平成２８年蔵王町議会第２回定例会６月会議

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　平成２８年６月１５日（水曜日）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　出席議員（１５名）

　　　　　１番　　齋　藤　英　之　　君　　　　　　　２番　　村　上　一　郎　　君

　　　　　３番　　佐　藤　敏　文　　君　　　　　　　５番　　松　�ｱ　良　一　　君

　　　　　６番　　外　門　　　清　　君　　　　　　　７番　　大　沼　昌　昭　　君

　　　　　８番　　齋　藤　喜　蔵　　君　　　　　　　９番　　三　沢　　　茂　　君

　　　　１０番　　村　山　一　夫　　君　　　　　　１１番　　葛　西　　　清　　君

　　　　１２番　　加　川　　　敦　　君　　　　　　１３番　　伊　藤　　　東　　君

　　　　１４番　　平　間　武　美　　君　　　　　　１５番　　馬　場　勝　彦　　君

　　　　１６番　　佐　藤　長　成　　君

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　欠席議員（なし）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　説明のため出席した者

町長	村　上　英　人　　君
副町長	齋　藤　俊　一　　君
会計管理者 会計課長	山　崎　恒　男　　君
総務課長	平　間　喜久夫　　君
防災専門監	今　村　敏　男　　君
まちづくり推進課長	我　妻　　　敦　　君
町民税務課長	近　江　忠　彦　　君
保健福祉課長	宍　戸　光　晴　　君
子育て支援課長	芦　立　信　介　　君
環境政策課長	芦　立　敏　彦　　君
農林観光課長	村　上　正　文　　君
建設課長	高　野　正　人　　君
上下水道課長	伊　藤　雅　浩　　君
病院事務長	阿　部　　　宏　　君
教育長	佐　藤　茂　廣　　君
教育総務課長	菅　野　和　茂　　君
生涯学習課長	我　妻　清　志　　君
スポーツ振興課長	森　　　良　光　　君

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　事務局職員出席者

事務局長	村　上　惠　造　　君
書記	佐　藤　桂一郎　　君

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　議事日程　第４号

　 平成２８年６月１５日（水曜日）　 午前１０時００分　開議

　 日程第　１　会議録署名議員の指名

　 日程第　２　諸般の報告

　 日程第　３　一般質問

　 日程第　４　陳情第　２号　日本政府に核兵器廃絶のための行動を求める意見書の提出を求めることについて

　 日程第　５　議発案第６号　日本政府に核兵器廃絶のための行動を求める意見書案の提出について

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　本日の会議に付した事件

　議事日程のとおり

　　　　　午前１０時００分　　開議

○議長（佐藤長成君）　皆様、おはようございます。

　　本日をもって最終日になります。

　　それでは、これより本日の会議を開きます。

　　ただいまの出席議員は15名であります。定足数に達しておりますから、議会は成立いたしました。

　　本日の議事日程は、お手元に印刷配付のとおりであります。日程に従い議事を進めます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　日程第１　会議録署名議員の指名

○議長（佐藤長成君）　日程第１、会議録署名議員の指名を行います。

　　本日の会議録署名議員は、会議規則第125条の規定により、８番齋藤喜蔵君、９番三沢　茂君を指名いたします。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　日程第２　諸般の報告

○議長（佐藤長成君）　日程第２、諸般の報告をいたします。

　　本第２回定例会６月会議に通告のありました一般質問については、一般質問通告書として昨日14日に配付のとおりであります。

　　次に、去る６月７日の本会議において、総務経済常任委員会に付託された陳情第２号の審査結果報告については、お手元に配付のとおり委員長から報告があります。

　　次に、本第２回定例会に齋藤喜蔵君から議発案第６号が提出され、これを受理し議案としてお手元に配付のとおりです。

　　次に、広報広聴常任委員長から連合審査会による所管事務調査の申し出がありますので、お手元に配付のとおりであります。

　　次に、本日の会議に説明員として出席を求めた者の職、氏名については、一覧表としてお手元に配付のとおりであります。

　　以上で諸般の報告を終わります。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　日程第３　一般質問

○議長（佐藤長成君）　続いて、日程第３、一般質問を行います。

　　本日は、２名の一般質問を行います。

　　質問者並びに質問の件名等については、一般質問通告書として昨日14日にお手元に印刷配付のとおりであります。

　　なお、町長等に対して論点を明らかにするために、議長の許可を得て議員に対して質問や意見を述べることができる反問権を与えることにしておりますので、よろしくお願いいたします。

　　最初に、13番伊藤　東君の質問を許します。伊藤　東君、登壇願います。

　　　　　〔13番　伊藤　東君　登壇〕

○13番（伊藤　東君）　議長の許しを得ましたので、これから一般質問を始めたいと思います。

　　ざおうさまの婚活について。

　　最近、ざおうさまのことをいろいろな方面から聞かれます。少しずつ全国に知れ渡ると思います。熊本県の「くまモン」同様、ざおうさまの人気を上げたいと思うのです。

　　ざおうさまが生まれてから、蔵王町のためさまざまな、蔵王町の温泉やスキー、梨を初め果物、そして里芋の土垂やトマトの野菜等のＰＲ活動に活躍され、今は町のシンボルになっています。遠刈田のこけし館では、ざおうさまグッズの販売額が増しています。よいことと思います。

　　しかし、１人でのＰＲ活動、お疲れと思います。そこで物語を考えました。皆様、想像してください。

　　ざおうさまはきょうも一生懸命に働いています。町民は、そのいつもの姿にほれぼれとしています。そのころ、梨づくりの名人の勲じいさんが、梨の果樹園の畑で二度芋の花を見つつ探り芋をしていました。大きな二度芋を手にして、「おお、いい芋じゃ、ばあさんが喜ぶのう」と独り言を言うと、梨の果樹園からのため息が聞こえてきました。

　　勲じいさんは胸騒ぎを感じながら、どきどきと、どきどきと見てみると、ざおうさまが永野の梨果樹園に来ていました。ざおうさまは、大きく美しい実になるようにと、一つ一つ願いを伝えていましたが、ところが、ふとざおうさまの手がとまってしましました。そして、静かなため息が１つ、２つ、３つとため息が梨の果樹園から聞こえてくるので、勲じいさんは胸騒ぎを感じながら、どきどき、どきどき、どきどき、どきどきと。

　　ざおうさまと勲じいさんの目の前には美しい青麻山の姿がありました。ああ、青麻山のあお様にざおうさまが、と勲じいさん。どきどきがますます高鳴るばかりでした。探り芋のことはすっかり忘れ、その場をそっと離れ、ばあさんのところへ駆け出しました。

　　蔵王町をＰＲするキャラを新しくつくりたいと思うのです。新しいキャラは、青麻山の「あお様」です。さらにざおうさまの子供たち、引退した「じじ蔵王様」と「ばば蔵王様」がパラオから帰り、蔵王町に住まわせたいと思うのです、３代の家族を。ちなみに日本のキャラで家族は、奈良の「せんとくん」と千葉の「ふなっしー」の妹がいることくらいです。

　　そこで、今年度はざおうさまの奥様の「あお様」のキャラクターの絵を小学生と中学生に募集する。青麻山を知る蔵王町の子どもたちはすばらしい絵を描くと思う。秋の産業まつりで発表したいという大まかな計画があるが、細部は観光農林課でこのような企画、町長、教育長の考えを聞きたい。

　　２　高校生に通学費の補助を、について。

　　現在、蔵王町では１つの資料を見ると、高校生が296名おります。公立高校18校、私立高校17校に行っています。町で高校生の姿を見ることはほとんどなく、高校生がどのような生活をしているのか調べてみました。バス１本で通学する高校は、蔵王高校、白石高校、白石工業高校、村田高校です。この高校へは自転車、16歳で免許をとればバイク通学ができる。

　　仙台の高校にも高速バス１本で通学できる。バス２本になるか、またＪＲとバスと使って通学する仙台の高校がある。名取の高校はＪＲ通学する。ここで、柴田農林高校、大河原商業高校、柴田高校への通学は自転車、バイク、ＪＲが考えられる。ここで、ＪＲを使うと駅まで交通手段はどうするのか。農作業をしていると、梨の果樹園で働く農家の人が時間だからと作業をやめ、迎えに行くという、高校生の子供を。

　　このように、高校生も交通手段の関係で、送りそして迎えをしている家庭がとても多いと言える。ぜひ実態調査を行うべきです。そして、保護者の経済的な負担を考え、町として交通費の補助を行うべきです。町長、教育長の考えを伺いたい。

　　以上です。

○議長（佐藤長成君）　町長。

○町長（村上英人君）　皆さん、おはようございます。

　　きょうは最終日でありますが、お二人の方の一般質問にお答えさせていただきます。

　　最初でありますが、伊藤　東議員の一般質問にお答えさせていただきます。

　　初めに、第１点目のざおうさまの婚活についてお答えいたします。

　　蔵王町観光ＰＲキャラクターのざおうさまは、平成25年３月にデビューし、早や３年が経過をいたしたところであります。

　　この間でありますが、町内外の各種イベントに精力的に出演してきたほか、印刷物へのイラスト掲載やざおうさまグッズの販売、テレビ出演等で徐々に認知度がアップし、2015年のゆるキャラグランプリでは、宮城県内19キャラクター中、見事１位に輝いたところであります。

　　また、全国のご当地キャラ部門1,092キャラクター中でも82位という成績をおさめております。

　　議員ご提案の、青麻山の「あお様」や、ざおうさまの子供たち、「じじ蔵王様」「ばば蔵王様」といった３世代の新キャラクターは、とてもユニークで夢が広がる物語性を持っていると感心をしたところであります。

