令和４年蔵王町議会定例会９月会議
令和４年９月１６日（金曜日）
出席議員（１５名）
１番 松 﨑 良 一 君 ２番 加 川 敦 君
３番 大 沼 昌 昭 君 ５番 平 間 徹 也 君
６番 佐 藤 敏 文 君 ７番 齋 藤 英 之 君
８番 平 間 武 美 君 ９番 佐 藤 長 成 君
１０番 三 沢 茂 君 １１番 遠 藤 裕 一 君
１２番 外 門 清 君 １３番 村 上 一 郎 君
１４番 葛 西 清 君 １５番 馬 場 勝 彦 君
１６番 村 山 一 夫 君
欠席議員（なし）
説明のため出席した者
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町長 |
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村 上 英 人 君 |
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副町長 |
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平 間 喜久夫 君 |
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会計管理者 会計課長 |
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佐 藤 浩 明 君 |
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総務課長 |
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宍 戸 光 晴 君 |
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まちづくり推進課長 |
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佐 藤 長 也 君 |
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町民税務課長 |
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大 槻 充 夫 君 |
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保健福祉課長 |
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鈴 木 智 子 君 |
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子育て支援課長 |
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佐 藤 敏 彦 君 |
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環境政策課長 |
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宮 澤 一 弘 君 |
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農林観光課長 |
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加 藤 勝 彦 君 |
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建設課長 |
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森 良 光 君 |
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上下水道課長 |
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平 間 勝 文 君 |
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病院事務長 |
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山 家 信 行 君 |
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教育長 |
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文 谷 政 義 君 |
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教育総務課長 |
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福 地 実 幸 君 |
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生涯学習課長 |
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我 妻 敏 君 |
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スポーツ振興課長 |
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佐 藤 孝 志 君 |
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農業委員会事務局長 |
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砂 金 毅 君 |
事務局職員出席者
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事務局長 |
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鈴 木 賢 君 |
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事務局長補佐 |
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相 原 宏 美 君 |
令和４年９月１６日（金曜日） 午前１０時００分 開議
日程第 １ 会議録署名議員の指名
日程第 ２ 諸般の報告
日程第 ３ 議発案第６号 消費税インボイス制度の実施延期を求める意見書案の提出につ
いて
日程第 ４ 議案第７０号 工事請負契約の締結について
日程第 ５ 議案第７１号 工事請負契約の締結について
日程第 ６ 議案第７２号 蔵王町職員の育児休業等に関する条例の一部を改正することに
ついて
日程第 ７ 議案第７３号 令和４年度蔵王町一般会計補正予算（第７号）
日程第 ８ 議案第７４号 令和４年度蔵王町国民健康保険蔵王病院事業会計補正予算（第
４号）
本日の会議に付した事件
議事日程のとおり
午前１０時００分 開議
○議長（村山一夫君） 皆さん、おはようございます。
会議開会に先立ち、本日は、新型コロナウイルス感染症予防のため、議場内でのマスク着用を認めます。
また、本日の傍聴につきましては、新型コロナウイルス感染症予防のため制限させていただきますので、ご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。
これより本日の会議を開きます。
ただいまの出席議員は15名であります。定足数に達しておりますから、議会は成立いたしました。
本日の議事日程は、お手元に印刷配付のとおりであります。日程に従い議事を進めます。
なお、クールビズ実施中ですので、上着の着用は各自の判断でお願いいたします。
○議長（村山一夫君） 日程第１、会議録署名議員の指名を行います。
本日の会議録署名議員は、会議規則第125条の規定により、14番葛西 清君、15番馬場勝彦君を指名いたします。
○議長（村山一夫君） 日程第２、諸般の報告をいたします。
本定例会９月会議に町長から追加議案として議案第70号から議案第74号の５件が提出され、これを受理しておりますので、ご報告いたします。
次に、本定例会９月会議に、平間徹也君から議発案第６号の１件が提出され、これを受理し、議案としてお手元に配付のとおりであります。
次に、総務経済常任委員長並びに教育民生常任委員長から会議規則第73条の規定により所管事務調査の申出がありましたので、お手元に配付のとおりであります。
次に、本日の会議に説明員として出席を求めた者の職、氏名については、一覧表としてお手元に配付のとおりであります。
以上で諸般の報告を終わります。
日程第３ 議発案第６号 消費税インボイス制度の実施延期を求める意見書案の提出について
○議長（村山一夫君） 日程第３、議発案第６号消費税インボイス制度の実施延期を求める意見書案の提出についてを議題といたします。
提出者から趣旨説明を求めます。５番平間徹也君、登壇願います。
〔５番 平間徹也君 登壇〕
○５番（平間徹也君） 議案書の朗読をもって趣旨説明とさせていただきます。
議発案第６号
消費税インボイス制度の実施延期を求める意見書案の提出について
蔵王町議会会議規則第13条の規定により、消費税インボイス制度の実施延期を求める意見書案を別紙のとおり提出します。
令和４年９月１６日 提出
提出者 蔵王町議会議員 平 間 徹 也
賛成者 蔵王町議会議員 加 川 敦
賛成者 蔵王町議会議員 遠 藤 裕 一
提案理由
新型コロナウイルス感染拡大により地域経済が疲弊する中での「インボイス制度」の実施は、小規模事業者や個人事業主の事業継続や雇用継続に大きな影響をあたえ、廃業の危機に追い込まれる恐れがあることから提案するものである。
消費税インボイス制度の実施延期を求める意見書
新型コロナウイルス感染症の拡大やウクライナ危機などにより景気回復が見通せず、中小企業者・個人事業主の経営困難が続く中、2023年10月からインボイス制度（適格請求書等）実施に向け、2021年10月１日からインボイス発行事業所の登録申請が開始されています。
このインボイス制度は、平成元年の消費税導入時から30年以上続けられてきた小規模事業者への免税制度を実質的に廃止するものとなっており、小規模農家、フリーの個人事業主、ひとり親方、シルバー人材センター会員等の収入の少ない事業主は、取引先から値引きや単価の引き下げを要求されるか、課税事業者となる事を要求され、消費税の納税を余儀なくされる事となります。
コロナ禍で時短・営業自粛を余儀なくされ、地域経済が疲弊する中で、中小事業者・個人事業主の経営危機は深まっており、インボイス制度に対応できる状況ではなく、このままインボイス制度が実施されれば、さらに景気が冷え込み、廃業に追い込まれる事業者等が増大する懸念があります。
コロナ禍を克服し、新しく構築すべき経済・社会においても、地域に根ざして活動する中小事業者・個人事業主の存在が不可欠です。
よって、国及び政府においては、中小事業者・個人事業主の事業存続と再生、ひいては日本経済振興のため、下記事項について要望します。
記
１ インボイス制度の実施を延期すること
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。
令和４年９月１６日
宮城県刈田郡蔵王町議会
提出先
衆議院議長 細 田 博 之 殿
