平成29年蔵王町議会定例会7月会議
平成29年7月14日(金曜日)
出席議員(14名)
1番 齋 藤 英 之 君 2番 村 上 一 郎 君
3番 佐 藤 敏 文 君 5番 松 ア 良 一 君
6番 外 門 清 君 7番 大 沼 昌 昭 君
8番 齋 藤 喜 蔵 君 9番 三 沢 茂 君
10番 村 山 一 夫 君 11番 葛 西 清 君
12番 加 川 敦 君 14番 平 間 武 美 君
15番 馬 場 勝 彦 君 16番 佐 藤 長 成 君
欠席議員(1名)
13番 伊 藤 東 君
同席を求めた者
町長 |
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村 上 英 人 君 |
副町長 |
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平 間 喜久夫 君 |
総務課長 |
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今 村 敏 男 君 |
まちづくり推進課長 |
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我 妻 敦 君 |
子育て支援課長 |
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芦 立 信 介 君 |
建設課長 |
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佐 藤 耕 造 君 |
事務局職員出席者
事務局長 |
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村 上 惠 造 君 |
書記 |
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佐 藤 孝 志 君 |
平成29年7月14日(金曜日) 午前10時00分 開議
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 会議日程の決定
日程第 3 諸般の報告
日程第 4 行政報告
日程第 5 委員会調査報告
日程第 6 議案第44号 平成29年度蔵王町一般会計補正予算(第2号)
日程第 7 請願第 1号 宮城県国民健康保険運営方針案に係る意見書の提出を求めるこ
とについて
日程第 8 議発案第9号 宮城県国民健康保険運営方針案に係る意見書案の提出について
日程第 9 陳情第 4号 就学援助の拡充と運用の見直しを求めることについて
日程第10 議員派遣の件
本日の会議に付した事件
議事日程のとおり
午前10時00分 開議
○議長(佐藤長成君) 皆様、おはようございます。
本日でありますけれども、議会定例会7月会議を再開いたしましたところ、議員各位には、大変ご多忙の中でありますけれども、出席をいただきまして感謝を申し上げたいと思います。
今月の3日から5日までの3日間でありますが、議会の広報編集特別委員会での6月会議の編集作業、大変お疲れさまでございました。また、6日から7日に実施されました仙南亘理地方の常任委員長の研修会に参加をされ、これにつきましても副議長を初め各常任委員長さん、本当にお疲れさまでございました。この2日間の研修、講師の先生3名の方のお話を伺って、大変実りの多い研修だったとこう思っております。
さて、連日30度を超す厳しい日が続いております。体調管理には十分注意をしていきたいものだと思っております。そして、連日報道されております福岡、大分を襲った九州北部の豪雨から本日で1週間以上経過をいたしました。土砂崩れや河川の氾濫で甚大な被害が発生しておりまして、豪雨での犠牲者も、きょうの新聞で見ますと30名ほどの犠牲者が出ているということであります。また、連絡のとれない方も18人いるということでございます。大惨事になったのだろうなとこう思っております。犠牲になられた方に心からご冥福をお祈り申し上げますとともに、犠牲になられた方に本議会を代表いたしましてお見舞いを申し上げるものでございます。
また、先日10日でありますけれども、仙南広域議会のほうで全員協議会が開催されました。これは、白石・柴田斎苑の建てかえ整備運営と斎苑の使用料についての内容でありました。後ほど委員会で担当の議員から報告が詳しくあると思っております。
そして、これと同時に理事長である滝口理事長から放射性物質、汚染された8,000ベクレル以下の廃棄物の焼却処分を仙南クリーンセンターで実施すると報告があり、内容は翌日11日、河北新報で掲載されたとおりであります。本日、町長から後ほど行政報告でこのことについては内容を詳しく報告があるものと思っております。このことについては、我々議会報告会で、ラッピングしてから長年未解決のまま野積みをされた状態でありましたので、いつそういったものを処理できるのかというような質問を今までいただいたところでもございます。これは、やはり処分に当たっては本当に安全面を最優先して取り組むことを進めるべきと考えております。
