平成2蔵王町議会第2回定例会12月会議

                                           

平成28年12月9日(金曜日)

                                           

     出席議員(15名)

     1番  齋 藤 英 之  君       2番  村 上 一 郎  君

     3番  佐 藤 敏 文  君       5番  松 ア 良 一  君

     6番  外 門   清  君       7番  大 沼 昌 昭  君

     8番  齋 藤 喜 蔵  君       9番  三 沢   茂  君

    10番  村 山 一 夫  君      11番  葛 西   清  君

    12番  加 川   敦  君      13番  伊 藤   東  君

    14番  平 間 武 美  君      15番  馬 場 勝 彦  君

    16番  佐 藤 長 成  君

                                           

     欠席議員(なし)

                                           

     説明のため出席した者

町長

 

村 上 英 人  君

副町長

 

齋 藤 俊 一  君

会計管理者

会計課長

 

山 崎 恒 男  君

総務課長

 

平 間 喜久夫  君

防災専門監

 

今 村 敏 男  君

まちづくり推進課長

 

我 妻   敦  君

町民税務課長

 

近 江 忠 彦  君

保健福祉課長

 

宍 戸 光 晴  君

子育て支援課長

 

芦 立 信 介  君

環境政策課長

 

芦 立 敏 彦  君

農林観光課長

 

村 上 正 文  君

建設課長

 

高 野 正 人  君

上下水道課長

 

伊 藤 雅 浩  君

病院事務長

 

阿 部   宏  君

教育長

 

佐 藤 茂 廣  君

教育総務課長

 

菅 野 和 茂  君

生涯学習課長

 

我 妻 清 志  君

スポーツ振興課長

 

森   良 光  君

                                           

     事務局職員出席者

事務局長

 

村 上 惠 造  君

書記

 

佐 藤 桂一郎  君

                                           

     議事日程 第1号

 

  平成212日(金曜日)    午前10時00分 開

 

  日程第 1 会議録署名議員の指名

 

  日程第 2 会議日程の決定

 

  日程第 3 諸般の報告

 

  日程第 4 行政報告

 

  日程第 5 委員会調査報告

 

  日程第 6 陳情第4号 高額療養費や後期高齢者の窓口負担等患者負担見直しの慎重審議

              と現行制度の継続を求める意見書の提出を求めることについて

 

  日程第 7 陳情第5号 免税軽油制度の継続を求める意見書の提出を求めることについて

 

  日程第 8 陳情第6号 有害鳥獣(イノシシ)駆除対策に対する補助の増額及び広域連携

              の制度化を求める意見書の提出を求めることについて

 

                                           

     本日の会議に付した事件

 議事日程のとおり


     午前10時0分  開会

議長(佐藤長成君) 皆様、おはようございます。

  再開に当たって一言ご挨拶を申し上げさせていただきます。

  本日の議会定例会12月会議を再開いたしまして、議員各位には全員出席のもとに再開できますことを感謝申し上げたいと思っております。

  ことしも本当に早いもので、12月に入りまして残すところあときょうを含めて23日となりました。今月1日にはえぼしスキー場、5日にはすみかわスキー場開きがありましてウィンタースポーツの始まりというシーズンになりました。両スキー場のスキー場開きに出席をしましたが、えぼしスキー場、それからすみかわスキー場でも雪のないところでのスキー場開きでもありました。これから雪が降りまして多くのスキーヤーでにぎわうことを願っているところでもございます。

