蔵王町議会会議録

令和３年蔵王町議会定例会３月会議

　令和３年３月５日（金曜日）

　　　　　出席議員（１５名）

　　　　　１番　　松　﨑　良　一　　君　　　　　　　２番　　加　川　　　敦　　君

　　　　　３番　　大　沼　昌　昭　　君　　　　　　　５番　　平　間　徹　也　　君

　　　　　６番　　佐　藤　敏　文　　君　　　　　　　７番　　齋　藤　英　之　　君

　　　　　８番　　平　間　武　美　　君　　　　　　　９番　　佐　藤　長　成　　君

　　　　１０番　　三　沢　　　茂　　君　　　　　　１１番　　遠　藤　裕　一　　君

　　　　１２番　　外　門　　　清　　君　　　　　　１３番　　村　上　一　郎　　君

　　　　１４番　　葛　西　　　清　　君　　　　　　１５番　　馬　場　勝　彦　　君

　　　　１６番　　村　山　一　夫　　君

　　　　欠席議員（なし）

　　　　　説明のため出席した者

町長		村　上　英　人　　君
副町長		平　間　喜久夫　　君
会計管理者会計課長		佐　藤　浩　明　　君
総務課長		今　村　敏　男　　君
防災専門監		砂　金　　　穀　　君
まちづくり推進課長		佐　藤　長　也　　君
町民税務課長		大　槻　充　夫　　君
保健福祉課長		鈴　木　智　子　　君
子育て支援課長		宍　戸　光　晴　　君
環境政策課長		宮　澤　一　弘　　君
農林観光課長		加　藤　勝　彦　　君
建設課長		佐　藤　耕　造　　君
病院事務長		平　間　勝　文　　君
上下水道課長		我　妻　　　仁　　君
教育長		文　谷　政　義　　君
教育総務課長		福　地　実　幸　　君
生涯学習課長		我　妻　　　敏　　君
スポーツ振興課長		森　　　良　光　　君
農業委員会事務局長		村　上　伸　浩　　君

　　　　　事務局職員出席者

事務局長		鈴　木　　　賢　　君
事務局長補佐		佐　藤　孝　志　　君

　　　　　議事日程　第３号

　　令和３年３月５日（金曜日）　　午前　１０時００分　開議

　　日程第　１　会議録署名議員の指名

　　日程第　２　諸般の報告

　　日程第　３　議案第１１号　人権擁護委員候補者の推薦について

　　日程第　４　議案第１２号　人権擁護委員候補者の推薦について

　　日程第　５　議案第１３号　蔵王町感染症感染者等の人権擁護に関する条例を制定すること

　　　　　　　　　　　　　　　について

　　日程第　６　議案第１４号　蔵王町放課後児童クラブ条例の一部を改正することについて

　　日程第　７　議案第１５号　蔵王町国民健康保険条例の一部を改正することについて

　　日程第　８　議案第１６号　蔵王町介護保険条例の一部を改正することについて

　　日程第　９　議案第１７号　蔵王町景観条例を制定することについて

　　日程第１０　議案第１８号　蔵王町上下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正するこ

　　　　　　　　　　　　　　　とについて

　　日程第１１　議案第１９号　蔵王町水道事業給水条例の一部を改正することについて

　　日程第１２　議案第２０号　岩沼市外一市四町水道水質検査協議会規約の変更について

　　日程第１３　議案第２１号　令和２年度蔵王町一般会計補正予算（第１０号）

　　日程第１４　議案第２２号　令和２年度蔵王町国民健康保険特別会計補正予算（第４号）

　　日程第１５　議案第２３号　令和２年度蔵王町介護保険特別会計補正予算（第４号）

　　日程第１６　議案第２４号　令和２年度蔵王町後期高齢者医療特別会計補正予算（第３号）

　　日程第１７　議案第２５号　令和２年度蔵王町国民健康保険蔵王病院事業会計補正予算

　　　　　　　　　　　　　　　（第５号）

　　日程第１８　議案第２６号　令和２年度蔵王町水道事業会計補正予算（第５号）

　　日程第１９　議案第２７号　令和２年度蔵王町下水道事業会計補正予算（第３号）

　　　　　本日の会議に付した事件

　議事日程のとおり

　　　　　午前１０時００分　　開議

○議長（村山一夫君）　皆さん、おはようございます。

　　会議開会に先立ち、本日は新型コロナウイルスの感染症予防のため議場内でのマスク着用を認めます。また、本日の傍聴につきましては新型コロナウイルス感染症予防のため制限させていただきますので、ご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。

　　これより本日の会議を開きます。

　　ただいまの出席議員は15名であります。定足数に達しておりますから、議会は成立いたしました。

　　本日の議事日程は、お手元に印刷配付のとおりであります。日程に従い議事を進めます。

　　　　　日程第１　会議録署名議員の指名

○議長（村山一夫君）　日程第１、会議録署名議員の指名を行います。

　　本日の会議録署名議員は、会議規則第125条の規定により、10番三沢　茂君、11番遠藤裕一君を指名いたします。

　　　　　日程第２　諸般の報告

○議長（村山一夫君）　日程第２、諸般の報告をいたします。

　　去る３月２日の予算特別委員会において、委員長及び副委員長の互選が行われ、委員長に佐藤長成君、副委員長に齋藤英之君がそれぞれ互選されましたので、ご報告いたします。

　　次に、齋藤英之君から仙南地域広域行政事務組合議会定例会の報告がありましたので、お手元に配付のとおりであります。

　　次に、本日の会議に説明員として出席を求めた者の職、氏名については、一覧表としてお手元に配付のとおりであります。

　　以上で諸般の報告を終わります。

　　　　　日程第３　議案第１１号　人権擁護委員候補者の推薦について

○議長（村山一夫君）　日程第３、議案第11号人権擁護委員候補者の推薦についてを議題といたします。

　　提出者から提案理由の説明を求めます。町長。

○町長（村上英人君）　皆さん、おはようございます。

　　それでは、議案第11号でありますが、只今、上程されました議案第11号人権擁護委員候補者の推薦について、議会の意見を求めることについて、提案の理由をご説明申し上げます。

　　人権擁護委員阿部暢枝氏は、令和３年６月30日をもって任期満了となるので、同氏を、再度人権擁護委員候補者に推薦しようとするものであります。

　　阿部暢枝氏は、人権擁護委員を６期務め、その人格識見とも周知のとおりであります。

　　従いまして、人権擁護委員として最適任者であると思われますので、原案どおりご同意くださいますようよろしくお願いを申し上げます。

○議長（村山一夫君）　提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。

　　本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。（「なし」の声あり）質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。

　　続いて、討論に入ります。最初に、原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。(「なし」の声あり）討論なしと認めます。

　　これより直ちに採決いたします。

　　お諮りいたします。本案は原案のとおり同意することにご異議ありませんか。

　　　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長（村山一夫君）　ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり同意されました。

　　　　　日程第４　議案第１２号　人権擁護委員候補者の推薦について

○議長（村山一夫君）　日程第４、議案第12号人権擁護委員候補者の推薦についてを議題といたします。

　　提出者から提案理由の説明を求めます。町長。

○町長（村上英人君）　只今、上程されました議案第12号人権擁護委員候補者の推薦について、議会の意見を求めることについて、提案の理由をご説明申し上げます。

　　人権擁護委員大沼芳国氏は、令和３年６月30日をもって任期満了となるので、佐藤則之氏を人権擁護委員候補者に推薦しようとするものであります。

　　佐藤則之氏は、町職員として長年勤務され、人格識見高く、広く社会の実情に通じ、人権擁護について理解のある方であります。

　　従いまして、人権擁護委員として最適任者であると思われますので、原案どおりご同意下さいますようよろしくお願いを申し上げます。

○議長（村山一夫君）　提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。

　　本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。（「なし」の声あり）質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。

　　続いて、討論に入ります。最初に、原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。(「なし」の声あり）討論なしと認めます。

　　これより直ちに採決いたします。

　　お諮りいたします。本案は原案のとおり同意することにご異議ありませんか。

　　　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長（村山一夫君）　ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり同意されました。

　　　　　日程第５　議案第１３号　蔵王町感染症感染者等の人権擁護に関する条例を制定することについて

○議長（村山一夫君）　日程第５、議案第13号蔵王町感染症感染者等の人権擁護に関する条例を制定することについてを議題といたします。

　　提出者から提案理由の説明を求めます。町長。

○町長（村上英人君）　只今、上程されました議案第1３号蔵王町感染症感染者等の人権擁護に関する条例を制定することについて、提案の理由をご説明申し上げます。

　　本案は、新型コロナウイルス感染症が未だ収束しない中、感染者、医療従事者、その家族等に対する誹謗中傷などの不当な差別を防止し、人権を擁護するため条例を制定しようとするものであります。

　　感染症は、誰もが感染しうるものであることから、町、町民及び事業者の責務を条例に定めることで人権が尊重され、安心して暮らせるまちの実現を目指すものであります。

　　なお、詳細につきましては、主管課長に説明させますので慎重にご審議のうえ、原案どおり可決決定くださいますようよろしくお願いを申し上げます。

○議長（村山一夫君）　続いて、主管課長より詳細説明を求めます。総務課長。

○総務課長（今村敏男君）　それでは、議案第13号の詳細説明をさせていただきます。

　　議案書は４ページ、５ページをご覧ください。

　　この条例の目的は、新型コロナウイルス感染症などに関して、町、町民及び事業者それぞれの責務を定めることにより、誹謗中傷など不当な差別の防止を図り、感染者等の人権を擁護することであり、第１条に規定したところであります。

　　最近の他市町村の動向を見ますと、新型コロナウイルス感染症に機運する差別の防止に限定した条例を定めているところが大多数でありますが、本町ではコロナに限らず感染症全般にわたる不当な差別の防止を目的としたところであります。

　　続く第２条では用語の定義を定めており、第３条では町の責務を定めているものであります。町の責務は具体的には、感染症の拡大防止のための情報収集や情報発信のほか、不当な差別を受けた被害者に対する相談業務等の支援を想定しているものであります。

　　次に、第４条では町民の責務を定めるものであります。感染拡大防止のため必要な注意を払うことや、感染者等に対する不当な差別をしないように求めるものであります。

　　なお、ここで定める必要な注意とは具体的には、例えば、コロナであれば３密を回避するとか、マスクを着用するといった感染防止のことであります。

　　次に、第５条は事業者の責務の規定であります。事業者には事業所内での感染防止策の実施のほか、従業員などへの不当な差別をしないように求めるものであります。ここでの不当な差別とは、感染したことを理由に従業員を解雇したり、療養期間が終了したにもかかわらず出社をさせなかったり、従業員から感染者が出たという理由だけでその業者との取引をやめるという行為などであります。

　　最後に、附則において施行期日を定めておりますが、本条例案をお認めいただきましたならば、速やかに施行したいことから公布の日とさせていただきました。

　　本条例案は、いわゆる倫理条例でありますので、多くの方々に条例の趣旨をご理解いただくことが大切であります。そのため、施行後、広報、ホームページにより広く周知を図り、不当な差別のない安心して暮らせる町を目指すものであります。

　　以上で詳細説明とさせていただきます。よろしくご審議お願いいたします。

○議長（村山一夫君）　提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。

　　本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。10番三沢　茂君。

○10番（三沢　茂君）　本案に私は賛成でございますが、ただ、今総務課長から説明があったように周知の徹底ということで、やはり当然考えていらっしゃると思いますけれども、子供さん、それからあとお年寄りという方々もホームページも結構ですけれども、分かりやすい言葉で周知を図るような努力をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

○議長（村山一夫君）　総務課長。

○総務課長（今村敏男君）　お答えいたします。

　　議員のおっしゃるとおり、やはり町民に広く、世代にも分かりやすいようなチラシ等を作成しまして啓発を図ってまいりたいと思います。

○議長（村山一夫君）　ほかにありませんか。１番松﨑良一君。

○１番（松﨑良一君）　今般、こうした形で条例を制定していただくということには、まず感謝申し上げたいなと、このように思います。

　　誰しもがなり得るということで、被害者にもなり得ますし、また、そうした立場に回るわけでありますので、今般、こうした５ページのところに感染者の人権を擁護するため必要な施策を講じるものであるという、具体的に何かこうしたところで考えがございましたら、その辺についてちょっとお伺いしておきたいなというふうに思いました。よろしく。

○議長（村山一夫君）　総務課長。

○総務課長（今村敏男君）　お答えいたします。

　　具体的な施策ですけれども、今回、コロナの相談等は現在確認はしておりませんけれども、そのような相談があった場合、やはりその関連する各課と情報を共有して、あといろいろ人権擁護相談委員さん、あと法務局も含めてそのような対応をするということで考えております。

○議長（村山一夫君）　１番松﨑良一君。

○１番（松﨑良一君）　ありがとうございます。なかなか具体的にああだ、こうだというふうにはなかなかいかないところではあろうかと思うんですけれども、ただ、この感染者に対する情報などもなかなか県が持っていて、一般的には町のほうにもおりてこない、そうした状況の中で対応を迫られるということで非常に難しい案件なのかなというふうにも思っております。また、この条例等の中で学校内でいろんなことが起きた場合の、そうした人権擁護に対する様々な記述はなかったんですけれども、こうしたところについてはどのようにお考えになって、こうした条文になったのか。その辺についてお伺いしておきたいと思います。

○議長（村山一夫君）　総務課長。

○総務課長（今村敏男君）　定義として第２条で、町民と定めておりますけれども、この中に広く町民という定義をさせていただいたものであります。

○議長（村山一夫君）　１番松﨑良一君。

○１番（松﨑良一君）　そうした解釈といいますか、そうしたところに踏み込んでいけば、そうした内容になっていくのかなというふうには思いますけれども、県内を見ましてもそうした学校内でのいろんなことが、嫌がらせとか、あるいはＳＮＳによるそうした誹謗中傷もちょっとあったというようなことも伺っておりますので、やはりこうした案件については改めて、こうしたことについて後から追いかけるのではなくて、やはりこうした記述内に盛り込んでおくということも必要なのではないかなと、このように考えましたので質問させていただきました。最後にちょっと答弁をいただいて終わりたいと思います。

○議長（村山一夫君）　総務課長。

○総務課長（今村敏男君）　お答えいたします。

　　ただいま申し上げましたけれども、この条例ですね、やはり広くやっぱり町民に、子供さんから高齢者の方までよく理解して、皆さんがこうやっていきましょうというような条例にしたいなと考えております。ご指導ありがとうございます。

○議長（村山一夫君）　ほかに質疑ありませんか。（「なし」の声あり）ほかに質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。

　　続いて、討論に入ります。最初に、原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。(「なし」の声あり）討論なしと認めます。

　　よって、これより直ちに採決いたします。

　　お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長（村山一夫君）　ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。

