平成2蔵王町議会定例会6月会議

                                           

平成25年6月4日(火曜日)

                                           

     出席議員(15名)

     1番  佐 藤 敏 文  君       2番  平 間 武 美  君

     3番  外 門   清  君       5番  三 沢   茂  君

     6番  水 澤 智 孝  君       7番  馬 場 勝 彦  君

     8番  高 橋 好 夫  君       9番  村 山 一 夫  君

    10番  村 上 一 郎  君      11番  葛 西   清  君

    12番  大 沼 昌 昭  君      13番   沢 春 光  君

    14番  川 村   仁  君      15番  松 ア 良 一  君

    16番  佐 藤 長 成  君

                                           

     欠席議員(なし)

                                           

     説明のため出席した者

町長

 

村 上 英 人  君

副町長

 

齋 藤 俊 一  君

会計管理者

会計課長

 

大 沼 芳 国  君

総務課長

 

我 妻   敦  君

防災専門監

 

山 崎 恒 男  君

まちづくり推進課長

 

平 間 喜久夫  君

町民税務課長

 

村 上 重 吉  君

保健福祉課長

 

我 妻   一  君

保健福祉課

参事兼課長補佐

 

佐 藤   博  君

保健福祉課

参事兼児童館長

 

芦 立 信 介  君

環境政策課長

 

小 島 一 利  君

環境保全専門監

 

岩 渕   明  君

農林観光課長

 

佐 藤 雄 司  君

建設課長

 

高 野 正 人  君

用地専門監

 

村 上 重 夫  君

上下水道課長

 

芦 立 敏 彦  君

病院事務長

 

山 家 義 春  君

教育長

 

佐 藤 茂 廣  君

教育総務課長

 

佐 藤 則 之  君

生涯学習課長

 

菅 野 和 茂  君

代表監査委員

 

小 原 研 一  君

                                           

     事務局職員出席者

事務局長

 

齋 藤 英 之  君

書記

 

村 上 惠 造  君

                                           

     議事日程 第1号

 

  平成2日(火曜日)    午前10時00分 開

 

  日程第1 会議録署名議員の指名

 

  日程第2 会議日程の決定

 

  日程第3 諸般の報告

 

  日程第4 行政報告

 

  日程第5 報告第4号 平成24年度蔵王町一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について

 

  日程第6 報告第5号 平成24年度蔵王町一般会計事故繰越繰越計算書の報告について

 

  日程第7 意見書案審査結果報告

 

  日程第8 陳情第4号 国民年金法等の特例水準の解消を実施しないよう求める意見書案の

             提出について

 

  日程第9 陳情第5号 日本政府に核兵器全面禁止のための決断と行動を求める意見書案の

             提出について

 

                                           

     本日の会議に付した事件

 議事日程のとおり


     午前10時0分  開会

議長(佐藤長成君) 皆さん、改めましておはようございます。

  6月に入りまして定例会6月会議、本日開会をいたしまして、全員の議員の皆さんが出席の中で開会できますことを感謝を申し上げたいと思っております。

  4月会議以来、議員の皆さんには4月、5月にかけてそれぞれの地域で、いろいろな総会のシーズン、そういうこともありまして、議員各位におかれましては、いろいろな議員活動なりそういった総会の出席などで、大変多忙な日程を過ごしていただいたものと思っております。

  特に議会の中で進めております議会の報告会、3月議会を終えての町民の皆さんに報告するという議会報告会、5月17日から23日まで5日間にわたって開催をしたことでございました。今回は町民の方々112名の方に出席をいただいたと伺っております。議会報告会に年々回数を重ねて出席人数が少なくなっている傾向ではありますけれども、我々議会として報告する責任のある報告会でありますから、しっかりと報告してきたという形でございます。そしてまた、少ない参加者の中からいろいろな貴重な意見もいただいたということでございます。それらをしっかりと議会としてお答えを出していくことが大切ではなかろうかと思っております。今後もいろいろな形で議会活動をお願いを申し上げたいと思ってございます。