  こういう寒さが厳しくなりますと、ハクチョウなどの渡り鳥が飛来するようになります。今月初めには、皆様もニュースでご承知のとおりだと思いますけれども青森、新潟両県で4カ所の農場において毒性の強い高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出をされまして、鶏やフランスガモ合わせて50万羽以上が殺処分されたと報じられました。宮城県においても栗原地区、登米地区で野鳥の死骸から鳥インフルエンザが検出されたとされております。全国で例年にないスピードで感染が進んでいると、関係機関で注意を呼びかけているようであります。本町宮地区では根方地区を中心に10戸の農家で約33万羽の採卵鶏、そして矢附地区では1万8,000羽のブロイラーが飼育されております。ハクチョウの飛来地でもありますことから鳥インフルエンザ予防対策、そして養鶏場の衛生管理には本町の担当課では十分注意するように指導徹底をしているとのことでありますけれども、今後もなお警戒を強める必要があるんではないかと思っております。

  さて、議員各位におかれましては休会中には、総務経済常任委員会、教育民生常任委員会両委員会での行政視察、大変お疲れさまでございました。そして議会報告会やその取りまとめ、きのうまで大変お疲れさまでございました。5地区で開催した議会報告会は、今回は111名の出席者でございました。そしてその中で145件の希少なご意見、要望等があり、これらをしっかり調査をし今後の議会活動やまちづくりに生かしていくよう努力をしていく所存であります。

  本日より始まる定例会でありますけれども、12月会議町長より議案第71号から議案85号まで提出され、これを受理しております。議員の皆様には予算書、審査資料で十分審査をし本日に臨んだものと思いますので、どうぞ慎重審議をいいただき、この12月会議活発なる会議になりますことを希望いたしまして、簡単でありますけれども一言挨拶とさせていただきます。

  本日、12月9日は休会の日ですが、議事の都合により特に平成28年蔵王町議会第2回定例会12月会議を再開いたします。

  これから本日の会議を開きます。

  ただいまの出席議員は15名であります。定足数に達しておりますから、議会は成立いたしました。

  本日の議事日程は、お手元に印刷配付のとおりであります。日程に従い議事を進めます。

                                           

     日程第1 会議録署名議員の指名

議長(佐藤長成君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

  本日の会議録署名議員は、会議規則第125条の規定により、8番齋藤喜蔵君、9番三沢 茂君を指名いたします。

                                           

     日程第2 会議日程の決定

議長(佐藤長成君) 日程第2、会議日程の決定を議題といたします。

  お諮りいたします。本第2回定例会12月会議の会議日程につきましては、別途お手元に配付のとおり、議案等の審議の関係上、本日から14日までの6日間としたいと思いますが、これにご異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(佐藤長成君) ご異議ありませんので、本第2回定例会12月会議は本日から14日までの6日間とすることに決しました。

                                           

     日程第3 諸般の報告

議長(佐藤長成君) 日程第3、諸般の報告をいたします。

  本第2回定例会12月会議に町長から議案第71号から議案第85号までの15件が提出され、これを受理しておりますので報告いたします。

  次に、お手元に配付の陳情書一覧のとおり、3件の陳情書が提出され、陳情第4号、陳情第5号及び陳情第6号として受理し、議案としてお手元に配付のとおりです。

  次に、教育民生常任委員会において所管事務調査を行いましたので、その調査結果報告については、お手元に配付のとおり委員長から報告があります。

  次に、広報編集特別委員会において所管事務調査を行いましたので、その調査結果報告についてはお手元に配付のとおり委員長から報告があります。

  次に、代表監査委員から10月分の例月出納検査結果の報告並びに両監査委員から財政援助団体等監査の結果についての報告がありましたので、お手元に配付のとおりであります。