本日の定例会でありますけれども、委員会の調査報告、そして6月議会で付託された請願、意見書の審査の報告、そして議員派遣、そして議案として一般会計補正予算がきょうの予定でございます。どうぞ慎重審議に当たっていただきまして、活発な発言をご期待申し上げ、一言ご挨拶とさせていただきます。
本日7月14日は休会の日ですが、議事の都合により、特に平成29年蔵王町議会定例会7月会議を再開いたします。
これから本日の会議を開きます。
ただいまの出席議員は14名であります。13番伊藤 東君は欠席の届け出があります。定足数に達しておりますから、議会は成立いたしました。
本日の議事日程は、お手元に印刷配付のとおりであります。日程に従い議事を進めます。
○議長(佐藤長成君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
本日の会議録署名議員は、会議規則第125条の規定により、8番齋藤喜蔵君、9番三沢 茂君を指名いたします。
○議長(佐藤長成君) 日程第2、会議日程の決定を議題といたします。
お諮りいたします。本定例会7月会議の会議日程につきましては、別途お手元に配付のとおり、議案等の審議の関係上、本日1日間としたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(佐藤長成君) ご異議ありませんので、本定例会7月会議は本日1日間とすることに決しました。
○議長(佐藤長成君) 日程第3、諸般の報告をいたします。
本定例会7月会議に町長から議案第44号の1件が提出され、これを受理しておりますので報告いたします。
次に、広報広聴常任委員会所管での連合審査会による委員会調査を行いましたので、その調査結果報告については、お手元に配付のとおり委員長から報告があります。
次に、去る6月6日の6月会議において、教育民生常任委員会に付託された請願第1号並びに陳情第4号の審査結果については、お手元に配付のとおり委員長から報告があります。
次に、本定例会7月会議に三沢 茂君から議発案第9号の1件が提出され、これを受理し、議案としてお手元に配付のとおりであります。
次に、代表監査委員から平成28年度及び平成29年度5月分の例月出納検査結果の報告がありましたので、お手元に配付のとおりであります。
次に、研修会に議員を派遣したので、お手元に配付のとおり報告します。
次に、本定例会7月会議に説明員として出席を求めた者の職、氏名については、一覧表としてお手元に配付のとおりであります。
次に、町長から挨拶の申し出がありましたので、これを許します。町長。
〔町長 村上英人君 登壇〕
○町長(村上英人君) 皆さん、おはようございます。
7月会議の開会に当たりまして、一言ご挨拶を述べさせていただきます。
梅雨時期とはいえ、連日うだるような暑い日が続いております。今後はさらに暑さが一層厳しさを増していくことになると思っております。
先ほども議長からお話がありましたが、今月の初旬から梅雨前線の停滞に伴いまして、福岡、大分両県境を襲った九州北部の豪雨災害では死者が30名、行方不明者が18名を数える甚大な被害が発生し、また、住宅を失うなどして数多くの方々が現在も避難生活を強いられている状況であります。亡くなられた方々のご冥福を皆様とともにお祈りをするとともに、被災された方々にお見舞いを申し上げるところであります。今後、一日も早いライフラインの復旧、生活再建を願っておるところでもあります。今回の災害で自然災害の恐ろしさを痛感させられたことと同時に、私たちも決して他人事ではないという思いを改めて強く感じた次第であります。
さて、今般の会議では、これからますます暑い日を迎えることを踏まえ、一般会計補正予算を提出させていただきました。慎重審議の上、可決決定くださいますようよろしくお願い申し上げまして、挨拶とさせていただきます。
○議長(佐藤長成君) 以上で諸般の報告を終わります。
○議長(佐藤長成君) 続いて、日程第4、行政報告を行います。
町長から行政報告の申し出がありましたので、これを許します。町長。
○町長(村上英人君) 初めに、総務経済部門の行政についてご報告を申し上げます。
まず、住民訴訟(入湯税懈怠違法確認等請求事件)の判決についてご報告を申し上げます。
本件につきましては、平成28年9月会議の追加において、住民監査請求の結果を不服として住民訴訟を提起されたことを報告しておりましたが、平成28年10月12日の仙台地方裁判所での第1回口頭弁論を皮切りにその後3回の口頭弁論が行われ、平成29年4月12日には結審となりました。6月14日に判決が言い渡されたところであります。
