平成28年蔵王町議会第2回定例会5月会議
平成28年5月9日(月曜日)
出席議員(15名)
1番 齋 藤 英 之 君 2番 村 上 一 郎 君
3番 佐 藤 敏 文 君 5番 松 ア 良 一 君
6番 外 門 清 君 7番 大 沼 昌 昭 君
8番 齋 藤 喜 蔵 君 9番 三 沢 茂 君
10番 村 山 一 夫 君 11番 葛 西 清 君
12番 加 川 敦 君 13番 伊 藤 東 君
14番 平 間 武 美 君 15番 馬 場 勝 彦 君
16番 佐 藤 長 成 君
欠席議員(なし)
同席を求めた者
町長 |
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村 上 英 人 君 |
副町長 |
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齋 藤 俊 一 君 |
会計管理者 会計課長 |
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山 崎 恒 男 君 |
総務課長 |
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平 間 喜久夫 君 |
まちづくり推進課長 |
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我 妻 敦 君 |
町民税務課長 |
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近 江 忠 彦 君 |
事務局職員出席者
事務局長 |
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村 上 惠 造 君 |
書記 |
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佐 藤 桂一郎 君 |
平成28年5月9日(月曜日) 午前9時30分 開議
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 会議日程の決定
日程第 3 諸般の報告
日程第 4 報告第 1号 専決処分の報告について
日程第 5 報告第 2号 専決処分の報告について
日程第 6 報告第 3号 専決処分の報告について
日程第 7 報告第 4号 専決処分の報告について
日程第 8 報告第 5号 専決処分の報告について
日程第 9 議案第36号 平成28年度蔵王町一般会計補正予算(第1号)
日程第10 議員派遣の件
本日の会議に付した事件
議事日程のとおり
午前9時30分 開議
○議長(佐藤長成君) 皆様、おはようございます。
本日でありますけれども、議会第2回定例会5月会議を開催いたしまして、議員の皆さんには全員出席のもとで議会が再開できますことを感謝申し上げたいと思います。
まず初めに、4月13日、熊本で起きました地震に対して多くの方々が犠牲になられました。そして、先ほど黙祷をしていただきました。多くの犠牲になられた方に心から哀悼の意を表しますとともに、全域にわたって被災された皆様に心から議会を代表いたしましてお見舞いを申し上げますとともに、一日でも早い復興が進むことを願っております。いまだに地震が続いておりまして、まだおさまらないような状況でもございます。本当に心配なことでございます。一日も早い復興を願っているところでもございます。
さて、本日の会議でありますけれども、大変、農繁期の忙しい中での再開でございます。農家の方にとっては田植えが最盛期だということで、また梨の方についても今回は霜の害などもなく順調に来ているというような話も伺っております。
また、4月22日、エコーラインが開通をいたしました。この大型連休で、多くの観光客の皆さんが蔵王に訪れてきたようでございます。期間中、私も一、二度、遠刈田に行ってまいりましたが、大分、車が渋滞しているようでございます。昨年の風評被害がこれから、この大型連休を機会に払拭できますことを願っているものでもございます。
本日でありますが、本日の議会、当初は議員派遣の議員の大津の研修ですか、2名の方に申し出をいただきまして、それが受け付けになったということでございまして、それも議会での議決が必要ということで開会を予定しておりました。その後、町では熊本に対する義援金の一般会計の補正予算、そういうものを承認いただきたいというようなことでもございまして、きょうはその関係で審議がございます。
どうぞ、慎重審議をしていただきまして、本日の会議を進めていただくことを願い、開会に当たっての一言挨拶とさせていただきます。
それでは、本日5月9日は休会の日ですが、議事の都合により、特に平成28年蔵王町議会第2回定例会5月会議を再開いたします。
なお、本日の会議は、会議規則第8条第2項の規定により、午前9時30分に開会することとしましたのでご了承ください。
また、町においては5月1日から10月31日までクールビズを実施するため、先ほど開会した議会運営委員会で、議会においても同様に実施することとしましたので、上着の着用等は各自の判断でお願いいたします。