  次に、松ア良一君から仙南地域広域行政事務組合議会定例会の報告がありましたので、お手元に配付のとおりであります。

  次に、議会推薦農業委員の佐藤ゆり君から第3回から第10回農業委員会総会の報告がありましたので、お手元に配付のとおりであります。

  次に、研修会等に議員を派遣したので、お手元に配付のとおり報告します。

  次に、齋藤英之君から議員派遣結果報告書が提出されましたので、お手元に配付のとおりであります。

  次に、本第2回定例会12月会議に説明員として出席を求めた者の職、氏名については、一覧表としてお手元に配付のとおりであります。

  次に、町長から挨拶の申し出がありますので、これを許します。町長。

     〔町長 村上英人君 登壇〕

町長(村上英人君) 皆さん、おはようございます。

  12月会議の開会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げさせていただきます。

  月日のたつのは早いものでありまして、師走を迎え何かと気ぜわしくなってきたところでありますが、先ほど議長からお話がありましたように12月1日には、みやぎ蔵王えぼしスキー場、そして5日にはすみかわスキー場開きが行われたところであります。ことしも良質な雪に恵まれ冬のスポーツのだいご味を存分に堪能するとともに、遠刈田温泉街を中心とした年末年始の宿泊客や交流人口の拡大に期待を寄せているところであります。

  次に、東京オリンピック、パラリンピックのホストタウン相手国であるパラオ共和国では先月初めに大統領選挙がありまして、その結果によっては今後の交流事業に影響が出ることも想定されました。各方面から情報収集に努めたところ1110日、両国在住の日本人からトミー・レメンゲサウト大統領が再選を果たしたという連絡をいただきました。この結果、これまでどおり協議が進んでいくものと考えられまして安堵したところでもあります。

  なお、ホストタウンについてはその後行政報告で、現在の取り組み状況等をご報告させていただきます。

  次に、本町で昨年1110日に発生した交通死亡事故以来1年以上死亡事故が発生しておらず、先月25日に県警本部長から交通死亡事故なし1年の祝詞を受けたところであります。今後も白石警察署や交通安全協会など関係機関と連携し、町民やドライバーなどへの啓発に努めながらこの記録を伸ばしていきたいと考えているところでもあります。

  次に、矢附地区で整備を進めておりました矢附真田の郷歴史公園は、今月3日に開園式典を行いました。NHK大河ドラマ真田丸は今月末で終了いたしますが、矢附真田のPRを継続し、この歴史公園を核に歴史遺産を活用した交流人口の増加につなげていきたいと考えているところであります。

  先ほど議長からお話がありましたが、鳥インフルエンザが懸念されますので、今後警戒本部の設置を検討していきたいと考えております。

  さて、今会議では条例の制定や一部改正、平成28年度一般会計補正予算(第6号)など15議案を上程しておりますので、慎重にご審議くださるようお願い申し上げまして、私の挨拶とさせていただきます。

議長(佐藤長成君) 以上で諸般の報告を終わります。

                                           

     日程第 行政報告

議長(佐藤長成君) 続いて、日程第4、行政報告を行います。

  町長から行政報告の申し出がありましたので、これを許します。町長。

町長(村上英人君) はじめに、総務経済部門の行政についてご報告申し上げます。

  まず、「鳥取県中部地震被災地への支援職員派遣」について、ご報告申し上げます。

  1021日、14時7分頃に鳥取県中部を震源として発生した地震は、マグニチュード6.6、最大震度6弱を観測し、鳥取県倉吉市、湯梨浜町、北栄町を中心に甚大な被害をもたらしました。

  この事態を受け、湯梨浜町では1028日に被災地支援職員の派遣について、宮城県を通して県内各自治体に依頼したところであります。

  町ではこの依頼に対し、東日本大震災の際に全国各地の自治体より義援金や支援物資をいただいた経緯があることから職員の派遣が可能である旨を申し出し、11月7日(月)から11日(金)の5日間、2名の職員を派遣したところであります。

  今般の職員派遣は、東日本大震災の際に当町においても家屋の倒壊など多くの家屋が被害を受け、罹災調査と罹災証明書の発行を行った経験があることから、湯梨浜町では急務とされていた被災家屋の罹災調査業務の支援として派遣したものであります。

  熊本県南阿蘇への派遣を含め、この職員派遣により被災地の復興に少しでも役に立てたと思うと同時に、派遣された職員においては、この経験を今後の仕事に大いに生かすことができるものと考えているところであります。

