令和元年蔵王町議会定例会6月会議
令和元年6月11日(火曜日)
出席議員(14名)
1番 齋 藤 英 之 君 2番 村 上 一 郎 君
3番 佐 藤 敏 文 君 5番 松 ア 良 一 君
6番 外 門 清 君 7番 大 沼 昌 昭 君
9番 三 沢 茂 君 10番 村 山 一 夫 君
11番 葛 西 清 君 12番 加 川 敦 君
13番 伊 藤 東 君 14番 平 間 武 美 君
15番 馬 場 勝 彦 君 16番 佐 藤 長 成 君
欠席議員(なし)
説明のため出席した者
町長 |
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村 上 英 人 君 |
副町長 |
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平 間 喜久夫 君 |
会計管理者 会計課長 |
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近 江 忠 彦 君 |
総務課長 |
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今 村 敏 男 君 |
防災専門監 |
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砂 金 毅 君 |
まちづくり推進課長 |
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村 上 正 文 君 |
町民税務課長 |
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大 槻 充 夫 君 |
保健福祉課長 |
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平 間 勝 文 君 |
子育て支援課長 |
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宍 戸 光 晴 君 |
環境政策課長 |
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鈴 木 賢 君 |
農林観光課長 |
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加 藤 勝 彦 君 |
建設課長 |
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佐 藤 耕 造 君 |
上下水道課長 |
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伊 藤 雅 浩 君 |
病院事務長 |
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佐 藤 浩 明 君 |
教育長 |
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文 谷 政 義 君 |
教育総務課長 |
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福 地 実 幸 君 |
生涯学習課長 |
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我 妻 敏 君 |
スポーツ振興課長 |
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森 良 光 君 |
農業委員会事務局長 |
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村 上 伸 浩 君 |
事務局職員出席者
事務局長 |
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村 上 惠 造 君 |
書記 |
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佐 藤 孝 志 君 |
令和元年6月11日(火曜日) 午前10時00分 開議
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 諸般の報告
日程第 3 議案第46号 蔵王町森林環境譲与税基金条例を制定することについて
日程第 4 議案第47号 蔵王町特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関す
る条例及び蔵王町議会議員及び長の選挙公報の発行に関する条
例の一部を改正することについて
日程第 5 議案第48号 蔵王町災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正すること
について
日程第 6 議案第49号 蔵王町心身障害者医療費の助成に関する条例の一部を改正する
ことについて
日程第 7 議案第50号 令和元年度蔵王町一般会計補正予算(第2号)
日程第 8 議案第51号 令和元年度蔵王町公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)
日程第 9 議案第52号 令和元年度蔵王町介護保険特別会計補正予算(第1号)
日程第10 議案第53号 令和元年度蔵王町国民健康保険蔵王病院事業会計補正予算(第
1号)
日程第11 議案第54号 令和元年度蔵王町水道事業会計補正予算(第2号)
本日の会議に付した事件
議事日程のとおり
午前10時00分 開議
○議長(佐藤長成君) 皆様、改めて、おはようございます。
きのうまでの各常任委員会での議案の検討会、議員各位には大変お疲れさまでございました。本日、それの、きょう実質審議ということになります。どうぞ活発なご審議を願っております。
これより本日の会議を開きます。
ただいまの出席議員は14名であります。定足数に達しておりますから、議会は成立いたしました。
本日の議事日程は、お手元に印刷配付のとおりであります。日程に従い議事を進めます。
○議長(佐藤長成君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
本日の会議録署名議員は、会議規則第125条の規定により7番大沼昌昭君、9番三沢 茂君を指名いたします。
○議長(佐藤長成君) 日程第2、諸般の報告をいたします。
本日の会議に説明員として出席を求めた者の職、氏名については、一覧表としてお手元に配付のとおりであります。
以上で諸般の報告を終わります。
日程第 3 議案第46号 蔵王町森林環境譲与税基金条例を制定することについて
○議長(佐藤長成君) 日程第3、議案第46号蔵王町森林環境譲与税基金条例を制定することについてを議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
○町長(村上英人君) 皆さん、おはようございます。
6月会議の2日目であります。ひとつよろしくどうぞお願いいたします。
ただいま上程されました議案第46号蔵王町森林環境譲与税基金条例を制定することについて、提案の理由をご説明申し上げます。
本案は、本年度から森林環境譲与税交付金が国から交付されることに伴い、地方自治法の規定に基づき、交付金を積み立てるための基金を設置するため条例を制定しようとするものであります。
なお、詳細等につきましては主管課長に説明させますので、慎重にご審議の上、原案どおり可決決定くださいますよう、よろしくお願いいたします。
○議長(佐藤長成君) 続いて、主管課長より詳細説明を求めます。農林観光課長。
○農林観光課長(加藤勝彦君) ただいま上程されました蔵王町森林環境譲与税基金条例を制定することについての詳細の説明を申し上げます。
国はパリ協定の枠組みのもとにおける温室効果ガス排出削減目標の達成を図るため、積極的に森林整備等を行うこととし、平成31年4月から新たに森林経営管理制度を創設しました。この事業は、適切に経営管理されていない森林について、市町村が積極的にかかわり、適切な林業経営に改善、推進していく事業で、その財源として4月から創設されたのが森林環境税及び森林環境譲与税になります。
森林環境税は令和6年度から個人住民税に合わせて年額1,000円を賦課徴収することになっておりますが、環境譲与税につきましては前倒しして平成31年度から県及び市町村に配分されます。今回……、(「令和だよ」の声あり)済みません、令和元年度から県及び市町村に配分されます。
今回制定します蔵王町森林環境譲与税基金条例は、今年度から配分を受ける環境譲与税を基金として積み立てるためのもので、条例の内容につきましては、ほかの特定目的基金と同様でございます。
新たな森林管理制度につきましては、概要としてガイドラインは示されていますが、詳細はまだ示されていませんので、一旦基金に積み立て、詳細が決定した後、町が行う森林調査や森林経営改善事業等に使用していきます。
以上、簡単でございますが、詳細説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。(「条文説明なしなの」の声あり)
済みません、それでは条文のほうでご説明を申し上げます。
議案のほうの2ページをごらんください。
第1条につきましては、設置としまして目的等を掲げております。町が行う間伐、人材育成、担い手の確保、木材利用の促進や普及啓発等の森林整備及びその他促進に必要な事業の実施に要する経費の財源に充てるということで、地方自治法に基づき設置します。
第2条につきましては積立て、第3条については管理、第4条については運用収益の処理ということで、第5条には処分、第6条では繰替の運用ということで制定しております。
第7条につきましては、基金の管理に関し必要な事項は町長が別に定めるということで、委任の項目を制定しております。
なお、この条例は、公布の日から施行するということにしております。
どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(佐藤長成君) 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。14番平間武美君。
○14番(平間武美君) 皆さん、おはようございます。