　　　　　日程第６　議案第１４号　蔵王町放課後児童クラブ条例の一部を改正することについて

○議長（村山一夫君）　日程第６、議案第14号蔵王町放課後児童クラブ条例の一部を改正することについてを議題といたします。

　　提出者から提案理由の説明を求めます。町長。

○町長（村上英人君）　只今、上程されました議案第14号蔵王町放課後児童クラブ条例の一部を改正することについて、提案の理由をご説明申し上げます。

　　本案は、放課後児童クラブの利用時間の延長に伴い、延長利用料を定めるため、条例の一部を改正しようとするものであります。

　　その概要は、放課後児童クラブの延長利用料について、現在、午後６時までの利用料を定めていますが、さらに午後６時30分まで利用する場合の利用料を追加しようとするものであります。

　　なお、詳細につきましては主管課長に説明させますので、慎重にご審議のうえ、原案どおり可決決定下さいますようよろしくお願い申し上げます。

○議長（村山一夫君）　続いて、主管課長より詳細説明を求めます。子育て支援課長。

○子育て支援課長（宍戸光晴君）　議案第14号蔵王町放課後児童クラブ条例の一部を改正することについて詳細説明を申し上げます。

　　説明資料をご用意させていただきましたので、手元にご用意いただければと思います。

　　まず、放課後児童クラブの現状ということで記載ございますけれども、放課後児童クラブにつきましては保護者が就労等で昼間家庭にいない小学生に対しまして、蔵王町では児童館において適切な遊び及び生活の輪の提供ということで児童館で子供たちの健全育成を図っているものでございます。現在、夕方の利用時間につきましては、延長申請があった場合午後６時までとなっております。また、利用料については、早朝それから延長利用の場合についてのみ2,000円のご負担をいただいておるところでございます。

　　次に、令和３年度の放課後児童クラブの登録状況でございます。網かけ、太枠で囲んでおりますが、小学校の児童数が多い宮放課後児童クラブの利用登録が突出しておりまして、ここ数年80名前後の登録者数に、利用者数になっておるところでございます。宮地区におきましては、特に核家族が多いという地域性もあると思われますけれども、学校の長期休業中の早朝利用も含め、夕方の延長利用を申請するご家庭が大変多くございます。さらに、保護者のほうから夕方の利用時間をもっと延長してほしいというような要望も年々多くなってきているところでございました。

　　このことから、各児童クラブの延長利用者、ほかの地区間でもいらっしゃるわけでございますけれども、その利用者の送迎時間の状況でありましたり、利用時間の延長に伴います職員の配置等も踏まえて、慎重に検討をしてきた結果といたしまして、宮放課後児童クラブにつきましては現在の職員体制で延長への対応が可能であるということ、それから、他の地区につきましては、保護者の皆様のご協力によりまして現状の６時までの利用にほぼ対応していただいているということでもございますので、現時点での延長の必要性は低いのかなと思われ判断したところでございます。

　　こういったことから、先行的に宮放課後児童クラブの利用時間をさらに30分間延長して６時30分までにしようとするものでございます。

　　説明資料裏面２ページをご覧ください。

　　次に、今回のご提案させていただきました条例の改正と併せて行います関係規則の一部改正についてご説明申し上げます。

　　まず、規則でございますけれども、条例施行規則がございまして、こちらで放課後児童クラブの利用時間を定めております。第３条を改正いたしまして、同条第２項に「町長は、延長利用の終了時間を更に延長する必要があると認めるときは、前項の規定にかかわらず、30分を限度に延長することができる。」との規定を追加するものでございます。

　　さらに、放課後児童クラブ職員の勤務時間を定める規則もございますので、こちらも利用時間の延長に伴います新たなシフト体制に対応できるよう改正をするものでございます。

　　これらを踏まえました上で、本題であります蔵王町放課後児童クラブ条例の一部改正について説明させていただきます。

　　新旧対照表をご覧いただきたいと思います。１ページでございます。

　　条例におきまして、延長を利用した場合の利用料を定めておりますので、今回の30分間の延長利用料金ということで1,000円の追加利用負担を求めたいと考えておりまして、第６条を改正するものでございます。第１項におきましては、児童１人当たりの月額料金といたしまして、午後６時までをこれまでどおり2,000円。６時30分まで30分延長した分ですね、６時30分まで利用する場合につきましては3,000円ということを定めまして、同条第２項には月の途中からの利用を開始、それから利用を中止の場合の日割計算方法、これまでも定めありましたが、これを第２項とするものでございます。

　　以上が条例の改正と内容となるわけでございますが、１月末に蔵王町児童館運営協議会に今回の宮放課後児童クラブの利用時間延長について付議をさせていただきました。委員の皆様からは、「関係職員に負担もかけることになりますけれども、子育て家庭が利用しやすい環境にしてもらえるのはありがたい、利用料金も隣接市町と比べても決して高くはない」というご意見をいただいたところでございます。

　　なお、宮以外のクラブにつきましては、登録利用者の状況に応じて今後延長の必要性を総合的に判断しながら進めていくこととしておりますので、ご理解を賜りますようによろしくお願い申し上げます。

　　以上で詳細説明とさせていただきます。

○議長（村山一夫君）　提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。

　　本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。２番加川　敦君。

○２番（加川　敦君）　これは、いい改正だと思っておりますがちょっと質問をさせていただきます。

　　まず、いただきましたこの説明資料を見ますと、宮の場合登録者が79名のうち延長利用が35名ということだと思うんですけれども、40％強の方が利用されています。そうだろうなという気もします。30分延長することによって何人ぐらい、何％ぐらいまだ利用されるのかと思っておられるか、ちょっとお聞きしたいと思います。

○議長（村山一夫君）　子育て支援課長。

○子育て支援課長（宍戸光晴君）　お答えいたします。

　　現在のところ、まだ数字はつかめておりません。今回、この延長する議決をいただいた上で利用者のほうに何時まで延長利用するのか、再度申請書の取り直しといいますか、申込みをしていただく予定にしておりますので、ただ、今までの経過を申し上げますと延ばしてほしいという要望が多いので、ある程度の人数の利用はあろうかと考えております。

○議長（村山一夫君）　２番加川　敦君。

○２番（加川　敦君）　多いと思いますね。むしろ、その皆様の声を聞いてこういうふうに訂正したのかと思ったら、まだ聞いていないということでちょっと違和感がありますけれども。

　　それと、その説明をするときに、例えば30分じゃまだ足りないよと、７時まで、あるいは８時までなんていう声も聞かれるかとは思いますが、どうぞ要望というか傾聴しておいていただきたいと思います。

　　それで、それと費用の件ちょっと、課長さっき申請があったものに対して、今2,000円ということです。申請があったら今度は3,000円になるんでしょう、６時半の方はですね。ただ、６時だと思っていたけれども、ちょっと仕事が延長になったと、今日だけ６時半までお願いということが例えば月３回ぐらいあったと、運用としてそれを受け入れると思います。そのときもやっぱり3,000円になるんですか。ちょっとそこ、あるいは日割りで計算でもするのかどうか、ちょっとそこだけ確認させてください。

○議長（村山一夫君）　子育て支援課長。

○子育て支援課長（宍戸光晴君）　お答えいたします。

　　現在６時ということで、多少お迎えが遅れる方も中にはいらっしゃいます。できるだけ申込みのあった時間までお迎えに来ていただけるようにお願いをしているところでございますけれども、今回のその宮のクラブのほうで例えば６時の方が月数回遅れるという場合については、当然時間まで迎えに来ていただきたいお願いを何回も繰り返す以外にないと思いますけれども、それが頻繁に続くようであればやはり申請を６時半までしていただいて、1,000円のご負担はおかけしますけれども、そういった形での利用をお願いしたいなと考えております。

　　なお、先ほど７時なり、それ以降もというお話ありましたが、やはり職員の働き方の問題もございますので、その辺をうまく、職員体制に大きく影響が出てくるものですから、今回30分が最大の延長の限度と考えたところでございます。

○議長（村山一夫君）　２番加川　敦君。

○２番（加川　敦君）　今、職員の方の体制ということが出たので、次質問をしようと思ったんですけれども、宮の場合、現在の体制でいける、対応できるということでした。ただ、延長時間になるという子供さんが40％になったり、６時半になるとまた少し減ったりすると思うんです。全員が全人数で対応するわけじゃないと思うんですね。だから少し職員の方が減ってもいいんだろうと思うんですが、いずれ、課長おっしゃったように職員の勤務あるいはその負担が大きくなるはずなので、ローテーションなり、当番制なりという配慮はもちろんあるかと思いますけれども、その辺の配慮をお話しください。教えてください。

○議長（村山一夫君）　子育て支援課長。

○子育て支援課長（宍戸光晴君）　お答えいたします。

　　説明資料の１ページをご覧いただきたいと思うんですけれども、宮の児童クラブにつきましては登録児童79名ということで、国の定めている基準で１運営単位についてはおおむね40名程度が望ましいという基準が出されております。そういったことで宮の運営につきましては、実は令和２年度から２つの運営単位というようなことでございまして、その分、あと基準におきましても職員２名は必ず配置しなくちゃならないとかいろいろございますので、当然その職員が１年中休みも取らず働くわけにもまいりませんので、あとはその会計年度任用職員さん、放課後児童支援員さんの協力もいただきながら、シフトを組みながら毎月の計画をシフト表つくりながら、当然休みの計画もございますでしょうし、そういったことでうまく調整しながら配置といいますか、勤務体制を組んでいるところでございます。

○議長（村山一夫君）　ほかにございませんか。５番平間徹也君。

○５番（平間徹也君）　先ほど、先輩議員がもう質問していただいたので、その分を私も同じように聞きたかったんですけれども、そこはもう省いて、宮児童館の利用がすごい多いというのはすごく分かったんですけれども、やはりこれ30分なぜ延長してほしいかというと、やっぱり保育所、幼稚園の預かりの子供たちがいる家庭の人たちの声なんですね。やっぱりそれって人数がありますけれども、宮地区だけに限らずやはり円田地区、永野地区、平沢地区も必ず、やっぱりその30分、大した時間じゃないと思われるかもしれませんが、保育園が６時半、幼稚園６時半までなのに児童館が６時までだという声がやはり少なからずあるので、ぜひ声が挙がってきましたら早急に検討していただきたいんですけれども、その件はいかがでしょうか。前向きに検討をしていただきたいなと。

○議長（村山一夫君）　子育て支援課長。

○子育て支援課長（宍戸光晴君）　お答えいたします。

　　確かに宮地区、議員お話のように宮については保育所と児童館隣同士でございます。それ以外の地区につきましては若干ちょっと離れた場所にあるということでございますけれども、やはり確かにそういう要望が出たらすぐしてほしいというご意見でございますけれども、先ほど申し上げたようにそのクラブの運営に当たりましては、そこに配置する基準上、２人の職員も配置しなくちゃないということもございますし、やはりその費用対効果といいますかそういったものも考えざるを得ない部分も中には出てくることもありますので、その辺は総合的に判断をその都度させていただいて、あとは職員のその採用なり、ほかの児童クラブについては今の職員体制では当然できないものでございますので、職員の採用も含めて考えていかないと延長は非常に難しいのかなと考えておるところでございます。

○議長（村山一夫君）　ほかにございませんか。15番馬場勝彦君。

○15番（馬場勝彦君）　課長から説明資料でいただいた規則についてちょっとお伺いしたいと思っております。この現行と改正案でその30分の延長につきまして、第３条２項として、ここで「町長は、再延長の終了時間を更に延長する必要があると認めるときは、前項の規定にかかわらず、30分を限度に延長することができる」という文面の表現をされたのはどういうことなのかということなんです。本来、30分延長できるんであれば第３条の（２）で午後６時までというのを６時30分という規定の中でも可能だったのではないかなという捉え方をしましたので、わざわざ町長がというこの文面を入れた理由をちょっと説明していただきたいなと思います。

○議長（村山一夫君）　子育て支援課長。

○子育て支援課長（宍戸光晴君）　お答えいたします。

　　議員がおっしゃりますように、第３条の第２項に延長利用申請があった場合午後６時30分までという表現も当然することはできるわけでございます。ただし、今回の利用時間の延長につきましては、宮の放課後児童クラブだけの延長でございますので、第３条の２項のほうに６時半までという記載をいたしますと全ての館におきまして６時半まで延長する規定になってしまうことになるものですから、今回はこの第２項のような形で必要に応じて町長が認めた場合は30分さらに延長できるという規定にさせていただいたところでございます。

○議長（村山一夫君）　15番馬場勝彦君。

○15番（馬場勝彦君）　今の課長の説明で、かえって私ね、おかしいよと思うようになりました。というのは、５つもほかの児童クラブがあるわけですよね。今課長の説明でも宮という限定された表現をされました。これちょっと行政がやるにしてはおかしいなと思うんですよ。やっぱり対象となるこの町の小学校１年から６年生なので、やはりその対象児童クラブは全て５つの児童クラブを対象として取り扱うのが、それが当たり前だと思うんですが、１か所の児童クラブだけその対象として扱うというのは、ちょっとそれは私理解できないので、そこを私聞き間違ったんだかどうか分かりませんが、再度その答弁をいただきたいなと思います。

○議長（村山一夫君）　子育て支援課長。

○子育て支援課長（宍戸光晴君）　お答えいたします。

　　議員おっしゃられますように、全ての館において同じような開館時間にできるのが一番望ましい形ではありますけれども、今現時点ですぐに、先ほど申し上げましたように職員の問題でありましたりもございますので、まずその今の利用の状況を、それから要望、延長の要望の状況、それらを総合的に判断いたしまして、宮はやはり先行して延長していくのが子育て家庭への支援につながるということで、今回そういう形で宮だけの延長を先行して進めようとしているところでございます。それに伴いまして、条例のほうで改正案出させていただいておりますが、追加の利用料金ということで1,000円のご負担もいただいた上でという改正をしようとするものでございますので、ご理解を賜りますようにお願い申し上げます。

○議長（村山一夫君）　15番馬場勝彦君。

○15番（馬場勝彦君）　完全に理解しろと言っても私は理解しづらいんですよ。対象とするものに対して行政がやるのは、原則として全て公平平等に扱うというのが行政運営の原則でありますので、それから考えますとちょっとずれているなと思っております。

　　それで、これ町長に最後お伺いします。今課長の説明で職員の配置とかいろいろな状況等、令和３年度はまず宮の放課後児童クラブだけを先行してやる。ということは、その他の放課後児童クラブを利用されている方々の要望があれば、これ同じく６時半までの延長を前向きに考えて進めていく考えでいるのか、最後のそれだけ町長の考え方としてお伺いしておきたいと思います。

