令和4年蔵王町議会定例会
令和4年1月4日(火曜日)
出席議員(15名)
1番 松 ア 良 一 君 2番 加 川 敦 君
3番 大 沼 昌 昭 君 5番 平 間 徹 也 君
6番 佐 藤 敏 文 君 7番 齋 藤 英 之 君
8番 平 間 武 美 君 9番 佐 藤 長 成 君
10番 三 沢 茂 君 11番 遠 藤 裕 一 君
12番 外 門 清 君 13番 村 上 一 郎 君
14番 葛 西 清 君 15番 馬 場 勝 彦 君
16番 村 山 一 夫 君
欠席議員(なし)
説明のため出席した者
町長 |
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村 上 英 人 君 |
副町長 |
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平 間 喜久夫 君 |
会計管理者 会計課長 |
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佐 藤 浩 明 君 |
総務課長 |
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宍 戸 光 晴 君 |
まちづくり推進課長 |
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佐 藤 長 也 君 |
町民税務課長 |
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大 槻 充 夫 君 |
保健福祉課長 |
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鈴 木 智 子 君 |
子育て支援課長 |
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佐 藤 敏 彦 君 |
環境政策課長 |
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宮 澤 一 弘 君 |
農林観光課長 |
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加 藤 勝 彦 君 |
建設課長 |
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森 良 光 君 |
上下水道課長 |
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平 間 勝 文 君 |
病院事務長 |
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山 家 信 行 君 |
教育長 |
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文 谷 政 義 君 |
教育総務課長 |
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福 地 実 幸 君 |
生涯学習課長 |
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我 妻 敏 君 |
スポーツ振興課長 |
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佐 藤 孝 志 君 |
農業委員会長 |
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武 田 明 夫 君 |
農業委員会事務局長 |
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村 上 伸 浩 君 |
代表監査委員 |
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佐 藤 雄 司 君 |
選管委員長 |
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大 沼 芳 国 君 |
事務局職員出席者
事務局長 |
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鈴 木 賢 君 |
事務局長補佐 |
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相 原 宏 美 君 |
令和4年1月4日(火曜日) 午前10時00分 開議
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 会期の決定
日程第 3 会議日程の決定
日程第 4 諸般の報告
日程第 5 議案第1号 蔵王町国民健康保険税条例の一部を改正することについて
日程第 6 議案第2号 蔵王町消防団員に関する条例の一部を改正することについて
日程第 7 議案第3号 指定管理者の指定について
日程第 8 議案第4号 令和3年度蔵王町一般会計補正予算(第11号)
本日の会議に付した事件
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 会期の決定
日程第 3 会議日程の決定
日程第 4 諸般の報告
日程第 5 議案第1号 蔵王町国民健康保険税条例の一部を改正することについて
日程第 6 議案第2号 蔵王町消防団員に関する条例の一部を改正することについて
追加日程第1 議案第2号訂正の件について
日程第 7 議案第3号 指定管理者の指定について
追加日程第2 議案第3号撤回の件について
日程第 8 議案第4号 令和3年度蔵王町一般会計補正予算(第11号)
午前10時00分 開議
○議長(村山一夫君) 皆さん、新年明けましておめでとうございます。
議員の皆様、そして町長、職員の皆様には、新たな希望と抱負を胸に、すがすがしい気持ちで新年をお迎えのことと存じます。
さて、新型コロナウイルスの流行以来、私たちの暮らしは大きな困難に直面しました。妊娠や出産、子育て、学校教育、医療、介護や障害福祉、そして地域経済など、あらゆる分野におき大きな混乱を生じております。今こそ、町民の命と生活を守り抜く責任を全うするときであると、強い危機感の中にあります。
近年、社会、経済、地域の構造の変化により、民営もますます多様化しております。地方分権の進展により、地方自治体の権能も拡大し、町議会の役割と責任は一層大きくなっております。このため私たちは持続的な社会改革を進め、議会改革を進め、市民とのコミュニケーションの充実や行政監視、政策提案能力の強化などを図り、町民にとって魅力ある議会をつくっていく必要があると思います。
議会といたしましては、若者や女性、会社員など多様な人材の地方議会への参画を促す環境整備に必要な制度の改革を、意見書などを通して国に求めていくとともに、主体的な議会改革をしていくことを申し上げ、新年のご挨拶といたします。
会議開会に先立ち、本日は、新型コロナウイルスの感染予防のため議場内でのマスク着用を認めます。
また、本日の傍聴につきましては、新型コロナウイルス感染症予防のため、制限させていただきましたので、ご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。
これより令和4年蔵王町議会定例会を開会いたします。
本日の会議を開きます。
ただいまの出席議員は15名であります。定足数に達しておりますから、議会は成立いたしました。
本日の議事日程は、お手元に印刷配付のとおりであります。日程に従い議事を進めます。
○議長(村山一夫君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
本日の会議録署名議員は、会議規則第125条の規定により、3番大沼昌昭君、5番平間徹也君を指名いたします。
○議長(村山一夫君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。令和4年蔵王町議会定例会の会期は、通年議会実施要綱第2条第1項の規定により、本日1月4日から12月28日までの359日間としたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村山一夫君) ご異議ありませんので、令和4年蔵王町議会定例会の会期は、本日1月4日から12月28日までの359日間と決定しました。
○議長(村山一夫君) 日程第3、会議日程の決定を議題といたします。
お諮りいたします。本定例会の日程につきましては、別途お手元に配付のとおり、議案等の審議の関係上、本日1日間としたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村山一夫君) ご異議ありませんので、本定例会は本日1日間とすることに決定しました。
○議長(村山一夫君) 日程第4、諸般の報告をいたします。
本定例会に町長から議案第1号から議案第4号までの4件が提出され、これを受理しておりますので、報告いたします。
次に、議会運営委員長から議会改革評価の実施結果の報告がありましたので、お手元に配付のとおりであります。
次に、両監査委員から財政援助団体等監査結果の報告並びに代表監査委員から令和3年11月分の例月出納検査結果の報告がありましたので、お手元に配付のとおりであります。
次に、本定例会に説明員として出席を求めた者の職氏名については、一覧表としてお手元に配付のとおりであります。
次に、町長から挨拶の申出がありましたので、これを許します。町長。
〔町長 村上英人君 登壇〕
○町長(村上英人君) 皆さん、新年明けましておめでとうございます。
議員の皆様に、謹んで新年のご挨拶を申し上げますとともに、令和4年蔵王町議会定例会の開会に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。
顧みますと、昨年は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が第5波まで及び、この間、町内医療機関の全面協力によるワクチンの集団接種や、落ち込んだ地域経済を救済するための各種支援対策について、議会で予算可決をいただき実施してきたところであります。
また、2月の最大震度6強、3月の震度5強を観測した地震、4月の農作物凍霜害や米価下落に伴う対策を適時適切に実施することで、被害を受けられた町民への支援も行ってきたところであります。
このように農林漁業や商工観光関係者にとって苦難の多い年であった一方で、東京オリンピック・パラリンピックにおける日本人選手の大活躍や、メジャーリーグでの大谷選手のMVP獲得など、国民に夢と大きな感動をもたらしてくれる明るい話題もあったところであります。
また、東京オリンピック2020におけるパラオ共和国のホストタウンが縁となり、本町で初めてとなる友好姉妹都市を茨城県常陸大宮市と締結した、記念すべき年でもありました。
既に、防災連携協定を結んだほか、民間の団体間においても交流事業が計画されるなど、官民挙げての交流がますます盛んになっていくものと考えております。
さて、終息に向かうかと思われた新型コロナウイルス感染症は、今まで以上に感染力の強いオミクロン株が全世界で流行し、国内においても徐々に広がる予想となってまいりました。
町といたしましても、3回目のワクチン接種の準備を加速化させるなど、引き続き、気を緩めることなく感染防止対策に当たっていきたいと考えております。
また、この2年間にあっては、コロナ禍により、交流人口を生み出す多くのイベントを中止せざるを得ない状況でありました。
昨年、秋に沈静化した際には、新型コロナウイルス対応地方創生臨時交付金等を活用し、宿泊割引キャンペーンや観光PR、飲食店・小売店応援のクーポン券の配布を行いましたが、今後も感染状況を見極めながら、地域経済の活性化に積極的に取り組んでまいります。
