味ないですから。町民を代表して、町民の安心安全のためにこういう質問をしているわけですから。この辺の情報公開をどのようにしていくか、そこら辺のことをお答えください。

議長(村山一夫君) 町長。

町長(村上英人君) 副町長、平間副町長して答弁させたいと思っております。

議長(村山一夫君) 副町長。

副町長(平間喜久夫君) お答えします。

  今の個別計画、これは平成31年に策定したものでございます。平間議員の言われることは重々理解できます。ただ、今、正直申し上げまして、答弁書にもあるとおり、国のほうでも令和2年度に国の各省庁のインフラ長寿命化計画が見直しされていると。こうした背景には最近の災害、この辺が結構頻発していまして、予期せぬ施設が災害で損傷を受け、原状復旧をしていると。あるいは例えば、設備関係で言いますと、今回コロナの関係で空調とかしっかりしなさいというようなことで、いろいろな施設の空調も物によっては前倒しで更新をしているというようなことで、この計画そのものを公表する前段としてそうした社会情勢の変化、あと予期せぬものが早く修繕やってしまったということを加味した、いわゆる見直しをした上でですね、もう少しこう、町民の皆さんが一覧できるようなものにできたらいいなと。まずは見直し、先ほど町長がお話ししたとおり計画見直しに着手して、その後に、逆にそれをしないでそのまま今の計画を載せると、現状にしても不整合が出てしまうということはご理解いただきたいと思います。その上で、町民の皆様にも見やすいような形をどうしたらいいか、ちょっと検討しながら、せっかくのご提言ですので、そういった形でできる方向で検討していきたいと思っております。

議長(村山一夫君) 8番平間武美君。

8番(平間武美君) 今副町長の丁寧な答弁で、やはり本当に最近は災害が多い、多過ぎますからね、地震をはじめとして。だから、やっぱり見直しっていうのは絶えずそういうふうにやっていかなきゃいけない。これがやっぱり、行政に携わる我々としましても大切なことなんじゃないかと考えます。できましたら、やはり町民の方が安心するように、そういったものを公開していただきたいと考えます。

  では、次、2番のほうに入るんですけれども、移ります。

  これは、先ほどの通告書でも読みましたけれども、3中学校の跡地の問題なんですね。答弁書を読みますと、あのときも、5年前になるんですね、もう。ちょうど12月議会でした。あのときは、なぜ中学校を建てるのか解せないという質問をしました。だけどあのとき教育長の答弁で、老朽化しているんだと。3中学校は老朽化している、損傷もひどい、雨漏りもする、いろいろなことを総合的に考えて、子供の数も減っている、だからこそ1つの中学校に統合するんだという答弁でした。で、着々と、昨日も全員協議会がありましたように、建物の模型なんかも見せられましてね、スライドも設計図を見せられました。なかなか進んでいるなと、やっぱり立派な中学校を造ってほしいなと。私はだから、5年前はそういう気持ちだったんですが、あれ以来もう変わりましてね。もう新築するほどに物すごく進んでいったと、教育長と同じ考えになっていったという考えであります。で、問題はなんですよ、あのときも言ったように新築を造る、もう年明けたら、令和9年ですから4年後ですよね。4年と3か月後。必ず出来上がります。と、3つある中学校、老朽化していくんだから建物は使えないとなった場合に、じゃああの校庭とかあの敷地、跡地、どのように活用していくのか、利用していくのか。ここが疑問だったんですよ。この答弁書見ますと、これから検討していきますということなんですが、やはり新築と同時に、同時並行で進んだらどうかというのが私の考えなんですね。ですから、これからだという答弁されると何とも聞きようがないんですが、その辺に関して、教育長はどのように捉えていますでしょうか。まず最初。

議長(村山一夫君) 教育長。

教育長(文谷政義君) では、お答えさせていただきます。

  組織の中に、こちらのほうの検討委員会を設けて、部会を設けて検討していくとしてあるんですが、町の基本方針を受けてというふうにしてございます。やはり、一番大事なのはこの町としての基本方針がございますので、それを受けてこちらのほうも考えていくというふうに考えております。具体的には来年ぐらいあたりから、その基本方針などを示していただくような形でお願いをして、あと開校のほうに間に合うように準備を進めていって、きちんと将来的なもの、方向性を示していければと考えております。

