平成27年蔵王町議会定例会12月会議
平成27年12月11日(金曜日)
出席議員(15名)
1番 佐 藤 敏 文 君 2番 平 間 武 美 君
3番 外 門 清 君 5番 三 沢 茂 君
6番 水 澤 智 孝 君 7番 馬 場 勝 彦 君
8番 高 橋 好 夫 君 9番 村 山 一 夫 君
10番 村 上 一 郎 君 11番 葛 西 清 君
12番 大 沼 昌 昭 君 13番 沢 春 光 君
14番 川 村 仁 君 15番 松 ア 良 一 君
16番 佐 藤 長 成 君
欠席議員(なし)
説明のため出席した者
町長 |
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村 上 英 人 君 |
副町長 |
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齋 藤 俊 一 君 |
会計管理者 会計課長 |
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北 沢 廣 男 君 |
総務課長 |
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佐 藤 雄 司 君 |
防災専門監 |
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今 村 敏 男 君 |
まちづくり推進課長 |
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平 間 喜久夫 君 |
町民税務課長 |
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我 妻 清 志 君 |
保健福祉課長 |
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我 妻 敦 君 |
環境政策課長 |
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山 崎 恒 男 君 |
農林観光課長 |
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村 上 正 文 君 |
建設課長 |
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高 野 正 人 君 |
上下水道課長 |
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芦 立 敏 彦 君 |
病院事務長 |
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阿 部 宏 君 |
教育長 |
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佐 藤 茂 廣 君 |
教育総務課長 |
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菅 野 和 茂 君 |
生涯学習課長 |
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近 江 忠 彦 君 |
事務局職員出席者
事務局長 |
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村 上 惠 造 君 |
書記 |
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佐 藤 桂一郎 君 |
平成27年12月11日(金曜日) 午前10時00分 開議
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 会議日程の決定
日程第 3 諸般の報告
日程第 4 行政報告
日程第 5 陳情第 6号 最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書の提出
を求めることについて
日程第 6 議案第 7号 東日本大震災被災者の医療費一部負担金免除及び介護保険利
用者負担の減免を被災市町村の負担によらず継続するための
財政措置を求める意見書の提出を求めることについて
本日の会議に付した事件
議事日程のとおり
午前10時00分 開会
○議長(佐藤長成君) 皆様、おはようございます。
本日でありますが、議会定例会12月会議を再開いたしまして、議員各位には全員出席のもとで本日開会できますこと、感謝を申し上げたいと思います。
ことしも本当に早いもので12月、そして残り20日でことしも終わるということでございます。今月1日にはみやぎ蔵王えぼしスキー場、そして4日にはすみかわスノーパーク開きがありまして、蔵王町にとってはウインタースポーツのシーズンともなりました。冬本番、そういう季節になりました。
そういった中でありますけれども、議員の皆様におかれましては、11月12日から18日までの間の5日間にわたって行われました議会の報告会、そしてその取りまとめと、大変ご苦労さまだと思っております。議会報告会、15会場で出席者は130名、そしてご意見、要望、そういったものについては186件、貴重なご意見、要望等をいただいたところでございました。