  また、蔵王町、5月は田植えシーズンでもありましたし、今は気温も上昇しまして水田の緑色が日に日に濃くなってまいっているようでございます。きのうも県の水稲の生育調査が発表されたようでありますけれども、日照時間が多かったせいか平年より2日ほど生育状況がいいというような報告がされておったようでございます。今後も秋までにいろいろな病害虫防除なり、農家の皆さんに徹底していただいて、いい収穫時期を迎えていただきたいものだなと、そんなふうに考えてございます。

  また、果樹の特産でもありまして、果樹につきましてもこういった天候に恵まれまして、梨農家の皆さん、今摘果作業なり、そういったものを終盤になって一生懸命作業に当たっているようなところでございます。観光面につきましても、こういう表現でいいかわかりませんけれども、緑の観光シーズンということで、今は新緑から本当にいい自然環境の中で観光シーズンを迎えてございます。今まで風評被害に遭って、なかなか足どりが向かないという状況でもう3年目になりますから、いろいろな意味で観光が活発になるようにお祈りをしたいなと、そんなふうに思ってございます。

  本日の会議、日程は3日間の予定ではありますけれども、議員の皆さんには十分な審議をいただくことをお願い申し上げて、一言ご挨拶にかえさせていただきます。

  本日6月4日は休会の日ですが、議事の都合により特に平成25年蔵王町議会定例会6月会議を再開いたします。

  これから本日の会議を開きます。

  ただいまの出席議員は15名であります。定足数に達しておりますから、議会は成立いたしました。

  本日の議事日程は、お手元に印刷配付のとおりであります。日程に従い議事を進めます。

                                           

     日程第1 会議録署名議員の指名

議長(佐藤長成君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

  本日の会議録署名議員は、会議規則第125条の規定により、8番高橋好夫君、9番村山一夫君を指名いたします。

                                           

     日程第2 会議日程の決定

議長(佐藤長成君) 日程第2、定例会6月会議日程の件を議題といたします。

  お諮りいたします。今定例会6月会議の会議日程につきましては、別途お手元に配付のとおり議案等の審議の関係上、本日から11日までの8日間としたいと思います。これにご異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(佐藤長成君) ご異議ありませんので、今定例会6月会議は本日から11日までの8日間とすることに決しました。

                                           

     日程第3 諸般の報告

議長(佐藤長成君) 続きまして、日程第3、諸般の報告をいたします。

  本定例会6月会議に町長から議案第37号から議案第47号までの11件が提出され、これを受理しておりますので報告いたします。

  次に、町長から平成24年度蔵王町一般会計繰越明許費繰越計算書並びに平成24年度蔵王町一般会計事故繰越繰越計算書の報告があり、これを受理しておりますので、報告第4号、報告第5号として報告があります。

  次に、去る3月21日に総務経済常任委員会に付託された意見書案の審査結果報告については、お手元に配付のとおり、総務経済常任委員長から報告があります。

  次に、本定例会6月会議に、全日本年金者組合宮城県支部長宮野賢一氏より陳情がありましたので、これを受理し、陳情第4号として、次に、原水爆禁止国民平和大行進宮城県実行委員会代表委員青木正芳氏より陳情がありましたので、これを受理し、陳情第5号としてお手元に配付のとおりでありますので、報告いたします。

  次に、両監査委員から、工事に関する随時監査結果並びに代表監査委員から平成24年度、平成25年度の4月分の例月出納検査結果の報告がありましたので、お手元に配付のとおりであります。

  次に、本定例会6月会議に説明員として出席を求めた者の職、氏名については、一覧表としてお手元に配付のとおりであります。

  次に、町長から挨拶の申し出がありましたので、これを許します。町長。

     〔町長 村上英人君 登壇〕

町長(村上英人君) 皆さん、おはようございます。

  6月に入りまして、山並みはすっかり新緑となったところであります。青葉は目の薬というぐらい、木々の緑には心を癒やす効果があると言われます。よい季節になったところであります。先月は雨が少なく、農作物の栽培が心配されたところでありますが、ここ数日は天候もよく順調に生育しているところであります。

