令和3年蔵王町議会定例会
令和3年1月4日(月曜日)
出席議員(15名)
1番 松 ア 良 一 君 2番 加 川 敦 君
3番 大 沼 昌 昭 君 5番 平 間 徹 也 君
6番 佐 藤 敏 文 君 7番 齋 藤 英 之 君
8番 平 間 武 美 君 9番 佐 藤 長 成 君
10番 三 沢 茂 君 11番 遠 藤 裕 一 君
12番 外 門 清 君 13番 村 上 一 郎 君
14番 葛 西 清 君 15番 馬 場 勝 彦 君
16番 村 山 一 夫 君
欠席議員(なし)
説明のため出席した者
町長 |
|
村 上 英 人 君 |
副町長 |
|
平 間 喜久夫 君 |
会計管理者 会計課長 |
|
佐 藤 浩 明 君 |
総務課長 |
|
今 村 敏 男 君 |
まちづくり推進課長 |
|
佐 藤 長 也 君 |
町民税務課長 |
|
大 槻 充 夫 君 |
保健福祉課長 |
|
鈴 木 智 子 君 |
子育て支援課長 |
|
宍 戸 光 晴 君 |
環境政策課長 |
|
宮 澤 一 弘 君 |
農林観光課長 |
|
加 藤 勝 彦 君 |
建設課長 |
|
佐 藤 耕 造 君 |
上下水道課長 |
|
我 妻 仁 君 |
病院事務長 |
|
平 間 勝 文 君 |
教育長 |
|
文 谷 政 義 君 |
教育総務課長 |
|
福 地 実 幸 君 |
生涯学習課長 |
|
我 妻 敏 君 |
スポーツ振興課長 |
|
森 良 光 君 |
農業委員会長 |
|
武 田 明 夫 君 |
農業委員会事務局長 |
|
村 上 伸 浩 君 |
代表監査委員 |
|
伊 藤 悦 雄 君 |
選管委員長 |
|
大 沼 芳 国 君 |
事務局職員出席者
事務局長 |
|
鈴 木 賢 君 |
事務局長補佐 |
|
佐 藤 孝 志 君 |
令和3年1月4日(月曜日) 午前 10時00分 開議
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 会期の決定
日程第 3 会議日程の決定
日程第 4 諸般の報告
日程第 5 議案第1号 令和2年度蔵王町一般会計補正予算(第9号)
日程第 6 議案第2号 令和2年度蔵王町国民健康保険蔵王病院事業会計補正予算(第4
号)
本日の会議に付した事件
議事日程のとおり
午前10時00分 開議
○議長(村山一夫君) 皆さん、新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
そして、蔵王町でもコロナが入ってきたということでございます。このように皆様方と1月4日から議会を開会させていただきましたことに、感謝を申し上げるものでございます。
そして、本日、議会活性化あり方委員会を立ち上げて、議会を今までやってこなかった分をやろうということでございます。それにつけても皆様方と共に議会をどうするかといろいろなふうに考えなくてはならないのではないかと思うものでございます。
やはり私もこのぐらいのものをやりたいなというものを皆様方に提示をしたわけでございますが、大きく分けると議会機能の役割をどうするかと、議会というものはどうだと、そして住民代表機関としての地位をどのようなものにしていくのかというような格好、そしてまた議決機関としての地位をどうすると、そういうものに対して皆様方と話をすると。
そしてまた、議会、立法機関、条例をつくろうと、そういうものをつくっていかなければ議会としても何も自分たちに関係したもの、議会に対してのことだけしかできないというものではなくて、やはりいろいろなものに対してそういうものに向かっていきたいものだなと思うものでございます。
そしてまた、監視機関としてどのようにしたら、議会としてこの町に対しての監視、そういうものをやっていけるのかということでございます。
やはり皆様方がよく住民から言われるのに、何だ、学校問題もいったとき、議会が決めたからだ、言われたぞと、お前たち何をしてくれているんだというようなことでもございました。そういうものからいって、議会として議決する以上は、自分たちの責任、自分たちがどういう議論をしたのか、議会基本条例にもありますが、議員同士が話し合わなくちゃならないんだということ、そういうものをうたっているんですが、まだ全然議員間討議というものもやっていないというような格好でございます。そういうものをできるようにするには、議会をどうするのという格好でございます。
そういうものからいっても、やはりほかの議会では議員が少なくてやれるのか、多くてやれるのかと、やはり議員の定数も多くするか少なくするか、どうするのか。ある町村は約1万8,000人いても議員は10人しかいないと、そういうところもあります。そのようなところもいろいろなふうに考えながら、やはり我が町の適正な議員の数というものも検討していかなければならないのかなと思っているところでございます。