この森林環境譲与税ということなんですが、基金をつくると。我が町にとっては基金をつくるというだけなんですが、根本、そもそもをこれは考えなければいけないと思うんですよ。つまり、我々個人住民税から1人当たり1,000円を徴収するわけですね。全国で約6,000万人。ですから、1,000円掛ける6,000万とすると、600億円ですか。単純計算して600億円。この金額をまず国が吸い上げて、各地方自治体に配分をすると。もともとはこれは環境問題、地球温暖化、CO₂削減、そういうことから来ているんですね。災害防止とかいろいろ、干ばつの問題とかもいろいろあります。しかし、どう考えても、そもそもおかしい。そういうCO₂とか排出している大企業、エネルギー産業、たくさんありますね。もともと国会ではそういう企業なりがこの負担をするべきだと、森林環境税の負担をすべきだという方向性だったんです。それが2016年でしたか、国会において財界が大反対したんですね。エネルギー業界も。それで立ち消えになってしまった。いつの間にか国民一人一人のそういうことになってきたと。それをもってして、この国会で決まったから我が町として基金を、条例をつくると。そもそもがおかしい。それと、最近問題になっているのは、人口割が出てきたんですね。この森林環境譲与税というのは、配分の形が人口割だったら、森林がなくても人口が多いところがいっぱいもらえるようになるんですよ。これは、一例をちょっと紹介しますけれども、桃山学院大の吉弘憲介准教授という地方財政論をやっている方なんですが、こういうふうに人口割にしたら制度の信頼性を失わせかねないと、森林が多い自治体に十分な財源を与えるべきだと強調しているんですよ。我が蔵王町は面積のうち6割が山林です。非常に森林が多い。だけど、人口はどんどん減って、1万2,000人を切った。こういうことから考えると、そもそも論からしておかしいし、この制度そのものがおかしいのに、基金の条例を先走ってつくるということは果たしていかがなものか。ここを答弁願いたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 平間議員のおっしゃることもよくわかるんですが、これは国会討論みたいな内容でありまして、これそのものが、この譲与税の問題については国会で議論されて、そして法律で決定した問題であります。そういったことで、一つはここのところの趣旨にもありますが、間伐だとか人材育成、担い手の確保と、今森林を守っていく方々がもう本当に少なくなってきたということであります。やはり、この蔵王町でいえば、蔵王町の約65%が森林なんですね。そして、これを守ってくださる方が、それでも蔵王町の場合は円田森林組合があったり、大字平沢の森林があったり、あとはこの白石蔵王森林組合等があって、そういった方々にお願いをしながらこの山を守ってもらったり、ただ、個人の山となるとなかなか大変な問題も起きてきているということであります。そういったことを一つの大きな国としての問題、あとCO₂等々の、あとは大企業の問題も、いろんな個々の問題もありますでしょうけれども、一つは、今ここの中で議論すべき問題ではないだろうというふうに思っています。国の法律の中で決定した。その中でのこの譲与税の基金としてどのように今後蔵王町として使っていくかということでありますので、今言われたお話については国会の議論になってくるだろうということでありますので、どうか、今回の蔵王町の森林環境譲与税の基金条例の制定と今のお話はまた別の方向性ではないかというふうに思っております。
○議長(佐藤長成君) 平間武美君。
○14番(平間武美君) ただいま町長は、国で決まった法律だからいたし方ないんだというような答弁でありますけれども、我々一人一人が国民なんですよね、中心なんですよね、主人公は。にもかかわらず、地方自治体はそういう法律がおりてきたからしようがないんだというような言い方なんですが、では先ほども質疑しましたけれども、人口割というのはどのように考えますか。これね、この制度そのものが初めからおかしいんですよ。おりてきたから基金をつくれ、条例をつくるんだと。そう言われたから仕方ないんだといっていけば、地方自治体の存在ないですよ。国が決めた、あなた方従いなさい……
○議長(佐藤長成君) 平間議員に申し上げますが……
○14番(平間武美君) ちょっと待ってください。まず……
○議長(佐藤長成君) 平間議員に申し上げますが、税制についての質疑ではなく、今回上程されております条例の内容についての質疑をお願いします。
○14番(平間武美君) ですから、内容が絡んでいるんですよ、これは。もういいです。それでは、人口割をどう考えるか、そこだけ聞いておきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 人口割は税制に絡んでのそういう決まりごとになっておりますので、今回は条例の制定でありますから、その内容について質疑をお願います。どうぞ。
○14番(平間武美君) もともとがおかしい、こういう税、森林環境譲与税というのを国がつくった、これが間違っているんですよね。それに対して何で、これはみんなですよ、皆さん、個人住民税1,000円上乗せになるんですよ。税金取られるんですよ。それで構わないですかという話になってくるんですけれども、そのための基金をつくるんだと。これだけをとったら、それはつくったほうがいいでしょになりますよ。根本からして間違っていることをやろうとしているんだから、おかしいんじゃないかと私言っているんです。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 人口割の問題だけ、今お話しされているわけでありますが、一つは私たちこの全国の町村会としても、全国の町村であればあるほど人口は少なくなってきているでしょう。そこを、今平間議員がおっしゃるとおりであります。ですから、全国の町村会としてはこの人口割だけ言ったらとんでもないと。この山を守ったり国土を守っているのは、我々この全国の町村会が守っているんだということを大分国へ訴えてきたところであります。私も全国の町村会の副会長のときに、これの、国会で議論もされたときでありますから、ですから大分各省庁のほうにお話をしたところであります。その中で、今、人口の割合のことを言っておられますが、この主な内容の中で、森林譲与税の譲与基準である、一つは私有林人工林の面積、ですからここできちんとうたっています。私有林の人口面積が一つ、あとは林業就業者の数、そして人口の細目を定めることということで、この人口割というのも入っていますが、これは除くべきではないかということは我々も大分話はしてきていたのですが、最終的にこの人口という細目も入ってしまったということであります。そういったことで、我々も大分お話ししたんですが、そこにもう一つの団体があるんです。ご存じのとおり三団体というのがありますから、全国町村会、もう一つは市長会、そして知事会と、これが三団体。そこに六団体という、そこに県議会が入ったり市議会が入ったり、全国の市町村議会が入って六団体という、そうやって三団体なり六団体が国へ、それぞれのやはり懐の問題もあって大分騒いできたと。ですから市長会は市長会として、人口割でいくべきでないかと言う。だけれども、我々は、面積を守っているのは町村会のほうが多いんだよということを大分騒いできたと。そこで、押し問答の中で国会で議論されて、今の形にまとまったということでありますので、この蔵王町の議会で議論すべき問題ではないんですが、そういったいきさつがあったということをお話しさせていただきます。
○議長(佐藤長成君) ほかに質疑ありませんか。12番加川 敦君。
○12番(加川 敦君) 今のちょっと続きになるかもしれませんが、今町長がおっしゃった計算割合でいきますと、どのぐらい我々は見込んでいるのかなと。今回予算には一切入っていなかったので、なかなかそれは難しいのかなと思いますけれども、環境を守る、それから担い手育成、人材育成とありますので、もちろん我々の負担ものってくるわけですから、非常に大事な税制だと思います。どのぐらい我々に入ってくるものだと考えておられますか。
○議長(佐藤長成君) 農林観光課長。
○農林観光課長(加藤勝彦君) ただいまの質問にお答えいたします。
現在のところ県を通して私のほうに入っている概算としてですけれども、先ほど町長が申し上げましたとおり、私有林人工林面積割、それから林業就業者数、それから人口割ということで、3つの積算に基づいての金額として、概算として平成31年度交付予定額は、(「令和」の声あり)済みません、令和元年度の予定額は360万円程度でございます。(「約ね」の声あり)以上でございます。
○議長(佐藤長成君) 加川 敦君。
○12番(加川 敦君) それは、ちなみに人口掛ける1,000円でちょっとどうなるのかなという気もしますけれども、まだ不明だということでございますね。それで、実際この交付金といいますか、配分、分配というのはどういうふうに蔵王町は利用しようと考えているんですか。
○議長(佐藤長成君) 農林観光課長。
○農林観光課長(加藤勝彦君) お答えいたします。
先ほども申し上げましたけれども、新たな森林管理制度ということで、市町村が森林の管理に積極的にかかわっていくということになります。それで、ガイドラインは示されているんですが、詳細についてはまだしっかり示されていないので、その状況を見ながら、町として遅れないように取り組んでいきたいと思っておりますけれども、最初に行う事業として考えていますのは、蔵王町全体の森林の整備をするに当たってどのように取り組んでいくかということで、地域ごとに年次計画を立てるとか、そのスケジュールをまず立てることが最初かなと思っております。そして、その後、まず蔵王町の森林の状況を確認し把握するというところから始めなければならないと思いますので、最初はそういったところからスタートすることに考えておりますが、その際、職員だけで対応できない場合は、森林の関係の仕事に携わったOBの方とか関係者の方の力もかりながら進めていきたいというふうに考えております。
○議長(佐藤長成君) ほかに質疑ありませんか。7番大沼昌昭君。
○7番(大沼昌昭君) 今、同僚議員の質疑の中で、今課長からの答弁で大体の計画の内容はわかりました。全く詳細は示されていないというふうなことなので、今後考えていくというふうなことなんですが、確かにこれに関してはやっぱりタイムスケジュールをきちんと考えながら、早期にいろんな形の中で、成果の出るようなことをやらなければいけないなというふうに思われます。この辺のところで早期な、結局きちんとしたその計画を考えながら遂行していってほしいなということがまず1点でございます。答弁は要りません。
それから、第6条に関してちょっとお伺いしたいと思います。第6条に関しては、税制上必要があると認める場合というふうなことで、この基金のいわゆるその使用用途がある程度転用されるというようなことなんですけれども、この必要がある場合というふうなことはどのようなことなのかということと、それからもう一つは、確実な繰り戻しの方法も考えなさいというようなことなので、この繰り戻しの方法、それから利率をどのくらいというふうなことで定めなさいとなっているんですが、この辺のところも今現在のところまだ基金というふうな形になっておりませんが、来るというふうな前提でもうやっておりますので、この辺のところもどのような形で考えていらっしゃるのかお聞かせ願えればと思います。
○議長(佐藤長成君) 副町長。
○副町長(平間喜久夫君) お答えいたします。
繰りかえ運用というのは、これはいずれの特定目的基金にも入っている項目でございます。簡単に言えば、歳計現金の中で、いずれ税収なり国庫補助金なり県補助金が入ってくるんだけれども、この時期だけ手持ち現金がないと。一時借り入れという方法もありますけれども、この基金から一時的に借りて、後で入ってくるいろんな補助金あるいは町税というものでお返しするという形でございます。実際はこのような繰りかえ運用というのは最近はやった記憶はございませんが、ただ万が一に備えてこういった条文を整備しているということでご理解いただきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 大沼昌昭君。
○7番(大沼昌昭君) 今のところ使用した経緯がないというふうなことなんですが、使用した形跡がないとはいえ、やはりその繰り戻しの方法とかそういうのは一応考えてはいらっしゃるとは思うんですが、これに関してはほかのいわゆるものに関してもその規定があるというふうな話を今副町長されましたが、やっぱりその利率とかそういう繰り戻しの方法とか、ほかのことでも考えていらっしゃるんであれば、この辺のところを同等に考えるというふうなことであれば、もし具体的な例があればお示しを願いたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 副町長。
○副町長(平間喜久夫君) お答えいたします。
具体的事例はございませんが、やはり基金という形で、通常ですといろんな、場合によっては定期預金、普通預金というふうな形で運用しております。同等の利子を当然つけてお返ししなければならないというような形で、この分は一般会計ですと利子の分で計上しておりますので、そういった範囲で対応するというふうになろうかと思っております。具体例は先ほど言ったとおりないので、具体的に利率幾らにしたとか、そういった事例はちょっとないということでご理解いただきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) ほかに質疑ありませんか。15番馬場勝彦君。