防災面では、防災・減災対策に大きく寄与する松川火山砂防工事や、蔵王山頂への恒久電源を確保し、監視カメラを設置する工事も順調に進んでいるところであります。
10月には、延期していた全国火山砂防フォーラムを開催し、防災体制の検証等を行いますが、台風や線状降水帯による豪雨などに備えるためにも、常日頃から気象情報等を注視するとともに、町民の防災意識の高揚に努めてまいります。
統合中学校整備については、令和9年の開校に向けて、校舎等の建築基本設計及び実施設計の発注が完了したところであり、本年は開発行為の許可申請のための敷地造成設計や屋外運動場の設計業務を進めることにしております。
互いに切磋琢磨し成長できる教育環境の整備に向けて、地域公共交通体系の構築や道路改良事業等と並行した計画的な推進を図ってまいります。
また、蔵王ジオパーク構想の令和5年度中の認定に向けた基本計画策定を行うとともに、第2期となる蔵王町環境基本計画の策定にも着手することにしているところであります。
また、令和2年度からの幼児保育・教育体制の見直しにより、年度当初の待機児童が解消されている状況にありますが、できる限り早期に認定こども園を開設できるよう、より具体的な検討を進めることにしております。
人口減少やコロナ禍等の影響で、財政運営がさらに厳しさを増す中ではありますが、本年は、第五次蔵王町長期総合計画前期計画の最終年度を迎えることとなります。
しっかりと5年間の評価・検証を行い後期計画につなぐことで、町民誰しもが安全・安心に暮らすことができるよう、誇りと愛着ある「ふるさと蔵王」の実現を目指して、一歩一歩、着実に邁進したいと、意を新たにしているところであります。
本年の干支は、壬・寅であり、その意味は、陽気をはらみ、春の胎動を助く、冬が厳しいほど春の芽吹きは生命力にあふれ、華々しく生まれることを表しているとも言われております。
農林漁業者、商工観光業者を含む町民の皆様が、これまでのご苦労や頑張りが芽を出し、力強く成長していく、活力に満ちた一年になることに期待するものであります。
さて、今議会では、条例の一部改正で2議案、指定管理者の指定について及び令和3年度蔵王町一般会計補正予算(第11号)の全4議案を提出しておりますので、慎重にご審議くださるようお願い申し上げます。
本年も、議員各位のさらなるご支援とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げますとともに、皆様方のますますのご健勝とご多幸をご祈念申し上げ、私の挨拶といたします。
○議長(村山一夫君) 以上で、諸般の報告を終わります。
日程第5 議案第1号 蔵王町国民健康保険税条例の一部を改正することについて
○議長(村山一夫君) 日程第5、議案第1号蔵王町国民健康保険税条例の一部を改正することについてを議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
○町長(村上英人君) ただいま上程されました議案第1号蔵王町国民健康保険税条例の一部を改正することについて、提案の理由をご説明申し上げます。
本案は、国民健康保険税の税率を改定して、被保険者の負担軽減を図るため、条例の一部を改正しようとするものであります。
その主な内容は、令和3年度予算ベースに対し、13.65%の減額改定を行うとともに、全世代対応型の社会保障制度を構築するための健康保険法等の一部を改正する法律の施行に伴い、未就学児がいる世帯に軽減制度を導入するため、所要の改正を行おうとするものであります。
なお、詳細につきましては、主管課長に説明させますので、慎重にご審議の上、原案どおり可決決定くださいますよう、よろしくお願いを申し上げます。
○議長(村山一夫君) 続いて、主管課長より詳細説明を求めます。町民税務課長。
○町民税務課長(大槻充夫君) それでは、詳細説明をいたします。
今回の条例改正の内容は2点あります。
1点目は、12月の議員全員協議会でご説明いたしました、国民健康保険税の税率改定に係る条例改正案になります。
2点目は、国において全世代対応型の社会保障制度を構築するための健康保険等の一部を改正する法律が令和3年6月11日に公布されました。その改正の中で、子育て世帯の経済的負担軽減の観点から、国民健康保険加入者の未就学児、つまり小学校に入学前の子供の均等割について、2分の1を軽減することと法律が改正され、令和4年4月1日から施行されることに伴い、条例を改正しようとするものです。
改正内容につきまして、審議資料の新旧対照表で詳細説明をいたします。新旧対照表の1ページをお開き願います。
条例第3条の国民健康保険の被保険者に係る基礎課税額の所得割額から、次の2ページの下のほうの第7条の3の国民健康保険の被保険者に係る後期高齢者支援金等課税額の世帯別平等割額までが、12月の全員協議会で説明しました税率の改定についての条例改正内容になります。
なお、改正条文だけでは分かりにくいと思いますので、説明資料をお配りしておりますので、参考にしていただきますよう、よろしくお願いいたします。
次に、3ページをお開き願います。
ページ中段の第23条国民健康保険税の減額になります。
これは、低所得者の税負担の軽減を図るための減額になります。こちらも今回の税率改正に伴い、改正されるものです。第1項の(1)は、7割軽減の該当世帯に関しての税額の改定分になります。
次の5ページをお開き願います。
(2)は、5割軽減の該当世帯に関しての税額の改定分になります。
次の6ページの(3)は、2割軽減の該当世帯に関しての税額の改定分になります。
最後に、7ページをお開き願います。
中段の第2項が、今回未就学児の均等割分を2分の1と減額するための新たに条文を追加するものであります。
以上で、詳細説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(村山一夫君) 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。5番平間徹也君。
○5番(平間徹也君) ありがとうございます。
今回、全員協議会の説明プラス子供の均等割の減額ということで、大変すばらしい決断だなと私は思います。
ちょっとお聞きしたいのが、この未就学児に関わる均等割を2分の1にすることによって、今の蔵王町の総額ですね。幾ら使うのかとか幾ら減額されるかというか、幾らということなど、その辺をちょっとお聞きしたいんですが。
○議長(村山一夫君) 町民税務課長。
○町民税務課長(大槻充夫君) お答えいたします。
蔵王町で今回の改定に当たりまして、未就学児に該当される方は、今現在66人の方が該当人数になるということで、全体では6歳未満の方は459人います。そのうちの14.38%の方が、国民健康保険加入の未就学児ということになってございます。
この均等割額、参考資料にありますが、こちらの均等割ですね。2万9,000円、今回改正のそれの2分の1が減額になるというふうなことになってございます。
よろしくお願いいたします。(「全体のうち」の声あり)
すみません。2万9,000円のうちで、介護保険分5,900円はありませんので、その分を除いた、ですから2万3,100円のうちの2分の1が減額になるというようなことになります。
よろしくお願いいたします。
○議長(村山一夫君) 5番平間徹也君。
○5番(平間徹也君) ありがとうございます。
全体の金額でちょっと示してもらえれば、ということは1万1,000円掛ける66人になるのかな。600万円弱と考えていいでしょうか。ちょっと、その辺すみません。全体の金額で教えてもらえると。
○議長(村山一夫君) 町民税務課長。
○町民税務課長(大槻充夫君) 計算しますと、152万円ほどになります。
よろしくお願いいたします。
○議長(村山一夫君) 5番平間徹也君。
○5番(平間徹也君) ありがとうございます。
今回、下げるということについてはもう大賛成なんですけれども、やっぱり均等割って全国いろんな自治体を見ても、18歳未満からが結構多いのかなと思っていますので、その辺今後頭に入れていただきたいなというのと、ちょうどほかの自治体を紹介すると、亘理町が令和3年度から18歳未満やるということなので、全額免除。その辺も、今回152万円のやつで、今後18歳未満をやったときに、別な機会で聞きますけれども、金額はそんなに大きな金額ではないけれども、やっぱり国保世帯の子育て世代の家庭にとっては大きな負担軽減になると思うので、ぜひ考えていただきたいということと、あと、ちょっとお聞きしたいのが、例えば今年度始まって4月に生まれた子の分からとか、どの時点でこの税額が変更になるかとか。やっぱり1回しか多分基本的に税率って単年度だと思うんですけれども、それが途中で生まれた子、4月から3月まで途中で生まれた子に対してはどうするかと、その辺どういうふうになっているのか、ちょっと教えてください。
○議長(村山一夫君) 町民税務課長。
○町民税務課長(大槻充夫君) 子供さんが出生になって届けがあって、その翌月から減額、2分の1になりますということです。
よろしくお願いいたします。
○議長(村山一夫君) ほかにございませんか。7番齋藤英之君。
○7番(齋藤英之君) ただいまのかえって大変すばらしいことだなと、私も思っております。
それで、国の施策で均等割が2分の1になるということなんですけれども、それの町においての財源が不足するものですから、その分の財源補塡というのはどういう形になってくるのか。その点について伺います。
○議長(村山一夫君) 町民税務課長。
○町民税務課長(大槻充夫君) お答えいたします。
これにつきましては国の制度ですので、国のほうから財政調整交付金ということで補塡されるということになってございます。
よろしくお願いします。
○議長(村山一夫君) 7番齋藤英之君。
○7番(齋藤英之君) それにつきましては、満額補塡という形になるんでしょうか。
○議長(村山一夫君) 町民税務課長。
○町民税務課長(大槻充夫君) 今現在の情報では、満額国のほうからの支援という形になってございます。
○議長(村山一夫君) ほかにございませんか。1番松ア良一君。
○1番(松ア良一君) 大変このたびはここ数年間にわたって、このような改正いただいて、非常にこういう厳しい社会情勢の中では非常に助かる、そうした改正案だなというふうに思っております。
ただ、ここ数年にわたって、前年度もそうでございますけれども、財政調整基金ですね。こうした部分については、余裕があってこうした改正に至ったのか。そうした部分もちょっと聞いておきたいということと、ここ2年にわたってコロナによる様々な受診を控えて、そうした関係性もあって医療費が抑制されているのではないかな。こんな考えもちょっと思ったものですから、その辺の状況についても併せてお願いしたいと思います。
○議長(村山一夫君) 町民税務課長。
○町民税務課長(大槻充夫君) お答えいたします。
今回の件に関しましては、全員協議会でもご説明しましたように、今コロナの経済的な負担が自営業者で多いということで、それが一番の改正の目的であります。ですから、今後もっと下げることも当然できないと考えておりますが、まずはコロナのその経済的打撃の軽減を図るために行ったということにしております。
よろしくお願いします。
○議長(村山一夫君) 副町長。
○副町長(平間喜久夫君) お答えします。