これらのご意見、要望は議会としてしっかりと受けとめて、今後の議会活動なりあるいはまちづくりに生かしていく所存であります。
また、11月24日には教育委員会の主催ではありましたけれども、子ども議会が開催されました。これは町内の小学校6年生の対象で各小学校代表での25名が議員の役割ということで、その中から9名の児童の皆さんが、学校、地域での身近な問題を取り上げて一般質問をしたということでございます。内容等については、本当にすばらしいものでもございました。そして、議会の仕組み等も勉強されたものと思っております。一般質問では、町長からしっかりとした答弁などもいただいたようでございます。子供たちはよい体験ではなかったのかなと思っております。
また、12月1日には我々議会の議員の研修の一環として、町民と議員の学習会を開催いたしました。町民の皆さん、そして職員の皆さんも出席をいただきまして、また管内の多くの議員さんも出席をいただいたところでございます。講師として、東京財団研究員の中尾 修先生をお招きいたしまして「町民が求める議会を目指して」と題して講演をいただいたところであります。その講演会については、今後の議会活動なりあるいは議会の活性化、そして議員の資質向上に大いにつながるものだと、大きな成果が上がったものと思っております。
さて、本日より始まる定例会12月会議でありますけれども、我々、4年任期の最後の定例議会であります。本日、町長から議案第84号から議案102号まで提出をされて、これを受理しております。議員の皆さんにおかれましては、きのうまでいろんな形で予算書、そして審査資料で精査をして、本日臨んでいただいたものと思っております。どうぞ慎重審議をし、そして活発なる議会になりますことを願って、開会に当たっての挨拶にかえさせていただきます。
本日、12月11日は休会の日ですが、議事の都合により特に平成27年蔵王町議会定例会12月会議を再開いたします。
これから本日の会議を開きます。
ただいまの出席議員は15名であります。定足数に達しておりますから、議会は成立いたしました。
本日の議事日程は、お手元に印刷配付のとおりであります。日程に従い議事を進めます。
○議長(佐藤長成君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
本日の会議録署名議員は、会議規則第125条の規定により、14番川村 仁君、15番松ア良一君を指名いたします。
○議長(佐藤長成君) 日程第2、会議日程の決定を議題といたします。
お諮りいたします。今定例会12月会議の会議日程につきましては、別途お手元に配付のとおり、議案等の審議の関係上、本日から16日までの6日間としたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(佐藤長成君) ご異議ありませんので、本定例会12月会議は本日から16日までの6日間とすることに決しました。
○議長(佐藤長成君) 日程第3、諸般の報告をいたします。
本定例会12月会議に町長から議案第84号から議案第102号までの19件が提出され、これを受理しておりますので報告いたします。
次に、町長から議案第91号、議案第96号及び議案第97号について訂正の申し出があり、正誤表としてお手元に配付のとおりであります。
次に、お手元に配付の陳情書一覧のとおり、2件の陳情書が提出され、陳情第6号並びに陳情第7号として受理し、議案としてお手元に配付のとおりであります。
次に、町長から、まち・ひと・しごと創生法に基づく蔵王町人口ビジョン並びに蔵王町まち・ひと・しごと創生総合戦略の提出がありましたので、お手元に配布のとおりであります。
次に、代表監査委員から10月分の例月出納検査結果の報告並びに両監査委員から財政援助団体等監査の結果についての報告がありましたので、お手元に配付のとおりであります。
次に、馬場勝彦君から仙南地域広域行政事務組合議会定例会の報告がありましたので、お手元に配付のとおりであります。
次に、研修会等に議員を派遣したので、お手元に配付のとおり報告します。
次に、佐藤敏文君、平間武美君から議員派遣結果報告書が提出されましたので、お手元に配付のとおりであります。
次に、本定例会12月会議に説明員として出席を求めた者の職、氏名については、一覧表としてお手元に配付のとおりであります。なお、環境保全専門監は公務出張のため欠席の届け出があります。
次に、町長から挨拶の申し出がありますので、これを許します。町長。
〔町長 村上英人君 登壇〕
○町長(村上英人君) 皆さん、おはようございます。
12月会議の開会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げさせていただきます。
本当に月日のたつのは早いものでありまして、いよいよ師走に入ったところであります。何かと気ぜわしい毎日でありますが、12月1日に、先ほど議長からお話がありましたように、みやぎ蔵王えぼしスキー場、そして12月4日でありますが、すみかわスノーパークスキー場開きをしたところであります。ことしも良質な雪に恵まれながら冬のスポーツのだいご味を存分に堪能するとともに、遠刈田温泉街を中心とした年末年始の宿泊客や交流人口の拡大に期待をしているところでもあります。