そういうものにつけて、今年から、本日立ち上げた検討委員会がどのように判断するか、できるものからもうやっていこうというような形を私も思っておりますので、今年のあり方検討委員会が有意義な検討委員会になることをご期待申し上げ、新年のご挨拶に代えさせていただきます。
会議開会に先立ち、本日は、新型コロナウイルスの感染予防のため議場内でのマスク着用を認めます。
また、本日の傍聴につきましては、新型コロナウイルス感染症予防のため制限させていただきましたので、ご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。
これより令和3年蔵王町議会定例会を開会いたします。
本日の会議を開きます。
ただいまの出席議員は15名であります。定足数に達しておりますから、議会は成立いたしました。
本日の議事日程は、お手元に印刷配付のとおりであります。日程に従い議事を進めます。
○議長(村山一夫君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
本日の会議録署名議員は、会議規則第125条の規定により、3番大沼昌昭君、5番平間徹也君を指名いたします。
○議長(村山一夫君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。令和3年蔵王町議会定例会の会期は、通年議会実施要綱第2条第1項の規定により、本日1月4日から12月28日までの359日間としたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村山一夫君) ご異議ありませんので、令和3年蔵王町議会定例会の会期は、本日1月4日から12月28日までの359日間と決定しました。
○議長(村山一夫君) 日程第3、会議日程の決定を議題といたします。
お諮りいたします。本定例会の日程につきましては、別途お手元に配付のとおり、議案等の審議の関係上、本日1日間としたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村山一夫君) ご異議はありませんので、本定例会は本日1日間とすることに決しました。
○議長(村山一夫君) 日程第4、諸般の報告をいたします。
定例会に町長から議案第1号から議案第2号までの2件が提出され、これを受理しておりますので、ご報告いたします。
次に、議会運営委員長から議会改革評価の実施結果の報告がありましたので、お手元に配付のとおりであります。
次に、教育民生常任委員長から会議規則第73条の規定により所管事務調査の申出がありましたので、お手元に配付のとおりであります。
次に、代表監査委員から令和2年11月の例月出納検査結果の報告がありましたので、お手元に配付のとおりであります。
次に、本定例会に説明員として出席を求めた者の職氏名については、一覧表としてお手元に配付のとおりであります。
次に、町長から挨拶の申出がありましたので、これを許します。町長。
〔町長 村上英人君 登壇〕
○町長(村上英人君) 議会議員の皆さん、新年明けましておめでとうございます。
令和3年蔵王町議会定例会の開会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げさせていただきます。
昨年は、全国的に新型コロナウイルス感染症が感染拡大したことで、本町においても、感染防止を図るための対策及び地域経済を救済するための対策を議会で可決いただいた上で実施してきたところであります。しかしながら、年が明けても今なお感染拡大は衰えを見せていないことから、引き続き気を緩めることなく感染防止対策等に当たってまいりたいと考えているところであります。
さて、昨年11月の議員全員協議会でご説明申し上げました蔵王病院の医師派遣についてでありますが、昨年12月24日に、東北大学病院消化器内科教授から今年4月から1名の医師を派遣するとのお話をいただいたところであります。本町としましても、これまで幾度となく同病院に赴き、派遣要請を粘り強く続けてきた結果であると思っております。よって、県からの派遣を含め2名の常勤医師が確保できたことで、引き続き町民の福祉向上と地域医療を守るため、健全なる病院経営に鋭意努力してまいりたいと考えているところであります。
