平成25蔵王町議会定例会6月会議

                                           

平成25年6月11日(火曜日)

                                           

     出席議員(15名)

     1番  佐 藤 敏 文  君       2番  平 間 武 美  君

     3番  外 門   清  君       5番  三 沢   茂  君

     6番  水 澤 智 孝  君       7番  馬 場 勝 彦  君

     8番  高 橋 好 夫  君       9番  村 山 一 夫  君

    10番  村 上 一 郎  君      11番  葛 西   清  君

    12番  大 沼 昌 昭  君      13番   沢 春 光  君

    14番  川 村   仁  君      15番  松 ア 良 一  君

    16番  佐 藤 長 成  君

                                           

     欠席議員(なし)

                                           

     説明のため出席した者

町長

 

村 上 英 人  君

副町長

 

齋 藤 俊 一  君

会計管理者

会計課長

 

大 沼 芳 国  君

総務課長

 

我 妻   敦  君

防災専門監

 

山 崎 恒 男  君

まちづくり推進課長

 

平 間 喜久夫  君

町民税務課長

 

村 上 重 吉  君

保健福祉課長

 

我 妻   一  君

保健福祉課

参事兼課長補佐

 

佐 藤   博  君

保健福祉課

参事兼児童館長

 

芦 立 信 介  君

環境政策課長

 

小 島 一 利  君

環境保全

専門監

 

岩 渕   明  君

農林観光課長

 

佐 藤 雄 司  君

建設課長

 

高 野 正 人  君

用地専門監

 

村 上 重 夫  君

上下水道課長

 

芦 立 敏 彦  君

病院事務長

 

山 家 義 春  君

教育長

 

佐 藤 茂 廣  君

教育総務課長

 

佐 藤 則 之  君

生涯学習課長

 

菅 野 和 茂  君

代表監査委員

 

小 原 研 一  君

                                           

     事務局職員出席者

事務局長

 

齋 藤 英 之  君

書記

 

村 上 惠 造  君

                                           

     議事日程 第3号

 

平成2511日曜日)    午前10時00分  

 

日程第1 会議録署名議員の指名

 

 日程第2 諸般の報告

 

日程第3 一般質問

 

日程第4 議員派遣の件

 

                                           

     本日の会議に付した事件

 議事日程のとおり


     午前10時0分  開

議長(佐藤長成君) 皆さん、改めましておはようございます。

  きょうは最終日ですから、皆さん頑張って一般質問お願いしたいと思います。

  また、きょうは議場内でクーラーが入っておりませんので、暑いと思われる方はどうぞ上着を脱いでも結構でございます。

それでは、これより本日の会議を開きます。 

ただいまの出席議員は15名であります。定足数に達しておりますから議会は成立いたしました。

  本日の議事日程は、お手元に印刷配付のとおりであります。日程に従い議事を進めます。

                                           

     日程第1 会議録署名議員の指名

議長(佐藤長成君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

  本日の会議録署名議員は、会議規則第125条の規定により、12番大沼昌昭君、13番沢春光君を指名いたします。

                                           

     日程第2 諸般の報告

議長(佐藤長成君) 日程第2、諸般の報告をいたします。

  最初に、本定例会6月会議に通告のありました一般質問については、一般質問通告書としてお手元に配付のとおりであります。

  次に、広報広聴常任委員長から、連合審査会による所管事務調査の申し出がありましたので、お手元に配付のとおりであります。

  次に、総務経済常任委員長、教育民生常任委員長から所管事務調査の申し出がありましので、お手元に配付のとおりであります。

  次に、本定例会6月会議に説明員として出席を求めたものの職、氏名については、一覧表としてお手元に配付のとおりであります。

以上で諸般の報告を終わります。

                                           

     日程第3 一般質問

議長(佐藤長成君) 日程第3、一般質問を行います。

質問者並びに質問の件名等については、一般質問通告書としてお手元に印刷配付のとおりであります。なお、町長並びに各行政委員会の長に対して論点を明らかにするために、議長の許可を得て議員に対して質問や意見を述べることができる反問権を与えることにしておりますので、よろしくお願いいたします。

  それでは、最初に、10番村上一郎君の質問を許します。村上一郎君、登壇願います。

〔10番 村上一郎君 登壇〕

10番(村上一郎君) おはようございます。

議長にお許しをいただきましたので、私の一般質問、きょうはトップバッターでさせていただきたいと思います。

きょうは、2点ほど質問をさせていただきます。

まず、第1点目でございます。JR東白石駅への架橋について。

宮の松ヶ丘地域では、住宅が増え、世帯数が増加しており、住民が増えているようです。我が町の人口や若い世代が減少傾向で推移している現在、松ヶ丘を住宅団地として整備することが功を奏し、若者の定住化につながっていると思われます。

これをさらに維持発展させるためにも、その方策の1つとして、通勤・通学の利便性向上を図るため、JR東白石駅までのアクセス道路の整備や、松ヶ丘団地からの橋の設置が考えられ、町長の就任当初の政治公約でもあったJR東白石駅への架橋であります。

この計画は、町として第四次長期総合計画で取り上げており、前期で着手できなかったことから、引き続き後期計画でも盛り込まれております。しかし、後期計画では、まだどのように計画し、そして実施していくのか、具体的なプランになっていないようであります。

今後、JR東白石駅への架橋の実現に向けて、どのように行動を起こしていこうと考えているのでしょうか。町長の方針をお聞かせください。

第2点目でございます。高速道路跨道橋の架け替えについて。

仙南広域農免道路の1つさくらロードが、平成19年4月に完成し、通行可能になりました。以後、小村崎字山崎の、通称割山にある高速道路に架かる跨道橋を利用して、村田町や大河原町等に通う車の数が増加しております。

そして、ことし4月には、さくらロードの白石川に架かる橋が完成し、平沢、北部地区の住民は、村田や大河原、そして角田方面へのアクセス道路として、割山の跨道橋を利用する頻度が益々高くなっております。

しかし、現在の跨道橋は、幅員が狭いため車が交差できず、両方どちらかの車が橋の手前で待つ状態になっております。さらに、県道岩沼蔵王線から進入する場合、対向車が多く非常に事故の危険性が高くなっている箇所であり、利用者から対面通行できる橋への架け替えが強く望まれております。

この跨道橋に係わる自治体は、村田町になりますが、多くの蔵王町民が利用している現状から、通勤・通学の利便性の向上を図り、又交通事故対策のためにも、町長として安全に通行できる橋への整備を、関係機関へ働きかけるべきではないでしょうか。町長の方針をお伺いいたします。

以上、2点でございます。よろしくお願いいたします。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 皆さん、おはようございます。

  村上一郎議員の一般質問にお答えをいたします。

  はじめに、第1点目の「JR東白石駅への架橋について」お答えいたします。

  議員ご承知のとおり、第四次蔵王町長期総合計画の後期計画において、大綱3の「美しい快適なまちづくり」の施策の一環として、利便性向上のための道路の整備の中に、「JR東白石駅歩道橋梁計画」への取り組みがあります。

  これは、通勤・通学の利便性を図るため、松ヶ丘地区の町道松ヶ丘街路1号線から、JR東白石駅を結ぶ歩道橋を架設するものであります。全長約220メートルの長さとなります。

  例として、柴田町船迫地区の白石川に架けた歩道橋と同じ構造とした場合で、事業費が十数億円と見込まれます。

  実施計画では、平成25年度より計画検討することとしており、今後は、橋梁の概略設計を行い、架橋計画及び概算工事費等を把握し、関係機関との協議をしてまいりたいと考えております。

  次に、第2点目の「高速道路跨道橋の架け替えについて」お答えいたします。

  高速道路跨道橋については、蔵王町と村田町の町境に位置し、村田町が管理する町道西原下河原線「西原跨道橋」でありますが、県道岩沼蔵王線と仙南東部広域農道を結ぶ、蔵王町にとっては重要な橋であります。

  議員ご指摘のとおり、この跨道橋は幅員が狭く、県道岩沼蔵王線の交通量も多いため、事故の危険性も高いと認識しているところでもあります。

  この跨道橋が接続する仙南東部広域農道は、角田市毛萱の隈西を起点とし、大河原町を経由して村田町のインターチェンジに至る道路です。計画立案当初は跨道橋を拡幅して、県道岩沼蔵王線に接続する案もあったようですが、事業採択時には、村田インターに接続させる目的から、終点が村田工業団地内町道に接続することとなったようであります。

  今後は、村田町の管理でもあります跨道橋の架け替えや、県道交差点改良については、多くの事業費が必要となりますので、蔵王町、村田町、宮城県及び県議会議員等で構成する、仮称「西原跨道橋建設推進協議会」を設置し、関係機関に要望してまいりたいと考えております。

  以上で一般質問のお答えをさせていただきます。

議長(佐藤長成君) 村上一郎君。

10番(村上一郎君) それでは、再質問させていただきます。

  今回の私の一般質問のテーマとしまして2点挙げたんですが、通勤・通学等の利便性の向上を図り、若者の、若い世代の定住化を促進することの取り組むべき課題ということで2つほど取り上げさせていただきました。定住化を図る課題として2点を質問したんでありますが、最初の1点目のJR東白石駅への架橋でありますけれども、これについて再質問させていただきます。

  答弁では、当然第四次長期総合計画にも掲げているということで、後期計画の中にも入れているんですけれども、内容として同じ構造の場合は、これ柴田町ですか、同じ構造にすると十数億円がかかると、かなり膨大な事業費になるんでありますが、結局、町長は平成16年に町長に就任されたわけでありますけれども、そのときに町長選挙に向けての公約としてJR東白石駅への橋をかけるという公約を掲げて当選されたわけでありまして、そこの政治公約であった町長が掲げた東白石駅への架橋、これを実現させたいという意識がどの程度あるのか、その辺、町長の意識の度合いだと思うんですよね。難しいのはあると思うんですが、それを人間でありますから、やっぱり乗り越えて設置に向けて努力しなければならないと思うんですが、その辺、実現させたいという意識はどの程度お持ちなのか、その辺この答弁書の中ではちょっと見受けられませんので、その辺まずお答えいただければと思います。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 1つは、確かに私の公約というか、こういったことをやっていきたいということで、平成16年の公約の中にも、今回もちょっと入れさせてもらっていますが、ただ、これはですね、私以前の首長たちからはですね、以前の、歴代の町長からはこういうひとつのやっていきたいということを掲げているわけでありますから、それを私もこの計画はすばらしいなということを思って、今も第四期長期総合計画に入れているということであります。

  ただ、やはり蔵王町だけの問題ではなくて、川岸、川のちょうど白石側、ちょうど真ん中が白石になっちゃうんですよね、河川の場合ですと。ですから、川岸向こうに行っちゃうと実は白石になっちゃうと、このJR。いずれにしてもですね、言葉だけでどんなことをお話してもできないと。そんなことで、実は今までやってきたかったんですが、まず財政の立て直しをしなければいけないということで、きのうもいろいろとお話しさせていただきましたんですが、やはりこの5年間、この財政の立て直しに特に力を入れながらまちづくりをやってきたということであります。そういったことで、やっと今回26年度の予算に概略設計を組ませていただくように内部で調整をしたところであります。こういった概略設計が出ないとですね、人様にも、例えば白石市との協議、JRとの協議、そうれとあと国交省の東北整備局ですね、そこの仙台河川国道事務所というのありますが、そことの協議もできないわけであります。そういったことで、概略設計をつくらなければ前に進まないと。そんなことをしながらこの実行に向けて一つ一つ進めていきたいと、そんなことでこの概略設計をつくるに当たりましても、やはりそれなりの予算化をしなければいけないということであります。そんなことで、26年度に概略設計をしていくように、内部で詰めておるところであります。

  それと、もう1点が、特に県道白石柴田線というのがあるんですね、それがちょうど東白石駅の目の前を通っていく県道であります。その県道にあたって、私たちも、蔵王町の人たちも大分そこの白石駅前を通るわけでありますが、ちょうど東白石駅の駅前を通って白石のほうに向かうと、約200メートル行きますと岩があるんですよ。そこが、必ず台風が来たり、何かあると崖が、大きな崩落ではないんですが、石が落ちて崖が崩れると。そんなことで、一方通行、また道幅が狭いということもありまして、今ちょうど東白石駅と白石側の間、河川がありますが、そこの間を新たな県道白石柴田線の、県道をそこに変えようということで、実は風間市長、あと大河原、柴田町の町長とも、そこに私も入っているわけでありますが、そういった今要望をさせてもらっているところです。ですから、その辺がどういった今後の状況になるかわかりませんが、いずれにしても、そこの県道を横断するような形でJRのほうに乗りつけなければいけないと、そんなことで、概略設計をつくって、いろんな問題点を対応しなければいけないというふうに思っているところであります。

議長(佐藤長成君) 村上一郎君。

10番(村上一郎君) 26年度で概略設計をしたいという町長の意気込みが今の答弁の中でありました。当然、首長自身としてこれをぜひ実現したいというのであれば、やはり情熱を持って取り組んでいかなければならない大きな課題かなと思っておりますので、その辺は心して事業に邁進していただければと思います。

  この東白石駅の架橋でありますけれども、これは今は引退されましたが、先輩議員が4年前に一般質問されているんですね。そのときの答弁では平成23年に計画ルートを検討し、補助事業のメニューを探しながら取り組みを進めるということで答えておりますけれども、ちょうど23年になると3.11の大震災発生でそれどころではなくなったといういろんな事情があろうかと思いますけれども、そろそろ落ち着いてきたわけでありますから、この実現に向けてさらに一歩進んでいかなければならないのかなとは思っております。

  この答弁書の中にもあるとおり、大体の今の予想で答弁でおっしゃったと思うんですが、十数億円だということでありますから、町の単独事業で実現できる橋ではないんですね。当然、国や県の補助事業にのせていく必要があろうかと思いますけれども、この辺はやはり関係機関との協議が必要でありますから、国なり、そして宮城県なり、それからJR、当然駅の絡むことですからJRですね、それから今町長が答弁の中でおっしゃってましたけれども、白石市、自治体としてかかわる白石市も重要な協議する相手の立場でありますから、この国なり県、JR、白石市との協議が重要なことであろうかなと思っております。

  当然、白石の場合ですと深谷地区にソニーさんとかニチレイフーズさんとかあるんですが、それの通勤の関係でも大変、橋をかければ通勤に利便性がかなり高まると思うんですね。その辺の、当然そうなった場合のことも白石市のほうでは想定して、その辺を経過の報告の中に市長は入れているのかなと思うんですが 、その辺も含めて町長はJR等の関係機関との協議も含めて、その辺もう少し協議した中を、これまでの中身を詳しくご説明いただければと思います。お願いします。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 実は、23年度にですね、いろんなことを考えておりましたのは、実は白石ソニーの前社長で、伊藤さんという、名前出す必要ないんですが、前社長であります、その方ともいろんなお話をして、技術系だとかそういった方々が皆さん仙台からJRを利用しながら、ずっと橋を渡ってくると。そんなことで、ソニーの敷地、河川の近くのそこに駐車場を設けてもいいから、ぜひひとつ、町長の計画もあるようだから、ソニーもどうしても協力したいということが実はお互いの話し合いの中であったんですね。ただ、ご存じのとおり、白石ソニーが今ちょっと厳しい状況になって、今白石ソニーの独立の会社がなくなったんですね。そして、今、同じソニーのグループでありますが、九州の会社に吸収されて、今白石工場というような形になっているというのが今の現状であります。そんなことで、前社長とのいろんな前向きなあれができなくなったということもあります。そんなことがありますが、いろんなちょっとハードルが高いんですね。ですから、私もハードルの高いのちょっとあれでありましたですが、いろんなことちょっと勉強しながら今やっているということはあります。ただ、夢では終わりたくないわけでありますから、ぜひひとつ実現に向けてやっていきたいなというふうに思っています。

  今お話しされたようにですね、やっぱり工業団地を誘致するに当たっても、あそこにやはり橋があったり、それとあと蔵王ニコンもあったり、そこの会社の方もJRを利用して乗られている方もおりますから。また、何点かの先ほど言ったいろんな障害等々あります。ただ、10億円でなくて、10億円というのは、あそこ5メートルぐらいなんですね、今船岡の問題は。ですから、あのような立派なものは私はいらないと思うんです。その橋の上の中にもいろんな休み場、ベンチを置いてね、そして千本桜を眺められるような橋もつくってるんですね。私も何度か行って見ていますが、あのようなあれでなくて、例えば蔵王町で、ガスパイプラインで蔵王総合運動場から矢附に渡ってる自転車と歩道あるんですが、あれで約3億2,000万円ぐらいなんです、当時で。ですから、そういう1つの歩道としての架橋を考えていきたいなというふうに思っていますから、そんなに大きな額でなくてもできるだろうというふうには思っていますが。ただ、先ほど言いましたように、概略設計がないところで夢物語で終わっちゃうんですね。ですから、概略設計をつくることが、そしてちょうど今、西村代議士がですね、国土交通部会長でもありますから、一番いい時期だなというふうに思って、来年度の予算に概略設計しながら、そして関係機関にお願いしてまいりたいということを思っていますので、ぜひひとつ村上一郎議員さんにおいては、西村先生の元秘書でもありますし、そして大幹部でありますから、ぜひひとつこの概略設計できたときに応援を、支援をしていただきたいと思っていますので 、ぜひよろしくお願い申し上げます。以上で答弁とさせていただきます 。