確かにここ数年、大分蔵王町の町民の皆さん、国保の被保険者の皆さんですが、全国レベルから見ると9割程度の医療費、1人当たりの医療費が推移しているというようなことが、財政調整基金が年々増えていった主な理由というふうには考えております。こうした中、今回、2年前にも減額改定していますけれども、先ほど町民税務課長が申し上げたとおり、やはり自営業者の方、大分コロナで苦しんでおる。農業の皆さんも凍霜害があったり、あるいは米価の大幅な下落と経済的負担も大変なので、その辺で税率を。実は今まででも全体で、ここっていろいろ所得割、均等割、平等割と3通りあって、どこが一番安いかというとなかなかあれなんですが、今までも蔵王町は宮城県で一番安い税率、課税額で見ますとですね。さらに下げるので、多分もっと負担は少なくなるのかなというふうなことで、財調を崩しながらしっかりとこの税率で運営していきたいというふうに考えております。
本当に国保の皆さんには、こういったことで少しでも還元できればということで決断した次第でございます。
○議長(村山一夫君) 1番松ア良一君。
○1番(松ア良一君) 大変詳細な説明、ありがとうございます。
今、全体的に年々見ますと加入者も少なくなってきているという現状もございますし、また高齢化も進んでいく。こういう状況の中では、やっぱり医療費のこのプラスになっていく、増大していくというのは、ちょっと少し懸念の材料なのかなというふうに思ったものですから、そうした中にあって財調を少しずつ崩していく中にあって、それが間もなく県でも一本化していく、こういう流れに出ていくに当たって、その対応については大丈夫なのかな、こんな考えを持ったものですから質問させていただきましたけれども、その辺についても考え方をちょっとお伺いしておきたいと思います。
○議長(村山一夫君) 町民税務課長。
○町民税務課長(大槻充夫君) お答えいたします。
その一本化に関しましては、この制度が始まってから10年以内というようなことで県のほうでは話していまして、今年の担当課長会議では来年度には、そのうちに期限を決めてやっていこうと、まずは期限を決めて、あとその後の税率に関しては、いろんな35団体ありますから、その中で決めるということで、税率に関して、ただ、来年は期限を決めて、あとその後税率を決めていこうというような形になってございます。
よろしくお願いします。
○議長(村山一夫君) 1番松ア良一君。
○1番(松ア良一君) ありがとうございます。
今回の条例改正の中では、いわゆる平均的な基準額というのは、7段階のうちあるかと思いますけれども、平均的にはこの他市町村と比べて副町長のほうから答弁ございましたけれども、どの程度の金額で、これがほかの県全体の中ではどういった位置にあるのか。もしその辺についてお答えができるのなら、お伺いしておきたいと思います。
○議長(村山一夫君) 町民税務課長。
○町民税務課長(大槻充夫君) お答えいたします。
保険税は税率がいろいろあって複雑なものですから、税率で比較はできないんですが、1人当たりの税額にすると、県内で一番安いと。令和2年度ベースで一番安い。さらに今回下げますので、もっと安くなるという形になろうかと思っております。
よろしくお願いいたします。(「県平均は」の声あり)
お答えします。
県市町村平均が8万4,000円のところを、蔵王町は7万500円という数字になってございます。(「それからさらに下がる」の声あり)そうですね、今回さらに。これは令和2年度の県まとめの数字ですので、今回また令和4年度から下げると、またそれ以上下がるというような形で。これからは課税ベースで、13.65%下がるというような形になってございます。
よろしくお願いいたします。
○議長(村山一夫君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
ほかに質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて、討論に入ります。最初に、原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。
これより直ちに採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村山一夫君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第6 議案第2号 蔵王町消防団員に関する条例の一部を改正することについて
○議長(村山一夫君) 日程第6、議案第2号蔵王町消防団員に関する条例の一部を改正することについてを議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
○町長(村上英人君) ただいま上程されました議案第2号蔵王町消防団員に関する条例の一部を改正することについて、提案の理由をご説明申し上げます。
本案は、令和3年4月13日付で消防庁長官通知により、非常勤消防団員の報酬等の基準が制定されたことに伴い、条例の一部を改正しようとするものであります。
その主な内容は、火災などの出動時における消防団員の出動報酬を国の基準相当額とするため、所要の改正を行おうとするものであります。
なお、詳細につきましては、主管課長に説明させますので、慎重にご審議の上、原案どおり可決決定くださいますよう、よろしくお願いを申し上げます。
○議長(村山一夫君) 続いて、主管課長より詳細説明を求めます。総務課長。
○総務課長(宍戸光晴君) それでは、蔵王町消防団に関する条例の一部改正について、詳細説明を申し上げさせていただきます。
まず、改正が必要となった経緯についてでございます。
消防団は地域の消防防災体制の中核的役割を果たす存在でございますけれども、全国的に消防団員数が2年連続で1万人以上減少している危機的な状況でございまして、今後数年間で80万人を割り込む恐れもある極めて憂慮すべき事態となっている状況です。このまま減少に歯止めがかからなければ、地域防災力が低下し、ひいては地域住民の生命、身体、財産のほうに支障を来すことになってしまうという、これまで以上に強い危機感のもと、消防団の処遇等に関する検討会が開催されまして、その中間報告に基づき消防庁長官名で報酬等の基準等の通知があり、今回条例の改正が必要になったところでございます。
それでは、消防庁長官通知の概要について、説明資料を1ペーパーでご用意させていただきましたので、ご覧いただきたいと思います。
ポイントとなる内容につきましては、太字、それからアンダーラインをさせていただきました。
まず、報酬の種類についてでございます。年額報酬と出動報酬の2種類となるものでございます。これまで出動関係については謝礼というような形でございましたが、今回の改正では報酬というような形になるものでございます。
次に、報酬の額についてでございますが、年額報酬については団員の階級にある者については3万6,500円。それから、出動報酬の額、災害ですね。水火災、それから地震等の災害でございますけれども、これらに関する出動につきましては、1日当たり8,000円を標準額という形での通知でございます。
費用弁償につきましては、会議等が主なものとなりますけれども、必要な額を措置するということです。
それから、支給方法につきましては、報酬、費用弁償とも団員個人に対して、活動記録等に基づいて市町村から直接支給する。
その他ということでございますけれども、消防団と協議の上、十分な検討を行い、令和4年4月1日から施行する。
以上が通知の概要でございます。
資料の下側の表をご覧いただきたいと思います。
通知による基準額、それから本町の現行の額及び今回の条例の改正案の内容をまとめておるものでございます。
まず、年額報酬につきましては、通知にある基準額を上回っているため、額の改定は行いません。出動報酬についてでございますが、現行では1回1,800円で、4時間を超える場合は2倍とするよう規定されておるところでございますけれども、今回の改正では1回1,800円で、2時間を超えるごとに同額を加算するとするものでございます。8時間を超えた場合については7,200円という金額になるものでございます。この出動報酬の1回当たりの単価等をどうするか検討いたしたところでございますけれども、本町の場合、年額報酬が基準額を大きく上回っており、その差は1万1,300円でございます。このため、今回の改正では出動報酬の単価の見直しは行わないことといたした次第でございます。
それから、消防演習及びその訓練、操法大会及びその訓練における出動につきましては、現行どおりの額そのままでございます。
なお、資料には記載してございませんが、消防団教育等の出張に伴う費用弁償等の額にも変更はございません。
以上で、消防団員に関する条例の詳細説明とさせていただきます。
よろしくお願いいたします。
○議長(村山一夫君) 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。質疑はありませんか。13番村上一郎君。
○13番(村上一郎君) ただいま説明をいただきましたが、説明資料、比較のほうを見ながら、ちょっと確認をしていきたいと思っております。
今回の費用弁償に関してなんですけれども、各団長から団員までの費用弁償ということで、今までの条例では明記していたんですが、条例改正のほうでは団長から団員までの間の部長とかが入っていないんですよね。ですから、部長とか班長についての規定の条文がないんですけれども、その辺はどちらに該当するようにしているのか。その辺をちょっと確認しておきたいと思っています。
○議長(村山一夫君) 総務課長。
○総務課長(宍戸光晴君) 説明が若干漏れてしまいましたが、今回国のほうから通知があった基準額については、団員をベースの額ということでございまして、団長以下班長までの基準額は示されてはいないところでございます。したがいまして、新旧対照表のほうをちょっと先ほど説明しないでしまいましたが、18ページですかね。18ページのほうにまず年額報酬の規定がございまして、改正のやり方として、今回全ての条文、一気に変えるやり方をしておりますので、全てアンダーライン並びに色が付いた形になっておりますけれども、基本的に年額報酬の額に変更はございません。
なお、費用弁償につきましては、19ページのほうにございますけれども、主に会議出張時の日当並びに車馬賃ということで、これについても変更はないものでございます。(「部長と班長はどこに入るかということ」の声あり)
大変申し訳ございませんでした。
ちょっと印刷といいますか、資料が部長・班長の分がちょっと資料から漏れてしまったようでございます。大変申し訳ございませんでした。
金額については、一切変更はございません。申し訳ございませんでした。
○議長(村山一夫君) 13番村上一郎君。
○13番(村上一郎君) 記載漏れだったという今説明なんですが、実際議案書のほうでも、今回提案されている議案書のほうでも、この費用弁償に関してなんですが、金額は変わらないんです。ただ、団長以下分団長までありまして、その下に団員とすぐなるんですけれども、これまでの条例では部長とか班長とかあったんですが、それがなくなっているので、この辺はどうなのかということで今確認をしたんですけれども、それについてはどうなんですか。記載漏れといいましても、この議案書そのものの記載漏れなのか、ちょっと確認。
○議長(村山一夫君) 総務課長。
○総務課長(宍戸光晴君) 大変申し訳ございません。
議案のほうも、その新旧対照表を先ほどご覧いただきましたけれども、20ページに改正前の部分に部長・班長ということで記載がございます。議案のほうにつきましては、その部長・班長の分がちょっと漏れてしまっておりました。(「暫時休憩」の声あり)
○議長(村山一夫君) 暫時休憩いたします。
午前10時44分 休憩
午前11時15分 再開
○議長(村山一夫君) 再開いたします。
お諮りいたします。
ただいま、町長から議案第2号蔵王町消防団員に関する条例の一部を改正することについて、訂正したいとの申出があります。議案第2号訂正の件を日程に追加し、追加日程第1として、日程の順序を変更し、直ちに議題としたいと思います。
これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村山一夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第2号訂正の件を日程に追加し、追加日程第1として、日程の順序を変更し、直ちに議題とすることに決定いたしました。
暫時休憩いたします。
午前11時16分 休憩
午前11時17分 再開
○議長(村山一夫君) 再開いたします。
追加日程第1 議案第2号訂正の件について
○議長(村山一夫君) 追加日程第1、議案第2号訂正の件を議題としたいと思います。
町長から訂正の理由の説明を求めます。町長。
○町長(村上英人君) ただいま上程されました議案第2号蔵王町消防団員に関する条例の一部を改正することについて、訂正の理由をご説明申し上げます。
本案は、議案書7ページ、第15条第1項第2号中に記載漏れがありましたので、訂正しようとするものであります。上程されました議案に訂正が生じたことについて、議員の皆様に心からおわび申し上げます。
よろしくお願いいたします。(「すみませんでした」の声あり)
○議長(村山一夫君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております、議案第2号訂正の件の許可をすることに、ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村山一夫君) ご異議なしと認めます。
よって、議案第2号訂正の件を許可することに決しました。
詳細説明を求めます。総務課長。
○総務課長(宍戸光晴君) 大変申し訳ございませんでした。
ただいま町長の説明にもございましたとおり、議案の7ページでございます。
費用弁償、第15条に定められておりますけれども、この第1項第2号中、団長から団長、副団長、分団長、副分団長、本来であればこの次に、部長・班長日当1,900円その他は2級に準ずる、この文言が入るべきでございました。
議案のほうに記載漏れが生じまして、大変ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。
よろしくお願い申し上げます。
○議長(村山一夫君) 13番村上一郎君。
○13番(村上一郎君) 分かりました。
何か国のほうの制度の基準として、部長・班長は要らないというふうになったのかどうかって、そんなことの思いもあったんですけれども、大変訂正した中で理解はいたしました。
では、別の質疑に入りたいと思いますが、今回消防団員の減少を大変危惧している、これ全国的になんですけれども、その中でやっぱり団員の処遇改善ということで、国のほうもこれにきちんとした基準を設けながら、各自治体の消防団の防災・減災のための活動にきちんとした処遇改善で待遇を図りましょうという流れで、このようになったものと認識しております。
今回、先ほどの課長の説明の中では、年額の報酬とかそういうものは、蔵王町はほかの自治体と比較して基準よりも少し高めになっていると、平均よりも高めになっているので、見直しはかけないよというふうに説明をいただいたわけでありますけれども、やはりこのように国のほうが見直しをかけてきちんとした定めをしなさいというふうになっている以上は、ある程度のプラスアルファぐらいあってもよかったのかなという、そんな気もいたします。特に団員の減少に改善策として役場班、蔵王町として役場班を設けて今、いざ火災等に対して出動しているわけでありますけれども、役場班の報酬なりそういうものは、どうしても費用弁償なりは特別、こう別の枠で設けているんですね。そんなことで果たして役場班、これは役場の給料は頂いていると、町のほうからの給料は頂いている中での消防活動だといっても、果たしてその役場班の報酬なり、報酬は結局半額になっていますけれども、報酬それから費用弁償は支給しないというふうになっているのも、果たしてこれは国の基準からして整合性が取れるのかな、取れないのではないのかなというそんな思いもしながら、ちょっとこの審査資料なり議案書を検討してきてみたんですけれども、それについてはどのようにお考えなのかを確認したいと思います。
○議長(村山一夫君) 総務課長。
○総務課長(宍戸光晴君) お答えいたします。
まず、蔵王町のほうでも団員の減少があるということで、役場班を設置して、ほぼ定員に近い数になっております。役場班につきましては、条例の制定当時、条例の改正の時点で、基本的には日中だけの出動というご説明を申し上げていたかと思います。そういったことで、当然業務の一環といいますか、業務をしながら、万が一、日中火災が生じた際、地元の消防団員、なかなか会社勤めの方も多いということで、出動がなかなかできない部分もあって役場班ができたわけでございますけれども、そういう仕事、職専免という形で別の業務に当たるという形になってございますので、今回の国から来ております基準につきましては、あくまでも一般団員に対するものという認識でございますので、ご理解を賜りますようにお願い申し上げます。
○議長(村山一夫君) 13番村上一郎君。
○13番(村上一郎君) 分かりました。
確かに役場班設置のことで、たしか2年ぐらい前になりますかね。役場班は日中だけですよという、一応夕方の5時の境あたりでの実際の発生はどうするかということで、いろいろ議会の議案の中でも検討はいたしましたけれども、基本的に日中の出動だということで、一応半額の報酬にしたということ。これは今後もそのとおりでいきたいという、国の基準に整合するかどうかはそれぞれの考え方によるんでありますけれども、それはそれでよろしいかなと思います。
ただ、全体を見直すのであれば、この機会ですから、確かに必要であったのかなという、そんな見直しの報酬なり出動手当、出動報酬、費用弁償、その辺も見直しする、新たに条例をつくるのであれば、この機会に見直しはかけるべきものでもあるのかなという気はいたしました。
あと、もう1点の確認なんですが、国の報酬等の基準の策定についてということで通知を改めて見ますと、最後に消防団員個人に対し、活動記録簿に基づいて市町村から直接支給するというふうになっているんですね。直接支給する、これ今は直接支給することになっているのかなと思っていますけれども、以前各班のほうに支給して、それを班のほうからあと分けていただいていたというような、そんな記憶もたしか前にあったような気がするんですが、それをなくして市町村から直接団員の口座なりそこに直接支給しなさいという、透明性を確保するという意味で、このように国のほうが通達をしたのかなというふうに解釈をしておりました。説明資料の中でも、支給方法ということで、報酬なり費用弁償とも、団員個人に対し、直接市町村から支給するというふうになっていますという説明資料もあるんですが、今回の条例の改正の中身を見ますと、それを明記しているものがないんですが、一体どこでそれを解釈すればいいのか。直接今現在団員に支給しているから問題はないんだという捉え方もできるんでありますけれども、条例のこの国の基準を、参考例を見てみますと、報酬及び費用弁償の支給方法については何々の例によるというふうになっているんですけれども、これやっぱりそういうのをきちんを条文の中に明記しなさいという、国のこの指導なんだなとこう見ていたんですが、それについてはご検討はされたのでしょうか。
○議長(村山一夫君) 総務課長。
○総務課長(宍戸光晴君) お答えいたします。
今回、国のほうがこの通知の中で個人に支給するというのを改めて明示したのは、今まで今議員おっしゃったように各班のほうにまとめて振り込んだり、そういう状況が多かったという部分で、いろいろ報道なんかもされた記憶もございます。そういったことで、蔵王町におきましても、以前はそのような形を取っておりましたが、今年度の上半期分から、全団員にそれぞれ各口座のほうに振り込むように直したところでございます。今後もその形で進めていこうと考えておりまして、その直接個人個人の口座に振り込むというような規定の条例の記載についてまでは考えておりませんし、もう既に改善しているところでございますので、ご理解を賜りますようにお願いいたします。
○議長(村山一夫君) ほかにございませんか。15番馬場勝彦君。
○15番(馬場勝彦君) 議長、すみません。議長のお許しをいただきたいんですが、この今回上程された消防団員に対する報酬の改定なんですが、実は交通指導隊、防犯実働隊、これは条例では定められておりませんが、費用弁償に関しましては消防団に準ずるという扱いで記載されていたと、私そういう記憶をしておりました。それで、消防団のほうがその辺変わるということは、準ずるという表現をされて今まで支給されていますので、そちらのほうの団体も同じ扱いになるのか。
これ関連として見ていただければありがたいんですが、というのは、もう一つは町で制定していますが、そちらの条例化はしていないんですよね、条例は、詳細に対して。なので、その辺についても本来であれば、準ずる形で扱っているのであれば、それを全て検討すべき機会だったのかなと思っておりましたので、その辺について議長のお許しをいただければ、質疑とさせていただきたいんですが。(「議長が許すか、許さないか」の声あり))
○議長(村山一夫君) 関連と認めることにいたします。総務課長。
○総務課長(宍戸光晴君) お答えいたします。
まず、1点目の消防団と同じように出動報酬といいますか、謝礼のほう、指導隊、それから防犯実動隊さんにつきましては謝礼金という形でございまして、特に国のほうからの通知等はございませんので、引き続きでございまして、当然イベント等ですね、蔵王町結構多いわけでございますけれども、長時間にわたって活動していただく場合もございます。そういった場合につきましては、消防団と同様に2時間を越えるごとに同じ単価、1,800円でございますけれども、そういった形で支給をさせていただければということで考えております。
第2点目の、なぜ条例に条文がないのかという、定める必要があるのではないかというお話なんでございますけれども、実はいろいろ遡ってみますと、令和2年1月の条例改正の段階で、額が定められていたものをあえて削除している経過があったようでございました。これはなぜかということで考えて見ますと、国の制度改正によりまして、令和2年度から会計年度任用職員制度が始まったように、非常勤特別職の考え方も厳密化されたといいますか、そういったことがございまして、あえてこの時点で非常勤特別職の扱いではないという形になったために、条例で定めていた年額謝礼なり出動謝礼の部分の条例からの規定の除外をしたものではないかというように、推察いたしているところでございます。そういったことでございまして、条例のほうには予算の範囲内で謝礼金を支給するという規定だけにとどまっておりますけれども、内規といたしまして、当時定められていた金額等については、内規ということで運用させていただいているところでございます。
令和2年の段階でいろいろ検討した結果、その条例のほうにその記載するのは難しいということで、要するに非常勤特別職なりそういったその私人なのか、町の非常勤特別職なのか、いろいろその判断があった上でのことでございまして、今回ご協力いただいております交通指導隊さん、それから防犯実働隊さんにつきましては、私人の立場でご協力をいただいているという形もあって、条例からは規程を除外したものと。ですから、条例に載せていくためには、その他の関係のものを再度もう一回整理しないと、なかなか非常に難しいのかなというふうに考えておるところでございます。
○議長(村山一夫君) ほかにございませんか。10番三沢 茂君。
○10番(三沢 茂君) 今回基準の引上げということでございましたが、我が町におきましては既に高水準の報酬に定められておりまして、出動報酬が若干変わるだけということでございます。