○議長（村山一夫君）　町長。

○町長（村上英人君）　先ほど課長が説明したとおりでありますが、なかなかまず１つは、保育士の採用等がなかなか今難しいということが１点。それとあと、宮は先ほど言った多くの方々がいる、じゃあ、１人でもそういった要望があればそれに２人体制の職員を採用せざるを得ないわけですから、それにじゃあ向けるのかということもあるんですね。ですからその辺がある程度なかなか難しい問題もあるので、ですからそこで今回、宮に限り先行的にやらせてもらったという。その辺は今後、その辺の動きを見ながら検討はしていきますが、何しろ今難しくて、そして40過ぎて、40前後で採用をしているという状況でもありますので、まず差し当たり今回、この宮からさせていただきたいというふうに思っております。

○議長（村山一夫君）　ほかにございませんか。ほかにございませんか。（「なし」の声あり）質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。

　　続いて、討論に入ります。最初に、原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。(「なし」の声あり）討論なしと認めます。

　　これより直ちに採決いたします。

　　お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長（村山一夫君）　ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。

　　　　　日程第７　議案第15号　蔵王町国民健康保険条例の一部を改正することについて

○議長（村山一夫君）　日程第７、議案第15号蔵王町国民健康保険条例の一部を改正することについてを議題といたします。

　　提出者から提案理由の説明を求めます。町長。

○町長（村上英人君）　只今、上程されました議案第15号蔵王町国民健康保険条例の一部を改正することについて、提案の理由をご説明申し上げます。

　　本案は、新型インフルエンザ等対策特別措置法の一部を改正する法律の施行に伴い、条例の一部を改正しようとするものであります。

　　その概要は、新型コロナウイルス感染症の定義を条例で定めるため、所要の改正を行おうとするものであります。

　　なお、詳細につきましては、ご質疑により主管課長に答弁させますので、慎重にご審議のうえ、原案どおり可決決定下さいますようよろしくお願いを申し上げます。

○議長（村山一夫君）　提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。

　　本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。（「なし」の声あり）質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。

　　続いて、討論に入ります。最初に、原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。(「なし」の声あり）討論なしと認めます。

　　これより直ちに採決いたします。

　　お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長（村山一夫君）　ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。

　　　　　日程第８　議案第16号　蔵王町介護保険条例の一部を改正することについて

○議長（村山一夫君）　日程第８、議案第16号蔵王町介護保険条例の一部を改正することについてを議題といたします。

　　提出者から提案理由の説明を求めます。町長。

○町長（村上英人君）　只今、上程されました議案第16号蔵王町介護保険条例の一部を改正することについて、提案の理由をご説明申し上げます。

　　本案は、第８期介護保険事業計画期間における介護保険料率等を定めるため、条例の一部を改正しようとするものであります。

　　介護保険料につきましては、介護保険事業の健全財政を維持するため、３年ごとに保険料の見直しを行うことが義務付けられており、今回、保険料基準額の改定率を18.5％にしようとするものであります。

　　なお、詳細につきましては、主管課長に説明させますので、慎重にご審議のうえ、原案どおり可決決定下さいますようよろしくお願いを申し上げます。

○議長（村山一夫君）　続いて、主管課長より詳細説明を求めます。保健福祉課長。

○保健福祉課長（鈴木智子君）　議案第16号蔵王町介護保険条例の一部を改正することについて詳細説明をさせていただきます。

　　新旧対照表を用いて説明させていただきますので、審議資料３ページをお開きください。

　　審議資料の３ページの新旧対照表でございますが、第３条介護保険料率の改正でございます。介護保険料率は所得状況に応じて９段階に区分されております。第５号が第５段階保険料基準額となりますが、年額４万8,600円、月額4,050円から、年額５万7,600円、月額4,800円に改正しようとするものであります。

　　なお、改正後の第１号第１段階が２万8,800円、月額2,400円。

　　第２号第２段階と第３号第３段階が４万3,200円、月額3,600円。

　　第４号第４段階が５万1,840円、月額4,320円。

　　第６号第６段階が６万9,120円、月額5,760円。

　　第７号第７段階が７万4,880円、月額6,240円。

　　第８号第８段階が８万6,400円、月額7,200円。

　　第９号第９段階が９万7,920円、月額8,160円になるものであります。これは、介護保険法施行令で規定されております第５段階の保険料基準額に対する各区分の割合によりまして、それぞれ金額を算出しているものでございます。

　　さらに、第３条第２項から第４項の保険料の減額賦課につきましては、令和元年10月の消費税10％への引上げに伴い、低所得者の保険料軽減の基準を国で定める額に規定するものでございます。これは、第８期計画期間中であります令和３年度から令和５年度までの第１段階の保険料の保険料基準額に対する割合を0.5から0.3、年額２万8,800円から１万7,280円に、第２段階の保険料割合を0.75から0.5、年額４万3,200円から２万8,800円に、第３段階の保険料割合を0.75から0.7に、年額４万3,200円から４万320円と定めようとするものでございます。

　　今回、保険料率の改定は３年ごとに見直しされる介護保険事業計画における介護サービスの供給量などに基づきながら保険料を定めるものでございます。

　　第８期介護保険事業計画の概要につきましては、過日、議員全員協議会で説明を申し上げたところでございます。その中で、保険料算出に当たっては今後３年間の介護保険事業の給付費を見込み、供給するサービスの内容や利用料などを踏まえながら、介護保険事業財政調整基金１億円の繰入れを行いながら、第１号被保険者の保険料を算出しているところでございます。

　　今回、第８期の保険料基準額が増加する主な理由につきましては、１つ目は、高齢者人口の増加、要介護認定者の増加であります。２つ目は、サービス利用料の増加見込みなどから、介護保険事業の給付総額が増加してまいるものでございます。これらに伴いまして、保険料の改正をお願いするものでございます。

　　以上、詳細説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。

○議長（村山一夫君）　提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。

　　本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。５番平間徹也君。

〇５番（平間徹也君）　介護保険、これを見ると大体800円ぐらい基準で、５段階ですけれども上がってしまうということで、財政を考えると仕方がないのかなという面と、住民のことを考えるとなかなか大変だなというのと、いろいろ葛藤するんですけれども。全国的に見ても、もう平均がどんどん始まったときよりも上がっているというのを私も勉強して知りました。ただ、私が聞きたいのは前回の７期のときは、大体総給付が30億円か、30億円ぐらいで見ていて、今回プラスで37億円ぐらいで見ているんですけれども、副町長がよく介護保険料は蔵王町は下から２番目で安かったということを常に言っていて、それはもう蔵王町は健康な方がたくさんいるからだと思っていたんですけれども、今回やっぱり上げざるを得なくなってしまったのは。まずは、この第７期、ああ、予算だから違いますね、すみません。上げざるを得なくなった、ここの見込みが相当ずれたというかやっぱり、何ていうんだろうな、そっか、ごめんなさい。まとまらなくなっちゃった。上げざるを得なくなってしまったのはやっぱり、その７期のときから今回決算する上で見込みがずれてしまったんじゃないかなと、すごく。今後もその８期考えたときに、この想定よりも上がってしまう可能性もちょっとあるのかなと思って、ちょっとそれが心配で、その辺のその町長の見解を伺いたいなと思ったんですけれども。

○議長（村山一夫君）　保健福祉課長。

○保健福祉課長（鈴木智子君）　お答えいたします。

　　確かに議員がおっしゃるように、介護保険料につきましては３年間の見込みを立てまして保険料を決めてございます。第７期の介護保険につきましては、約計画値では29億6,855万9,363円という計画を３年間で立てておりましたが、やはり令和２年度、最終年度になりまして給付費のほうが増加しておりますので、最終的には介護の給付費につきましては計画より3,200万円多いという、介護の給付費につきましてですけれども、3,200万円多いという結果になりそうな、３月いっぱいでなりそうな感じなので、大体予定どおりといいますか。ただ、基金のほうですけれども、基金毎年取り崩しまして繰入れをしているんですけれども、計画値では6,000万円、３年間で入れるという予定でしたが、補正のほうでも出てまいりますけれども、約2,000万円多くなっている。1,967万3,000円ほど予定よりも基金の繰入れが多くなりそうな、という実情となっております。

　　以上となります。

○議長（村山一夫君）　保健福祉課長。

○保健福祉課長（鈴木智子君）　すみません。８期計画につきましては、やはり施設入所者が　　　今かなり第７期で増えてきている状況ですけれども、その辺を見込んでおりますので、一応３年間で７億2,700万円ぐらいは多く見込んでおりますので、今回のように保険料のほうが上昇してしまうという形になりました。

　　以上となります。

○議長（村山一夫君）　５番平間徹也君。

〇５番（平間徹也君）　ありがとうございます。７期の数字も言っていただいて、すごく分かりやすかったです。ただ、やっぱりこれからどんどん高齢化になっていきますと、その介護保険料が上がっていくと思うんです。１億円、今度計画で繰り入れていますけれども、繰り入れてこの金額なので、ただその３年後とかもっとさらに考えていったときに、もう７期の、８期のことではないかもしれませんけれども、やっぱり今の介護保険の財調だけだと厳しくなってくるのかなと思ったりしますし、やっぱり今このコロナ禍なんで、長期的にその辺も含めた財政調整基金なんかも、一般会計のね、繰り入れることも考えながら今後計画を組んでいっていただきたいなと思いますけれども、その辺いかがでしょうか。

○議長（村山一夫君）　副町長。

○副町長（平間喜久夫君）　お答えいたします。

　　介護保険はルールが決まっております。一般会計からも当然事務費、それから介護給付費、一定割合は繰入れして、これで運営するという。やはり法律で決まっていることなんで、法定外繰入れまでと言われますとなかなかこれは一般会計のほうも決して潤沢に予算があるわけではないので、その辺はご理解いただきたいと。ただ、介護保険についてはいろいろ考えながら、どうしても上げざるを得ない。ただ、今回は１億円の財調繰入れをすることで、何とか4,000円台をクリアできているということで、これはいろいろ、いろんなことを考えた上で、ただ、介護給付費が増えるということは介護サービスを利用する方がいるということでございます。利用を制限するというわけにもいかないし、やはり必要な介護は受けていただきたいという思いもございますので、その辺はご理解いただきたいと思います。

○議長（村山一夫君）　５番平間徹也君。

〇５番（平間徹也君）　ありがとうございます。国の法律のほうで決まっているのは、もちろん私も重々承知しておりまして、町のほうでできる施策と、やはりどうしても国のほうも巻き込まないといかない施策というのがあると思っていまして、やっぱりその辺も含めて今の、地域の現状としてこの国の50％かな、半分になるのかな、のその国の補助金の割合をぜひこう増やしていく、増やしていただきたいというような発信をぜひ町長から国のほうに訴えていってほしいなと思うんですけれども、それはもう訴えていっていただくしかないので、本当にその辺いかがでしょうか。

○議長（村山一夫君）　町長。

○町長（村上英人君）　その辺も、これ私個人じゃなくて、あくまでも県の町村会として考えていったり、またあと、平間徹也議員がそういったことを、やはりいろんなことを思っていらっしゃるんであれば、やはり議会の中でも議論していただきながら、やはり６団体なり、３団体なり、６団体というのがありますから、そういったことを使いながら国への要望ということが必要であろうと。ただ、それには、その以前にやはりそういったものが国として受けてくれるかどうかということがまず差し当たり一番大事なことでありますので、ご理解いただきたいと思っております。

○議長（村山一夫君）　ほかにございませんか。（「なし」の声あり）質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。

　　続いて、討論に入ります。最初に、原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。(「なし」の声あり）討論なしと認めます。

　　これより直ちに採決いたします。

　　お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長（村山一夫君）　ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。

　　ここで10分間休憩いたします。

　　　　　午前１０時５９分　休憩

　　　　　午前１１時０９分　再開

○議長（村山一夫君）　再開いたします。

　　休憩前に引き続き、審議を行います。

　　　　　日程第９　議案第１７号　蔵王町景観条例を制定することについて

○議長（村山一夫君）　日程第９、議案第17号蔵王町景観条例を制定することについてを議題といたします。

　　提出者から提案理由の説明を求めます。町長。

○町長（村上英人君）　只今、上程されました議案第17号蔵王町景観条例を制定することについて、提案の理由をご説明申し上げます。

　　本案は、景観法の施行に関し必要な事項を定めるとともに、景観形成に関し基本となる事項等を定めることにより、本町の良好な景観の保全及び形成を図るため、条例を制定しようとするものであります。

　　その概要は、町の景観計画の区域内で行われる一定の規模を超える建物の建築や、工作物の建設について、事前協議や届出の制度を設けようとするものであります。

　　なお、詳細等につきましては、主管課長に説明させますので、慎重にご審議のうえ、原案どおり可決決定下さいますようよろしくお願いを申し上げます。

○議長（村山一夫君）　続いて、主管課長より詳細説明を求めます。建設課長。

○建設課長（佐藤耕造君）　それでは、13ページをお開きください。

　　議案第17号の詳細説明をいたします。

　　今回の条例は、先日議員全員協議会でご説明した、広域景観計画に定めた永野西から遠刈田温泉街まで県道沿いの区域を指定した遠刈田温泉と農村集落地区の計画区域内での良好な景観を保つため、景観行政事務を行うための条例となります。

　　第１条では、景観条例を制定する目的を定めております。

　　第２条では、この条例での用語の定義で、建築物とは建築基準法第２条第１項による屋根、柱、壁を有するものを言います。工作物とは蔵王町景観条例施行規則第２条で定める擁壁、鉄塔、高架水槽や広告物などと規定しております。

　　第３条では、施策の計画的な実施、町民や事業者の意見反映、情報の提供など町の責任と義務を定めています。

　　第４条では、町民は町の景観形成の施策に協力するよう責任と義務を定めています。

　　第５条では、同じく事業者の責任と義務を定めております。

　　第６条１項では、景観法第８条第１項で言う集落を形成している地域内で、現に良好な景観を保全する必要があると認められる土地の区域での良好な景観の形成を図るための景観計画を作成することを言っております。第２項では、今回の仙南地域広域景観計画を今後見直し、町独自の景観計画を作成するときは、景観法第９条では策定の手続として関係機関の意見聴取と同意を得ることのほか、都市計画区域内に係る部分については都市計画審議会に意見を聞くこととなっておりますが、蔵王町では都市計画審議会を兼ねる蔵王町企画審議会の意見を聞くことを定めております。

　　第７条では、仙南地域広域景観計画の遠刈田温泉と農村集落地区として指定した景観計画区域内の景観法第６条第１項で定めている建築物の建築、工作物の建設、開発行為等を景観計画に適合させるよう定めております。

　　第８条では、届出を要する行為は建築物の建築、工作物の建設、開発行為、土地の形質変更や木や竹の植栽または伐採をする行為と定めております。

　　第９条では、景観法第６条に規定する届出を要しない行為は、別に蔵王町景観条例施行規則第５条の届出対象となる規模以外のものであると定めております。

　　第10条では、景観法第17条に規定する変更命令を出せる行為は、景観法第16条に掲げる建築物の建築と工作物の建設の届出を要する行為全てが対象となると定めております。