議長(佐藤長成君) 村上一郎君。

10番(村上一郎君) 最後に、私も励ましをいただいたわけでありますが、その辺はきちんと受け止めて、しっかりと取り組んでまいることを約束をさせていただきます。

  先ほど、関係機関ということで、JR、やっぱり駅でありますから、JRとの協議も当然必要になってくるんですが、JRさんとの接触はまだ一度もされていないのでしょうか。その辺もう一度お願いします。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 正式にいってないです。ただし、個人的なつながりで、いろんなお話をさせてもらっています。ただ、JRとしては、補助事業は全く出せないということであります。なぜなら、1日の乗降客が5,000人を超さないといけないと。あそこは5,000人ないんですね。ですから、そういった面では単独で、蔵王町なり、あと白石さんも協力していただけるのかなというふうに思っていますが、あと、いい補助事業を見つけるしかないかなというふうに思っています。

  ご存じだと思いますが、今新幹線でも新駅をつくる場合はそこの市町村が100%出すようになっているんですね。ですから、栗原でもそうですし、それと、私たちの以前の先輩の首長たちが大分運動して、途中で白紙に戻したいきさつがあります。これは村田の沼辺というところあるんですね。沼辺に新幹線の駅をつくろうということで、仙南2市7町の皆さんが運動を展開したことあるんです。最終的にはJR東日本がお金を1円も出すことができないと。そして、白石と仙台の間で15分で仙台・白石行けるのに、そこに駅をつくって、30億なり50億金出して、どういったメリットがありますかと。とまらせるにしても1時間に1本とめさせることができるか、今の現状では白石蔵王駅にとまった新幹線が全部とめさせるとは限らないと。そんなことを白石駅に今、1時間に1本の割合でとまりますが、それが50%ぐらいになると。そうすると、利用者というのはどうでしょうと。不便かかるから逆に白石のほうに行くんじゃないでしょうかというお話があったわけです。それに、いろんな等々の障害もあります。ですから、JRからは1円も補助が出ないだろうという考え方で進んでいかなければいけないと。そういった面では西村先生の力が一番だというふうに思っております。よろしくどうぞお願い申し上げます。

議長(佐藤長成君) 村上一郎君。

10番(村上一郎君) ただいま町長の答弁の中で、村田駅、新駅の話出ましたけれども、これは余談でありますが、私も仕事の関係でかかわってきて、その内容は把握しておりました。大変難しいところでありますけれども、地域が要望を出した以上は、やはりそれをきちんと国のほうで受け止めて、関係機関が受け止めて、果たして実現が可能かどうか、これを最後の最後まで探っていくという、そういう姿勢は必要なのかなと思っております。それによって地域がよくなるのであれば、当然日本全体の均衡ある国土の発展につながるわけでありますから、その辺をきちんと心して取り組んでいくべきなんだなという、自分なりの勉強もさせていただいたところであります。余談になりましたが。

  それで、JRとはまだされていないということでありますけれども、駅に向けての橋の架け橋でありますから、当然JRさんには協議がこれから必要になるかなと思っております。

  我が蔵王町の場合は鉄道が通ってないんですよね。唯一鉄道を利用する場所というと、利用可能な鉄軌道となるとやっぱりJR東白石駅になるんでありますけれども、この駅を利用することによって便利がよく、そして環境が整えば、当然駅から通勤や通学で利用する頻度が高くなってまいりまして、この蔵王町に住んでいても、地元に住んでいても利便性が高まれば、そこにそのままとどまって住むようになるんでありますね。これは、便利がよければ定住につながるということでありまして、これは明らかな事実でありまして、計画では町長はあくまでも歩道橋という計画を見越してのこれからの計画、概略設計に向かっていくのかなと思っておりますけれども、私はもう少しこう、発展した形で、歩道橋ではなくて車道という、歩道も含めるんですが、車道の形で整備するのも考えれば、さらに利便性も向上、高まる、かなり利用頻度も高くなる、そういうことになるのかなと思っております。こちらからいって、ことしの年度当初のやつで城山線の改良工事がありますけれど、県の工事に、負担金になるんですが、その辺の城山橋との兼ね合いもあるんだと思うんですが、その辺、車道を含めた道路の橋という、架け橋を、構想を練ったこともあるのかどうか、町長としてお伺いしたいと思います。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) さっきちょっとお話の中で、このJRと町長は、まだ協議をしていないと。個人的にはしてますよということをお話していますので、個人的にはやってます。ただ、先ほど、そしてそこで言ったのが、乗降客5,000人という1つのラインが出てきたよと。5,000人以上であればJRもそれなりの補助も考えるということでありますから、ご理解いただきたいと思います。

  それとあわせて、今の車道でありますが、今の現状の中で車道というのは全く考えられないと思いますね。町で例えばそこに橋をかけるとなると15億になると思います。そして、そこで駅のほうに階段で下りるような、仮につくったとしてもですね、全く私は無意味だというふうに思っています、車道については。ですから、全く考えておりません。

議長(佐藤長成君) 村上一郎君。

10番(村上一郎君) 車道は考えていないということでありますけれども、先ほど町長が最初の答弁の中でちょっとおっしゃっていましたが、この県道白石柴田線ですよね。あれが今、大変通ってみて、東側が急峻な崖でありますし、大雨なりいろいろ台風とか災害が起きそうな場合は通行止めになってしまうんでありまして、そのときにいろいろ課題解決に向けての発想として、今、白石内親からそのまま県道を白石のほうに向って行った場合に、途中、蔵王から行って城山橋を渡るんですが、そこから行くとすぐ踏切になるんですよね。踏切を渡って東白石駅に向かうというふうになりまして、そのまま直進して行くと、また踏切を渡って白石の小下倉というふうにルートがあるんですが、それを最初の踏切を渡らずに、そのまま白石川の右岸になりますか、護岸工事の形の中で、そのまままっすぐに小下倉のほうに向かう、そういう県道のかけかえというか敷設がえと言いますかね、その県道のルートもどうなのか、その辺、まっすぐそのまま行けばですね、かなり白石のほうも白石市内とか、小下倉の住民の皆さんも利用しやすくなるんだと思うんです。ですから、当然我が蔵王町の関係ばかりでなくて、白石への市民の、住民の利便性の向上にもつながるということで考えたんでありますけれども、その辺の取り組む駅として計画はどうなのか。一時、白石の方々、あとある議員さんとの話の中でも、白石川の右岸関係、そして白石川、東白石駅の西側に向けての整備の形で道路も設置するのはどうなのかという話も聞いたもんですから、その辺、もしそれが可能であれば、当然探っていくべき大きな課題かなと思っております。いかがでしょうか。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) さっき、私お話したつもりでおりますが、全く今、村上一郎議員がお話されたことが、ですから、今の岩があってなかなか大型も通れない状況であると。だから、今の、現在の東白石駅と白石川、そこの河川と駅の間に今、県道白石柴田線という県道があるんですね。その県道が、今、駅の前を今の現在通っていっているけれども、それを間に今、県のほうに要望活動をしていますよと。それで白石、蔵王、そして大河原、柴田と、この1市3町で要望しておりますよということをお話ししたつもりでおります。多分今誤解してると思いますが、ですから、それはそれでやっていますね。だからそれにぶつけたらどうですかということだと思うんですね。ただ、300メートルの中に、まず1つは、国交省の東北整備局、それと仙台河川事務所が許可をおろさないですよ、300メートルの中に。大きな目的がなければ。ですから、そこが、300メートルの中に、なぜそこに車道の橋をかけて、そして30億近くの金をかけて、何がメリットあるかと。そしたら、例えばその事業を、それと白石だとか、それなりの大きなあれがあればいいと思いますが、ですから、差し当たりですね、歩道でやっていくべき。そして、あと今現在の橋を活用すれば、300の以内の中に、まず1つは町道にしても、県の橋としても、そこに、1級河川に大きな障害がない限りは新規に認めてくれないのが今あれであります。ですから、その辺はちょっと厳しいというふうに思っています。ですから、歩道で考えていくしかないだろうというふうに思っていますが 、まだ村上一郎議員さんのほうで「いや、こういった方法があるんだぞ」ということあったら、ぜひひとつお教えいただきたいと思います。

議長(佐藤長成君) 村上一郎君。

10番(村上一郎君) あくまでも歩道橋の架橋の設置で進んでいきたいということの答弁のようでございますが、もう1つの考え方なんですが、町道の宮曲竹線があるんですね。あれが、東北高速道路の西側のほうで途中で止まっているんですけれども、あれをそのまま延伸してですね、当然平家川と改修工事が予定されているようでして、身近にも予定されているようでありますけれども、それとの兼ね合いで、合わせて宮曲竹線を高速道路に跨道橋の形で橋をかけながら、国道4号線のほうの交差点を経て、東白石駅まで向かうという、そんなことのいろいろ構想も大きく練ることも可能だと思うんです。これによって、当然道路がきちんとスムーズな形で運行可能であれば、観光客も来るわけでありますから、その辺、観光にも通勤にも利用できるような、なぜその車道かということを申し上げたのかと言いますと、そういうことで通行可能になってくれば、さらにJRを利用する客がふえ、そして蔵王のほうにも観光に行ってみたいということでふえてくれば、それを、利用客を乗せるような形でループバスみたいな、そういうことで蔵王エコーラインまで案内するとか、そういうのもどんどん発想が生まれてくるんだと思うんです。その辺を、ですからこの事業を推進することによって、通勤・通学ばかりではなくて、観光産業の発展にもつながるのかなと思っておりますが、その辺の偉大な構想を描いているような、そんな町長の考えとかあればお聞かせいただきたいと思います。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 全くお話をされているのはよくわかりますし、1つは曲竹からの曲竹宮線なんですが、そこのところの町道、ちょうど今、ローソンのところですね、文化財の前を通って行くわけでありますが、実は歴代の首長もその町の構想にあったんですね。バブル時代です、その当時は、バブル時代に。ところが、それがなかなかできなかったんですね。それは、大きな高速道路を、あそこは宮台というところなんですね、こちらの四つ方のところから入って行って、高速道渡って、そこから持っていく。そして、それを私もちょっと調べさせてもらったんです。それは、県が許認可をおろさないんです、1つは。それをやることによって何がプラスになるんですかということで。だから、あそこの途中から、宮中学校のところに橋をかけて、迂回させて、そして中学校の正門の近くに道路を持ってきたいきさつがあるんですね。ですから、そこから向こうは、途中まではいいんですよ、内方あたりまで、内方地区がありますが、あの辺までは例えば町道として広めていくことはできますが、高速道を横断させるというのは、なかなか実現が難しい。ただ、町の青写真の中にはそれがあったんです、実は。なぜやれないんだということでやったわけでありますが、なかなかそれができない。ただし、そうしてとんかつあきさん、名称出すのもおかしいんですが、商店ですから別に問題はないので、とんかつあきさんのところに出てくるんですね。そしてあと今のこの計画のところに入ってくるということでありますが、それもですね、県のほうも平家川を今度、今、改修していますが、それを渡って、その計画には許認可はおろすことはできないと。ただし、今の住宅のほうに曲げていくような形であれば、まあ考えられるのかなというふうに思っています。いろんなことありますが、蔵王町の青写真の中では、20年前か25年前につくった青写真の中にはそれがあって、歴代の人たちも頑張ったみたいでありますが、ただ、それをやるに、仮に許可がおりたとしても、莫大な、50億ぐらいかかりますかね、高速道横断させるとなると。ですから、それだけのじゃあメリットがあるのかということもあります。ですから、その辺を、ただ工業団地としてあそこのとんかつあきの後ろ、河川なんかで大分水浸しになった田んぼ地がありますが、あの辺を今後、白石市と蔵王町で工業団地で考えていくに当たっても、あそこの平家川までは蔵王町として土地の、道路の用地取得というのは、私は必要でないかなというふうには思っております。

議長(佐藤長成君) 村上一郎君。

10番(村上一郎君) なかなか実現させるのにはかなりのハードルだということの答弁でありますけれども、当然これは地域の要望もいろいろ度合いも加味しないとだめなのかなと思っております。当然、地域の方々がこれを望んでいるんであれば、それを何とか実現するのに向けて、可能に向けて取り組んでいくという形で今後も進んでいかなければならないのかなと思っております。当然これは多額の補助事業として多額の事業費がかかるわけですから、補助事業として国なり、県なり、各関係機関から要望していただく事業になるかと思うんですね。町長がおっしゃっているように、いろいろ要望事項で何か気が引けるようなことがあれば、私も一緒に、ともにしながら頭下げに行きますので、頭下げるのは得意でありますから、その辺、ともに一緒に取り組んでいきたいと思っていますので、ただあとは町長のやる気があればということだと思います。やる気があれば全て解決しますし、評価も高まるということでありますから、肝に銘じながら取り組んでいただければと思います。

  それから、2番目の割山という、通称割山というように私たちは言ってるんですが、その割山の跨道橋についてでございます。町長のほうの答弁の中では、事故の危険性が高いということでご認識されているようでありまして、私も実はこの一般質問する過程の中で、今までの交通事故といいますかね、事故の発生件数はどれぐらいなのかなと思って、お巡りさんのほうに聞いたりして調べさせていただいたんですが、過去2年間の中で人身事故が1件、あと物損事故が4件発生しているとのことでありました。幸い大事故に至らずにいるんでありますけれども、町長ご存じのとおりで、主要県道の岩沼蔵王線でありますから、交通量の多い、頻繁に車が通るところでありまして、その跨道橋に向かって右折するのに、こちら蔵王町から行く場合のことでありますが、右折する場合に大変危険なんですね。危険ながらもそれを利用したいという交通の基幹として、あそこの利用頻度が高い、利用したいという要望の強い跨道橋でもありますから、どうしてもそこを通らざるを得ないというのが今の現状なのかなと思っております。答弁書の中にもありますけれども、これはかかわる自治体というと村田町になるんでありますが、村田町への働きかけとして、村田の町長さんとか、関係機関へのどのようなことで町長は今まで取り組んでこられたかどうか、これからゼロからスタートしたいということなのか、もう少し詳しくご答弁をいただければと思います。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) ちょっと今のお話にお答えする前にですね、その町長の等々でありますが、やはり今、私の場合はですね、蔵王町全体の福祉、建設も含めて、全体的なことを見ていかなければいけないんですね。ですから、本当にそこに、高速道に宮曲竹線ですよ、町道宮曲竹線、今そこに高速道に50億かけて町道としてつくって、本当にプラスになるのかどうかということがね、やはり総合的に判断していかなければいけないと思うんです。ですから、地域の要望はよくわかります。だけども地域の要望わかりますが、ただし観光ロードとした場合には、何かあった場合には、実は27年の3月に完成するんですね、西部農免農道がこれ棚村に完成するんですね、今。この今の工事をやっているのは、全部蔵王町分、それを蔵王町が負担をしながらやっていっている事業であります。ですから、今そこの通っていけば、白石に安全・安心に通れるというような場所でもあります。ですから、よくわかりますが、ただ、総合的なあれで判断せざるを得ないと。ですから、本当にバブル時代だったらね、私はあれかなと。ですから、地域の人たちっても、本当に全体的なあれでなくて、そこの地域の方々があれだというふうには私は思っていますので、その辺ちょっとご理解していただければというふうに思っております。