また、蔵王山の火山活動につきましては、現在大きな変動もなく、安心しているところであり、4月会議でお認めをいただきました防災行政無線、サイレン、スピーカー設置工事につきましては、予定どおり2カ所に整備をしたところであります。
なお、マグマ噴火の火山泥流と御釜由来の火山泥流を想定した避難計画につきましては、10月28日に宮城、山形両県知事が出席をいたしまして開催された第2回蔵王山火山防災協議会で報告、承認を得たところであります。これを受けまして、12月7日から9日にかけて町内3地区で計4回でありますが、地元説明会を開催いたしまして、有事の際の情報を町民と共有をしたところであります。これらにつきましては、後ほど行政報告の中で詳しくお伝えしていきたいと思っております。
さて、今会議でありますが、条例の制定や一部改正、平成27年度の一般会計補正予算(第5号)など19議案を上程いたしますので、慎重にご審議くださいますようよろしくお願い申し上げまして、私の挨拶とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(佐藤長成君) 以上で諸般の報告を終わります。
○議長(佐藤長成君) 続いて、日程第4、行政報告を行います。
町長から行政報告の申し出がありましたので、これを許します。町長。
○町長(村上英人君) 初めに、総務経済部門の行政についてご報告を申し上げます。
まず、防災行政無線サイレン及びスピーカー設備の完成についてご報告を申し上げます。
本年4月会議で予算をお認めいただき、新たな情報伝達手段として整備を進めてまいりました防災行政無線サイレン及びスピーカー設備が、今般、遠刈田温泉街及び小妻坂地区に完成し、11月6日に関係各位ご出席のもと、披露させていただきました。
これまでは、台風や集中豪雨、そして火山噴火等、緊急時の災害情報伝達手段として緊急速報メール・エリアメールの配信や広報車による広報を活用してまいりましたが、この設備の完成により、さらに情報伝達手段の充実が図られたところであります。
今後も様々な自然災害に対応するために、計画的に当該設備の整備を進め、災害発生時における防災体制をさらに充実させて参りたいと考えているところであります。
次に、蔵王山火山噴火に伴う避難計画の策定についてご報告を申し上げます。
蔵王山の過去1万年間で最大規模の噴火を想定いたしました災害予想区域図(国土交通省東北地方整備局策定)に基づいて策定を進めてまいりました避難計画がこの度完成し、10月28日に開催された第2回蔵王山火山防災協議会において、報告・承認をされたところであります。
避難計画の概要につきましては、広報ざおうの11月号及び12月号で住民の皆さまにお知らせしたところでありますので、すでにご承知のことと思います。
当該避難計画に基づく住民説明会については、12月7日から9日までの3日間、避難対象となる地区において計4回開催したところであり、住民の皆さまや観光関連事業者に被害想定や被害規模、そして火山噴火に対する町の防災対策などについて説明し、住民個々の危機管理に対する認識を高めることができたと考えているところであります。
なお、観光業者の方々に対しては日中にさせていただいたところでありますが、約70名の皆さまが集まって、夜には約160名の方々がお集まりいただいたところもあります。今、お話し申し上げたのは、遠刈田地区の方々であります。
次に、宮城県不忘園の元職員に係る国家賠償請求控訴事件の裁判経過についてご報告を申し上げます。
当該裁判については、第一審、第二審ともに、被控訴人である宮城県、白石市、蔵王町及び七ヶ宿町の主張がすべて認められた形の全面勝訴となったことは、以前の行政報告でご報告申し上げたところであります。
その後、原告側は当該控訴事件について、平成27年5月28日に言い渡された控訴審判決を全部不服であるとして、6月8日、最高裁判所に国家賠償請求、上告状兼上告受理申立書を提出し、上告の提起を行ったところであります。
当該提起に対し、最高裁判所第二小法廷は、9月25日『上告については「本件上告の理由は、違憲をいうが、その実質は単なる法令違反を主張するものであり、明らかに民訴法312条1項又は2項に規定する上告要件に該当しない」として上告を棄却する』、『上告受理申立てについては「民訴法318条1項の規定により受理すべきものとは認められない」として上告審として受理しない』との意見を裁判官4人全員一致で決定をしたところであります。
この決定により、平成24年5月10日に裁判を提起されて以来、仙台地方裁判所、仙台高等裁判所、そして最高裁判所での計20回に及ぶ審理を経て、3年4ヶ月に及んだ裁判に終止符が打たれましたので、ご報告を申し上げます。
次に、蔵王町人口ビジョン及び蔵王町まち・ひと・しごと創生総合戦略の策定についてご報告を申し上げます。
蔵王町人口ビジョン及び蔵王町まち・ひと・しごと創生総合戦略については、去る10月28日、議員全員協議会において、中間案及びそれまでの策定経過をご説明申し上げたところであります。
その後、広報ざおう11月号及び町ホームページにおいて、11月2日から16日まで中間案に対するパブリックコメントを募集したところ、1件も提出されませんでした。
この結果を踏まえ、中間案と同じ内容で取りまとめた人口ビジョン及び総合戦略の最終案について、11月27日付けで企画審議会から答申をいただき、11月30日付けで策定いたしましたので、ご報告を申し上げます。
次に、台風18号災害復旧進捗状況についてご報告を申し上げます。