参議院議長 尾 辻 秀 久 殿
内閣総理大臣 岸 田 文 雄 殿
総務大臣 寺 田 稔 殿
財務大臣 鈴 木 俊 一 殿
以上、説明とさせていただきます。
先輩・同僚議員の賛同を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
以上です。
○議長（村山一夫君） 提出者の趣旨説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。８番平間武美君。
○８番（平間武美君） 今、この消費税インボイス制度の実施の延期を求める意見書というのが出されました。そもそもインボイス制度というのは具体的にどういうものか、我々議員は、はっきり言ってほとんどの方が知らないと思います。
この間、仙南民主商工会の日下秀雄さんからこの意見書が上がったわけですが、議運によって配付のみに終わったという経緯があります。それで、この意見書を上げる以上、我々議会議員として、この制度がどういうものか提出者から説明を願いたいと思います。
○議長（村山一夫君） ５番平間徹也君、登壇願います。
〔５番 平間徹也君 登壇〕
○５番（平間徹也君） ただいまの平間武美議員からの、先輩議員からの質問に、私の勉強した範囲でちょっと答えさせていただきますけれども、そもそも今現在、消費税というのは1,000万円以上の売上げ以下の方には免税となっております。このインボイス制度が発行されますと、1,000万円以上にかかわらずインボイス適格請求書の番号を取ることを求められて、その適格請求書の番号を持たない業者は、仕入れ控除の対象から外れることになります。仕入れ控除の対象から外れるということは、その相手先の取引先からは取引の停止だったり値下げの要求をされる懸念があることが、やはり問題であると私は考えております。
例えば産直センターの件で、産直センター出荷している農家さんなんかは、インボイス制度で登録して、登録していない方が今、現状1,000万円以上売り上げていないでいると思われるのですけれども、このままインボイス制度が発行されてしまいますと、インボイスに登録しなければ、産直センターから、産直センターはそこのインボイス、適格請求書の番号を持たない農家だということで、値下げの要求をされるか、あと産直センターが仕入れ控除はできないので、消費税が結果、上がってしまうということが問題ではないかと私は考えるのですけれども、そういった説明で分からないかも、何と言えばいいかな、この説明でいかがでしょうか。すみません。分かりづらくて申し訳ないのですけれども。
○議長（村山一夫君） ８番平間武美君。
○８番（平間武美君） ただいま提出者からの簡単な説明がありました。分かりません、はっきり言って。これは国会で決めた法律、消費税をできるだけ小さい業者からも取りたいという方針の下に国会で成立した法律だと思います。ですから、小さい業者、個人業者、フリーランス、1,000万円以下の、これは売上げですね、収入ではありませんよね。（「売上げです」の声あり）売上げ。1,000万円以下の売上げしかない、そういった個人事業者に対してまでも、今まで取られていなかった消費税が取られると。その辺のことは分かります。
それで、こういった意見書を上げる以上、我々議員がしっかり勉強しなければ、分からないままに意見書を上げても、私は致し方ないというか、それはおかしいという考えがあります。私の個人的な考えから言えば大変結構です、こういったインボイス制度に対して意見書を上げると。大変結構なことです。しかし、我々議員が分からないうちに簡単に意見書を上げるのではなく、このインボイス制度というものをしっかりと仙南民主商工会の専門の方とかを呼んで勉強会を開いて、その上でこの意見書というものを上げるべきではないでしょうか。
○議長（村山一夫君） ５番平間徹也君。
○５番（平間徹也君） 分かりました。今の平間武美先輩議員の質問に関してですけれども、私はこのインボイス制度は、この導入されるというときから私自身では勉強をしておりましたし、仙南民主商工会のほうの勉強会にも私は何度も参加しているので、これは当然、私よりも経験のある先輩議員さんが知らないなんていうことは思いもつかなかったので、いや、ぜひね、このインボイス制度が問題なんだという意見書に関して、ぜひ皆さんもこれを機に、もし勉強していなかったら勉強していただいて、問題だと感じていただけたら一緒に国のほうに意見書を上げることを賛成していただきたいですし、もし分からないので反対だというのだったら反対していただくと、それでよろしいんじゃないでしょうか。
○議長（村山一夫君） ８番平間武美君。
○８番（平間武美君） 中身も分からないで、反対なら反対でいいと。そういう意見書の捉え方は駄目です。はっきり言います。しっかりみんなで理解して、議論をして、もんで、その上で蔵王町議会として上げるわけですから。あなた自身が知って勉強してきた、それはいいでしょう。私もある程度は分かっていました。しかし、ほかの議員が分からないで意見書を、蔵王町議会として上げるということは、これは、私は反するのではないのかと。やはり学習をして全員が理解して、その上で意見書を上げるのなら何の問題もありません。私も反対とは言っていません。賛成です、結論から言いますとね。だけれども、分からないままに意見書を上げるということ自体が、私は反対なのです。
ですから、これは意見書を上げる前の段階として学習会を開くべきだと、私は提案したいと思います。
○議長（村山一夫君） ５番平間徹也君。
○５番（平間徹也君） いや、学習会を開くべきだから意見書を出すなんていうことも、ちょっと意味が分からないのですけれども、私はそういうふうに捉えたので、勉強会を開いたほうがよかったのではないかという平間武美議員の訴えは理解しました。
○議長（村山一夫君） ８番平間武美君。
○８番（平間武美君） 出さないとか出す前に、みんながみんなで学習をして理解しましょうということを提案しているのです。あなたが幾ら知っていて、具体的に説明してくれと言ったって、さっきのしか説明できないじゃないですか。もっと詳しくじゃあ説明してください。我々議員が分かるように。それをやった上だったら、蔵王町議会として出すんですよ。あなた個人が出すんじゃないんだ。だから、全体の議員の全員の議員の了解を得るためにも、学習は必要だということを私は提案しているのです。反対とかそういう問題じゃない。もう少ししっかり人の意見というのを理解しなさい。
○議長（村山一夫君） ５番平間徹也君。
○５番（平間徹也君） 今のは質問なんですかね。でも、私は意見書を提出することについて今求めているので、勉強会をするとかしないとかをここで問うものではないと思いますよ、はっきり言って。だって、３人の議員で、ちゃんと賛成議員を集めて意見書を提出することの権利があるわけで、その発議があって、発議をして議運でも通ったのですから、今ここで勉強会をしないからって、そのように質問、訴えてくること自体が、私はちょっと違うのかなと感じております。（「議長、もう一回」の声あり）
○議長（村山一夫君） いや、４回やったのだから。ほかにございませんか。３番大沼昌昭君。
○３番（大沼昌昭君） 平間徹也議員にお伺いします。
この意見書の内容を見ますと、ここに小規模事業者への免税制度を実質的に廃止するものとなっておりと、こう記述しております。私は、この小規模事業者というのはどういうことを指すのかということでちょっと分からなかったので、今ちょっと平間武美議員のお話をあれすると、1,000万円以下の売上げのお店というようなことでの業者ですというふうなこと、説明がありました。
実は、この件に関して、私はインボイス専門担当者の税務署の方にお聞きしております。その結果、この制度をする目的はなぜなのですかというふうなことをお聞きしました。そうしたら、この目的としては、要するに消費税を払っている事業者が消費税を払っていない事業者と取引をした場合は、その消費税を払っている事業者が控除されないというふうな場合になります。それで、もう一つの事業者に、消費税を払っている事業者に、この事業者が仕事を発注するなり材料を購入するなりしたときに消費税を払っているものですから、発注者は控除されることになります。
ということはどういうふうなことかというと、消費税を払っていない事業所に対しては、発注する業者が控除されないことになりますので、そこに要するに仕事を回せないということになるんですね。ですから、そこの差別が出てしまうので、この制度を導入するというのが目的だそうです。
それから、この申請に関しては、来年の、令和５年の10月からこの制度が実施されます。しかしながら、この件に関しては、申請は３月までにしないといけないということになっております。
それで、今おっしゃっておりました、この事業者に関して説明を求めました。1,000万円以下の免税になっている業者に関しては廃止になるのですかと、この減免制度、と聞きましたら、今までどおり廃止にならないという答えでした。
それから、登録するのに３月まで申請することになっているのですが、この免税業者になっている人はどのような形になるのですかというふうにお聞きしましたら、申請しなくても変わりはないんですよというふうな答えでありました。ですから、この今まで減税になっている、この小規模業者に関しては、この記述とは私は全く違う説明を受けております。
ですので、私に関してはその辺のところをよく確認したつもりで今この質問をしておりますので、その辺のところをお伺いしたいと思います。
○議長（村山一夫君） ５番平間徹也君。
○５番（平間徹也君） ありがとうございます。今免税になっている事業者が適格請求書の番号を取らなくてもいいんじゃないかというような質問だと思ったのですけれども、取らなければ、先ほど大沼議員がおっしゃったように、発注先の企業がそこの事業者から仕入れた消費税は控除されないことになるので、大沼議員がおっしゃったように、そこの業者はひょっとしたら取引から外されてしまうかもしれませんし、ひょっとしたら10％の値下げを要求される可能性があるんじゃないかというのが、このインボイス制度の問題だと私は認識しております。
それで、そもそも税の公平性、益税だなんていうふうに、1,000万円以下の事業者は消費税を納めなくてもいいと、納めていないんだと、消費税は納めております。だって払っているのですから、消費税を。1,000万円以下の人も、全ての国民は払っていますから。消費税を払っているんですよ。ただ、１回仮受けみたいな形で受けて、それを1,000万円以下の売上げを事業者は免税という形で今、税を、消費税の免税の控除を受けているだけであって、そもそもこの導入時から、財務省が小規模事業者のために事務費負担や税コストの配慮から設けられている特例の制度だというのを、財務省がおっしゃっているんですね。
だから、このインボイス制度を導入することは、この財務省の30年前に措置した特例措置をなくすということなんですよ、簡単に言えば。なので、それが問題だと私は訴えております。どうでしょうか。
○議長（村山一夫君） ３番大沼昌昭君。
○３番（大沼昌昭君） 今、平間議員が言ったとおり、きちんと消費税を払っていますというふうなことなのですけれども、小規模事業者に関しては、自分の売上げに関しては払っていないと私は認識しております。今言った平間議員のやつは、仕入れに対しての消費税とか買物に対しての消費税は、それは皆さん払っております。この小規模事業者だけではありません。ですから、その辺のところはぜひ理解していただきたいと思います。