　　第11条では、景観法第16条の規定による建築物の建築と工作物の建設の届出を行うときは、事前に町に協議するように定めております。

　　第12条では、行為の中止や廃止、または完了時は遅滞なく届出をするよう定めております。

　　第13条では、届けられた行為が景観計画に適合しない場合は、町は助言や指導ができることを定めております。

　　第14条では、景観法第16条第３項で言う景観計画不適合となった場合の景観法第17条の設計変更もしくは原状回復の命令または助言や指導を行う場合、必要があるときは蔵王町企画審議会の意見を聞くことができることを定めております。

　　第15条第１項では、景観計画不適合の勧告や設計変更や原状回復の変更命令を受けた者が正当な理由なくこれに従わないときは、受けた者の氏名等を公表できることを定めております。第２項では、氏名公表を行うときは事前に通知し、意見を述べる機会を与えることを定めております。

　　第16条第１項では、公共事業の場合は届出をする必要はありませんが、事前に計画内容を町に通知するよう定めています。第２項では、通知された計画内容が適切でないときは適合するよう町は協議できることを定めております。第３項では、第９条で言う届出を要しない行為についても町に通知するよう定めております。

　　第17条では、この景観条例施行のための必要な基準等の内容は別に蔵王町景観条例施行規則で定めております。

　　附則として、この条例は３か月の周知期間を設け、令和３年７月１日から施行となります。

　　以上で、蔵王町景観条例の説明をさせていただきました。ご審議よろしくお願いいたします。

○議長（村山一夫君）　提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。

　　本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。３番大沼昌昭君。

〇３番（大沼昌昭君）　この間の全員協議会の中で説明がありましたとおり、景観形成基準についてということで、特に温泉街というふうなことで建物のその建造物等と調和するように外壁や屋根における素材や色に配慮するというふうなことになっております。これに関しては、具体的にはどういうふうな色にするのかというふうなこととかは全く記載しておりませんので、申請があったときにどのような指導をされるのかというふうなことなんです。これに当たっては、景観計画を策定するというふうに第６条でなっているので、企画審議会にかけて意見を聞くというんですけれども、この辺のところはこれから審議会にかけてやるものなのか、それともこの色彩、素材について具体的にはどのようなことまで考えていらっしゃるのかなというふうなことをお伺いしたいと思います。

○議長（村山一夫君）　町長。

○町長（村上英人君）　私のほうから政策的なこともございますので、これが１つの県のほうの、そしてこの２市７町で取り組んでいくという、それで蔵王町はこの西浦から上の中でありますので、どういった町として、どういったこの蔵王町のこの蔵王連峰、そして周りの緑だとかいろんな景観に合って、どういったものが一番、どういった色彩が、色彩というか色等々、１回町としての考え方を考えて、それからその企画審議会かなんかにいろいろとお話をさせてもらう、そういう順番になるだろうというふうには思っております。これちょっと知事から集められたのが１月でありますので、まだ考える暇も何もないと。これ条例通ってから蔵王町にふさわしい色を考えてみたいなというふうに思っています。それから提案していきたいというふうに考えています。

○議長（村山一夫君）　３番大沼昌昭君。

〇３番（大沼昌昭君）　全員協議会のところでも、いろいろ質疑をしてお金の問題もちょっとお話しをさせていただきました。そんな中、やはり町長の言うとおり周辺の環境に応じたその色彩が考えられるというふうなことだったので、この辺についてはこれからというふうなことで理解するようにというふうなことで話し合ったんですが、ある程度やはり具体的な案を示しながら審議会のほうに諮っていかないと、なかなか進まないのかなというふうに思っております。できるだけこの件に関しては、やっぱり修景事業ということで早めに審議していただいて、やはりこれから塗装したりとか、いろんな形の中で改装したりとかというふうな方がいらっしゃれば、早急にその該当するようにしながらやはり、これ多分１年、２年で終わらない事業ですので、10年、20年スパンの多分ことになっていくと思うので、その辺のところをよくお考えしていただきながら、なるたけ早めにこの辺のところをお考えいただきたいというふうに思います。答弁お願いします。

○議長（村山一夫君）　町長。

○町長（村上英人君）　おっしゃられるとおりですし、あと大沼議員が遠刈田の温泉通りでありますが、当時理事長でいろいろとこの国の予算なんかもいただきながら、この景観をやられたんで、そのときなんかもいろんなことも、それも１つの参考に色彩をされたわけですから、いろんなその温泉街と下のほうが景観変わってもまずいと思うんですね。色彩がですね。ですから、その一番をやはり遠刈田温泉という私たちの観光客の一番多く来る、そういったところの配慮をしながら検討していきたいというふうに思っております。

○議長（村山一夫君）　ほかにございませんか。（「なし」の声あり）ほかに質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。

　　続いて、討論に入ります。最初に、原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。(「なし」の声あり）討論なしと認めます。

　　これより直ちに採決いたします。

　　お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長（村山一夫君）　ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。

　　　　　日程第１０　議案第１８号　蔵王町上下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正することについて

　　　　　日程第１１　議案第１９号　蔵王町水道事業給水条例の一部を改正することについて

○議長（村山一夫君）　日程第10、議案第18号蔵王町上下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正することについて、日程第11、議案第19号蔵王町水道事業給水条例の一部を改正することについて、以上２件を一括議題といたします。

　　提出者から提案理由の説明を求めます。町長。

○町長（村上英人君）　只今、一括上程されました議案第18号と議案第19号について、提案の理由をご説明申し上げます。

　　はじめに、議案第18号蔵王町上下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正することについて、提案の理由をご説明申し上げます。

　　本案は、北原尾地区を除く蔵王町簡易水道事業を蔵王町上下水道事業に統合することに伴い、経営の規模について所要の改正を行うため、条例の一部を改正しようとするものであります。

　　次に、議案第19号蔵王町水道事業給水条例の一部を改正することについては、北原尾地区を除く蔵王町簡易水道事業を蔵王町上水道事業に統合することに伴い、給水区域について所要の改正を行うため、条例の一部を改正しようとするものであります。

○議長（村山一夫君）　続いて、主管課長より詳細説明を求めます。上下水道課長。

○上下水道課長（我妻　仁君）　それでは、議案第18号蔵王町上下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正することについて、詳細説明をさせていただきます。

　　本条例の一部改正につきましては、先日の全員協議会でご説明申し上げたとおり水道事業を統合することに伴い、条例の一部を改正するものでございます。

　　審議資料の５ページをお開き願います。新旧対照表でご説明申し上げます。

　　第４条第１項経営の規模について、現行の（１）蔵王町上水道事業、ア、給水区域に遠刈田温泉の一部を加えまして、給水人口及び１日最大給水量につきましては見直しをした結果、イ、給水人口１万657人から１万1,080人に、ウ、１日最大給水量を5,850立方メートルから8,030立方メートルに改め、現行の（２）蔵王町簡易水道事業、アからオまでの各簡易水道事業に係ります文言を削除しまして、ア、給水区域を蔵王町遠刈田温泉字北原尾の一部、イの給水人口を132人、ウ、１日最大給水量を278立方メートルに改めました。

　　次に、議案第19号蔵王町水道事業給水条例の一部を改正することについての詳細説明をさせていただきます。

　　本条例の一部改正につきましても、議案第18号と同様に水道事業を統合することに伴い条例の一部を改正するものでございます。

　　それでは、審議資料の７ページからの新旧対照表でご説明申し上げます。審議資料、すみません、10ページをお開き願います。

　　第２条の給水区域について、現行の（２）遠刈田地区簡易水道事業、（３）七日原地区簡易水道事業、（４）蔵王山水苑第２分譲地区簡易水道事業、（６）清水原地区簡易水道事業の給水区域を削除するとともに、これらの給水区域を改正案アの区のとおり、蔵王町上下水道事業の給水区域に加えまして、現行の（５）北原尾地区簡易水道事業を（２）蔵王町簡易水道事業に改めました。

　　以上で詳細説明とさせていただき、ご審議をよろしくお願い申し上げます。以上です。

○議長（村山一夫君）　提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。

　　一括議題としました２件に対する質疑を許します。質疑ありませんか。15番馬場勝彦君。

〇15番（馬場勝彦君）　先日の全員協議会である程度内容は説明受けたんですが、改めてちょっと確認をしたいのは、今回の改正で蔵王町の簡易水道事業北原尾の一部ということだけになりますが、これ北原尾地区において今回まず簡易水道等上水道のほうに入れなかったということと、あと今後、この北原尾地区の簡易水道についてはどのように考えておられるのか、その辺についてまず１点確認をさせていただきたいと思います。

○議長（村山一夫君）　上下水道課長。

○上下水道課長（我妻　仁君）　お答えします。

　　北原尾簡易水道につきましては、昭和49年に宮城県で整備した水道施設がありまして、それを町に移管されまして専用水道として平成４年まで管理運営をしてきたものを平成４年に簡易水道として認可申請して認可されまして、現在に至っておるところでございます。今回、除外した理由につきましては、将来的に規模も小さなことですから別な簡易水道からの、全協でも説明したとおり別な管理運営、小規模的な施設として管理運営していくのを考えておりますので、今回は上水道区域に入れておりません。

　　以上です。

○議長（村山一夫君）　15番馬場勝彦君。

〇15番（馬場勝彦君）　ある程度理解しました。今後とも上水道事業に入れるという計画は今のところはないという。もう１点確認したいんですが、今回、遠刈田地区の簡易水道が上水道と接続されるということは、今、遠刈田地区、鬼石原、清水原からの原水を利用されています。その原水、水ね、それを今度上水道、棚村からずっとこっち下のほうになりますが、そこと接続されていくのか、将来的には、水道管が接続されていくのか、その辺について確認をさせていただきたいなと思います。

○議長（村山一夫君）　上下水道課長。

○上下水道課長（我妻　仁君）　接続につきましては、現在の遠刈田簡易水道の清水原及びエコーランドから取水しております遠刈田地区の配水池の水だけを仙南・仙塩広域水道の受水地点、蔵王配水池に連絡管で接続する予定でございます。なぜかといいますと、大震災のときのように仙広水のほうから給水がストップされました。そういうことがありましたので、そういったときの緊急時のために連絡管を整備する予定で考えております。

　　以上でございます。

○議長（村山一夫君）　15番馬場勝彦君。

〇15番（馬場勝彦君）　今の課長の説明ですと、その震災とかいろいろな有事の際ということだったんでありますが、ここでちょっと確認したかったのは、今までの上水道におきましては仙広水を有料で引き受けているというか、買っておりました。しかし、遠刈田の簡易水道の分で使われていた原水においては、これは無償だったんですよね。これを１つの水道事業として接続して行っていく場合、逆に言えば水道事業として考えられるのは今まで湧水として買っていた水道代金が削減できるのか。その辺というものをこの間の全協のときには説明がちょっとなかったような気がしておりましたので、今後、事業形態の中でそういう部分における取扱いというのはどのようになっていくのか説明をいただきたいなと思います。

○議長（村山一夫君）　上下水道課長。

○上下水道課長（我妻　仁君）　現在統合しましても水道料金とか、あと住民サービスへのサービスとかは全然変わりませんので、現在の状況のままでございます。

　　以上です。（「受水」の声あり）受水の費用につきましては、水道代金の削減、緊急時のみに対しての広域水道から来なかったときのための連絡管でございまして、その分は受水費が減るのかと思います。

○議長（村山一夫君）　暫時休憩いたします。

　　　　　午前１１時３４分　休憩

　　　　　午前１１時３５分　再開

○議長（村山一夫君）　再開いたします。

　　上下水道課長。

○上下水道課長（我妻　仁君）　仙広水の受水の契約水量につきましては、今後協議をして変更できるものであればしていきたいと思います。あくまでも緊急時の仙広水の緊急時からの来ないときのまず想定をしておりますので、ご理解をお願いいたします。

○議長（村山一夫君）　ほかにございませんか。（「なし」の声あり）ほかに質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。

　　続いて、討論に入ります。

　　続いて採決に入るわけですが、討論・採決につきましては、議案ごとに行いますのでよろしくお願いいたします。

　　初めに、議案第18号蔵王町上下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正することについてに討論に入ります。

　　最初に、原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。(「なし」の声あり）討論なしと認めます。

　　これより直ちに採決いたします。

　　お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長（村山一夫君）　ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。

　　次に、議案第19号蔵王町水道事業給水条例の一部を改正することについて討論に入ります。

　　最初に、原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。(「なし」の声あり）討論なしと認めます。

　　これより直ちに採決いたします。

　　お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長（村山一夫君）　ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。

　　　　　日程第１２　議案第２０号　岩沼市外一市四町水道水質検査協議会規約の変更について

○議長（村山一夫君）　日程第12、議案第20号岩沼市外一市四町水道水質検査協議会規約の変更についてを議題といたします。

　　提出者から提案理由の説明を求めます。町長。

○町長（村上英人君）　只今、上程されました議案第20号岩沼市外一市四町水道水質検査協議会規約の変更について、提案の理由をご説明申し上げます。

　　本案は、本年４月１日に岩沼市水道事業所及び下水道事業所の組織が統合されることに伴い、協議会の事務所が「岩沼市上下水道部内」となることから、規約の一部を変更する必要があるため、地方自治法の規定により、議会の議決を求めるものであります。

　　なお、詳細等につきましては、ご質疑により主管課長に答弁させますので、慎重にご審議のうえ、原案どおり可決決定くださいますよう、よろしくお願いいたします。

○議長（村山一夫君）　提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。

　　本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。（「なし」の声あり）質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。

　　続いて、討論に入ります。最初に、原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。(「なし」の声あり）討論なしと認めます。

　　これより直ちに採決いたします。

　　お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長（村山一夫君）　ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。

　　　　　日程第１３　議案第２１号　令和２年度蔵王町一般会計補正予算（第１０号）

○議長（村山一夫君）　日程第13、議案第21号令和２年度蔵王町一般会計補正予算（第10号）を議題といたします。

　　提出者から提案理由の説明を求めます。町長。

○町長（村上英人君）　只今、上程されました議案第21号令和２年度蔵王町一般会計補正予算（第10号）について、提案の理由をご説明申し上げます。

　　本案は、既定の予算の総額に、歳入歳出それぞれ7,128万円を追加し、予算の総額を77億4,104万８千円にしようとするものであります。

　　その主な内容は、歳入において、寄附金を追加し、町税及び県支出金を減額しようとするものであります。

　　歳出においては、総務費及び災害復旧費を追加し、民生費及び教育費を減額しようとするものであります。

　　次に、第２表繰越明許費については、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金事業など、12事業を翌年度に繰り越すものであります。