  今、4月から6月までDCが開催されまして、町もイベント情報を全国に発信し、観光客を迎えているところであります。しかし、異常気象でしょうか、このゴールデンウイーク期間は10日間のうち4月27日から29日、5月2日から4日と、10日間のうち7日間がエコーラインが雪のために通行止めとなったところであります。今までこんなことはなく、せっかく蔵王においでいただいた観光客の方々にも相当残念がられたところでもあります。

  また、先月でありますが、第3回のヒルクライム・エコ2013でありますが、ロードレース大会を開催させていただきました。天候にも恵まれまして、大勢の選手が残雪の中を駆けめぐり、にぎわいのある大会となったところであります。これに当たりまして、議員の皆様を初め多くの方々の協力をいただきまして、感謝と御礼を申し上げる次第であります。

  さらに6月1日、2日でありますが、大道芸のフェスティバルinとおがったが開催されまして、大勢の観光客がプロのパフォーマンスの芸を間近で見ながら楽しんでいただいたと思われます。

  さて、本日でありますが、6月会議の開催に当たりまして、議員の皆様にはご多忙の折ご出席を賜りまして、感謝を申し上げるところであります。今議会は、審議をお願いします案件は、議案第37号から47号まで、動産の取得や給与条例などの改正、補正予算など11件であります。どうか慎重審議を賜りまして、原案どおり可決決定くださいますようよろしくお願い申し上げます。

  開会に当たりまして、ご挨拶とさせていただきます。よろしくお願いいたします。

議長(佐藤長成君) 以上で諸般の報告を終わります。

                                           

     日程第 行政報告

議長(佐藤長成君) 続きまして、日程第4、行政報告を行います。

  町長から行政報告の申し出がありましたので、これを許します。町長。

町長(村上英人君) はじめに、総務経済部門の行政について、ご報告を申し上げます。

  飲酒運転根絶署名運動について、ご報告を申し上げます。

  これまで県並びに町一体となって、飲酒運転根絶に向け、啓発活動を実施してまいりましたが、未だ飲酒運転の根絶には至っておらず、特に、本町は県内の市町村の中で、人口当たりの飲酒運転による検挙者数が多い状況が続いております。憂慮に堪えないところであります。

  このことから本町では、交通安全協会連合会並びに交通安全母の会連合会が主体となり、飲酒運転根絶署名運動を展開したところであります。交通安全母の会会員等が各家庭を訪問し、趣旨を説明しながら署名を呼び掛け、家庭で飲酒運転の危険性などを話し合っていただき、子どもから高齢者まで多くの皆様に署名をいただいたところであります。その結果、蔵王町として8,617人分の署名が集まり、5月13日に白石警察署長に署名簿を提出したところであります。

  今回の署名運動により、飲酒運転根絶への町民の意識は非常に高まったものと思っており、今後も全町あげて飲酒運転根絶を誓いながら、交通安全を呼び掛けてまいります。

  次に、町内で、交通死亡事故発生ゼロの期間が1年間続いていることから、5月16日に、宮城県警察本部長から町へ祝詞が贈られました。

  町では昨年5月14日に、向山地内で発生した交通死亡事故以来ゼロが続いており、今後も安全で安心して生活できるまちづくりのために、交通事故防止に向けて努めてまいりたいと思っております。

  次に、「利用自粛牧草再ラップ事業」について、ご報告を申し上げます。

  一昨年3月の福島第一原発事故の影響は甚大で、各地において牧草から放射性セシウムが検出されて以来、一部を除いて利用自粛が続いており、畜産を営む各農家にはラップしたままの牧草が山積し、日々の営農に大きな支障をきたしておりました。

  本年2月に入り、宮城県の方針として、国で示す1キログラム当たり8,000ベクレルを超える「指定廃棄物」を除く県内の汚染牧草は、「一般廃棄物」として市町村が処理をすることになりました。しかしながら、仙南広域でこの廃棄物を焼却処理することは不可能な状況である上、町内での一時集積の保管場所の確保も非常に困難な状況にありました。