○15番(馬場勝彦君) 先ほどの町長や担当課長の説明で大体理解はしたんですが、まずこれについて、今全国市町村、ほとんど同じような条例で制定をされているようであります。私も林業関係やっていたものですから、これは三十数年前に環境税ということが廃案になった経緯がありましたので、やっと環境に対するきちっとした目的の財源が確保されるかなと思っております。
担当課長に聞きたいんですが、国から確実なガイドラインが出ていないから、今のところどう進めるかは明白ではないという説明がありました。しかし、森林関係におきましては、過去から森林経営計画という5年間の計画書というのが、意外と民営林はほとんど出ていたわけですから、恐らくこれが、この形がベースになっていくのかなという、私はそういう捉え方をしておりましたので、やはりまだガイドラインが出ていないというよりも、やはりこの森林経営計画というのがありますので、やはりこれをもう一度見直し、整備しておく必要があるかと思いますが、その辺について担当課ではどのように考えているか、まずそれを確認をさせていただきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 農林観光課長。
○農林観光課長(加藤勝彦君) お答えいたします。
今、議員が言われます森林経営管理計画、これは町で定めていますので、言われるとおり、それはそれでしっかりと確認しながら進めることになります。
今回の新たな森林経営管理制度は、一般の方が所有している森林に対しての管理ということになりますので、この部分に関してはこれまで町として積極的に手を触れてこなかった部分でございます。これについてまず状況をしっかり確認して、その内容から所有者が今後しっかりと経営する意思があるのかないのか、そこの確認もしなければなりません。そこで自分で管理しますという場合はそれで問題はないんですが、そこでなかなか管理ができないんですといった場合は、意欲と能力のある林業経営者という言い方をしているんですが、そういった方に町が仲介として入って経営の管理をお願いするという形になっていきます。こういったところで、町として森林の管理計画ということで状況確認はしていますが、どなたがどんなふうに管理しているかというさらに深く確認というか、その状況把握をしておりませんので、まずそこから入らなければいけないということで、今回、基金は条例としてつくりますが、予算のほうはまだ入れていないという状況でございます。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 担当課長はやっぱりそういう一つの国ほうの、わかりやすく言うと、例えば先ほども言いましたように、白石蔵王森林組合にお願いして、個人の山でも整備しているところは問題ないんですね。例えばあとは、蔵王町はあとは円田森林組合といって大きな部落有のそういった、あと北部のほうには大字平沢の部落有があったり、そういったところはいろんな、あと宮財産区だとか、そうやって町民の皆さんで、そして昔からの森林を守っている人たちはみずから枝払いをしたり、いろんな、草刈りをしながら、そういう森林を守ってきているんですね。ところが、ここで言っている私有林なんですね。この私有林が荒れ放題になって、枝払いもしていない、そしてここの山は誰が管理しているんだということで、例えばきちんと相続もされてきているのかどうかだとか、そういったことを、そして今この山の持ち主は誰なのか、そういったことのゼロからスタートして町がそれを見ていきましょうということなんです、実は。それに国が譲与税というか、それを使って、そしてやっていきましょうと。そして、さっき言った300万円というのはある程度の概算なんです、今の。ですから、そういったものをこれから調査しなくてはいけないということなんですね。ですから、私の村上英人という山があれば、その山がどこにあって誰のなのかと、この荒れ地が誰だと、そういったことを、あとは所有者の方と話し合いをしながら、いろいろとこの山を、そして、人によってはもう山を放置して、個人的には放置した気持ちの方もおりますでしょうし、いろんな、町でぜひひとつ、私の家の山をぜひひとつ町で受け取ってもらえませんかという、実はそうやって来ている方もいるんですよ、中には。そうやって山を手放す方々もいるということだけも知っていただければというふうに思います。そういったことを整備していきましょうというのが、今回のこの譲与税を活用してまいりましょうということであります。三沢議員が一番よく知っているわけでありますが、そういうことですよね。(「そういうことです」の声あり)
○議長(佐藤長成君) 馬場勝彦君。
○15番(馬場勝彦君) 町長の説明は十分わかって聞いています。というのは、なぜこの基金で今から、今年度設置をして、最終的には令和6年だったと思うんですが、環境税が実際住民税に、納入しなくてはいけない、そのときに、最終的にこの目的とする事業がスタートすると。この5年間、当然5年間、この基金においてどう進めるかというガイドラインを示された中で事業計画を組んでいくという形で私は理解をしておりました。なぜ、先ほど森林経営計画に触れたかというと、残念ながら蔵王町の私有林というのは、ここを持っている面積がかなり小さいんですね。ほかの地域から比べれば、個人個人が持っている面積が小さいと。そうした場合に、町長の説明で、もう手放したい、相続はしたくないという話はずいぶん聞いております。やはり、そういう部分をどうしていくかというのが一番大切だというのは十分わかっていて聞いていますので、ですからその森林経営計画のあり方というものを、あるところから聞けばこれと同じベースで、あと管理集団化とかを進めていかなければならない。具体的にはまだ決定していないんで。それで、この作業を5年間のうちにやらなければならない、そのための財源措置かなと思っていたものですから、やはりその辺をしっかりした形で進めていかなければ、この基金の運用というのは、いざ正式に森林環境税が交付されたときに事業ができないという形になってしまうのかなと。ですから、この基金創設はいいんです、国からの。この今後5年間、この基金は恐らく毎年来ると思いますが、それについての進め方を、詳細をちょっと聞きたかっただけなので、先ほどガイドラインが出ていない以上は概算でしかまだ説明できないということだったので、できるだけ早期にやっていかないと問題かなと思っています。
一つだけ町長にお伺いしたいんですが、先ほど町長の説明でわかったんですが、やはり人口割にされてしまうと、これが一番問題でありまして、都市部はどう活用するのかなと言ってちょっといろんな関係者に聞いてみたら、結局木材利用の推進がベースになるのではないのかと。やはり、地方自治体ほどこの森林関係、育林、管理にこのお金を使うのではないのかなと言われています。でも、本来の目的は、木材利用もありますけれども、それの前の川上のほうの問題なので、今後とも国に、最終的にはあと5年後にこれの配分がはっきりしますので、そこまでの間にやはり地方のほうにその税率を回してもらわないと、いい制度も機能しない可能性があるので、もう一度その辺を町長に答弁をしていただきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 馬場議員よくご存じのとおりでありますが、本来はこの森林を守っている、さっき言ったようにそういったところがやっぱりこの譲与税を、森林税というのを使って、そして我々が守らなくてはいけないんだということを国に大分訴えてもきたんですね。今お話しされるように、本来は令和6年からですから。ですから、令和6年から、5年後から徴収、国民が徴収されるんですね、1,000円というのが。だけれども、もう待ちきれないから、国はその金を差し当たり出しましょうと、5年間分。それを基金としてやっていきましょうと。それが今、まだはっきりしていない、それが概算なんですね。概算でこのぐらいだろうというのが今なっているわけですが、ただその中で、本来は森林面積でお願いしたいということでずっと言ってきたんです、実は。ところが、これが国が、これが法律で決まりそうになってくると、いろんな各団体が俺たちだって金欲しい、みんな俺たちは金欲しい、金欲しいと言って、木材を利用する団体もこの金を欲しいということになったんですよ。今、このうちもネットでいろんな、全国に発信されるのであまり詳細等は言いませんが、そうやって本来はこの山を守っている我々がもっとお金をもらわなければいけなかったんです。そういったことをずっと訴えてきたんです、全国の町村会としては。あと、市長会も合併したので山も持っているところも多いんですが、もう一つが、今我々騒いでいるのは、国立公園だとか国定公園を守っている市町村がたくさんあるんですね。町村が多いんです、どちらかというと。国立公園、国定公園と。それだって私たちはその森林をやはり守っているんですよ。そういったのが今回のあれには該当されないんです。それはおかしいのではないかと、もともとその議論もやってきたんですよ。そんなことで、実は材木を利用する方々にもこの譲与税が振り分けられたといういきさつがあるんです。ですから、おっしゃられるとおりなんです。本当は我々の町村がもっともっともらわなければいけないと。そういった議論を、また今後国のほうに訴えていきたいというふうに思っております。
○議長(佐藤長成君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)それでは、ほかに質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて、討論に入ります。最初に、原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。
これより直ちに採決をいたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(佐藤長成君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第4 議案第47号 蔵王町特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に
関する条例及び蔵王町議会議員及び長の選挙公報の発行に
関する条例の一部を改正することについて
○議長(佐藤長成君) 続いて、日程第4、議案第47号蔵王町特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例及び蔵王町議会議員及び長の選挙公報の発行に関する条例の一部を改正することについてを議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
○町長(村上英人君) ただいま上程されました議案第47号蔵王町特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例及び蔵王町議会議員及び長の選挙公報の発行に関する条例の一部を改正することについて、提案の理由をご説明申し上げます。
本案は、国会議員の選挙等の執行経費の基準に関する法律及び公職選挙法の一部を改正する法律の施行に伴い、投票管理者等の報酬の増額改訂を行うとともに、蔵王町議会議員及び長の選挙における選挙公報掲載文の申請について用語の整理を行うため、条例の一部を改正しようとするものであります。
なお、詳細等につきましては、ご質疑により主管課長に説明させますので、慎重にご審議の上、原案どおり可決決定くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(佐藤長成君) 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。15番馬場勝彦君。