判決主文は、「原告の請求をいずれも棄却する」、「訴訟費用は、原告の負担とする」というものであり、結果的に被告である本町の主張が全て認められた形の全面勝訴となったところであります。しかしながら、その後、原告が控訴したと代理人弁護士より連絡がありました。
今後、控訴理由書等が届き次第、控訴審に向け対応してまいりたいと思っております。
次に、教育民生部門の行政についてご報告申し上げます。
まず、放射能汚染廃棄物の処理方針についてご報告を申し上げます。
昨年11月に宮城県知事から「県内一斉焼却」で取り組むとの提案については、昨年の11月30日の議員全員協議会で説明したとおり、その翌月12月の第12回市町村長会議で決定する予定でありましたが、一部の自治体からの反対により意見統一を図ることができませんでした。
その後、一斉焼却を原則としながらも、まずは「各自治体において堆肥化、すき込み、農林地還元などに優先的に取り組み、その上で一斉焼却を目指すこと」とする提案内容の変更により、各市町村において今後の方針などを検討、協議するための時間を考慮して半年後に再開するという形となりました。
そして、先月の18日に第13回市町村長会議が開催され、改めて県知事から、1つ目として「原則の県内一斉焼却という方針は変えず、圏域ごとの個別処理により取り組む」、2つ目として「放射能汚染廃棄物の焼却により、焼却施設の処理能力に負担がかかる圏域においては、余力のある圏域の焼却施設に一般ごみを搬出し調整を図る」、3つ目として「その取り組みを県内同日に実施することをもって、一斉焼却と捉える」、さらに4つ目として「今年度中に試験焼却に入りたい」という提案がありました。
この提案を受けまして、仙南広域市町長会議などで協議、検討を重ね、7月10日に開催された仙南広域理事会において、県知事が提案した圏域ごとの個別処理を受け入れ、仙南クリーンセンターで試験焼却を実施することに決定したところであります。
なお、受け入れに当たっては、放射線量の変化を測定し、安全・安心の「見える化」としてモニタリングポストをクリーンセンター及び最終処分場施設内とその周辺に設置することや、各自治体において堆肥化や農林地還元などに積極的に取り組み、廃棄物の焼却量をできる限り減らすよう、あわせて決定したところであります。
試験焼却の開始時期については、今後県と調整しながら決定しますが、当該施設及び近隣住民の安全・安心について最大限配慮しなければならないと理解しているところであります。
そのためには、県のガイドラインに従って試験焼却を行い、モニタリングポストによる監視のほか、混焼割合やバグフィルター通過後の放射線量の測定、焼却灰の放射能濃度の調査、測定などを行ってまいります。
また、仙南クリーンセンターで行う焼却については、再利用するため生成する溶融スラグの基準値が100ベクレルパーキログラム以下という特殊な要件もクリアできるよう、確認しながら取り組みたいと考えているところであります。
次に、日本の蔵王ヒルクライム・エコ2017における計測受信漏れ事故についてご報告を申し上げます。
ことしで6回目となる「日本の蔵王ヒルクライム・エコ2017」は、全国募集したところフルクラス10種目に1,019名のエントリーをいただきました。開催日当日の5月21日は、総勢918名のご参加をいただき、そのうち16名の方は競技途中リタイアしたものの、902名の方は山頂にゴールして完走を果たしたところであります。
このような中、競技運営を委託した記録計測業務において機材トラブルに起因する計測受信漏れ事故が発生し、303人の記録を出すことができない事態が起きたところであります。このことにより、会場での完走記録証の発行や表彰等を行うことができず、選手の皆様、ご協賛、ご協力いただきました関係各位に対し大変なご迷惑をおかけすることになりました。
町と実行委員会では、直後から事故原因を究明の上、選手全員の走行タイムをどのように確定するかなどの事後対応を行うとともに、5月24日から町及び「日本の蔵王ヒルクライム」のホームページ、並びに選手一人一人に郵送で、おわびとともに事故の状況報告を行い、より正確な記録を確定するため情報提供を呼びかけてまいりました。
その後、選手からの情報提供とビデオによる判定で選手全員の記録を確定し、6月13日から順次、入賞者への賞状及び入賞記念品の発送を行ったところであります。
また、6月20日から27日にかけて、参加選手全員に完走記録証とともにおわび状とおわびの品として「蔵王チーズ詰め合わせ」を発送したところであります。なお、これらの経費については、計測業務委託業者と協議の上、委託業者に支払う予定であった委託費及び業者からの解決金で全て賄うこととしたところであります。