　　しかしながら、その実現を考えますと、いろいろな問題も浮上してまいります。

　　１つは人員確保の件であります。2015年の１年間でざおうさまが町内外のイベントに出演したのは89件あり、このうち土曜日と日曜日の出演が36件、夜間の出演が11件であります。出演のためには、ざおうさま役及び歩行補助者の２名、夏場は３名体制が最低条件であり、出演機会がふえるほど担当職員に大きな負担がかかっている状況であります。

　　もう１つは、蔵王町といえばざおうさまというイメージ定着を図っている中で、ざおうさま以外の複数のキャラクターが誕生した場合、蔵王町のキャラクター像がぼやけてしまい、訴求力の大幅低下が懸念されることであります。

　　したがいまして、現時点ではざおうさまにかかわる新キャラクター制作は考えておりません。

　　今後も、蔵王町を代表するキャラクターとしてざおうさまをＰＲし、全国で広く認知されている「くまモン」や「ふなっしー」に近づけるよう、イベントや各種媒体の出演機会の確保に努めてまいりたいと考えているところであります。

　　なお、あと教育長から答弁させていただきます。

○議長（佐藤長成君）　続いて、教育長。

○教育長（佐藤茂廣君）　ざおうさまの愛嬌のあるかわいらしい容貌は、町内外の子供たちはもちろん、大人の方々にも大変な人気を博しているところであり、蔵王町のＰＲや学校行事等においても、盛り上げ役として大きく貢献していただいているところでもあります。

　　議員ご提案のざおうさまの婚活に関しての新キャラクターの提案は、蔵王町の子供たちへの夢のある楽しい企画と受けとめているところでありますが、担当職員の負担や、ざおうさまの訴求力低下を考えると、町長と同じ考えにならざるを得ないところであります。

○議長（佐藤長成君）　次に、２点目について。町長。

○町長（村上英人君）　次に、第２点目の高校生に通学費の補助を、についてお答えいたします。

　　伊藤議員ご承知のとおり、蔵王町から白石市や大河原町方面の高校へ通学しているほとんどの生徒はバスを使用しており、仙台方面の高校へは高速バスやＪＲの交通手段を使って通学しているのが現状であります。

　　本町におきましては、定住化対策や子育て支援の一環として、路線バスの維持確保を図る目的から宮城交通に補助金を交付するなど、高校生の通学バス代の経済的負担軽減への配慮を講じているところでもあります。

　　議員ご質問の、保護者の経済的負担の軽減策としての交通費の補助制度については理解できますが、通学する高校生への支援については国や県で対応すべきものであると考えているところでもあります。今後は、県町村会を通して国や県への要望をしてまいりたいと考えているところでもあります。

　　なお、教育長からも答弁させていただきます。

○議長（佐藤長成君）　続いて、教育長。

○教育長（佐藤茂廣君）　蔵王町の中学校の卒業生は年々減少傾向にあり、平成27年度の卒業生は103名で、高校進学者のうち約９割の生徒は町外の高校等へ進学し、通学しているのが現状であります。

　　進学の場合、その通学方法は議員ご指摘のように徒歩、バス、ＪＲ、高速バス、バイク、自動車の送迎等になっており、それに係る費用は全額保護者負担となっているところであります。

　　全国的に見た場合、高校生に関しての国による通学費の一部負担は、高校がない離島出身の高校生に限られており、実施している市町村の例では、町内に住所を有する者、バス定期券購入の場合等、補助対象の要件を定めているようであります。

　　高校生通学費補助金交付制度の目的は、保護者の経済的負担の軽減や定住化促進、路線バスの利用促進等が考えられますが、今後、実現のために、国、県、県教委等へ要望することを検討してまいりたいと考えているところであります。

　　以上、申し上げまして、答弁とさせていただきます。

○議長（佐藤長成君）　伊藤　東君。

○13番（伊藤　東君）　答弁ありがとうございます。

　　ざおうさまのゆるキャラがありますね、人が入る。あれを１体つくると幾らになるか知ってるかと聞かれました。私は30万円ぐらいかななんて言ったら、100万円を超えるお金がかかるんだよと言われて、なるほど、それで「おく様」「じじ様」「ばば様」「子供たち」をつくったらえらい出費だなと思いました。

　　でも、そういうざおうさまにも奥さんがいるんだ、ざおうさまにも子供たちがいるんだ、そういう家族をつくるというのが、蔵王町でも婚活、蔵王の独身の男性にいいお嫁様がいないだろうかと、実際、婚活をやっているでしょう。同じようにざおうさまにも奥さんをつくる。でも、ゆるキャラの衣装なんか要らないんですよ。

　　皆さん、今、想像してもらったように、奥さんがいるんだ。例えば、私、ざおうさまのこけしはないのかなと思ったら、あったんですね。先週あたりフレスコで見つけたものなんですよ。こういうバッジにしろ、二人夫婦でいるバッジ、そういうものをどんどんつくりたいと思うんですけれども、遠刈田のこけしセンターというか、何と言うのかな。（「こけし館」の声あり）こけし館でざおうさまグッズがいっぱい売れていると言うんですよね。そういうところで、どんどんつくっていきたいと思うんですよ。

　　ざおうさまグッズのためにも、どんどん売れる物をつくっていきたいと思うんです。町長、そういうざおうさまグッズをつくるためにも、奥さんを、結婚させようではありませんか。いかがですか。

○議長（佐藤長成君）　町長。

○町長（村上英人君）　先ほどもお話し申し上げたのでありますが、とても夢のある、そしてとても楽しいお話でありますし、ただいずれにしても、まず奥様を見つけてあげる。奥様を見つけて初めて子供ができるわけでありますが。いずれにしても、ざおうさまそのものが認知度がまだまだ低いんですね、全国から見た場合に。そういった面では、去年、町民の皆さんの努力もあって、やっと県内１位になったところなんですね。

　　それと、ざおうさまというのは、何か蔵王町のご当地キャラではないというのが実は最近、去年あたりからなんですが、山形蔵王、ですからこの蔵王ということでざおうさま、そんなことで環蔵王の一つは山形市だとか上山、あとその周辺の山形のほうからも、ぜひざおうさまをイベントに貸し出ししてくださいというお話があるんですね。

　　そういったことで、やっとそうやって、蔵王町のご当地キャラではあるんだけれども、蔵王町だけのキャラではないということで。ですから、これからもっとやはり全国的に知られる、そしてこれが宮城県の蔵王町のキャラクターだと。どうしても今は蔵王というと山形というイメージが高いわけですから。これは昔からの歴史の中、あとは観光を含めた中でどうしても山形のイメージが蔵王というのは強いと。

　　そういった面で、蔵王町というのが宮城県にあって、そしてざおうさまと。まず蔵王町よりざおうさまのほうが大分、知名度が高くなってきていますし、これをまずもっと上位に１桁ぐらいまで行った段階で、もう一歩前に進んでいきたいなと思っていますので、もうちょっと猶予をいただきたいなと思っています。

○議長（佐藤長成君）　伊藤　東君、発言の前に挙手をしてから。（「はい」の声あり）伊藤　東君。

○13番（伊藤　東君）　全国で何番目ぐらいになったら、それを考えるつもりですか。

○議長（佐藤長成君）　町長。

○町長（村上英人君）　まず１つは、私の目標としては１桁台と先ほど申し上げたところであります。

○議長（佐藤長成君）　伊藤　東君。

○13番（伊藤　東君）　私、日ごろというより、蔵王にちょこちょこ来るようになって30年になるんですけれども、そのときから、のどかな静かな町蔵王という印象があるんですよ。それはそのままで、どうしてこんなにおいしい梨や桃があるのに、蔵王の桃、梨という話を聞かないのかなと不思議に思っていました。

　　それが、最近よくわかったんですよ。何がわかったかというと、蔵王町のコマーシャル、ＣＭがやっているけれどもなと、ラジオかなんかでも蔵王のことをいろいろやっていると言いながら、インパクトがないんですね、強いインパクトが。だから印象に残らない。それを印象づけるにはどうしたらいいんだろうかと私は考えました。その印象に持っていくというのが、ざおうさまの奥様。

　　先日、町長がヘルメットをいただいたというので、新聞に大きく写真が載っていました。皆様、ご存じでしょうか。

　　そのことを置いておいて、ことし遠刈田の幼稚園で入園式がありました。そのとき、大沼議員がざおうさまの指人形を持ってきて、子供たちにこうやって話しかけていました。すごく子供たちに受けなかった。でも、よく見てみると、お母さんたちが笑顔でにこにこなんですよ。大沼さん、さすがだなと本当に思いました。子供たちには全然、印象が薄いのですけれども、親御さんたちの印象は強い、すごいインパクトがあった。では来賓の人たちはと、私もそうだったんだけれども、後ろから見て調べることができなかったので残念だったんですが、そこにいたときのお母さん、お父さんを初め先生たち、皆さんが大沼議員のざおうさまの指人形をやっていたところがすごく受けたんですよ。

　　それで、先ほどの町長のヘルメットの写真、河北新聞に大きく出ました。あのとき、あのざおうさまの指人形が登場してヘルメットをもらったとか、ヘルメットをくれる側の人と町長とその間の奥のところに、ふっとこんなのが置いてある。写真というのはつくられるんですよ、報道の写真というのは、ほとんどが。だから、私、先ほど撮られています。こういうふうにして撮ってもらった。そういうふうにして、ＣＭする写真は全て計算されてつくられているんですよ。だからこそ町長にそういうことを少し考えてもらいたいなと思うんですけれども、いかがですか。