  今の、2問目の問題でありますが、これは村上一郎議員も私も同じ地域でありますから、私もしょっちゅう利用するわけでありますし、ただ、意外に一番危険なんですね、あそこの。ですから、危険だからこそそんな大きな事故がないんです。それはいいんではないんですよ。ですから、通るたびに皆さんが「危険だ、危険だ」と思いながら左右、四方、前後見ながらハンドルを回していくということで、今言った人身事故が1件、それとあと、等々ありますが、そんなことで、あそこはずっと私も、なぜあそこは西部農免農道。なぜね、県道岩沼蔵王線までなぜタッチしないんだということで、村田の前首長にもお話ししたことあるんです。ですから、ずーっと私は言ってきてるんですね。ただ、蔵王町の跨道橋ではないんです。あそこは村田町が当時の農林水産省にお願いをしながら、それで補助事業をいただいて、橋の根本でとめちゃってるんですね。あんなばかげたやつよくそれで完成だなんて言えるということで、私大分言いました。そんなことで、言ってみれば平成11年が私たちの知らないときに名目変更かなんかしたんですね、村田町が。そして、工業団地の町道工業団地、あの広い通りにぶつけて、そしてインターへのアクセスというような形でそこに跨道橋、道路をつけないで、それで一応終わってます。そこは実は私たちもわかんなかったということもあります。ただ、私が知ったときにはもうその前に、平成11年か12年ですね、ですから、私は個人的にはずっと言ってきています。今回もまだ川崎、村田、蔵王町で三源郷やっていますから、この3町でいろんな、そしてそれぞれ建設課長、それぞれのセクションの課長たちも一緒で、議長も一応一緒でありますが、そうやって、その場でちょっとまだ正式にお願いしようと。そんなことで、先ほどもお話しましたですが、今現在、県道岩沼蔵王線という促進事業があるんですね。県道岩沼蔵王線、円田、塩沢を通って永野に出てきますが、実は、今、岩沼と村田町の町境でありますが、物すごく細くて、姥ヶ懐から車、車両やっと通れるぐらいの道路でありますが、これが決定しまして、トンネルで年度内に決定したばかりです。トンネルで姥ヶ懐から向こう大師温泉という、あるんですが、大師温泉のところから姥ヶ懐までトンネルで決定しました。これは、完成が平成30年です。なぜこんなに早く完成するのかというと、補助事業もですね、今回の東日本の震災復興を県がお願いをしてできたんですね。なぜかというと、沿岸部で今、岩盤なり、石なり、そういったことが全く足りないわけです、土も含めて。それで、その姥ヶ懐に県道岩沼蔵王線をトンネルをすることによって、そのトンネルの土を全部沿岸部に持っていきましょうということで、実は決定したんです。そんなことで、ここ三、四年で完成してくるということであります。そういったことでも大事な道路であるということを私は思うんですね。それとあと、せっかくの広域農道をつくったのに、なぜ蔵王町が終点をしないんだということで、私の個人的な考えでありますが、期成同盟会をちょっと立ち上げていきたいなというふうに思っています。どんなあり方等、これもちょっと仮称ではありますけれども、やっぱり何らかの期成同盟を、ここのところにも書いてありますが、西原跨道橋の建設推進協議会というようなね、そういったものでも名称でもつくりながら、ただし、村田が積極なってやってもらわなくてはなんないんで、ですから、村田に理解をいただきながら、場合によっては町も少しお金を出さなければ、村田町は乗ってこないだろうというふうに思っています。その辺を逆に議会の皆さん、町民の皆さんにも理解をいただかなければ、この促進事業というのも発足することもできないなというふうに思っています。そんなことで、きょうの村上一郎議員の1つのこれを契機に、協議会、ちょっと仮称ではありますが立ち上げながら、そして、ただし立ち上げるためには町も負担をしなければいけないということもあると思います。その辺を一度また改めてご相談をしながら、この協議会発足していいかどうか、その辺をご協議させていただければなというふうに思っているところです。何しろあそこに橋ができて、ただし橋ができるということは、今度はあそこに信号ができる、そしてあと県道も拡幅しなければいけないという、変則交差点になっていますから、そこはぜひひとつ頑張っていきたいなというふうに思っています。

議長(佐藤長成君) 村上一郎君。

10番(村上一郎君) 仮称でありますけれども建設推進協議会を立ち上げるという方向でご答弁をいただきました。やはり問題を提起しないと解決に向けて前に進まないもんですから、今回取り上げさせていただいたんですが、そういうことで積極的に進んでみたいという町長の意気込みのようでありますけれども、当然深くかかわっているのが村田町でありますから、村田町の首長さん、町長さんにも積極的にこれを、課題解決に向けて取り組んでいただかなければならない大きな問題だと思うんですね。町長にもきちんと足を運んでいただいて、村田町長を説得していただければと思っておりますけれども、ぜひ行動を起こしていただければと思っております。

  これは、あそこの橋をちょっと調べさせてもらったんですが、西原跨道橋を。昭和48年に完成だという歩道の橋だったんですね。ちょうど40年たつと思うんですけれども、まだまだ危険性のある橋ということにはなっていないようでして、寿命もまだまだあるかと思うんですが、40年たっているということから考えれば、当然少しずつ寿命も縮まっているのかなと思っておりまして、今後やっぱり架け替えが、どういう形になるかは架け替えが必要かなと思っておりますので、その辺やはり誰かの言葉ではなくても、あれからもう40年でありますから、当然架け替えに向けて安全安心の道路ということで、安全対策交付金のようなもの、国とか県なりそういうものを探っていただいて、ぜひこれを軌道に乗せていただければと思っております。

  今回は、通勤や通学等の利便性の向上を図り、住みよいまちづくりとして、その方策の1つとして、一部でありますけれども政策的なことということで、2つを取り上げさせていただきました。私は、便利がよくて住みやすい町であれば定住につながると思っております。これは当然のことでありまして、ですから、当然蔵王町だけにいて、住んでて、生活できるわけでありませんから、隣の町とか、ほかの仙台なりいろいろ、白石なりに通っての仕事の職場を持つという町民もたくさんいらっしゃるんですね。そういうことで、仕事に通う、通いやすいところの便利を図らなければならないと思うんです。ですから、通勤ですね、通勤の利便性、あと通学とか、それもやっぱり必要だと思っておりますので、その辺、人口が今、大変減少している我が蔵王町でありますから、なかなか定住化につながるような各事業をこれから展開して、推進していかなければならないのかなと思って、今回いろいろ懸念しながら問題を取り上げさせてもらったところでございます。その辺、今の現状、人口がどんどん減っている、定住化に向けて何かを、方策を考えていかなければならないと思っている、その町長の方針なんかも改めて最後にお聞かせいただければと思います。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) この後に馬場議員のほうからも一般質問ありますので、あれでありますが、きょうはその定住化の一般質問でないわけですから、ただ、定住化というのはですね、ただ橋をつくるだけが定住化ではないと思うんですね、先ほどから言いますが。総合的な福祉、社会、そして子育て支援も含まれて、いろんなトータル的なものでいくわけですから。ただし、便利、道路が便利になった、そして安全安心も、これも定住化だというふうに思います。ですから、一部分だけではなくて、総合的なものが、ですから総合的なものをやるに当たって、町としては考えていかなければいけないと。ですから、そこに本当に50億投資していいのか、じゃあ、今度のあれに町が、蔵王町の部分でないところに蔵王町が100%を出して橋をつくっていくということも、これも理解できないわけでしょう。ですから、理解を得るためには、その仮称協議会を立ち上げるためにも、やはり議員の皆さんからもご理解いただかなくてはいけないだろうし、まず一番は、村田がこの仮称協議会をつくるに当たって、これに乗ってくるかどうかということです。蔵王町がつくったって乗ってこないわけですから。ですから、この仮称協議会を立ち上げるにも大きな障害があるということなんです。その障害を乗り越えて、まず仮称協議会をつくりたいということでありますから、ですから、協議会をつくっていただきましてありがとうございますではないんですね。ですから、協議会をつくるに当たっても、いろんなそういう大きな難題を乗り越えて、まず協議会を立ち上げたいというのが私の考えでありますので、その辺をひとつ、しっかりこの定住促進も頑張ってまいります。ご理解いただきたいと思います。

議長(佐藤長成君) 村上一郎君。

10番(村上一郎君) はい、町長のおっしゃることも当然でありまして、この橋をかけるのが定住化につながるという、それだけのことではないんですね。ただ、その定住化につながる方策の一部分として、今回この橋の架け替え2件を取り上げたわけでありますから、その辺はきちんと受け止めて、行動に起こしていただければと思っておりました。なお、定住化に向けての専門的なことは、今度先輩の馬場議員のほうからありますので、それにきちんとご答弁いただければと思いますが、当然村田町長を動かすためにもですね、頭下げにもやっぱり行かなければならないのかなとは思っております。1人で行くのが気が引けるのであれば、私も一緒に露払いの形で行って頭を下げに行きますので、ぜひ若者の定住化につながるような、この事業を展開していくように、一生懸命やる気を起こして展開していくように申し上げて、希望しまして、私の一般質問をこれで終わりといたします。(拍手)

議長(佐藤長成君) ここで10分間休憩いたします。議場の時計で15分から再開したいと思います。

     午前11時05分 休憩

                                           

     午前11時15分 再開

議長(佐藤長成君) 再開いたします。

  休憩前に引き続き一般質問を行います。村上一郎君の質問が終わりましたので、次に7番馬場勝彦君の質問を許します。馬場勝彦君、登壇願います。

     〔7番 馬場勝彦君 登壇〕

7番(馬場勝彦君) 議長のお許しが出ましたので、通告書に従いながら一般質問させていただきたいと思います。

  一般質問の件名としては、蔵王町の今後の町づくりについてということで、近年、日本人の平均寿命は高くなり、世界の中でも長寿国となっております。長生きされるということは大変喜ばしいことだと思っております。

  しかし、その反面、年々出生率は低下しており、少子高齢化が進み、人口も減少しております。

  我が町においても同じ現象が出ております。町では少子化対策として、さまざまな施策を打ち出しておりましたが、なかなか少子化対策や人口増には至っておりません。そこで、蔵王町長期総合計画の基本計画にある定住の促進について町長の考え方を次の点について伺いたいと思います。

  ここで、ちょっと大変申しわけない、通告書で(3)はこことちょっと違ってたんですが、その辺もご理解して答弁いただきたいと思います。

  (1)定住促進についてプロジェクトチームをつくり検討する考えはないか。

  (2)町営住宅等の投資的事業の考えについて

  (3)平成18年から19年にかけて行政改革推進室を設置して行政改革に取り組んできたが、今後の方向性について伺いたい。

  もう1点は、地域の特性を生かした学校教育について。

  昨今、学校教育の話題として大きくクローズアップされるのが学力向上の話題であります。学力向上は必要課題だと私も強く思っております。しかし、学校教育においては、学力の向上だけではなく、子供たちの健全な成長に必要な社会性など多くのものを身につけさせなければならない時期だと思っております。現在、町内の小・中学校では、それぞれの地域性を生かした事業に取り組んでおります。そのようなことは大変すばらしいことだと思っております。そこで教育長に伺います。小学校で実施されているスキー教室を低学年から行えないか、についてお伺いしたいと思います。

議長(佐藤長成君) 最初に町長。

町長(村上英人君) 馬場議員の一般質問にお答えをさせていただきます。

  初めに、第1点目の「蔵王町の今後のまちづくりについて」お答えいたします。

  まず、1番目の「定住促進について」でありますが、私しも馬場議員と同じ現状認識であり、今後取り組んでいかなければならない「重要な課題」であると考えているところであります。

  また、昨年11月に、後期基本計画策定のため町内5地区で開催した「まちづくり懇談会」においても、定住促進に向けたさまざまな意見をいただいたところであります。「まちづくり町民会議」や「企画審議会」からの意見も踏まえて、「後期基本計画」を策定したところであります。

  私は、福祉、教育、生活基盤の整備、防災・減災、雇用も含めた産業振興、さらには環境保全など、まちづくりに向けた全ての施策が定住促進につながっていくものだと考えております。

  言い方を変えれば、今蔵王町に住んでいる人が、ずっと住み続けたいと思っていただけるような「まちづくり」をしていくことが、定住促進につながっていくのではないかと考えております。

  なお、定住促進に向けた具体的な取り組みとして、1つ目には、昨年末から今年の2月にかけて、若手職員によるプロジェクトチームで「町ホームページ」の見直しを行い、「蔵王町の子育て支援PRコーナー」をつくるなど、子育て世代へのアピールを行っております。

  2つ目には、区長さんに「空き家調査」をお願いしている最中であり、今後、現地調査、登記簿調査を行い、所有者の意向を確認したうえで、町ホームページで空き家情報などを全国に発信していきたいと考えているところであります。

  ご質問のプロジェクトチームでの検討ということでありますが、庁舎内では、毎月「課長等会議」を開催し、各課の課長等と話し合っているところでありますし、各部署に関連する事業や各種計画の策定にあたっても、そのつど「検討委員会」や「プロジェクトチーム」などを立ち上げているところであります。

  また、馬場議員もご承知のとおり、町の重要事項を審議いただく「企画審議会」においては、まちづくりの基本となる「長期総合計画」について、「基本構想」、「基本計画」から「実施計画」まで審議をいただいており、こうした有識者の意見を踏まえて、各種施策を実施しているところであります。

  今後ともこうした形で「長期総合計画」に基づく各種施策を進めることで、定住促進を図っていきたいと考えておりますのでご理解願いたいと思っております。

  次に、第2番目の「町営住宅等の投資的事業の考えについて」でありますが、現在、町営住宅については、8団地114戸の住宅があり、ほぼ空き室はありませんが、退去者があるたびに募集しております。最近の申し込み者数については、入居待ちが何人もいるという状況ではありません。

  また、町営住宅の役割の1つとして、住宅に困っている低額所得者に対して、低廉な家賃で賃貸することで、急に希望者が多くなるとは考えにくく、町営住宅建設は現在のところ計画はしておりません。

  次に、第3番目の「行財政改革の今後の方向性について」でありますが、平成18年から行政改革推進室を設置して、当時のひっ迫した町の財政状況を打開するために、懸命に改革を進めてきたところであります。

  その過程で、行政改革懇談会や検討部会などを設置し、財政再建のための聖域なき改革が必要であることから、町民のご理解ご協力をいただきながら推進してきたところであります。

  その結果として、現在の健全財政運営につながっていることを認識しなければならないところであります。

定住の促進を初めとする各種の施策につきましても、健全な財政運営を図らなければ、その取り組みはできないところでありますので、長期総合計画の中にも掲げて、行政改革の継続を考えているところであります。

  つきましては、これまでの行政改革の評価と検証を行いながら、さらに推進をするために、現在、行政改革に関する有識者会議を設置しているところであります。

  この会議は、外部有識者6人で組織しており、多様な見地からご意見をいただくことになっており、諮問をしているところであります。

  今後も、行政改革の全般にわたり評価と検証を行い、よりよい改革を進めながら、健全財政運営に取り組んでまいりますので、ご理解を賜りますようお願い申しあげまして、答弁とさせていただきます。

議長(佐藤長成君) 続きまして、教育長。

教育長(佐藤茂廣君) 次に、第2点目の「地域の特性を生かした学校教育について」お答えいたします。

  議員ご存知のとおり、第四次蔵王町長期総合計画では、大綱の一つに「学び楽しむまちづくり」を掲げており、その中において、生きる力と魅力ある学校づくりの推進を取り組みの方針としております。

  そのための主な取り組みの内容として、「蔵王の自然に触れ親しむ教育を推進する」とあります。

  蔵王の魅力ある豊富な自然環境に直接触れ親しむため、冬季間における体験学習として、小学校ではスキー教室、中学校ではスキー教室の外に、雪に関する自然観察を兼ねて、樹氷見学ツアーも行っているところであります。

  厳しい自然環境について、楽しみを加味しながら学び親しむことで、子どもたちにはおのずと生きる力が身についてくるものと考えております。

  教育委員会においては、このような体験学習については、それぞれの学校における教育課程編成の中において、積極的に取り組むよう指示しているところであり、「スキー教室の低学年からの取り組みについて」も、教育課程に支障のない範囲において検討をしてまいりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。

議長(佐藤長成君) 馬場勝彦君。

7番(馬場勝彦君) 町長の答弁書、方向性は恐らく私と考えていることほとんど同じなのかなという思いを持って聞かせていただいておりました。

  私の調査不足で大変申しわけございませんでした。この中に若手職員のプロジェクトチームというの既につくっていたと。ちょっと私調査不足だったので、その辺は大変申しわけないと思っています。

このプロジェクトチームというのはなぜ今回持ち出したかと言いますと、ここにおられる、今、課長の方々、皆さん確か私の記憶では係長時代、今の長期計画の前の長期計画書つくるとき、職員でテーマを決めながら、おのおのプロジェクトチームをつくって、長期計画作成に大変尽力されたという記憶を持っておりました。ですから、大変申しわけないんですが、ここにおられる課長の方、管理職の方々、あと何年かでこの役場の職を退職されます。やはり将来の町を考えるとしたならば、やはり若手の職員がみずからですね、どうあるべきなのかということを真剣に取り組んでいかなければならないのではないか。一般的に公務員、特に官僚なんか国では、官僚を批判する方々がおります。しかし、何もないところでの協議はありません。やはり、その土台となるものは公務員、つまり町に例えれば役場職員がどのような発想を持って、それを各種審議会等で審議をしながら、肉づけしたり、修正してったりするというのが、私は1つの流れなのかなと。そういうことからですね、もう若手でプロジェクトチームをつくっているという説明がありました。これについて、町長はこのプロジェクトチームに対してどのような形で検討させているのか、その点について確認をさせていただきたいと思います。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 私のほうで1つのテーマ、いろんな子育てなりいろんな、1つのテーマをさせていただきながら、そして今まちづくり課の課長のほうにお願いをしながらさせていますが、今おっしゃられるとおりなんですね。ですから、1つは、これから蔵王町を担っていく人たちはどういう人たちかというと、20代、30代の方々が子育てに励み、そしてこの町を支えていく大きな原動力になっていくわけですね。ですから、そういった世代のその町民の人たちと分かち合える年代の人たちがですね、チーム編成をしていかなければいけないというふうに思っています。まあそれにはプロジェクトチームなり、あとワーキンググループをつくったり、そして初めてこの町民の代表の有識者の方々は、方々でつくってもらう、それでそこで町の1つの考えと、そしてあと、有識者の考えを抱き合わせながら1つの方向性を見出していかなければいけないだろうというふうに思っています。まあそういったとこで、今のいろんなこの世代のいろんな諸問題をテーマとして出させていただきながら取り組みをしているというところであります。