　　次に、第３表債務負担行為補正については、仙台空港シャトルバス運行業務委託を廃止し、統合中学校建築等設計委託料など４件の限度額等を変更しようとするものであります。

　　次に、第４表地方債補正については、減収補塡債を追加し、防災・安全交付金事業など５件の限度額を変更しようとするものであります。

　　今回の補正予算においては、主に各種事務・事業における請負差額や執行残額の整理を行ったほか、ふるさと応援寄附金の大幅な増額に伴う関連費用の追加、新型コロナウイルスワクチン接種費、福島県沖地震により被災した各施設の応急修繕を行うための予算を新たに計上したところであります。

　　なお、本格的な災害復旧事業や国の第３次補正予算を踏まえた新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金事業などの予算は、時期を改めて予算を提案させていただきたいと考えております。

　　以上、提案の理由をご説明申し上げましたが、詳細につきましては、ご質疑により主管課長に答弁させますので慎重にご審議のうえ、原案どおり可決決定下さいますようよろしくお願いを申し上げます。

○議長（村山一夫君）　提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。

　　本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。１番松﨑良一君。

○１番（松﨑良一君）　それでは、先ほど補正予算の説明資料いただいたのですけれども、再度確認をさせていただきます。

　　66ページの新型コロナウイルスの対策並びにワクチン接種の項目ありますけれども、これについて少しご説明いただければと思います。

○議長（村山一夫君）　保健福祉課長。

○保健福祉課長（鈴木智子君）　お答えいたします。66ページの６目についてご説明いたします。（「全般的に」の声あり）

　　失礼しました。これにつきましては、２月１日にコロナウイルス接種推進室ができましたものですけれども、兼務職員となっておりますので職員の時間外手当であるとか、あと、この時点で３月中に接種が始まるということがありましたので、接種に係る臨時職員等の賃金、それから備品としまして接種の係るパーティションであるとか、そういう備品。それから、マイナス70度の冷凍庫につきましては、国から無償譲渡されるのですけれども、その冷蔵庫の停電などあった場合の蓄電池についての購入費用等入ってございます。

　　以上となります。

○議長（村山一夫君）　１番松﨑良一君。

○１番（松﨑良一君）　大変簡潔に答弁いただきまして、ありがとうございます。

　　再度ちょっと５目の新型コロナウイルス対策費の高齢者等のインフルエンザ予防接種委託料というふうになっておりますけれども、これについては対象はどのような内容になっているのか。どうしたところへ委託されるものなのか。あと、もう１件その下の委託料です。６目の12委託料182万2,000円ワクチン接種委託料というふうになっておりますけれども、これについても詳細をご説明いただければと思います。

○議長（村山一夫君）　保健福祉課長。

○保健福祉課長（鈴木智子君）　ご説明いたします。

　　５目の新型コロナウイルス対策費の委託料につきましては、高齢者のインフルエンザの予防接種の委託料となりますが、今年度コロナの影響もあり、例年よりインフルエンザの予防接種を受けている方が増えておりますので、その委託料、各医療機関で行っております委託料について受診者が増えておりますので増額するものです。

　　６目の委託料につきましては、ただいま始まっております医療従事者のコロナのワクチン接種ですけれども、蔵王町民の方の医療従事者の予防接種につきましては蔵王町が支払うということですので、各医療機関等で受けられていると思うんですけれども、その請求が蔵王町のほうに後ほど来ますので、それの分の委託料となっております。

　　以上でございます。医療従事者につきましては、400人分を見込んでおります。

　　以上となります。

○議長（村山一夫君）　１番松﨑良一君。

○１番（松﨑良一君）　先ほどの12番の委託料につきましては、医師ほか看護師も含めて400名ということ。これは２回分も見込んでの予算計上になっているのでしょうか。そうですか、はい。今後どのように入ってくるかによって、また予算計上もなってくるかとは思いますので、動きはまだ途中の段階だというような予算計上なのかなというふうに思いますけれども、いろんな形で今後進んでいく中でやっぱり無事、やっぱりまた医療従事者の不安も払拭しながらやっていただければなというふうには思います。今後もそうした模擬のテストの接種であったりとか、いろんなことも含めてやっていくのかなというふうに思いますので、この辺は注視してまいりたいと思います。

○議長（村山一夫君）　ほかにございませんか。３番大沼昌昭君。

○３番（大沼昌昭君）　52ページのふるさと応援のことについてお伺いをしたいと思います。

　　いろいろ計算してみますと、せっかく寄附をいっぱいいただいているんですが半分以上、いわゆる経費にかかっているというふうなことになっているので、町の要するに寄附金が多くなったというふうな原因の１つは、その業者をちょっと多く選定したということに原因があるというふうには思っているんですけれども、この業者についてたしか３件ほど増やしたとかって言ってなかったっけかな。その辺のところで、返礼品について30％を限度にというふうなことで決まっているはずなんですけれども、この辺のその経費のかけ方と、それから業者に、その外部委託に関してちょっと聞きたいことが、委託料に関してそのパーセンテージでたしか払わなきゃないということだったので、安いところとか、高いところとかというふうな部分はあるのかどうか。それと返礼品を30％の限度内で抑えているのかどうか、ちょっとお伺いしたいと思います。

○議長（村山一夫君）　まちづくり推進課長。

○まちづくり推進課長（佐藤長也君）　お答えいたします。

　　まず、返礼品については全て寄附金額の30％以内ということで収めております。

　　それから、募集に係る寄附を受け付けるサイトにつきましては、当初、３サイトから始まりましたが今年度最終的には５つのサイトを増やしまして、現在８サイトで行っております。

　　それで、その各サイトごとの手数料でございますが、手数料についてはやはりいろいろと差がございます。例えば10％であったり、12％であったりということで、やはりその会社によって大体その13％前後ということで開きはございますが、そのような状況になってございます。

　　以上でございます。

○議長（村山一夫君）　３番大沼昌昭君。

○３番（大沼昌昭君）　ありがとうございます。30％以内に収めているということで、もうこれは納得をしました。せっかく寄附金が納めてもらっているというふうなことになるので、少しでも有効に我が町に残るような方法を取っていかれればなというふうに思うんですよね。ですから、今言ったとおりその業者に対してはある程度差があるということなので、その辺のところをやはり８業者に増やしたということで、サイトを見る、要するに回数が多い業者とあるいは少ない業者、差はあると思うんですね。その辺のところをいろいろと、何ていうか、結果をやっぱり見ながら、１割くらい負担しているようなので、その辺のところをもう少し精査しながら業者の選定なんかもこれから考えていっていただきたいなと。少しでもやはり我が町に残るように、やはり検討していっていただきたいなというふうに思うんですけれども。ある程度のやはりその通信費とかいろんな必要経費かかるのはこれしようがない。やはり削減できることであれば、業者の選定の手数料とかその部分を含めて、なるたけ多くうちらほうの町に残るような形の中でですね。

　　あと、もう一つその30％以内と言っていますけれども、別に15％でも構わないわけですよね。別にね。ですから、その辺のところも含めながら少しでも残るような形の中で検討していただければというふうに思います。

○議長（村山一夫君）　町長。

○町長（村上英人君）　大沼議員言われる、業者をちょっと絞ったらどうだと。やはりいろんなサイトを見る方がたくさん多いんですね。ですから、いろんな幅を広げることによって今回の５億6,000万円ぐらいに伸びたということがあるわけですから、決して私は絞るということはする必要はないと思うんです。ただ、サイトの強いところは手数料がちょっと高い、多く取っている、それだけ強気なのかなというふうには思っております。大分私も同じようなことで内部と調査したんですが。ただ、今さっき担当課長言った中で入っていなかったのが、送料も入るので実際的にはこの50％では収まらないということです。ですから、その辺理解していただきたいと思いますし、それとあと、あまり最低この１万円ですから、そして３割ですから3,000円、それを1,500円だとか1,000円というのは、いかがなものかなと。大沼議員さんはあえて蔵王町を愛してくださる人だったらお幾らでもいいんでしょうけれども、逆にそれを絞りにくいということもありますでしょうし、やはりよその市町村はきちんとその辺を逆に守っていないというとまずいですが、それなりの30％でやっているわけですから、やはりそれをいかに1,500円だとかということは、これはちょっと難しいだろうというふうに思っています。お気持ちは分かります。

○議長（村山一夫君）　３番大沼昌昭君。

○３番（大沼昌昭君）　別に1,000円に返礼品をしろとかって言っているわけじゃなくてですね。その辺ところをやっぱりある程度その品種とか、種類ですね、返戻品の種類なんかも工夫しながら、仮にその30％の中の中でも25％でも30％ぐらいに見えるようなやつとか、やはり考えられるわけですから、その辺のところはアイデア次第だと思います。だから私も必ずしもその返礼品をいっぱい減らせというふうなことでは決して質問しているわけではございません。そんな中で、やはり少しでもその辺の返礼品、今ちょっと町長もおっしゃったようですけれども、少しでも我が町に残るような、やはりその精査をしていただきたいなということでこの質問をしたわけですから、その辺のところをよく酌み取りながらいろんな形で、寄附金の額を増やすのもそうですけれども、効率のいいような、やはりその部分を担っていっていただければなということで質問したわけですから、その辺のところをよくお考えの上、これから少しでも我が町の収入になるように。いつまでこの制度あるか分からないので、あるうちはやっぱり利用しておかないとというふうなことで。ある自治体では、30％までかかっていない自治体もあるみたいなので、その辺のところもよく検証しながらやっていただければなというふうに思います。

○議長（村山一夫君）　町長。

○町長（村上英人君）　当然そのとおりでありますし、その点やはり私たちのところを見てもらうと分かりますけれども、製造元ないわけですから、製造元から直接そのまま送らせるような状況じゃなくて、蔵王町はいろんなこの農産物があるわけですから。ですから農家の方々にできるだけ30％で、例えばお米にしても、果物にしても、お野菜にしても、いろんなものを多くのあれをぎりぎりの30％ぐらいでやってもらうことが一番望ましいだろうと思いますし、そうやってやはり農家の下支えにも、このふるさと納税しておりますから、そういった面でぜひひとつ抑えるということではなくて、やはりぎりぎりに農家の人たちを助けるということでありますのでご理解いただきたいと。ただ、今回お話申し上げているように、うちは温泉の町でもありますから宿泊券を今後、今年新たに対応していきたいというふうに思っています。

○議長（村山一夫君）　ほかにございませんか。13番村上一郎君。

○13番（村上一郎君）　先ほどの松﨑先輩議員の66ページですけれども、新型コロナウイルスのワクチン接種でもう少し確認しておきたいことがあるものですから、再度質疑をさせていただきます。

　　需用費の240万円とかいろいろ予算も計上しておりますけれども、それらも含めてもう少し詳細に説明をいただきたいなと思いますので、お願いいたします。

○議長（村山一夫君）　保健福祉課長。

○保健福祉課長（鈴木智子君）　お答えいたします。

　　需用費の消耗品175万円ですけれども、その辺は消毒液であるとか、体温計、アクリル板、フェイスガード等を購入しようと思っています。接種会場で使う消耗品と考えております。グローブというか手袋もでございます。

　　修繕料につきましては、超低温冷凍庫を蔵王病院に設置することにしております。蔵王町の場合。蔵王病院に置くためにそういう特殊な冷蔵庫ですので、コンセントの改修であるとか、置ける環境整備をしておりますので、蔵王病院のほうを改修したいと思っております。

　　医薬材料費につきましては、ワクチンが実際高齢者等に接種する注射器については国からいただけるんですけれども、１バイアルに６人分入ってあるものを希釈する注射器等医薬材料費を町のほうで購入して接種に向けていきたいということで計上しております。

　　役務費につきましては、先ほども話したんですけれども、受けた方の請求が国保連合会等を通して町のほうに請求書来ますので、その手数料であるとか、接種券本来であればそろそろ郵送するという時期であったんですけれども、その辺のクーポン券というか接種券を郵送しようと思っておりましたので、その郵送代となっております。

　　委託料につきましては、先ほどご説明したとおり医療従事者400人の２回分というふうに計上、医療従事者が400人蔵王町にいるだろう、蔵王の町民の方でほかの市町で働いている方も含みますが、受ける分の委託料ということでございます。

　　以上でございます。

○議長（村山一夫君）　13番村上一郎君。

○13番（村上一郎君）　ありがとうございました。いよいよ一大事業がスタートする、着々と準備をしていただいているのかなと思いますけれども、当然２月１日から設置をしまして準備をされているということで、その時間外勤務手当あたりも予算計上しておるんですが、具体的にチラシも配付されていますので、ある程度のことは分かるんですけれども、ございんホールを接種会場だということもありますし、あと先般の代表質問でもいろいろ説明はいただいていたんですが、具体的にございんホールでパーティション今回も購入費予算計上していますけれども、どういう形で列を何列ぐらい組むとか、例えばね、そういった具体的なものも想定しながらもいろんな準備をされているのかどうか、その辺分かる範囲の中で結構ですのでよろしくお願いしたいと思います。

○議長（村山一夫君）　保健福祉課長。

○保健福祉課長（鈴木智子君）　お答えいたします。

　　接種会場は、ございんホールの大ホール１か所でと考えておりますので、入っていただいて、受付、体温はかって問診、医師１人に対して看護師２人つきまして、注射液に詰める方と実際接種する方ということで、接種していただいた後は30分その場で待機をしていただいて、何事もなければ帰っていただくということで大ホールの中を一方通行というんですか、ぐるっと回って接種というふうに今想定しております。

　　以上となります。お医者さんの接種のレーンにつきましては、蔵王病院を中心にということで蔵王病院が午前、午後１日。開業の先生方が午後にだけ来ていただいて、午後２レーン。午前中１レーンというふうに考えております。

　　以上となります。

○議長（村山一夫君）　13番村上一郎君。

○13番（村上一郎君）　何となく想定すると、ああ、そういう感じかなというふうに大体頭の中では描いているんですけれども、実際始まるのが５月の連休明けになるのかなというふうに、このお知らせはいただいているんですが、やはりかなりの人数になりますから当然きちんとした万全の準備をしておかないと、いろいろ模擬的なものも含めましてきちんとしておかないと駄目なのかなと思います。今の課長のご答弁の中で、蔵王病院の先生が１レーン、あと開業医の方、結局は蔵王町の開業医の先生になるのかなとも判断したんですが、その先生も１レーンで２レーンでどんどん進めていくというふうに承知していいのかなと思いますけれども。

　　あと、集団接種になるんですが、どうしてもございんホールの接種会場に来れないとかいろんな諸事情があった場合の個別なんかも当然必要になってくるのかなと思うんですよね。そういうところの関係もいろいろ想定したことで準備を進めているんでしょうか。