  次に、「地震発生に伴う災害警戒本部の設置」について、ご報告を申し上げます。

  1122日(火)午前5時59分頃、福島県沖を震源とするマグニチュード7.3、最大震度5弱を観測した強い地震が発生し、蔵王町では震度4を観測いたしました。

  町では発生直後の午前6時20分に、地域防災計画及び地震災害初動対応マニュアルに基づき、副町長を本部長とした1号配備各課長等で構成する「災害警戒本部」を設置いたしました。

  本部長の指揮命令のもと、各課において道路や教育施設など公共施設の被害発生状況調査を行い、町内では被害がないことを確認したことから、午前7時40分に「災害警戒本部」を解散したところであります。

  次に、「地産地消・6次産業化推進事業」について、ご報告を申し上げます。

  地産地消・6次産業化推進につきましては、新鮮で安全・安心な町内産農林水産物の地域内消費拡大と6次産業化による事業者収入向上や地域活性化を図るため、本年6月に蔵王町地産地消・6次産業化推進協議会を発足し、現在、各種施策等の検討に取り組んでいるところであります。

  地場産品の販路拡大のため100万人都市仙台の市民を対象に9月19日から4日間、勾当台公園で開催された「秋の大食欲まつり」に町内生産物を出展したほか、商工会青年部と連携し10月7日から1週間、仙台クリスロード商店街「地産地消市場 仙臺いろは」において「秋の蔵王フェア」を開催したところであり、特産の梨や里芋など蔵王町産の農産物を大いにPRすることができたものと考えているところであります。

  また、今年で第8回を迎えた町観光物産協会の「たっぷり蔵王キャンペーン」では、26店が地場食材を使った42種類の創作メニューを取り揃え、10月、11月の2カ月間キャンペーンを展開し、さらに今年は食材生産地見学会も企画するなど、内容を充実させて開催したところであります。

  10月6日には、各種施策の調整役として、全国各地で地産地消等に関する豊富な経験をお持ちの千葉県柏市「ホシノ・アグリ・コミュニケーション研究所代表星野康人氏」に、地産地消・6次産業化コーディネート業務を委託したところであり、今後は旅館、ホテル等のニーズ調査や食材の集荷・配送システム検討などに取り組みながら、地産地消等を一層進めてまいりたいと考えているところであります。

  次に、「農林産物品評会及び豊かなむらづくり全国表彰」について、ご報告申し上げます。

  平成281016日に開催されました「平成28年度農林産物品評会」の果実部門(日本梨)におきまして、佐藤 功氏(永野区)が農林水産大臣賞を受賞されました。

  近年では平成25年度に、佐藤 敏氏(塩沢区)が同部門で農林水産大臣賞を受賞しており、お二人の果樹生産への熱意と不断の努力に敬意を表するところであります。

  今般の受賞により、他の果樹生産者が感化され、蔵王町産果樹のさらなる品質向上につながることを期待しているところであります。

  また、平成281117日に開催されました「平成28年度豊かなむらづくり全国表彰事業東北ブロック表彰式」におきまして、農業生産法人エコファーム蔵王株式会社が農林水産大臣賞を受賞されました。

  これは日ごろの農業生産活動はもちろんのこと、環境美化活動や蔵王町で取り組んでおります農業体験受け入れなどへの積極的な取り組みが、むらづくりの優良事例として認められたため表彰されたものであります。

  今般の受賞が自信につながり、当該法人がこれまで以上に意欲を持ち、充実した農業生産関連活動を行うことができるものと期待しているところであります。

  次に、「蔵王移住相談室の開設」について、ご報告を申し上げます。

  11月3日、県の総合補助金を活用し「みやぎ蔵王別荘協議会」への業務委託をした、移住・交流推進支援事業の一つとして、「蔵王移住相談室」を小妻坂地内に開設いたしました。