議長(佐藤長成君) 馬場勝彦君。

7番(馬場勝彦君) 私の考え方大体、恐らく方向性は同じなので、ぜひ町長が与える課題と、あとやはりみずから、やはり今、恐らく20代の職員が一生懸命与えられた業務をこなすということが手いっぱいになっているのかなという部分も見受けられますので、みずから発想をしながらですね、やはり課題というものもある程度自分から見つけて、それをワーキングチーム等でも解決していく、方向性を打ち出していくようなプロジェクトチームとして生かしていただきたいと。

  この中で、プロジェクトチームの中で、1つ過去に考え方があるんですが、町長先ほど1つの課題というものを提示して、それはどうしても子育てや少子化、定住促進も全て、町の運営においては全てだと思うんです。やっぱり福祉事業を中心とした形になるのかなと。このやはり定住促進、そして移住人口をふやす、これ全国いろんな自治体でさまざまな施策を打ち出しながら行っていると。しかし、これと言って行政だけの施策では、打破したという実例が本当に少ないんですよね。そしてましてや、私たちみたいなどちらかというと地方の自治体というのは大変厳しい環境かなと。そこでですね、こういう考え方もできないかと。蔵王町隣接市町村を、県内見ても、子育て支援に関しては、私は進んだ施策を打っている自治体だと自信を持っております。そのいい部分だけをPRしても、果たしてそれで響くのかなという部分があります。と申しますのは、蔵王町に若い方々で移住した方々と話しをすると、やはりこのイメージというのが一番影響されてるのかなと。蔵王というイメージ、山間地域、冬は雪が多い、交通の便は悪い、でも実際こちらに住んでみるとそうではないという意見を言う方々が多いようであります。やはり、蔵王町この施策やっていますよといういい部分だけのPRではない、やはりそのイメージというものに対してどのような皆さん意識を持っているのかという、ある程度市場調査も必要だと思いますし、ましてや蔵王町が抱えている環境保全という宣言をしていれば、大型開発なんていうのはなかなか進められるものではない。だったら、蔵王町はこういう部分で不便かもしれないけど、こういう部分で都市文化に劣るかもしれないけど、その反面こういう部分はすばらしいんだと対比的なものを、ホームページ等でも出していったほうが、そのイメージというものだけで流されることはないのではないかと思っておりますので、その辺について町長の考え方を伺っておきたいと思います。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 実はですね、今のイメージづくり、ちょっと今ど忘れしたので後ろで聞いたんですが、実は蔵王町にですね、ふるさと納税、これ全国でやってますが、そのふるさと納税が5本の指に入っているんです、県内の中でも。一時期大分入ったりしたんですが、コンスタントに入ってるのが蔵王町なんですね。そのページの中にいろんなことを入れさせてもらったんです。蔵王町はなぜ、北は北海道から、実は南は九州までなんですよ。関東圏も多いんですけれども、最低で1万円ぐらいから、多い方で10万円ぐらいくれたりするんですが、そんなことでこのふるさと納税にですね、いろんな項目を書いております。蔵王町にどういったイメージをお持ちなんでしょうかと、そういったことを実は全部整理させていただきながら、そのようにしていきたいなというふうに思っています。それとあと、職員の、若い人たちの職員から、職員提案というのもさせていただきながら、なぜかというと、若い職員は、当然子育てに励んでいる人たちは仲間、そして職員は、必ず私が言っているのは、蔵王町のまちづくり、いろんな郷土芸能でもいいでしょうし、消防団でもいいでしょうし、あと交通防犯、何でもいいから必ず、ただの蔵王町の職員だけではいけないと。その地域のイベント、そういう地域の皆さんのそういったものにかかわりながら対応しなさいと、そういうことを言っているんです。ですから、地域のいろんな若い人たちが、どういったことを今思っているのか、そんなことをそういった面で職員提案、そして若い人たちの同僚の意見。ただ、問題がですね、やはり町外から多くの、町外から入ってもらうことが定住促進につながりますから、そういった面では仙台も含めて、やはりこの主都市、政令都市などを含めながら、やっぱりそういったところからの蔵王町に対するどういったイメージ、そのイメージをやはり尊重しながら、そして高めていく。あと、やはりマイナスのイメージが強いところはそこを直していく、そういったことを今後もなお一層、その辺の動態調査と言いますか、動向調査というか、アンケートも取りながら対応していきたいなというふうに思っています。

議長(佐藤長成君) 馬場勝彦君。

7番(馬場勝彦君) 町長、ぜひですね、私は逆にメリット、デメリットってどこの自治体でもあると思います。これを過剰に隠す必要がない時代なのかなと。やはり選択するのは個人ですから、これだけいろいろな情報が多く発信されている時代でありますので、かえって過剰に、通常デメリットだという部分を隠そう隠そうとか、それを無理に修繕しようとする必要はないのかなと思っております。これは、なぜそういうふうに言うかというと、例えば北部工業団地関係で、大分いろいろな県外から入ってきています。でも、多くが選択したのは仙台市ではなく富谷町、大和町、まあそこを選択した理由というのはまた違う機会があれば進めたいなと思っておりますし、また町長は私よりご存じだと思いますが、仙台市というイメージだけで、実際定住してみたら大変不便だという部分もあります。それから比べれば蔵王町、これは実際車を運転、自分でできるんであれば、こんなに便利のいいところないんですよね、環境はいいし。やはりそういうイメージというのはなかなか発信されていないという部分もありますので、やはりそういう部分も特に若い職員の人たちに、そういう発想というものをどんどん吸収させて、そして進めていっていただきたいなと思っております。

  2問目のほうに。町長おっしゃるとおりですね、町営住宅等という項目を出しました。でも、これ町で大型投資しても、だからといって急激に定住者がふえるということは言いきれない部分もあるのかなと思っておりますし、また、そのまちづくりの長期的な計画の上に立ってやらなければならないという部分もございます。ここで、いろんな発想があるのかなと思っています。例えば、遠刈田地区とか宮地区においては、町が中心となって住宅地の開発、また民間がやっている部分、それから賃貸関係の整備をしてきたということがあります。ただ、私が気になっているのは、やっぱり円田、平沢地区。確か町長がお住みになっているところが住宅開発された、それ以降目立った開発がされていなかったという記憶をしております。やはり蔵王町独特の5地区で形成されている町でありますので、やはりそういう部分も均等な地域づくりということを進めないと、私はちょっとこの長期構想の中からは目指すまちづくりには進みづらくなってしまうのかなということをちょっと感じておりますので、その辺について町長何かお考えがあれば示していただきたいなと思っております。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 確かに企業誘致というのはですね、なかなか、本当は企業誘致をすれば一番ですね、手っ取り早く人もついてくるわけですから、一番いいわけでありますが、そのように工業団地を本当につくっていくことがいいのかどうかということもありますが、なかなか難しい。ですから、蔵王町の場合は、今オーダーメード方式で対応しているということであります。その辺もある程度地権者の方々にもお話をしながら、その枠組みをさせてもらっています。ただ、問題は、本当にいざ何件か見にきた方もいるんですが、そこから水道を引っ張ったり、下水道の整備だとかいうと、なかなか時間もかかっていくということもあります。その辺のちょっと難問があるのかなというふうに思っています。それとはまた別に、今、一般住宅の問題でありますが、一般住宅も本当に大きな団地というのは私はあまり必要でないなというふうに思ってます。そういった面ではこの20区画から30区画ぐらいの小規模の、そうしますと、いろんなその辺の規制の問題も緩和されていますし、そういったことであればね、いろんなことをちょっと考えていけるかなと。そんなことで、町民会議をやったときもですね、まだあといろんなお話がありました。そのときも、やはり少なくても今の蔵王町の中心地に、やはりそういった場所というのが必要でないかというお話もありました。その辺を、実は小規模住宅でどうであろうということで、今ちょっと検討をさせていただいていることも確かです。ちょうど中心地であると、いろんな下水道の問題、水道の問題、そういったこと、それとあと、やはりお年寄りの方々、あと学校の問題、これから少子化になっていって統廃合のことも考えたりすると、やはりどうしても若い人たちもそういう買い物の便利さ、あと学校の近さ、小中学校、幼稚園を含めて、あと保育所、そういったことも全体的な事をやはり考えての住宅地の場所が必要でないかなというふうには思っています。そういった面ではですね、ちょっと大きな団地造成じゃなくて、小規模の規制の緩和の緩い、20から30ぐらいでちょっと考えていきたいなとは思っております。

議長(佐藤長成君) 馬場勝彦君。

7番(馬場勝彦君) 町長の考え方、そのとおりだと思っております。そのとおりだと私も思ってます。というのは、ここに教育委員会から取り寄せました遺跡という大変ハードルの高いものを蔵王町抱えております。そうすると、大規模開発というのは大変、ハードルが余計高くなるという状況の中で、また環境に対してもかなりの影響が出てくる。ですから、ここに確かに働く場所、近くにあれば、それに越したことはないと思います。逆に言えば、村田町にも工業団地あります。白石でも工業団地進めています。また、北部の工業団地だって1時間あれば通勤可能なんですよね、蔵王町は。ですから、勤め先は外でもいいから、逆に蔵王町、こういう施策を持っている町にぜひ住んでくださいと。

それから、よく私も子育てしながら学校まで近いほうがいいという部分がございました。しかし、逆に団地開発されたり、人口の多い地域へ行くと、子供たち30分、1時間歩いて登校するというのがざらなんですね、実は。かえって今、郡部の子供たちのほうが車で送り迎えされてて、歩く機会が少ないということも言われていますので、やはりそういう部分も保護者の方、もう一度認識するような機会があれば、またちょっと見方も変えられるのかなという思いもございます。ぜひですね、なかなか大型開発は不可能だと思っていますので、町長が示したように、やはり今民間の建設関係者とか、不動産関係者、小規模でだったらある程度開発も進むのかなと思っておりますので、そういう方々とぜひ意見交換等を進めながら、やはり認可の問題とかいろいろありますので、そういうことを積極的に進めていくような体制を築いていただきたいなと思っておりますので、その辺について町長の考え再度伺っておきたいなと思います。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 実は、定住促進につながるなというふうに思って、一時ちょっと私も大分考えながら検討したんですね。実は、遠刈田にある住宅があるんです。4階建てのですね。そして、ある省から買ってくれないかということで実は話がありまして、ただ、いろんな総合的なあれですね、今3階建て以上はエレベーターつけないといけないんですね。ところがやはりエレベーターがついていない。あと耐震、今回の地震では何ともなかったわけでありますが、ちょっと若干のあれがありましたですが、その辺の、そしてこの年数もたっている、耐震もやはり考えていかなければいけないと、いろんなオーバフローしていかなければいけないと。本当に、それを安いけれども、本当に買ってどうかという問題がありました。

今もちょっといろいろと検討中でありますが、それよりも、やはりさっき言った小規模住宅で、いろんな若い人たちの声も中心地というような声もあるので、その辺の、もう少しいろんな角度から考えながら、そういった一般住宅方式で、そして蔵王町余りにもハードルが高い、それは今遺跡の問題なんですね。ある企業が2年前に来たんですが、1,000万円かかってるんですね。だけどもよく1,000万円民間で、1,000万円遺跡調査にかかっても入ってきてくれたんですね。ですから、それが蔵王町で大きなハードルであるということであります。そういった面で、この遺跡のないところで検討していきたいなというふうに思っています。

議長(佐藤長成君) 馬場勝彦君。

7番(馬場勝彦君) ぜひですね、町長方向性は同じだと思っておりますので。今、一例を出せば、民間企業でおもしろい企画を出しております。大体30坪前後の建物ですと、賃貸で家賃を納めてるんだったら、ローンを組んで自分の資産とした方が得ではないかという事業なんかも民間で進めているところがありますので、やはり民間の力をぜひ活用できるような体制づくりというものを進めていくべきかなと思っております。

  次に、行政改革についてであります。

  この答弁書のとおり、平成18年から19年、2年間にわたり行政改革室をつくって。ただ、このときですね、この答弁書の中にも含まれていますが、どちらかというと行政改革よりも財政のほうが主体となって進んだのかなというものが強くありました。ここでも今、これについてですね、有識者会議を設置されて、今検討されているということでありますが、今回これを持ち出したのは、やはりこの長期計画のですね、1つの理念に、やはり協働のまちづくり、やはり住民がまちづくりに積極的に参加をして、ともにこの町をつくっていくという部分があります。これをなくして自治体の発展はないという認識を持っています。せっかく有識者会議をつくった上において、この財政改革が先行した部分がありまして、各種審議会、いろんな関係、推進委員とかそういう方々に支払ってた報酬等、費用弁償等、かなり削減をされました。やはり、それがですね、かえってその人たちの今まで築いたものをなくしてしまった部分もあるのかなということがありますので、今有識者会議設置して行っているんであれば、やはりそういうかかる費用はやっぱり負担するのが当たり前なのかなと思っておりますので、その辺についてどのような検討を進めてきたのかということをまずお聞きしておきたいと思います。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 有識者会議の問題でありますが、これちょっとお金を、日当出させていただいております。1番はやっぱりですね、この長期総合計画の第四次の頭にも書いていますが、やっぱりこのお互いに町民とそして地域の皆さんも、そしてお互いに助け合っていく。やっぱりここにも書いていますが、自助、互助、公助、この精神がやっぱり一番大事だというふうに思っています。そこで、やはり本当に郷土愛の醸成だとか、あと町民力の結集、そしてあと結いの精神、そして助け合いと、やっぱりこういったことをしながらやっていかなければ、いくら旗振りだけ、行政改革、行政改革と旗振りだけを何ぼしてもですね、やはり町民も乗ってこないんではいけないと思うんです。そのためには、やはり行動で、自分でやれることは自分で、それでもやれないときは隣近所の人、そして行政の中でやっていく、互いに助け合いながら。それでもできないときは公助の精神、公で、町がね、力を貸してあげる。やはりそういったことをいろんな皆さんがそれぞれ悩みがたくさんあると思うんです。そういったことをですね、やはりやっていかなければ、私はいけないなというふうに思っています。そういった面でやはりこの自助、互助、公助、そしていろんな、結いの精神をしながら、そしてまちづくりをしていく。それをして初めて私は行政改革、そんなことで18年から5年間やってきて、43億という借金を返してきたわけでありますが、それに当たっても、借金返したからいいというのではなくて、やはりそこのところにこのまちづくりをあわせながら、そして住みやすい、そういった面では担当のほうにもいろんな話をさせてもらっているところでありますが、それで今分譲地の方々で組合組織をつくってるんですね。ですから、1番はなぜこの蔵王町にさっきの定住促進とかかわってまいりますが、やはり町外から、そして県外から蔵王町に住まわれた方々の、そういった意見を、アンケートでもいいから意見を聞いていく。そして、こういったところがいいと、こういったまちづくりをもっとすべきではないかとか、やっぱりそういったことを町外から、また県外から、この蔵王町に永住をされた、そして住まわれている方々のご意見をやはり聞いていくということも、私は必要でないかということで、やはり蔵王町が一軒一軒回って、これもあるだろうけれども、それぞれの、別荘協議会というの2210月に立ちあげさせてもらったんですが、その別荘協議会の皆さんにそれをお願いしたらどうだというお話をさせてもらっています。あと今、震災の関係でも、南相馬からもこの別荘の協議会のほうで受け入れをしながら、そして今、蔵王町に定住している避難の方々も多いわけでありますが、そして今、働く場所もね、見つかっておりますし。そんなことでやはり、この蔵王町のよさ、そしてもうちょっとこんなところを考えるべきでないかと、そういったことを、やはり町外から入ってきた人の意見も取り入れながらやっていきたいというふうに思っています。

議長(佐藤長成君) 馬場勝彦君。

7番(馬場勝彦君) 私の先の質問と町長ちょっとずれた答弁になったんですが、長期計画のまちづくりはそれでいいと私は思っております。別荘協議会、実はその立ち上げの最初の準備、私かかわっていたもんですから、そこからつくり上げたということで、中身はかえって私のほうが知っていますので、それはいい面で活用されていますので、よかったかなと。