これから本日の会議を開きます。
ただいまの出席議員は15名であります。定足数に達しておりますから、議会は成立いたしました。
本日の議事日程は、お手元に印刷配付のとおりであります。日程に従い議事を進めます。
○議長(佐藤長成君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
本日の会議録署名議員は、会議規則第125条の規定により、14番平間武美君、15番馬場勝彦君を指名いたします。
○議長(佐藤長成君) 日程第2、会議日程の決定を議題といたします。
お諮りいたします。本第2回定例会5月会議の会議日程につきましては、別途お手元に配付のとおり、議案等の審議の関係上、本日1日間としたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(佐藤長成君) ご異議ありませんので、本第2回定例会5月会議は本日1日間とすることに決しました。
○議長(佐藤長成君) 日程第3、諸般の報告をいたします。
本第2回定例会5月会議に町長から議案第36号の1件が提出され、これを受理しておりますのでご報告いたします。
次に、町長から議会の委任による5件の専決処分の報告があり、これを受理しておりますので、報告第1号から報告第5号として報告があります。
次に、両監査委員から企業会計貯蔵品に係る随時監査結果、住民監査請求書に基づく監査結果、並びに代表監査委員から平成28年3月分例月出納検査結果の報告がありましたので、お手元に配付のとおりであります。
次に、平間武美君から宮城県後期高齢者医療広域連合議会定例会の報告がありましたので、お手元に配付のとおりであります。
次に、本第2回定例会5月会議に説明員として出席を求めた者の職、氏名については、一覧表としてお手元に配付のとおりであります。
次に、町長から挨拶の申し出がありましたので、これを許します。町長。
〔町長 村上英人君 登壇〕
○町長(村上英人君) 皆さん、おはようございます。
5月会議の開会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
4月22日でありますが、待望の蔵王エコーラインが予定どおり開通をいたしまして、大型連休期間中は大勢の観光客の皆様に町内各地で蔵王の春の観光を楽しんでいただいたところであります。
蔵王山の火山活動も、5月3日に一度、火山性地震を観測しましたが、全体としては昨年に比べて平穏化しております。このまま安定的に推移することを願うものであります。
また、春の農作業も順調に進み、これから本格的に田植えが始まるところでありますが、今後も天候に恵まれ豊作になることを心から期待しているところであります。
さて、連日報道されております平成28年熊本地震で、4月14日、震度7を観測した地震から、昼夜を問わず連続的に地震が発生し、熊本県、大分県では人的被害に加え、各地で建物倒壊、ライフラインの寸断などが相次ぎました。犠牲になられた方々に心より哀悼の意を表するとともに、一日も早く地震が平穏化し、復旧・復興が進むことを願うものであります。
私も宮城県町村会の代表として、先月でありますが、25日から26日にかけまして熊本県を訪問したところであります。また、全国町村会からの要請によりまして、今月の13日から25日にかけまして、罹災調査のため町職員2名を南阿蘇村に派遣することとしております。
私は被害状況や避難所の様子を視察し、5年2カ月前の東日本大震災の直後、蔵王町でもライフラインが寸断され物流も途絶えた状況の中で、真冬のような寒さに震えながら、先行きの見えない大きな不安を抱えて過ごしたことがよみがえってきたところでもあります。こうしたときでありますが、今回、被災した御船町議会を初め全国各地から物資の支援や義援金、寄附金をお寄せいただき、復旧・復興に力強い後押しをいただきました。この善意に対しまして、改めて感謝の思いを強くしたところでもあります。
この本議会でありますが、東日本大震災のときの思いを報い、被災者の再建を支援するため、一般会計補正予算を提出しておりますので、慎重にご審議賜り、原案どおり可決決定くださいますようよろしくお願い申し上げます。
結びになりますが、これから春の農作業も最盛期を迎え、何かと忙しい時期になりますが、議員各位におかれましてはお体ご自愛の上、町政発展のためにさらなるご支援を賜りますようお願いを申し上げまして、ご挨拶とさせていただきます。
○議長(佐藤長成君) 以上で諸般の報告を終わります。
○議長(佐藤長成君) 次に、日程第4、報告第1号専決処分の報告についてを議題といたします。
提出者から報告を求めます。町民税務課長。
○町民税務課長(近江忠彦君) それでは、専決処分に関してご報告を申し上げます。
報告第1号、蔵王町町税賦課徴収条例等の一部を改正する条例でありますが、地方税法、地方税法施行令等の一部を改正する法律、政令等が3月31日付で公布されまして、4月1日付で施行されることに伴い、平成28年3月31日に専決処分により条例の一部を改正したものであります。
主な改正点についてご説明申し上げます。改正点は2点あります。