○15番(馬場勝彦君) 済みません、今回のこの費用弁償の件を一覧表で、今までは詳細に明記していました。今回、国会議員の選挙等に、執行経費等にかかわるということは、今後ここは国で改訂すれば、必然的に議会の議決を得ず改訂されるということになるんだと思いますが、それで、ただ、選挙立会人というのだけは、今回これ100円上がるんですけれども、今後もここが上がってくれば必ず条例改定しなくてはいけない。でありますから、あえてなぜ上の分を一括というか国の基準に沿うような形に今回やってしまうのか、その辺の詳細をちょっと説明をいただきたいなと思います。
○議長(佐藤長成君) 総務課長。
○総務課長(今村敏男君) お答えいたします。
この改正は、参議院選挙のある年の定例改正であります。今後も物価変動があった際には改訂が行われることがあるため、その都度報酬額を記載することはせず条例改正を行いたいことから、文言の記載によって対応するものでございます。
あと、選挙立会人だけがなぜ報酬額表示としたのかということなんですけれども、この選挙立会人は、あくまでも選挙の際に立ち会いをいただく方が選挙立会人であります。いわゆる従事する時間も短時間でありまして、国規定の金額より安く設定している現状であります。この経費については全額町負担ということでありますので、このようなことにしております。
以上でございます。
○議長(佐藤長成君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)ほかに質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて、討論に入ります。最初に、原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。
これより直ちに採決をいたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(佐藤長成君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第5 議案第48号 蔵王町災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する
ことについて
○議長(佐藤長成君) 続いて、日程第5、議案第48号蔵王町災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正することについてを議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
○町長(村上英人君) ただいま上程されました議案第48号蔵王町災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正することについて、提案の理由をご説明申し上げます。
本案は、災害弔慰金の支給等に関する法律の一部改正に伴い、災害援護資金の貸付利率を現行の年3%から、保証人を立てる場合は無利子、保証人を立てない場合は年1.5%に引き下げるほか、償還方法に月賦償還を追加するため、条例の一部を改正しようとするものであります。
なお、詳細等につきましては、ご質疑により主管課長に説明させますので、慎重にご審議の上、原案どおり可決決定くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(佐藤長成君) 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて、討論に入ります。最初に、原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。
これより直ちに採決をいたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(佐藤長成君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第6 議案第49号 蔵王町心身障害者医療費の助成に関する条例の一部を改正
することについて
○議長(佐藤長成君) 続いて、日程第6、議案第49号蔵王町心身障害者医療費の助成に関する条例の一部を改正することについてを議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
○町長(村上英人君) ただいま上程されました議案第49号蔵王町心身障害者医療費の助成に関する条例の一部を改正することについて、提案の理由をご説明申し上げます。
本案は、本年10月1日から宮城県における障害者医療費助成の対象に精神障害者を含める改正が行われることから、本町においても県と同様の改正を行うため、条例の一部を改正しようとするものであります。
なお、詳細等につきましては、ご質疑により主管課長に説明させますので、慎重にご審議の上、原案どおり可決決定くださいますよう、よろしくお願いいたします。
○議長(佐藤長成君) 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。5番松ア良一君。
○5番(松ア良一君) それでは、確認になるかもしれませんけれども、1点だけお伺いしておきたいと思います。
今回、新たに精神障害者が加わったということでございますけれども、この給付対象者はこの括弧内にある説明、いわゆる1級手帳の所持者だけなのか、またそれ以外にも該当する方がいらっしゃるものなのか。実際に、なお本町としてそれらの人数、そうしたものを押さえているものなのかどうか、その辺についてお伺いしておきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 町民税務課長。
○町民税務課長(大槻充夫君) ご説明いたします。
該当者は精神障害者の1級の方のみになります。蔵王町で、1級精神障害者は15名認定されている方がいらっしゃいます。以上です。
○議長(佐藤長成君) 松ア良一君。
○5番(松ア良一君) わかりました。
これの支給方法、助成方法、これについてはどのような形で行っていくものなのか。これはいろんな支給方法もあって、現物の方法になっていくものなのか、それとも別の方法でやっていくのか。その辺についてちょっと確認しておきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 町民税務課長。
○町民税務課長(大槻充夫君) ご説明いたします。
医療機関で医療を受診して、それの請求があって、それに基づいて県のほうに申請をして、それの2分の1が県のほうから助成される。あと2分の1は町のほうでの助成というような形になっております。(「支給……」「償還払いか現物給付かという」の声あり)現物ですね。(「現物ですか、償還払いですか」の声あり)済みません、償還払いになるという形になります。
○議長(佐藤長成君) 松ア良一君。
○5番(松ア良一君) 健常者とは違って、その辺の手続について、やっぱり全国的な流れもございますので、やっぱり今後利用しやすい環境づくり、そうしたものに努めていただいたほうがいいのかな、このように感じましたので質問させていただきました。
終わります。
○議長(佐藤長成君) ほかに質疑ありませんか。12番加川 敦君。
○12番(加川 敦君) この制度はやっぱり社会的弱者の支援ということで、大変いいことだと思います。今のお話ですと15名が対象になっていますということでしたので、予算的には、県の補助金を含めて一般財源プラスして300万円だったと思うんですけれども、もし間違いがあったら後で訂正をしてください。
質問は、そもそもこれは身体障害者手帳をお持ちの方、1級、2級、3級の方だけが対象だったものを、今回、精神障害者1級の方が対象になるということであるようですね。ほかの市町村も調べましたがそういう規約になっているようでございますが、教えていただきたいんです。精神障害者1級の方のみ対象で、2級、3級は対象にならないということはどういうふうに説明されるんでしょうね。どういう理由によるものなんでしょう、教えてください。
○議長(佐藤長成君) 町民税務課長。
○町民税務課長(大槻充夫君) ご説明申し上げます。
これに関しましては県のほうで規定が改正されまして、これで1級の方にのみ助成をするというふうな決定になっております。これにつきまして関係市町村で同じように条例改正をして、1級の方のみ該当するというような形の制定をしておるものでございます。
また、予算につきましては、300万円というのはあくまでもこれは医療費なものですから想定になるということで、15名中10名の年間30万円ぐらいの医療費というような積算での予算を計上しております。以上、ご説明いたします。
○議長(佐藤長成君) 加川 敦君。
○12番(加川 敦君) わかりました。300万円もわかりました。ただ、県のほうで1級のみ対象とするというふうに変えたから1級ですというのも、ちょっと寂しいなと思うんですね。やっぱり疑問に思いませんか、2級、3級の方だってそれなりに費用がかかりますし、手続も大変だと。だって、言いましたように身体障害者の方は2級、3級も対象になるんですからね。その辺、今答えろとは言いませんが、やっぱり知っておくべきことだと思いますけれども。よろしくお願いします。
○議長(佐藤長成君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)それでは、ほかに質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて、討論に入ります。最初に、原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。
これより直ちに採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(佐藤長成君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
それでは、ここで10分間休憩いたします。
午前10時51分 休憩
午前11時01分 再開
○議長(佐藤長成君) それでは、再開いたします。
休憩前に引き続き、審議を行います。
日程第7 議案第50号 令和元年度蔵王町一般会計補正予算(第2号)
○議長(佐藤長成君) 日程第7、議案第50号令和元年度蔵王町一般会計補正予算(第2号)を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
○町長(村上英人君) ただいま上程されました議案第50号令和元年度蔵王町一般会計補正予算(第2号)について、提案の理由をご説明申し上げます。
本案は、既定の予算の総額に、歳入歳出それぞれ6,436万9,000円を追加し、予算の総額を59億3,958万6,000円にしようとするものであります。
その主な内容は、歳入において国庫支出金、県支出金、町債を追加し、歳出においては、民生費、土木費、教育費を追加しようとするものであります。
今回の補正予算においては、主にプレミアム付商品券事業費を新たに追加したほか、職員の異動に伴う人件費の補正を行うものであります。
また、町道湯口線及び下別当1号線道路改良工事について、国庫補助金の内示額により事業費が増額になることから、関連予算を計上したところであります。
次に、第2表、債務負担行為補正については、学校給食調理業務委託料について限度額を変更しようとするものであります。
次に、第3表、地方債補正については、道路改良事業について限度額を変更しようとするものであります。
なお、詳細につきましては、ご質疑により主管課長に答弁させますので、慎重にご審議の上、原案どおり可決決定くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(佐藤長成君) 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。14番平間武美君。