○議長（佐藤長成君）　町長。

○町長（村上英人君）　ざおうさまをいろんな角度でＰＲして、私どものほうは一生懸命にＰＲにはしておりますし、ただ、きょうの一般質問の内容でありますが、まずざおうさまの認知度をもっと高めることが先決だと思うんです。まず、全国にもやはりいろんなところでざおうさま、それで蔵王イコール宮城、それで蔵王町なんだと、そのご当地キャラクターだと。そこには温泉があって、いい日本の百選の滝もあったり、樹氷もあるところなんだよねというふうに、やっぱりざおうさまの認知を高めることによって、そこの観光、それで物産も含めてそのように持っていきたいなと思っているんです。

　　ですから、それが複数の単位になってしまうと、どうしても、さっき申し上げましたように、なかなかＰＲするほうも大変だ。やはり一つのきちんとした、ざおうさまをまず認知度を高めることが私は差し当たり全国にやるべきだろうと思っています。それが１桁ぐらいに行った段階で、第２段として考えていく必要もあるのかなと思っております。

○議長（佐藤長成君）　伊藤　東君。

○13番（伊藤　東君）　全国で人気を高めるためにどうしたらいいかと考えると、やっぱり先ほど言ったように、河北新聞に載ったときの町長のアピールの仕方で人気が出たり、蔵王は、ざおうさまは知っているけれども、町長は知らなかった。町長は知っていたけれども、ざおうさまは知らなかったという人が、２人一緒に並んだところの写真というのがものすごくインパクトがあるんですよ。

　　例えば、九州の宮崎県にそのまんま東という芸人がいました。その人は知事になりました。神奈川にいて、その人が何をやっているのかというのがニュースに入ってくるんです。もう１人、森田健作、千葉県知事です。横浜のスーパーマーケットに行くと、森田健作の声が聞こえてくるんですよ。森田健作でございます。きょうは千葉県のおいしいピーナッツを持ってまいりました。ぜひお食べくださいというテープが回っているんですよ。普通のマーケットですよ。もう１人、横浜にいてよく聞いた知事は、村井さんなんです、宮城県の知事。

　　その３人の頻度などといったら、そのまんま東が一番高くて、その次が森田健作で、その次が我が県知事が全国のニュースにちょこちょこと出てくるんですよ。そして、その人は何を演説するかというと、県のＰＲ、県産物のＰＲ。だから、ざおうさまの奥様というよりも、ざおうさまの人気を高めるためには町長の力というのはすごく頼りになるんですよ。そうすることによって、町長も顔が売れるし、ざおうさまも売れるし、ざおうさまが売れれば「あお様」もつくってもらえるのかな、そう思うんですよ。

　　それで、先ほど写真のことで大沼さんの例で言いましたけれども、ああいう写真を撮るときにはもっと、本当にＣＭの写真というのはつくられた写真なんですよ。まだ、「あお様」というのは、このキャラクターはつくらなくていいんですよ、もっと必要になったときにつくればいい。でも、こういう「あお様」がいるんだ、奥さんがいるんだというのであれば大きな、私がよく行くお店に蔵王のお釜の写真が飾ってあるんですよ。そこに、ざおうさまがスキーをやっている、１人で。そのちょっと後ろに「あお様」がスキーをやっていて、そういうのが加わっただけで、もうインパクトが違うんですよ。

　　また、ざおうさまのネクタイピンがありますね、１人でいる。でも、そこに「あお様」２人のバッジになったり、缶ペンというんですか、そこにざおうさま１人でいますけれども、その横にざおうさまの奥様の「あお様」がいる。それだけでも、もうインパクトの強いＣＭがつくれるんですよ。

　　だから、ぜひやってもらいたいなと思っています。どうですか、もう一度聞きたいんですけれども。

○議長（佐藤長成君）　町長。

○町長（村上英人君）　何度も言うようでありますが、まずざおうさまのぬいぐるみを胸にちょっとピンでとめるような形で、ＰＲは私みずからももっとしていきたいなと思っています

　　ただ、くどいようでありますが、「あお様」だとかそういった子供なり奥様というのは、「じじ」「ばば」についてはまだ時間が早いなと思っております。内部でも、あと外部の方の意見なども聞きながら、今回の一般質問に臨ませていただいたところでありますから。それは、伊藤　東議員としてそのように今やるべきだということなんでしょうけれども、やっぱり我々的な、またこれに携わっていただいた関係者の皆さん等々含めて、もうちょっと猶予時間を必要ではないかというのが大半の方の、大半というか全員だったんですね。

　　そんなこともありまして、いろんな、本当はお応えしてあげたいのですが、やはり認知度をもっと高めていきたいということでありますので、ぜひひとつ。絶対やらないということではないんです。まず、ざおうさまの認知度を高めながら、そしてさっき言った宮城の蔵王に、しかも蔵王町に、そしてざおうさまのいるところはこういった観光地がたくさんあって、そしておいしいものもたくさんあるんだということを、やっぱりそこからまずしていきたいと思っていますので、ご理解賜りたいと思っております。

○議長（佐藤長成君）　伊藤　東君。

○13番（伊藤　東君）　蔵王町のコマーシャルをして１番の人はざおうさまだと思っているんですよ。２番の人は誰だと思いますか、それは町長なんです。コマーシャルをするＣＭ対象としてはすばらしいと思うんです。町長が本腰を入れて、ざおうさまを全国１桁になるように、ぜひコマーシャルをいっぱいやってほしいと思います。それから、蔵王のいろんな観光にしろ食べ物にしろ、売れるようになると思う。

　　それで、ざおうさまをシールにして、袋に印刷して、蔵王の物を入れて外に出す、そんなシールが欲しいなと思うんですけれども、「あお様」と一緒に欲しいのはいつもなんですが、ざおうさまがそういうふうにして、町として取り組むことはできますか。袋にざおうさまの、ぽっと印刷するみたいな感じで、どうでしょう、これは町長ですか。

○議長（佐藤長成君）　質問通告外ではありますけれども、質問の流れで。町長、答弁願います。

○町長（村上英人君）　そのとおりなんですね。通告外なのでお答えしなくてもいいのでありますが、本来であれば。東議員がそれだけ本当に熱心で、本当にありがとうございます。

　　実は３年目なんですね、ざおうさまも。ざおうさまは３年目でここまでの認知度になってきたんですが、それにあわせて、実は蔵王町の観光パンフレットなどを入れるビニール袋のズブクロ、見たことありますか。下の農林観光課にありますが、ちゃんとそうやって全部、全国観光して歩くときは、いろんなところに行くとパンフレットがいっぱいたくさんもらえるでしょう。そのときの蔵王町の場合は、蔵王町のざおうさまのキャラクター。そして、それに蔵王町のパンフを入れながら持ち帰ってもらうと。それで、あとこうやって電車の中でも、銀座を歩くにしても渋谷を歩くにしても全部そうやって、ああ、見たことあるというような感じで。

　　そういう、ですから総合的に我々は考えながらやっていますので、ぜひひとつ議会が終わったら農林観光課のほうにお立ち寄りいただきたいと思っています。

○議長（佐藤長成君）　伊藤　東君。

○13番（伊藤　東君）　わかりました。

　　これも通告していないことなんですけれども、私の夢なんですが、ざおうさまの日というのはあるかどうかわかりませんけれども、その日にざおうさまの後ろ姿が書いてあるＴシャツ、前の姿があるＴシャツを着て議会を始めたいなというのが私の夢です。そうすることによって、河北新聞や読売新聞はざおうさま会議が始まったと大々的に報道すると思います。それは私の夢です。聞きませんので。

　　次に移りまして、高校生の通学費の補助ということなんですけれども、本当にバス代金が高いです、通学にしても。皆さんは仙台に通学するとして幾らかかるかご存じですか、通学費。知っていますか、仙台だと３万円ですね、３万900円か500円だったかな。３万円もかかるんです。仙台に子供を通わせると１カ月３万円、すごい額です。その額は、遠刈田温泉から行って、多分、役場前から行っても変わらないと思うんです。

　　それで、遠刈田から蔵王高校までは幾らになりますかなどと聞いたら、一万七千幾ら。では遠刈田から白石まで行ったら幾らかかりますかと聞いたら、二万六千幾ら。それを親御さんが負担しているんです。とても高額だと私は思う。

　　また、柴田農林とか大河原商業とか、あっちの高校に通う子供は送り迎えが多いみたいですね。そうすると、中学の延長になってしまうんですよね。中学のときも送り迎えをやっていて、高校に行っても送り迎えをやっていて。早く18になれ、車の免許を取れなんて、早く16になれ、バイクの免許を取れなんて親御さんに言われてとっているんでしょうか。バイクなんか買ってやると言われて。

　　そういう子供たちの負担もありますが、何よりも経済的に負担というのが大きいと思うんです。そこを町として何か手だてを考えて、聞きたいと思うんですけれども、もう一度、町長にちょっと聞きたいです。

○議長（佐藤長成君）　町長。

○町長（村上英人君）　東議員も教員をやったのでわかると思いますが、とてもいろんな角度、一つはバスを利用しなくなってきたのはどういう関係でしょう。昔は皆さん、バスなんですね。それは、バスが赤字であればあるほど料金も高くなってしまう。利用すればするほど、逆に言えば料金も下がってくると思うんですね。

　　そういった一つのいろんな見方もあるわけでありますが、一つはバスの路線で国からの補助金というのがあるんです。一種、二種、三種というのがあるんです。三種になってしまうと、国の補助が出なくなってしまうんです。それで、最終的に路線が廃止になって、私たちの町にもあるんですが、そこに町民の方々が廃止になれば、それこそ今言われるような問題も起きるんですね。ですから、蔵王町でタクシーを出したり、北原尾と遠刈田の間でありますが、そういういろんなことを考えながらやっているんですね。