議長(村山一夫君) 8番平間武美君。

8番(平間武美君) やはり、具体的な検討というのはまだまだだと、これから検討していくということですから。ただ、私の要望としましては、そういった両輪でね、新築と跡地の利用。一番気にするのは老朽化なんですよ。教育長答弁したように老朽化だから新しいのを造るんだと。であるならば、今ある3中学校の建物は利用できなくなりますよね。老朽化しているから利用しないんだから。でもそれも、先ほどの長寿命化計画で修繕なりいろいろこう直していって、向こう10年、20年もたせるということであれば、やはり建物も有効活用できるという考えになると思うんです。ですからこれね、これから検討していくと、何も私も質問しづらいんですが、せっかく勉強してきたんでね、ちょっとだけ、ちょっとだけ披露したいと。といいますのは、ちょうど昨日ですよね、蔵王町の第五次長期総合計画、これの基本方針に「学び楽しむまちづくり」ということで、統合中学校の建設と跡地利用の検討をしていくと。まさに私の、これ昨日見たんです、私原稿書いたのは大分前ですから。やっぱり、町もそういうこと考えていたんだなと、うれしかったですね、同じことを考えていると。やっぱり跡地をどのように利用していくか。そこでネットで、全部プリンターでコピー取りました。一つこれ驚いたのは、今、日本全国で毎年500校が廃校になっているらしいんですよ、毎年ですよ。500もの学校が、特に小学校が多いですね。全国的には北海道が一番多い。明治以来ずっと小学校造ってきて、やっぱり人口減少なんですよね。北海道からどんどん人が出ていっている。となると、子供がいないんだから学校は要らないと。日本全国で北海道、それから青森なんかも減っています。宮城県は全国で15番目に減っているんですね。500も減っているのかと。私もこれ見ましてね、随分学校減っているんだなと、統合しているんだなっていうことを分かりました。これいっぱい、これ文科省でやっているんですけれども、廃校施設活用事例集ってあるんです。教育長もご存じかと思うんですけれども。未来につなごうみんなの廃校プロジェクト、廃校のプロジェクトを組むっていうことなんですね。ただね、私、いろいろこう、全部読んだんですけれども、蔵王町に適した利用はないなと、はっきり言って。我が町に、例えばですよ、大学を持ってきて大学のサテライト授業を廃校になった中学校でやるとか、ちょっとこういうのは難しい。学問的なところは難しいなと。一番いいかなと思ったのは、レストランとか食堂をつくる。これ悪くはないなと。でも、現実にいっぱいありますからね、町の中に食堂関係。それを持ってきても果たしてどうかなと、有効活用になるかなと。あと、福祉施設をつくる、福祉施設として利用していくと。学校をね。そういったこともたくさん書いています。だけど、これも教育長ご存じかと思って、参考にしていただきたいと思うんですが、果たして蔵王町にとって、これから検討していくということですが、何が廃校で利用活用できるか。これやはり皆さんも考えていただきたいなと。町民の皆さんも考えていただきたい。だからこそ、議論をすべきだと私は書いたんですね。議論していかないと、町とか教育委員会だけで決めちゃうと、先ほどみたいにまたちょっと文句出ますからね。やはり、町民全体として議論をしていく。向こう4年3か月の間に何とかして新たに廃校をこのように利用していくという、それも決めていくべきだなと、私は考えております。そのことに関して、町長、どう考えますか。