  私がこの行政改革の有識者会議でもう1回検討してほしいというのは、その審議会推進委員とかいろいろな方々、地域とか町のいろいろなイベントとか事業に核となって協力している方々を行政改革の中で費用弁償というのかなり下げました。当時は財政厳しかったんで、それもやぶさかではありません。ただ、財政に余裕が出たとき、これは見直すということもありましたので、ぜひですね。そうしないと、この方々が動いている、例えば、車を動かせばその油代くらいは、やっぱり出してあげなければ、いずれ苦しくなって、なかなかそういう部分での活動が停滞する恐れがると。ぜひですね、今有識者会議を設置したんであればですね、あと補助金等の団体、確か行政改革のときに見直し3年とかと、いろいろある程度課題を出した経緯がありますので、それも再度、ぜひですね、検討していただきたいなと思っております。これについてはいずれ有識者会議のほうから答申とかいろいろな形で出てくると思いますので、これ以上はその段階で再度質問させていただきたいなと思っておりますので。ただ、1点だけ、そのいろいろな活動の核となって協力されている方の交通費というか、費用弁償等に対しては、早急に検討していただきたいと思いますので、その件について町長、答弁いただきたいなと思います。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 私も、全くですね、いろんな方々、審議会のメンバーなり、あといろんな各種非常勤の等々含めて、消防団も、いろんなお話をさせていただきながら、あといろんな強い意見もあるところもありました。そういった中で、26年の4月からですね、ちょっとその辺を考えていくと。そのためにですね、今この蔵王町の行政改革に関する有識者会議というのを立ち上げさせてもらっているんですね。ですからその中で検討をさせてもらっております。その辺の答えが出てきた段階でまた私なりの、目を通させていただきながら 、また内部でもしていきたいと思っています。そのことで、26年の4月からその辺を見直していきたいなというふうに思っています。

議長(佐藤長成君) 馬場勝彦君。

7番(馬場勝彦君) ぜひですね、町長答弁のとおり見直していただきたいなと思います。

  ちょっと先ほどの質問と重複しますが、やはりこの行政改革にも若手のせっかく、プロジェクトチームをつくってるんですから、その方々、今の縦の業務だけではなく横の部分も含めて、若手の職員の意見もできるだけ取り入れる機会をつくっていただければと思っております。これについてはまた次の機会に質問させていただきたいと思います。

  2点目の、教育長に再質問をさせていただきたいなと思います。時間もお昼なので。

  これね、教育長ね、単になぜこういう低学年からスキー教室等をできないかと提案した理由は、確か教育長は自然の家勤務をされています。今の低学年だったら充分スキーできるような状況であります。これ、単に検討だけではなくてね、進めていただきたい1つの理由はこういうことなんですよ。小学生の段階で資格が取れるんですね、バッチテストという。ジュニアの1級まで取ると一般の3級受けられるんですね、これ。将来資格を持つということで、それ公式に出せるんですよ。つまり、子供にとっては大きなスキルなんですよ。ですから、単に検討するというだけではなくて、もうちょっと前向きに考えられないのかと思っておりますので、もう一度だけ答弁いただきたいなと思います。

議長(佐藤長成君) 教育長。

教育長(佐藤茂廣君) 今、馬場議員さんからお話あって、あとこの質問書を読ませていただいて、私も基本的には低学年からこういうスキーというか、雪遊びというか、雪に慣れ親しむということはうんと大事なことだなと思っております。と同時に、馬場議員さんおっしゃったように、私も今話あったからですけれども、自然の家にいたときですね、小さな子も学校によっては来るんですね。ですけれども、スキー教室のスキーのよさというんですか、今馬場議員さんはバッチ云々っていう、これも1つのメリットだと思いますし、これにも書いてありますようにね、やっぱりこの技術だけじゃなくて心の教育にも私はすごくメリットがある競技かなと考えております。例えば、1つとしては、スキーをやることによって技術が、何というか上達がわかるんですね。1日、最初のときと午後では。そうすると、自分は頑張ればやれる力があるんだと、自分の力を見つける機会にもなりますし、また、今よく言われておりますように、他人との関係、今やっぱり子供たちを見ていますと、人間関係がなかなか難しい面も一部の子供さんにあります。ところが、スキーをやってる、例えば活動を通してですね、誰々ちゃん起こしてあげるよとか、そういう意味での子供同士のよさの発見というんですかね、友達のよさ発見にもつながりますし、また逆にスキー場というのは、スキーというのは外部でやるもんですから、それはイコール自然の厳しさと言うんですか、必ずしもいい状態であるとは限りませんよね。だから、そういう自然の素晴らしさと同時に厳しさなども体験させることができるというようなことからも、やっぱりいい、メリットのあるスキーだなと私は認識しております。ですから、議員さんおっしゃったように、踏み込んでというようなことで、私も考えてますけれども、今、いろんな校長会とかでもここにも書いたように、いろいろ大切さを話もしております。と同時に、今回ですね、さらに今いろいろな学校現場というのは、ご存じのように教育課程が随分新しくなって、ご存じのように時数がかなりひっ迫しております。そして、その中で一生懸命になって教員と子供たちが学習している現実もありますので、その辺を充分に踏まえながらですね、低学年当たりね、こういう蔵王町という自然条件に恵まれた地域でありますので、その辺を活用していけるような教育課程を組んでいけるようにですね、私も努めていきたいなと思っております。

議長(佐藤長成君) 馬場勝彦君。

7番(馬場勝彦君) ぜひですね、教育長はご理解されてるので、あえて言うことではないと思うんですが、蔵王町出身、町外出たら一等先に言われるのは「スキーできるんでしょう」、物すごいんです、これ。スキーできないということが何か物すごい劣等感抱いてしまうんですよ 。それと、確かに学校教育、現場、いろいろ変わっています。近々小学校で英語が教科、制度され、ますます時間とれなくなるのかなというのも認識しています。しかしですね、蔵王町、まあ村上町長とえぼしの関係者、子供たちシーズン券5,000円ですよ。こんな優遇されている地域ってほとんどないんですよ。しかし、聞くと、なかなかそれ活用されていない。町が子供たちに、地元に素晴らしいスキー場あるから、そういうものを実地体験で子供たち成長させようという考え方を、もう十何年、10年近くたっていると思うんですが、それを教育現場で活用してないと。物すごい残念な施策なのかなと思っております。蔵王町は単なる一般のゲレンデを滑るスキーだけじゃないんですね。ノルディックという歩くスキーも体験もできます。また、趣味の方々はスノーシューはいてという環境もあります。また、中学校2年生を対象に樹氷鑑賞ツアー、これはほとんどないんですよ、ほかの自治体に。これだけそろってて、町、企業がバックアップしてる状況の中で、教育現場、教育長が先ほど述べたように、子供たちに対して物すごい重要な意義があるというんであればですね、やはり実現できるように。

  そしてまた、もう1つね、最近私もちょっとPTA離れたんですが、大変残念だったのが、先生方、スキーのできない方結構いるんですよね。せっかく蔵王町に赴任した、これを機にですね、先生方もスキーができるように、一緒にやらせたほうがいいのかなと思っています。私の本音はもう幼稚園の世代、もう4歳児の世代からスキーはかせても十分なのかなと思っております。あわせて言えば、私の息子、試験的に3歳から親元離してスキーやらせました。十分こなすんですよ。その子は小学校のときに1シーズン20日から30日くらいスキー場に通ってました。やっぱりそういう環境さえ与えてやれば、子供たちってどんどんみずから学んでいくと思うんです。ぜひ、校長先生方、いろいろ学校経営大変でしょうけれども、町の方針としてこういう教育方針なんだと、きょう町長に答弁求めてないんですが、そういうことをしっかり示せば、変わっていくんじゃないのかなと思っておりますので、ぜひ、その辺進めていただきたいなと思っておりますので、最後の質問にしますので、教育長の再度、答弁をいただいて終わらせたいと思います。

議長(佐藤長成君) 教育長。

教育長(佐藤茂廣君) 馬場議員さんからいろいろこのスキーの町としての効用等、いっぱいいただきました。シーズン券にしてもそうだし、先生方の件についてもそうだし、まあそれなりにあとは家庭の教育協力も必要だし、あと職員としても毎月、年1回えぼしの協力、ご存じのようにね、やってます。あとは、実技研修会とかもね、それぞれの学校でも大なり小なりやっていますけれども、この辺も少し頭に入れながらやりたいなと思っておりますけれども 、ただあとは、大事なのはそういう私最初言ったスキー教室のねらいですね。低学年からのねらい。やっぱりその辺、意義、その辺をしっかり馬場議員さんおっしゃったことも含めて、やっぱり我々しっかり押さえて先に進まなくてはないかなと思いますし、あともう1つは、現実問題としても、例えばさっき言った、私、カリキュラムの問題もお話しましたし、もう馬場議員さんご存じだと思うんですけれども、あと費用の問題ね、親の負担の問題というのも出てくるかなと思いますし、あとは逆に低学年からやればやるほど、指導者が多く必要ですよね。例えば高学年なら10人で1人の指導者となった場合、低学年、例えば1年生なら10人いたら最初の1時間ぐらいは10人ぐらい必要かななんていう経験もありますけれどもね。その辺、こういう何ていうか費用の問題とか、そういう指導者の問題、カリキュラムの問題、あとそういうスキー教室をやらせる意義、ねらいをしっかり押さえながらですね、前向きに考えていきたいなと思っております。どうもありがとうございます。

議長(佐藤長成君) 馬場勝彦君。

7番(馬場勝彦君) 最後の質問にする気だったんですが、一言だけ言わせていただければ、私はスキー教室というのは1つのきっかけとしていただきたいということなんですよ。費用とか、さまざまな、それほど、思うほどかかんないんですね。ここで出すのいいか悪いかわかりませんが、教育長ご存じのとおり冒険塾とか、そういう関係って本当に低額費用なんですよ。それと、蔵王町に、別荘関係に移住された方、一線を退いた方、物すごいスキー指導できる方数多くいます。そういう人材を活用していけば、十分私は可能だと思います。あくまでも1つの子供たちに対してのきっかけでありますから。その辺も踏まえて検討していただければと思っておりますので、以上で一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。(拍手)

議長(佐藤長成君) 馬場勝彦君の一般質問が終わりましたので、ここで昼食のため休憩いたします。午後1時15分から再開いたします。

     午時0時08分 休憩

                                           

     午後1時15分 再開

議長(佐藤長成君) 再開いたします。

  休憩前に引き続き一般質問を行います。2番平間武美君の質問を許します。平間武美君登壇願います。

     〔2番 平間武美君 登壇〕

2番(平間武美君) ただいま議長のお許しをいただきましたので、通告書に従いまして一般質問をさせていただきます。

  1.宮幼稚園の駐車場について

  宮幼稚園の園児の送り迎えは、保護者が車で行っている。駐車場が非常に狭いため、保護者は幼稚園の側の道路に車を停車している現状である。朝と昼過ぎは車が列をなし、道幅が狭くなり他の車の往来もあり、大変危険である。そこで、宮幼稚園の駐車場を新たに造成してはどうか。以前は様々な行事の際には、松川の側の広い河川敷に車を駐車していた。ところが、昨年の大雨、洪水により松川の流れる方向が変わり、車を駐車できなくなった。河川敷は県、大河原土木事務所の管轄だが、町として園児の交通事故を防ぐ意味においても、新たに宮幼稚園の駐車場を確保すべきではないか。町長並びに教育長の見解を求めます。

  2.町道向山線の大型トラック通行について

  町道向山線に現在、多くの大型トラックが往来している。震災復興のため、猿田山の土砂を沿岸部に運んでいる。国土交通省の垂れ幕をトラックの全面に掲げ、狭い町道を何台も連ねてスピードを出し、我がもの顔で走行している。車のすれ違いの際は非常に危険である。まして、自転車や原付バイクで走行しているお年寄りや、通学に利用している中高生にとって、身の危険を感じている。交通事故を未然に防ぐ意味においても、町として何らかの対策を講じるべきではないか。また、この大型トラックの往来は今後5年間も続き、重量規制も無いと聞いている。町道の損傷も懸念されるが、町としてどのように考えているのか、町長の見解を伺います。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 2番平間武美議員の一般質問にお答えをさせていただきます。

  初めに、第1点目の「宮幼稚園の駐車場について」お答えいたします。

  議員ご指摘のとおり、宮幼稚園の駐車場として使用していた松川河川敷は、昨年の大雨によって河床が高くなり、駐車場が流失してしまい、使用ができなくなっております。

  このため、現在送迎においては、道路での混雑を減少し、幼児の乗降車においての安全を確保するため、年少児と年長児の迎えの時間帯を別々にするなどの対応をしているところであります。

  また、交通事故減少を図るため、保護者からは、車両を一方通行にするなどの協力を得ているところであります。

  しかしながら、一般車両も通行することもあり、一時的でも路上への駐車は、児童を巻き込んだ交通事故が心配されるところであります。今後、幼児の安全を図るために、駐車場の確保について検討してまいりますのでご理解を賜りますようお願い申し上げます。

  次に、第2点目の「町道向山線の大型トラック通行について」お答えいたします。

  町道向山矢附塩沢線は、沿岸部の国の震災復興工事現場まで、盛土材運搬のため毎日多くのダンプカーが走行しております。また、国道4号から村田町経由で、仙台への近道として以前から利用され、通行車両も増加しております。

  このことから、舗装路面の損傷も懸念されますが、先月の新聞報道によると、国の復興庁の方針で、東日本大震災の復興事業に起因する、道路の補修費用は全額、国が賄うことを決めておりますので、道路被害が発生したときは、国が決める支援のルールにのっとり、復旧費を申請したいと考えております。

  さらに、現在一車線のこの町道について、二車線拡幅と歩道設置の拡幅改良が急務と考え、岩沼蔵王線三軒茶屋交差点から藪川にかかる相の沢橋までの3.2キロメートル区間の道路概略設計費を6月の補正予算に計上させていただきました。これ、きのうの補正予算であります。今後、復興工事の運搬路となっている道路への歩道設置に対する、国の財政支援の枠組みができた場合には、すぐにでも事業に取り組めるように準備を整えてまいります。

  また、当面の対策としては、「走行注意」看板を設置するとともに、事業者に対し、地元住民に配慮した安全運転に心がけるよう、協力をお願いしてまいります。

  以上、答弁とさせていただきます。

議長(佐藤長成君) 続いて、教育長。

教育長(佐藤茂廣君) 第1点目の宮幼稚園の駐車場については、私も町長と同じ見解でありますので、答弁とさせていただきます。以上です。

議長(佐藤長成君) 平間武美君。

2番(平間武美君) 再質問に入る前にですね、皆さんのこの答弁書、残念ながら私の名前が間違っていたという、平間武美の「美」、美しいが義理の「義」になっています。議員になって6年になるんですが、まだ私の名前覚えられていないのかなと、非常に残念な思いをしました。まあ、よく間違えられるんですがね。あくまでも美しいと書いて武美ですから、この際もう一度覚えてください。

  それでは、先ほどの第1点目から質問させていただきます。

  この宮幼稚園の駐車場問題というのはですね、もう何年も前からあるんですね。まあ、私の息子、娘が幼稚園のときですからもう二十五、六年たちますかね、そのくらい前から、もっと前からですね。それで、私ことしですね、4月に入園式に行ったんですね。そしたら、宮小学校の校長である奥野校長先生、園長先生でもあります、その方から「平間議員さん、いや宮幼稚園の駐車場ほんと狭いんですよ」と「危険なんです、危ないんです」と「何とか議員さん、町で取り上げてくれませんかね」と、「はい、わかりました」と、私は素直なもんですから、「すぐやります」みたく言っちゃったんですね。今度の6月議会で取り上げますということで、今回取り上げたんですけれども、私自身もですね、あそこ朝とか、あるいはお昼、1時過ぎもですね、送迎、迎えに来るお父さん、お母さん、あるいはじいちゃん、ばあちゃんの車が非常に並ぶんですよ。これ危ないなと、私もサイドミラーをぐっと下げましてね、やっと通れるような状態で仕事に行くときなんか通るんですけど、ですから、ここはですね、今、町長のこの答弁見ますと、「駐車場の確保について検討してまいります」と、これだけなんですね。まして教育長は「町長と同じ見解である」と、これは答弁になっていないんじゃないですかね。もう一度答弁お願いします。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 1つはですね、道路の時間帯の問題なんですが、ご父兄がその送迎をする時間帯だけで、この一方通行になる時間帯を規制することはできないというのが白石署からの回答だったんですね。それもちょっと私も大変がっかりしたんですが、まずその辺のもうちょっとこの町として、一方通行ですね、この時間帯、できるだけ一般の方々にご遠慮というような看板、何らかで示したいということは1つであります。