ここでちょっとお話しさせていただきますが、東北大学の消化器内科というのは第3内科なんです。蔵王病院は、今まで50年にわたって第1外科から委員長のポストを送っていただいたところであります。今、第1外科の教授でありますが、海野教授であります。海野教授とも幾度とお話をしてきたんですが、まず1つは、蔵王病院は外科を東北大の外科から送る環境にはもうなっていないということでありますし、全くそのとおりだと思っております。それは、1つは中核病院のように三次医療として外科手術等々、それも蔵王病院から15分もあれば行ける環境があるということが1つの理由でもあります。それと、2つ目には刈田綜合病院があるといったことで、蔵王病院の手術、また外科としての蔵王病院に送る環境にはなっていないといったことで、3月末をもって第1外科からの派遣については終わらせていただきたいということでありました。
そういったことで、第3内科の教授でありますが、正宗教授であります。正宗教授のほうに、さっき言いましたように随分いろいろと掛け合ってまいったわけでありますが、そういったことで第3内科のほうから院長ポストを送るということであります。そこをちょっと加えさせていただきたかったので、今、お話しをさせていただきました。
そういったことで、県から1名、そして2名の常勤医師が4月からなるということであります。
間もなく発災から10年の節目となりますが、3.11東日本大震災からの復興でありますが、宮城県震災復興計画では、平成30年度から令和2年度を発展期としていることから、総仕上げする最終段階の期限を迎えることになります。
県における進捗検証では、各被災地においては、生活に密着したインフラの整備や災害に強いまちづくりなど、ハード面について多くの地域で完了の見通しが立ったところであります。しかしながら、ソフト面については令和3年度以降も中長期的に一人一人に寄り添ったきめ細やかな支援が必要であると総括をしております。
10年の歳月が過ぎようとしておりますが、いまだに総体的には計画期間後も引き続き様々なサポートが必要であることを改めて感じた次第であります。
昨年は、熊本・福岡両県を中心とした九州地方に甚大な被害をもたらした令和2年7月豪雨災害などの自然災害が全国各地で発生したところであります。幸い、本町においては台風及び大雨等による大きな被害はありませんでしたが、災害はいつどこで発生するか分からないことから、常日頃から気象情報等を注視してまいりたいと思っております。また、私自身、町民の命と生命を守る立場として改めて責任の重大さを感じ、災害対策の意識をより高めてまいる所存であります。
次に、昨年1月から12月までにおける町内の火災件数は8件であり、平成30年から3年連続で1桁台に抑えることができました。これもひとえに消防署、消防団及び婦人防火クラブの皆様の日頃からの防火啓発と町民一人一人の防火意識の表れであり、本年も関係機関との連携協力の下、火災発生の抑止に努めてまいりたいと考えております。
次に、統合中学校の建設については、多くの保護者の方々が、少子化が進行する中にあって互いに切磋琢磨し成長できる教育環境を望まれていることから、令和9年開校に向け計画的に進めてまいります。また、今後も町民の皆様からのご意見もいただきながら、新たな時代に対応できる活力ある学校の建設に鋭意努力していく決意であります。
次に、ざおう・パラオ子ども国際交流事業でありますが、新型コロナウイルス感染症の影響から、昨年は事業中止とさせていただきました。今後は、社会情勢及び感染状況を見極めながら事業の再開を考えております。特に、本年は東京オリンピック・パラリンピック開催の年でもあり、ホストタウンとしてさらなる交流を深め、未来につなげる友好関係の構築に努めてまいりたいと思っております。
あわせて、英語教育特区を最大限に活用した教育の充実にも力を注ぎ、子供たちが国際社会で活躍できる人づくりにさらに取り組んでまいります。
また、パラオ共和国のホストタウンとして連携している茨城県常陸大宮市との地域間交流をさらに深めていくため、来月に友好都市の協定を締結することにしております。
次に、本年は10月21日で任期満了となる衆議院議員選挙及び11月20日で任期満了となる宮城県知事選挙が執行されます。なお、衆議院選挙においては、コロナ感染拡大や経済不況が増す社会情勢の中で、いつ解散総選挙を行うのか注目されているところでもあります。
さて、一昨年5月1日に、平成から令和と年号が変わり新しい時代の幕開けとなりましたが、月日がたつのは早いもので令和3年を迎えたところであります。今後とも、蔵王町に等しく安全と安心の下、幸せを実感できるまちづくりを目指し、一歩一歩着実に邁進したいと意を新たにしているところであります。