　　ですから、それとまず一つは国と。やっぱり国が考えるべきというのは、私、そこなんですね。なぜ赤字になって、それと今度、平等性の問題を考えてください。高校生は確かにだと思いますよ、バスに乗れば。だけれども、今回の医療費の問題はご存じですよね、10月の問題。医療費は高校生まで、そして括弧として18歳なんですね。ですから、高校に行かない人も医療費の対象になるんです、18歳であれば。そうしたら自然とご理解できると思いますが、やはり平等の問題だとかいろんな。

　　そうして、では家庭が苦しいんだったら何もかも、それとどこまで負担すればいいかということなんですね。その人の向学心があって仙台に学ぶ方もいるでしょうし、そしてスポーツの好きな人は体育系の柴田高校に行かれる方もいますでしょうし、人それぞれだと思うんですね。ですから、やはり高校生というのは、もう一方、中学までは義務教育。だけれども、高校になってしまうと、一方それから自分の将来を、夢を持ちながら、そして学びを考えていくわけですから。

　　やはり、そこは平等性の問題だとか、それぞれの親子の間でそういうことをやってきているわけだろうし、その家庭によっては車で送り迎えもしているわけでしょうし。学校によっては、16歳からバイク通学を許可している高校もあるんですね。ですから、いろいろそれぞれの学校なりの工夫、それぞれの家庭の工夫、だけれども、そこに行政というのが本当に負担をしていくのが望ましいのかどうかということに対しては、私は大きなクエスチョンがついてしまうということであります。

○議長（佐藤長成君）　伊藤　東君。

○13番（伊藤　東君）　ただ、こんな話を一つ聞いたんですよ。遠刈田で、自分の学力からいえば白石高校に十分入れる子供が、うちの人に蔵王高校までだったら定期も安い、１万円違うんだね、１月で。それで、蔵王高校にしてくれないかと言われたという話を聞きまして。ああ、そうかと。やっぱり、そういうことも起きるぐらいの高いお金がかかるんだなと思いました。そういう子供が出ないように私はしたいなと思うんですよ。

　　そういうことというのは、行政がどのような援助ができるかというのは私はわかりません。町長が言われたように、平等性の問題というのは確かにあります。それで、無償の奨学金、あげる奨学金というのはありません。国でもそういうものをつくりたいというふうに、返さなくていい無償な奨学金をという動きがありますけれども、結局そこに行くのかな。返さなくていいよ、もらうだけでいいよという奨学金をつくらなければだめなのかなということを今思いました。そういう子供たちのことを我々は考えていかなければならないと思うのです。

　　私のことなんですけれども、高校で自転車で30分、ＪＲに乗って20分、バスで30分かかる高校に行っていました。でも、１人、電車の中間のところの亀田という駅なんですけれども、新潟市です、新潟からすぐのところなんですけれども、亀田というところから高校まで自転車で毎日通っていた友達がいます。雨の日も雪の日も自転車なんですよ。どうして冬は使わないのと言うと、いや、うち金がないんだと、だから自転車で３年間、皆勤賞でしたよ。そういう友達がいます。何をやっても彼にはかなわないなと私は思っています、今でも思っています。そういう子供もあらわれてもいいのになと思う。

　　教育者として、それは昔あった話みたいなことで片づけない子供が出てきてほしいと思う。でも、こういう立場になったときに、通学費の安いからといって、ここの高校ねと親にそう言われなくて済むような制度を考えていきたいと思います。以上で終わりにします。

○議長（佐藤長成君）　町長。

○町長（村上英人君）　東議員、蔵王町の育英会はご存じですか。（「知っています」の声あり）育英会というものが、ことしは特に料金の改正もさせていただきながら、高校生の場合は３万円までお貸ししているんですね。あとは大学、短大を含めたそういう専門学校の方々は月５万円なんですね。随分見直しをさせてもらったんです。

　　ですから、そういったお話をしていただいたり、それと我が事を言ってかえって失礼なんですが、うちの子供も柴田に３年間自転車で通っているわけでありますし、蔵王町から白石に自転車で通っている子供もたくさんいるんですね。ですから、そういった子供こそ物すごく精神力が強く、子供たちが出ると私は思うんです、今言われたことだと思うんですが。

　　そういった面で、ぜひひとつ育英会の資金などの制度もありますから、今度お話のあったときにはそういったお話などもある家庭にはしていただければと思っております。

○議長（佐藤長成君）　伊藤　東君。

○13番（伊藤　東君）　その育英会、私が報酬をもらったときに寄附したんですよ。そしたら、議員の寄附はだめだと言われてお断りされました。議員の寄付行為をいいというふうにならないものなのかと。育英会に対してだけでいいですよ。育英会だけに対してはいいよと言ってもらえたら、私はとてもうれしいです。（「何してもだめです」の声あり）終わります。

○議長（佐藤長成君）　伊藤　東君の一般質問が終わりましたので、ここで10分間休憩いたします。

　　　　　午前１０時５５分　休憩

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　午前１１時０５分　再開

○議長（佐藤長成君）　それでは再開いたします。

　　休憩前に引き続き、一般質問を行います。

　　次に、７番大沼昌昭君の質問を許します。大沼昌昭君、登壇願います。

　　　　　〔７番　大沼昌昭君　登壇〕

○７番（大沼昌昭君）　それでは、議長の許しを得ましたので、通告書に従いまして一般質問をしたいと思います。

　　それでは、中学校の統合とまちづくりについて質問したいと思います。

　　蔵王町学校教育環境検討委員会が平成25年８月に設置され、幼稚園については小学校単位が望ましく、現在の３園体制を維持、小学校は児童数の減少が大きい永野、円田、平沢を統合し、遠刈田、宮の３校体制が適当である。中学校は、現在の３校を１校に統合するのが適当であると報告がありました。

　　これらの指摘は、将来のまちづくりに大きなヒントとチャンスであると認識をしなければならないと思います。特に、中学校の統合については、喫緊の課題として取り組まなければならない。

　　町では、各委員会を設置、会議をし、検討しているようだが、どのようなプロセスなのか情報の開示がされておらず、地域住民や保護者の間に中学校統合の動向に不安と戸惑いを感じております。

　　議会で、町長は円田中に遠刈田中を統合する方向だと言っていましたが、その経緯を伺いたい。

　　また、蔵王町人口ビジョンで2040年に人口が9,062人、2060年には、平成72年ですけれども、最終シミュレーションでは6,425人まで減少すると予測をされております。蔵王町まち・ひと・しごと創生総合戦略の基本目標に、人口の社会減を抑えたい、町へ新しい人の流れをつくると記述をされております。その視点から、総合校の設置場所について、どこが最も適しているかと考えているのかをお伺いいたします。

○議長（佐藤長成君）　町長。

○町長（村上英人君）　大沼昌昭議員の一般質問にお答えさせていただきます。

　　中学校の統合とまちづくりについてお答えいたします。

　　議員ご承知のとおり、教育委員会では平成26年11月、蔵王町学校教育環境検討委員会からの答申を受け、蔵王町小中学校再編庁内検討委員会を設置し、審議を重ねてまいったところであります。

　　庁内検討委員会は、平成27年２月24日の第１回会議からこれまで14回の会議が開催され、中学校再編についての素案を取りまとめたところであり、教育委員会から報告された内容については、本会議での行政報告で説明させていただいたところであります。

　　教育委員会では、この素案について、保護者代表や学識経験者などからなる蔵王町小中学校再編実施計画策定委員会に諮問したところで、答申に向けて現在も検討いただいているところであります。

　　教育委員会では、今後、各小中学校の保護者等の地区懇談会を開催する予定としており、住民との議論を重ね、学校再編を進めてまいりたいと考えているところであります。

　　あとは教育長から答弁させていただきます。

○議長（佐藤長成君）　教育長。

○教育長（佐藤茂廣君）　中学校の統合についてのこれまでの審議等の経過について、ご説明いたします。

　　蔵王町学校教育環境検討委員会の答申内容については、議員ご存じのとおりであります。

　　その後、平成27年２月より再編実施計画書の策定に資するために、蔵王町小中学校再編庁内検討委員会を設置し、検討を重ねてきたところであり、円田中学校と遠刈田中学校を統合するという素案が作成されたことは、本会議での行政報告で町長が説明したところであります。

　　統合場所の選定においては、通学時間や埋蔵文化財指定区域、敷地の確保、財政面のほかに、蔵王山マグマ噴火による融雪型火山泥流の浸水被害が及ばない地域に考慮したところであります。

　　なお、平成28年３月から蔵王町小中学校再編実施計画策定委員会を開催し、現在、素案について審議を重ねていただいているところであります。

　　保護者や地域の方々、有識者の方々等のご意見等を踏まえながら、学校再編を進めてまいりたいと考えているところであります。

　　以上を申し上げまして、答弁とさせていただきます。

○議長（佐藤長成君）　大沼昌昭君。

○７番（大沼昌昭君）　今の答弁書に従いまして、行政報告の中できちんと報告をしておりますよということだったので、その辺のところからお話をしていきたいと思います。

　　まず、私の質問に対しては、２つのいわゆるポイントがあります。

　　１つは、きちんとした形の中で町民の人たちに理解を得ながら、いわゆる学校の統合を進めていくのかということが１つの論点です。

　　２つ目は、学校の統合に際して、統合ありきの論点ではなく、まちづくりの論点からどのような形で検討したのかということの、この２つがポイントだと思います。

　　それで、先ほど説明があったとおり、蔵王町学校教育環境検討委員会は25年８月に設置されまして、26年11月10日にまとめと報告となっております。この中で、さっきも申し上げたとおり、幼稚園は小学校単位で３園体制と、それから小学校は児童数の減少が大きいところから、いわゆる統合すると。中学校は、現在の３校を１校にすることが適当であるという報告がなされました。