  相談日は、現在のところ土曜・日曜・祝祭日で、協議会の会員8名の他に既に移住した住民2名などが相談員として対応にあたっているところであります。

  開設から約1カ月が経過したところでありますが、相談件数は既に20組を超えており、対応の際には移住の経験を持つ相談員が「先輩」として自らの体験をもとにアドバイスを行うなど、相談者からは「わかりやすい」と好評を得ているところであります。

  今後は、町が持っている空き家情報や子育て支援の情報などを相談室と共有し、連携を図りながらこれまで以上に、移住・交流推進支援事業の推進を図ってまいりたいと考えているところであります。

  次に、教育民生部門の行政についてご報告申し上げます。

  まず、「2020年東京オリンピック・パラリンピックにおけるホストタウン」について、ご報告申し上げます。

  ホストタウンについては茨城県常陸大宮市と連携して、パラオ選手団の事前キャンプ誘致などに関する基本合意書の締結を進めてまいりたいと思っております。平成28年9月会議の行政報告においてお話申し上げたところであります。

  基本合意書については、11月執行のパラオ共和国大統領選挙の後に締結する方向で調整していたところであり、現在パラオ共和国の在日大使館を通じて、年度内の締結に向け両市町で事務を進めているところであります。

  また、今後は基本合意書の締結や各種事業を効率的かつ効果的に推進するため、「(仮称)宮城県蔵王町・茨城県常陸大宮市東京オリパラ推進協議会」を立ち上げて事業を進めてまいりたいと考えており、本12月会議において関連する補正予算を計上しておりますので、よろしくお願いを申し上げます。

  パラオ共和国の在日大使館や本国の関係機関と連絡を取り合いながら、スムーズな基本合意書締結に向けて事務を進めてまいりたいと考えているところであります。

  次に、「地域学校協働活動推進に係る文部科学大臣表彰」について、ご報告を申し上げます。

  平成28年度「地域学校協働活動」推進に係る文部科学大臣表彰において、蔵王町協働教育プラットホーム協議会が表彰されました。きのう受賞を大臣から受けたところであります。

  これは、協議会の「学校と地域が連携・協働して行う学校支援活動」が他の模範と認められ表彰されたものであります。

  協議会は平成24年度に設立され、「家庭・地域・学校が「協働」して子供を育てる環境づくりを推進し、地域の教育力の向上や活性化を図り、地域全体で子供を育てる環境づくりを推進し、地域の教育力の向上や活性化を図り、地域全体で子供を育てる体制づくりの整備を図る」ことを基本理念として、これまで活動を続けてきたところであります。

  今般の表彰が糧となり、協議会がこれまで以上に充実した学校支援活動を行うことができることを期待するともに、今後も行政として協議会の活動を支援し、地域の宝である子供たちを「協働」で育んでまいりたいと考えているところであります。

  以上を申し上げまして、行政報告とさせていただきます。

議長(佐藤長成君) 以上で行政報告を終わります。

                                           

     日程第5 委員会調査報告

議長(佐藤長成君) 続いて、日程第5委員会調査報告を議題といたします。

  教育民生常任委員会並びに広報編集特別委員会において所管事務調査を行ったので、その調査結果について委員長から報告願います。

  初めに、教育民生常任委員長から報告願います。2番村上一郎君、登壇願います。

     〔教育民生常任委員長 村上一郎君 登壇〕

2番(村上一郎君) それでは、報告させていただきます。

平成28年11月24日

  蔵王町議会議長  佐 藤 長 成 殿

教育民生常任委員会     

委員長  村 上 一 郎  

委 員 会 調 査 結 果 報 告

   本委員会は、下記のとおり視察研修を実施し、その結果は下記のとおりでしたので報告します。

  1.視察研修期間  平成28年10月18日(火)〜20日(木)