  それと、もう1つが、河川敷、これが昨年の1年前のあれで大分河床が高くなって、駐車場がされたんですね。そんなことで、掘られたんですが、そんなことでちょっと今お願いはしています。お願いはしてますが、正式な返事がまだ来ていないというのが現状であります。これは大河原土木事務所であります。そんなことで、強くですね、河川を、流れを、そしてもとのあれで盛土でもしてもらえば、それをちょっとお願いをしていきたいというのが2点であります。

  それとあと、この3点目ですが、近くに田んぼがあります。田んぼがあるんですが、幼稚園との、今田んぼの土地なんですが、約2メートルぐらい下がってるんですね。ですから、もともと幼稚園のグラウンドが低いところに、なおまだこの2メートルぐらい低くなっていく。ですから、その田んぼをちょっと用地を取得しても、何らかの大きな事業がかかってしまうなと思っています。そういった中で、教育長なり、あと総務課長、教育委員会の総務課長でありますが、そして建設課長もした佐藤課長でありますから、いろんな話をしながら、そして実は1年前まで、震災前まで、実は沢内公民館が利用してたんですね。その沢内公民館が今空き地になっているんです。ですからその沢内公民館を、そして隣がですね、空き地というか、ちょっと物置小屋があって、更地になっているんです。そこを利用していくと、グラウンドに入れるんですね。そこは大体旧沢内の公民館と民地を合わせると、大体130坪ぐらいの土地ができるんです。ですから、約半畝、一反歩の半分ぐらいとりますから、ですからそこを活用して、送迎のできないかということで、ちょっと現地を見ながらそんなことを今考えております。ですから、まずそこだとちょっと旧沢内の区長さんなりと話ししながら、それとあと隣の民地の方と話ししながら、借地をできるのかなというふうに思っています。そんなことをちょっと考えています。

ですから、1つは今の県道白石上山線から入っていく、すぐそこの130坪、旧公民館と民地を合わせての、その130坪を有効にできないかということが1点。あともう1つは、河川をもとのような形をしながらできる。そうするとですね、年長と年少分かれて今の堤防のほうと、それとあとどっちでもいいんですが、年少、年長、そうすると両方に分けるとそういう混雑が一気に解消できるのかなというふうにちょっと思っているところであります。そういったことをですね、前向きというか、そういうのも検討していくようにこの前打合せをさせていただいたところであります。ただ、あくまでも相手があることですから。

議長(佐藤長成君) 教育長。

教育長(佐藤茂廣君) あと、現在の園としての対応ですけれども、今はこういうふうにしております。あそこは7時から9時まで一方通行になっていますので、そこのところ指定車、書いてあるのは指定車、許可車を除く7時から9時までとありますので、まあ一方通行で時間帯入ってもらうということと、保護者の方にも帰りのときも宮の橋のほうから北のほうに向かって入ってもらうというようなこととか、あとはさらにその時間帯なんです。迎える時間帯を例えば今、宮幼稚園は年長さんが20名、年少さんが25名、計45名在籍しております。最近大体この辺40名前後で推移しているんですけれども、その迎えを一緒じゃなくて、例えば今月は年少さんは1時から1時10分までの間、年長さんは1時15分から例えば1時半までの間というふうにして、すこしこう迎えの時間をずらしていただいて、そしてその事故防止を図っていると。そしてあとは、例えば4月とか最初の頃は、新しい保護者の方もいますので、幼稚園の教員がそばについていて、誘導しながら、そういう方向でお願いしますというようなことで今やっている現状であります。

  今後も、当分の間なるかもしれませんけれども、そのことを十分に配慮しながらやっていきたいなと。そして事故防止に努めていきたいなと考えているところです。以上です。

議長(佐藤長成君) 平間武美君。

2番(平間武美君) 今、先ほどの町長の答弁で、新たに沢内公民館の話が出てきました。私ですね、5月31日に、まだちょっと小さいんですけれども、初めてのデジカメで写真を撮ってきました。初めての。まあ、それはいいとしまして、これね、見てもらうとわかるんですけど、非常にこのもとの駐車場がほんと狭くなっちゃったんですね、川の流れが変化で。私考えたのが、町長の1点にもあったように、ここを造成できないかということなんですね。何とかこの河川を変えて、土を入れると言いますかね、それこそこの次の質問にあります土運びの件なんですけども、ここにこの土を入れたらいいのかな。ここ、わかるように宮幼稚園ですね、要するにこの道路が物すごく危ないんですよ。ここの駐車場、もとはここ駐車場と言いまして、白鳥神社のお祭りなんかもみんなとめたんです。私なんかもここにとめて、ここから白鳥神社まで歩いて行ったんですね、お祭りのときは。ここを何とかできないのかなというのは1点私が思った、町長とこれ同じなんです。これ大河原の土木事務所に要請しているということですから、何とかこれができないのかと。沢内公民館の件、大変結構な話だと私思います。やっぱりあそこもね、よく通って見てるんですけど、ただ狭いですよね、どちらかと言えば。まあ、年少、年長と分ければ別なんでしょうけれども、何とかあそこの用地も駐車場として確保できたら大変すばらしいのではないのかなと、今思った次第です。

  あと、やはり宮幼稚園できたときの経緯もありますけど、その用地買収ですね、やはり。それもできないのかなという感じ、まあ無理なんでしょうけども、今の町長の顔見ますと。それは難しいらしいんですけども、まあですから、何とかこの沢内、そしてこの河川の造成、これを実行していただけたらいいのかなと思った次第です。

  今、教育長の答弁にありましたけど、私ね、これ全部知ってたんです。なぜかと言いますと、ちょうどこの写真撮った日にね、三品ひとみ先生に面談を申し込みまして、いろいろと話したんです。やっぱりお父さん、お母さんからここは非常に危ないと、私ら先生も非常に誘導というか困ってるんだという話を聞いてきまして、誰も取り上げてくれなかったと。ぜひ平間議員さんお願いします。また三品先生からお願いされたんです。お願いされると私弱いもんですから、じゃあまたこれ教育長に本人に言いましょう、議会で取り上げましょうということでやって、この時間帯ずらしても、交通事故の安全とは関係ないんですよね。確かに45人いるというの私存じてましたし、45台時間差でとまるんですね、あそこにずらっと。この時間差だけでは私やっぱりね、交通事故は防げないんじゃないのかなと。必ず一方通行だってほかの車通るんですよ。だから、やっぱりね、町長にもう一度言いますけど、この用地、ここに何とか造成とかその辺、やっていると、検討してまいるというような答弁ですけど、確実にここやっていただきたいなと思うんですが、どうでしょうか。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 普通はですね、なかなか自然的にできた河川敷だとか、河川敷の幅が広い所だったら、ある程度このゴルフ場に貸したりですね、あと畑に、国ですから国民というか、人に貸与したりということあるんですね、ゲートボールだとか。ただ、あそこの場合、大分深く削られてるんですよ、大分、もう見てわかるとおり。ですから、この鉄骨というか、の板で杭を打って、そして入れないとできないような、ですからその辺ができるかどうか。ただ、今のままではね、これはもうちょっと所長が変わったのでご挨拶をしたときに、今のままではだめだということは言っておったんです。なぜかと言うと、仮にあれがどんどん、どんどん、大きな洪水が来て、えぐられたら、河川が氾濫というか、決壊したらですね、去年の、ちょうど一年前なんですけど、村田の新川って言って、新しい川と書くんですが、新川がやはり河床が高くなって、そして決壊して、住宅まで水に埋まったいきさつあるんですね。そんなことも言いながら、ちょっと話をしたところであります。ですから、それがですね、話はしますが、まずそれよりも、今現状で、今の現状からいった場合に、沢内の公民館の沢内の区長さんからも実はこの駐車場の問題、去年の運動会のときにそんな話を受けて、ちょうど隣の更地もできたみたいですから、ちょうどいいのかなというふうに実は思ったところでもあります。ですから、まずそこをですね、相手のあることでありますが、すぐにでもそういった相手方と、民地も1軒だけですから、ですから沢内区と民地の方1軒、そこで話し合いをしながら、できるだけそこ整備しながらですね、そしてあと幼稚園の入り口をつくっていければなというふうに考えているところであります。それと並行して河川のほうも対応していきたいというふうに思っています。ただ、見てのとおり、大分深く掘られておりますので、ただ事ではないなというふうには思っています。

議長(佐藤長成君) 平間武美君。

2番(平間武美君) 大変なのはわかるんですけど、園児が交通事故にあったらもうおしまいなんですよね、たった一人でもけがをしたら。私は損害保険の仕事をしていますから、交通事故に関しては非常な心配をするんですね。たった一人でもここ、けがをされたら大変な問題になると私は考えていますので、ぜひともその町長の沢内公民館の件、それと先ほどの河川の件ですね、何とか早急にお願いしたいなと思うわけです。放っぽっておくわけにはいかないと思うんですね、教育長も。時間差だけでは絶対だめです、これ。子供はけがしたら終わりですからね、命がなくなったら。そこをよく検討してですね、町長とともにお願いしたいなと思います。

  あと、これ以上突っ込めないのでね、2点目に入ります。

  この、向山線の大型トラックの通行の件なんですけど、これもまた、今回は交通事故を中心に道路の問題と取り上げてますけど、皆さんもご存じだと思うんですよ、国土交通省海岸工事という黄色いゼッケンと言いますかね、トラックのフロントとそれから運転席の後ろにでっかいこう、つけて、2台も3台も連ねて走ってるんですよ。危ないんです。これは5月17日に向山で議会報告会やりました。私ちょうど地元で行ったときにもこの意見が出ました。「何とかあのトラックどうにかなんないのか」と、「スピード出して危ないんだ」と。この質問書にも書きましたけど、あそこはですね、歩道も何もないんですよね。自転車で歩くお年寄り結構多いんです。あと中高生も通学に使っています。私なんかも後ろからあおられることも結構あるんですよ。だから、ここに書いていることは 、この業者に安全運転に心がけるよう協力をお願いしますって答弁してますけど、徹底してこれ業者にお願いしたいなと思うんですが、今までそういうことやっていますか、どうでしょうか。

  それから、業者何社ありますか、ここ、入っている業者。これも教えてください。

議長(佐藤長成君) 建設課長。

建設課長(高野正人君) 業者数は把握はしておりませんけれども、今主に運搬しているのが猿田山の土砂掘削して海岸のほうに運んでいるトラックが主だというふうに考えております。

  あと、町の公共事業でも向山の公共用地のほうに残土等を運んだこともございます。

議長(佐藤長成君) 平間武美君。

2番(平間武美君) 業者は何社かも把握していない。だったら業者に対して走行、安全運転してくださいって注意できないんじゃないですか。そこ、我々町民、住民は、危ないからあそこを我がもの顔で走るトラックに行政指導してくださいと私今いったんですけど、業者が何社かわかんないんじゃちょっと話にならないです。もう1回答弁してください。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) それは、北海道からもダンプ、いろんな業者入ってきていますから、ですからそれは復興庁の出先が仙台にありますのでね、そういったあれは。ただ、これについては、県を通じながら話をしてます、私は。ですから、業者のほうには行っているかと思いますが、今現在ですね、一番新しいデータを1日ずっと出て、取らせているんですが、復興ダンプが103台、1日。大型が168台のうちの復興ダンプといって背中に白のやつで掛けてますよね、沿岸部への復興ダンプ、あの掲げているのが103台ということです。それと、そのほかに合わせて803台が1日に利用しているということであります。そういったことで、このように100台以上の車が通行しているわけですし、実はそこは震災になる前から私としては向山の区長さんにもお話してますし、地域の。ちょうどいいチャンスだなと実は思ってるんです。ですから、あそこを大型が来ると乗用車がすれ違うのが厳しい状況なんですね、途中からは。ですから、あそこを拡幅するのにちょうど今回のこういった震災の 復興をやってますから、これはうまく活用できないかなということで、実は今概略設計をつくんないと前に進まないんですね。そのために今回、きのうでありますけれども、概略設計で400万円計上しているんです。ですから、平間議員さんからは反対を、きのう意見をいただいたんですが、でも皆さんのあれで通過したわけでありますので、その400万円の概略設計をつくって、それで県なり、国なり、復興庁なり、あと国交省なり、そういったところに概略設計を見ながら、そしてその概略設計もですね、できるだけ今この2車線になっていないんですよ。この三軒茶屋に近くなっちゃうと二車線ぐらいのとれるんですが、その上から二車線とれないんで、ですから二車線ぐらいとれる、そして歩道つきのあれをつくりながら、地域の安全と、それでこれから何年かかるかわかんないんですね。ですから、その申請を、補助を認めてもらえるような形をしていきたいなというふうに思ってるんです。普通、平間議員もご存じだと思いますが、町道をつくる場合は、55%が国の補助なんですね。ですから、残りの45%が町の一財なんです。ですから、55%というは道路、町道をつくっていく場合にはできますが、ただ、それに上乗せをどれだけしていくかということがね、今回。それで、町の一般財源をできるだけ少なくしてやっていきたいなと。そのために、地域の皆さんも我慢してるんだと、そういったことも含めて、藪川の橋のところまで、ちょっと概略設計を今回計上させたということであります。そういったことでありますから、ぜひひとつ逆に、平間議員にはきのうの補正予算をご理解いただければうれしかったなというふうに、逆に思っています。

議長(佐藤長成君) 平間武美君。

2番(平間武美君) きのうの一般会計の補正の件でちょっと誤解をなさっている面がありますので、ちょっとそこ訂正させていただきますけど、私はこの藪川に係るこのいわゆる車線拡幅歩道設置、これを知ったのはですよ、この一般質問の原稿の締め切りが5月30日のお昼でした。その日まで上げないときょうここで一般質問できなかったんです。それで、今回の議案書が渡されたのが5月31日の午後でした。ちょうど沖縄県の座間味村と福島県の桑折町が来て、そのときに私傍聴研修ということで、そのときに議案書をいただいたんです。ですから、この一般質問をする原稿を書いてからこういう事業があるんだなとわかったんですね。それと、私はきのう、一般会計補正予算に反対の討論をしました。それは、全て大変結構な事業であると。向山のこの件に関しても、それから、コミュニティ助成金にしても、あるいは風しんのことにしても、大変結構であると。ただし、職員給与の3.2%の減額には反対であると、第38号議題ですよね、それが含まれているから、その1点をとって一般会計補正予算に反対であると言ったんですよ。こういう討論の仕方は可能らしいですよ、先輩議員に聞きましたけど。その1点において、その1点が反対だから、全部に対して賛成なのに反対討論してだめだという規定はどこにもないらしいです。これ町長覚えてください。本当ですよ、これ。それはちょっときょうの質問から離れてますからいいですけど、いずれにしましても、この400万をかけてこの道路の拡幅をするというのは大変結構だと私も考えます。ただね、問題はですよ、先ほど何年かかるかわからないということは、まずこれは疑問ですよね。これ、工事かかるのに。申請は今回400万かかって委託事業に任せると。だけど、もう1つは、復興予算を使うということで、もともとあそこは農免道路なんですよ、農免道路。いやいや、もともと農免なんです、農免から町道になったんですよ。となると、(「それは事業の問題だよ」の声あり)まあ、そうなんですけども、今事業の話してるんですよ、だから、今回この東日本大震災の復興事業に起因することで国が賄うことを決めておると。国が全額のお金出してくれるわけでないですよね。ここ、じゃあその差額はどうしようと考えてますかね、もう一度ちょっと答弁お願いします。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 今、国はですね、町道なり、県道なり傷めた部分だけは直しましょうというのが今国の考えなんですね。それに大反発しているのがそれぞれの市町村の自治体なんです。角田もそうでありますが。ただ、それには、私たちの場合は、これをきっかけに、二車線の町道を拡幅しながら、そして安全安心の道づくりをしていきましょうということなんです。一般の町がその事業をやる場合には、まあさっき農免農道と言ったんだけれども、それは、前はあの道路つくったときは、農林省の事業でやったから農道だったんですね。ただ、5年過ぎちゃうと、完成してから5年過ぎちゃうと町道に切りかえてるんです。これは覚えておいていただきたいんですが、行政区と行政区をまたがっている道路は全部町道になっちゃってるんですよ。ですから、さっき言ったように、今回は向山と矢附、それで塩沢に行って、蔵王病院の近くまで行ってる町道なんですね。ですから、そこのところまず河川、今回、藪川のところまで二車線でまず概略設計ですが、本設計だとまだ何千万するんです。ですから、概略設計の段階で陳情、要望、そしてお願いに上がるのにそれがないとまずいので、ですからいいチャンスだというのはそこなんです。ただし、55%しか普通の場合だといただけないんだけれども、それにできるだけ上乗せをして事業ができないかということを今考えておるということなんです。