まず、第1点目としまして、法人町民税の改正でございます。消費税率10%段階におきまして、地域間の税源の偏在性を是正し、都市と地方の財政力格差の縮小を図るために、法人町民税、法人税割の税率を引き下げ、見合い分について地方法人税の税率を引き上げるものでございます。その税源分については、交付税の原資を拡大するものでございます。
具体的に申し上げますと、法人町民税の法人税割につきまして、現在、町の9.7%の税率を6.0%に引き下げ、改正するものです。また、県の3.2%の税率を1.0%に下げ、県と町の合計5.9%引き下げるということでございます。町、県の税率を引き下げた分について、税率分を国の地方法人税の税率を上げることで交付税の財源を確保した形になります。
実施の時期につきましては、平成29年4月1日以降に開始する事業年度から適用します。
次に、第2点目としまして、軽自動車税の改正でございます。平成29年4月の消費税10%への引き上げ時に自動車取得税を廃止しまして、自動車税及び軽自動車税にそれぞれ環境性能割を創設するものでございます。税率は、燃費基準値の達成度に応じまして、非課税、1%、2%、3%の4段階を基本としますが、軽自動車の税率については当分の間2%を上限といたします。
なお、軽自動車税環境性能割につきましては、当分の間、都道府県が賦課徴収を行いまして、税収の一定割合を市町村に交付する制度となりまして、実施時期につきましては平成29年度からとなります。
また、平成28年度にスタートしました軽自動車税のグリーン化特例につきましては、燃費性能がすぐれた車について、最大75%減税となる現行の特例措置を1年間延長するもので、平成29年度も実施されますが、新車購入時の初回限りの特例でございます。
このほか、平成28年3月31日に公布されました地方税法等の一部を改正する法律、同施行令などの改正に合わせて改正を行うものでございます。
それでは、各条文の詳細について説明申し上げますので、お手元に新旧対照表をお配りしております。新旧対照表に基づきまして、主なものについてご説明いたします。
まず、1ページをごらんください。
第18条の2でございますが、こちらについては、見出し「災害等による期限の延長」でございますが、行政不服審査法の改正に伴いまして、「不服申立て」を「審査請求」に文言を整理したものでございます。
次に、3ページをごらんください。
34条の4でございますが、法人税の税率でございます。法人税の税率、標準税率及び制限税率が引き下げられたことに伴う所要の規定を行っているものでございます。現在、100分の9.7を100分の6に、3.7%引き下げ、平成29年4月1日施行でございます。
次に、軽自動車税関係でございますが、10ページの下のほうをごらんください。
第80条でございますが、軽自動車税の納税義務者でございます。環境性能割の納税義務者等について規定することと、及び現行の軽自動車税を種別割に変更する等の規定の整備がなされているものでございます。これも平成29年4月1日施行でございます。
次に、12ページの下の部分をごらんください。
新設の第81条の3ですが、軽自動車税の環境性能割の課税標準について規定しております。
同じく、12ページ、一番下の新設の81条の4におきまして、環境性能割の税率について規定しております。軽自動車税の取得に通常要する価格に100分の1から100分の3としております。なお、この税率は、ページが飛びまして22ページの下のほうの表にありますように、当分の間は100分の0.5から100分の2にそれぞれ抑えられるものでございます。
次に、環境性能割の徴収方法についてご説明します。21ページの附則第15条の2におきまして、環境性能割の具体的な徴収方法は、一旦、県が行うこととしております。後に、税収の一定割合を市町村に交付する制度を設けることになっております。これも平成29年4月1日施行でございます。
次に、23ページの附則第16条第2項についてですが、ここでは軽自動車税のグリーン化特例について現行の特例措置を1年間延長しまして、平成28年4月1日から平成29年3月31日までに初回の車両番号の指定を受けた3輪以上の軽自動車税の種別割を平成29年度に限り適用するとしております。
以上が専決処分の蔵王町町税賦課徴収条例等の一部を改正する条例についての報告でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(佐藤長成君) それでは、報告が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本報告に対する質疑を許します。質疑ありませんか。5番松ア良一君。
○5番(松ア良一君) 報告ということでございますので、確認をさせていただきたいと思います。
先ほど、担当課長から説明いただきまして、29年度から本格的な運用に入っていくということでございますけれども、29年度を照準にした場合に、当町にとっての影響といいますか、そうした部分についてはどのように捉えておられるのか。その辺、影響などについてお伺いしておきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 町民税務課長。