ただ、隣接市町村を見ますと、結構高額な水準になっているんでありまして、いざ出動、大規模な火災、災害になりますと、大分その総額もかさんできまして、財政負担もかなり大きい心配もあるんですが、今回この消防庁長官の通知ですか、これの一番最後に、6番目にその今回の見直しに当たりまして、令和4年度からその財政措置の基準等について検討しているというふうな記載がありますけれども、この交付税算定基礎について今回どのような見通しというか、見直しをされるのか、お見通しをお聞かせいただきたいと思います。
○議長(村山一夫君) まちづくり推進課長。
○まちづくり推進課長(佐藤長也君) お答えいたします。
町のほうにおいては、国のほうから普通交付税という形で交付税のほうが交付されております。その中で、消防費という費目の中で算定をされるわけですけれども、あくまでその普通交付税の基準財政需要額という中で計算をされるんですけれども、標準的にまず10万人規模の架空の自治体であれば、消防の団長が何人いて、団員が何人いてというような形で算定されます。それにおいて、その算定基準の中では、今回消防庁のほうから、国のほうから通知がありました標準の金額において算定をされると。そして、蔵王町の人口規模、社会構造、そういったものに基づいて、一定の補正係数がかけられて、町の基準財政需要額という形で定まってまいります。そして、その基準財政需要額から基準財政収入額、町で標準で歳入し得るであろう金額を引いたものが普通交付税という形になって交付されてきますので、国の考え方に基づいた財政措置がされるものというふうに考えております。
○議長(村山一夫君) 10番三沢 茂君。
○10番(三沢 茂君) ありがとうございました。
といいますと、その基準額が引き上げられることによって、若干我が町の交付税、算定基準も上がるのかというふうに考えてよろしいのかなということでお尋ねしたんですけれども、もう一度お願いします。
○議長(村山一夫君) まちづくり推進課長。
○まちづくり推進課長(佐藤長也君) 大変申し訳ございませんでした。
あくまでその国の標準に基づいた形での金額でございますので、その分については国基準の金額で交付されるというふうな形になってございます。引上げになるということでございます。
○議長(村山一夫君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
ほかに質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて、討論に入ります。最初に原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。
これより直ちに採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村山一夫君) ご異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。
○議長(村山一夫君) 日程第7、議案第3号指定管理者の指定についてを議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
○町長(村上英人君) ただいま上程されました議案第3号指定管理者の指定について、提案の理由をご説明申し上げます。
本案は、老人憩いの家黄金川温泉白鳥荘の指定管理者として、株式会社サンアメニティを、令和4年4月1日から令和5年3月31日までの1年を期間として指定することについて、地方自治法の規定により議決を求めるものであります。
指定管理者の選定に当たっては、蔵王町公の施設に係る指定管理者の指定手続等に関する条例に基づき、公募を行い、申請のあった団体から、指定管理者選定委員会での審議を経て、提案するものであります。
なお、詳細につきましては、主管課長に説明させますので、慎重にご審議の上、原案どおり可決決定くださいますよう、よろしくお願いを申し上げます。
○議長(村山一夫君) 続いて、主管課長より説明を求めます。保健福祉課長。
○保健福祉課長(鈴木智子君) 議案第3号指定管理者の指定について、詳細説明をさせていただきます。
老人憩いの家黄金川温泉白鳥荘は、平成18年度から蔵王町公の施設に係る指定管理者の指定手続等に関する条例に基づき、指定管理者を指定してまいりました。現在の指定管理期間は、令和元年度から令和3年度までの3か年であり、今年度をもって指定管理期間が終了となるため、令和3年11月に指定管理者の公募をいたしました。11月17日に説明会及び現地見学会を開催したところ、5団体の参加があり、11月30日までの公募期間内には2団体から申請がございました。この2団体について、指定管理者選定委員会において、申請団体の実績や管理運営体制等、選定基準に基づいた評価表によって採点を行ったところ、株式会社サンアメニティが最も審査点が高かったために最も優れているという報告がございましたので、町として指定管理者候補者として決定いたしました。
指定管理期間は、令和4年4月から1年間といたしました。1年間とした理由は、10月中旬より浴槽内の湯温が45度から43度に下がり、今後経過を見ていく必要性が出てきたためです。
続きまして、株式会社サンアメニティについてご説明申し上げます。
参考資料もお配りさせていただいておりますが、昭和54年に会社を設立した後、年々業務を拡大し、現在全国に支社、営業所30か所を展開しております。指定管理の実績につきましては、全国59か所の施設で指定管理業務を行っており、宮城県内では本町老人憩いの家と類似する施設として、女川温泉ゆぽっぽのほか2か所を指定管理者として運営しております。株式会社サンアメニティは、公共施設の総合運営管理をトータル的に行っている会社であり、地域に密着した公共施設運営について、提案からサポート、そしてバックアップまで行うことで地域の活性化を目指している会社でございます。
以上、詳細説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(村山一夫君) 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。2番加川 敦君。
○2番(加川 敦君) 黄金川温泉につきましては、長年社会福祉法人が管理運営をやっておられて、ですがコロナの影響もありまして大分赤字を繰り返すことが続いたので、管理者を替えるというのは、私基本的にそれもありかなと思いながら話を聞いておりました。
ただ、ここはやっぱり福祉向上のため、老人の心身の健康と福祉の向上のためとか書いてあるんですね。ですから、非営利団体等でなければ、なかなか利益採算を取るのは難しいだろうと思っておりました。
それと、この指定管理者選定委員会でどれだけ議論があったのかということを、少しだけ確認させていただきたいんですけれども、まず老人の心身の健康と福祉の向上のため、それからゲートボール場や談話コーナー等々と、お年寄りの方々に居心地の良い場所と憩いの場を提供しますというふうにホームページには書いてありますが、この辺のコンセプトは変わっていないのでしょうか。株式会社ですから、自分のやりたいとおりのことをやりたいだろうというふうに思うんですね。そうでなければ、なかなか会社の運営の方針に合わないところは運営できないというふうに考えるのが普通ではないかと思うんですけれども、コンセプトについては変わりはなくお願いしているのかどうか、そこを確認させてください。
○議長(村山一夫君) 副町長。
○副町長(平間喜久夫君) この指定管理者の選定委員会の委員長、私でございますので、私のほうからお答えさせていただきます。
確かに募集要項等公開して、それで応募をいただいたと。2団体から公募があって、ここで審査をやったわけですが、提案書等をよく委員で内容を確認しながら採点をしたということです。蔵王町のほうの提案に沿った形で、そのコンセプトもこれはこのような形で守りますというような、そういうことで我々としても採点をしたと。営利団体だから絶対できないということではなくて、やはりこのあくまでもそれぞれのどういった運営、どういった体制、いろんなことを総合的に判定して、確かに老人憩いの家ということですので、それに沿った運営をしていただくということで、提案もいただいたということでございます。
○議長(村山一夫君) 2番加川 敦君。
○2番(加川 敦君) ただ、今おっしゃいましたが、株式会社だからできないことはないよというのは分かりますが、ただ条件が金額的には収益条件として、2年前の売上げプラス補助金という範囲内で企画しなさいということでした。私あの金額ではなかなかできないと思うんですが、例えば受け取った年のその収益を3割とか5割とか倍にするという前提で、例えば売上げを計画した内容だったのか、それともあの金額の枠内で、この株式会社で運営ができるという、しかも1年更新ですからね。これ1年更新ですから、投資もできないと思うんですね。
ということなんですが、その収益という条件は、どんなふうに向こうは出してきたのか、それをちょっと確認させていただけますか。
○議長(村山一夫君) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(鈴木智子君) お答えいたします。
2団体に対して質問もございましたので、社会福祉協議会がやっております平成30年度と令和2年度の収支について公表いたしまして。2団体だけではない、すみません。見学に来られた5団体全てに対して、収支状況を公表いたしました。そして、このサンアメニティから収支計算書というので上がってきましたのは、もちろん初めてですので、社会福祉協議会の収支計算書をベースに、燃料費であるとか、光熱水費等につきましては、社協の分をベースにしております。ただ、新しくありましたのが、こちらで高齢者対象にしましてイベント等、ちょっとコロナ禍ということもあるんですけれども、コロナが落ち着きそうだということになりましたので、イベント等で利用者を増やしていくし、そこの収益を上げていくという、ちょっと企画事業費というのが社協にはなかった分が支出のほうで入っておりましたけれども、その分でも収益のほうを上げていきたいというような収支計算書でございました。
○議長(村山一夫君) 2番加川 敦君。
○2番(加川 敦君) その収益って根拠がなかなかない、希望的金額でしょうけれども、そうすると最初金額が提出あった額の2倍ぐらいになっているんですか。さっきの質問は、そこも含むんですけれども。
ということと、もう一つ、先ほど課長はちらっと言いました。地域の福祉の向上に貢献できると言っておるということでしたので、ますます今求められているところのその地域のサポート、高齢者が利用しやすくなるようなことを考えてくれる会社であったんだろうと思うんです。課長の口調からそう感じ取ったんですけれども、どうでしょう、この審議委員会ですか、選定委員会が選んだ理由として、上位3つぐらい、これこれこれだったと、だから選んだんだと、大丈夫だということがあったら教えてください。
まず、その売上げの前提と、その最終的に選定になった理由、3つぐらい教えてください。
○議長(村山一夫君) 副町長。
○副町長(平間喜久夫君) お答えします。
まず、1つは先ほど保健福祉課長のほうから話があった収支の状況、これあくまでも正直言って、これ言っちゃうと何も選定する理由がなくなってしまうんですけれども、やってみないと分からないというところはありますけれども、それなりの社協さんの実績をベースにした、そういう収支の計画書に基づいて、何とかいわゆる株式会社でも経営できますよという提案でございました。
さらに、ここに実績あるように、指定管理のかなりの実績があって、類似施設としては県内ですとあの女川温泉というふうなことの実績もありますということでございます。それだけ指定管理について、業務について、会社として精通しているのかなというところが、やはりポイントになったということでございます。