　　そんな中で、議会でもこの辺のところはきちんとした形でＰＴＡ会長等々を呼びながら検証したところでございます。その中で、個々の委員の方たちの意見を聞きますと、どこに、では新しい学校をどのようにするべきなのかということだったんですね。当時の意見を聞きますと、新学校を１校建設して、それは蔵王町の中心が望ましいという形で答申になっているはずです。であれば、その次の答申を受けた中で、蔵王町小中学校再編庁内検討委員会で検討されました。その中で14回、たしか検討されたとなっています。

　　それで、27年２月に設置して、27年12月まとめ、28年、ことしの２月報告という形になりました。そんな中で、あくまでもこれは素案という形で執行部の方はおっしゃっております。では、なぜここで円田中学校がふさわしいという結果が出たのか、お聞かせ願いたいと思います。

○議長（佐藤長成君）　教育長。

○教育長（佐藤茂廣君）　大沼議員の質問にお答えいたしたいと思います。

　　基本的なポイントは、28年６月の今回の行政報告に書いてあるように、通学時間の問題とか、他教育施設との連携とか、文化体育施設活用による教育的メリットとか、敷地の確保の問題とか、埋蔵文化財指定区域との関連とかを中心に、あとは例えばその時点で、３つの中学校を答申が出たように１つにするほうが望ましいということがありましたので、やっぱり距離的なこととか、時間のこととか、あとは町の社会教育施設とか、体育施設の活用とかそういう面、いろいろなところから会議を重ねてまいりました。

　　そして、その後10月でしたか、行政報告の６ページに載っていますように、融雪型火山泥流による浸水被害が及ばない区域ということを配慮せざるを得なくなったというようなこと、いろいろありまして、総合的に検討を重ねた場合、円田中学校云々というのが素案として出てきております。

　　以上でございます。

○議長（佐藤長成君）　大沼昌昭君。

○７番（大沼昌昭君）　今の中で何点か論点がありました。その中で、通学時間の考慮をしましたということなんですけれども、どんな考えで一番いい通学時間と判断したのかということが、ちょっと私には理解できません。なぜかというと、スクールバスの運行等をしますということで、例えば考えられると思うんですが、この利便性について、経費とか、それから時間、いわゆる公共交通を運行しているところ、つまり今の宮城交通が運行しているところの時間と経費とかそういう部分で利点を捨ててまで、どのように通学時間を試算したのか、お聞かせ願いたいと思います。

○議長（佐藤長成君）　教育長。

○教育長（佐藤茂廣君）　通学時間等については、まだあくまでも素案ですから、方向性が今後固まったならば、具体的に例えばスクールバスを使うとかいうようなことは今後の問題かなと捉えております。

　　それで、あくまでもやっぱり今、よく通学距離とか云々については小学校なら４キロとか、中学校は６キロとかというのが出ています。ただ、最近、今度は通学時間については、例えばスクールバスとかそういうバスを使用した場合は60分ぐらいの範囲が妥当かなというような、いろいろな、議員さんも見てご存じだと思いますけれども、そういう報告というんですか、それも出ております。

　　そんなことで、３つの場所を考えた場合、距離とかを、そういう時間もご存じのように、大体イメージがつくと思いますけれども、というようなことで検討をしてきたという経緯があります。

○議長（佐藤長成君）　大沼昌昭君。

○７番（大沼昌昭君）　この委員会の中で14回も要したんですが、大体第８回で円田中学校に統合が適切であるという結論を出しているはずです、この報告書を見ると。その中で、今、教育長が言ったように、通学時間に関してはそのようなことでやりますよということですが、一つ一つ潰していきたいと思います。

　　それでは、文化体育施設活用による教育的メリットということも考えましたと。これは、どのようなことと考えたのでしょうか。文化会館、図書館、それから曲竹の総合グラウンド、その辺の活用などを考えたり、利便性を考えたとすれば、果たして円田中学校は適切なんでしょうか。その辺等、お答え願います。

○議長（佐藤長成君）　教育長。

○教育長（佐藤茂廣君）　円田中学校が適切か云々は、その後の話でありまして、それ以前の話し合いで、そういうことも考慮して一つの場所につくるとなればどこがいいかということで、せっかく町に立派な施設があると、こういうございんとか文化施設がありますよね、あとはＢ＆Ｇには本当に立派な野球場を含めテニスコートとかもありますので、その辺も考慮して、どこかいいかとかそういう話し合いを進めてまいりました。

　　その後の10月ごろにそういう火山関係のお話が出てきまして、それでどうしたらいいかということに話が進んだというところでございます。

○議長（佐藤長成君）　大沼昌昭君。

○７番（大沼昌昭君）　私、なぜここにちょっときつい質問が出るかというと、円田中学校に遠刈田中学校、統合ありきという形で進んでいるようにどうもしてならないんですよ。それで、いわゆるその中で、ではなぜ円田中学校になったのかというようなことを非常に疑問に感じるんですね。ですから、一つ一つ話していきたいなと思ったんです。

　　それから、埋蔵文化財指定区域との関連で、円田中学校にしたという素案となっています。これについて、文化財出土の可能性について遺跡地図でどのように議論、意見が出たのか、お伺いしたいと思います。

○議長（佐藤長成君）　教育長。

○教育長（佐藤茂廣君）　文化財の遺跡関係ですけれども、議員さんご存じのように、蔵王町はかなり前から町内のどういうところにこういう遺跡があるかということを予想されております。その辺を見ながら、例えばこの場所は特に該当しないのではないかとか、この場所だとちょっと該当してきて大変ではないかとか、そういう話でございます。そして、検討してきたということです。

○議長（佐藤長成君）　大沼昌昭君。

○７番（大沼昌昭君）　私も実は、文化財の分布図をいただきました。この中で最初の、庁内委員会の中ではたしか１番、２番、３番、４番、５番と候補地の番号を振った地図が出たかと思います。その中で、１番、２番に関してはございんの南側がふさわしいという形で、たしか番号を振られたように記憶しております。であれば、その辺のところを、なぜ１番、２番をカットしてしまったのというところが、私の今の質問のいわゆる原点なんですね。

　　それで、この地図の分布図を見ると、そこは余り出ないとなっていますね。であれば、仮に文化財が出たとしますよね、そのときに、とりあえずはこれに関しては試掘をして確認調査を行うということが前提です。その中で、いわゆる文化会館の南側は図面上、白くなって余り出ませんということになっています。

　　それで、これに関しては、後で関連することなんですけれども、文化財が出るということでありますが、これは盛り土が可能ということであれば、文化財をこれから掘っても、いわゆる掘り起こすことができる状態であれば、２メートルから５メールまで県では許可するそうなんですよ、盛り土を。

　　それで、２メートル、５メートルまでという数字、よく覚えていておいてくださいね。これはどういうことかというと、いわゆる融雪型火山泥流による浸水被害が及ばないという区域を選んだとなっていますよね。そのときに、ではなぜ何メートル、ここのところに泥流が来るんですか。その辺のところ、もしわかればお伺いしたいと思います。

○議長（佐藤長成君）　教育長。

○教育長（佐藤茂廣君）　そのことについては、防災専門監に答えてもらいたいと思います。

○議長（佐藤長成君）　防災専門監。

○防災専門監（今村敏男君）　現在のシミュレーションでは50センチと確認しております。

○議長（佐藤長成君）　大沼昌昭君。

○７番（大沼昌昭君）　今の、50センチですよね。であれば、２メートルをかさ上げして盛り土をすれば、文化財も掘れるから影響ないわけですよね。それから、火山泥流も影響ありませんよね。であれば、火山泥流による浸水被害が及ばない区域というのはどのように判断したんですか。それで、避難対象地区内に公共用地は建てられないと理由づけています。これは公的な規則とか法律はあるんですか。それをちょっとお伺いしたいと思います。

○議長（佐藤長成君）　教育長。

○教育長（佐藤茂廣君）　要するに、10月ごろにそういうお話、情報が入りましたので、そういう場所に、今、専門監は50センチという話もありましたけれども、学校、もし施設を建てた場合とか、あとはさらにここは避難所にもなるということなものですから、ここは適当ではないのではないかという判断でございました。

○議長（佐藤長成君）　大沼昌昭君。

○７番（大沼昌昭君）　避難所にはならないということかもわかりませんが、東日本大震災のときに大川小学校の悲惨な部分がありましたね。あのときに、いわゆる裏の山に逃げていれば、ほとんどの人が多分助かったと思うんですね。それで、火災泥流が心配であれば、年に２回ほどきちんと徹底した避難訓練をして、その辺のところをカバーすれば、何も円田に学校を持っていく必要はないのではないかと、私は不思議に思うんですね。

　　それから、もう１つ、財政的見地から円田中学校にしたとなっています。それは、どこまでの財政的な見地を議論したのか、お伺いしたいと思います。

○議長（佐藤長成君）　教育長。

○教育長（佐藤茂廣君）　学校をもしつくるとなれば、あくまでも概算ですけれども、例えば土地だけで６町歩ぐらい必要でないかとか、当時の値段とかいろいろ考えると、あとは建物とかを入れますと、概算ですけれども30億円ぐらいはいくのではないかとか、そういういろいろなお話を積み重ねてまいりました。

○議長（佐藤長成君）　大沼昌昭君。

○７番（大沼昌昭君）　確かに、町長もご存じのとおり用地買収が一番、多分大変だと思うんですよ、いわゆる相手があるわけですから。ですから、そこが一番ネックかなと思うんですけれども。