○町民税務課長(近江忠彦君) 失礼します。
一応、税法を、法律に従って改正しているんですが、具体的にどういったことが挙げられるかということになります。あくまで、まだ試算もしていないのですけれども、概要をちょっとお話しさせていただきます。
具体的には、町民税の法人税割については、法人町民税の大体、年間の税収が1億円でございます。法人税割については約6,400万円。それで、9.7%から6.0%に引き下げた場合、約、影響力が2,400万円減額になると思います。これが29年度から影響が出てくると思います。
それと、軽自動車税の環境性能割については、今までの自動車取得税も同等の制度なので名称が変わってくるのかなと思いますが、具体的に、県で一旦徴収したものを後から翌年度、町に自動車取得税にかわるものとして交付されるものとありまして、現在も軽自動車税に係る取得割は2%が限度ですので、この分は影響が出てこないのかなと思います。大体、新車で昨年、見ましたら年間で140台ぐらいは軽自動車が入ってきていますので、その2%分、1台100万円だとして、ざっと計算して二百七、八十万円分がこの金額にはなると。ただ、町で直接徴収するのではなくて県で徴収して、その分の応分を町に交付されるということで考えております。
以上でございます。
○議長(佐藤長成君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)それでは、ほかに質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
○議長(佐藤長成君) 続いて、日程第5、報告第2号専決処分の報告についてを議題といたします。
提出者から報告を求めます。町民税務課長。
○町民税務課長(近江忠彦君) それでは、引き続きまして、報告第2号につきまして報告します。
蔵王町国民健康保険税条例の一部を改正する条例でありますが、報告第1号同様の理由でありまして、28年3月31日に専決処分させていただいたものでございます。
この件については、主な改正点は2点あります。
まず、1点目としまして、国民健康保険税の課税限度額を3年連続で引き上げられたことでございます。医療給付分となる基礎課税分を、52万円を2万円引き上げ54万円に、後期高齢者支援分17万円を2万円引き上げ19万円にそれぞれ引き上げ、限度額の合計を4万円引き上げ89万円に改正するものでございます。
次に、改正点の第2点目としまして、国民健康保険税の低所得者に対する軽減を判定する算定基準を増額いたします。7割軽減の基準は据え置きですけれども、5割軽減を対象とする世帯の軽減判定の算定において、被保険者の数に乗ずべき金額を、26万円を5,000円引き上げ26万5,000円にしたほか、2割軽減の対象となる世帯の軽減判定の所得の被保険者に乗ずべき金額を、47万円を1万円引き上げ48万円にいたします。
具体的に申し上げますと、今回の改正によりまして限度額を引き上げた分、税収がふえると、また低所得者に対しては税の負担の軽減を図るものということでございます。
なお、詳細につきまして、新旧対照表をお配りしておりますので、お手元の新旧対照表をごらんいただきたいと思います。
まずは、35ページあるいは36ページでございます。
こちらについては、第2条、第23条、第26条の2につきまして、それぞれの金額を改めるものでございまして、限度額を4万円引き上げ89万円に改正するものでございます。
同じく、35ページの23条の第2号、同第3号につきましては、5割軽減の額を5,000円アップして26万5,000円に、2割軽減の加算額を1万円アップして48万円にそれぞれ改正するものでございます。
以上が専決処分、蔵王町国民健康保険税条例の一部を改正する条例の報告でございます。
以上でございます。
○議長(佐藤長成君) 報告が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本報告に対する質疑を許します。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
○議長(佐藤長成君) 続いて、日程第6、報告第3号専決処分の報告についてを議題といたします。
提出者から報告を求めます。同じく、町民税務課長。
○町民税務課長(近江忠彦君) 続きまして、報告第3号につきましてご報告いたします。
去る3月の議会において、可決決定いただきました行政不服審査法の施行に伴う関係条例の整備等に関する条例の一部を改正する条例であります。
本条例の改正につきましても、地方税法等の一部を改正する法律の施行に合わせて年度末に改正がなされ、平成28年4月1日施行となりましたので、同様に専決処分を行ったところでございます。
今回の改正は、第5条蔵王町固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例でございます。平成28年4月1日から施行されました行政不服審査法の施行に伴う固定資産台帳に登録された価格に対する審査の適用要件について、審査申し出を固定資産の公示等または通知がなされる場合と、所要の規定の整備を行ったもので、さらに改正を行ったものでございます。