9月10日から11日にかけての台風18号による被害箇所は、河川水路及び農道・町道合わせて83箇所で、被害総額は4,680万円でありました。
そのうち、農道などの農業用施設につきましては、国庫補助災害復旧事業対象を4箇所979万円で申請し、11月18日に査定を受けたところであります。
また、町道等の公共土木施設につきましては、国庫補助災害復旧事業対象を5箇所2,304万円で申請し、11月25日と26日に査定を受けたところであります。
今後、順次発注を行い、早期の完成を目指し事務執行に努めて参りたいと考えているところであります。
次に、教育民生部門の行政についてご報告申し上げます。
まず、図書館貸し出し100万点達成についてご報告を申し上げます。
図書館は、平成16年7月の開館以来11年が経過し、その間、町内外の多くの方々に利用されてまいりました。
そしてこの度、9月25日に個人が借りた本やCD、DVDを含めた貸し出しが100万点を達成し、100万点目を借りた利用者に館長より認定証と記念品を贈呈したところであります。
これからも、町民はもとより町外の方々にも多く利用していただけるよう、これまで以上に充実した、そして皆さまに愛される図書館を目指して事業に取り組んでまいりたいと考えているところであります。
次に、ゲートボール交流大会&落語の集いについてご報告を申し上げます。
去る11月5日、6日の2日間にわたり楽天イーグルス蔵王球場・特設芝コートにおいて、2015日本の蔵王day三遊亭円楽杯ゲートボール交流大会&落語の集いを開催したところであります。円楽師匠一門で構成した2チーム、蔵王高校2チームを含めた計55チーム298名の選手が県内外から参加し、熱戦が繰り広げられたところであります。
初日の競技終了後には、ふるさと文化会館において円楽師匠一門による落語の集いを開催し、選手と町民約400名の方々に落語やマジックなどを大いに楽しんでいただいたところであります。
蔵王山の火山活動に対する不安と風評被害が心配される中、ゲートボールをとおして高齢者の健康と生きがい対策、交流と絆づくり、更に温泉と円楽師匠のお笑いを組み合わせた魅力ある事業を開催し、スポーツの振興に努める一方、ホテル、旅館、飲食業、物産の販売など経済効果を高め、元気な蔵王町を全国にアピールできたものと考えているところであります。
次に、蔵王町子ども議会についてご報告申し上げます。
町制施行60周年を記念し、蔵王町の次代を担う子どもたちが議会のしくみを理解するとともに、蔵王町の将来について考え、そして質問する機会を設けるため、去る11月24日に蔵王町子ども議会を開催いたしました。
小学校では、社会科の授業の中で議会のしくみの学習が取り入れられているところであり、当日は町内各小学校6年生25名の児童が議員となり、9名の代表者がまちづくりについてのことや住んでいる地域のこと、そして学習環境の整備のことなどの一般質問を行い、活発な意見を取り交わしました。
質問内容はどれも素晴らしいもので、これからのまちづくりを進めるにあたって大変参考となるものでありました。今後の町政運営に役立ててまいりたいと考えているところであります。
以上を申し上げまして、行政報告とさせていただきます。
○議長(佐藤長成君) 以上で行政報告を終わります。
日程第5 陳情第6号 最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書の提出を求めることについて
○議長(佐藤長成君) 続いて、日程第5、陳情第6号最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書の提出を求めることについてを議題といたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております陳情第6号については、所管の総務経済常任委員会に審査を付託することにしたいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(佐藤長成君) ご異議なしと認めます。よって、陳情第6号については、所管の総務経済常任委員会に審査を付託することに決しました。
日程第6 陳情第7号 東日本大震災被災者の医療費一部負担金免除及び介護保険利用者負担の減免を被災市町村の負担によらず継続するための財政措置を求める意見書の提出を求めることについて
○議長(佐藤長成君) 続いて、日程第6、陳情第7号東日本大震災被災者の医療費一部負担金免除及び介護保険利用者負担の減免を被災市町村の負担によらず継続するための財政措置を求める意見書の提出を求めることについてを議題といたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております陳情第7号については、所管の教育民生常任委員会に審査を付託することにしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(佐藤長成君) ご異議なしと認めます。よって、陳情第7号については、所管の教育民生常任委員会に審査を付託することに決しました。
以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
本日はこれをもって散会いたします。
大変お疲れさまでした。
午前10時25分 散会