さらに、管理運営のいわゆる人員の体制ですね。この辺もやはり自分たちが今までやってきた実績だと思うんですが、これだったら何とかやれるのではないかというふうに我々としては判断しているということで、選定委員全員がこちらの会社にお任せをしたいというふうな判断でもって、選定をさせていただいたということでございます。
○議長(村山一夫君) ほかにありませんか。5番平間徹也君。
○5番(平間徹也君) 私もちょっと何点か確認させてもらいたいんですけれども、今回の指定管理者募集要項で、5年前の募集要項と今回の募集要項で多分一番違ったのが、5年間から1年間の指定期間、これは先ほど答弁いただいたので理解しました。あとは、指定管理料を5年前町に250万円支払って管理するということから、今年からは町から300万円お支払いして管理してもらうということになったんですけれども、この理由はどこなんでしょう。
○議長(村山一夫君) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(鈴木智子君) お答えいたします。
今回3年間の指定管理と、3年前、5年間ということで250万円町のほうに使用料として頂くということで募集をかけましたけれども、1回目どなたもいらっしゃらなかったということで、今回今社協がやっているのは町に対してはゼロ円、お金を町は頂かないということで3年間というふうに短くして指定管理をしております。やはりこの3年間で、社会福祉協議会に令和元年のとき220万円、令和2年につきましてはこの運営費補助金だけでしたら300万円、ほかにもコロナ禍でしたので、お金をもらって六百何万円になっておりますけれども、そして令和3年度につきましては1,000万円ということで、今回はコロナ禍がまだ影響がなかった令和元年度の収支を見まして、300万円というふうに募集をいたしました。
○議長(村山一夫君) 5番平間徹也君。
○5番(平間徹也君) そうですね。今回普通の流れだとね、多分分からない、私素人なので、社会福祉協議会さんが手を挙げるのかなと思ったらやっぱり挙げなかったということは、この300万円では赤字になってしまうと考えたのかなと私は思っているんですね。それはでも分からないです、社会福祉協議会の人には聞いていないので。
やっぱり前回250万円支払うことについて、250万円町に払って管理してくださいよというのは誰も手を挙げなかった、ということはやっぱり赤字が考えられる事業だと、やっぱり町の周りの人も考えているんだろうなと予測されます。サンアメニティさんは、それでも300万円頂ければ運営ができる。あと、もう1つの1社、ちょっとこれは公表されていないんですけれども、その今回手を挙げたもう1社は300万円もらえればできると判断したとは思うんですけれども、今回12月の中旬にいきなり選定委員会があって、来年度なのにそんな早急に判断しろと言われてもなかなか難しいなと私は個人で思っているんですけれども、これ今回この選定委員会でサンアメニティさん選ばれたんですけれども、今まで管理していた社会福祉協議会さんとの違いとか、あと今回一緒に手を挙げたもう1社との違いは一番どこにあったのかと、そこがちょっとお聞きしたいんですけれども。
○議長(村山一夫君) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(鈴木智子君) お答えいたします。
現在サンアメニティさん、もう1社ももちろん300万円であればできるという判断で申請していただきました。社会福祉協議会では300万円では赤字になるのでできませんということで、申請もされなかったということになります。
やはりサンアメニティさん、いろいろ北海道と沖縄を除く全国で指定管理をやられていて、300万円をもらって現在約、ちょっとコロナ禍で人数が減っていますけれども、300人ぐらいの、300人弱ですね、コロナ禍で減っているので、利用者が毎日おります。そのくらいの人数が来ておれば、体制的に十分やっていけるであろうという、あと地域のコミュニティも、地域を活性化していけるような形で事業展開を各地でされているということが、一番大きい理由だったかなと思います。
○議長(村山一夫君) 5番平間徹也君。
○5番(平間徹也君) ありがとうございます。
確かにサンアメニティさんが資料概要とか、私も調べましたけれども、実績があって、東京に本社があって大きな会社だから大丈夫だろうというのは何となく分かるんですけれども、その活性化できる方策があるということでしたけれども、その詳細を私たちは見せられていませんし、やっぱり一番気になるのはこれ赤字になってしまった場合、町は今まで同様赤字補塡をすることになるのかとか、あとまた設備投資に関しても基本的には町が行うことになっている、10万円以上はね、10万円以上は。幾ら町の持ち物とはいえ、やっぱり今まで社会福祉協議会さんに対して、非営利の町の企業ですし払っていた分と、やっぱりその東京の一民間企業に赤字補塡という形ですることになる可能性があるのでは、やっぱりちょっと意味合いが変わってくるのかなと思うんですけれども、そういうところまで議論されなければやっぱり町民から理解が得られないと思いますし、この辺についてはどのような認識を町長は持っているか、お聞きしたいと。
○議長(村山一夫君) 副町長。
○副町長(平間喜久夫君) この指定管理委託料として300万円お支払いしますということで、募集しました。仮に赤字、この選定委員会の中では、あくまでもこの300万円、仮に赤字になっても出せませんということで審査を進めております。
ただし、去年もあったんですけれども、例えばコロナがまた、オミクロン株がまた大流行して、例えば特別な温泉を閉めなくてはならない、自分の理由ではなくて、そういう社会的な理由等で、あるいは災害、こうしたものについてはさすがに、これあなたが手を挙げたんだから全てあなたがやりなさいという話ではないのかなというふうには、特別な事情があれば、それはそれと。
ただ、原則としてはこの300万円、赤字になったから補塡しますという考え方はありません。そういうことでやっていただくというふうな部分も含めて、全国的にかなり大規模に大きくやられている。仮にここが赤字でも、どこかが黒字で、会社自体は何とかやっていけるのかなというのが我々の判断でもございます。
以上でございます。
○議長(村山一夫君) ほかにございませんか。7番齋藤英之君。
○7番(齋藤英之君) ちょっと1点だけお伺いしたいと思います。
いろいろ前回の関係については、総務経済の委員会のほうでも調査いたしましたし、体制としてはやっぱり人員体制かなというようなことで、今回そういったことも含めて、新しいこの会社さんのほうでそういうことも可能だというようなことで、私としてはやはり体制を替えるということは非常に良いことだなと思っております。
その中で、先ほど課長のお話の中で、委託契約、指定管理1年にしたというようなことの理由の中に、給湯の温度が45度から43度になったというようなことですが、前からそういったこともあって、あそこでは加温施設ですね、そういったものがあって、加温してやるというようなことになっておりますので、これについて特にそれが理由なのかなと、私としてはやっぱりコロナ、オミクロンがなかなか厳しいので、そういう理由で単年度にしたのかなと、本来から会社の経営からすれば、従前の3年という形であれば、若干収束して経営もよくなっていくのかなと思って、3年が望ましいのかなと思ったんですが、これについてはどういった形で、会社のほうから単年にしてくれというような話があったのかどうか、こっちの選定委員会のほうでそういう形にしたのどうか、その点についてお伺いしたいと思います。
○議長(村山一夫君) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(鈴木智子君) お答えいたします。
募集の段階で、今回1年にしました。先ほども説明のところで申し上げましたけれども、昭和58年からの施設でありまして、温泉自体は2本目となっておりますけれども、やはりこの間の10月13日だったかなと思うんですけれども、やはりお湯が通常井戸口というんですかね、あっちが48度でなかなかここの温泉は熱くて入れないですというご意見などもいただいていたんですけれども、そこが45度ぐらいになって、お風呂の湯舟というんですかね、湯音が43度まで下がってきまして、やはりこのままで続けていけるのかどうなのかということで、加温する設備がつけて、どちらかといえば熱いお湯だったものですから、沸かすという機能がついていない施設でしたので、やはりちょっと1年間、温泉の老朽化のほうもありますので、その辺で1年間様子を見ましょうということで、今回1年間で募集をいたしました。
○議長(村山一夫君) 7番齋藤英之君。
○7番(齋藤英之君) 分かりました。
加温はあったのか、シャワーとかそういったもののやつだけだったのかなと、温泉の湯舟のほうにはそれはなかったということですか。そういうことですね。
選定委員会で1年だけだということで、会社のほうではその1年を受けてやるという決意をされたということで、大変良いことだなというふうに思っております。
そんな中で、その施設そのものの給湯が地震なんかであると崩れてきますし、あとお湯のあれもだんだんと下がってきているということもありますし、そのものの井戸もかなり老朽化しているので、これも今後の補修も必要だというようなことで、私からすれば本来ですと売上げを上げていただいて、それを町に入れていただいて、それを基金にして次の井戸のためにというようなこともいろいろあればいいのかなというふうに思っていたんですけれども、なかなかそういう状況でもないので、行き当たりばったりになるんでしょうけれども、とにかく前に向かって、単年度になるんですけれども、その後もまた契約いただけるような形で、やっぱり町もその施設を残していく必要があるんだろうと思っております。
それについての町の今後の考えも、お伺いしたいと思います。
○議長(村山一夫君) 町長。
○町長(村上英人君) 選定委員会のこともいろいろと、その前にも私なんかも一緒になって考えてきたんでありますが、地下の脈の関係でありますので、なかなかこの見えないところ、それが見えるようにするとなると、やはり5,000万円だとか何千万円、1億円近いぐらいの金を出さないと、きれいな新たなものは出てこなくなっちゃうと。ですから、まず1年間というのはそういった脈の問題もありますでしょうし、それとあと基本的に赤字になっていったというのはコロナ禍の問題もありますけれども、それよりも黄金川温泉の愛好者たちというのは地元の方も町内の方々も、やはりその愛好者の方々が大分時代が変わってきたということが一番だろうというふうに思います。ですから、今は町外の方々のほうが多くなってきた、逆転してきているというのが今の現状であります。そんなこともありまして、やはりこの1年間の様子を見ていくということが一つ、あともう一つこの黄金川の状況を見極めながら、町としてのいろんなことも模索していていかなければいけないこの1年かなというふうに思っております。その辺ちょっと見ながら、そういったことで1年というのも、この委員会のほうでも決定されたんだろうというふうに思っていますし、あえてその辺業者の皆さんも理解をしていただいたので、大変よかったというふうに思っているところであります。
以上です。
○議長(村山一夫君) ほかにございませんか。15番馬場勝彦君。