この一連の経緯については、6月28日開催の実行委員会で実行委員全員に報告を行ったところであります。
今回の事故を大きな教訓として、今後の大会運営については万全を期して取り組んでまいりたいと思っております。
以上を申し上げまして、行政報告とさせていただきます。
○議長(佐藤長成君) 以上で行政報告を終わります。
○議長(佐藤長成君) 続いて、日程第5、委員会調査報告を行います。
広報広聴常任委員会所管で連合審査会による委員会調査を行ったので、その調査結果について委員長から報告願います。9番三沢 茂君、登壇願います。
〔9番 三沢 茂君 登壇〕
○9番(三沢 茂君) 報告を申し上げます。
平成29年7月6日
蔵王町議会議長 佐 藤 長 成 殿
広報広聴常任委員長 三 沢 茂
連合審査会結果報告
平成29年議会の休会中の調査を終えたので、その結果を次のとおり報告します。
記
1.調査事件 「議会報告会に伴う所管事務調査」(詳細は別紙のとおり)
2.調査期日 平成29年6月27日(火)
3.出席者 委員長 三 沢 茂 副委員長 齋 藤 英 之
委 員 村 上 一 郎 委 員 松 ア 良 一
委 員 外 門 清 委 員 大 沼 昌 昭
委 員 齋 藤 喜 蔵 委 員 村 山 一 夫
委 員 葛 西 清 委 員 加 川 敦
委 員 伊 藤 東 委 員 平 間 武 美
委 員 馬 場 勝 彦
委員外 議 長 佐 藤 長 成
4.職務のために出席した者
事務局長 村 上 惠 造 書 記 佐 藤 孝 志
5.説明のために出席した者
総務課 課 長 今村 敏男、防災専門監 佐藤 昭彦
課長補佐 日下 光義
まちづくり推進課 課 長 我妻 敦
町民税務課 課 長 近江 忠彦
環境政策課 課 長 加藤 勝彦、課長補佐 松田 利宣
農林観光課 課 長 村上 正文
建設課 課 長 佐藤 耕造、技術補佐 大槻 健一
教育総務課 課 長 福地 実幸、管理係長 川井 由美
生涯学習課 課 長 我妻 清志、課長補佐 北沢 夕子
図書館係長 近江 雅子
スポーツ振興課 課 長 森 良光、課長補佐 佐藤 武憲
6.調査結果
各所管課より課長等の出席を求め、「議会報告会に伴う所管事務調査」を行った結果、その内容は別紙のとおりである。
なお、別紙につきましては3ページから5ページになりますので、後ほどご確認ください。
7.委員会の意見
(1)総務課・農林観光課・環境政策課・まちづくり推進課所管
@ 事業用建物の管理は所有者が行うべきものであるが、長期間の放置等により防災や衛生、景観上放置することが不適切である場合は、関係部署が連携して対応を検討する必要があり、庁内における体制整備と対策の検討を早急に行うべきである。
(2)教育総務課所管
@ 円田中学校のプールは漏水の可能性があり、平成27年度から使用が停止されているが、平成26年度のプール使用終了後に原因を特定し、早期に修繕することは可能であったと思われる。
生徒の教育環境を整備することは当然のことであるが、平成27年度から長期間使用を停止していたため、プール再開には防水シートや配管の改修に多額の費用が必要であり、プール授業のあり方、必要性を十分検討のうえ、今後の方針を早急に決定すべきである。
(3)生涯学習課所管
@ 平成28年度において、盗難によるものと特定できないが所在不明となっている図書等38点を除籍処分としているが、除籍の基準を統一するとともに、除籍図書の抑制に努められたい。
以上、報告といたします。
○議長(佐藤長成君) 以上で委員会調査報告を終わります。
日程第6 議案第44号 平成29年度蔵王町一般会計補正予算(第2号)
○議長(佐藤長成君) 続いて、日程第6、議案第44号平成29年度蔵王町一般会計補正予算(第2号)を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
○町長(村上英人君) 只今、上程されました議案第44号平成29年度蔵王町一般会計補正予算(第2号)について、提案の理由をご説明申し上げます。
本案は、歳出予算の補正であり、民生費を180万円追加し、予備費から同額を減額しようとするものであります。
今回の補正では、宮児童館遊戯室のエアコン設置工事費用を計上いたしたところであります。
現在、宮児童館の放課後児童クラブを利用している児童は84名であり、連日の暑さの中、子ども達は遊戯室で過ごしている状態であります。この部屋は冷房設備がなく、熱中症など子ども達の健康管理が大変心配されているところであります。
このことから、遊戯室にエアコンを設置し、子ども達の健康を守ろうとするため、計上するものであります。
以上、提案の理由をご説明申し上げましたが、詳細につきましては、ご質疑により、主管課長に答弁させますので、慎重にご審議のうえ、原案どおり可決決定下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(佐藤長成君) 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。5番松ア良一君。