  そのことから、県畜産課との協議や、農林水産省の指導内容も踏まえ、一時的な措置とはいえ、利用自粛牧草ロールを六重巻きに再ラップする事業の関係予算を、4月会議の議決を経て、5月16日付で「公益社団法人みやぎ農業振興公社」と委託契約を締結いたしたところであります。

  町内の利用自粛牧草を保有する農家数は25戸で、ロール数にして約3,000個、畑等に積み重ねて保管するスタックサイレージ約12本と把握しており、5月16日に同公社の担当者同席の上、農家への事業説明会を開催し、作業を進めているところであります。

  これらの事業に係る経費については、全て東京電力株式会社に対して賠償請求することとしており、円滑な賠償金支払いに向けて鋭意準備を進めて参りますので、さらなるご理解とご支援をお願い申し上げます。

  次に、「日本の蔵王ヒルクライム・エコ2013」について、ご報告を申し上げます。

  本年5月19日、第3回目となる「日本の蔵王ヒルクライム・エコ2013」を開催したところ、北は北海道から南は大分県まで全国30都道府県から、フルクラス10種目、ビギナークラス5種目、合計15種目に昨年を上回る1,236人の参加申し込みをいただきました。

  今大会も、昨年に引き続き、JCA日本サイクリング協会の「全日本ヒルクライムシリーズ戦」全4戦の開幕戦として、「宮城を元気に!蔵王に集結」を合い言葉に開催し、1,085人の選手が全長18.7キロメートル、標高差1,334メートルのフルクラスと、全長6.5キロメートル、標高差497メートルのビギナークラスに挑み、1件の事故も無く無事に終了できました。

  大会前日・当日はともに晴天に恵まれ、フルクラス・ロードレーサー・チャンピオンクラスにおいては、神奈川県在住の会社員乾友行さん(44歳)が、5731240で優勝され、ハイレベルな戦いが繰り広げられました。

  また、大会前日には、受付会場である「ございんホール」の駐車場で、「ザ・王様の宴(うたげ)」と題した食のイベントを開催し、地元の産直市場や菓子店、飲食店など10店舗が軒を並べ、参加選手をはじめ、地元の方々や大勢の観光客など、約1,500人の人出でにぎわいました。

  さらに、今大会では、芸能界きってのサイクリストとして有名な、テレビでおなじみの「安田大サーカス」の団長・安田さんを招待選手として迎え、大いに大会を盛り上げていただきました。

  加えて、昨年に引き続き、特別協賛としてカメイ株式会社のご支援もいただき、5月1日から大会当日まで、ミヤギテレビで大会の告知を放送するなど、新聞やテレビ等多くの報道機関に大きく取り上げていただきました。全国に「蔵王」をアピールできたものと確信しております。

  これもひとえに、宮城・山形両県を初めとする関係機関・団体、町内外の協賛団体、地元関係者、ボランティア等、多くの皆様のご支援・ご協力があればこそ、無事に実現できたものと、改めて深く感謝を申し上げているところであります。

  今後、大会運営全般にわたる検証をしっかりと行い、全国の愛好者の方々が憧れる大会となるよう、関係機関・団体、実行委員会一丸となってまい進してまいりますので、さらなるご理解とご支援をお願い申し上げます。

  次に、水道工事についてご報告申し上げます。

  老朽管更新事業永野山ノ入平沢線水道工事は、3月25日に工事が完了いたしました。道路改良工事に併せて、老朽配水管765メートルの布設替、給水管21戸への接続工事を行い、水道水の安定的な供給を確保してまいりました。また、地上式消火栓2基を移設しております。

  次に、教育民生部門の行政について、ご報告を申し上げます。

  人工透析療法患者通院交通費助成事業について、ご報告を申し上げます。

  今年4月から、障害福祉の新規事業としまして、長期的に週数回の人工透析のため通院されている方々に、人工透析療法患者通院交通費助成事業を実施しておりますが、現在19名の方々から申請があり、申請者全員に交通費の助成をしているところであります。

  今後も、対象者の経済的負担の軽減と福祉の向上に努めてまいります。

  次に、「仙台真田氏」PRについて、ご報告を申し上げます。

  4月21日から6月30日までの日程で、「蔵王町は真田幸村公ゆかりの郷」をPRするため、蔵王町文化会館展示室において、幸村公所用の具足や肖像画など、仙台真田氏に伝えられている幸村公愛用の遺品を特別公開する「仙台真田氏名宝展」を開催しております。