○15番(馬場勝彦君) これ、ほかの指定管理について、確か議運のときに詳細資料を、説明資料を出すという話があったと記憶していたですが、先ほどの課長の説明でこの議案書1ペーパー、これ議案の詳細説明のための資料ではないですよね。単に今回指定管理を受けるという企業の名前とその実績だけがあるんですが、ここで私ちょっと提出を求めたいのは、先ほどの質疑の中で今回このサンアメニティに決定した理由の中で、独自の企画、福祉向上の企画とかそういうものも含まれていたと、それも選定の参考になったという課長の説明がありました。であるならば、今回この企業との契約に当たり、どのような内容、事業の進め方、これは使用料金から負担金300万円とか、そういう全て条件が合って、この企業と契約をされると思うんですが、それが分かるような資料を私は提出していただいて、それに立って今回議案の説明であれば理解はできるんですが、実際に中身が分からないんですよね。ほかの指定管理に対する契約の中身が全然見えてこないので、それを示すような資料を提出していただきたいと思うんですが、議長、それを諮っていただきたいと思います。
○議長(村山一夫君) 15番馬場勝彦君から資料の提出を求めるという意見がございますが、皆様どういたしましょう。提出を求めますか。(「賛成」の声あり)提出を求めることにいたします。
暫時休憩いたします。
午後0時11分 休憩
午後0時47分 再開
○議長(村山一夫君) 再開いたします。
お諮りいたします。
ただいま、町長から議案第3号指定管理者の指定について、撤回したいとの申出があります。議案第3号撤回の件を日程に追加し、追加日程第2として、日程の順序を変更し、直ちに議題としたいと思います。
これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村山一夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第3号撤回の件を日程に追加し、追加日程第2として、日程の順序を変更し、直ちに議題とすることに決しました。
追加日程第2 議案第3号撤回の件について
○議長(村山一夫君) 追加日程第2、議案第3号撤回の件を議題といたします。
町長から撤回の理由の説明を求めます。町長。
○町長(村上英人君) 議案第3号の撤回の件について、ご説明申し上げます。
本件は、ただいま上程されました議案第3号指定管理者の指定について、撤回のお願いをするものであります。上程されました議案に撤回が生じたことについて、議員の皆様に心からおわびを申し上げます。
なお、本件については、内容を精査の上、審議資料等を整え、後日再度提案したいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。
○議長(村山一夫君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております、議案第3号撤回の件の許可をすることに、ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村山一夫君) ご異議なしと認めます。
よって、議案第3号撤回の件を許可することに決しました。
次に、町長から議案第4号の令和3年度蔵王町一般会計補正予算(第11号)について、訂正の申出があり、これを許可したので、正誤表としてお手元に配付のとおりであります。
日程第8 議案第4号 令和3年度蔵王町一般会計補正予算(第11号)
○議長(村山一夫君) 日程第8、議案第4号令和3年度蔵王町一般会計補正予算(第11号)を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
○町長(村上英人君) ただいま上程されました議案第4号令和3年度蔵王町一般会計補正予算(第11号)について、提案の理由をご説明申し上げます。
本案は、規定の予算の総額に、歳入歳出それぞれ9,040万3,000円を追加し、予算の総額を72億6,494万2,000円にしようとするものであります。
今回の補正予算は、福祉灯油等特別対策事業として、県の補助金を活用しながら、高齢者や障がい者、独り親家庭の町民税非課税世帯及び生活保護世帯の経済的な負担の軽減を図るため、冬季間の灯油等の購入費用の一部を支援するために必要な予算を計上いたしました。
また、子育て世帯への臨時特別給付金については、児童手当の対象世帯へ、昨年12月22日に5万円の現金給付を行ったところでありますが、国の方針転換があったことから、追加給付分についても早急に現金給付するための予算や、国が定める所得制限対象世帯にも、町単独事業により給付するために必要な予算を計上しようとするものであります。
以上、提案の理由をご説明申し上げましたが、詳細につきましては、ご質疑により、主管課長に答弁させますので、慎重にご審議の上、原案どおり可決決定くださいますよう、よろしくお願いを申し上げます。
○議長(村山一夫君) 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。5番平間徹也君。
○5番(平間徹也君) ありがとうございます。
15ページと16ページに係る民生費の子育て世帯等臨時特別支援事業費の件なんですけれども、これは国県支出金が7,669万4,000円になっていて、金額が7,940万円になっているんですけれども、これの差額が一般財源で281万円と出ていますが、これは一体何、これが所得制限の分と考えてよろしいでしょうか。
○議長(村山一夫君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(佐藤敏彦君) お答えいたします。
こちらのほう補正額ということで、7,970万6,000円、国庫支出金、こちら15ページ目のほうになりますけれども7,669万4,000円、一般財源の301万2,000円、そのうちの300万円が所得制限の一般財源ということになります。
以上になります。
○議長(村山一夫君) 5番平間徹也君。
○5番(平間徹也君) ちょっと細かいかもしれないですけれども、今回国の方針転換でいろいろ地方がすごく混乱したのは分かってはいるんですけれども、手数料が1回で現金給付だったときと、2回目の、今回蔵王町は2回になってしまったんですけれども、その手数料というのは国でちゃんと財源として見てもらえるんですかね。その辺がちょっと知りたくて。
○議長(村山一夫君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(佐藤敏彦君) お答えいたします。
今回国のほうで、内閣府のほうからなんですけれども、給付方法、政府のほうから示されたのは3通りございます。まず、1点目が年内10万円の一括給付、2つ目が年内5万円と新入学シーズン5万円の現金給付、あと3つ目でございますけれども、年内5万円の現金プラス新入学シーズンの5万円のクーポンでの給付を、内閣府のほうで示されたんですけれども、蔵王町のほうにつきましては、年内5万円と新入学シーズンの5万円の現金給付ということで今回計上させていただいております。そちらのほうの事務手数料関係なんですけれども、こちらについては全部補助金で対応ということになりますけれども、所得制限該当児童等の世帯の給付、こちらのほうにつきましては、政府のほうで所得制限撤廃を容認しますよと、ただし各自治体での一般財源でというようなお話をいただいているものですから、こちらのほうについては蔵王町のほうで約30名いますけれども、一般財源というような形になるかと思います。
○議長(村山一夫君) ほかにございませんか。3番大沼昌昭君。
○3番(大沼昌昭君) 16ページの教育費について、お伺いしたいと思います。
幼稚園管理費として、ここに一般財源から時間外手当というふうなことで190万円という高額な支出が出ておりますけれども、これはなぜ増えたのか、この理由をお聞かせ願いたいと思います。
○議長(村山一夫君) 教育総務課長。
○教育総務課長(福地実幸君) お答えします。
理由としては、3つほど主な理由がございます。
1つは、病休、育休職員がいますが、その職員の復帰の遅れがありました。
2つ目は、朝晩の送迎に今タクシーを利用していますが、それに有資格者、正職員が必ず同乗しますので、朝晩1時間ずつ合計1日2時間ずつ乗るために、通常業務がその分できないで時間外になっているということ。
もう1つが、コロナ対策で感染症対策を行うことということで、これら3つの複合的な原因で時間外が増えるものでございます。
総勢17名分の1月からの時間外手当ということになります。
○議長(村山一夫君) 3番大沼昌昭君。
○3番(大沼昌昭君) ありがとうございます。
私のちょっと聞き方が悪かったんですが、コロナ禍で今3つほどあるというふうなことなんですが、一番比率のまず多い支出した部分に関しては、この3つのうち、まずどの辺なのかということなんですね。
それでですね、私3回しか質問できないので、病休の遅れとそれからコロナ対策でというふうなことで、これはある程度は理解するんですが、送迎について有資格者の乗車、これを必ず2名しなくてはならないということなんですけれども、これは多分保育所からの幼稚園に対しての送迎だと思われるんですが、これ全体から見て、この送迎する対象人数というのは、どれくらいの比率になって何人なのかというふうなことと、たしか当初予算では700万円、それで結構今回の形のほうで190万円ということになってくると、何人の人数だか分かりませんが、900万円ほどこれかかっているわけですよね、経費としてね。ですから、その辺のところをどのように、先ほど見て、まず全体から見ての対象人数と、それからこれだけの金額がかかっているというふうなことの内容、その辺のところをお聞かせ願いたいと思います。
○議長(村山一夫君) 教育総務課長。
○教育総務課長(福地実幸君) まず、送迎に係る人数ですけれども、子供の数についてはちょっとはっきりした資料を持ってきませんでしたが、宮と永野、あと遠刈田ということで合計19人だったと記憶しております。宮タクシーが1台、永野と遠刈田で1台、合計2台でございます。それに朝晩1人ずつですから2人乗りますので、職員については毎日2人ずつ付き添いするということでございます。
○議長(村山一夫君) 3番大沼昌昭君。
○3番(大沼昌昭君) タクシー2台使って、これだけの19人に対して900万円もかかっているというふうなことなんですよね。確かに必要な部分としては分かるんですけれども、利用者だけの考え方ではなくて、もう少しこの辺のところを調査して、それでその送迎の基準を設けるとか、それからその他の方法を何らかの形で考えるとか、そうやってやっぱりある程度の経費の削減をしていかないと、これ皆さんの税金でやっているわけですから、やはりその辺のところの費用対効果というかその辺も考えていかないと。19人に1,000万円近いんですよ、これ。その辺のところの基準とかね、いろんな方法も考えながら、ぜひこの辺の調査もお願いしたいというふうに思うんですけれども、答弁お願いします。
○議長(村山一夫君) 教育総務課長。
○教育総務課長(福地実幸君) お答えいたします。
まず、基準ですが、基準については保育所と幼稚園の2か所に送迎が必要な家庭ということになっております。それぞれの幼稚園、あと3つの幼稚園と2つの保育所で通われているご家庭で希望する方ということで、先ほどの人数となっております。
方法については、これまで一昨年から、令和2年から始めたわけですが、いろいろまだ試行錯誤しているところがありますが、送迎バスについてはやはり有資格者が必要だということで、現在の方法になっております。今後につきましても、ちょうど今月、令和4年の入園児の保護者への説明会もございますので、その際にも改めてその2か所が必要な方のみですよということをお伝えするとともに、今後については決算特別委員会、予算特別委員会でも指摘がありますように、どういった方法が町民にとって、職員にとっていいのかという方法を、いろいろ取捨選択しながら改善してまいりたいというふうに思っております。
○議長(村山一夫君) ほかにございませんか。13番村上一郎君。
○13番(村上一郎君) 大分時間も経過していますけれども、すみません。