○14番(平間武美君) 今回の補正で一番疑問なのは、このプレミアム付商品券事務費、事業費、割り増し分で補助金が約3,000万円ですね。これは国の、いわゆる消費税絡み。10月から2%上げて10%にしたいという国の、与党関係の方針と。まだこれ決まってもいないのにですよ。今回、今度来月7月の参議院選挙の大目玉ですよね、消費税増税問題。もう消費税上げたら、今でこそ消費が冷え込んでいて、我々の生活がもっと苦しくなる。決まっていないのにこういう予算を組むというのは、果たしていいのか悪いのか。決まっていないんですよ。もし、来月選挙で自民党惨敗したら、参院選で、これ、消費税上げることできませんよね。できないのに、こういったプレミアム付商品券をやってしまう、補正を組んでしまう。ちょっと疑問なんですが、その辺はどうなんでしょうか。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) ちょっと中身を見ていただければと思いますが、国費と書いております。国費ということは、もう国から予算がついているということなんですね。そういったことでひとつご理解をいただきたいと思っております。
○議長(佐藤長成君) 平間武美君。
○14番(平間武美君) だから、国庫支出金というのはもちろんわかります。わかるんですが、消費税上げられなくなってしまったら国から来なくなりますよね。もし上がらなくても来るという……(「そういうことでやっているという」の声あり)ああ、そういうことですか。でも、筋からいったら、ちょっとおかしいなと思わないですかね。私は、だからマスコミとかがいかにも上がるような報道をしていますけれども、一般の国民にとっては上げないほうがいいというのが55%ぐらいいるわけですよね。この辺がちょっと、国から来たら来るんだからいいんだという考えだったら、まあしようがないのかなと思うんですが、筋からいったらおかしいなという私の考えなんです。
○議長(佐藤長成君) 質疑の内容ではありませんので、打ち切ります。
それでは、ほかに質疑ありませんか。2番村上一郎君。
○2番(村上一郎君) それでは、別のほうの質疑に入りたいと思います。
今回、町長のほうの説明の理由の中で、湯口線と下別当1号線の道路改良工事で国庫補助金の内示額が増額されたという説明がありました。これはページにすると、16ページの土木費の国庫補助金になるのかなと思っています。下別当1号線の事業の関連で681万8,000円、それから湯口線に関しては500万円の追加ということで今回内示を受けたようでありますけれども、通常ですとこの関連は今まで減額が多かったんですが、今回うれしいことに増額ということで示されたわけなので、その辺の経緯とか理由について何か説明いただければと思うんですが、お願いいたします。
○議長(佐藤長成君) 建設課長。
○建設課長(佐藤耕造君) お答えいたします。
毎年配分率を想定しておりまして、前年を考慮しまして行っております。下別当1号線も湯口線も、下別当のほうは45%、湯口のほうは30%を見込んでおりましたが、下別当が45%から49%、湯口が30%から40%と上昇しております。あくまでも昨年度の配分率を考えて、当初の予算をとっておりました。以上です。
○議長(佐藤長成君) 村上一郎君。
○2番(村上一郎君) わかりました。
何か今までですと、なるべく県のほうからの補助をいただく関係上、少し多目の予算を組んで国のほうに申請なりしていたということがあったんですけれども、今回そのような経緯があって、いつでも減額補正が年度内に必ずあったわけなんですが、今回は国ほうから逆に増額だということで、大変事業のほうの進捗に関してはよいのかな思っております。
これに関連してなんですが、歳出のほうで27ページになります。8款の土木費の関係ですけれども、3目の道路改良整備事業費ということで、これも当然工事請負費が増額になるんですね。町道湯口線と町道下別当1号線の改良工事費の増額・追加ということで、2,513万6,000円ほどが今回増額になります。これらに関して、当初よりもさらに改良工事のメートルとかが進むかと思うんですけれども、その辺について、どの辺まで進捗状況が進むのかどうか、計画はどの辺までされるようになるのかを、内容について説明いただければと思います。
○議長(佐藤長成君) 建設課長。
○建設課長(佐藤耕造君) お答えいたします。
湯口線につきましては、現在起点側から行っておりまして、今回30年度の繰越予算の分を発注しようとしております。それで、ことしの予算につきましては湯口線が4,000万円に増額になりまして、そこから行いますと、大体湯口川をちょっと過ぎたあたり、その辺近辺だと思われます。あと、下別当1号線につきましては、これにつきましても、県道まではぶつかりませんが、残りの半分ぐらいを予定しておりまして、来年あたり完成を見込んでおりますが、予算の配分もありまして、その辺は流動的でございます。以上です。
○議長(佐藤長成君) 村上一郎君。
○2番(村上一郎君) 内容について大体把握はできましたけれども、下別当1号線は来年あたり完了になるかもしれない、流動的な要素もあるかと思いますが、完了するかもしれないということなんですが、湯口線の関係で、どの辺まで完了の予定になるのか、進捗。パーセントはあるかと思うんですが、完了年度は、令和2年度で完了は難しいのかどうか、ちょっと確認しておきたいと思います。
そして、毎年どうしても繰越事業になりまして、明許繰り越しで次の年度にその当初の予算の事業が次の年の年度にまたがって繰越事業になっているのはこのごろ、このところずっと続いているわけでありますので、やはり地域住民の早期完成が強く望まれていることもあるものですから、繰越事業にならないように、予算確保できたら速やかにやはり工事を発注して、年度内に予算の消化ということで進めていただくように、業務のほうの進行も早くしていくべきではないのかなと思っておりますけれども、その辺についてお答え願います。
○議長(佐藤長成君) 建設課長。
○建設課長(佐藤耕造君) お答えいたします。
下別当、済みません、間違いました。湯口線につきまして、令和元年度で大体56%の進捗率というか、事業費的に56%になります。このままいきますと、令和4年ぐらいまでかかってしまうのかなと考えておりますが、現在、ことしの工事なんですけれども、今湯口川の河川のつけかえを起点側で行っておりまして、なかなか終点側から工事ができないということもありまして、今ちょっと湯口線につきましては湯口川の河川のつけかえ工事が終わり次第、進捗が図られるものと考えております。以上です。(「繰り越しにならないようにというのは」の声あり)
今、お話にありました繰り越しの件につきましては、繰越事業にならないよう、課内で一致団結して進めていきたいと思います。以上です。
○議長(佐藤長成君) ほかに質疑ありませんか。7番大沼昌昭君。
○7番(大沼昌昭君) 何点か内容の説明を、確認したいと思います。
14ページの学校給食に関しての債務負担行為の補正なんですが、5,000万円から6,400万円というふうなことで、ここで増になっております。これに対しこの内容を、多分幼稚園のことだと思うんですが、この辺のところのその具体的な内容の説明をお願いしたいなというふうに思います。
○議長(佐藤長成君) 教育総務課長。
○教育総務課長(福地実幸君) お答えいたします。
議員さんおっしゃるとおり、これは3年に1度の業務委託に係るものでございまして、具体的には令和2年4月から幼稚園での給食供食を計画しているため、今回契約において委託料の増額ということで、債務負担の補正をお願いしているものでございます。
○議長(佐藤長成君) 大沼昌昭君。
○7番(大沼昌昭君) わかりました。
別件でよろしいですか。
○議長(佐藤長成君) どうぞ。
○7番(大沼昌昭君) それでは、24ページお願いします。
24ページの予防費というふうなことで、少額ではございますが、84万3,000円ということで新規に臨時管理栄養士というふうなことで雇用というようになっております。これに対して新規に採用になったその採用の理由と、それから条件、そのようなことでどのような条件でこの雇用をしているのかというふうなことをお聞かせ願いたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(平間勝文君) お答えします。
予防費の賃金84万3,000円につきましてなんですが、これにつきましては現在栄養士がおるんですけれども、7月から、8月からですか、産休予定となっております。産休代替という形で予防費のほうに84万3,000円お願いしてございます。以上でございます。(「条件。勤務条件がどうなっているのか」の声あり)
○議長(佐藤長成君) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(平間勝文君) 失礼しました。産休代替栄養士賃金としまして、健康づくり、食育推進事業に従事していただくことといたしまして、1日6時間、週3回勤務で、6時間掛ける1,300円掛ける3日掛ける4週ということで、掛ける9カ月ということで、今回予算の計上をお願いしてございます。以上でございます。
○議長(佐藤長成君) 大沼昌昭君。
○7番(大沼昌昭君) 理解をいたしました。
議長、もう1件、別件でよろしいですか。
○議長(佐藤長成君) 別件、どうぞ。
○7番(大沼昌昭君) それでは、30ページの中学校の用地の買収の件なんですが、これに関して追加ということで73万5,000円、ここで計上されております。これに関して、必要性というのか、どのような理由でこのような追加になったのかをお聞かせ願いたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 教育総務課長。
○教育総務課長(福地実幸君) お答えいたします。
統合中学校の用地につきましては当初予算でお願いしたわけでございますが、今般、仮契約、本契約という流れの中で確認作業をしてみたところ、学校用地で1筆、道路用地で1筆の拾い漏れが発覚しましたので、全くの事務的ミスでございます。面積は2筆合計150平米分の土地の購入代金を追加でお願いするものでございます。よろしくお願いいたします。
○議長(佐藤長成君) ほかに質疑ありませんか。1番齋藤英之君。
○1番(齋藤英之君) 先ほどのプレミアム付商品券の関係なんですけれども、消費税対策ではなくて低所得者の救済策だということなんですけれども、先ほど説明をいただきましたが、全額国庫補助ということで大変よろしいんですけれども、これを見ますと事業費と事務費と半分なんですよね。この割合、せっかくの国の事業なんですけれども、救済策になるのかなというふうに私は思っているんですけれども、この事務費の関係、国からの指示でそういう形になったのか、それぞれの地方公共団体独自に事務費算定して計上したものなのか、その点と、あともう1点なんですけれども、委託料がございます。合わせて随分の額になっております。事務とか事業委託については、ほかの市町では入札とかそういった形で委託しているようなところもあるんですけれども、どういった形で、その委託をどこにされようとしているのか、その点についてもお伺いしたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(平間勝文君) お答えします。
事務費の件でございますが、事務費につきましては国の指導もございまして、今まで何回か独自の商品券事業ということでやってきたんですけれども、それで自治体が最も適切と考えられる事務費ということで、当然国ほうからQアンドAという形で流れてきておりますけれども、そちらを参考にさせていただきながら、必要に思われる事務費のほうを計上させていただきました。
あと、2点目、委託費でございますが、委託費のほうも結構な額になっているということでございますが、今回も町としてはできるところは商工会を念頭に置きながら考えてございます。商工会のほうにまずご相談申し上げまして、今までのプレミアム商品券、何回かやっていただいた経緯がございますので、その辺もいろいろ相談させていただきまして、委託料という形で人件費なりポスターとか、あとは消耗品、そういうものに使いながらこの辺上げてございます。ということで考えてございます。以上でございます。