○5番(松ア良一君) 今回1件ということでございますけれども、先ほど町長からお話がございましたように、この夏の暑さも尋常ではなくて、大変厳しい暑さが今後予測される、こういった対応のことで今回エアコンの設置ということで予算を計上されたのかなと。
こういうことで理解はいたしますけれども、今回の工事請負費ということでエアコン設置、この辺の設備機器、こういった内容等、あるいは今後のこの設置のスケジュール等、こういった部分についてはどのような方向性を持ってこれらを進めていくのか、この辺についてまずお伺いしておきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 建設課長。
○建設課長(佐藤耕造君) お答えいたします。
エアコンにつきましては、天井つり下げ型のエアコン2台を設置いたします。場所が50畳なものですから、1台で大体30畳の性能のあるものを2台設置いたします。
あと、工事のほうは大体半月ほどで設置できるものと思っております。以上です。
○議長(佐藤長成君) 松ア良一君。
○5番(松ア良一君) ある程度は大きさが、余裕を持ってそうした機器で設置するという内容の建設課長の答弁でございましたけれども、半月ぐらいでというのは、今月を含めて今月から行っていくという内容のものなのか、この辺の考え方も、もうちょっとしっかりしたスケジュール等があるのかなというふうに思います。その辺についても改めてお伺いしておきたいと思います。
あと、今回一般財源から180万円ということでございますけれども、今年度3月の当初予算の、例えば小学校のエアコン等についても計画的に行っている部分ではありながらも、国のいろいろな補助財源等も活用しながらということで、計画的に少しおくれたところもございましたけれども、この辺の単費だけで今後こうした対応で終わるのか、その辺も含めて改めてお伺いしておきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 一つは、これは単費になります。単費の費用で。このいきさつですが、実は7月3日に児童館運営協議会というものが開催されたんです。その中でメンバーの方々から、今の時点で梅雨なのにもう暑さが続いていると。去年はちょっと我慢したこともあったと。それで、84名の方、この登録の子供たちがいると。そのほかにあと自由来館で出入りすると120名ぐらいになるということなんですね。そうすると、皆さんは夏だとお弁当を持ってこの児童館に来られるので、弁当を今までは職員室だとかに置いたり、涼しいところでやっているんですが、やっぱり食事するところがこのホールしかないと。ぜひひとつそういったところで、できれば間に合わせてもらえれば一番助かりますということで、急遽ちょっと担当幹部会を開きながら、きょうの議会の開催になったということであります。
そんなことでやっていくわけでありますが、きょうお認めいただいたら、できるだけもうすぐにこの業者選択も含めて担当のほうには入らせていただこうと。そして、あと何というんでしょう、どっちにしてももう夏休みに入るわけですから、今月いっぱいに間に合うように設置をしていきたいと。そのためにもすぐにこの業者選択も含めて、この入札ができるような環境を整えなさいと、議会が通ったらすぐに対応できるようなことを検討していきなさいということで指示したところであります。
また、補助メニューに当たっては、100%一般会計ということでさせていただきます。
○議長(佐藤長成君) 松ア良一君。
○5番(松ア良一君) 今のスケジュール等については、町長のほうから今答弁をいただきましたので、早目に設置ということで理解するところでございますけれども、今回の予算計上に当たっては緊急的にこうした対応をされたというようなお話でございますけれども、3月予算、そして6月も終わったばかりでございますし、こうした中での予算編成は組めなかったのかなと。前もって小学校等についてのエアコン等についても、設置に当たってはこれまでもいろいろなことがありましたけれども、それなりにやっぱり計画的にやってきていると。こういった設置をしていると。12月あたりにおきましても、かなり来年度予算については4億円ないし5億円ぐらい足りなくなるんだと。もうそういう折衝の中で予算を組み上げてきているわけでございますので、そうした中でこういう緊急的にするのは確かに必要性は感じられるんですけれども、やはりそこにはしっかり対応等については十分精査の上、考えていただいて、こうした予算の計上のあり方が必要ではないかなと、このように思うわけですけれども、その辺についてお伺いしておきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 副町長。