議長(佐藤長成君) 平間武美君。

2番(平間武美君) 今の55%、それからかかった費用、復興の費用と。そうしますとね、この、先ほど町長答弁しました168台の大型、そのうちの103台ダンプ通ってると。この物すごい重さでもって通ってるダンプが、我が町の町道を損傷をさせてると、傷めてるという、こういう問題が出てくるわけですよね、今現在。そして、これが5年間も続くんですよ。完璧にあの道路は傷みますよ。そのときに、じゃあその傷めた業者に対する損害賠償請求とか、我々町が勝手に傷められてですよ、我々町が直さなきゃいけないのか。この辺はどうですかね。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 損害賠償なんていうのは、また別の問題でありますから該当しないと思います。ですから、今復興庁は、損傷を受けた部分については、国の復興庁で直しましょうということなんですね。だけども、あそこ結構丈夫に、それで何度もアスファルトをやりながらやっているので、大きなあれはないんですね。ただ、端に行って崩れたりしてると。ただ、それを今の段階で逆にいたずらをしないで、まず概略を設計して、これは内部の問題ですよ、内部のことなんですが、そしてそれを逆に二車線で町がつくっていく、それに上乗せの55%は国から、町道、どこの町道つくるにしたって申請して、おりれば55%はいただける。ただそれに、今回こうやって復興庁に、復興というか、復興に当たって蔵王町も、住民も、皆さんあれだと。だから、それに少しでも上乗せをしながら、2割でも、1割でも、上乗せをするような形をしながら、この事業ができないかということを今考えて概略設計の400万円をしたと。その概略設計がないと話にならないんですよ。前に進まないんです、きのう別の件でお話ししたように。ですから、この概略設計をきのうお認めいただいたということでありますから、なにしろ頑張ってやっていきたいんです。今どうしても傷んでるところがあれば、それは直します。だけども、今すぐにがっとね、歩道をつけてやれと言ったって、これはまた難しいところなんです。それをやるに当たっては、きちんと山ノ入だとか等々。だたあと、先ほどの、きょう午前中の一般質問でお話したように、県道岩沼蔵王線あるでしょう、そして大師温泉、岩沼の大師温泉、そして村田まで、あれもですね、たったの3年半ぐらいでできちゃうんでしょう、トンネル。それは、今回の震災に当たって、午前中もお話ししたように、トンネルを掘ってその土を全部沿岸部に運んでいく、それで復興に近場から持っていく、そういうことで急きょトンネルで決定したんです。それでなければまた何十年もあそこは決定していなかったんですね。ですから、そういうようなことを活用しながら、できるだけ年数を短くしながら持っていきたいというのが私の考えであります。ご理解いただきたいと思います。

議長(佐藤長成君) 平間武美君。

2番(平間武美君) 今、町長の説明で、その道路のつくっていくというのわかりました。私、今回言いたかった点は、ここの道路の損傷問題ではなく、先ほど、前に言っていますけど、安全対策なんですね、交通事故の。ああやって我がもの顔で通るダンプに何とかできないものか。これね、ちょっと余談になりますけど、元々議長ですか、なるんですか、元々議長、地元の方からある葬式のときに、「武美さんや」ってこう話しかけられたんですよ。「あの道路のダンプなんとかなんねかや」。それで「何とか言ってけろや」というような形で、「じゃあわかりました」と、これまた今回取り上げた経緯なんですけど、ある住民がですね、向こうからやってくる国土交通省のトラックと正面衝突しそうになったと。どちらも譲らない。それで、ある住民の方ともけんか寸前までいったという状況で、それも農道を通った件なんですよ、この道路じゃなくてね。大除線なんですけど。まあそういう状況もあって、元々議長のところにそういう話がいったという件もありまして、だから非常にね、危ないんです。この交通安全に対して業者の注意だけでいいのか。あと、看板を設置するというんですけど、看板を幾つぐらい、どの辺にこう設置するかという具体性何もないんですけど、そこはどう考えてますかね。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) その辺の看板がね、何個立てればいいとかというのは、やっぱりあの、いたずらにべたべたっとやれないんですね。あくまでも公安委員会というのがあるんですね。ですから、公安委員会から承認をいただかなければいけないと。今その白石署の中に公安担当の方もいますが、ですから、何しろ1つは県のほうに、あとは復興庁、それとあと公安委員会に話ししながらですね。私たち、私の考えですが、町でいちいち金を出してまでね看板立てる必要はないと思うんです。これも建設課長は「いや」というような、ちょっとね、首をかしげた。それはすぐにできないだろうという意味だと思いますが、やはりそうやって住民を、町民をやはり安全、安心に持っていく、そのための復興そのものには協力はしますが、何か大きな事故でもあったら大変なわけですね。そういった面ではやはりこのダンプの規制だとか、何キロだとかという1つの規制を大きくやったり、そしてここは三軒茶屋まで出るまでは静かにね、進んでもらうような、やっぱりそういった看板というのは必要だと思うんです。ですから、そこのところ今、何枚設置し、何本設置すればいいのかというのは、これからやはり公安委員会との詰めに入ってくるわけです。

  それとあと、この名前の出し方もそうでありますが。実は今、別件でも今ちょっとそういったことを、信号機も含めて、ちょっと別件でちょっとやってますが。なかなか公安委員会というのもちょっとなかなか難しい面もありますが、それをちょっとクリアしながらやっていきます。

議長(佐藤長成君) 平間武美君。

2番(平間武美君) やっぱり、先ほどの幼稚園と同じなんですけど、事故が起こってからではもう遅いんです。絶対それは遅いんですよ。何やってたというふうになりますのでね、やっぱりこの安全に、町民、住民があそこ、自転車とかで歩けるように、あと歩行できるようにですね、何とかしてやってもらいたいなという私の願いですね。

  それとやっぱりあと拡幅の問題、これも早急にですね、お願いしたいなと。今回は、交通事故とその道路の問題というの取り上げましたけど、やっぱり何か起こってからでは遅いんですよ、何事も。起こってからじゃあここやりましょうというのは、どうもそういう習わしがあるのでね、そうならないために、やはり町民、住民の意見を吸い上げていただいて、行政の執行やっていただきたいなと、このように考えます。

  きょうは短いですが、これで質問を終わらせていただきます。(拍手)

議長(佐藤長成君) 平間武美君の質問が終わりましたので、ここで10分間休憩いたします。 

     午後2時02分 休憩

                                           

     午後2時12分 再開

議長(佐藤長成君) 再開いたします。

  休憩前に引き続き一般質問を行います。次に15松ア良一君の質問を許します。松ア良一君登壇願います。

     〔15番 松ア良一君 登壇〕

15番(松ア良一君) ただいま議長のお許しをいただきましたので、通告に従って質問させていただきます。最後ということで、大変皆様にはお疲れのところ恐縮ですけれども、もう少しですからおつき合いいただきたいと思います。

  1件目の、公告事業の更なる推進についてでございます。

  町も急速に進展する少子高齢化による人口減少や生産人口の減少が進行していく中、税収確保に不安が続くことが予想されます。よって持続可能な社会づくりに向けた新たな自主財源を生み出す仕組みづくりが必要と考えます。

  既に、町はホームページへのバナー広告、広報紙、蔵王球場への広告掲載等を実施されているところですが、新たに提案する広告は町が指定する各種封筒について広告主が一定の要件を満たした広告を掲載して封筒を作成し、町に無償提供(寄贈)していただく方法です。最近、県内の自治体の取り組みがふえつつありますが、この広告事業を導入してはどうか、町長に伺います。

  2件目、郷土資料館について。

  町のおいたちに触れることで郷土のよさを再発見し、自信と誇りにつながる文化交流の拠点が求められている。それは古代から現代へと連綿と続く蔵王の生活と文化、これらを後世に伝えるための地域の「知」を集積する“まちの記憶装置”の役割を担っていくのが郷土資料館であると思います。こうした資料館を通して町民の皆さんが豊かな教養を育む生涯にわたる学習の場となることを目指し、単に資料の収集、整理、保存をするだけではなく、資料を活用する企画展や特別展、各種講座の開催、授業支援といった教育普及活動等へ幅広く利活用できるのではないでしょうか、町長の見解を伺います。

  以上、2点でございます。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 松ア良一議員の一般質問にお答えいたします。

  初めに、第1点目の「広告事業の更なる推進について」お答えいたします。

  我が町でも、以前、一番発送件数が多い固定資産税の納税通知書について、公告入り封筒を使えないかどうか検討を行った経緯があります。

  このときは、1つ目として、公平中立であるべき町が、特定の企業を支援しているように受け取られる可能性があること。

  2つ目として、企業からのダイレクトメールと勘違いして、開封されずに捨てられる恐れがあること。

  3つ目として、広告主企業に不祥事などが発生した場合、どう対応すべきか、などの課題が出され、導入を見送っております。

  しかし、ことし、大河原県税事務所から郵送されてきた自動車税の納税通知書は、封筒の裏面に大きな広告が入っておりましたし、先ほどの課題は完全に払しょくできないものの、我が町としても再度検討する必要があるのではと考えております。

  町では、各部署において郵送用、窓口用など、各種封筒を使っていますが、今後、どのような封筒に、どのように広告を入れられるかなどを検討するとともに、町内の事業者とも話し合いをしながら、導入可能なものから実施できればと考えております。

  次に、第2点目の「郷土資料館について」お答えいたします。

  松ア議員の言われるとおり、先代から引き継がれてきた貴重な資料を後世に伝えていくことは、私たちに託された大切な使命であることは承知をしているところでありますが、郷土資料館の建設については、財政的な面も含め慎重に検討していくことが必要かと考えております。

  これまでに、地域の皆さんから提供を受けた多くの歴史的資料や史跡発掘調査により出土した貴重な歴史的遺品については整理をしながら、役場東庁舎に一時保管しているところであります。

  現在、生涯にわたる学習資料を活用した住民への情報提供については、必要に応じてございんホールの展示室や研修室において、企画展や特別展などを開催しながら、貴重な歴史的遺産や関係資料の提供をさせていただいているところでありますので、ご理解を賜りますようお願いを申し上げまして答弁とさせていただきます。

議長(佐藤長成君) 松ア良一君。

15番(松ア良一君) ただいま町長のほうから詳細な答弁をいただいたところでございますけれども、内容等についてさらに確認をしながら何点かお伺いしてまいりたいと思います。

  まず、第1点目でございますけれども 、この広告に事業については、本当に18年度ころから確かお取り組みをいただいて、他市町村に比べて本当にいち早くこの辺については取り組んでいただいているなというふうに思っておりますし、また、継続をしていくということも地元企業さんのいろんなご理解がなれければ、こうしたことが続かないわけですので、そうしたところにも本当に非常に対応していただいているなというところが実感でございます。

  今回の取り上げさせたいただいた中身の中では、以前にもこういった件数の中で、協議をなさったと、こういうことで内容等にも少し問題があるから進めなかったと、こういうような内容で今答弁いただいたところでございますけれども、いわゆる需用費の中でもこの封筒関係については総額で50万ないし60万ぐらい組んでいるのかなというふうに思っておりますけれども、これはこの答弁にいただいた中でも、一番発送件数が多いのは固定資産等の納税通知書だと。このほかにもですね、町ではいろんな各課にまたがって、いろんな封筒なり、通知書なり、いろんなことを出されて、あるいはこれを製本されているのかなと思っておりますけれども、この辺について、どの辺まで把握されて、まあご答弁できるかどうかわかりませんけれども、この辺、各種、各課にまたがって封筒は総額的には五、六十万と言いながらも、どういった内容等になっているのか、少しほかの、これから答弁いただいた中で、検討するというような答弁もいただいてございますので、どういった種類があって、これをどう活用していけばそこにつながっていくのか、この辺についてお伺いしたいと思います。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 1つはですね、私も自宅に来てびっくりしたんです。このように県税の自動車税なんですが、自動車税に、裏面にまるっきりですねオートバックスから来たのかなと思うぐらい。そして、初めて投げた。そうなんですよね、間違えてしまうんです。ですから、ダイレクトメールみたいな感じで見えちゃうんですね。だけども、このようになってると、もう全く「ぽい」になっちゃうんですが、県が思い切って今回こういった導入したんですね。ですから、私たちのほうも納税関係については思い切ってちょっとやってみようということを思っています。ただし、表についてはね、このようにわかりやすくなってますが、ですから宛先どこから来たというのは表で、ただし裏を見るとまるっきりダイレクトメールみたいな感じに見えるということです。ですから、その辺もですね、先ほど述べましたように、いろんな等々あります。ただ、今各課共通、これ図袋と言いますが、大きなこういう冊子物も入る図袋ありますが、図袋と、あとこれを半分にしたぐらいの大きさの図袋とあります。それで、今各課共通で60万ぐらいですか、金額にすると60万円なんですが、ただ、農林観光のほうでやってる、この観光のほうでやっていく場合は、なかなかちょっとね、どうなのかなというふうに実は思うんですね。ですから、社内で、町内向けだったらある程度いいんですが、ただ、いろんな町外へ出てPR活動をしていったときにどうかなというふうに実は思っています。だから、そういったことはやはりいろんな場面、場面を考えながら、封筒に広告。ただ、この行革をやるとき、平成18年からですね、いろんなことをやりながら、野球場のグラウンドにも入れながら大きな収入を得てますし、今だとあとパソコンからも蔵王町を見れるときも企業のあれも入れておりますし、できるだけ今、これもですね、若い人たちなんかにもいろんなアイデアをさせながら、ちょっと課長等の会議でさせながら、今回こういったことできたんで、課長会でももう1回ちょっと考えようかと、そんなことでちょっと若い人たちにもいろんな案を考えていただきながらやっていきたいなというふうに思っています。

  今ここで、何々ということちょっと言えかねますので、ちょっとご理解をいただきたいと思います。

議長(佐藤長成君) 松ア良一君。

15番(松ア良一君) 各課ごとにどうなってるのかなというふうな質疑をさせていただいたところなんですけれども、各課それぞれやっぱり発信しなければならないというそういう条件下もあるのかなというふうに思っておりますし、それをですね、例えば町民税務課ですと、その納税袋やいろんな部分もですね、種類によっては何万枚とか、あとほかのところの課に行けば8,000とか1万だとか、いろんな枚数の製本されているものがあるかというふうに思うんですね。今回取り組んでいただくんであれば、その協議の中で、各課やはり共通できるところはやっぱり共通させていただいて、そしてこういった広告のほうに取り組んでいただくことも1つのこれからの取り組みの仕方なのかなと思ったものですから、その内容等についてどのぐらいあって、どういった内容なのかなということで、その辺ちょっと、突然だったんですけれども、それをお伺いしたところでございます。

  実は、今回この広告事業をですね、取り上げるいきさつは、党のほうの名取市のほうの同僚議員のほうからメール便いただいたんですね。そしたら、メール便いただいた後ろにですね、こんな形でA4判サイズそのまま入るやつで、それで入ってたもんですから、だからこれはいいねということで、今回ここに来たわけなんですけれども。この種類もですね、後出しになると怒られる、町民課のほうに例えば角田市、名取市もそうなんですけれども、こういうサイズで出しているんですね。これも今1つ、この中には各届出は必ず期間内にしましょうということで、出生届から国保の加入とか、いろんな部分も内容等について14日以内に届けてくださいとか、いろんなそういったことも含まれて、こういった広告を入れながら取り組んでいるようでございます。実は、このいわゆる窓口になっているところなんですけれども、これが郵宣協会というのがございまして、郵便局の「郵」に宣伝の「宣」ですね、あと「協会」ということで、これが窓口になって各企業から県民共済とか、あるいはここにありますように、国民年金基金とか、あるいは太陽光発電とか、いろんな形で、そうした全国的にいろんな企業の広告を載せたいという企業がここに窓口になって、これを各自治体さんがこれに取り組むというような形になっておりますので、これの形になりますと、先ほど言った、丸々例えば予算額60万のうち全部というふうにはならないとは思いますけれども、半分でもこうした取り組みができれば、歳出削減につながっていくのかなというふうに思ったものですから、今回こうした資料を持ちながらですね、説明させていただいたところなんですけれども、したがって、先ほど各課共通でいろんな発信の仕方ある封筒になってるかと思いますけれども、ぜひこの辺はですね、取りまとめをしながらですね、ぜひこの辺で取り組んでいただければと、このような思いでございます。ぜひもう1回ご答弁いただければと思います。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 全くおっしゃられるとおりですし、今回の県税のあれ来て、初めて私も思い切ってやれるなということを。あと、ほかの市町村でいろんな取り組みしてることもありますし、ただ、じゃあどこの広告がいいのかということもやはり必要だと思うんですね。金出してくれるんだったら誰でもいいということではないと思います。ですから、その辺を考えながら、全課の問題もありますから、総務課長を中心にこれを検討させていくようにしたいと思います。ありがとうございます。