○議長(佐藤長成君) 齋藤英之君。
○1番(齋藤英之君) わかりました。
委託料については商工会ということなんですけれども、ここに計上されている委託料2,240万9,000円とあるんですけれども、これ全て商工会ということではないんでしょうね。その点について伺います。
○議長(佐藤長成君) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(平間勝文君) ではお手元の、今回の補正予算の説明資料の明細ということで出してございますが、この委託料の中身なんですけれども、商品券管理システム導入ということで、これを商品券を導入して管理するということでうちのほうのシステム、電算のほうに160万円ほど、あと販売事務委託手数料といたしまして568万2,000円ということで、こちらのほうを商工会のほうに考えてございます。あと、データ抽出ということで、今回の対象が非課税の方々と、あとは学齢が3歳未満の子供ということになってございますので、こちらのほうの対象者のデータ抽出ということで13万2,000円ほど計上させていただいております。以上でございます。(「1,500万円の内訳」の声あり)
失礼しました。済みません、あと委託料の内訳でございますが、住民税非課税該当者につきましては、こちらの見込みといたしまして2,700名を見てございます。1,000円掛ける2,700名掛ける5セットということで、1,350万円。あとは3歳未満の子供の世帯主ということで、こちらのほうは300人ほど見てございます。これも1,000円掛ける300人掛ける5セットということで、150万円という形になってございます。以上でございます。
○議長(佐藤長成君) ほかに質疑ありませんか。5番松ア良一君。
○5番(松ア良一君) 今のに関連してお伺いしておきたいと思います、確認になるかもしれませんけれども。
今、課長のほうから、購入対象者につきましては非課税世帯と学齢3歳未満というようなお話がございましたけれども、報道等なんかで流れているのは3歳半、このような流れ方をしておりますけれども、それの私の認識でよかったのかどうか、そこだけちょっと、まず確認しておきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(平間勝文君) お答えいたします。
今、議員さんおっしゃるとおりなんですけれども、基準日が、済みません、お手元の資料の2ページ、先ほどの2ページのほうをお願いしたいんですが、こちらの中の購入対象者ということで、(2)番に学齢3歳未満の子供ということで、2016年4月2日から2019年9月30日までに生まれた子供ということで基準日が変わりまして、最初は3歳未満ということでございましたが、4月2日にですかね、国のほうで変えまして、3歳半と。ご指摘のとおり3歳半までのお子様に今回は該当するようでございます。以上でございます。
○議長(佐藤長成君) 松ア良一君。
○5番(松ア良一君) 確認になったわけでございますけれども、この購入対象者に対する周知といいますか、呼びかけですね。いわゆるこの3歳未満の世帯については、こうした部分については何らかのご案内なりなんなりを出していくものなのか。あるいは、非課税世帯についてはこれは申し込みあるいはそうした申請によってやるものなのかどうか。その辺、ちょっと確認しておきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(平間勝文君) お答えいたします。
まず、住民税非課税者なんですけれども、うちのほうの予定といたしましては、予算が認められれば、まず住民税非課税者の対象と思われる方に対しましてプレミアム商品券の引きかえ購入の申請書のほうを送付させていただきます。それが、申請が届けばそれを見ていただきながら、町の保健福祉課のほうに申請していただきながら、うちらのほうで税務の資料もございますので、そちらと照らし合わせまして、間違いなく該当者でございますということになればこちらから申請引きかえ券という形で、(「周知方法をどうするの」の声あり)郵便で……(「対象者への周知方法」の声あり)失礼しました。対象者への周知方法につきましては、今言ったように郵便でこちらから送るというのが一つでございますし、あと広報等を使いながら、こういうのがあると、事業が始まるということで周知する予定でございます。
あと、3歳未満の子供に対しましては、こちらのほうは申請はなくて、もう、3歳半ですか、3歳未満の子供であれば、こちらのほうでデータがございますので、こちらのほうで抽出させていただいて、該当する方に郵送でこちらから、そちらはもちろん引きかえ券をもう送付させていただく予定でございます。以上でございます。
○議長(佐藤長成君) 松ア良一君。
○5番(松ア良一君) 大変煩雑になるような事務作業でございますけれども、よろしくお願いしたいと思います。
もう1点だけちょっと確認しておきたいと思います。このいわゆる割引率で20%ということで、1枚当たりの券、どういった金額にしていくものなのか。前回同様な形の、やっぱり扱いやすい形で500円あるいは1,000円に、こういった額面にしていくものなのか。その辺について確認しておきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(平間勝文君) お答えします。
1枚当たりの単価でございますが、販売は1単価5,000円としまして、これを4,000円で売ります。(「違うね」「1枚当たりの額面」の声あり)済みません、失礼しました。まず、1枚なんですけれども、1,000円券で処理させていただきます。
○議長(佐藤長成君) ほかに質疑ありませんか。15番馬場勝彦君。
○15番(馬場勝彦君) 済みません、25ページの農林水産費の中にあります農業振興費で、負担金補助金及び交付金ということで鳥獣被害対策担い手育成事業補助金。これ、当初にもこの項目があったと記憶しておりましたが、ここで一財で75万5,000円というのは、追加したのは重要な用途が変わったのか、どういう内容でこの項目が計上されたのか説明をいただきたいなと思います。
○議長(佐藤長成君) 農林観光課長。
○農林観光課長(加藤勝彦君) お答えいたします。
当初予算で計上しておりました予算につきましては、これまで行っておりました蔵王町わな狩猟免許取得支援事業ということで想定をしておりましたが、実は最近の傾向としまして、捕獲実施隊の高齢化等もありまして銃の所持する方が大分減ってきております。それで、わなを取得される方は大分ふえてはいるんですが、わなで捕獲してもその後のとめ刺しを行うのには銃の所持している方が必要ということから、今回、わなだけではなくて銃の所持に関しても助成を行っていきたいというふうに考えての補正でございます。よろしくお願いいたします。(「内容は」の声あり)
内容につきましては、わなの取得、それから銃猟の所持許可申請、それから捕獲隊に入隊するまでに要する経費、それから狩猟税等に関しては全額助成。それから、有害鳥獣捕獲に必要な猟銃等の購入に関する経費については2分の1助成で20万円限度ということで考えております。
○議長(佐藤長成君) 馬場勝彦君。
○15番(馬場勝彦君) 済みません、ありがとうございます。
大体内容はわかったんですが、ただ、今の全額の関係、どれくらいの額、全額というのはどれくらいかかって、対象者は何名でこれが出たのか、その辺をちょっと、今の説明ではちょっと理解できないので、そこまで説明をしていただきたいなと思います。
○議長(佐藤長成君) 農林観光課長。
○農林観光課長(加藤勝彦君) お答えいたします。
全額助成につきましては、猟銃の所持、猟銃の購入、それからそれを保管するための設備になります。それで、(「全額ではない。全額の分」の声あり)済みません、失礼しました。間違えた、申しわけないです。今のは2分の1です。済みません、全額の補助は狩猟を……、(「狩猟免許」の声あり)大変失礼しました。全額補助につきましては、わな猟の新規取得に関しましてはこれまでどおりの10人を見ております。それから、(「1人当たり幾ら」の声あり)10人は、1人が1万2,200円で10人でございます。そして、今回補正しました増額分につきましては狩猟免許の取得に関しての経費としまして、免許取得の経費が1万6,000円で12名、それから猟銃の所持許可の申請の経費について7万2,000円で2人を見ております。それから、第一種猟銃狩猟者登録経費ということで、これも1万8,600円で2人、それからわな猟の狩猟者登録経費ということで1万300円の10人の10万3,000円でございます。それから、猟銃の所持に関する経費としまして、こちらは2分の1ですけれども、20万円で2人見ております。合計で今回75万5,000円の増額になる部分が、以上の経費でございます。
○議長(佐藤長成君) 馬場勝彦君。
○15番(馬場勝彦君) ありがとうございました。
今回の中で一番問題なのは、この猟銃の所有者、最後のとめ刺しをする方が年々減ってきているということは承知していました。この前この補正を組みましたけれども、今後、今2名で、今の説明だと2人を対象として予算計上したといいますが、それよりも申請者が多ければ補正か何かで今後対応する考えまでお持ちなのか、その辺も確認をさせていただきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 農林観光課長。
○農林観光課長(加藤勝彦君) 議員が言われるとおり、今後状況を見て、多くなれば補正で対応したいと考えております。
○議長(佐藤長成君) 4回目ですよ。(「3回終わり」の声あり)3回終わりました。(「3回でないの」の声あり)3回、別件ですか、別件。今ので3回です。別件ね。どうぞ。
○15番(馬場勝彦君) 済みません、勘違いしました。
あまり理解できなかったのが26ページの、今回、国庫支出金で林道維持費ということが出ております。林道の橋の点検委託料と、これは国庫なのでいいんですけれども、蔵王町に林道で点検するような橋が何カ所あったかちょっとわからないので、できれば箇所数等も説明していただきたいなと思うんですが。
○議長(佐藤長成君) 建設課長。
○建設課長(佐藤耕造君) お答えいたします。
蔵王町の林道にある橋、2メーター以上ですけれども、その橋は4橋ありまして、古林線に2橋、あと八山、青麻林道なんですけれども、そこに1橋、あと横柴、秋山沢にかかっている橋で合計4橋となっております。以上です。
○議長(佐藤長成君) 馬場勝彦君。
○15番(馬場勝彦君) ありがとうございます。
課長、ちょっとこれ聞きたいんですが、もしこれが点検で不良というか、即改良が必要だとなった場合、これは国のほうである程度面倒を見ていただけるのか。その辺までは何か説明とかあるのか。財政的支援ですね、そういうのが担保されているのか、その辺も確認をさせていただきたいなと思います。
○議長(佐藤長成君) 建設課長。
○建設課長(佐藤耕造君) ご質問にお答えします。
この点検のほうの事業なんですけれども、まだ始まったばかりでして、今国のほうで点検でどのぐらいそういう橋があるのか把握している段階なので、あと追ってそういう事業があるものと理解しております。以上です。
○議長(佐藤長成君) ほかに質疑ありませんか。5番松ア良一君。
○5番(松ア良一君) 1件だけお伺いしておきたいと思います。
32ページの負担金補助及び交付金のほうなんですけれども、青少年沖縄交流合宿事業補助金ということで新規で計上されてございますけれども、どういった事業の内容になっているものなのかお伺いしておきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(我妻 敏君) お答えします。