○副町長(平間喜久夫君) お答えします。
まさに松ア議員のおっしゃる意味は重々理解しております。我々も予算編成前にこういったことのないように口を酸っぱくして職員にはお話を申し上げているところでございます。今回はやっぱり子供たちの健康といったもので緊急的に予算を計上させていただきました。これからやはり当初予算にこういったものも十分に各課精査し、財政あるいはいろいろな会議等でどこを優先するのかといったものを再度職員全体で考えながら対応していきたいというふうに、ある意味で反省している部分もございます。ご理解いただきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) ほかに質疑ありませんか。1番齋藤英之君。
○1番(齋藤英之君) 今、先輩議員からいろいろ質疑があったんですけれども、全くそのとおりだと。先ほど町長が去年からそういった実態があって、見逃したといえば見逃したんでしょうけれども、この最近の暑さは半端じゃないと。私も農業をやっているんですけれども、ちょっと仕事をして上がってきて、エアコンがないとほとんどもういられない状態だと。除湿にしておいたり、エアコンの温度を上げたりしているんですけれども、そんな中でこの子供たち、去年もそういうことを我慢していただいたという先ほどの町長の答弁なんですけれども、これはまず最優先にもうやるべきじゃなかったのかなというふうに私は思います。ここで審議会等があって、そういった方から言われて急遽つけるんだというような話なんでしょうけれども、こういったことはもう町長が考えるまでもなく、執行部の皆さんが考えていただいて予算化していただくべきものだったなというふうに思っておるんです。
関連なんですけれども、宮の児童館以外にほかの児童館の実態はどうなっていらっしゃるのか、ほかはもう完備されて大丈夫だということなのかな。宮についてもさほど古い施設ではないので、私は当然使っているものだなというふうには認識しておったんですけれども、今回こういうようなことで急遽つけるんだというようなことで、宮のほうも蔵王町内では特に暑い地域だと言われていますので、今回はつけることには全く異議はないんですが、その考え方、町長のその辺がちょっと手ぬるいんじゃなかったのかなというふうに思っています。町長から。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 本当に手ぬるいと言われてもしようがないなというふうに思っていますが、協議会でそういった場で初めてそういった、自分でも児童館も全部、ことしの4月も小中学校も全部回っているつもりでありますが、そこまで気がつかなかったですし、それが先ほど副町長が申し上げましたとおり、上がってきていれば当初予算で、議員の皆さんだって反対するはずはないわけでありますから、やはり当初予算に、私は中学校のそれも大切でありますけれども、この前言いましたようにもう21日から休みになるわけですから、そういったやはり子供たちが休みになってその子供たちが、やはり今共稼ぎの家庭が多くなっているわけですから、そのかわり受け入れる、そういった施設はどうなっているんだということで今チェックをしたんだけれども、宮児童館だけで進むという話であったところです。
このあとのほかの児童館も含めて、あとは担当課長から説明をさせたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(芦立信介君) お答えいたします。
ほかの児童館は、利用人数が永野児童館で最大30人でございます。永野児童館及びほかの児童館についても、宮児童館もそうなんですけれども、小さい部屋、図書室等の部屋はエアコンが設備されておりましたので、30名弱であればその部屋を利用して活動ができるという、エアコンがついている部屋を利用できるということです。
ただ、宮児童館に関しては、登録児童が年々ふえてきておりまして、今までのエアコンのついている部屋では収容し切れなくなって、別の部屋と交代したりして昨年は利用していたんですけれども、ことしもまた登録児童がふえたことから、ぜひ大きな部屋にエアコン設備が必要になったということでございます。
以上で答弁とさせていただきます。
○議長(佐藤長成君) 齋藤英之君。
○1番(齋藤英之君) 了解をいたしました。議決になると思いますので、最後、きょうから速やかにつくるようなそういう体制でひとつお願いしたいと思います。
○議長(佐藤長成君) ほかに質疑はありませんか。(「なし」の声あり)それでは、ほかに質疑がありませんので、質疑を終結いたします。
続いて、討論に入ります。最初に、原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。