議長(村山一夫君) 町長。

町長(村上英人君) 全く平間議員がおっしゃられるとおりであります。それですね、教育長部局だけの問題じゃなくて、やはり教育部局のほうではそういった検討委員会を立ち上げながらいろいろな、大きく分けて地区の皆さんのお話を聞いていくということでありますし、いいと思います。ただ、あと私たちのほうの町長部局のほうもですね、今何がその3つの地域で、何が一番いいんだろうということを内部で考えたり、あとは統合中学校のその検討委員会のほうで話出てきたやつも参考にしながら進めるべきかなと思ってます。それとですね、他施設への転用の際の利用可能な補助制度というものあるんですね。これが、結構いろいろな補助がありまして、スポーツ庁の場合だと地域スポーツの施設転用した場合、あと文化庁であれば、うちの場合埋蔵文化財の整理する収蔵っていうか収納、収蔵、それがですね、たくさんあるんだけれどもなかなかね、そういったことも含めて、いろいろな文化庁だとか厚生労働省、林野庁、国土交通省、そして内閣だとか厚生労働、そして文科省と、各省庁の補助メニューがたくさんあるんです。そういったものを生かしながらやはりやっていくべきだろうし、またあと企業の方々にも目を通してもらうような、そういったことも含めてやっていきたいなと思ってます。

  ある方は、あそこに道の駅いいんでないかなんていう人もいますし、そういった総合的にですね、やっていきたいとどこの中学校、3校でありますが、特に遠刈田、円田に当たっては蔵王連邦が一望に望むことできるわけですから、そういう環境のとてもすばらしい場所なんで、できるだけ町内問わず、町外それと県外の方々にも、この蔵王の中学校の環境を見ていただけるような、そういった対応していきたいと思っております。ありがとうございます。

議長(村山一夫君) 8番平間武美君。

8番(平間武美君) 町長おっしゃいました、たくさんの国のメニューがあるんですね。私も勉強しました。総務省から農林水産省、林野庁、国土交通省、内閣府、本当に全ての府でね、廃校をこのように利用した場合っていうのは補助金来るんですね。こういうのをしっかり学んでいただいて、そして蔵王町にとってどれが一番いいのかと、こういうことも検討していっていただきたいなと思います。やっぱり、最終的には子供たちがどのように、特に私なんかね、やっぱり宮中学校というのは母校ですから非常にいい思い出があるんですね、3年間。白高は全然いい思い出ありませんでしたけれども。いや本当に。受験勉強ばっかりで、毎日勉強ばっかりですからね。ところが、中学校のときは野球部に入っていまして、楽しいクラブ活動、勉強も楽しかった。女の子もたくさんいた。私、生徒会長やりましたんで、やっぱりいろいろと生徒会活動もやりましたし。進学校ってあんまりよくないですね、私から言わせれば。本当に人間形成によくない。特に男だけっていうのは駄目ですね。これはちょっと脱線しましたけれども。いずれにしましても、義務教育である小学校、中学校、中学校というのは大切な時期ですから、思春期の前期ですね。やはりその建物を、蔵王町で育った人間が、またこれからの子供たちがまた20年、30年余計長寿命化で利用できていく、そういう学校にしていっていただきたい。私はそのように考えます。

  あと、これから検討するということなんで、また何年かしましたら追跡質問やりたいと思いますんで、建物の老朽化と学校の跡地利用ですね、ここ、よく議論していきたいなと思います。

  本日はこれで、どうぞ。

議長(村山一夫君) 町長。

町長(村上英人君) まだぜひ追求していただければと思っています。我々のほう、叱咤激励を受けながら前に進んでいきたいと思っていますし。

  それと、この3中学校が耐震関係、もう済まされているんです。ですから、やっぱり有効に活用していくのが一番いいんだろうと思っていますんで、よっぽど企業が来てこの建物はもう要らないということであればまた別でありますけれども、それ以外はできるだけ、その辺なんかも含めてお話をして、また地域含めていろいろな活用していこうと、考えていきたいなと思います。ありがとうございます。

議長(村山一夫君) 8番平間武美君。

8番(平間武美君) 町長、ありがとうございました。

  未来に向かってね、やはりすばらしい町、まちづくり、それには学校だということを述べまして、本日はこれで一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。

議長(村山一夫君) これで平間武美君の一般質問を終わります。

  以上をもって本日の予定された一般質問を終わります。

  以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。

  明日9日は2名の一般質問を行います。

  本日はこれをもって散会いたします。

  大変お疲れさまでした。

     午後4時00分 散会