さっき申し上げたとおり、この目的としては、要するに消費税を払っていない業者と払っている業者に関しての、受注される仕事の差別化をしないようにということが目的ですから、その辺のところ、何か違うように誤解して、理解されているようなのですが、その辺のところはどのような認識でしょうか。
○議長（村山一夫君） ５番平間徹也君。
○５番（平間徹也君） 消費税を払っていないと大沼議員がおっしゃったので、消費税は払っているんですよと、払うことはね。ただ、その自分の売上げの消費税に関しては払っていないんじゃなくて、免税されているのです、今までは。1,000万円以下は。そこは理解していただきたい。払っていないんじゃないです。払っていないというふうに間違った言い方をするから、小規模事業者以上の方が、1,000万円以上の売上げがある事業者の方と、1,000万円以下の事業者のある方の差が、そこで益税だなんていう言葉を1,000万円以上の方が言うんですよ。
それで、税の公平性の観点でと多分おっしゃっている部分もあると思うのですけれども、ただ、すみません、この1,000万円以下の、今度はだからあれですよね、今まで免税されていた方が免税されないということは、例えば、私、ちょっと勉強した中で、年間300万円の収入の方がこのインボイス制度を登録すれば、登録して課税事業所になると、月額14万5,000円ぐらいが大体、すみません、消費税が13万円なので、簡易課税でなるみたいなので、ほぼ１か月分の生活費を失うことになると。だから、今まで失わなくてよかった、免税されていた13万6,000円、13万何がしの金額が、このインボイス制度を導入して適格証明書を取ることによって13万6,000円、年収300万円の人なら収入が減るんですよ。
それってはっきり言って日本全体にとっての景気にとってもいいことじゃありませんし、そもそも消費税が社会保障費に使われているというふうにおっしゃっておりますけれども、その73％が大体2016年までですけれども、法人税減収に充てられている現状を皆さん、知っていますよね。私よりも先輩なのですから。それで、1990年度時点の税収も60.1兆円あって、2018年、過去最高の税収も60.4兆円だったのに、消費税が上がっているのに、なぜこの1990年と同じ税収なんだというところを考えれば、消費税がいかにその税収を上げるために使われていないかというのも、もう明白じゃないですか。
やはりこういうところから鑑みても、このインボイス制度を実施することは、私は、インボイス制度を実施することに反対しております。
以上です。
○議長（村山一夫君） ３番大沼昌昭君。
○３番（大沼昌昭君） どのように使っているか等々に関しては、ここで議論するつもりはありません。これはあくまでもこの意見書に対して、小規模事業者への免税制度を実質的に廃止するということになっているのですから、この廃止されないと言っているのですから、ですからその辺のところをどのようにお考えですかと私は聞いたんですよ。
それから、払っていないということで、要するにその一般の1,000万円以下の方は、確かに免税になっているから払っていないんですよ。これは減免ですよ。そんなことは私だって分かっていますよ。それなのに、先輩議員だから、古い議員だから分かっていないのなんていう言葉は失礼だと思いますよ、君。ねえ、そういうことでしょう。
ですから、私に関しては、この文言に関しては納得いきませんので、これに関しては反対したいと思います。
以上です。
○議長（村山一夫君） ほかにございませんか。７番齋藤英之君。
○７番（齋藤英之君） 今回の実施延期を求める意見書ということで、考えの趣旨は分かりました。それで、なぜこれ、撤廃とか廃止を求める意見書とはならなくて、延期という形にした。延期ということは、結局これを認めているのだけれども、その運用とかあれを考えてくださいとか、そういった感じで延期ということなのでしょうから、最終的にはこの制度が導入されるということになるんじゃないんでしょうかね。その辺についてちょっとお伺いしたいと思います。
○議長（村山一夫君） ５番平間徹也君。
○５番（平間徹也君） ありがとうございます。今の先輩、齋藤議員からの質問でも、なぜ廃止にしなかったかということですけれども、最終的にはもちろん廃止にしたほうが私はいいと思っておりますけれども、やはりこの新型コロナウイルスの感染の拡大やウクライナ危機のやはりこの物価高騰によることを考えれば、やはり実施延期のほうがよりスムーズに、より速やかに意見書が通ると思いましたし、国会のほうも実施延期、やはりこの今の物価高騰、あと新型コロナウイルスの影響を受けていることを鑑みたときに、まずそこで、国会のほうでもそれを採択、よりされやすいんじゃないかと思ったというところが私はあります。
以上です。
○議長（村山一夫君） ７番齋藤英之君。
○７番（齋藤英之君） 先ほどまで平間議員の説明の中で、私もこれは反対だということを明言しております。それで、その中でなぜ延期になったのかと、非常に終始一貫しておりませんので、ちょっとこの件は難しいのかなと思います。
○議長（村山一夫君） ほかにございませんか。（「なし」の声あり）
では、平間徹也君、退席してください。
質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて、討論に入ります。最初に、原案反対の方の発言を許します。反対討論ありませんか。（「なし」の声あり）討論なしと認めます。
これより直ちに採決いたします。
採決は起立により行います。
議発案第６号消費税インボイス制度の実施延期を求める意見書案の提出に賛成の諸君の起立を求めます。
〔起立少数〕
○議長（村山一夫君） 起立少数であります。よって、本案は否決されました。
○議長（村山一夫君） 日程第４、議案第70号工事請負契約の締結についてを議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
○町長（村上英人君） ただいま上程されました議案第70号工事請負契約の締結について、提案の理由をご説明申し上げます。
本案は、令和４年３月の福島県沖地震で被災した「町道下別当２号線」の災害復旧工事に係る工事請負契約を締結することについて、「蔵王町議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例」第２条の規定により、議会の議決を求めるものであります。
なお、詳細等につきましては、ご質疑により主管課長に説明させますので、慎重にご審議のうえ、原案どおり可決決定くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長（村山一夫君） 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。６番佐藤敏文君。
○６番（佐藤敏文君） それでは、お伺いします。今回、条件付一般競争入札ということで、しばらくぶりで大きな金額の工事の発注ということであがっております。そこで、今回の入札の関係でどのような業者があったものなのか、そういったことを教えていただければなと思います。
あと、もう一つ、その請負業者の部分については、どのような業者なのかと、あと工事の内容、多額な工事なものですから、その辺の内容もお伺いします。
○議長（村山一夫君） 建設課長。
○建設課長（森 良光君） お答えをいたします。
今回、入札につきましては、一般競争入札というような形を取らせていただきました。財務規則等々の中で行使によりまして、その設計額に対してこういうランクづけがなされておりますので、それを参考にしながら公募を行って、今回の２件については設計額１億円を超しておりましたので、高い金額でございましたから、公募をした結果、３社が公募に応じまして、入札については、８月31日の日に入札を行って、その結果、提案しております株式会社エス・ケイ・ディ仙台支店さんが8,304万100円という金額で落札をしたというような内容になってございます。
請負率でございますが、下別当２号線につきましては70.95％と、こういう金額で、表現が適当ではございませんが、安い金額をさせていただいたということ、買物をさせていただいたというような内容でございました。国債で契約をして仕事を出す関係から、最後は精算をして、国費を精算をして残ったものについては返さなくてはならないと、こういう一定のルールに基づきまして事務を遂行していくというような形になってございます。
以上です。（「工事概要は」の声あり）
工事の概要につきましては、資料を見ていただきまして、70号の資料、ございますが、下別当２号線につきましては、起点が、下別当２号線の宮曲竹線と交差する所から、下別当の生活センターのある区間、1,208.3メーターを復旧させるような内容となってございます。幅員につきましては、歩道を含めて10メーターから12.3メーターというような幅員を補修するというような内容になってございます。
工種は舗装の打ち替えということで、書き出しのとおりになっておりますが、表層工、その下の上層路盤工、下層路盤工を含めて原状復旧と、改良はしないで元のある姿に戻すというような工法で工事発注をかけたところでございます。以上となります。
○議長（村山一夫君） ６番佐藤敏文君。
○６番（佐藤敏文君） ありがとうございます。おおむね工事の内容等、分かりました。
それで、もう一つなのですが、これ、今回議決後に発注されると思うのですけれども、期間はどの程度かかるものなのか、それをお伺いして終わりたいと思います。
○議長（村山一夫君） 建設課長。
○建設課長（森 良光君） お答えをいたします。
年度いっぱいを想定してございます。
○議長（村山一夫君） ほかにございませんか。７番齋藤英之君。
○７番（齋藤英之君） 何点かお伺いしたいと思います。
実は、この議案と次の議案なのですけれども、ちょうど私、下別当に梅畑を所有しておりまして、宮曲竹線を通って、あの路線を通って、毎回行っております。そんな関係で、災害でひび割れが入っているというのは理解しております。
それで、今回、関連の工事額なのですが、国庫補助事業になると思うのですが、一財を使ってこの事業をやるということで、どのぐらいの補助率なのか。あと、これをやろうとしたら、国債ですから、優先的にやるということは分かるのですけれども、道路工事の優先順位の中ではどのような形になっておるものか、その辺についてお伺いしたいと思います。
○議長（村山一夫君） 建設課長。
○建設課長（森 良光君） お答えをいたします。
舗装の工事であっても、国債に認められる条件というのが地震なども含まれておる関係から、道路のクラックが入ったものについては連続性等々も加味しながら調査をしたところ、該当するようなものだというようなことがありまして、連続性という観点から、今回は金額が大きくなったというような事情で、億の単位の設計額になったということでございます。
国の負担につきましては河川災もそうなのですけれども66.7％と。そのうち地方の負担は地方債で33.3％ということで、起債充当率が100％と。実質、負担額については1.7％を町の持ち出しと、こういうような内容になるような、高率な国庫負担の内容となってございますので、その申請、発注手順、精算の方法については、一定の規則に基づいて精算をさせていただくというような内容になってございます。（「優先順位、国債なので」の声あり）