　　しかしながら、やはり用地買収も含めて、それから校舎建設、その他体育館などの費用、その辺のところを、おおよそどのぐらい試算をかかるのかということで、今、30億円くらいという話を来たんですが、いわゆる土地にしても、多分ございん建設当時の用地買収の単価が参考になるかと思うんですね。しかしながら、今は評価額が多分下がっていると思うんですね。あるいは、その辺のところも考慮しながら、やはりその差を、ではどのくらいあるのというような部分を考慮していかなければいけないと思うんですね。

　　それで、施設建設というか学校を建設するに当たりまして、全額町負担ではないと思うんですよ。いわゆる、いろんな形の補助金、助成金があると思うんですね。その辺のところも、どれだけの利用をしたらいいのかというようなことを検討して、財政的な見地をちゃんと検討したのかということなんですね。ですから、先ほど教育長が30億円かかりますよと言いましたが、もう少しその辺のところを考えなければいけない。

　　それから、もう１つ。一番肝心なのは、あと３年後でしたか、31年でしたよね、円田中学校が合併するとなれば。それから、その６年か８年後か、宮中学校が統合しなければならないという状況に陥るとなっていますよね。そこで、それぞれの学校の現在の耐用年数もここで考慮をしたんですか。

　　いいですか。今回、新規で公共施設総合管理計画策定支援業務というのがあります。これに関しては、平成29年度までに公共施設をきちんとした形で計画的に直す、壊す、その辺のところをやりなさいということで200万円の予算をつけています。それで、円田中学校に関して、昭和54年８月に建設で38年たっています。宮中学校36年、遠刈田中学校35年たっています。これは８年後、15年後だったら、もうどのくらい古くなるんですか。

　　それで、補修とか、それからそれを取り壊しての、そこに対しての新築とかを考えたときに、果たしてそこまで財政的な部分を考えたのかということなんですよ、この委員会で。この委員会のメンバーはたしか課長級でしたよね。であれば、ただ単に学校があそこが安いからとかということにならないと思うんですよ。そういう部分をきちんとした形で情報公開をしていって、情報公開をした後に、やっぱり皆さんからの意見を吸い上げるということが非常に大切だと思うんですよ。

　　だから、何も知らないで、ただ単に検討した、検討したと、あくまでも素案ですからと言われても、今、私が質問したとおり、本当にきちんとした形で考えたんですかというようなことなんですね。

　　ですから、その辺も含めて、いいですか。今度は素案をもとに、いわゆるここで第１回目の蔵王町小中学校再編実施計画策定委員会というのが現在進行中で、平成28年につくられましたよね。この中で討議なさっています。今まで４回でしたか。であるが、内容をちょっと読ませていただくと、円田中学校統合ありきで会議を持っているんですよ。あくまでも素案、素案と言っているんですが、いわゆる答申が資料となって、結論ありきで進めているように思われるんですよ。

　　ですから、今の町の父兄、保護者、地域の方たちが、何で円田なのというような部分がここで出てくるんですよ。今の、やっている現在進行中の委員会に関してはきちんとした情報開示、それからきちんとした意見の吸い上げが必要かと私は思われるんですよ。

　　ですから、そのような形の中で、今現在進行中の会議に対してどのような方向性で行っているのか、経緯をお聞かせ願いたいと思います。

○議長（佐藤長成君）　教育長。

○教育長（佐藤茂廣君）　大沼議員さん、ありがとうございます。

　　今、策定委員会のお話、出してもらいましたけれども、要するに庁内検討委員会で素案をまず……。

○議長（佐藤長成君）　教育長、マイクを近づけて。

○教育長（佐藤茂廣君）　済みません。素案をつくりまして、それをもとにしながら策定委員会で審議していただくということです。何もなければ話も進まないと思っていましたから。

　　それで、今の様子なんですけれども、そういうことで、策定委員会のメンバーをご存じだと思いますけれども、メンバーの皆さんにお話し合いを、大体、月に１回ぐらいになります、どうしても、話を進めてもらっています。そして、今後その意見の吸い上げ方云々の話で、７月からそれぞれの中学校区の会場で保護者の皆さん等に集まっていただきまして、意見交換というんですか、意見をいただくということを計画しております。

　　そのためにも、その話し合いもどちらかというと一方に説明とか一問一答ではなくて、できるだけお話ししやすいような雰囲気をつくりながら進めていきたいなと、そういう考えの計画でおります。

○議長（佐藤長成君）　大沼昌昭君。

○７番（大沼昌昭君）　今度、学校再編を考えるニュースを配布するということで、情報発信をしたいということなんですが、私は中身を見ていないのでどのような内容なのかわかりません。いわゆる、経緯を説明するのではなくて、一番私がここで言いたいのは、いわゆる正確な先入観のない情報開示をしてほしいんですよ。あくまでも素案と言いながらも、円田中学校に遠刈田中学校が統合されるんだというような、いわゆる評判がいっぱい立っているんですね。その辺のところもまっさらにしてほしいんです。実は。

　　第１回目の答申があったときに、３校を１校に、新校にして、建設場所はどこどこがいいとなっているわけですよ。それで、庁内の検討委員会の中でも最初に、いわゆるございんの南側がいいということで出ているわけですよね。ですが、先ほども何点か話したけれども、検討した結果、そこはふさわしくないと、だから円田になったんだというようなことなんですよ。

　　ですから、あくまでも素案といいながらも、その辺のところが先入観として入っているので、その辺のところをよく考慮をしながら、これからの会議を持っていただきたいなと思います。

　　それから、これから８年後に宮地区も当然、１校に統合するということになりますけれども、これもどこになるかわからないという前提で話しますが、そのときに、やはり遠刈田地区だけではなくて、宮地区にもきちんとした形の中で、同時進行で説明したりしながら同意を得ていかなければ、後で合併するから、宮、来てくださいといわれても、これは難しい。いろんな問題があると思うんですね、制服にしても、校歌にしても、校旗にしても、いろんなことがあると思います。だから、その辺のところも同時進行しなければ難しい。

　　それで、教育長、各地区での意見の取り上げ方というようなことをさっき申し上げました。いわゆる学校教室方式で、委員が前に並んで、では保護者の方は並んでくださいと、説明をして、では何かあったら手を挙げてくださいねと、これではだめなんですよ。よっぽど勇気のある人でないと手を挙げません、保護者の方は。

　　ですから、いわゆる大勢を一気に意見を聞く方式というのがあるんです。これはワークショップ方式というんですけれども、私が登米の豊里一貫中学校に出向いたときに、この方式をとって会議をしていました。今でも、この方式をとって豊里はやっているそうです。ぜひ、そういうところに行くなりして、このやり方を学んでほしいと思うんです。

　　それで、結局、何人かのワーキンググループに分かれて、いわゆる10人のグループに分かれれば、100人なんてあっという間に、10のワーキンググループがあれば、100人ぐらいの意見が聞けるわけでしょう。そうしたら、問題点それから意見を附箋に書いて出させて、ディスカッションをさせて、それで、それをきちんと形でコーディネーターがまとめて、まとめたやつを、いわゆる問題点を洗い出しながら、それを参考にしながら委員会で検討するのが本当ではないんですか。そうしなければ、皆さんの意見というのは吸い上げられないと思いますよ。

　　ですから、そのようなところをよく肝に銘じると、ちょっと上から目線なんですが、よく思慮をしながら、この統合に関しては物すごい大事な問題ですので、ぜひその辺のところを意見聴取というか、皆さんの意見を聞くと、当然、主権は住民ですから。住民参加をぜひこの辺のところで重要視していただきたいなと思います。答弁お願いします。

○議長（佐藤長成君）　教育長。

○教育長（佐藤茂廣君）　大沼議員さん、貴重なご意見ありがとうございました。

　　私、先ほどお話ししましたように、できるだけ多くの方に生の声を聞かせてもらうということは本当に大事なことですよね、当たり前のことです。だから、ちょっと、さっきお話の前に申しましたけれども、その辺を今度、工夫しながら進めていきたいと、先ほど申したとおりでございます。

○議長（佐藤長成君）　大沼昌昭君。

○７番（大沼昌昭君）　とりあえず、円田中学校合併ありきということを、ぜひまっさらにしながら進んでいっていただきたいなと思います。

　　それから、私の中に、これからのまちづくりに大きなヒントとチャンスであるということを認識してくださいという質問がありました。この中で、いわゆる学校の統合問題だけを視野に入れて考えてはだめだと思うんですよ。これから20年後、30年後、50年後の町のイメージをきちんとした形でプランづくりをしないと。町の庁舎はどこなんですかということですね。将来のまちづくりのために、どこに学校を建設するのが一番利便性のいいところなのか、役に立つのか、そういうことを念頭に考えながら、学校は建設していかなければいけないと私は思うんですね。

　　それで、ここで発想の転換をしなければならない。今までは、学校をつくるためのだけで討議してきたけれども、ではその学校をつくったところで、町はどのような影響を受けるんですかというようなことを考えていかないとと思うんですね。だから、町の発展をするためには、ではそこにつくったらこのような形でしましょうねという考えでないとだめなんですね。

　　今までは、いわゆる経緯を見ていると、あれもだめ、これもだめ、何がだめだと、そんなふうに考えて場所を選定していっているんですね。ではなくて、町の発展のために、ではそこに建てるのがどうやって必要なのか。必要であれば、ではどんな問題が起きてくるのかと。そうしたら、その問題を一つ一つクリアしていって、前向きの発想で町の発展のためには学校をここにつくるんだということで行かないと、私はまちづくりにはならないと思うんです。