  2.研修視察先及び研修事項

    (1)長野県佐久市  「世界最高健康都市構想について」

               「健康づくり推進型生涯活躍のまち構想について」

    (2)富山県黒部市  「国際化教育(英会話)への取り組みについて」

               「学校再編計画への取り組みについて」

  3.視察研修委員  委員長 村 上 一 郎    副委員長 外 門   清

            委  員 佐 藤 敏 文    委  員 三 沢   茂

            委  員 村 山 一 夫    委  員 加 川   敦

            委  員 伊 藤   東

        委員外 議  長 佐 藤 長 成

  4.随行職員  事務局長 村 上 惠 造

  5.視察研修の内容

 (1)長野県佐久市  「世界最高健康都市構想について」

              :世界最高健康都市構想の成果について

            「健康づくり推進型生涯活躍のまち構想について」

              :医療連携・健康づくり推進型生涯活躍のまち(佐久市における

               CCRC)構想への取り組みについて

   ○ 平成28年10月18日(火)午後1時30分から

   ○ 佐久市役所 5階 501会議室

   ○ 対応者 佐久市企画部企画課長 佐藤照明氏外3名

         佐久市議会 議長 小林貴幸氏

           同  事務局 議事調査係 高見沢香織氏

   ○ 佐久市における世界最高健康都市構想の成果及び医療連携・健康づくり推進型生涯活

     躍のまち(佐久市におけるCCRC)構想への取り組みについて説明を受けた後、質

     疑による内容確認等調査を行った結果は別紙のとおりである。

  なお、調査結果につきましては、後ほどご確認ください。

 (2)富山県黒部市  「国際化教育(英会話)への取り組みについて」

            「学校再編計画への取り組みについて」

   ○ 平成28年10月19日(水)午後1時30分から

     黒部市役所 4階 第2委員会室

   ○ 平成28年10月19日(水)午後2時25分から

     黒部市立荻生小学校 1階 会議室ほか

   ○ 対応者 黒部市教育委員会事務局 学校教育課長 鍋谷 悟氏外3名

         黒部市議会事務局 事務局長 有磯弘行氏外1名

   ○ 黒部市における学校再編計画への取り組みについて説明を受けた後、荻生小学校へ移

     動し、国際化教育(英会話)への取り組みについて説明を受け、さらに3年生の英会

     話科の授業を参観した後、質疑による内容確認等調査を行った結果は別紙のとおりで

     ある。

  なお、調査結果につきましては、後ほどご確認ください。

  6.まとめ

   (1)世界最高健康都市構想の成果について

      これまで取り組んできた健康づくり施策をさらに強化・発展させ、「世界最高健康都市構想」を策定し、健康を中心としたまちづくりを行っていることは、本町の今後のまちづくりにおいても大変参考となるものである。

      施策の実施においては、関係機関や団体、地域住民の理解と協力が必要であり、特に佐久市における保健補導員の果たす役割の大きさは特筆すべきものがある。さらに食生活改善推進協議会など各種団体も含め、しっかりとした推進体制が整備されている。本町における健康づくりに関する事業においても、住民の健康に対する意識改革を積極的に行う必要があることから、地域ぐるみの組織を構築し、地域に密着した事業を実施すべきである。

      現在、第四次長期総合計画における「健やかな町づくり」の実現のため、平成24年度から平成29年度を計画期間として「健康ざおう21プラン〜ザ・おー!元気!〜」を策定し、具体的数値目標を設定のうえ事業を実施しているが、最終年度に向け事業の充実を図るとともに、これまでの事業の取り組み状況及び効果の検証を十分に行い今後の計画策定に反映すべきである。

   (2)医療連携・健康づくり推進型生涯活躍のまち(佐久市におけるCCRC)構想への

      取り組みについて

      世界最高健康都市構想への取り組みによる健康長寿のまちとしての評価や恵まれたい医療環境、高速交通網などにより、医療連携・健康づくり推進型生涯活躍のまち構想を策定しているが、モデルとなる2つの地域を選定の上、都市型及び農村型という2つの形態を計画し、民間によるサービス付き高齢者向け住宅の建設のほか、空き家や公営住宅の活用も検討し、大都市からの移住を目指しており、本町の移住推進施策においても大変参考となるものである。