優先順位につきましては、やはり、幹線道路を調査をかけたところ、毎回毎回、宮曲竹線等々については、地震の際に去年も直したばっかりだったのでございますけれども、どうしても原状復旧が原則というようなことでございますので、バージョンアップをかけてというようなことになりますと、一般財源からの持ち出しが多くなることから、まず国債を申請をしてというようなことになってございます。
どうしても今回の箇所につきましては、円田も含めまして生活道路で、しかも幹線的な道路を優先させていただいたという事情がございます。
以上です。
○議長（村山一夫君） ７番齋藤英之君。
○７番（齋藤英之君） 災害復旧ということですので原状復旧ということで、仮にこの５センチ厚を７センチにするとかなんていうことは、国では当然認められないというようなことは理解しておりますが、円田の後ろのあのところも災害とか凍上災とか、そういったのでなっておりますので、町の財源にも限りがあるものですから、こういったときはすべからく申請していただいて、有利な方法で素早くやっていただければというふうに思っております。
終わります。
○議長（村山一夫君） ほかにございませんか。（「なし」の声あり）質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて討論に入ります。最初に原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。（「なし」の声あり）討論なしと認めます。
これより、直ちに採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長（村山一夫君） ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
○議長（村山一夫君） 日程第５、議案第71号工事請負契約の締結についてを議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
○町長（村上英人君） ただいま上程されました議案第71号工事請負契約の締結について、提案の理由をご説明申し上げます。
本案につきましても、福島県沖地震で被災した「町道宮曲竹線」の災害復旧工事に係る工事請負契約を締結することについて、「蔵王町議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例」第２条の規定により、議会の議決を求めるものであります。
なお、詳細等につきましては、ご質疑により主管課長に説明させますので、慎重にご審議のうえ、原案どおり可決決定くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長（村山一夫君） 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。15番馬場勝彦君。
○15番（馬場勝彦君） 70号と内容的には同じだと思うのです。ただ、説明資料の中で、路盤の関係が若干工事が違っているなと。同じ災害なのに、どういう、こういう工法が変わるようになったのか。工法というか、内容が違う形になったのか、それについて説明をいただきたいなと思います。
○議長（村山一夫君） 建設課長。
○建設課長（森 良光君） お答えをいたします。
こちらの宮曲竹線につきましては上層路盤工で、粒度調整砕石４センチの規格のものを10センチ厚ということですが、舗装構成自体がこのような関係になっていることから、まず原状復旧というような原則に基づきまして、そのような結果になったということでございます。
○議長（村山一夫君） ほかにございませんか。（「なし」の声あり）質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて討論に入ります。最初に原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。（「なし」の声あり）討論なしと認めます。
これより、直ちに採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長（村山一夫君） ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第６ 議案第７２号 蔵王町職員の育児休業等に関する条例の一部を改正するこ
とについて
○議長（村山一夫君） 日程第６、議案第72号蔵王町職員の育児休業等に関する条例の一部を改正することについてを議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
○町長（村上英人君） ただいま上程されました議案第72号蔵王町職員の育児休業等に関する条例の一部を改正することについて、提案の理由をご説明申し上げます。
本案は、国家公務員の育児休業等を定める人事院規則の一部改正に伴い、本町職員についても同様の措置を講じるため、条例の一部を改正しようとするものであります。
その主な内容は、育児休業の取得回数制限を緩和するほか、非常勤職員の育児休業に関する規定を整備するものであります。
なお、詳細等につきましては、主管課長に説明させますので、慎重にご審議のうえ、原案どおり可決決定くださいますよう、よろしくお願いを申し上げます。
○議長（村山一夫君） 続いて、主管課長より詳細説明を求めます。総務課長。
○総務課長（宍戸光晴君） それでは、議案第72号蔵王町職員の育児休業等に関する条例の一部を改正することにつきまして、詳細説明をさせていただきます。
本案につきましては、人事院規則の一部改正等に伴いまして条例の一部を改正するものでございますけれども、国家公務員に係る妊娠・出産・育児等々、仕事の両立支援のために講じる措置のうち、未施行の措置として残っておりました育児休業の取得回数の制限の緩和、育児参加のための休暇の対象期間の拡大等の措置につきまして、本年10月１日から施行されることとなっております。
国家公務員についてこのような措置が講じられることに伴いまして、地方公務員につきましても、地方公務員法に定める均衡の原則に基づいて同様の措置を講ずることが求められることから、今回、条例を改正しようとするものでございます。
新旧対照表を用いまして、改正される主な内容について条項順にご説明申し上げます。
新旧対照表１ページをお開きください。
第２条第３号、（ア）の改正でございます。この改正につきましては、非常勤職員の子の出産の育児休業、いわゆる産後パパ育休と呼ばれるものでございます。この取得要件の緩和をする改正でございます。
現行におきましては、非常勤の職員の育児休業は、子の１歳６か月到達日に任期満了などによる退職が明らかな場合は取得が認められておりません。改正後につきましては、子の１歳６か月到達日に任期満了などによる退職が明らかであっても、子の出生日から８週間以内、57日になるのですけれども、この間に産後パパを取得しようとする場合ですけれども、子の出生日から６か月を経過する日まで退職が明らかでないならば取得ができるようになります。このようにその期間の緩和がされるものでございます。
続いて、第２条第３号のイの改正でございますが、非常勤職員の子が１歳以上の期間において、育児休業の取得要件を確認しない場合の要件を定める規定を整備するものでございます。
続いて、２ページでございます。
第２条の３第３号でございますが、３ページになりますね。こちらにつきましては、非常勤職員の育児休業の対象期間の上限を、子が１歳６か月到達日とする要件について、さらに第２条の４におきましては、上限を２歳に達する日とする要件について、夫婦交代での取得や、特別の事情がある場合の柔軟な取得を可能とするための規定を整備するものでございます。
続いて、ページで申し上げますと５ページです。
第３条の第５号、削除になっておりますが、これは規定位置を移動いたしまして、第３条の２ということで改めて規定をするものでございます。
続いて、第３条の第６号ですかね、再度の育児休業の取得に係る特別の事情に関しまして、育児休業計画書により申し出た場合の再度の取得に係る規定を削除いたしまして……大変失礼しました、第３条の５ですね、を削除いたしまして、改めてその第７号におきまして、任期を定めて採用された職員の育児休業は、任期の更新等を迎えるために終了してしまうことがなくなる。言い換えますと、任期が更新された場合は再度の育児休業として引き続き取得できるよう規定を整備するものでございます。
続いて、第７条の改正でございますが、内容的に変更はないのでございますが、給与条例の引用条例に誤りがあったこと、さらに条文の言い回しが改正されるものでございます。
続いて、第17条、18条ということで、７ページから８ページにかけての改正でございますが、部分休業に係るものでございまして、部分休業することができない職員及び部分休業の承認について、現在の職員の雇用形態に合わせてより具体的に規定をするために改正しようとするものでございます。
議案に戻っていただきまして、施行日につきましては国と同様、令和４年10月１日となるものでございます。
以上が条例における改正の主な内容となりますが、このほかの制度改正の部分ということで、産後パパ育休の請求期限を１か月から２週間前までに短縮する改正、それからボーナス算定の際に育児休暇分の除算の取扱いがあるのですが、その産後パパ育休とそれ以外の育休の期間を合算しないように見直しましたり、有給の特別休暇であります男性職員の育児参加休暇、５日間取れるわけですが、この取得可能期間を産後８週までから子の１歳到達日までに拡大される制度の改正もございます。
これらの改正につきましては、育児休業等に関する規則、蔵王町会計年度任用職員の勤務時間、休暇等に関する規則、蔵王町職員の給与の支給に関する規則を併せて改正することにいたしておりますので、よろしくお願いいたします。
以上で詳細説明とさせていただきます。
○議長（村山一夫君） 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。７番齋藤英之君。
○７番（齋藤英之君） 今回の改正の内容はおおむね分かりました。それで、実態としてどのくらいの職員の方々で育児休暇の実態があるのかどうか、あとどの時点でその育児休暇の申請をなされるのか。例えばその年度の職員の配置計画なんかがあって仕事のやりくりも多分あると思うのですが、いきなり出されても非常に困ると思いますし、そういったことでその辺の運用について伺いたいと思います。
○議長（村山一夫君） 総務課長。
○総務課長（宍戸光晴君） まず、実態でございますけれども、育児休業を取る職員はなかなか、無給ということもありますので、職員は少ない状況でございまして、これまでは正職員１名が短期で取っていた実績といいますか、ことがございます。
ただ、有給のほうの特別休暇のほうにおきまして、妻の出産休暇、２日間取れますし、それから育児参加休暇ということで、今回の改正にも若干関わりがありますけれども、５日間取れるわけでございますが、こちらの取得をする職員は多いところでございます。
それで、当然、休業をされますと、その職員分の職務をどうするかという話になってまいりますけれども、今回の改正でも非常勤の改正が多かったわけですけれども、申出期間というか、請求期間が１か月から２週間前までに短縮されましたり、していることはございますけれども、当然、お子さんが生まれてからのことになりますので、計画、育児休業を取る予定があるのであれば早めに申し出ていただくような形で、実際の請求は規定にのっとった形でもいいかとは思うのですけれども、あらかじめ申し出ていただくように進めていければというふうに考えておるところでございます。