○議長（村山一夫君）　保健福祉課長。

○保健福祉課長（鈴木智子君）　お答えいたします。

　　まず、ございんホールのほうに来れない方、今のところ施設入所者、高齢者の中で施設入所者につきましては、施設の中で、施設に診療所というか指定のお医者さんいらっしゃいますので、その先生と施設の中でやっていただけないかというのを施設側に提案して回答待ちの状態です。その施設には入っていないけれども来れないという方につきましては、蔵王病院の先生が４月から新しい先生になるんですけれども、その先生とも相談しながらなんですけれども何とかこう、個別というか往診、各家庭というのではなくて、例えばデイサービスとかに行ってちょっと集団でできないものかなど、いろいろちょっと来れない方につきましてはどういう方法がいいのか、それとも来ていただくけれどもそういうゆったりとした時間を設けながらやっていくのがいいのか、その辺を現在検討しているところでございます。

　　以上となります。（「送迎バス」の件）すみません。足の問題につきましては、町のほうでマイクロバス等を用意しまして送迎をいたしたいと考えております。

　　以上となります。

○議長（村山一夫君）　ここで昼食のため休憩いたします。

　　１時15分から再開いたします。

　　　　　午後０時０６分　休憩

　　　　　午後１時１５分　再開

○議長（村山一夫君）　再開いたします。

　　休憩前に引き続き、審議を行います。

　　質疑ありませんか。２番加川　敦君。

○２番（加川　敦君）　お尋ねします。52ページになるんですけれども、総務費の中の７目企画費の18節、52ページですね、真ん中からちょっと下のところのまちづくり交付金というところなんですけれども、ちょっと金額は小さいんですが。これ令和２年度からスタートした、町民の方がアイデアを持って、町民の方自身によってなんかまちづくりをしようという、とってもいい交付金だなと私は思って見ていました。たしか最大30万円の交付で、５組を想定して150万円だったかの予算だったと思うんですが、今回90万円カットになったという。今、私言っていることで間違っていたら言ってくださいね。というと、30万円の交付だと多分２組ぐらい交付を受けたのかなというふうに思うんですが、応募者がどのぐらい、応募数がどのぐらいあって、どういう方々が交付を受けたのか。そこをちょっと聞かせてください。

○議長（村山一夫君）　まちづくり推進課長。

○まちづくり推進課長（佐藤長也君）　お答えいたします。

　　内容については、今、加川議員さんおっしゃったとおり、１団体30万円ということで予算においては交付団体150万円ということで見込んでおりました。それで今回、今年度募集を図りましたところ、まず３団体の応募がございまして、このコロナ禍において１団体はどうしても事業の実施・遂行ができなかったということで１団体においては事業の中止ということで、最終的には２団体のみが事業を実施したというふうなことでございます。よって、ここにありますとおり90万円を減額するというようなことになったものでございます。

　　それで、応募された団体につきましては、地域の任意の団体でございますが、宮のほうから１団体、それから北境のほうから１団体ということで出てきたものの２団体ということでございます。

　　以上です。

○議長（村山一夫君）　加川　敦君。

○２番（加川　敦君）　内容のご説明がなかったですけれども、多分１団体、宮のは私も参加している団体だと思うんですけれども、それで、残念ですね、５団体を予定していたものが３団体しか応募がなかったと。私もいろいろ回覧板等を目にしていますけれども、案外目につかなかったなと思います。のと、３団体しかあれしなかったと、応募しなかったということをどう総括されて次の予算を、令和３年度も150万円取っているようですけれども、いうふうに考えておられるのかをお聞かせください。

○議長（村山一夫君）　町長。

○町長（村上英人君）　結構、これ区長会の中でも説明させてもらったんです。区長会の中には自治会というのを組織しているところもありますし、大変興味皆さん持ちました。ただ、ご存じのとおり、このコロナ禍の中で人を集めて、加川議員は人を集めて決定されたんでしょうけれども、なかなか今、ご存じのとおり３月今月も総会を開けない、役員の人たちがやっと集まって総会をやっているというのが自治総会、23区。そういう状況の中ですから、これについては大分関心はあったんです。だけれどもコロナ禍の中で、なかなか事業計画をつくるまでには至らなかったというお話を聞いております。ですから、今回も５組新たに２組プラス５組で、予算化をさせていただこうというふうに思っているところであります。

○議長（村山一夫君）　加川　敦君。

○２番（加川　敦君）　わかりましたが、どういうふうに利用されている団体さんは、どういうふうに捉えるか聞いておりますでしょうか。私のところで私がリーダーじゃないですからね。ちょっとお手伝いしている部分は。やっぱり使いにくいということを言っています。大きな組織だったらいいんですけれども、30万円プラス30万円元手がないと駄目なんですよね。２分の１補助なんです。だからとても使いにくいんですよ。これ以降の話は令和３年度予算のときにちょっと話しますが、要望になりますから、そうなんですけれども、そういうお話は聞いておられないのかなと、そういう話を改善した上での150万円かなということは確認させていただいて終わりますが。全く同じ条件なのか、あるいはその改善がある150万円であるのか、ちょっと。

○議長（村山一夫君）　まちづくり推進課長。

○まちづくり推進課長（佐藤長也君）　お答えいたします。

　　まず、制度としては今年度からスタートした制度ということで、これから実績を積んでいく中でやはり制度を変える必要があるとすれば、そういった点については変えていきたいとは考えておりますが、現時点ではまだその２団体の実施ということでございますので、現状のままで進めて、まずは進めていっていきたいというふうに考えてございます。

　　なお、今年度実施した団体の事業については、かなり活発にやっていただいた部分もございますので、令和３年度においては広報紙等で紹介をしながら地域の皆さんに、こういった制度があるということを浸透して、制度をより活用していただけるような環境づくりもしていきたいというふうに考えております。

　　以上でございます。

○議長（村山一夫君）　ほかにございませんか。５番平間徹也君。

○５番（平間徹也君）　ありがとうございます。ちょっと何点かあって、項目別になんですけれども、まず、85ページの工事請負費、新型コロナウイルス対策費で文化会館中央監視設備更新工事費が一般財源900万円を国庫支出金800万円とコロナウイルス対策費に組み替えて工事をしたよということだと思うんですけれども、これはなぜなんでしょう。

○議長（村山一夫君）　生涯学習課長。

○生涯学習課長（我妻　敏君）　お答えしたいと思います。

　　この文化会館の中央監視設備の更新工事の関係だったんですが、当初は文化芸術振興費の補助金を受けて工事を進めていったところなんですが、今回、入札等におきまして、まずその決算が出て100万円ほど財源を減らすことができるというところができました。また、あわせて今回単独分につきましては、臨時交付金のほうを活用できるというような要綱になっておりましたので、今回その財源を有効利用するという形で財源を組替えしたところでございます。

　　以上でございます。

○議長（村山一夫君）　５番平間徹也君。

○５番（平間徹也君）　ありがとうございます。予算100万円減ったというのはいいと思うんですけれども、私、再三訴えていますけれども、この800万円別にもう、もともと当初予算になくて、９月だったかな、12月だったかな、コロナウイルス対策費で当初予算ないものを文化会館中央設備更新の工事費に充てて、それで予算を認めたんですね。その後、またわざわざ今度コロナウイルス対策費が余っているからだと思うんですけれども、この800万円もね、文化会館中央設備工事に使ったという。私やっぱりコロナ対策費はもっと直接コロナ禍に苦しんでいる方に使うべきだと思っているんですね。この文化会館ももう時間がたって設備更新しなきゃいけないのかもしれないんですけれども、それよりもまず何よりも町民に直接届けるようなものであるべきだと私は思っているんですけれども、町長いかがでしょうか。

○議長（村山一夫君）　まちづくり推進課長。

○まちづくり推進課長（佐藤長也君）　まずは平間議員の質問に対して、一部ちょっと付け加えさせて答弁をさせていただきます。

　　先ほど、生涯学習課長のほうからもお話ありましたコロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金でございますが、今回ここに組み入れました財源800万円につきましては、説明資料としてお配りしました中の５ページ目を見ていただければと思います。

　　ここに臨時交付金の３次配分事業概要というふうにございます。そして、米印で国庫補助事業地方負担算定分というふうに書いてございます。今年度３月の、今回３月補正におきましては、歳入のほうで1,394万3,000円を交付金として組んでいるものでございます。こちらにつきましては、国のこの臨時交付金の要綱の中で、今年度国の補助事業、負担金事業をやったものの中でその地方負担に応じて交付金が交付されるというものでございます。ですので、先ほどの文化会館の中央監視設備更新工事につきましては、この表の中の６番にありますけれども、補助金等の名称の中に文化芸術振興費補助金というふうにございます。ここの国庫補助の基準額は2,000万円、補助金としては1,000万円ということで、その地方負担分に対して0.8の交付金が算定されて交付されるというような、国のこの交付金要綱になっておることから、こちらの文化会館の空調設備の更新工事費のほうに充当しているという内容になりますので、ご理解をいただければと思います。ここにある補助金の裏負担分、地方負担分に充てられるということで交付されているものでございますので、その点ご理解をいただければと思います。

　　以上でございます。

○議長（村山一夫君）　５番平間徹也君。

○５番（平間徹也君）　であるなら、この中でしか使えないということなんでしょうけれども、もうこの中でももっと直接的にまだまだ、私この足りない、直接ね、つけられていない予算があったなと、この１年間で思うんですね。例えば、その給食費の無償化だって１か月間だけでしたし、水道課の基本料金だって３か月150万円とかって、そういう形じゃないですか。そういうその、もう本当に誰しもこの町民、蔵王町民が影響を受けているものに対して上乗せして付け替えるとかということも考えられたのではないかと。運用の仕方とか条例の細かいことはあるかもしれません。考え方の問題かなとやっぱり私は思っているんですけれども、ぜひ、これは要望と言われてしまうかもしれないですけれども３次補正、４月からまたいろいろあるとは思いますけれども、直接的な支援をもっと考えていただきたい。何か、町長。

○議長（村山一夫君）　町長。

○町長（村上英人君）　まず１つは、今、補正予算をやっているんですね。補正予算とは全然違った方向なんだけれども、このコロナウイルス対策をいかに云々といって、じゃあ小中学校の給食費だとか、幼稚園だとか、保育所、これに回せますか。もう少しちゃんと真剣になってコロナウイルス対策というのはどういったものに使えるかという、一過性じゃないんですよ。平間徹也議員が言うのは、これはずっと１回やればずっと継続していくものですよ。もう少しきちんと考えてください。

○議長（村山一夫君）　別な物件。

○５番（平間徹也君）　別項目なんですけれども、すみません。62ページの民生費の報酬の会計年度職員報酬のこの1,000万円の減がちょっと気になっていまして、これはなぜこういうことが起きたのか確認したいんですけれども。

○議長（村山一夫君）　子育て支援課長。

○子育て支援課長（宍戸光晴君）　お答えいたします。

　　保育所費の報酬ということでございまして、当然、保育所の運営のためには正職員のほかに有資格の保育士さんなり、ただそれがなかなか採用というか、雇用できない部分もございまして、保育補助という形でお手伝いいただいている方々もいらっしゃいます。当初予算組む段階で、やはり途中入所とかそういった部分まで考えて、ある程度有資格の保育士を雇用しながら受入れしていこうということでございましたけれども、なかなか採用ができないというような部分もございます。さらに、その有資格者と資格をお持ちでない方の賃金単価の差もございます。予算算定上は有資格者の単価で算定しているものですから、まず有資格者が採用できなかった分、それからその採用できなかった分で資格をお持ちでない方を補助として採用しているその単価の差額分、それらの積み上げがこのトータル1,000万円になったというような状況でございます。

○議長（村山一夫君）　５番平間徹也君。

○５番（平間徹也君）　ありがとうございます。今年はこの人数、この予算分を確保したかったけれどもできなかったということだと思うんですけれども、それで今年の保育所の運営体制は間に合ったということでは大丈夫なんでしょうか。現場のほうでその苦労があったのかなというのがちょっと気になります。

○議長（村山一夫君）　子育て支援課長。

○子育て支援課長（宍戸光晴君）　お答えいたします。

　　当然、採用をなかなかできない部分もありまして、当然職員も休み、体調不良なり、いろんな用事があって休む場合もございます。そういった場合、通常であればフリーの保育士を確保しておいて、そういった休みの代替というか、後任に入ったりするわけでございますけれども、なかなか採用ができない部分もありまして、所長なり主任がその後任に入ったり、保育所の中では大変職員でお互いに協力しながらというか、ぎりぎりの線で今まで運営はしてきております。やはりある程度その余裕を持ったシフトが組んだり、すぐ休みに対応できるような体制を取りたいとは考えておりますが、何回も申し上げますとおり非常にその職員、勤めている皆さんで知り合いに声かけたりいろいろしているところではございますけれども、なかなか応募者がいないという状況でございます。ただ、ある程度その声がけに応じて年度内中に勤めていただいた方もいらっしゃいますし、新年度におきましても今まで勤めていただいた方でお子さんをご出産されて育児休業を経て復帰する方々もいらっしゃいますので、そういったことで保育所運営を進めていければということで、今後もその採用に向けてはいろいろ力を入れていきたいというふうに考えております。

○議長（村山一夫君）　５番平間徹也君。

○５番（平間徹也君）　ありがとうございます。前向きな答弁大変うれしいです。また今後もぜひ確保に向かっていただきたいなと思うんですけれども、あともう１個だけ、すみません。

　　66ページの最後の備品購入費のワクチン保管用の蓄電池の購入費なんですけれども、これのもうちょっと具体的な詳細というか、機械の内容を教えていただきたいんですけれども。

○議長（村山一夫君）　保健福祉課長。

○保健福祉課長（鈴木智子君）　お答えいたします。

　　先日もニュースで出ていたかと思うんですけれども、マイナス70度の冷蔵庫でワクチン保管ということなんですけれども、停電等になりますと冷蔵庫の温度が上がってしまって、せっかくのワクチンが駄目になるということなので、常に冷蔵庫の脇に置きまして、常に電気を充電をしておりまして、停電になったときはその電力をもって冷蔵庫を冷やし続けるという機械というんですか、蓄電池を購入予定となっております。

　　以上です。

○議長（村山一夫君）　５番平間徹也君。

○５番（平間徹也君）　いや、それは分かっているんですけれども、メーカーとか、その金額がどのぐらいするかというのが、大体多分、これ小売価格ぐらいなのかなと思うんですが、やっぱりメーカーによって金額も違うと思いますし、問屋さんなんかによってもあいみつなんか取ってやっているとは思うんですけれども、その辺をちょっと知りたくて、どこのメーカーの何ていうシリーズなのかというのをちょっと知りたかったんですけれども。そこまで分からないですか。駄目なんですか。（不規則発言あり）