なお、条文につきましては、新旧対照表の38ページのとおりでございます。
以上が専決処分、行政不服審査法の施行に伴う関係条例の整備等に関する条例の一部を改正する条例の報告でございます。
以上でございます。
○議長(佐藤長成君) 報告が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本報告に対する質疑を許します。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)それでは、質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
○議長(佐藤長成君) 続いて、日程第7、報告第4号専決処分の報告についてを議題といたします。
提出者から報告を求めます。町民税務課長。
○町民税務課長(近江忠彦君) 引き続きまして、報告第4号につきましては、復興産業集積区域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例であります。
本条例の改正につきましても、地方税法等の一部を改正する法律の改正に合わせまして年度末に改正がなされ、平成28年4月1日施行となりましたので、同様に専決処分をしたところでございます。
今回の改正につきましては、東日本大震災復興特別区域法第43条の地方税課税免除又は不均一課税に伴う措置が適用される場合を定める省令が1年間延長になったことに伴いまして、本条例につきましても課税免除をさらに1年間延長しまして、平成29年3月31日までに改正するものでございます。
なお、条文の詳細につきましては、新旧対照表39ページのとおり、日にちの変更でございます。
以上が専決処分、復興産業集積区域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例の報告でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(佐藤長成君) それでは、報告が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本報告に対する質疑を許します。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
○議長(佐藤長成君) 続いて、日程第8、報告第5号専決処分の報告についてを議題といたします。
提出者から報告を求めます。まちづくり推進課長。
○まちづくり推進課長(我妻 敦君) それでは、報告第5号、平成27年度蔵王町一般会計補正予算(第9号)について説明申し上げます。報告についての30ページをごらんいただきたいと思います。
専決処分の報告についてということでございます。
32ページでございますが、今回の補正予算の内容でございます。歳入におきましては、7,000万円の追加をいたしまして、歳入歳出予算総額、それぞれ60億6,204万円にしたものでございます。
次に、35ページ以降の予算の説明書でございますが、まず歳入におきましては、地方交付税、特別交付税及び震災復興特別交付税で1億1,638万1,000円の追加でございます。それに対しまして、18款の繰入金でございますが、財政調整基金繰入金4,638万1,000円を減額いたしたものでございます。
36ページでございますが、歳出におきましては、総務費、減債基金費それから公共施設等維持補修基金費で合計7,000万円を追加いたしたものでございまして、これを基金に積み立てをしたものでございます。
以上で説明とさせていただきます。
○議長(佐藤長成君) 報告が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本報告に対する質疑を許します。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
日程第9 議案第36号 平成28年度蔵王町一般会計補正予算(第1号)
○議長(佐藤長成君) 続いて、日程第9、議案第36号平成28年度蔵王町一般会計補正予算(第1号)を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
○町長(村上英人君) ただいま上程されました議案第36号平成28年度蔵王町一般会計補正予算(第1号)について、提案の理由をご説明申し上げます。
本案は、歳出予算の補正を行うものであり、総務費90万円を追加し、予備費から同額を減額しようとするものであります。
今回の補正では、4月に発生した平成28年熊本地震の被災地支援として、宮城県町村会、B&G財団への負担金及び熊本県御船町、益城町、嘉島町、西原村、南阿蘇村、八代市に対する災害義援金を計上いたしました。
以上、提案の理由をご説明申し上げましたが、詳細につきましては、ご質疑により主管課長に答弁させますので、慎重ご審議の上、原案どおり可決決定くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(佐藤長成君) 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。1番齋藤英之君。