○議長（村山一夫君） ほかにございませんか。（「なし」の声あり）質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて討論に入ります。最初に原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。（「なし」の声あり）討論なしと認めます。
これより、直ちに採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長（村山一夫君） ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
ここで10分間休憩いたします。
午前１０時５６分 休憩
午前１１時０５分 再開
○議長（村山一夫君） 再開いたします。
休憩前に引き続き審議を行います。
日程第７ 議案第７３号 令和４年度蔵王町一般会計補正予算（第７号）
○議長（村山一夫君） 日程第７、議案第73号令和４年度蔵王町一般会計補正予算（第７号）を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
○町長（村上英人君） ただいま上程されました議案第73号令和４年度蔵王町一般会計補正予算（第７号）について、提案の理由をご説明申し上げます。
本案は、既定の予算の総額に、歳入歳出それぞれ8,482万7,000円を追加し、予算の総額を77億3,595万8,000円にしようとするものであります。
今回の補正予算は、オミクロン株に対応する新型コロナウイルスワクチンの接種に必要な予算を追加するほか、観光庁の補助金の採択を受けて、ジオパークに関する情報発信や、デジタルコンテンツの充実を図りながら、ジオツアーの造成など、地域資源を活用した看板商品を創出していくための予算を計上するものであります。
以上、提案の理由をご説明申し上げましたが、詳細につきましては、ご質疑により主管課長に答弁させますので、慎重にご審議のうえ、原案どおり可決決定くださいますよう、よろしくお願いを申し上げます。
○議長（村山一夫君） 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。13番村上一郎君。
○13番（村上一郎君） それでは、歳入のほうで確認をしていきたいと思います。13ページの商工費の国庫補助金なのですけれども、説明の中では看板商品創出事業補助金となっていますけれども、あまり見かけない補助金名だなというふうにちょっと思ったものですが、それについての内容説明についてお願いいたします。
○議長（村山一夫君） 環境政策課長。
○環境政策課長（宮澤一弘君） お答えをさせていただきます。
この事業の概要につきましては、先ほど町長が、提案理由にも出てきましたとおり、観光庁が地域独自の観光資源を活用した地域の稼げる看板商品の創出事業として公募しておりました補助事業でございます。
今回対象となる事業内容が今後ジオパーク推進に当たり必要となってくる事業内容であったことから、今回申請を行ったところ、採択となったところでございます。
また、事業内容につきましては、大きく情報の発信元となる拠点施設の整備、また拠点施設を活用したツアーの造成、それから地域資源と関連する地元産の食材を使った商品の開発をするための予算ということで、報償費から備品購入費まで歳出予算を計上させていただいたところでございます。
○議長（村山一夫君） 13番村上一郎君。
○13番（村上一郎君） 分かりました。ありがとうございます。商工費国庫補助金でこれは新規で補助額が出て、今までは補正前はゼロだったのですけれども、新しく歳入になったということで、今の観光庁の採択、ジオパーク関連で採択を受けたという説明ですけれども、そのほかに今、課長のほうからご丁寧に16ページの関連まで説明をしていただきました。具体的にもう少しこう、委託料375万円とか、それから17の備品購入費についてもう少し詳しく、できれば説明をいただければと思います。お願いいたします。
○議長（村山一夫君） 環境政策課長。
○環境政策課長（宮澤一弘君） お答えをさせていただきます。
歳出のほうになりますけれども、まず委託料、ジオモニターツアー企画運営業務委託料、これにつきましては、整理した拠点施設、ジオの新商品、それから最新デジタルコンテンツを加えた新たなジオツアーの企画運営を専門的な旅行会社等に委託をお願いするものでございます。
それから、地域食材活用による新商品開発業務についてでございます。こちらの委託料につきましては、蔵王ジオパークをイメージしやすい地場産品を開発するための見本商品として考えていただくところを想定している委託業務でございます。
それから、解説用デジタルコンテンツ導入業務委託料につきましては、スマホのカメラを対象物にかざして、対象物の形でスマホが自動的に認識をして、スマホ内に自動的に対象物の説明が表示できるというようなものでございます。これにつきましては、多国語ということでも想定しておりまして、インバウンドなんかにも活用できるのかなというふうに考えているところでございます。
また、これにつきましては、対象物を巡って歩いてスタンプラリーなどの機能も持たせながら、例えば何か所か、10か所とかにスタンプをもらった場合はジオ関連グッズがもらえるなど、そんないろいろな運用方法について考えていきたいというふうに考えております。
それから、展示用パネル製作業務委託料ですけれども、こちらにつきましては、想定している拠点施設５か所、拠点施設につきましては、山頂レストハウス、それからこけし館、ございんホール、それから役場、それから蔵王高校というところの拠点施設において、ジオサイトマップ、町内の地域資源の情報、それからジオの研究成果などを作成するための委託業務でございます。パネルについては壁にかけるものを想定しておりまして、各施設に３枚程度ということで、サイズがＡゼロサイズということで85センチ掛ける120センチ程度のパネルを想定しているところでございます。
それから、備品のほうですけれども、展示用モニターデジタル看板等購入費になります。この備品購入費につきましては、想定しております先ほどの拠点施設５か所にモニター、それからデジタル看板などを設置しながら、来場者が容易にジオ関連情報を得られるように整備をするものでございます。表示する情報につきましては、ＰＲ動画、それからジオパークの最新情報、ジオツアーの申込み案内やイベント情報、それから町内の季節に応じた見どころなどの情報についても表示を考えているところでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長（村山一夫君） 13番村上一郎君。
○13番（村上一郎君） ありがとうございます。詳細に各委託料を説明をいただきました。ジオパーク認定に向けて着々と進んでいる取組かなと思いますけれども、これは一般町民は当然ですけれども、あとほかの観光客も含めて、このジオパーク関連の事業ということで広くこの周知、それから認識していただく、理解していただく、それぞれの委託料かなと思っております。
デジタルコンテンツ導入、これはスマホでかざしてすぐ理解できる説明が分かるようになるという、これは一般でもその箇所によってスマホでかざして説明書が見られるという、そんなに簡単になるものなのかどうか。その辺もう少し詳しくご説明いただければと思います。
○議長（村山一夫君） 環境政策課長。
○環境政策課長（宮澤一弘君） お答えします。
これにつきましては、「かざして案内」というような名前のようでございますけれども、これにつきましては、一応町内の主にジオサイトを中心に、こけし橋だったり、大鳥居だったりというものの合計50か所を想定していますけれども、その対象物にスマホで、例えば山なんかスマホで当てるとアプリで何々山とかと出てくるようなアプリもあるようでございますけれども、そういったちょうど、この50か所を委託業務をかけてうまく登録はしていただくようになるのですけれども、その目標物に当てて、カメラで当ててみると、その建物といいますか、対象物が認識されて、そのサイトであったり、例えば遠刈田の商店街のポイントだったり、歴史であったり、そのポイントの説明書きが詳しく見られるようなシステムになっているというような状況でございます。
○議長（村山一夫君） ほかにございませんか。11番遠藤裕一君。
○11番（遠藤裕一君） 関連したジオの話ですけれども、拠点基地になるところって今、こけし館を想定していらっしゃるのだけれども、私、この振興会通り、蔵王通りで、空いている店を活用するというのも、何かにぎわい創生の１つの拠点になるのではないかなと、まあ広さとかいろいろあるでしょうけれども、活性化につながるのではないかなと思っているのですけれども、課長、その辺はどうでしょうか。
○議長（村山一夫君） 町長。
○町長（村上英人君） 遠藤議員、今日、こういったことで予算で計上されて５か所と話を聞いたわけですから、今後、やはりこの場だとまだ審議が違うので、内容。１つは、なぜ蔵王の山頂にやっているかというと、山頂のレストハウスに当たっては、夏場の多くの皆さんが、それでこの蔵王のジオパークということ、あと冬クローズになっちゃうので、それで遠刈田こけし館があるので、こけし館だけではあれなので、そこに観光客の人たちが来たときにやる。ただ、常時人がいるのでね、ですから前にも停留所の待合室を兼ねながらやっておりましたのですけれども、その辺の規模の問題もありますでしょうし、その辺、ご協力できるようなところがあれば、町としてもちょっと検討の１つとしてやっていくこともあるのかなというふうに思っているところであります。このぐらいでないと質疑が変わっちゃいますので。
○議長（村山一夫君） ほかにございませんか。６番佐藤敏文君。
○６番（佐藤敏文君） それでは、15ページ、今回、町税の還付金追加ということで300万円ほどあがっておるのですけれども、これはかなり多額の還付になると思うのですが、この内容をまずお伺いします。
○議長（村山一夫君） 町民税務課長。
○町民税務課長（大槻充夫君） お答えいたします。
これにつきましては、町内の製造業の企業のほうで予定納税をしておりました企業が、確定納税で還付になるということで、１社で、法人町民税ですね、法人町民税のほうが還付になるという申告がありまして、その分の予算措置になってございます。よろしくお願いします。
○議長（村山一夫君） ６番佐藤敏文君。
○６番（佐藤敏文君） 分かりました。法人町民税の部分で、これは一企業でよろしかったですかね。分かりました。それで、これについては現年度分ということになるんですね。ぜひこういったのが当然、ほかにも町民税などで還付が発生しますけれども、やはり年度内に処理できるように、そういったことに努めていただければと思います。
終わります。
○議長（村山一夫君） ほかにございませんか。３番大沼昌昭君。
○３番（大沼昌昭君） すみません、もう一度、16ページのジオパークについてお伺いしたいと思います。
課長の説明を聞いて大体は分かったのですけれども、決算でも1,521万円ほどもうジオパーク関連に出資しています。それから、今回も759万円というふうな金額が、出すというふうな事業です。これに関して、先ほど村上一郎議員から質疑があったようですけれども、令和５年のあたりで認定に向けて進んでいるというふうなことをお伺いしました。であれば、こういうふうな事業に関しては、認定までに必要な事業なのかというふうなことをまず１点お聞きしたいと思います。