結びに、今年は丑の年であります。牛は、古くから酪農や農業で人間を助けてくれた大切な動物でありました。大変な農作業を最後まで手伝ってくれる働きぶりから、丑年は、我慢、耐える、これから発展する前触れ、芽が出るというような年になるとも言われております。2020年は、新型コロナウイルスパンデミック、世界的大流行によって世界中が多くの困難に見舞われたところでもあります。2021年は、皆様と共にコロナを克服し、その中から数々のイノベーションが生まれ、希望に満ちた年になりますよう期待するものであります。
さて、今議会でありますが、令和2年度蔵王町一般会計補正予算(第9号)、令和2年度蔵王町国民健康保険蔵王病院事業会計補正予算(第4号)の2議案を提出させておりますので、慎重にご審議くださいますようよろしくお願いを申し上げます。
結びに、皆様のますますのご健勝とご多幸を祈念申し上げ、私の挨拶といたします。
12月の議会で、議員の皆様に副町長の平間喜久夫の再任に当たって、全会一致でお認めいただきまして、先ほど職員の御用始めの中で辞令交付をさせていただきました。これから4年間、副町長平間喜久夫をよろしくお願い申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
○議長(村山一夫君) 以上で、諸般の報告を終わります。
日程第5 議案第1号 令和2年度蔵王町一般会計補正予算(第9号)
○議長(村山一夫君) 日程第5、議案第1号令和2年度蔵王町一般会計補正予算(第9号)を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
○町長(村上英人君) ただいま上程されました議案第1号令和2年度蔵王町一般会計補正予算(第9号)について、提案の理由をご説明申し上げます。
本案は、既定の予算の総額に、歳入歳出それぞれ700万円を追加し、予算の総額を76億6,976万8,000円にしようとするものであります。
その主な内容は、公共施設等維持補修基金を繰り入れて、学校給食共同調理場の高架水槽塔の改修工事を行うとするものであります。
次に、第2表、債務負担行為補正については、シルバー人材センター設立準備業務委託料を追加しようとするものであります。
以上、提案の理由をご説明申し上げましたが、詳細につきましては、ご質疑により主管課長に答弁させますので、慎重にご審議の上、原案どおり可決決定くださいますようよろしくお願いを申し上げます。
○議長(村山一夫君) 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。1番松ア良一君。
○1番(松ア良一君) それでは、1件だけ質疑をさせていただきます。
シルバー人材センター設立業務委託料ということで上がってまいりました。昨年の4月からそうしたいろいろな準備を進められて、本年度からいよいよそうしたスタートに当たるのかなということは予測されますけれども、こうした設立の準備委託料並びにそうした事業等について、もし今ご報告できることがありましたらお伺いしておきたいと思います。
○議長(村山一夫君) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(鈴木智子君) お答えいたします。
昨年の4月にシルバー人材センターの準備室を設立いたしまして、コロナ禍の中ではあったんですけれども、近隣市町それから宮城県庁等にまいりましてたくさんの情報を収集し、シルバー人材センター設立についてはどのようなことを踏まえながら進めていくかという準備を今までいたしてきました。そして、設立場所についてもどこがいいのかというのをかなり町内あちこち探してまいりました。
あと残されているというか、来年度中にシルバー人材センターを設立いたしたいと思っているのですけれども、やはり人材センターを設立いたしますと官民協働でいろいろなことを行政だけではなく進めていく必要があると思いますので、来年4月1日からスムーズに民間の方の考えを取り入れながらしていくために、今年度中に民間事業者の協力を得たいと思っておりますので、公募等を行い、4月1日から民間事業者に委託をかけて法人登記であるとか最終的ないろいろな準備をしていきたいと考え、今回計上いたしましたのでよろしくお願いいたします。
○議長(村山一夫君) 1番松ア良一君。
○1番(松ア良一君) 今、準備中ということで、来年度からそうした本格的なスタートをしていくといったスケジュールなのかなと思いました。大変ご存知のとおり人口減少あるいは高齢化も進んでおりますので、そうした雇用に当たって、あるいはそうした中に加わっていただく中には大変ご苦労も多いのではないかなと。したがって、やっぱりその辺は周りの市町村の実態もございましょうが、本町に合った形での形態を取っていくとした大変なご苦労があるかと思っております。