  これは、仙台・宮城デスティネーションキャンペーン開催記念特別展として行っているもので、訪れる見学者は、真田幸村公にまつわる貴重な歴史資料を目の当たりにして、蔵王町が幸村公ゆかりの郷であることについて、更なる関心が高まるものと期待をしているところであります。

  また、名宝展開幕日に合わせて行った「仙台真田氏歴史講演会」には、全国から200名を超す来場者が集まり、真田幸村公14世当主である真田 徹さんからの魅力あふれる戦国時代の秘話に、来場者からは楽しみながら歴史が学べると好評をいただいたところであります。

  今後も、文化財展などを計画的に開催し、文化財保護思想の普及啓蒙に努めてまいりたいと考えております。

  以上、申し上げまして、行政報告とさせていただきます。

議長(佐藤長成君) 以上で行政報告を終わります。

                                           

     日程第 報告第4号 平成24年度蔵王町一般会計繰越明許費繰越計算書の報告に

                ついて

議長(佐藤長成君) 続いて、日程第5、報告第4号平成24年度蔵王町一般会計繰越明許費繰越計算書の報告についてを議題といたします。

  提出者から報告を求めます。まちづくり推進課長。

まちづくり推進課長(平間喜久夫君) それでは、報告第4号について報告させていただきます。

  報告第4号平成24年度蔵王町一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について、ご説明申し上げます。

  本件は、議会定例会3月会議において可決決定いただいた繰越明許費に係る平成24年度から平成25年度に繰り越しした歳出予算の経費について報告するものであります。その内容は、平成24年度繰越明許費繰越計算書及び事故繰越繰越計算書報告書、2ページから3ページに記載のとおりでございます。繰り越し事業でございますが、全部で11件あり、繰り越しした経費の総額は、繰越明許費としてお認めいただいた金額よりも707,000円少ない4億6,675万円であります。繰り越し事業に係る財源につきましては、未収入特定財源が4億3,3285,000円、内訳でございますが、国庫支出金が3億2,0171,000円、県支出金8,5714,000円、地方債2,740万円でございます。これとあわせまして一般財源、こちらのほうが3,3465,000円ということでございます。なお、繰り越し事業の財源に当てるために繰り越ししなければならない金額、繰越明許費繰越金でございますが、これは繰り越し事業に係る一般財源と同額の3,3465,000円となります。

  以上で、報告第4号についての説明とさせていただきます。

議長(佐藤長成君) 報告が終わりましたので、本報告に対する質問はありませんか。(「なし」の声あり)

  質問がありませんので、これをもって本件を終結いたします。

                                           

     日程第 報告第5号 平成24年度蔵王町一般会計事故繰越繰越計算書の報告に

                ついて

議長(佐藤長成君) 続きまして、日程第6、報告第5号平成24年度蔵王町一般会計事故繰越繰越計算書の報告についてを議題といたします。

  提出者から報告を求めます。まちづくり推進課長。

まちづくり推進課長(平間喜久夫君) それでは、報告第5号について報告させていただきます。

  報告第5号平成24年度蔵王町一般会計事故繰越繰越計算書の報告について、その概要をご説明申し上げます。

  本件は、平成24年度中に支出負担行為をしたものの、やむを得ない事情により年度内に支出が終わらなかった経費について、地方自治法第220条第3項の規定により、平成25年度に事故繰越を行ったものであり、その内容は報告書5ページに記載のとおりでございます。

  繰り越し事業でございますが、平成23年度から平成24年度に繰越明許として繰り越しを行った公共土木施設災害復旧事業でございます。本年3月会議の行政報告でも申し上げましたとおり、2件4カ所の工事について、震災復興工事の影響で建設資材不足や人手不足に陥り、平成24年度内の完成が困難になったため、再度繰越明許費として繰り越すことができないこともあり、やむなく工事請負費の一部について事故繰越を行ったものでございます。なお、繰り越し事業に係る財源でございますが、未収入特定財源、国庫支出金と地方債合わせて1,0236,000円、一般財源が8万2,000円でございます。