これより直ちに採決をいたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(佐藤長成君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第7 請願第1号 宮城県国民健康保険運営方針案に係る意見書の提出を求める
ことについて
○議長(佐藤長成君) 続いて、日程第7、請願第1号宮城県国民健康保険運営方針案に係る意見書の提出を求めることについてを議題といたします。
本件については、去る6月6日の6月会議において教育民生常任委員会に審査を付託したものですので、その審査結果について委員長より報告願います。2番村上一郎君、登壇願います。
〔2番 村上一郎君 登壇〕
○2番(村上一郎君) それでは、報告いたします。
平成29年6月21日
蔵王町議会議長 佐 藤 長 成 殿
教育民生常任委員会
委員長 村 上 一 郎
請願審査報告書
本委員会に付託された請願は審査の結果、次のとおり決定したから、会議規則第94条第1項の規定により報告します。
記
1.審査の経過
請願の審査のための委員会は、平成29年6月21日(水)に開催した。
参考人として町民税務課長等の出席を求め、本町における現状等の確認を行った後に、請願書の内容を確認、検討のうえ、討論を経て採決した。
2.審査の結果
受理番号 |
受理年月日 |
件 名 |
審査結果 |
措 置 |
請願 第1号
|
平成29年 5月24日 |
宮城県国民健康保険運営方針案に係る意見書の提出を求めることについて |
採択すべきもの |
|
◆委員会の意見
国保都道府県化について、本町における各種手続きを速やかに行うとともに、加入者等への十分な周知が必要であることから採択すべきものとした。
以上、報告といたします。
○議長(佐藤長成君) これより委員長報告に対する質疑を許します。
なお、質疑は蔵王町議会運営(先例)基準第89項の規定により、総務経済常任委員会に所属する議員のみが行うことになります。
それでは、質疑ありませんか。ありませんか。(「なし」の声あり)質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて、討論に入ります。委員長報告が採択のため、最初に請願を採択することに反対の方の発言を許します。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。
これより直ちに採決をいたします。採決は起立により行います。
本請願に対する委員長の報告は採択です。したがって、原案について採決いたします。
宮城県国民健康保険運営方針案に係る意見書の提出を求める請願を採択することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔起立14名〕
○議長(佐藤長成君) 起立全員であります。よって、宮城県国民健康保険運営方針案に係る意見書の提出を求める請願は採択されました。
日程第8 議発案第9号 宮城県国民健康保険運営方針案に係る意見書案の提出につ
いて
○議長(佐藤長成君) 続いて、日程第8、議発案第9号宮城県国民健康保険運営方針案に係る意見書案の提出についてを議題といたします。
提出者から趣旨説明を求めます。9番三沢 茂君、登壇願います。
〔9番 三沢 茂君 登壇〕
○9番(三沢 茂君) 議案の朗読をもって趣旨説明とさせていただきます。
議発案第9号
宮城県国民健康保険運営方針案に係る意見書案の提出について
蔵王町議会会議規則第13条の規定により、宮城県国民健康保険運営方針案に係る意見書案を別紙のとおり提出します。
平成29年7月14日 提出
提出者 蔵王町議会議員 三 沢 茂
賛成者 蔵王町議会議員 外 門 清
賛成者 蔵王町議会議員 村 山 一 夫
宮城県国民健康保険運営方針案に係る意見書
国が示した平成30年度からの国民健康保険の都道府県化に伴い、宮城県でも制度設計の検討が進められている。本年4月に示された運営方針案では、保険料(税)統一や、市町村の一般会計からの法定外繰り入れ解消などの方向性が示された。
しかし、宮城県は事業費納付金・標準保険料試算の結果を明らかにせず、公表を来年年明けとしている。
また、国民健康保険は、地域の実情に応じて保険料(税)率を定めてきたものであり、保険料(税)率の統一により、加入者の健康増進に努力してきた市町村などは保険料(税)の大幅な値上げとなるおそれがある。
したがって、下記の事項を実施するよう強く求める。
記
1.事業費納付金・標準保険料試算をできる限り早期に公表すること。
2.各市町村における諸手続き及び加入者への周知を確実に行ったうえで都道府県化が実施できるよう支援すること。