      移住の推進においては、本町における他市町村にはない、あるいは他市町村に対して優れた条件が必要であり、「健やかな町づくり」の更なる充実は移住・定住化の推進にも大変重要になると考えられることから、今後策定される第五次長期総合計画において、具体的かつ効果的な施策を検討すべきである。

   (3)国際化教育(英会話)への取り組みについて

      国際的な企業の所在により帰国児童生徒教育に以前から取り組んでいたとはいえ、黒部峡谷と宇奈月温泉という観光地を有する黒部市の国際化教育への取り組みは、将来を担う人材育成に大変有効であり、外国人旅行者を呼び込むインバウンドに取り組む本町においても大変参考とすべきものである。

      国際化教育に取り組むためには、教育委員会及び学校関係者のほか有識者や企業などが参加する推進組織を整備し、具体的かつ効果的な事業を計画・実施するとともに、その効果を常に検証しながら事業を進める体制が必要である。

      文部科学省では、小学校における外国語活動を「英語科」の授業として実施する方針であり、本町としても教育委員会を中心に国際化教育への取り組みについて早急に検討すべきである。

   (4)学校再編計画への取り組みについて

      黒部市では、平成19年度の教育基本計画策定において、市民の意向を十分踏まえたうえで、市民も学校も望む学習環境を実現する理想的な学校の規模を、小学校では1学級あたり2030人程度、1学年あたり2〜3学級(1校あたり1218学級)とし、中学校では1学級あたり3035人程度、1学年あたり4〜5学級(1校あたり1215学級)とした。この適正規模による教育環境の実現を目指し、平成24年度において平成25年度から平成39年度の15年間に及ぶ小中学校再編計画を策定し順調に計画を実施していることは、現在学校再編を検討している本町において大変参考とすべきものである。

      本町では、現在、小中学校再編実施計画策定委員会が地域懇談会等を開催し、中学校統合を中心に意見聴取等を行っているが、平成2611月の学校教育環境検討委員会の答申について、委員会がどのような検討を行い、どのような判断により答申したのか周知されていないため、再編実施計画の策定がなかなか進まないのではないかと思われる。現状では、未来の蔵王町を担う子供たちの教育環境の将来像が見えず、子育て中の方はもとより地域住民も不安であり、理想的教育環境を実現するため基本計画を早急に策定すべきである。

  以上、報告とさせていただきます。

議長(佐藤長成君) 次に、広報編集特別委員長から報告願います。11番葛西 清君、登壇願います。

     〔広報編集特別委員長 葛西 清君 登壇〕

11番(葛西 清君) 議会広報編集特別委員会調査結果報告を申し上げます。

平成28年11月30日

  蔵王町議会議長  佐 藤 長 成 殿

議会広報編集特別委員会   

委員長  葛 西   清  

視 察 研 修 結 果 報 告 書

   本委員会は下記のとおり視察研修を実施し、その結果は次のとおりでしたので報告しま

  す。

  1.視察研修期間  平成28年10月25日(火)〜26日(水)