議長(佐藤長成君) 松ア良一君。

15番(松ア良一君) ぜひ、この辺はよく検討なされながら、慎重に対応も兼ねてですね、前向きに実施していただければと、このように思います。

  参考までに申し上げますけれども、県内で7市2町、今取り組んでいるようでございます。近くですと名取と角田市ということでございまして、あと、東松島とか石巻とか、向こうのほうが結構こうした形で取り組んでいるようですので、こんなことも参考にしながらですね、ぜひお取り組みいただければというふうに思います。

  続きまして、早めに移ってまいりたいと思います。

  次に、2件目でございますけれども、郷土資料館ということで、今回住民の方からも議会報告会に行ったときもこのようなご意見いただきましたし、ご存じのように谷地遺跡等の問題もございますし、いろんな形でそうした資料館についてぜひそうした方向性あってもいいんではないかというようなご意見もいただいたものですから、今回このような形で質疑をさせていただきました。答弁の中に沿って進めてまいりたいと思いますけれども、この答弁の中にですね「郷土資料館の建設については財政的な面まで含め、慎重に検討していく必要があるかと考えます」このように、これは同じような意見でございます。今の財政の削減をしていく質疑をして、後ろから大きいものというふうにはまいりませんので、これは当面、やはりこれからですね、公共施設等が空いてくる、そういった時代にも入ってまいりますし、例えば白石消防署出張所もこれから空いてまいりますし、いろんな形でその公共施設が空いてくるところを利用しながらということも1つの案でございます。どういったところにこれを、例えば常設館と企画展、この2つを織りまぜながら、こうした今までの部分をどう生かしていくかということで、やはりこれから進めていく必要があるのかなと、このようなことで質疑をさせていただいたところでございます。

  まず、2点目にちょっとお伺いしたいのは、この答弁の中でですね、「地域の皆さんから提供を受けた多くの歴史的資料や史跡発掘調査に」ということで続いて、「役場東庁舎のほうに一時保管してございます」と。これ、始まった当初はかなり町民の方からいただいたときは、かなり前にこうしたこと、寄付していただいたのかなというふうに思っておりますけれども、これからかなりの年数がたって、そのままこの保管状態で本当にできているものなのかどうか、こういった心配されるところもあるんですけれども、この辺の実態についてちょっとお伺いしたいと思います。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 私の記憶でありますが、当時ですね、町内からちょうどこの田中角栄の列島改造論があって、そして各家がカヤぶきから瓦に変えたり、またあと瓦からやったり、そんなこと50年ごろ確か記憶では、頭なんですね。そのときの委員長さんが、そういう集めたり、平沢重郎さんといって、名字が平沢というんですが、その平沢重郎さんが、私すごく記憶があったんですね。そういった方々が中心になって、町内から、各農家から集めて、ところが集めてただずっと置いてただけでいたんですよ。置いた場所がですね、JAの永野の倉庫なんですね。その当時議会で見にいったりして。ところが、そのときに、もう腐食したり、かじられたり、そういう状況だったんですね。それで、これは町民の財産をね、こうやっておくのおかしいんじゃないかと、1回整理して、そこのところ当時、JAさんから借りてますから、高い金で借りたんですね、当時。もうすぐに返したらどうだということで、実は返させたいきさつがあります。整理もさせて、みずから行って整理をしたような記憶もあったんですけれども、そんなことありまして、それのきれいな物、展示できる物をですね、持ってきて、今現在東庁舎の昔の講堂というか、ホール 、講堂でなくてホールですね、そのホールに入れさせていただいた記憶があります。記憶というか、させました。それただ置くだけではだめだからということで、今のございんのホールの一部を、ホールというか正面のホールを活用しながら、せっかくだから蔵王町の昭和時代の農機具だとか、そういう1つの、何回か展示、私が就任してから何回かさせた記憶があります。そういったことをさせていましたんですが、ただ今、お話がいただけるように、今じゃあそういったものを新たにというと、いろんな財政等、いろんなありますので、これからやはり少子高齢化に向かって、小・中学校なんかもあるだろうし、あとはこの公民館が、今各地区の公民館だとか、考えられるのはあと学校だとか、そういったところを活用しながらやっていきたいなというふうに思っておりますのでご理解いただきたいというふうに思っています。

議長(佐藤長成君) 松ア良一君。

15番(松ア良一君) 大変、草というか、あるいは木とかという形になりますので、そうした経年変化していくのが早いのかなというふうにも思います。そしてあと、保存もやっぱり紫外線なり、あるいは温度とか、いろんな環境条件によっては傷みが早いんだそうですね。だから、そうした暗いところで、照明をちょっとあてながら展示しているのが実態のようですので、このまま東庁舎のほうにそうした形で1つの保管という状態を考えると、あまりどうなのかなと。一時、その預かった点数から比較して、現在は変わりなく保存されているのものかどうか、実体的にどうなのかなということを先ほどお伺いしたんですけれども、当初預かった、どのぐらいの種類に及んで、どのぐらいの点数が預かったものなのか。そうしたものが変わりなく今保存されている状態なのかどうなのか、この辺もちょっと参考までにお伺いしたいと思いますけれども、掌握なさっているのであればその辺もお伺いしたいと思います。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) これに当たっては、教育委員会の部局になるので、教育委員会でわかる範囲でお答えできればと思っています。

議長(佐藤長成君) 教育長。

教育長(佐藤茂廣君) 今の松ア議員の質問に対してですけれどもね、今町収蔵の民族資料の概要ということでお話しますと、大きく分けて衣食住関係、生業関係、通信運搬関係、儀礼関係、信仰行事関係というふうに分けますと、全部で1,161点保管していることになります。衣食住に関しては、例えば家具とか、調理用具とか、あと服装ですか、着物とか、装飾具とか、あと生業といった場合は農具とか、あとは飼料用具とか、漁労関係用具とか、畜産用具とか、大体そんなふうなことがあると思います。全部で1,161点、今確認、保管しております。

議長(佐藤長成君) 松ア良一君。

15番(松ア良一君) 最初に教育長のほうにも振っておかなかったの大変申しわけございませんでした。内容的にはこうした1,161点が当時から変わりなくこういうふうにきているのかどうかわかりませんけれども、今後、保存状態の条件下によってはかなり朽ちるというか、だめになっていくのかなというふうに考えますと、やはりこの辺で決断をしていただいて、そうした常設展示できるようなところもこれから考えていただかないと、その思い、これを何とかして残したいという思いがですね、やっぱりあって出されたものだと思いますので、それが「どうなったんだべ」と、「今どこさいったか見えないよね」こういうふうな声も、出さないだけで、声はあるのかなというふうにも思いますので、やはり今後、こうした点をしっかり受け止めて、やはり触れるような形で、あるいは学んでいただくような形でやっていただかなければ、せっかく寄贈していただいた方の思いは伝わらないのではないのかなと、このように思いますけれども、まず、こうした文化財の保護については、今後やっぱりもうちょっと検討していく部分もあろうかと思いますけれども、まずこのこれまで、今回質問させていただく中で、いろんなところちょっと見させていただきました。齋理屋敷、あと角田の郷土資料館ですか、あそこは建物だけですけれども、あとはあそこ、亘理町の悠里館ですか、あそことか、あと七ヶ浜、七ヶ浜はちょうどお金をたくさんいただいて、1億円で建物、常設館ということで建てておったようですけれども、常設館で企画展ができないんだそうですね、そのためにどうしても年間2,000から3,000ぐらいしか入れないというような、そういう悩みもございました。あとは、利府町のほうにも行ってまいりましたけれども、同じような悩みがございまして、常設展だけですとなかなか難しいと。さらにそこに企画展をやっているのが亘理。亘理町も先ほど町長言われましたように、今回の震災があったために、今住宅が取り壊しが始まっているんだそうですね。そのためにぜひ家にあるものを寄付したいんだけれどもという、こういう声がいっぱいあってですね、棚がいっぱいになっているそうですけれども、やっぱりそうしたものを、企画展として1カ月単位、2カ月単位で開いているようなんですね。だから、常設展と企画展をあわせながら運営なされているということで、やっぱりこれからそうした例えば資料館をするにしても、例えは悪いんですけれども、伝統産業館にしても、単体だけではなかなか難しいのかなというふうに思っておりますので、あわせてそうした企画をしながら進めていかないとだめなのかなというふうに思っておりますけれども、この辺、なかなか先のことではありますけれども、町長の考え方もそこら辺ちょっとお伺いしたいと思います。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 全くですね、私もそういった、先導役でやった平沢地区のある方、平沢さんでありますが、そういったことをやったんですね。ですから、よくそういったお話も以前から聞いておりましたので、どうにかしていきたいなというふうにはずっと思っておりました。なぜございんホールの一部にもそういったものでもあれば、図書館があり、資料館があり、そしてホールがあり、立派にできたんだなというふうに思っております。ですから、今新たにつくることも難しいわけですから、常設というのはできないので、うちの場合は、まず企画展をしながら、それとあと公設なり、あと学校の一部だとか、そういったところをですね、この子供たちにも昔の農家の暮らしというのはね、やっぱりそういったことを展示できるようなところを見出しながらやっていきたいなというふうに思っています。ただ、今すぐに「じゃあこうしましょう」ということはなかなかお答えできませんが、教育委員会とも話し合いをしながら対応してまいりたいというふうに思っています。

  それとあと、当初、先ほどお話ありました仙南広域消防署、白石消防署蔵王出張所でありますが、あれに当たっては蔵王町のほうで施設そのものを受け入れることになったわけでありますから、その辺なども活用できるのかどうか、またあと、全く横の連絡、まだ課長等の問題でもやっておりませんから、各課でそれぞれ考えているかどうかも含めて、検討の1つに考えていきたいなというふうに思っています。

議長(佐藤長成君) 松ア良一君。

15番(松ア良一君) 町長も現職というか、議員時代ですね、このような質問をされたということで、議事録も見させていただきました。大変立派な内容になっておりましたので。この5月の初めごろにですね、遠刈田で平山郁夫さん、あと東山さん、こういった美術館ですか、こういった報道もなされましたので、こういった本当に町にこうした文化施設、あるいはこういったものができ上がっていくと、いろんな人の交流、あるいは生まれてくるのかなと。そうしたことによって人づくり、まちづくりにもつながっていくと思われますので、やっぱりこういう古きを訪ねて新しきを知るということもございますので、やはり古いものも大切にして、そこから生活なりいろんな部分を学んでいただいて、頑張っていただくという、そういう拠点も必要なのかなと思いますので、ぜひ今後ですね、取り組んでいただくというような今、答弁もいただきましたけれども、さらに一歩進めていただく中でちょっと考えましたのが、やはり文化財の保護委員なり、あるいは有識者の方々に集まっていただいて、どういった方向性が一番ふさわしいのか、どういったところにその常設なり企画展なり置けば効果が上がるのか、お客さんが来ていただけるのか、そしてそういったところも含めて検討いただくような、そういう有識者会議をぜひ持っていただければなと、このようにきょうは考えてまいりましたので、その辺のところ答弁いただきたいと思います。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) おっしゃられることはよくわかりますし、ぜひいろんな面でやっていきたいなというふうに思っています。これに当たりましても、教育委員会とも話し合いをしながら対応してまいりたいというふうに思っています。

  それから、有識者の皆さんのご意見も聞きながら、今ある施設の有効活用の中で検討していきたいというふうに思っています。

議長(佐藤長成君) 松ア良一君。

15番(松ア良一君) ありがとうございます。村上町長、そして何年か前ですね、水澤議員も同じような質問してございますし、3人目となりましたけれども、思いは同じでございますので、ぜひこうした思いにですね、前向きに文化的なそういった政策、経済的な政策も大事でございますけれども、こうしたところに人が集まってくる、こういうこともこの2月の行財政研修会の中で中山教授の方がおっしゃっておりましたので、そうしたこともしっかり受け止めていただいて、前向きに検討していただければと思います。

  以上をもって質問とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)

議長(佐藤長成君) 松ア良一君の質問が終わりましたので、以上で一般質問を終わります。

                                           

     日程第4 議員派遣の件

議長(佐藤長成君) 続いて日程第4、議員派遣の件を議題といたします。

  お諮りいたします。議員派遣の件については、会議規則第128条の規定により、お手元にお配りいたしましたとおり、議員を派遣することにしたいと思います。これにご異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(佐藤長成君) ご異議なしと認めます。よって、議員派遣の件はお手元にお配りいたしましたとおり、議員を派遣することに決しました。

                                           

議長(佐藤長成君) 以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。

  これをもって今定例会6月会議に付議された案件の審議は全部終了いたしました。

  よって、本日をもって休会したいと思います。これにご異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(佐藤長成君) 異議なしと認めます。よって、本日をもって休会とすることに決しました。

                                           

議長(佐藤長成君) 休会に当たりまして、ご挨拶申し上げたいと思います。

  今期定例会6月会議は、去る6月4日再開をいたしまして、中5日間休会でした。本日まで8日間にわたり議案37号から議案47号までの中で動産の取得1件、条例改正3件、条例制定1件、補正予算では一般会計、特別会計合わせて6件、こういった内容で議員各位の審議によりまして、提案された全ての案件を終えることができました。議員、そして執行機関の各位のご協力に深く感謝を申し上げたいと思います。

  今回の定例会は、6月会議は国家公務員の給与が7.8%削減、減額することによって、蔵王町のラスパイレス指数が103.2となり、その3.2の減額の職員給料の減額でありました。このことにつきましては、議会として職員の給料を引き下げることによって、職員の士気が下がるのではないかというような、そういう懸念もありますけれども、蔵王町の将来の健全財政を考えた上で採決に至ったものでございます。また、審議の中で、一般会計の中でもありました太陽光発電、これは取り入れる人は取り入れられる、あるいは取り入れない人もいるんだよと、そういうような意見もございました。町の行政、町民に対するサービスは、公平・公正であるのが基本だと、そんなふうに考えます。こういった意見もございましたし、今後も十分こういった内容について、行政執行に当たっては検討されていただけるものと思っております。また、宮財産区特別会計でもご意見がありました。森林事業についてはいろんな補助事業が今ありまして、そういった補助事業を取り入れないとなかなか経営が難しい、今状況にある、そういったことも今後の宮財産区の運営についても、十分今後検討されていただきたいものと考えております。また、今まで、きょう1日間4名の議員の方から一般質問がございました。それぞれの分野でいろんな提言、そういったものがございましたし、これらについても今後の行政執行、あるいは蔵王町の将来のまちづくりに大いに役立てていただきたいものと、そんなふうに望んでおります。

  最後になりますけれども、これから議員におかれましては、大変うっとうしい入梅時期がございます。十分健康に留意をされまして、議員活動、議会活動をお願いをいたしまして、一言ご挨拶にかえさせていただきます。

                                           

議長(佐藤長成君) 次に、町長から挨拶があります。町長。

町長(村上英人君) 皆様方には議案37号から47号までの11件でありますが、全議案ともお認めをいただきまして本当にありがとうございます。深く感謝を申し上げる次第であります。そしてまた、4人の方々から一般質問を頂戴いたしまして、これに当たりましても真摯にお答えしたつもりでもありますし、真摯に、すぐに対応できるものは対応しながら、それで検討するところは検討しながら対応してまいりたいというふうに思っております。

  ちょうど台風3号がこの本土目指しながら来ているような状況でありますが、それにあわせて梅雨も東北のほうが梅雨入り宣言されるみたいなあれでありますが、大きく迂回するような話もあります。そうすると、この水不足、日本、本土全体が水不足になるということもありますが、これからやはり梅雨があって、農家の等々も生き生きと野菜等々でありますが、この台風の行方によって大きく心配されるのかなというふうに思ってございます。そういった梅雨に入りますが、町も子供たちに提供しているこの給食センターを初め、食中毒にならないように対応しながらやっていきたいなというふうに思っています。

  どうか皆さん、体にご自愛をいただきながらですね、ひとつこの梅雨を乗り越えていただければというふうに思います。

  最後になりますが、明日、6月の12日であります。ちょうど防災の日でありまして、明日、宮小学校で防災訓練をさせていただくところであります。それと、この2年半前の3.11とあわせまして、今までと違った取り組みでありますが、今まで仙南広域が一緒になって取り組んできたところであります。やはり大きな災害があったときは、それぞれの市町村が消防団と一緒になって対応していかなければいけないというようなこともありまして、今回から蔵王町の消防団が中心になってやっていくということであります。どうか皆さん、時間をぜひとっていただきながら、宮小学校に足を運んでいただきながら、12時で終わりますので、ぜひひとついろいろと観覧いただきますことをお願い申し上げながら、御礼にかえさせていただきます。ありがとうございました。

                                           

議長(佐藤長成君) 本日はこれをもって散会いたします。

  大変お疲れさまでございました。ご苦労さまでした。

     午後2時55分 散会