  以上で、報告第5号についての説明とさせていただきます。

議長(佐藤長成君) 報告が終わりましたので、本報告に対する質問はありませんか。7番馬場勝彦君。

7番(馬場勝彦君) 1点考え方だと思っております。というのは、本来明許繰越したものを再度繰り越しできるというのが本来だったら、果たしてそういうやり方がいいんだろうかと、まずそれが1点、考え方なんですが。理由は災害、震災の関係で社会情勢も大分変化があったというのは、ある程度理解はせざるを得ないのかなと思っております。しかし、本来明許繰越でさえ余りするべきではないという地方自治の運営上ある中で、それを再度事故繰越をしなければならなかったということに対しては、果たして今、その理由だけの問題なのか、それともやはり職員がもっと状況というのを把握してできなかったのかという疑問は残っております。

  それからもう1点、こういう形で繰越明許されたものを再度事故繰越という形で約2年間ずらすということに対しての、国庫支出金や地方債の関係というのは、当初組まれたものの中でそのままで処理できるのか。本来だと通常我々の知識だと、もう国庫支出金も交付されなくなってしまうということが通常だったんじゃないのかなという、私認識しておりますので、その辺について再度説明をしていただきたいなと思います。

議長(佐藤長成君) まちづくり推進課長。

まちづくり推進課長(平間喜久夫君) 私のほうから、では繰越明許をしたものを事故繰越するのはどうなのかという、そこの考え方の部分、ちょっとご説明させていただきます。

  あとそこに至った経緯等については、担当課の建設課のほうからお答えしたいと思います。

  まず、事故繰越するということがどうなのかということでございますが、行政実例がございまして、これは昭和43年に出ている行政実例でございますが、ちょっと読み上げさせていただきます。繰越明許費をさらに翌年度に事故繰越することは、法律上可能と思われる。今馬場議員おっしゃったとおり、運用に当たっては慎重を期す必要があるということでございますが、法律上は可能だということでご理解いただきたいと思います。

議長(佐藤長成君) 建設課長。

建設課長(高野正人君) お答えいたします。

  この事故繰越した工事につきましては、平成24年3月に入札を執行いたしました。ところが、7社指名したんですけれども、7社全てが辞退されたというような工事で、やむなく24年度に繰り越ししている工事でございます。24年度の10月に発注いたしましたけれども、震災によります生コンクリートの不足、コンクリート二次製品の不足、人手不足によりまして、なかなか現場に着手できないという状況が続きまして、本年2月、もう1工区には3月ですけれども、やっと工事が着手できたというような状況でございます。

  この災害復旧に伴う国費、起債の取り扱いについてでございますけれども、これにつきましては財務省のほうにきちんと正式な手続をとりまして、国費、起債ともきちんといただけるというようなことの承認をいただいておるところでございます。

議長(佐藤長成君) 馬場勝彦君。

7番(馬場勝彦君) まず、まちづくり推進課長の説明、法律上前例があるということですが、こういうものって、結局やってきてそれが法律にひっかかれば改正されてくるわけですから、私も議員になって10数年たっています。事故繰越というのは、昨年だか一昨年、県がやったと。蔵王町では今までほとんど事例がなかったようなケースであります。法律上何とかできるんだと言えば、それはそれで認めざるを得ないのかなと思っている部分があります。

  建設課の課長の説明ですと、平成24年3月に入札を行って、入札が不調になったと。それで再度入札したのが平成24年度の秋ということになりますね。すると、その間どのような調査をし、これを繰り越し事業を進める形で進めたのかということが、私気になるんですよ。やはり入札不調になったから、だったら約半年間近く、どういう状況のもとにあって入札ができなかったのか。そういう部分というのは私、大きいなと思っているんですよ。それによって、確かに当時コンクリートとかいろいろな資材関係、人手不足等も叫ばれていましたので、ある程度わかるんですけれども、その辺の事務事業の進め方に何らかの問題はなかったのかということだけがちょっと疑問に残るので、その辺、もうちょっと細部まで説明をいただきたいなと思います。