　　ですから、その辺のところを町長に、もしできればお伺いしたいなと思います。

○議長（佐藤長成君）　町長。

○町長（村上英人君）　私はまだ答申を受けているわけではありませんから、話云々でありますが、ただ、今、まちづくりという観点からでありますが、まちづくりをやはり考えながらやっていく必要があるだろうと思います。今までは、小学校は５校あって、その５校の中のそういう地域性の中で中学校が建てられたいきさつがあると思うんですね。だけれども、これからは少子高齢化の中だから、最初は検討委員会の中でもやはり役場の近くがいいだろうということで、そこになったと思っているんですね。

　　ただ、去年がああいう蔵王の火口周辺の関係で云々だと。だけれども、いろんな考え方をしていけば、やはりまちづくりというのはいろいろと研さんしながらやっていけば、おのずからまた考えられるのかなと思っていますので。ただ、蔵王を一望に眺めるのであれば、円田中学校はすばらしいところだということはきのうもお話ししたところでありますが、いろんなやはり宮だとか円田だとか遠刈田だとかそういう時代が必ず来ると思いますね、１校になる時代が。そういったことも含めながら、やはり検討委員会でもう少し詰めていただければいいなと思っています。

○議長（佐藤長成君）　大沼昌昭君。

○７番（大沼昌昭君）　人口ビジョンを見ても、将来は6,000人規模となると決まっているわけですから、町長は前に私の一般質問の中で１万人規模が適当であるということをお答えされています。

　　それで、今の段階では減少率が少ないというようなことで、私もちょっと気になって調べてみました。そうしたら、やっぱり町長の政策がいいのか、２市７町の、７町の間で、私の町のいわゆる１人当たりの所得が一番高いんですね、実は。私、もっと下のほうかと思っていました。そうしたら、何と７町で一番所得が多い町なんです、ここは。それで、２市７町の中で角田が１番で、２番目が蔵王町なんですね。そのような、ここはいい町なんですから、ぜひまちづくりを中心に合併問題を考えてくださいよ、お願いしますから。

　　それで、いわゆる素案だということで、これからですよという話だったんですが、１校にした場合、廃校になる跡地がありますよね。その利用方法も考えていかなければならないと思うんですね。では、どうするのということなんですよ。

　　いい例があるんですよ。実は遠刈田の北山住宅を、町で佐藤栄作町長のときに分譲しましたよね。今は、あそこにほとんど定住しています。それで、これはこれからのまちづくりのことで、私のがいわゆるヒントになればということでお話を申し上げますけれども、もし万が一、宮の中学校が廃校になったと仮にしますよね、そうしたら、そこを分譲するんですよ。ということは、そこはもういろんなところに、通勤、通学に便利なところでしょう。ましてやいろんな、インターチェンジは近いし、ＪＲは近いしということですね。いわゆる一つの方法として、コレクティブハウス的な部分の集合住宅をつくるというようなものを多分考えられると思います。

　　それから、それに関しては時間がないので資料を後で総務課長にお渡ししますので、後でぜひごらんになってください。その中で、東京の日暮里でかんかん森という部分でやっているところがあるんですけれども、このような、ただ単に学校を建てるのではなくて、総合的な町のことを考えれば、そのような分譲的な部分も考えなければいけないのかなと思うんですね。

　　時間がないからちょっとはしょりますけれども、それからあと、もし円田中学校が廃校になったと仮にします。そこは多分この間、お話を前にしましたけれども、丸森でクラインガルデンという方式をとっていますよね。今、聞いてみますと、全部で26区画あるそうですが、全部埋まっているそうです。ですから、農家をやりながらそこに住みたいという需要があるということなんですよ。ただ、住所がここに移せないということなんですが。

　　一つの例として、沖縄の方がここに住んでいるそうです。時々、沖縄に帰るんだそうです。ただ、残念ながらここに住所を移せないからということなんですね。町に住所を移してもらえれば、住民税が入ってきますよね。それから、地方交付税を受けるときに人口割で入ってきますよね。であれば、そのような利用の方法も考えてみてはどうかなと思うんですね。それから、いわゆる農地つき住宅という形で考えてみてはどうかなと。

　　それから、今、蔵王病院の脇の母子センター、あいています。そこの前に高速バスが走っていますよね。であれば、そういう住宅をこっちで整備して販売するということであれば、その辺のところを駐車場に開放して、そこから通勤、通学にぜひ仙台まで通ってくれというようなこともできると思うんですね。

　　ですから、いろんな土地の利用方法も踏まえて、やっぱりまちづくりの根本としたものから学校建設をしていかなければだめだと思うんです。ぜひ、教育長、それから町長も含めて、円田中学校ありきということではなくて、その辺のところを考えていただきたいなと、念頭に入れながら計画をというように私は思います。

　　その辺のところで、もし何か考えるところがあれば、教育長それから町長ともお聞かせ願いたいと思います。

○議長（佐藤長成君）　初めに、教育長。

○教育長（佐藤茂廣君）　どうも、統合した後までのこともいろいろ、アイデアというんでしょうか、ありがとうございました。

　　私たち、特に中学校の再編と統廃合について、今、一生懸命進めておりますので、その辺、これからも町民の皆様、保護者の皆さんのご意見を拝聴しながら慎重に進めていきたいなと考えているところでございます。ありがとうございます。

○議長（佐藤長成君）　続いて、町長。

○町長（村上英人君）　まちづくりというのは、やはり将来の展望も考えながら当然つくっていくべきだろうと思いますし、それとこれから第五次長期総合計画というものを考えなくてはいけないわけでありますから、やはりその辺の総合性も含めながら、それと今のいろんなお話をいただきましたので、そういったところをちょっと私も勉強させていただきながら、教育委員会にも有効活用なところも含めてお話しさせていただきたいなと思っています。

○議長（佐藤長成君）　大沼昌昭君。

○７番（大沼昌昭君）　第四次長期総合計画の中で、一番おくれているのが定住化維持なんですね、Ｉターン、Ｊターン、Ｕターンを含めまして。その辺も考慮すると、やっぱり学校の建設予定地というのが非常に大切だと思うんですね。

　　七ヶ宿でも、定住化ということで2,000万円をいわゆる住宅建設に充てて貸し出しして、あと20年後には譲渡するという形をやっています。単純に考えたら、200万円で建設して、３万5,000円の家賃をとって20年間貸したら860万円しかならないから、損するんでないのというような考えなんですが、実は違うんですよ。いわゆる４人家族でここに入ってもらうと、それでもう住民税が当然入ってきますよね。それから、さっきも言ったように地方交付税も人数割で、ここで換算されます。

　　一番大切なのは、例えば2,000万円ぐらいやると25年の償却があります。どんどん償却していきます、25年間。それで、20年後でこれを差し上げると言っているんですね。ところが、一千六百幾らが結局、減価償却されるわけですよ。そうすると、いわゆる幾らも残らないんですね。残るのは400万円ぐらいなんですね、減価償却率として。そうすると、20年以上たった家屋については、町で多分、住宅をもっているとわかるからあれなんですが、大変なんですよ、補修したりするのに。だから、それを渡したほうが自分で補修するからいいんですね。

　　それで、時間も来たので、もっとしゃべりたいことがあるんですが、ぜひ町長、これを第五次長期総合計画の中にその辺のところも重々考えながら、まちづくりも考えながら、この辺の学校の建設に関しては、場所も含めてきちんとした形で考えていっていただきたいと思います。

　　最後に、何かあったら答弁お願いします。

○議長（佐藤長成君）　町長。ないようであります。（「ありがとうございました」の声あり）

　　大沼昌昭君の一般質問を終わります。

　　以上で一般質問を終わります。

　　休憩なしで続けてまいります。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　日程第４　陳情第２号　日本政府に核兵器廃絶のための行動を求める意見書の提出を求めることについて

○議長（佐藤長成君）　続いて、日程第４、陳情第２号日本政府に核兵器廃絶のための行動を求める意見書の提出を求めることについてを議題といたします。

　　本件につきましては、去る６月７日の本会議において総務経済常任委員会に審査を付託したものですので、その審査結果について委員長より報告願います。

　　７番大沼昌昭君、登壇願います。

　　　　　〔７番　大沼昌昭君　登壇〕

○７番（大沼昌昭君）　それでは、総務経済常任委員会の陳情審査の報告をいたします。

平成２８年６月１０日　　

　　蔵王町議会議長　佐　藤　長　成　殿

総務経済常任委員会　　　　　　

委員長　大　沼　昌　昭　　　　

陳情書審査報告書

　　本委員会に付託された陳情書は審査の結果、次のとおり決定したので会議規則第95条の規定により報告します。

記

　１．審査の経過

　　　陳情書審査のための委員会は、平成28年６月９日（木）に開催し、陳情書の内容を確認した。その後質疑を行い、討論を経て採決した。

　２．審査の結果

受理番号	受理年月日	件　　　名	審査結果	措置
陳情 　第２号	平成２８年 　　　　５月３１日	日本政府に核兵器廃絶のための行動を求める意見書の提出を求めることについて	採択すべきもの

　◆採択の理由

　　　日本は、昨年のＮＰＴ再検討会議において、核兵器の全面廃絶を訴える１５９カ国の共同声明に名を連ねており、その声明の内容を実現するために、被爆国である日本が尽力すべきであることから採択すべきものとした。