そして、シルバー人材センターが本当に周りの市町村を見ますと厳しい状況にもございますので、今、財政が厳しい中でこうしたところにそうした支出も伴ってくるのではないかなとこうした懸念もあるわけでございますので、官民一体となった、そうした設立に当たっては、本町に合った形態の中で本当にそうした要望に応えられるようなそうした組織のつくり上げを行っていただければなと思いますので、質疑させていただきました。ご答弁をいただきたいと思います。
○議長(村山一夫君) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(鈴木智子君) お答えいたします。
蔵王町の実態ということで行政としてもいろいろ調べておりますけれども、やはり民間の方々の率直なご意見と町民の方々のご意見を広く取り入れて設立していきたいと考えておりますので、行政主導ではなく官民一体となって来年度、ラストスパートというか設立の準備をしていきたいと考えております。
以上になります。
○議長(村山一夫君) 1番松ア良一君。
○1番(松ア良一君) 今後のことで、非常に運営的にも周りの市町村を見ますと厳しい状況が考えられますので、こうしたことを踏まえながら様々な広域連携も今後あり得るのかなと、そんなこともちょっと思っておりますので、最後にその辺だけお伺いして終わりたいと思います。
○議長(村山一夫君) 町長。
○町長(村上英人君) 以前から一般質問等でずっと私も述べておりますが、それぞれの市町村が全部一つ一つ立ち上げることではないと思っております。そんなことで担当課長からもお話ありましたように、まず蔵王町が立ち上げて、そしてやはり私は広域でやっていく、そうしないと人をなかなか参集することは難しいだろうとは思っています。
それと、あと公設的な、公設だけではなくて官民一体になって対応できるようなセンターにしていきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(村山一夫君) ほかにございませんか。2番加川 敦君。
○2番(加川 敦君) 今の質問のお答えの中でちょっと確認したいんですけれども、来年の4月は来年度の4月、つまり今度の4月1日から立ち上げるということなんでしょうか、ということといいますのは、コロナの関係で大分遅れておりますので、来年度の中旬ぐらいになるということを1回町長が言われたような気もするんですけれども、それは今年の4月なのか、来年の4月なのか、ちょっとそこを確認させてください。
○議長(村山一夫君) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(鈴木智子君) お答えいたします。
先ほど4月1日と言いましたのは、債務負担行為の予算が新年度にありますので、4月1日から委託をスムーズに行うために今回債務負担行為として上げさせていただき、シルバー人材センターの設立は来年度中旬というか、4月1日ではなく来年度中に行いたいと考えております。
以上になります。
○議長(村山一夫君) 加川 敦君。
○2番(加川 敦君) じゃあ、委託は4月1日から、設立は来年度中ということですか。今年の夏、秋、そういうことですね。分かりました。
ところで、私は8年ぐらい前にシルバーセンター法とNPO法といろいろ勉強する機会があったんですけれども、そのときですらシルバーセンターのメリットはだんだん少なくなっていると、要は国の負担、補助がだんだん減っているという話がありました。
現在、やっぱり60過ぎると仕事したくないという人が多いのか、成り手不足が多いと、増えてきたということと、こういう蔵王町のような小さい町では、やっぱりシルバーセンターをつくっても、隣のおじさんがうちに手伝いに来るのは嫌だとか、町の人にうちの財政状況をのぞかれるのは嫌だなんていう話もあるようです。
それと、今回、課長のご説明では、設立のためにこうしたほうがいいよということを県のほうから教わったという話を聞きましたが、蔵王町のシルバーセンターが設立されると、例えば、今、皆さん使っておられる白石市のシルバーセンター、大河原町、柴田町のシルバーセンターは使えなくなるんだということが、私が勉強したことはあったような気がします。今はどういうふうに法律が変わったか分かりませんが、その辺どうですか。聞いて伺いましたか。デメリットというか規制というか、そこをちょっとお答えください。