この子育て世帯の臨時給付金に関して、もう一度確認をしておきますけれども、当初は5万円の現金給付に、年明け就学児にまたクーポンという、当初はそういう方針だったんですけれども、ただいま課長が説明していただいたとおり、岸田文雄総理の聞く力が発揮されましてですね、今回3通りの方法が明記されたということなんですが、現金給付をまず取りあえずは5万円給付したところなんですけれども、改めてまた年明けで5万円を現金にするというふうに、今回は蔵王町はそのように方針を決めたんですが、あともう一つ所得制限なしの約30人分だという今課長の答弁もありました。所得制限ある家庭にも平等性を保つためにするんだと思うんですけれども、この2つはやっぱり政治判断だと思うんですよね。で、どういう理由でもって政治判断をこのようにされたのか。クーポンもある程度商店街の経済の活性化にも寄与する部分があるんですけれども、その辺は現金を新たに現金5万円に決めたと。あとは、所得制限ある世帯にも10万円は給付するという町独自の判断、この辺の判断の仕方は政治判断なので、町長に説明をいただければと思うんですが、お願いいたします。
○議長(村山一夫君) 町長。
○町長(村上英人君) 以前にも所得制限のなしでやったところもあるんですが、これ以前の話ですが、その上でやはり子育て、子供を育てるに当たって、大きな額が生じるのであれば検討しなくてはいけなかったんですけれども、いろいろと先ほど話が出た30人ぐらいでありましたので、該当させていただいたということであります。
それが一つ、あともう一つはこの商品券の関係。蔵王町でざおうさま商品券というのがもう今商工会でやっておらないので、もともと前回の説明のときにもお話したんですが、一応あのときも徹也議員からちょっとお話あったときに、その現金の方法で考えていきましょうと、考えているというお話申し上げたところでありますが、そのようにそれを今回実行させていただいたということでありますので、ご理解賜りたいというふうに思います。
○議長(村山一夫君) 13番村上一郎君。
○13番(村上一郎君) 分かりました。
現金のほうが、ほとんどの自治体が現金にするという意向のようでありますから、やはりこの辺の支援事業は現金のほうがやはり良かったのかなという、そんな気もいたすんですけれども、先ほどの課長の答弁の中でもう一つ確認しておかなければならないのがありました。
所得制限の対象になる30人ぐらいの世帯にも町独自の財源で給付するというふうに答弁ありましたけれども、国のほうではその辺も地方創生の臨時交付金を活用して、財源手当はしますよというふうに何か方針を決定したようなのでありまして、ですから蔵王町の単独財源で、その所得制限ある世帯にも10万円給付を行うというの、あと後ほど地方創生の臨時交付金で手当てされるのかなという気はするんですけれども、この辺についての確認はされているんでしょうか。
○議長(村山一夫君) 町長。
○町長(村上英人君) 今村上一郎議員がお話されたことは新聞報道では聞いておりますけれども、担当課のほうには国のほうから通達はまだ来ていないということでありますので、その辺もう少し様子を見なければいけないと思っております。
○議長(村山一夫君) 13番村上一郎君。
○13番(村上一郎君) 分かりました。
では、後ほどあと、年明けになりますからね。年末年始の段階になってしまったので、確かに今町長おっしゃるとおり新聞記事なんでありますけれども、政府のほうは地方創生の臨時交付金を活用できますよというふうに制度を見直したとあるんですね。ですから、12月27日、各自治体に通知を送付したというふうになっていますので、恐らく年明けてからの、蔵王町であれば蔵王町にその通知が届くのかなと思いますけれども、そのときはそのときできちんと国の制度による財源の確保でありますので、うまく国の臨時交付金を活用してもらうようにしたほうがいいのかなと思っております。財源内訳のあと補正ができるのかなと思いますので、その辺はあと担当課のほうできちんと処理していただければと思います。
それから、この件で問題になっているのが、どの程度対象に蔵王町ではなるのか分かりませんけれども、8月あたりの児童手当の交付、給付である程度事務的に楽に追加の5万円も給付はできるかと思うんですが、その後に例えば離婚された場合の独り親世帯になった場合の、その辺の給付金が届かない問題が発生しているということで、この頃新聞報道であるんですけれども、その辺のきちんとした手当も、例えば離婚されてしまった場合、どちらが子育てをするのか、お父さんになるのか、お母さんになるのかでまた今回の臨時交付金、10万円の交付金がどのように活用されるのかでまた変わってくるのでありまして、ですからその辺注意深くきちんと子育て世帯にきちんと渡るように、給付されるように、その辺は注意していかないと駄目なのかなと思っておりますので、その辺について確認をしておきたいと思います。答弁お願いします。
○議長(村山一夫君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(佐藤敏彦君) ただいまの件なんですけれども、確かに今現在行っている事業につきましては、9月分の児童手当の支給対象ということで、それ以降に関して発生したらということになるんですけれども、あくまでも9月時点での対象ということになりますので、そこで今度何らか発生したとしても今度親権とかということで、児童手当につきましては、どちらか必ず給料の高いほう、所得の高いほうに支給というような形を取らせていただいております。今現在蔵王町のほうではそのような案件は発生しておりませんけれども、もしそういう案件が発生したときには、ちょっと調査しながらしっかりと給付に努めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(村山一夫君) ほかにございませんか。1番松ア良一君。
○1番(松ア良一君) 15ページの福祉灯油助成金ということで450万円計上されてございますけれども、これ事業内容の詳細について伺っておきたいと思います。
○議長(村山一夫君) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(鈴木智子君) お答えいたします。
まず、生活保護の方45世帯、非課税者であって高齢者のみの世帯、特別養護老人ホーム等に入所している方は除いておりますけれども、高齢者のみの世帯、それから障がい者がいる世帯、それから独り親世帯ということで、約900世帯を想定しております。失礼しました。1世帯5,000円の900世帯を想定しております。
○議長(村山一夫君) 1番松ア良一君。
○1番(松ア良一君) 大変詳細な内容ありがとうございます。
サービス付高齢者住宅冬季暖房用燃料ということで下のほうにございますけれども、先ほど説明のあった中で高齢者施設に対する内容等々、相違するような感じがいたしますけれども、こういった項目については今までなかったように感じているんですけれども、その辺についてご説明お願いします。
○議長(村山一夫君) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(鈴木智子君) お答えいたします。
高齢者等でも入所されている方がおりまして、宮城県のほうから特別養護老人ホームですとかグループホーム等、デイサービスなどに県のほうからちょっと金額いろいろなんですけれども、約1人当たり5,000円の助成が施設のほうに参ります。ただ、サービス付高齢者住宅、同じように入所される施設なんですけれども、宮城県としての支給対象外ということで、蔵王町独自としまして支給したいと思っております。
以上です。
○議長(村山一夫君) 1番松ア良一君。
○1番(松ア良一君) 単独でこういった事業展開されるということで、良い内容ではございますけれども、これ臨時交付金の中にあっては様々な灯油対策もあろうかと思いますので、改めてほかのいろんな事業に対するそうした関係するところも今後検討する必要があるのかなと、こんな考えも持ったのでちょっと質疑させていただきました。
別件で、議長よろしいでしょうか。
○議長(村山一夫君) はい、どうぞ。
○1番(松ア良一君) 13ページの町有地貸付料588万2,000円、そして下の段に行っての17ページの送電線新設工事補償交付金にも関連するかと思いますけれども、これについて併せて、事業内容についてお伺いしておきたいと思います。
○議長(村山一夫君) 総務課長。
○総務課長(宍戸光晴君) お答えいたします。
まず、歳入の部分でございますけれども、今回大字平沢部落有財産管理会が管理する山林等でございますけれども、こちらに東北電力ネットワークのほうで、送電線新設のための地役権等の設定をするものでございます。それが一つと、これからその新しい幹線になっていく工事が始まっていくわけなんですけれども、その資材運搬路としての補償料ということで、総額588万円ほどになってございます。そのほか、その鉄塔が建つ場所の土地については、13ページの一番下になりますけれども、土地売払収入ということで12万5,000円ですね。これが鉄塔用地として売り払うものでございます。これまで平沢の管理会のほうで同じような事案があった際には、歳入があったものを全て管理会のほうに出させていただいていたところでございますけれども、行財政改革の一環ということで、庁舎の部屋の貸出しについても今回使用料を頂くことにいたしましたし、こちらの平沢の管理会さんについても、町でどうしても名義が蔵王町になっている関係上、町が間に入っていろいろ相手先とのやり取りの事務もあるということで、今回お願いをいたしまして、3%分の手数料といいますか、事務取扱分を頂いてお支払いをしていくということで合意書を締結させていただいております。
ただ、管理会さんのほうで、そのもともとの学校林部分については、いろいろ学校に寄附とかいろいろの関係もあるということで、学校林だった部分は除きますが、それ以外の部分についての収入があったものに対しては、今後3%分を町のほうで頂く方向で合意ができたところでございます。
○議長(村山一夫君) 1番松ア良一君。
○1番(松ア良一君) ただいま詳細な説明をいただきまして、大変。
いわゆる13ページのこの土地売払収入というのは、3%に該当する部分というふうに理解してよろしいんですね。そこだけお伺いしておきたいと思います。
○議長(村山一夫君) 総務課長。
○総務課長(宍戸光晴君) 13ページの総額600万7,000円になるわけでございますが、今回歳出で組ませていただきましたのが582万7,000円ということで、3%、18万円分ですね、町の収入にさせていただいたところでございます。
以上でございます。
○議長(村山一夫君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
ほかに質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて、討論に入ります。最初に、原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。
これより直ちに採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村山一夫君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。
これをもって、本定例会に付議された案件の審議は全部終了いたしました。
よって、本日をもって休会といたします。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村山一夫君) ご異議なしと認めます。よって、本日をもって休会とすることに決しました。
本日はこれをもって散会いたします。
大変お疲れさまでした。
午後1時19分 散会