それから、先ほど、３回しかできないのでちょっと、何回もできないからお伺いしますけれども、スマホの対象物を50か所ほど登録しますというようなことだったのですが、登録するのはいいのですけれども、来た方は何のどこを見ていいのかというふうな情報をどこで得るのですかということなんですね。ただ来て商店街にかざしたから見えるというものではないと思うんですね。例えばこことこことここがスマホで見られますというような情報がなければ、この機能はしないと思います。
それと、デジモニターですか。これはデジタル、すみません、モニターデジタル看板なのですけれども、これに関しては、ＰＲとかジオツアーイベント情報などをここに掲示するというふうなことなので、これに関しては200万円ほどかかるのですけれども、これ、どこに設置して、それでどのような効果を見ているのかというふうなところがちょっと見えないので、その辺のところの説明をお願いします。
○議長（村山一夫君） 環境政策課長。
○環境政策課長（宮澤一弘君） お答えをさせていただきます。
まず、この事業、５年の申請までには必ず必要かということにつきましては、もちろんあればポイントは上がってくるわけですけれども、一応事務局といいますか、担当のほうの予定としましては来年度以降に行うこととしておりましたので、ただ、今回、先ほどもお話ししましたとおり、ちょうど事業内容が合っているようなものが補助金として出てきましたのでそれにチャレンジをしたということで、採択されたということで前倒しで実施をさせていただくものでございます。
それから、スマホの情報、これはただかざせばいいのかということではなくて、あらかじめスタンプラリーということで周知をさせていただくようにします。これについてもマップ、そういったものも作成をして渡したり、あといろいろホームページだったり、そういったコンテンツといいますか、そちらのほうを使って周知をしながら、スムーズにそういったところが回れるような仕組みを取っていきたいというふうに考えております。
それから、モニターとかはどこにということですけれども、これにつきましては、一応３か所を想定してございます。山頂レストハウス、それからこけし館、あと蔵王高校ということで、３か所に設置をさせていただいて、あとどういうものにということにつきましては、先ほどＰＲ動画とか、ジオパークの最新情報、ジオツアーの申込み案内イベントということですけれども、決算委員会でもご説明したとおり、映像コンテンツの委託なんかもかけているやつもございます。そういったものもこのモニターなんかでもしっかり宣伝しながら蔵王のＰＲをしていきたいというふうに考えているところでございます。
○議長（村山一夫君） ３番大沼昌昭君。
○３番（大沼昌昭君） 大体分かりました。このモニターデジタル看板に関してなのですが、決算でも、ＶＲと、それからプロジェクターですか、それなんかも購入して使っているようなのですが、内容的には、このような中でどのような関連性を持ってその辺のところの利用をしていくのかというふうなことが、これから考えていかれるのかなというふうに危惧するんですね。ですから、それぞれのものでそれぞれの、要するに分割して、それしか使えないんだというんじゃなくて、こっちでこうやったらそっちのほうに連携してこういうふうになるんだよというふうな形の中でいかないと、無駄になるんじゃないかなという気はするんですね。
それで、この補助金を利用するというようなことで申請して受けられたというようなことなので、一般財源としてここに書いてある145万円ほど出ておりますので、大概の経費に関しては補助金で補塡されるというふうなことなので、それはそれでいいのですけれども、今言ったように、あとはもう一つはジオのいわゆる拠点ですね、５か所と言いましたけれども、この拠点についてはどのような役割を果たすのかというふうなことをお伺いしたいと思います。
○議長（村山一夫君） 環境政策課長。
○環境政策課長（宮澤一弘君） お答えをさせていただきます。
まずはいろいろなＶＲだったり、そういったものを整備、昨年度、してきました。ただ、今回の補助金で想定していますのは、一応拠点施設から移さないでそこに備え付けておくというようなものが大半で、あとＶＲとか昨年度準備したものについては、拠点施設もしくは移動での事業、出前事業だったりイベント、その他イベントなどにも、いろんなところで活用していきたいなというふうには考えてございます。
あと、それから、拠点施設ですけれども、まず先ほど５つお話ししたと思うのですけれども、主には夏、春から秋にかけては、一番は山頂のレストハウス、そちらのほうでいろいろ啓発活動に利用するということで、あとエコーライン止まった場合、もう通行できなくなった場合については、こけし館のほう、またはございんホール、あと役場、あと蔵王高校。蔵王高校については、今年度、来月開催されます火山砂防フォーラムにも１幕としていろいろこのジオツアー、自分たちでつくったジオツアーなんかも発表していただいたり、実際にお客さんを連れて説明をしていただくようなご尽力をいただいております。
そういったことで、蔵王高校もクラブジオパークということで結構本気に取組をされているところでございますので、そちらのほうでも、学校側からもそういうような拠点施設といいますか、そういったことでご利用くださいということを受けておりますので、そちらについてもいろいろ情報だったり、いろいろ届けていきたいなというふうには考えてございます。
○議長（村山一夫君） ３番大沼昌昭君。
○３番（大沼昌昭君） 最後に、ジオモニターツアーの企画についてお伺いします。これに関しては多分、ジオサイトもあって、歩くようなことの何らかの企画だとは思うのですけれども、これに関してはツアーということでありますので、ツアーガイドとかそういうものの養成とか、そういうな部分もここに含まれているのかどうかお伺いしたいと思います。
○議長（村山一夫君） 環境政策課長。
○環境政策課長（宮澤一弘君） お答えをさせていただきます。
この企画運営業務の委託につきましては、ジオの新商品、これから創ろうとしている新商品、それから今度委託をかけますデジタルコンテンツ、これなんかを加えた新たなジオツアーの企画を旅行会社のほうにお願いするということで、そのガイドの養成とかということではなく、その商品として今後、モデルとして創っていただいて、そのツアーを町民とか町内業者に体験してもらうことで、商品として扱えるジオツアーの造成になるかどうか、そういったものも含めて委託をかけて、そのツアーを創っていただくというような業務にしているところでございます。
○議長（村山一夫君） ほかにございませんか。１番松﨑良一君。
○１番（松﨑良一君） 今の大沼議員の質疑に関連いたしますけれども、まずここまでこのジオパークの推進に当たって、この様々な事業の展開をしなければならないというのは、私らもちょっと認識不足でいたのですけれども、今回ここまで3,500万円からの費用もかかってございますけれども、いわゆるジオ認定に向けて様々にクリアしなければならない事業展開については、ほぼほぼこの辺のところで収まるのかどうかなとちょっと心配もありましたので、今後さらにこうした事業展開をしていかないとジオ認定に向けてはなかなかクリアできない、どこまでそうしたところが必要になってくるのか、併せてちょっとお伺いしておきたいと思います。
○議長（村山一夫君） 環境政策課長。
○環境政策課長（宮澤一弘君） お答えをさせていただきます。
最終的には審査委員が審査するので、ちょっとその辺の動向は言えるものではございませんけれども、一応整備の体制としましては、この間、特別委員会でもお話しさせていただきましたけれども、いろいろ連絡会だったり推進本部会議、そういったものを立ち上げながら実施してまいりました。
今後については、推進協議会を設立しながら、そしてまたジオの養成講座、フォーラムなども開催しながら来年を迎えるわけですけれども、決して余裕があって進めているわけではございませんので、数々の事業は展開をしながら、何とか来年の申請までには間に合わせていきたいというふうに考えているところでございます。
○議長（村山一夫君） １番松﨑良一君。
○１番（松﨑良一君） 申請する側の項目と認定を受ける側の項目の要件については、ほぼ明らかになっている部分もあるようでございますけれども、今後については様々な、初めて取り組む事業の展開もありますので、非常に苦労も多いなというふうに考えておりますけれども、ぜひここまで来ましたので、期間は短いと思うのですけれども、早期ですと来年の４月にそうした申請をしなければならないとか、５月に認定とか、いろんなスケジュール等もあるようでございますので、こうした中で非常にその短期間の中で要件を満たしていくということで、非常に問われる部分もございますので、ぜひこの辺についてはここまで来ましたので、しっかり町長を先頭に成功させてほしいなと、こういう思いでございますので、それで質疑をさせていただきました。
終わります。
○議長（村山一夫君） ほかにございませんか。15番馬場勝彦君。
○15番（馬場勝彦君） 歳出の16ページのコロナウイルスワクチン接種費についてお伺いしておきたいのですが、これ、全額国庫で出るのですが、ここでちょっと気になったのは、第４回目の接種について、議会でその予算を、歳出予算の議決をしております。それで今、第４回接種が全て終わっていない。それで、先日の説明の中では、まだ受けていない方が４回目を受けないで、今回の２価の部分を受けることができるということがありました。
そうしますと、全額国から出ているのですけれども、その４回目を受ける対象として予算された部分が、当初出されたものから全部使われないで終わってしまう可能性もあるのではないかと。そうした場合のその予算、議決した予算の残った分はどういう処置があるのかということと、今回の２価ワクチンの関係、新聞報道なんかを見ると、対象者が実際どれぐらいを見てきているのか、その辺がちょっとつかめない部分があるんですね。子供たちは希望というような感じも報道されていますので、その辺はどのような判断の中でこの予算を計上されたのか、まずその２点を最初にお伺いしておきたいと思います。
○議長（村山一夫君） 保健福祉課長。
○保健福祉課長（鈴木智子君） お答えいたします。
まず、既存の今までの補正等で出させていただいた４回目というのは、60歳以上の方、それから基礎疾患がある方を見て予算化しておりました。このたびの報道等でもお話しされていますけれども、今、12歳以上の方で２回目まで終わった、今から３回をする方と、今から４回する方も対象とするという対象者の拡大がございましたので、今までの確かにまだ４回目接種されていない60歳以上の方の残金といいますか、持っていたお金がありますけれども、それで不足分を今回ここに補正で出させていただいたということで、今回のこの金額は、私どものほうで今まで終わった方、今からやられるであろう方、約１万人を対象者と見ております。それで、40日の集団接種で１万人を対象となるであろうということで、この予算を計上させていただきましたので、よろしくお願いします。
接種時期につきましては、２価ワクチンにつきましては今月の29日からスタートしていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。
○議長（村山一夫君） 15番馬場勝彦君。