○議長(村山一夫君) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(鈴木智子君) お答えいたします。
やはりシルバー人材センターが設立されて、蔵王町はまだありませんけれども、長い時間がたっておりまして、成り手不足ということもあります。定年が延長されていたり、まだまだ60歳では若くてまだ働いている方などいらっしゃいますが、やはり町民の方の中にはシルバー人材センターのようなもので高齢者の生きがい対策として働いていきたいという声もありますので、その辺、アンケート調査等をうまく行いながら本町に合ったやり方で会員を募集していきたいと思っております。
あともう一つの他町が使えなくなるかということについては、私も県のほうに行きまして質問をさせていただきました。確かに自分の町にシルバー人材センターがあれば、そこが優先というか、一応そこにお電話をしていただいて、例えば、草刈りですとかお願いするという形が原則とはなっているんですけれども、よそでもあるようなんですけれども、例えば、蔵王町に電話したところ、今、草刈りをお願いするのはもう2か月後ですよという場合などもあるそうなんです。そういう場合は、じゃあ蔵王町では2か月後では草刈りは全然時期ずれますので、隣町とか近隣にお電話してすぐ来ていただけるというところがあって、そういうところでやっていただいているという実例もあるようなので、必ずしも自分の町のシルバー人材センターしか使えないというわけではなく、近隣も使えると伺ってきました。
以上になります。
○議長(村山一夫君) 2番加川 敦君。
○2番(加川 敦君) それでは、その点はよかったと思いますけれども、最後に、シルバーセンターというのは、シルバーセンターをつくりましたということですぐに国の補助金を得られるわけじゃなくて、ある程度の規模になったところで認定をしてもらうということだと思うんです。ですから、来年の中旬ぐらいにシルバーセンターという形を取ったとして、どのぐらい期間がかかるか。半年なのか、1年なのか、2年なのか。会員数とか、たしか仕事の量、ボリュームも要件があったと思います。その辺はどう見ておられるか。
それで、検討した結果、やっぱりやめようということはあり得るのかどうか、それも含めてちょっとお答えください。
○議長(村山一夫君) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(鈴木智子君) お答えいたします。
補助金なのですけれども、国の補助がいただけるのは3年後になるということになります。初めは、宮城県のほうから補助金を頂きながら会員を集めまして活動していくという形になっております。
以上になります。
○議長(村山一夫君) 町長。
○町長(村上英人君) 加川議員の質問がちょっと理解できないんですけれども、今、設立準備しようとしているときにもうやめようかという、それに対する答えはちょっと今のところ考えておりません。
○議長(村山一夫君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
質疑がないようですので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて、討論に入ります。最初に、原案に反対の方の発言を許します。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。
これより直ちに採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村山一夫君) ご異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。
日程第6 議案第2号 令和2年度蔵王町国民健康保険蔵王病院事業会計補正予算
(第4号)
○議長(村山一夫君) 日程第6、議案第2号令和2年度蔵王町国民健康保険蔵王病院事業会計補正予算(第4号)を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
○町長(村上英人君) ただいま上程されました議案第2号令和2年度蔵王町国民健康保険蔵王病院事業会計補正予算(第4号)について、提案の理由をご説明申し上げます。
本案は、収益的収入において、予定額に283万2,000円を追加し、総額を3億9,077万2,000円にしようとするものであります。
なお、詳細等につきましては、ご質疑により事務長に答弁させますので、慎重にご審議の上、原案どおり可決決定くださいますようよろしくお願いを申し上げます。