  2.視察研修先   東京都 平成28年度町村議会広報研修会

                「シェーンバッハ・サボー」

            山梨県 昭和町議会

  3.研修事項    議会広報編集、発行等全般に関する調査

  4.視察研修委員  委員長 葛 西   清    副委員長 加 川   敦

            委  員 齋 藤 英 之    委  員 齋 藤 喜 蔵

            委  員 三 沢   茂    委  員 伊 藤   東

  5.随行職員    議事係長 佐 藤 桂一郎

  6.研修視察内容

  <平成28年度町村議会広報研修会> 研修内容

  日  時 平成28年10月25日 午後1時〜5時

  場  所 平成28年度町村議会広報研修 シェーンバッハ・サボー 利根会議室

  研修内容

  ・「分かりやすく、伝わる広報誌の表記」 講 師  赤羽 博之氏

  ・「読まれて、伝わる議会広報誌ドラッカーに学ぶ【10のkye Word】」

                      講 師  豊田 健一氏

  ・「第30回広報コンクール紙面クリニック 優秀賞受賞紙から学ぶ企画編集」

                      講 師  芳野 政明氏

  研修内容の詳細につきましては、後ほどごらんいただきたいと思います。

  <昭和町議会広報研修会> 研修内容

  富山県上市町 議会広報特別委員会と合同研修

  日  時 平成28年10月26日 午前10時30分〜11時45分

  場  所 昭和町役場 2階 委員会室

  対応者 昭和町議会 議  長 三井  猛氏・委員長 石原 高明氏

             副委員長 堀  門太氏・ほか委員4名

             事務局長 今澤 幸広氏・局員 小澤 友陽氏

  町の概要と研修内容の詳細につきましては、後ほどごらんいただきたいと思います。

  7.まとめ

   今回の研修は、情報伝達の電子化が普及した現代において、いかに広報誌を手に取って読んでもらうかを改めて考える機会になった。「読みやすく」「分かりやすく」「見やすい」ものにするため、様々な工夫がなされていた。優秀賞受賞の町村は、文章や写真アドバイザー、モニター導入など住民参画の機会と意見を多く取り上げる企画などを行っていた。

   これまでも議会活動を分かりやすく伝えるよう努めてきたが、講師の助言や他町村の議会だよりの創意工夫、クリニックから、表紙や見出し、リード文、レイアウトなどの改善、検討すべき点があると再認識し、一方的になりがちな議会広報を町民からの提言を取り入れながら親しみのあるものにするため、今後も編集委員が一丸となって取り組んでいきたい。

  以上、報告申し上げます。

議長(佐藤長成君) 以上で、委員会調査報告を終わります。

                                           

     日程第6 陳情第4号 高額療養費や後期高齢者の窓口負担等患者負担見直しの慎重審議と現行制度の継続を求める意見書の提出を求めることについて

議長(佐藤長成君) 続いて、日程第6、陳情第4号高額療養費や後期高齢者の窓口負担等患者負担見直しの慎重審議と現行制度の継続を求める意見書の提出を求めることについてを議題といたします。

  お諮りいたします。ただいま議題となっております陳情第4号については、所管の教育民生常任委員会に審査を付託することにしたいと思います。これにご異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(佐藤長成君) ご異議なしと認めます。よって、陳情第4号については、所管の教育民生常任委員会に審査を付託することに決しました。

                                           

     日程第7 陳情第5号 免税軽油制度の継続を求める意見書の提出を求めることについて

議長(佐藤長成君) 続いて、日程第7、陳情第5号免税軽油制度の継続を求める意見書の提出を求めることについてを議題といたします。

  お諮りいたします。ただいま議題となっております陳情第5号については、所管の総務経済常任委員会に審査を付託することにしたいと思います。これにご異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(佐藤長成君) ご異議なしと認めます。よって、陳情第5号については、所管の総務経済常任委員会に審査を付託することに決しました。

                                           

     日程第8 陳情第6号 有害鳥獣(イノシシ)駆除対策に対する補助の増額及び広域連携の制度化を求める意見書の提出を求めることについて

議長(佐藤長成君) 続いて、日程第8、陳情第6号有害鳥獣(イノシシ)駆除対策に対する補助の増額及び広域連携の制度化を求める意見書の提出を求めることについてを議題といたします。

  お諮りいたします。ただいま議題となっております陳情……訂正、ただいま議題となっております陳情第6号については、所管の総務経済常任委員会に審査を付託することにしたいと思います。これにご異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(佐藤長成君) ご異議なしと認めます。よって、陳情第6号については、所管の総務経済常任委員会に審査を付託することに決しました。

  以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。

  本日はこれをもって散会といたします。

  大変お疲れさまでございました。

     午前10時45分 散会