本事業は町子ども会育成会が行う事業になっておりまして、子ども会のほうで、カメイ社会教育振興財団のほうから青少年の社会教育活動に対する助成金という項目がありまして、その事業のほうに申請を出しました。申請の中身につきましては、ジュニア関係のほうで沖縄のほうで社会教育の勉強をする合宿という形で行っております。日数につきましては、日にちにつきましては7月30日から8月3日、4泊5日で沖縄県の、町名が北中城村というところと金武町というところで交流活動を行う予定となっております。(「人数」の声あり)人数のほうは、定員子供16名ほど考えておりまして、今現在10名ほどの子供たちのほうから申し込みがありました。以上でございます。
○議長(佐藤長成君) 16名に対して1人幾らぐらい見込んでいるのか。
○生涯学習課長(我妻 敏君) 今回の負担金の中身になるわけなんですが、負担金の中身につきましては引率等におきます保健師1名分の旅費と、あと現地で移動の際にレンタカーを考えておりました。そのレンタカー3台分のリース料と燃料費ということで計上しているところでございます。1人当たりの経費になりますが、ちょっとお待ちください、1人当たりの経費がちょっと今算出中だったので申しわけございませんが、個人のほうからの参加費ということで3万円ほど個人負担のほうで集める予定でございます。事業のほうにつきましては子ども会のほうで行う予定でしたので、不足分につきましては子ども会のほうの事業費を充当しようというふうに考えておるところでございます。以上でございます。
○議長(佐藤長成君) 松ア良一君。
○5番(松ア良一君) ちょっと内容ももう少し、わかりにくいかなというふうな受けとめ方をいたしましたけれども、この16名という募集の枠、どういった形態をとって行っていくものか。3万円という金額も、個人の負担としてはかなり子供たちには負担なのかなということもちょっと今思いましたけれども。
この事業、新規で立ち上げられましたけれども、今後継続していくものなのか、今回のみなのか。あと、この交流事業の中身についてももう少し伺えればいいのかなというふうに思いましたので、再度ご答弁いただきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(我妻 敏君) 今回の事業は、対象者130名の、中学生から高校生までを対象に考えておりました。この130名というのは、子ども会育成会のほうに登録している方々になっております。また、今回の補助事業の関係だったんですが、カメイ社会教育財団のほうに申請した経緯等がありまして、今回は事業の中身を審査されるわけなんですけれども、それで今回通ったので事業実施できましたが、今後ともこのような事業を計画しながら、子供たちの健全育成ということで事業のほうを継続的に進めていければなというふうに考えているところでございます。
事業の中身になるわけなんですが、初日の7月30日中につきましては、仙台空港から沖縄の那覇空港のほうまで移動の関係で1日費やすようになります。2日目の7月31日につきましては北中城村の社会福祉協議会のほうと交流事業を考えておりまして、その中で、日本一の長寿の町を誇っている北中城村のジュニアの子供たちと、実際的にそのお世話をしている社会福祉協議会の団体のほうと、健康についていろいろと研修を重ねていきたいなと思っております。3日目の8月1日につきましては、金武町というところのジュニアリーダーとの交流事業を考えております。ここの交流事業におきましては、向こうのジュニアリーダーで持っているジュニアの技術関係、またこちらの蔵王町のほうのジュニアが持っている技術というんですか、研修の技術のほうをお互いに出し合うような形で交流を考えているところです。そして、8月2日、4日目になりますが、この日は沖縄県内のほうのいろいろな社会教育施設等の見学を予定しておるところでございます。最後、5日目になるんですが、8月3日につきましては沖縄から仙台までの移動時間というふうに考えているところでございます。以上でございます。
○議長(佐藤長成君) ほかに質疑ありませんか。14番平間武美君。
○14番(平間武美君) 32ページの一番下なんですけれども、この文化財保護費として新たに一般財源から33万2,000円ほど予算化しているんですけれども、これを見ると33万2,000円のうち30万円が音響照明委託料になっています。これはどんな事業なんでしょうか。説明してください。
○議長(佐藤長成君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(我妻 敏君) お答えします。
文化庁の補助事業ということで、沖縄県の伝統芸能となります組踊というものがありまして、この組踊というものがユネスコ無形文化遺産と国指定の重要無形文化財ということでなっておりまして、この組踊というものを蔵王町のふるさと文化会館のほうで7月28日日曜日、午後2時より、入場無料という形で開演する予定になっております。そこにおきまして、今回、組踊の方々につきましては国のほうの補助金を受けまして沖縄のほうからここ蔵王のほうまで来るわけなんですが、会場地における組踊の舞台ですか、その施設におきまして音と光の部分について地元、町のほうの負担というふうになっておりますので、その辺を今回委託料のほうに計上いたしました。以上でございます。
○議長(佐藤長成君) 平間武美君。
○14番(平間武美君) 何か突然7月28日にそういうのをやると、これは突然連絡が来たんですか。それと、沖縄と大分、さっきの青少年は沖縄に行って、今度は向こうから沖縄の人たちが来る。この、突然こういう事業というのはどうして来るというか、わからないんですよ。ことしの3月に我々この予算を組んだわけですよね。それで、また急に33万2,000円、これは国がそういうことを言ってくるんですか。その辺を説明してください。
○議長(佐藤長成君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(我妻 敏君) この組踊の事業なんですが、文化庁のほうで補助事業となっておりまして、その交付決定関係が今年度に入ってから来た関係がございまして、それまで来るか来ないかわからなかったので、今回、確定となった時点で補正という形でとったところでございます。
また、今回たまたま2つの事業が沖縄というふうに重なったところなんですが、これもたまたまということになってしまうんですけれども、子ども会育成会のほうでは沖縄のほうの子供たちと交流を考えていたということが、今回の文化庁で行う事業のほうが偶然という経緯になるところでございます。以上でございます。
○議長(佐藤長成君) 平間武美君。
○14番(平間武美君) そうしますと、この民族舞踏出演団が来て、7月28日にございんホールで踊ると。それは我々町民が入場料を払って見るのか、(「無料」の声あり)無料。そうしたらやはり、急に決まったようですから、町民にやっぱり知らせないと、誰も見に行かなくなった、これもまたかわいそうなものですから、その辺のいわゆる広報の仕方、そこはどのように考えていますでしょうか。
○議長(佐藤長成君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(我妻 敏君) お答えします。
7月28日の開催ということでございますので、7月1日の区長文書の配付等で全戸配付いたしまして、入場無料ということを町民の皆様のほうに伝えて、ぜひ鑑賞いただければなというご案内を出す予定でございます。以上でございます。
○議長(佐藤長成君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)それでは、ほかに質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて、討論に入ります。最初に、原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。
これより直ちに採決をいたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(佐藤長成君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第8 議案第51号 令和元年度蔵王町公共下水道事業特別会計補正予算(第1
号)
○議長(佐藤長成君) 続いて、日程第8、議案第51号令和元年度蔵王町公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
○町長(村上英人君) ただいま上程されました議案第51号令和元年度蔵王町公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)について、提案の理由をご説明申し上げます。
本案は、既定の予算の総額から、歳入歳出それぞれ1,012万4,000円を減額し、予算の総額を3億9,187万6,000円にしようとするものであります。
その主な内容は、歳入において繰入金、町債を減額し、歳出においては下水道事業費を減額するものであります。
次に、第2表、地方債補正については、2件の地方債の限度額を変更しようとするものであります。
今回の補正では、主に職員の異動による人件費の補正を行うものであります。
なお、詳細等につきましては、ご質疑により主管課長に答弁させますので、慎重にご審議の上、原案どおり可決決定くださいますよう、よろしくお願いいたします。
○議長(佐藤長成君) 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。1番齋藤英之君。
○1番(齋藤英之君) 人件費関係についてちょっと質問したいと思います。
給与費明細にもあるんですが、1名減になったということで、管理職手当が減ですから参事さんが1名減になったということなんでしょうけれども、必要ということで参事を置いて事業を今まで進めてきたんでしょうけれども、なぜ今回1名減になったのか。事業内容が、事業量が少なくなったとはちょっと見えないんですけれども、どういった理由で1名減になったのか。1名減でこの下水道事業が遅滞なく事務執行ができるものなのか、その点についてお伺いしたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 上下水道課長。
○上下水道課長(伊藤雅浩君) お答えいたします。
これは議員のおっしゃるとおりなんでございますけれども、技術者ということでの人事異動ということもありまして、内部の話をいたしますと、大変経験の多い職員が人事異動になってしまったということで、そのかわりに新規採用の技術者が入ってきたということがありまして、今水道にいる技術者で下水のほうの技術の部分も補わなくてはないということになりまして、メーンはあくまでも水道のほうの技術でございます。その技術者育成という考え方からも、今回は下水道の技術者は減になりますけれども、その分水道の技術者で補っているということで、あと技術者の育成という形を水道事業の予算のほうで行っているということで、将来的には議員おっしゃるとおり技術者を専門的に下水道のほうにも配属すると。予定ではございますけれども、現段階ではそういう形で運用しているということでございますので、ご理解をお願いいたします。
○議長(佐藤長成君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)それでは、ほかに質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて、討論に入ります。最初に、原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。
これより直ちに採決をいたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(佐藤長成君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第9 議案第52号 令和元年度蔵王町介護保険特別会計補正予算(第1