3.国に対し、国民健康保険の安定的な運営のため、十分な財政措置を求めること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
平成29年7月14日
宮城県刈田郡蔵王町議会
提出先
宮城県知事 村 井 嘉 浩 殿
以上、説明とさせていただきます。先輩・同僚議員の賛同を賜りますよう、お願いいたします。
○議長(佐藤長成君) 提出者の趣旨説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて、討論に入ります。最初に原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。
これより直ちに採決いたします。採決は起立により行います。
議発案第9号宮城県国民健康保険運営方針案に係る意見書案の提出に賛成の諸君の起立を求めます。
〔起立14名〕
○議長(佐藤長成君) 起立全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
本意見書は、宮城県知事に送付することにいたします。
日程第9 陳情第4号 就学援助の拡充と運用の見直しを求めることについて
○議長(佐藤長成君) 続いて、日程第9、陳情第4号就学援助の拡充と運用の見直しを求めることについてを議題といたします。
本件については、去る6月6日の6月会議において、教育民生常任委員会に審査を付託したものですので、その審査結果について委員長より報告願います。2番村上一郎君、登壇願います。
〔2番 村上一郎君 登壇〕
○2番(村上一郎君) それでは、報告いたします。
平成29年6月21日
蔵王町議会議長 佐 藤 長 成 殿
教育民生常任委員会
委員長 村 上 一 郎
陳情書審査報告書
本委員会に付託された陳情書は審査の結果、次のとおり決定したので会議規則第95条の規定により報告します。
記
1.審査の経過
陳情書審査のための委員会は、平成29年6月21日(水)に開催した。
参考人として教育総務課長等の出席を求め、本町における現状等の確認を行った後に、陳情書の内容を確認、検討のうえ、討論を経て採決した。
2.審査の結果
受理番号 |
受理年月日 |
件 名 |
審査結果 |
措 置 |
陳情 第4号
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平成29年 5月26日 |
就学援助の拡充と運用の見直しを求めることについて |
採択すべきもの
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◆採択の理由
本町においては、要保護家庭及び準要保護家庭に対する就学援助の拡充と運用の見直しを進めているが、その確実な実施と更なる拡充等が必要であることから、採択すべきものとした。
以上、報告といたします。
○議長(佐藤長成君) これより委員長報告に対する質疑を許します。
なお、質疑は蔵王町議会運営(先例)基準第89項の規定により、総務経済常任委員会に所属する議員のみが行うことになります。
それでは質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて、討論に入ります。委員長報告が採択のため、最初に陳情書を採択することに反対の方の発言を許します。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。
これより直ちに採決いたします。採決は起立により行います。
本陳情書に対する委員長の報告は採択です。したがって、原案について採決いたします。
就学援助の拡充と運用の見直しを求める陳情書を採択することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔起立14名〕
○議長(佐藤長成君) 起立全員であります。よって、就学援助の拡充と運用の見直しを求める陳情書は採択されました。
本陳情書は、教育長に送付することといたします。
○議長(佐藤長成君) 続いて、日程第10、議員派遣の件を議題といたします。
お諮りします。議員派遣の件については、蔵王町議会会議規則第128条の規定により、お手元に配付いたしましたとおり派遣したいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(佐藤長成君) ご異議なしと認めます。よって、議員派遣の件はお手元に配付しましたとおり派遣することに決しました。
以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。
これをもって、本定例会7月会議に付議された案件の審議は全部終了いたします。
本日はこれをもって散会いたします。
大変お疲れさまでございました。
午前10時52分 散会