○15番（馬場勝彦君） ありがとうございます。説明は大体分かったのですが、なぜ予算が、この何ていうのかな、経費がどうなるかと言ったのは、結局、今４回目を予約されている方で、４回目を受けないでこっちに振替される方も実はおられると思うんですよね。先日の説明会でもその辺が、時間がないのでどういう対応するか、混乱を起こさないようにという、説明会のときは出ましたけれども、そうすると、今対象としている数字が若干ずれてくるんじゃないのかなと。つまり４回目をもう予約しましたから、一応４回目を受けてからこの２価も次、ちょっと時間を置いて受けますという人も中におられるかなと思っていたのです。かと思えば、４回目を予約したけれども、２価ワクチンのほうがいいのであればもう４回目はキャンセルして２価に、そちらを受けますとなってきた場合に、やはり対象とした人数がかなり違ってきているんじゃないのかなと。
そして、今課長の説明だと、４回目の当初の予算の残った部分を今回の中に組み入れるから、基本的には議会で議決したやつの残金というのはないと、大体その中でやっていくという説明だったのですが、そこの先ほど言った部分がちょっとまだこちらも理解できないので、どれくらいの方がこの４回目の予約をしているけれども受けないということもある程度想定されているのか、そこについてもう一度説明をいただきたいなと思います。
○議長（村山一夫君） 保健福祉課長。
○保健福祉課長（鈴木智子君） お答えいたします。
現在の従来のワクチンを今後する予定であるのは、来週３日間となっております。20日と21日と24日土曜日となっております。そこで約、ちょっと概算ですけれども600人弱程度の方が予約されております。チラシ等をまいたりしておりますので、そこで何人かキャンセルされる方もいらっしゃるでしょうし、実際もう報道等で９月末くらいから始まりますよというふうに話がありましたので、そこで待っているというんですかね、予約をしないで待っている方等いらっしゃいますので、ただ、その約600人ほどがどっちに動くかというのもございますので、ちょっとここはつかみづらい数字ではあるのですけれども、１万人を取っていて何とかこう、いけるのではないかなというふうに考えて予算計上いたしましたので、よろしくお願いします。（「昨日、区長文書でチラシを」の声あり）
なお、昨日付で全戸配布でチラシをまかせていただきました。そこのところには、20日、21日、24日、ワクチン接種を予約している方へということで、この３日間は従来型のワクチンを使用します。もし２価ワクチンのほうを希望される方であれば、コールセンターやウェブサイト等でキャンセルとか、コールセンターでは質問等をいただければということでチラシをまかせていただいていますので、よろしくお願いいたします。
○議長（村山一夫君） 15番馬場勝彦君。
○15番（馬場勝彦君） ありがとうございました。大体後ろも、チラシも我々も見せていただいたので、そのように納得しました。ただ、若干の混乱はするのかなということと、あとその予算が来たやつを、回数によって、余った分をこう、やっていくからいいんだという、最初説明があったのですが、それを基に考えれば、今度は４回受けた方で２価ワクチンを受けたいという、簡単に言えばもう５回目になりますよね。これについてはどういう方向性が示されているのか。それによってまた全然変わってくると思うんですよね、今後のこのワクチン接種の進め方ということ。なので、そこがもしある程度国のほうから示されているのであれば、そこも説明をいただければと思うのですが。
○議長（村山一夫君） 保健福祉課長。
○保健福祉課長（鈴木智子君） お答えいたします。
国のほうの説明会、最近ですと９月６日の日にございまして、９月末から２価ワクチンということで、２価ワクチンを受けると、今まで３回目とかをやられていて今度４回目の方は５か月空けてくださいという指示がございました。ただ、もう４回目を既に、60歳以上の方などで４回目を受けていて今度５回目をする方の接種間隔につきましてはまだ薬事承認中というか、国のほうで検討しているというふうな指示しかまだ来ておりませんが、今からの間でも国のほうから説明会等ございます。そこで、具体的に５回目の方につきまして、今度新しいのは何か月接種間隔を空けるようにというふうな周知がございますと思いますので、その辺は国の情報が来た折には、早めに町民の方にお知らせできるようにはしていきたいと思っております。現在のところはちょっとまだ分からない状況です。
○議長（村山一夫君） ほかにございませんか。５番平間徹也君。
○５番（平間徹也君） 16ページのちょっと私もジオパークのことで、先輩議員からいろいろ質問があったので、内容等はちょっと分かったのですけれども、この委託料の先が、何ていうのか、随意契約なのか、一般競争入札なのか、こっちが選ぶ先によって全然ね、こっちの意と違うものができてきたりすることって多々あるので、その心配をちょっとしているのですけれども、その辺はどのようになっているのでしょうか。
○議長（村山一夫君） 環境政策課長。
○環境政策課長（宮澤一弘君） お答えをいたします。
この委託料につきましては、少額なものと大きなものもございますけれども、一応見積り合わせ等ですね、何社か選んで執行していきたいというふうには考えております。
○議長（村山一夫君） ５番平間徹也君。
○５番（平間徹也君） そうすると、入札ではなくて見積り合わせをして随意契約という形になるのかということと、あとこのジオモニターツアーの企画運営業務なのですけれども、これって何かもともとね、もう職員さんが今自分たちで考えて、もうツアーをやっているような認識を私はしていたので、それとは何が違うのかなというか、そこがちょっと気になったものですから。
○議長（村山一夫君） 環境政策課長。
○環境政策課長（宮澤一弘君） お答えをさせていただきます。
一応今やっているツアーについては、職員等が考えてそこそこやっていけるようなツアーではありますけれども、さらに商品としてツアーを創るには、やはり専門の業者さんからのお力をいただいて、製品として出来上がったものもしっかり推進していくためにも、こういった委託料でお願いをする予定でございます。
○議長（村山一夫君） ５番平間徹也君。
○５番（平間徹也君） 分かりました。随意か入札かというのをちょっとあともう１回最後に聞かせてもらえればなというのと、あとこれは将来的にじゃあ、私はこれは教育旅行的な意味もあったから職員さんがやっていたのかなと思って、教育旅行でもやはり十分にぎわい創出なり観光交流に寄与するものだと思っていたのですけれども、その話だとやはりもっとその、何だろうな、商業的というか、もっと広い範囲でということを考えているのだろうなとは思ったのですけれども、それは今後もずっと、今の段階でですけれども、今後もどんどん続けていくつもりなのか、ここを最後に聞かせください。
○議長（村山一夫君） 副町長。
○副町長（平間喜久夫君） まず、委託料の関係、お話しさせていただきます。指名委員会の委員長でございますので、そういった立場でお答えさせていただきます。
ここに並んでいるものについて、特に１件200万円という予算額がございます。これについては設計額がどのくらいになるか、まだはっきりしませんけれども、これについてはやはり契約業者指名委員会のほうで、基本的には入札が原則です。ただ、ものによってどうしても業者が限られるとか、地方自治法施行令の規定に該当するのであれば見積り合わせということもあります。ただ、今言ったように、基本的には地方自治法上は入札が原則でございますので、この場で、内容を見ていませんので、入札はしないのですかと言われても、そこはお答えできないということでございますので、ご理解いただきたいと思います。
あと、次の件については環境政策課長より答えさせます。
○議長（村山一夫君） 環境政策課長。
○環境政策課長（宮澤一弘君） このジオツアーの商品とかという、そういう話だと思うのですけれども、一応これにつきましては、町民、それから町内事業者に体験していただきながら、商品として扱えるツアーかなんかも見極めていただくというようなものの趣旨もございます。そして、また今後この認定商品、それから開発のイメージにもつなげていく意味合いからも、こういった業者のほうに今回お願いするということでございます。（「教育旅行ももちろん」の声あり）はい、もちろん教育旅行のほうにもしっかり活用していきたいというふうには考えてございます。
○議長（村山一夫君） ほかにございませんか。７番齋藤英之君。
○７番（齋藤英之君） 認定こども園の支障物件の撤去委託でございます。これについてちょっとお伺いしたいと思います。どこの何を撤去、６月に用地取得があったと思うのですが、私、ちょっと都合で欠席したものですから、お答えをいただきたいと思います
○議長（村山一夫君） 子育て支援課長。
○子育て支援課長（佐藤敏彦君） お答えいたします。
こちらにつきましては、６月追加補正において認定こども園の物件補償を計上させていただきました。こちらにつきましては、所有者の意向で立木の伐採と梨棚の撤去を町で行ってほしいという申出がございましたので、その６月追加補正の際には補償費、そちらのほうに伐採と梨棚の撤去費用、そちらのほうは計上しておりませんでした。今回、伐採と梨棚の撤去を低価格でできる事業所を探しまして、見積りを徴しさせていただきました。そちらのほうで今回追加計上ということで、50万円追加計上させていただくものでございます。
○議長（村山一夫君） ７番齋藤英之君。
○７番（齋藤英之君） 分かりました。本人のほうから町でというようなことがあったということで、今見積り合わせでやるということでございましたので、それはよろしいかと思います。
それで、１つ、業者のほうに行くのですから、あとは業者の問題だと言えばそれまでなのですけれども、この梨の木の活用ということで、こけし工人の方々は随分それを利用してやったりするものですから、やはり有効活用していただければ蔵王町にとってもいいのかなと思っております。そういったことの考えについてちょっと伺いたいと思います。
○議長（村山一夫君） 子育て支援課長。
○子育て支援課長（佐藤敏彦君） お答えいたします。
その今現在残っている梨の木なのですけれども、梨の木そのものがもう活用できる状態でないということで、いわゆる幹の部分と根っこの部分だけが残っているような状態になっておりますので、ちょっと活用できるような雑木ではないっていうようなことでございます。
○議長（村山一夫君） ほかにございませんか。（「なし」の声あり）質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて討論に入ります。最初に原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。（「なし」の声あり）討論なしと認めます。
これより、直ちに採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長（村山一夫君） ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第８ 議案第７４号 令和４年度蔵王町国民健康保険蔵王病院事業会計補正予算
（第４号）
○議長（村山一夫君） 日程第８、議案第74号令和４年度蔵王町国民健康保険蔵王病院事業会計補正予算（第４号）を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
○町長（村上英人君） ただいま上程されました議案第74号令和４年度蔵王町国民健康保険蔵王病院事業会計補正予算（第４号）について、提案の理由をご説明申し上げます。