号)
○議長(佐藤長成君) 続いて、日程第9、議案第52号令和元年度蔵王町介護保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
○町長(村上英人君) ただいま上程されました議案第52号令和元年度蔵王町介護保険特別会計補正予算(第1号)について、提案の理由をご説明申し上げます。
本案は、既定の予算の総額に、歳入歳出それぞれ310万2,000円を追加し、予算の総額を10億6,210万2,000円にしようとするものであります。
その主な内容は、職員の異動による人件費の補正であります。
なお、詳細につきましては、ご質疑により主管課長に答弁させますので、慎重にご審議の上、原案どおり可決決定くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(佐藤長成君) 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて、討論に入ります。最初に、原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。
これより直ちに採決をいたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(佐藤長成君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第10 議案第53号 令和元度蔵王町国民健康保険蔵王病院事業会計補正
予算(第1号)
○議長(佐藤長成君) 続いて、日程第10、議案第53号令和元年度蔵王町国民健康保険蔵王病院事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
○町長(村上英人君) ただいま上程されました議案第53号令和元年度蔵王町国民健康保険蔵王病院事業会計補正予算(第1号)について、提案の理由をご説明申し上げます。
本案は人件費の補正であり、収益的支出において病院事業費用の予定額に104万1,000円を追加し、その総額を4億4,439万7,000円にしようとするものであります。
なお、詳細等につきましては、ご質疑により事務長に答弁させますので、慎重にご審議の上、原案どおり可決決定くださいますよう、よろしくお願いいたします。
○議長(佐藤長成君) 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて、討論に入ります。最初に、原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。
これより直ちに採決をいたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(佐藤長成君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第11 議案第54号 令和元年度蔵王町水道事業会計補正予算(第2号)
○議長(佐藤長成君) 続いて、日程第11、議案第54号令和元年度蔵王町水道事業会計補正予算(第2号)を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
○町長(村上英人君) ただいま上程されました議案第54号令和元年度蔵王町水道事業会計補正予算(第2号)について、提案の理由をご説明申し上げます。
本案は、主に人件費の補正であり、収益的支出において、上水道事業費用の予定額に247万1,000円追加し、総額を3億7,670万2,000円に、簡易水道事業費用の予定額から152万円を減額し、その総額を1億1,740万4,000円にしようとするものであります。
資本的収入においては簡易水道事業に3,420万円を追加し、総額を6,549万8,000円に、資本的支出においては簡易水道事業に3,420万円を追加し、総額を1億209万5,000円にしようとするものであります。
次に、企業債については、簡易水道事業に係る送水施設整備事業を追加しようとするものであります。その内容は、清水原ポンプ場の送水ポンプ等を改修しようとするものであり、企業債を財源とするものであります。
なお、詳細につきましては、ご質疑により主管課長に答弁させますので、慎重にご審議の上、原案どおり可決決定くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(佐藤長成君) 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。15番馬場勝彦君。
○15番(馬場勝彦君) 済みませんけれども、61ページのほうにあります委託費ということで、例規整備委託業務という項目が計上されています。私の記憶だと、この例規関係というはほとんど総務課の所管で今までほとんどやってきたという記憶があったんですが、なぜ今回ここの水道事業のほうで計上してきたのか、その辺のまず1点説明をいただきたいなと思います。
○議長(佐藤長成君) 上下水道課長。
○上下水道課長(伊藤雅浩君) お答えいたします。
この例規整備のほうの委託料でございますけれども、水道法の改正にかかわるものでございます。本来、職員等に関する条例であれば総務課のほうということになりますが、今回は水道法が大幅な改正になりまして、改正水道法がことしの11月より施行になるわけでございます。内容につきましては、議員ご承知のとおり、宮城県の実施するPFIとの関係、大きなものからあと詳細まであるわけなんですけれども、この本当に最初の水道法の基本理念から変わってきてしまうということでございまして、今までは施設整備拡充という方向性から、今度は経営基盤強化というような水道法が改正、理念も改正になるということでございまして、関連して今度は国のほうの役割、あと都道府県の役割、市町村の役割が明記されて、健全な経営の確保というような方向になるために、今度は町のほうの資産台帳の整備と、あと修繕台帳の整備とか、いろいろ今度詳細にわたり水道に関係する部分が出てくるわけでございます。これをちょっと、総務課のほうではちょっと難しいという中身でございまして、水道法に係るものですから、実際に水道事業を運営するための水道法改正で、それに付随する条例の改正ということでございますので、これは委託でお願いするしかないということになりましたものですから、今回委託料を上げさせていただいた次第でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(佐藤長成君) 馬場勝彦君。
○15番(馬場勝彦君) わかりました。
議長、別件でよろしいでしょうか。
○議長(佐藤長成君) 別件、どうぞ。
○15番(馬場勝彦君) 今回簡易水道、64ページのほうで清水原のポンプ送水関係を計上しております。大変これは、今ここで計上してくれるということは、今現状綱渡り的な状況で運営しているのかなと、こう受けとめておったんですが、これは昨年か一昨年、下別当のほうでもこういう関連のことがあったなと、ちょっと記憶をしておりましたので、まず1点としては、今回ここで議決されたら、いつころをめどにこれが改修されて、正常な、何というのかな、役割を果たすようになるのか、まず最初にその1点を確認をさせていただきたいなと思います。
○議長(佐藤長成君) 上下水道課長。
○上下水道課長(伊藤雅浩君) お答えいたします。
大変毎回ご迷惑をおかけしている状況で、今回の清水原の件も前回の昨年の下別当同様に、去る4月10日に事故が発生いたしまして断水ということで、その復旧作業に10日ほど要したわけでございます。中には給水作業を毎日続けたということもありまして、今、一応の段階で仮復旧という形で復旧はしてございますけれども、根本的な問題はやはり施設の老朽化ということでございまして、これ以上先延ばしにすることはできないということでございまして、概算で工事請負費で3,300万円、その設計費用として委託料120万円ほどを今回は計上させていただきました。それで、今回補正をお認めいただいた暁には、いつごろということになりますけれども、ポンプの発注から製作まで、注文製作になるものですから、これもやはりポンプだけで三、四カ月納期までかかるということでございまして、多分早くて年内ということで今のところ考えてございます。以上でございます。
○議長(佐藤長成君) 馬場勝彦君。
○15番(馬場勝彦君) ありがとうございました。
断水してしまえばかなりの影響を受けるので、やはり今課長が説明したとおり、かなり蔵王町のこういう施設は老朽化が進んでおりますので、やはり点検をしながら早期的にある程度の改修関係も計画していかないと、こういうケースがどんどん起きてしまうのかなと。そのほかにも、昨年と今回とポンプという心臓部でありますが、その前は水道管が連続して破裂するとか、かなりそういう部分で懸念をしておりますので、やはり日ごろからの対策と今後の改修をきちっと計画を持ちながら進めていかないと、事故が起きてからでは大変町民の方々にご迷惑をかけるので、その辺もしっかり進めるべきかと思うんですが、課長の考え方を最後にお聞きしておきたいなと思います。
○議長(佐藤長成君) 上下水道課長。
○上下水道課長(伊藤雅浩君) ご進言ありがとうございます。
私のほうも、一応アセットマネジメントで全施設改修に124億円ほどかかるということで前にも申し上げておりましたけれども、事業費がどこからも見出せない状況でございまして、それを今、今年度で3分の2ぐらいに圧縮、80億円ぐらいに圧縮できないかということで、ちょっと今から、今年度をかけましていろいろ事業費圧縮等検討しながら、更新計画というものを立てながら、あと経営計画、それも視野に入れながら、あと水道料金の絡みもございますけれども、安い水道料金でいつまで引っ張れるかということもございますので、その辺をトータル的に考えながら事業を組み立てていきたいなと考えておりますので、もう少し時間をいただきたいなと思っております。以上でございます。
○議長(佐藤長成君) ほかに質疑ありませんか。9番三沢 茂君。
○9番(三沢 茂君) もう一つお伺いします。
その財源なんですよね、今124億円という話があったんですが、今回も企業債ということで財源にしているようなんですが、前年度の決算では結構水道は潤沢なはずだったんですけれども、この辺の選択はどういう理由だったのかお尋ねしたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 上下水道課長。
○上下水道課長(伊藤雅浩君) 今回の事業費の起債なんですけれども、これは単純に国のほうとかということではなくて、民間の資金を利用した、単純に、簡単に申し上げますと借金という形になってございます。ただ、事業運営する以上は企業会計上、金額的には事業が成り立って黒字ではありますけれども、この4条予算に関しましては赤字でございます。その資金繰りということで、今回は100%起債ということで事業を実施したいと考えております。
○議長(佐藤長成君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)ほかに質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて、討論に入ります。最初に、原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。
これより直ちに採決をいたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(佐藤長成君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
○議長(佐藤長成君) 以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。
本日はこれをもって散会いたします。
大変お疲れさまでした。
午後0時08分 散会