○議長(村山一夫君) 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。1番松ア良一君。
○1番(松ア良一君) 9ページの国庫補助金についての詳細について、ちょっと大体は分かり得るんですけれども、内容等について確認をさせていただきたいと思います。
○議長(村山一夫君) 病院事務長。
○病院事務長(平間勝文君) それでは、概要についてご説明申し上げます。
今回、補正を上げさせていただいたのは医療提供体制設備整備交付金ということで、これが43万5,000円、あともう一つなんですが、医療機関感染防止等支援事業交付金ということで、これが239万7,000円でございます。この内容についてご説明申し上げます。
まず、最初に申し上げた医療提供体制設備整備交付金でございますが、これは12月補正でお認めいただいた分のまた追加の補正になります。内容につきましては、令和3年3月から各医療機関におきましてマイナンバーカードで保険証代わりとして使用できるということで、今回、オンラインによる資格確認をするということで、その分のシステム改修を12月補正では86万9,000円の半分43万4,000円を補正額とさせていただきましたが、今回、国ではコロナ禍とか医療機関の経営に多方面にわたり影響を及ぼすということで、また医療機関にシステムの導入を促すということを目的としまして、1医療機関当たり210万円まで交付できるということになりましたもので、蔵王町の分86万9,000となりますので、12月分との差額としまして43万5,000円の追加補正ということが1つになります。
2つ目としましては、こちらも12月補正でお認めいただいた分でございますが、こちらは新型コロナウイルス感染防止等のために、医療機関や薬局にフェースシールドとかサージカルマスク、消毒用アルコールとかガウンとかの購入費用を、感染防止のために国が病院に交付する補助金として140万3,000円、12月補正でお認めいただいているんですが、今回、国のほうにおきまして交付要綱の補助金の上限額の改正がございました。内容につきましては、基本額を1病院当たり200万円プラス1病床掛ける5万円ということになりましたもので、これは日常の診療業務、いわゆる一般業務のほうも経費を見るということになりましたもので、当病院におきましては、200万円足す5万円掛ける36床になりますので、380万円が上限として交付されるということになりましたので、前回との差額239万7,000円が追加交付ということで今回の補正にさせていただきました。
以上でございます。
○議長(村山一夫君) 1番松ア良一君。
○1番(松ア良一君) ありがとうございました。
こうした国からの交付金によって、診療あるいはそうした体制の整備の中で十分にこうした対応ができるものなのかどうか、そこだけちょっと確認させていただきたいと思います。
○議長(村山一夫君) 病院事務長。
○病院事務長(平間勝文君) お答え申し上げます。
今、議員さんのほうから質問ございました今の金額でできるのかということでございますが、今のところ、前からフェースシールドとかサージカルマスクとか医療提供に対するものについては効果がございましたし、あと今回、一般の医療の分もお認めいただけるという形になりますもので、この分を一般の分にも振り分けできますもので、今のところ対応はできるかと考えてございます。
以上でございます。
○議長(村山一夫君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて、討論に入ります。最初に原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。
これより直ちに採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村山一夫君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。
これをもって、本定例会に付議された議案の審議は全部終了いたしました。
よって、本日をもって休会といたします。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村山一夫君) ご異議なしと認めます。よって、本日をもって休会とすることに決しました。
議案審議、スムーズにいったというか皆様方大人しくされていますので、なかなか私も進めにくいということでございます。もうちょっと発言があってもいいのではないかなと思うところでございます。
本日はこれをもって散会いたします。
大変お疲れさまでした。
午前10時43分 散会