本案は、資本的収入において、予定額に450万円を追加し、総額を2,190万1,000円に、資本的支出においては、予定額に451万円を追加し、総額を2,540万9,000円にしようとするものであります。
次に、企業債について、「災害復旧事業」を追加しようとするものであります。
なお、詳細等につきましては、ご質疑により事務長に答弁させますので、慎重にご審議のうえ、原案どおり可決決定くださいますよう、よろしくお願いを申し上げます。
○議長（村山一夫君） 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。１番松﨑良一君。
○１番（松﨑良一君） 今回こうした厚生棟災害復旧設計業務委託料ということで表が上がってまいりましたけれども、３・16のあれでこうしたあれもあったのかなというふうに思いますけれども、改めてこの事業についての説明をお願いしたいと思います。
○議長（村山一夫君） 病院事務長。
○病院事務長（山家信行君） お答えいたします。
この厚生棟を新築するというふうな経緯ということで説明させていただきます。まず、地震により被害を受けて、詳細な調査をいたしました。そのところ、専門家によって厚生棟を原状に復旧するのは不可能であるという所見がなされたところでございます。それで、解体するということになりまして、またこの厚生棟につきましては、今のような規模で新しく造るとなるとかなりちょっと高額になりますので、規模を縮小しまして、必要最低限のもの、休憩室あるいは医局あるいは水回りですか、そういった必要最低限のものを造るということで、今回この設計のほうの委託を計上させていただいたというところでございます。
○議長（村山一夫君） １番松﨑良一君。
○１番（松﨑良一君） ありがとうございます。なかなかこれまでこの厚生棟については、あまり活用されてこなかったのではなかったかなというふうに、私の記憶ですけれども、今後のことを考えると、大規模なこの災害によってこれだけ壊れたので、将来的には解体するのが１つの方向性なのかなというふうに考えていましたので、このような形で再生といいますか、新築するというふうになったので、ちょっと驚いてはいるんですね。
今後のこうした、どの程度の建物の規模、建坪ですね、まずそういった形、姿がちょっと見えませんので、その辺についてもう少し詳しく教えていただきたいと思います。
○議長（村山一夫君） 病院事務長。
○病院事務長（山家信行君） 厚生棟の今度新築しようとする建坪なのですけれども、42.16坪で、面積にしますと139.12平米ぐらいを考えております。
○議長（村山一夫君） 町長。
○町長（村上英人君） 事務長が本当はもうちょっと詳しくお話ししなくてはいけないと思うのだけれども、松﨑議員が言われるのは、もう壊れたんだからもう必要ないんじゃないかということなのですが、厚生棟はあくまでも週末、東北大学から来ている医局の先生方、そういった方々の宿直、まず１つは宿直、あと毎日のこの先生方の休憩の場等も含めて、あとはいろんな会議がありますので、看護師、先生方との、そういった場としても活用していると。ただし、あと検診にも使っていると。ですから、そういった面で、２階建てでなくて平屋で今回は設計を考えていきましょうというのが先ほどの事務長の考え方です。そういったことで、毎日利用していることを申し上げさせていただきます。
○議長（村山一夫君） １番松﨑良一君。
○１番（松﨑良一君） 大変元気な答弁をいただきました。確かにおっしゃられるとおり、そうした職場環境のそうした整備というのは確かに必要になってくるのかなと思ってはおりますけれども、これまでのいきさつを考えると、どのように活用されたのかなというところもあったものですから、そうしたことでちょっと質疑をさせていただきました。大分いろんな、築年数もたっている中で、設備投資もかなり増えてきておりますし、そうしたところの観点について、やはり私らもやはり説明責任がありますので、そうした観点でお伺いしたところでございます。
今後とも、そうした観点についてはしっかり審議をなされながら、そうした観点についてはやはり、よっぽどこの慎重に行っていく、こういうところが大事なのかなというふうに思ったものですから質疑をさせていただきました。
○議長（村山一夫君） 町長。
○町長（村上英人君） あくまでも松﨑議員、ご存じのとおり、知っていて聞くわけですから大変なのですが、こっちも。あくまでも老朽化になったことによって新築をしていったり、この増築、例えば改築をするのではないんですね。地震で、３回ぐらいの大きな地震が来たことによって、もう解体せざるを得ないと、そういったことで国の補助を、これは災害復旧、この前、一般質問でもちょっと私、答えたとおり、厚労省がなかなか、厚労省の出先、この東北厚生局、厚生局が今なかなか来られないので、写真等だとか、あと県の代理として県が来て、その中でやってもいいということをやっと８月に判断を受けて、今このように進めさせていただくということでありますので、あくまでもそういう理由の下で、それで予算も国のほうからの予算を有効に活用して再生していきたいということでありますので、ご理解いただきたいと思います。
○議長（村山一夫君） ほかにございませんか。（「なし」の声あり）質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて討論に入ります。最初に原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。（「なし」の声あり）討論なしと認めます。
これより、直ちに採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長（村山一夫君） ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
○議長（村山一夫君） 以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。
これをもって本定例会９月会議に付議された案件の審議は全部終了いたしました。
よって、本日をもって休会といたします。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長（村山一夫君） ご異議なしと認めます。よって、本日をもって休会とすることに決しました。
休会に当たり、一言ご挨拶申し上げます。
去る８月29日再開された議会、そしてまた本日まで19日間の会期を置いたところでございます。各位におかれましては、この間、円滑な議会運営にご協力いただいたことに、まずもって感謝を申し上げるところでございます。
そして、議案第50号から57号まで令和３年度会計決算について、そしてまた58号固定資産評価委員、59号の教育委員会の任命、そして60号蔵王町議会議員及び町長の選挙における選挙運動の行使に関する、そしてまた61号蔵王町認定こども園、そしてまた62号から69号までの令和４年度各会計補正予算の８件が提出され、皆様方のご協力により全部可決ということでございました。町長もこれは安心しているのかなと思うわけでございます。
そして、またこの台風のほうも14号がすごい勢いだと。そして、大体日本を横断する、縦断するんじゃないかというような話もあります。我が町は農業の町でもございます。被害がなければなと思うものでございます。
そして、第７波のＢＡ．５オミクロン株のワクチン接種をやることによって、今後パンデミック状態が収まればなと。これがまた予防注射した後に、ワクチン注射した後にまた第８波だなんていうことのないように、皆様方とともに祈るほかないのかなと思っております。
今後、皆様方とやはり休会中の議会活動に専念していただき、住民から議員が何をしているか分からないというような話、そういう話をこれからは聞かないような、そういう方法にしていただければなと思いますので、よろしくお願い申し上げながら休会の挨拶にさせていただきます。
本日は大変ご苦労さまでした。
次に、町長から挨拶があります。町長。
○町長（村上英人君） 定例会９月会議の閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げさせていただきます。
８月の30日の開会から本日まででありますが、令和３年度の一般会計、特別会計、また企業会計の決算認定をはじめ、固定資産評価審査委員会の委員及び教育委員会委員の人事案件、また条例の一部改正と制定、全会計の補正予算、さらに追加議案を含めた25議案に対しまして慎重にご審議を賜り、全議案とも同意並びに可決をいただきましたこと、心から厚く御礼を申し上げる次第であります。本当にありがとうございました。
特に今会議でありますが、決算議会ということもありまして、決算審査特別委員会で長時間にわたり慎重にご審議を賜りまして、改めて衷心より深く感謝を申し上げる次第であります。
決算審査特別委員会でありますが、審査結果報告書で附帯意見のありました事項につきましては、真摯に受け止めて改善に努めてまいりたいというふうに思っております。
また、今会議では、５名の議員から一般質問をいただきました。それらの内容や今後の展望については、昨日、議論させていただいておりますが、内容を十分に精査しながら今後の町政運営に生かしてまいりたいと考えております。
また、今週の14日から第五次長期総合計画後期計画の策定に向けまして、まちづくり懇談会を町内５地区で開催しておりますので、一般質問で答弁したとおり、しっかり町民の声に耳を傾けて計画に反映させていきたいと思っております。
さて、第７波となっております、約３か月間にわたり猛威を振るった新型コロナウイルス感染症の感染者数がようやく減少傾向を示してまいりました。ただ、この中で蔵王町で何人だとか、県内の市町村の数が見えなくなってきたところが、なかなか保健所でも教えてくれないので、なかなかその辺は気をつけていかなければというふうに思っているところであります。
本町では、今月29日からオミクロン株対応ワクチンの接種を開始いたしますので、町民の皆様には日頃からの感染防止対策も継続していただくことで、感染の収束につながればと考えているところであります。
さて、今月４日には、２年ぶりに開催されたみやぎ蔵王梨まつりは、町内外から多数のお客様にご来場いただき、大盛況のうちに終了することができました。
さらに、22年産米の概算金については、主力全５品目が３年ぶりに引き上げられたところであり、僅かながらも明るい希望が出てまいりました。
国では、今月中にも全国旅行支援を再開すべく調整が進められているようであります。私のあれだと10月１日からなるのかなというふうに思っております。今月いっぱいは県民割、東北６県、北海道が入るわけでありますが、それに調整が進められているようであります。
この実りの秋、行楽の秋が地域経済を再生させるスタート期となり、本町の農林水産業・商工観光業の皆様にとって、経営の回復とともに、安心した暮らしにつながる契機になってほしいと大いに期待するものであります。
結びに、今後もまだまだ台風シーズン、今、議長からも言われました14号が縦断するような感じであります。今後も引き続き最新の気象情報を注視しながら、住民の尊い生命と財産を守る、住みよいまちづくりを進めてまいりたいと考えております。
議員の皆様におかれましては、ご自愛をいただき、円滑な町政運営のため、さらなるご理解とご支援を賜りますよう改めてお願い申し上げまして、御礼のご挨拶とさせていただきます。本当にありがとうございました。
○議長（村山一夫君） 本日はこれをもって散会いたします。
大変お疲れさまでした。
午後０時０８分 散会