議長(佐藤長成君) 建設課長。

建設課長(高野正人君) この工事箇所につきましては、周辺に田んぼがございます。それで、その田んぼの作付がされましたので収穫が終わるまで待って、工事発注をするというような計画を立てたところでございます。

議長(佐藤長成君) ほかにありませんか。(「なし」の声あり)

  質問がありませんので、これをもって本件を終結いたします。

                                           

     日程第 意見書案審査結果報告

議長(佐藤長成君) 続いて、日程第7、意見書案審査結果報告を議題といたします。

  本件については、去る3月21日の定例会3月会議において、総務経済常任委員会に審査を付託したものでありますので、委員長より審査結果の報告を求めます。14番川村 仁君、登壇願います。

     〔総務経済常任委員長 川村 仁君 登壇〕

14番(川村 仁君) 意見書審査報告。

平成25年5月31日  

  蔵王町議会議長  佐 藤 長 成 殿

総務経済常任委員会     

委員長  川 村   仁  

意 見 書 審 査 報 告 書

  本委員会に付託された意見書は、審査の結果、次のとおり決定したから、会議規則第95条の規定により報告します。

  1.審査の経過

  意見書の審査のための委員会は、平成25年5月30日(木)に審査を開催し、陳情内容の検討を行い、質疑・討論を経て採決した。

  2.審査の結果

受理番号

受理年月日

件    名

審査結果

措 置

平成25年

3月18日

 消費税増税法成立後も「消費税の増税に反対」の切実な声が上がっている。このデフレ下で増税すれば消費は更に落ち込み、被災地の地域経済は大打撃を受けます。とりわけ、中小企業の経営を追い込み、消費税増税倒産や廃業が増えることは必至で、そこで働く人々の賃金抑制と雇用不安につながり、自治体財政にも深刻な影響を与えます。

 低所得者ほど負担が重く、社会保障の財源としてふさわしくないことから、財政再建の財源としては、税金の使い方を国民の暮らしと福祉優先に切りかえ、法人税率の見直しや不要不急の大型公共事業の見直し、大企業・高額所得者・資産家に応分の負担を求めることなどが必要との考えから、被災者・被災地の復興を妨げ、住民の暮らし、地域経済、地方自治体に深刻な打撃を与える消費税増税をやめるよう求める。

不採択とすべきもの

 

 不採択理由(受理番号3)

  消費税増税法案には景気条項があり、実質2%の経済成長目標や、それを実現するための政策などを勘案して、消費増税の停止を含めて、直前に判断を行うとしているため、今後の推移を見守る必要があることから不採択とした。

  以上、意見書審査報告といたします。

議長(佐藤長成君) 以上で、意見書案審査結果の報告を終わります。

                                           

     日程第 陳情第4号 国民年金法等の特例水準の解消を実施しないよう求める意見

                書案の提出について

議長(佐藤長成君) 続いて、日程第8、陳情第4号国民年金法等の特例水準の解消を実施しないよう求める意見書案の提出についてを議題といたします。

  お諮りいたします。ただいま議題となっております陳情第4号については、所管の教育民生常任委員会に審査を付託することにしたいと思います。これにご異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(佐藤長成君) ご異議なしと認めます。よって、陳情第4号については、所管の教育民生常任委員会に審査を付託することに決しました。

                                           

     日程第 陳情第5号 日本政府に核兵器全面禁止のための決断と行動を求める意見

                書案の提出について

議長(佐藤長成君) 続いて、日程第9、陳情第5号日本政府に核兵器全面禁止のための決断と行動を求める意見書案の提出についてを議題といたします。

  お諮りいたします。ただいま議題となっております陳情第5号については、所管の総務経済常任委員会に審査を付託することにしたいと思います。これにご異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(佐藤長成君) ご異議なしと認めます。よって、陳情第5号については、所管の総務経済常任委員会に審査を付託することに決しました。

  以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。

  本日はこれをもって散会いたします。

  大変お疲れさまでした。

     午前10時39分 散会