○1番(齋藤英之君) ただいま町長の説明をいただきました中で、負担金、県町村会とB&G財団とあるんですが、予算書では20万円1本ということなものですから、この内訳といいますか、それと寄附金の70万円、ここにそれぞれ6市町村になった選定の基準といいますか、あと額についてお答えいただきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 総務課長。
○総務課長(平間喜久夫君) お答えいたします。
まず、負担金でございます。被災地支援の負担金ということで、町村会それからB&G財団それぞれ10万円ずつ負担をして、被災地支援ということに振り向けるということで通知を頂戴しておりますので、そのように10万円ずつということにしております。
それから、今回、特に被害が大きかった御船、益城、嘉島、西原村、南阿蘇村、それに八代市ということで、いずれも亡くなった方が出ている市町村でございます。基準というか、基本的には、今回の被災地支援でございますが、全国の町村会それから全国の市町会とそれぞれ分かれていろいろ通知があったということでございますので、蔵王町としてはやはり熊本県内というか、大分も含めてですが、被害の大きかった、まず町村ということを考えておりました。
その中で、御船町については、東日本大震災の際に御船町の議会から義援金10万円を頂戴しておるということもございます。それで、御船町については20万円、そのほかの町村については10万円。
それから、八代市でございます。こちら、実は蔵王町でねんりんピックを平成24年に開催しましたが、この際に、その前の年に八代市でねんりんピックでゲートボールを開催しております。町の職員が行って、大変いろんなアドバイス等を頂戴いたしまして、無事ねんりんピックのゲートボール大会を成功することができたという、こういったつき合いがありましたので、市でございますが八代市にも同じく10万円の義援金を予定しておるという状況でございます。
○議長(佐藤長成君) ほかに質疑ありませんか。12番加川 敦君。
○12番(加川 敦君) ちょっと今、ご説明いただいたんですけれども、わかりにくかったので、もう1回確認したいのですけれども。
この6市町村につきましては、宮城県議会で選んだ市町村ということでしたか。違いますね。では、八代市については蔵王町で独自に判断したと。何を基準にそうされたんですか。世話になったからですか。
○議長(佐藤長成君) 総務課長。
○総務課長(平間喜久夫君) ただいま申し上げたように、まず被害状況でございますが、実はこの6市町村、それから地震で直接亡くなった方が出ておるというのが、これにプラス、熊本市、合計で49名の方が地震そのもので犠牲になられたと。関連死を含めますと、現在67人おるそうでございます。
やはり、犠牲者が出ておるというところの中で、熊本市は政令指定都市で、いろいろ市からの支援等もございますので、そういったことで、やはりこういう犠牲になられた方がいる市町村に優先的にやろうということで、八代市については先ほど申し上げましたとおり、特にゲートボール大会のときに大変お世話になったということでございます。繰り返しになりますが、御船町にも震災の際にお世話になっておるということで、金額をちょっと変えてございます。
基準としては、やはりそういった被害の大きかったところということをこちらで選んでおります。県から、あるいは県の町村会からここということではございませんので、その辺はご理解いただきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)それでは、ほかに質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて、討論に入ります。最初に、原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。
これより直ちに採決をいたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(佐藤長成君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
○議長(佐藤長成君) 続いて、日程第10、議員派遣の件を議題といたします。
お諮りいたします。議員派遣の件については、蔵王町議会会議規則第128条の規定により、お手元に配付いたしましたとおり派遣したいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(佐藤長成君) ご異議なしと認めます。よって、議員派遣の件はお手元に配付しましたとおり派遣することに決しました。
以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。
これをもって、本第2回定例会5月会議に付議された案件の審議は全部終了いたしました。
本日はこれをもって散会いたします。
大変お疲れさまでございました。
午前10時09分 散会