　　以上、報告といたします。

○議長（佐藤長成君）　これより委員長報告に対する質疑を許します。

　　なお、質疑は蔵王町議会運営先例基準第89項の規定により、教育民生常任委員会に所属する議員のみが行うことになります。

　　それでは、質疑ありませんか。（「なし」の声あり）質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。

　　続いて、討論に入ります。委員長報告が採択のため、最初に陳情書を採択することに反対の方の発言を許します。討論ありませんか。（「なし」の声あり）討論なしと認めます。

　　これより直ちに採決をいたします。採決は起立により行います。

　　日本政府に核兵器廃絶のための行動を求める意見書の提出を求める陳情書を採択することに賛成の諸君の起立を求めます。

　　　　　〔起立13名〕

○議長（佐藤長成君）　起立多数であります。よって、日本政府に核兵器廃絶のための行動を求める意見書の提出を求める陳情書は採択されました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　日程第５　議発案第６号　日本政府に核兵器廃絶のための行動を求める意見書案の提出について

○議長（佐藤長成君）　続いて、日程第５、議発案第６号日本政府に核兵器廃絶のための行動を求める意見書案の提出について議題といたします。

　　提出者から趣旨説明を求めます。８番齋藤喜蔵君、登壇願います。

　　　　　〔８番　齋藤喜蔵君　登壇〕

○８番（齋藤喜蔵君）　議案の朗読をもって趣旨説明とさせていただきます。

　　議発案第６号

日本政府に核兵器廃絶のための行動を求める意見書案の提出について

　　蔵王町議会会議規則第13条の規定により、日本政府に核兵器廃絶のための行動を求める意見書案を別紙のとおり提出します。

　　　平成２８年６月１５日提出

提出者　蔵王町議会議員　齋　藤　喜　蔵　　

賛成者　蔵王町議会議員　葛　西　　　清　　

賛成者　蔵王町議会議員　齋　藤　英　之　　

日本政府に核兵器全面禁止のための決断と行動を求める意見書

　　広島、長崎への原爆投下から70年を経て、いま世界では核兵器禁止の流れが大きく前進している。2012年に16カ国の共同声明から始まった核兵器の非人道性を告発する動きは、昨年の第９回ＮＰＴ（核不拡散条約）再検討会議で国連加盟国の８割を超える159カ国に急速にひろがり、第70回国連総会では、核兵器を非人道兵器として全面廃絶することを求める決議「核兵器の人道上の帰結」が初めて採択された。

　　また、国連総会では、昨年に続いて核兵器の開発、製造から実験、保有、使用のすべてを禁止する包括的条約の交渉を、ただちにジュネーブの軍縮会議で行うことを求める非同盟運動の「ハイレベル会合の後追い」決議に加え、すべての国に核兵器禁止・廃絶のための法的隙間を埋める効果的な措置を求める「人道の誓約」決議や、核兵器を禁止・廃絶する法的拘束力を持つ措置を求める「倫理的義務」決議が、加盟国の３分の２を超える賛成でそれぞれ採択された。

　　さらに、法的措置を議論する「作業部会」を求める決議「多国間核軍縮撤廃交渉の前進」も138カ国が賛成して採択された。決議は、国連総会の補助機関として今年スイス・ジュネーブで期限、参加に枠をはめない「オープンエンド作業部会」を開催することを求め、市民社会の参加も重視している。

　　「唯一の戦争被爆国として、核兵器のない世界の実現」のために役割を果たすと繰り返し述べてきた日本政府は「生きているうちに核兵器の廃絶を」との被爆者の声、核兵器のない世界を求める国民の願いに応えるために、その誓約にふさわしい行動をとることが強く求められている。

　　日本は昨年のＮＰＴ再検討会議において、「いかなる状況下でも核兵器が決して二度と使われないようにすることが人類の生存のためになる」とした159カ国の共同声明に名を連ねている。核兵器が使用されないことを保証する唯一の道は「その全面廃絶である」と声明が訴えている意味は非常に大きい。自ら賛同した声明の内容を実現するために尽力するのは被爆国として当然の責務であることから、日本政府に下記のことを要望する。

記

　　（１）核兵器禁止条約の交渉開始についての合意形成をめざし、国連主催のオープンエンド作業部会や第71回国連総会で被爆国としてふさわしい行動をとること。

　　（２）核兵器全面禁止条約の交渉開始を求める非同盟諸国やマレーシア決議にＡＳＥＡＮ全加盟国をはじめ、中国、北朝鮮、インド、パキスタンが賛成していることをふまえ、アジアにおいて核兵器全面禁止の新たな対話と協力を開くことを先導すること。

　　以上、地方自治法第９９条の規定により意見書を提出します。

　　　平成２８年６月１５日

宮城県刈田郡蔵王町議会　　

　　提出先

　　　内閣総理大臣　　　　安　倍　晋　三　殿

　　　総務大臣　　　　　　高　市　早　苗　殿

　　　外務大臣　　　　　　岸　田　文　雄　殿

　　以上、説明とさせていただきます。先輩・同僚議員の賛同を賜りますよう、お願いいたします。

○議長（佐藤長成君）　提出者の趣旨説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。

　　本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。（「なし」の声あり）質疑ありませんので、これをもって質疑を終結いたします。

　　続いて、討論に入ります。最初に、原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。（「なし」の声あり）討論なしと認めます。

　　これより直ちに採決いたします。採決は起立により行います。

　　議発案第６号日本政府に核兵器廃絶のための行動を求める意見書案の提出に賛成の諸君の起立を求めます。

　　　　　〔起立13名〕

○議長（佐藤長成君）　起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。

　　本意見書は、関係執行機関に送付することにいたします。

　　以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。

　　これをもって、本第２回定例会６月会議に付議された案件の審議は全部終了いたしました。よって、本日をもって休会としたいと思います。これにご異議ありませんか。

　　　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長（佐藤長成君）　ご異議なしと認めます。よって、本日をもって休会とすることに決しました。

　　それでは、休会に当たりまして、ご挨拶を申し上げます。

　　今定例会６月会議は、今月７日再開以来、本日まで９日間でありました。条例改正、一般会計、特別会計の補正予算、そして今回は請願２件がございました。提案された全ての案件を議員各位に審議をし、議事を終えることができました。議員各位と執行部各位のご協力に感謝を申し上げるものであります。

　　今定例会において、広報広聴常任委員会において今まで検討されてきた一般会議実施要綱を提案され、制定をされたところであります。議会基本条例でも定めている町民参加及び町民との連携の議会の姿が、この制定によって一歩前に進んだ形となりました。各種団体、そして町民の皆様から要望ある交換会にとどまらず、我々議会からも出向く交換会も今後検討しながら、議会の活性化に今後大いに期待を申し上げるものであります。

　　また、本日まで２日間にわたって一般質問には７名の議員が登壇をし、各項目にわたって出された政策提言、さまざまなご意見が出されました。特に、今回は先月行われた議会報告会で多くの皆さんからご意見をいただいた教育の環境問題、特に学校の統合問題と、あるいは農業問題、後継者の問題、それに結びつくこれからのまちづくりをどうしていくかというような議員各位から提案やいろんなご意見などもございました。これらのことを、今後、執行部におきましては町政運営に反映されることを望んでいるところであります。

　　最後になりますけれども、議員各位には休会中、総務委員会、教育各常任委員会の請願審査、そして６月27日から28日に南部議長会による常任委員長の研修会があります。また７月下旬には県の議長会による議員講座が予定されております。そして、入梅時期にも入っておりますので、議員各位には健康には十分注意をされまして、議会活動あるいは議員活動をされますことをお願い申し上げまして、休会のご挨拶とさせていただきます。

　　次に、町長から挨拶があります。

○町長（村上英人君）　６月の会議の閉会に当たりまして、ご挨拶申し上げさせていただきます。

　　今月７日の開会からでありますが、本日まで、幼稚園の保育料徴収条例の一部改正、また一般会計補正予算など４件の議案に対しまして慎重にご審議賜りまして、全議案とも可決をいただきまして厚く御礼申し上げる次第であります。

　　また、昨日からきょうにかけまして７名の議員の方から一般質問をいただいたところであります。質問に対する私の考えや今後の展望については、議論させていただいたとおりでありますが、その内容をしっかり受けとめながら、内容を精査しながら今後の町政運営に生かしてまいりたいと思っているところであります。

　　これから、本格的な梅雨を迎えますが、熊本地震の被災地支援のため南阿蘇村に派遣した職員の報告によれば、被災地では山肌の至るところに亀裂が見えるそうであります。大雨による土砂崩れなどへの早急な対策が求められるところでもあります。

　　本町においては、６月10日金曜日でありますが、平沢小学校におきまして、6.12総合防災訓練を実施いたしました。関係機関や地域の皆様と災害発生時の対応などを訓練いたしたところであります。今後とも、町民の生命と財産を守るために、防災・減災対策に万全を期してまいりたいと考えているところであります。

　　また、熊本地震の義援金の募金を町民の皆様に呼びかけたところ、行政区経由や役場庁舎窓口等の募金箱、また町職員の募金を合わせまして110万2,020円の募金をお寄せいただきました。日本赤十字社熊本支部へ送金したところであります。引き続きまして、役場庁舎窓口等に募金箱を設置いたしまして、さらに募金をお願いしているところでもあります。ご協力をいただきました皆様方に心より感謝を申し上げる次第であります。

　　結びになりますが、これから梅雨どきを迎えます。体調管理に気になるところでありますが、また参議院議員の選挙を控え、議員各位におかれましても何かと忙しくなると思いますので、どうかお体にご自愛をいただきながら、町政発展のためにさらなるご支援を賜りますことをお願い申し上げながら、私の挨拶にかえさせていただきます。

　　ありがとうございました。

○議長（佐藤長成君）　本日は、これをもって散会いたします。

　　大変長時間にわたってお疲れさまでございました。

　　　　　午後０時０９分　散会