○議長（村山一夫君）　今の質問ちゃんとしてください。あとこっちは執行者側にしますので。

○５番（平間徹也君）　すみません。内容は分かったんですけれども、やはりメーカーとかその辺も教えていただけると私も後で調べたりとか、私なりに調べて、多分コネックス社のやつなのかなと、これが有名なので、その辺でちゃんとしたものであるといいなという観点から。いつもその債務負担行為とかにしても、内容分からないで機械だけこう買いましたっていうので、やっぱりちゃんとメーカーがどうとかそういうのもちゃんと知りたいなと思ったので、このたび聞かせていただきました。

○議長（村山一夫君）　保健福祉課長。

○保健福祉課長（鈴木智子君）　お答えいたします。

　　本日お認めいただいた後に、購入に向けては入札等に行くわけなんですけれども、一応今のところ見ているのは、コネックスシステム株式会社製というので見積りを取っております。非常用モバイル蓄電システムというバッテリーシステムについての、（不規則発言あり）失礼しました。

○議長（村山一夫君）　暫時休憩いたします。

　　　　　午後１時３７分　休憩

　　　　　午後１時３９分　再開

○議長（村山一夫君）　再開いたします。

　　保健福祉課長。

○保健福祉課長（鈴木智子君）　お答えします。

　　100ボルトで８時間もつ状態のもので入札をいたします。

　　以上となります。

○議長（村山一夫君）　ほかにございませんか。６番佐藤敏文君。

○６番（佐藤敏文君）　それでは、51ページの企画費の中で、企画審議会委員の報酬なんです。これ小さいんですけれども、ちょっと確認したいと思います。

　　今回は、ほぼその事業が終わって確定されて減額された部分が多いと思うんですけれども、今回その企画審議会委員報酬が15万円という減額なんですけれども、実はこの報酬一人一人１回当たりの報酬はかなり、数千円だったと思うんです。そうした場合に、15万円というとかなり大きな金額になるわけですよ。これ多分欠席者がいたためにこういった減額になっていると思うですが、これ何人分ぐらいだったのか、まずその辺をお伺いします。

○議長（村山一夫君）　まちづくり推進課長。

○まちづくり推進課長（佐藤長也君）　お答えいたします。

　　まず、令和２年度当初予算で見たときには、実は企画審議会と併せまして道の駅設置検討委員会というのがございますけれども、道の駅の視察を合同で行いたいというふうに考えておったところでございます。その道の駅視察で３回ほど予定しておったところでございますが、このコロナの状況でなかなかその道の駅設置検討委員会の皆様と、それから企画審議会委員の皆様と合同でなかなかその人数多く行くことがちょっと不可能だということで、それで道の駅設置検討委員会のほうだけで視察に行かせていただきましたので、本来そこで企画審議会委員の予算を３回分取っておりましたが、その分なくなったということで今回減額補正をさせていただいたところでございます。

　　以上でございます。

○議長（村山一夫君）　６番佐藤敏文君。

○６番（佐藤敏文君）　分かりました。実は、この企画審議会ですね、これ非常に先ほども午前中もありました景観条例の制定であったり、やっぱりそういったものも今回企画審議会が非常に重要な役割を持つと。それともう一つ、町の町政運営に当たってもやはり上部での会議といったところの位置づけだと思われます。そういった中で、その欠席者が非常に多いといった話を聞いたんです。ですから、今回このような減額が生じたのかなと私考えたんですけれども、そうではないといったようなご答弁でしたので、実は先ほど言いましたとおり非常に重要な会議ではあるので、来年度４月からは改選といった話も聞いておりますので、かなり人選に当たってはしっかりと欠席とかならないように、また、その運営、その会議を持つ時間帯であったりだとか、そういった参加できやすいような、そういった仕組みにしていただけばなと考えますが、その辺どうでしょうか。

○議長（村山一夫君）　まちづくり推進課長。

○まちづくり推進課長（佐藤長也君）　お答えいたします。

　　企画審議会はやはり議員さんおっしゃるように、長期総合計画等に基づいた、またまちづくりの方向性を定める、先ほども景観条例でもありましたとおり企画審議の部分、それから都市計画の部分と併せ持つ大変重要な機関というふうになっております。それで、今年度、昨年度もそうでございますが、できるだけその委員の皆様にはご出席していただけるような時間帯の設定ということでお伺いしまして、午後３時からというような形で、働いている方もいらっしゃいますので、なるべく参加しやすい時間帯で開催をするということを基本に考えてやっております。来年度改選というふうになりますけれども、そういった点も踏まえまして、今後もなるべく全員参加できるような委員会となるように努めていきたいと思います。

　　以上でございます。

○議長（村山一夫君）　６番佐藤敏文君。

○６番（佐藤敏文君）　ぜひそのように進めていただければと思います。議長、別件なんですがよろしいでしょうか。（「どうぞ」の声あり）

　　それでは、87ページ。教育費の中の調理場の工事請負費なんですけれども、今回、高架水槽等の改修工事費と水槽塔の配管改修工事費ということで上がってきております。それで１月会議のときの補正では、高架水槽の改修といったことで上がっておったんですが、この辺のまず詳細説明をお願いしたいと思います。

○議長（村山一夫君）　教育総務課長。

○教育総務課長（福地実幸君）　お答えいたします。

　　高架水槽の改修工事は、確かに１月で上げさせていただきました。その後、凍結等１月にありまして、原因を調べたら高架水槽に通じている配管の改修工事も必要になったということで、今回改修工事をここで上げまして、前の32ページにあります繰越明許費、ここで配管の工事には通水を止める必要がございましたので、春休みにこの工事を行いたいということで今回併せて繰越明許ということで工事を今回補正で上げさせていただきました。

○議長（村山一夫君）　６番佐藤敏文君。

○６番（佐藤敏文君）　ありがとうございます。実は今回このように上がってきて、ああ、大変なんだなと思ったのは、先ほど課長が申しましたとおり凍結において給食が１回止まったと、そういった事例がございました。やはり、これ実は調理場全体のことにも関わるとは思うんですけれども、経年もう経ていまして、ところどころ非常に傷んでいる部分があるものですから、やはりこういった場当たり的に改修するのではなく、定期的にこれから今後まだ調理場を使わなくてはいけないものですから、定期的に点検を行って、それで金額のかからないうちに改修ができるような、そういったことも考えられると思うんですが、その辺考え方としてどうでしょうか。

○議長（村山一夫君）　教育総務課長。

○教育総務課長（福地実幸君）　ありがとうございます。高架水槽については、毎年法定点検ということで行っていますが、その配管の中というか配管の仕組みまでなかなか目が届かなかったというか、ありました。今年の冬の寒さの厳しさもあったとは思うんですが、今後、高架水槽のみならず中のボイラー、食洗器等の機械等についても細かく点検等をいたしまして長く長寿命化計画に基づいて使っていきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。

○議長（村山一夫君）　６番佐藤敏文君。

○６番（佐藤敏文君）　ぜひとも、しっかりとした点検を行っていただいて、やはり新しい調理場といってもまだまだ先の話でもございますので、しっかりとその辺はやっていただければなと思います。

　　終わります。

○議長（村山一夫君）　ほかにございませんか。10番三沢　茂君。

○10番（三沢　茂君）　今度、地震、最大震度６強という地震があったわけですけれども、そういった感覚で見ますと、74ページのここの負担金補助及び交付金の欄の中の、ここに木造住宅耐震改修工事助成金とか、あとそれから危険ブロック塀等除去事業費補助金とかありまして、この辺が大分予算が余ったということでございますね。あとその中間にある、これちょっと地震とは関係ないんですが、アスベストの分析調査、この辺はもう満額予算そのまま残ったというような経緯が、出てはいますが、この予算建てとそれからどうしてこういうふうなことになったのか、あまりコロナとは関係ないような感じもするわけですが、まずお伺いしたいと思います。

○議長（村山一夫君）　建設課長。

○建設課長（佐藤耕造君）　お答えさせていただきます。

　　木造住宅耐震改修工事助成金なんですけれども、毎年２件を予定しておりまして、１件100万円なんですけれども、それにリフォーム加算になって10万円で、110万円で220万円ずつ予算化しております。それで、木造耐震改修工事の助成につきましては、あくまでも耐震診断を受けた建物しか対象になりませんので、そういうことで耐震診断を受けてそこから改修工事希望された方が申込みできますので、それで今年は１件しかなかったということで補正減しております。

　　あと、アスベストのほうなんですけれども、アスベストのほうはこれ全部国費で調査する分なんですけれども、１件当たり35万円上限なんですけれども、それが５件分で125万円となっております。すみません、25万円ですね。25万円の５件で125万円でして、これにつきましては大河原町の土木事務所で管内の調査をやっていまして、それでピックアップされて、疑いがあるというところが載っているんですけれども、それにつきまして土木事務所のほうからその調査をするようにという連絡がその所有者の方に入っておりまして、あと町のほうからも広報等で広報をしているんですけれども、なかなかそこまでされる方がちょっといないもので、毎年その辺の通知は行っていることになっているんですけれども、その辺もうちょっと進めたいと考えております。

　　あと、危険ブロック除去事業費補助金なんですけれども、これにつきましては上限の補助金額なんですけれども、37万5,000円で一応５件見込んでおりまして187万5,000円取っていたんですけれども、今回、３件でその清算金額が31万2,000円までしか行きませんので、それで105万2,000円減額しております。これにつきましては、毎年広報でもＰＲしておりまして、通学路の危険ブロックを除去してもらうようにやっておりますが、あと今年から県のほうでその通学路の危険ブロックのかさ上げも始まりましたので、年々３件から５件ぐらいは進んでいるんですけれども、これからもＰＲに努めたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

○議長（村山一夫君）　10番三沢　茂君。

○10番（三沢　茂君）　ありがとうございました。内容がよく分かりました。ただ、今回こういうふうに数は少ないんですけれども、やはりこういう地震、余震はまだまだこういうこと来るよというようなことが言われております。やはり、もう少しＰＲして、せっかく国の予算もあるものですから、完璧に少しでも、数は少ないんでそれを診断を行って安全対策を取るというふうに進めていただきたいと思います。これで今回の地震で大分建物も被害を受けたようなんですけれども、そういう意味でもさらに強化して、数は少なくてもやっていただければと思います。お願いします。

　　別件でお願いいたします。（「はい、どうぞ」の声あり）今回、今の地震で大分職員の方々も夜中の地震ということで、大変ご苦労さまでございました。今回の補正予算に結びつくところはこの職員の手当200万円という大変な大きな金額になりまして、大変だったなと。この金額の大きさにも驚いているところでございますけれども、そこでこの地震と直接関係ないんですが、せんだって小妻坂で火災がありました。これ夕方の火災ということで、新しく組織された役場班が恐らくイの一番で駆けつけていただいたのかなと思っております。今回消防、人数が少ないということでこの予算の中には反映されていないようなふうに見受けられたんですけれども、ちょっと思い出しましたのが、ちょうど今頃の議会だったと思います。役場班を新設するに当たって条例制定をしたわけです、改正したわけですよね。そのときに質疑の中で、役場班いわゆるその時間外になったときにどうするかというようなことになりまして、出動手当にするのか、超過勤務にするのかというようなことを近隣の先行事例なんかも調査して早急に決定するということで、議会の中では終わってそのままずっと来ていたようなことを今、今というか今回思い出したものですから、その時間外の対処についてどのように決定されたか。議員の皆さんも理解されたほうがいいと思いますので、お聞かせ願えればと思います。

○議長（村山一夫君）　総務課長。

○総務課長（今村敏男君）　お答えいたします。

　　ただいま質問あった件なんですけれども、役場班の職員で、あくまでも役場班の消防団という考えで、消防団員の活動として捉えまして職員の時間外勤務ではなく、消防団と同じ出動手当、１回1,800円ですけれども、そのように運用しているということです。あと時間外手当なんですけれども、これあくまでも２月13日夜発生した地震による対応でございます。

○議長（村山一夫君）　10番三沢　茂君。

○10番（三沢　茂君）　分かりました。この時間外は私も地震の対応だというふうに理解しております。確かに日中だけの火災でもないので、やっぱり夜になるというような、たまたま今回は夕方ということで、やはりイの一番で駆けつけるのが役場班になってしまうので、どんどんあと後続の消防車両等が入ってくる関係で、途中から消防団にお願いしますというふうなバトンタッチして帰るというわけにもいきませんので、その辺がちょっと気になっていましたが、そのように決定されているということで安心しました。

　　終わります。

○議長（村山一夫君）　ほかにございませんか。３番大沼昌昭君。

○３番（大沼昌昭君）　75ページなんですけれども、12節の委託料。除雪についてなんですけれども、今回、雪降るということも多かったので多分このくらいの金額をオーバーしたというふうなことは分かるんですけれども、たしかこれに関してはＧＰＳで管理するというふうなことで前に伺った記憶があります。ですので、前回の発注システムとそれからこのＧＰＳで管理したということに対して、効果をどの程度見たのかというふうなことがもし分かればお伺いしたいと思います。

○議長（村山一夫君）　建設課長。

○建設課長（佐藤耕造君）　お答えいたします。

　　ＧＰＳのほう導入いたしまして、意外と予算よりは安く導入できました。半分ぐらいの値段だったんですけれども、それでそのＧＰＳを遠刈田地区の12台に全部つけました。除雪が多い関係で。それで、その動きを役場のパソコンで、インターネットつながっているパソコンで三、四台で見れるんですけれども、それで常に私たちが毎日監視しております。それで動いたときから、動いた時間から、その軌跡を全部、コース上全部たどりまして、終わった時間まで把握できるようになっております。それで業者さんから日報を上げてもらうんですけれども、必ずファックスで始めた時間と終わった時間、報告してもらっていまして、それでうちのほうですぐその日の出てきた段階でチェックしております。始まった時間と終わった時間に報告に誤りがないか。そういうことで精算につきましてはもう間違いのない状況でなっております。あとそれから、リアルタイムでもう機械のいる位置が分かるので、たまにうちにまだ除雪車来ていないんですけれども、という七日原のほうとかよく入るんですけれども、そういう場合その機械の位置を確認しまして、今ここにいるからいつ頃到着しますけれども、運転手さんにあと連絡しますからと言いまして、あと運転手さんと連絡取ってその辺はスムーズに進むようになっていますので、そういうことになっておりますのでご報告させていただきます。

○議長（村山一夫君）　３番大沼昌昭君。

○３番（大沼昌昭君）　今までと違ってパソコンでリアルタイムで監視しているというふうなことで、前回の発注のほうからしてみれば行動に関しては全く把握しているというふうなことですね。それであれば、例えばその把握しているのはいいんだけれども、よく熟練者と新人の方で距離とかそういうものは分かるんですが、時間的にそのいろいろかかってしまったというふうなことに対しての委託料の算定基準というのはどのような形で算定しているのか。

○議長（村山一夫君）　建設課長。

○建設課長（佐藤耕造君）　お答えさせていただきます。

　　除雪の単価につきましては、機械の大きさごとに全部損料が違いますし、燃料の消費量も違うので、全部機種ごとに、大きさごとに単価を算出しております。ですから、大きな機械になりますと高くなりますし、小さな機械は安くなります。そういうことで機種ごとの差につきましては、小さければやっぱり効率悪いので時間がかかりますが単価は安いのでその辺はバランス取れているんですけれども、ただ、熟練の差によってというお話なんですけれども、その辺につきましてはやっぱりどうしても始めて経験年数の浅い方はやっぱり時間かかりますけれども、それはやっぱり練習を積んでいただいて、その辺うまくなってもらうように私たちのほうでもあまり時間のかかっている方には頑張ってもらうように話はしております。

　　あと、距離でやれば一番いいんじゃないかという話もあったんですけれども、その辺は、ただ雪の量で全然効率が変わってきますので、その辺はちょっと距離別ではちょっと契約できないような状況になっております。

　　以上です。

○議長（村山一夫君）　３番大沼昌昭君。

○３番（大沼昌昭君）　ありがとうございます。それで行動半径をそのパソコンで管理しているというふうなことなんですが、実は雪の捨て場、要するにどこに寄せるのというふうなことがあるんだけれども、その寄せるところをきちんと新人とかの方に教育というか、研修させておかないと、それからあとマンホールの位置とか、多分するとは思うんですけれども、引っかけたりしているという部分があるので、その辺のその対応の仕方を、その辺のところをやはりしっかりやっていただければなと思います。

　　実は、雪だけでなくて土まで一緒になってその雪置場のほうに置くというふうな場合もちょっとあったので、そうすると水路なんかもふさがってしますんですね。ですから、その辺のところも含めてやっぱり雪が押して保管するというか、そういうところも指導していっていただければなというふうに思うんですけれども、その辺の答えをいただきまして終わりたいと思います。

○議長（村山一夫君）　建設課長。

○建設課長（佐藤耕造君）　今、確かにご指摘の件はありました。やっぱり会社でもどうしても年齢が高くなると世代交代で若い人に交代なんかしまして、今年でもやっぱり経験されている方はどこに雪を押しつけるとかっていろいろ分かりますし、どこに障害物があるかというのを覚えているんですけれども、やっぱりどうしても運転手が変わってしまいますとその辺分からないので、なんかいろいろちょっと失敗なんかしていたんですけれども、その辺は全部補修するなり、土砂またちゃんと処理するなりというそういう処理はしております。あと今後はその辺のマンホールに引っかけたりということもあったものですから、その辺は業者と打合せながら目印つけるなり、その辺の対応もあと町のほうでもしておりますので、よろしくお願いいたします。

○議長（村山一夫君）　ほかにございませんか。（「なし」の声あり）質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。

　　続いて、討論に入ります。最初に、原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。５番平間徹也君。

○５番（平間徹也君）　私は、令和２年度議案第21号蔵王町一般会計補正予算反対の立場で討論させていただきます。

　　今回の補正予算でやはり問題であると考えておりますのが、文化会館中央監視設備での工事施設の財源の組替えです。感染対象対応地方創生臨時交付金は、このたび長く苦しんでおられる町民、事業所、事業者の方々に優先的に使われるべき交付金でないかと考えるからです。町の機械設備の更新から先に使われる予算組みには反対です。

　　以上を申し上げ、先輩、同僚議員各位のご賛同を訴えるものです。以上です。

○議長（村山一夫君）　次に、原案賛成の方の発言を許します。討論ありませんか。（「なし」の声あり）ほかに討論がありませんので、討論を終結いたします。

　　これより直ちに採決いたします。採決は起立によって行います。

　　本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。

　　　　　〔起立多数〕

○議長（村山一夫君）　起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。

　　　　　日程第１４　議案第２２号　令和２年度蔵王町国民健康保険特別会計補正予算（第４号）

○議長（村山一夫君）　日程第14、議案第22号令和２年度蔵王町国民健康保険特別会計補正予算（第４号）を議題といたします。

　　提出者から提案理由の説明を求めます。町長。

○町長（村上英人君）　只今、上程されました議案第22号令和２年度蔵王町国民健康保険特別会計補正予算（第４号）について、提案の理由をご説明申し上げます。

　　本案は、既定の予算の総額から歳入歳出それぞれ8,049万９千円を減額し、予算の総額を12億9,400万円にしようとするものであります。

　　その主な内容は、歳入において、県支出金及び繰入金を減額し、歳出において、保険給付費を減額しようとするものであります。

　　なお、詳細等につきましては、ご質疑により主管課長に答弁させますので、慎重にご審議のうえ、原案どおり可決決定下さいますようよろしくお願いを申し上げます。

○議長（村山一夫君）　提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。

　　本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。（「なし」の声あり）質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。

　　続いて、討論に入ります。最初に、原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。(「なし」の声あり）討論なしと認めます。

　　これより直ちに採決いたします。

　　お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長（村山一夫君）　ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。

　　　　　日程第１５　議案第２３号　令和２年度蔵王町介護保険特別会計補正予算（第４号）

○議長（村山一夫君）　日程第15、議案第23号令和２年度蔵王町介護保険特別会計補正予算（第４号）を議題といたします。

　　提出者から提案理由の説明を求めます。町長。

○町長（村上英人君）　只今、上程されました議案第23号令和２年度蔵王町介護保険特別会計補正予算（第４号）について、提案の理由をご説明申し上げます。

　　本案は、既定の予算の総額から、歳入歳出それぞれ1,073万５千円を減額し、予算の総額を11億9,997万円にしようとするものであります。

　　その主な内容は、歳入において繰入金を追加し、国庫支出金及び県支出金を減額しようとするものであります。

　　歳出については、地域支援事業費及び予備費を減額しようとするものであります。

○議長（村山一夫君）　提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。

　　本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。（「なし」の声あり）質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。

　　続いて、討論に入ります。最初に、原案反対の方の発言を許します。(「なし」の声あり）討論なしと認めます。

　　これより直ちに採決いたします。

　　お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長（村山一夫君）　ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。

　　　　　日程第１６　議案第24号　令和２年度蔵王町後期高齢者医療特別会計補正予算

　　　　　　　　　　　　　　　　　（第３号）

○議長（村山一夫君）　日程第16、議案第24号令和２年度蔵王町後期高齢者医療特別会計補正予算（第３号）を議題といたします。

　　提出者から提案理由の説明を求めます。町長。

○町長（村上英人君）　只今、上程されました議案第24号令和２年度蔵王町後期高齢者医療特別会計補正予算（第３号）について、提案の理由をご説明申し上げます。

　　本案は、既定の予算の総額から、歳入歳出それぞれ607万２千円を減額し、予算の総額を１億3,597万円にしようとするものであります。

　　その内容は、歳入において後期高齢者医療保険料を減額し、歳出においては後期高齢者医療広域連合納付金を減額しようとするものであります。

○議長（村山一夫君）　提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。

　　本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。（「なし」の声あり）質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。

　　続いて、討論に入ります。最初に、原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。(「なし」の声あり）討論なしと認めます。

　　これより直ちに採決いたします。

　　お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長（村山一夫君）　ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。

　　　　　日程第１７　議案第25号　令和２年度蔵王町国民健康保険蔵王病院事業会計補正予算（第５号）

○議長（村山一夫君）　日程第17、議案第25号令和２年度蔵王町国民健康保険蔵王病院事業会計補正予算（第５号）を議題といたします。

　　提出者から提案理由の説明を求めます。町長。

○町長（村上英人君）　只今、上程されました議案第25号令和２年度蔵王町国民健康保険蔵王病院事業会計補正予算（第５号）について、提案の理由をご説明申し上げます。

　　本案は、収益的収入において予定額から9,317万４千円を減額し、総額を２億9,759万８千円に、収益的支出においては予定額から1,885万１千円を減額し、総額を４億2,052万３千円にしようとするものであります。

　　また、資本的支出については、予定額に35万円を追加し、総額を966万２千円にしようとするものであります。

　　なお、詳細等につきましては、ご質疑により事務長に答弁させますので、慎重にご審議のうえ、原案どおり可決決定下さいますようよろしくお願い申し上げます。

○議長（村山一夫君）　提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。

　　本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。１番松﨑良一君。

○１番（松﨑良一君）　それでは、医業収益の入院収益が7,640万6,000円減益になっているということで、外来収益についてはいろんな事情も分かるんですけれども、この上の入院収益がこれだけ違ったのは、どういったいきさつがあってなったのか、その辺についてお伺いします。

○議長（村山一夫君）　病院事務長。

○病院事務長（平間勝文君）　お答えさせていただきたいと思います。

　　入院収益につきましては、当初予算１億6,720万6,000円に対しまして、7,640万6,000円の減額となりました。これにつきましては、令和元年度４月から12月までの１日当たりの入院患者は、当時病床数が38床に対しまして36.9人という、稼働率が97.14％で運用しておりました。しかしながら、令和２年におきましては、同期間の入院患者は病床数が２床減少しまして36床に対しまして20.5人、前年比16.4人の減ということで、稼働率は53.98％で運用しております。

　　減額の理由といたしましては、蔵王病院は宮城県南中核病院や刈田病院から病状の落ち着いた方々を、療養患者を受け入れることによって入院経営が成り立っておりましたが、１つは去年の冬、春からの新型コロナウイルス感染症が国内での罹患者が増えたことによりまして、中核とか刈田病院におきまして手術が控えられたため、当院への紹介がその分減っております。

　　また、これは12月の平間徹也議員の蔵王病院の今後についてということで町長が一般質問でお答えしたとおり、去年の秋には今年度末をもって院長が退職するということによりまして、その中で院長が、後任が決まるまで３月までにつきまして患者をゼロにして退職するということをお話されましたので、このような大きな減額の補正減となりました。病院の経営にとりましては、収入の柱である入院患者が減少することは大変厳しい状態ということでこのような状態になっております。

　　以上でございます。

○議長（村山一夫君）　１番松﨑良一君。

○１番（松﨑良一君）　改めてちょっと確認をさせていただきました。非常に重い問題で、患者さんにとってもそうした内容の進め方をされたという方もちょっとじかに聞いておりますので、患者が、医者がこの役割を果たすその部分の中において、こうした進め方をするというのはいかがなものかなと。これはっきり申し上げておきたいと思います。やはり患者さんあっての病院でありますので、その辺のところはボタンの掛け違いをなさらないように今後も経営に取り組んでいただきたいなというふうに思います。

　　外来収益とあともう一つ、１点大変申し訳ないですけれども、下の国庫補助金関係のこの１と２番の内容についてちょっとお伺いしておきたいと思いますので、その内容をちょっと教えていただきたいと思います。

○議長（村山一夫君）　病院事務長。

○病院事務長（平間勝文君）　続きましてお話申し上げたいと思います。

　　外来収入につきましても毎年患者は減少傾向にあるんですけれども、これも前年対比４月から12月までの１日当たりの患者を比較すると、前年度は44人、今年度は34人と10人ほど減っております。その減額の理由といたしましては、昨年３月に内科の重住副院長が退職されまして、内科診療はまず木曜日を休診としたこと。あと火曜日から金曜日につきましては、東北大学や東北医科薬科大学の協力の下に内科医の拝見をいただきながら対応してまいりましたと。６月には重住先生が月曜に診療に加わって週４日ということになったんですけれども、しかしながら新型コロナの感染症の影響を受けまして患者さんの受診控え等によりまして、先ほど言ったように元年度と２年度では10人ほど患者が減っております。また、その診療内容につきましてもコロナの影響ということで診療回数、あと投薬もなんですが、通常月に１回投薬という形で、受診して投薬なんですが、コロナの影響から２か月、一番長くて落ち着いている方だと３か月投薬という形になりまして、それでもやっぱり受診が減ったという形でこのような減収という形になっております。

　　また、国庫補助金の内容でございますが、上のほうは111万1,000円のほうは、医療提供体制設備交付金追加ということでございますが、こちらは12月、１月の補正でもお話申し上げたとおり、保険証のマイナンバー関係で前回１月の補正から、またネットワーク構築がちょっと必要になりまして追加ということで、こちらのほう増額補正になりましたのでその差額分を追加補正とさせていただいております。

　　また、発熱外来の診療、検査体制確保事業交付金につきましては、こちらは12月末からＰＣＲ検査の構築体制の交付金ということで、１日当たり最大５名を受け入れるという形でその準備のための交付金でございます。

　　以上でございます。

　　続いて、討論に入ります。最初に、原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。(「なし」の声あり）討論なしと認めます。

　　これより直ちに採決いたします。

　　お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長（村山一夫君）　ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。

　　　　　日程第１８　議案第26号　令和２年度蔵王町水道事業会計補正予算（第５号）

○議長（村山一夫君）　日程第18、議案第26号令和２年度蔵王町水道事業会計補正予算（第５号）を議題といたします。

　　提出者から提案理由の説明を求めます。町長。

○町長（村上英人君）　只今、上程されました議案第26号令和２年度蔵王町水道事業会計補正予算（第５号）について、提案の理由をご説明申し上げます。

　　本案は、収益的支出において、上水道事業費用の予定額から360万７千円を減額し、総額を３億5,265万３千円に、簡易水道事業費用の予定額に300万円を追加し、総額を１億2,186万６千円にしようとするものであります。

○議長（村山一夫君）　提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。

　　本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。（「なし」の声あり）質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。

　　続いて、討論に入ります。最初に、原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。(「なし」の声あり）討論なしと認めます。

　　これより直ちに採決いたします。

　　お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長（村山一夫君）　ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。

　　　　　日程第１９　議案第２７号　令和２年度蔵王町下水道事業会計補正予算（第３号）

○議長（村山一夫君）　日程第19、議案第27号令和２年度蔵王町下水道事業会計補正予算（第３号）を議題といたします。

　　提出者から提案理由の説明を求めます。町長。

○町長（村上英人君）　只今、上程されました議案第27号令和２年度蔵王町下水道事業会計補正予算（第３号）について、提案の理由をご説明申し上げます。

　　本案は、収益的収入において、予定額から400万円を減額し、総額を２億5,740万７千円に、収益的支出においては、予定額から201万７千円を減額し、総額を２億7,946万８千円にしようとするものであります。

　　また、資本的収入においては、予定額から４万円を減額し、総額を１億3,594万１千円に、資本的支出においては、予定額から107万１千円を減額し、総額を２億5,770万１千円にしようとするものであります。

　　次に、企業債については、流域下水道事業の限度額を変更しようとするものであります。

○議長（村山一夫君）　提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。

　　本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。質疑ありませんか。（「なし」の声あり）質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。

　　続いて、討論に入ります。最初に、原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。(「なし」の声あり）討論なしと認めます。

　　これより直ちに採決いたします。

　　お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長（村山一夫君）　ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。

　　以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。

　　本日はこれをもって散会いたします。

　　大変ご苦労さまでした。

　　　　　午後２時２６分　散会