平成25蔵王町議会定例会3月会議

                                           

平成25年3月19日(火曜日)

                                           

     出席議員(15名)

     1番  佐 藤 敏 文  君       2番  平 間 武 美  君

     3番  外 門   清  君       5番  三 沢   茂  君

     6番  水 澤 智 孝  君       7番  馬 場 勝 彦  君

      番  高 橋 好 夫  君       9番  村 山 一 夫  君

    10番  村 上 一 郎  君      11番  葛 西   清  君

    12番  大 沼 昌 昭  君      13番   沢 春 光  君

    14番  川 村   仁  君      15番  松 ア 良 一  君

    16番  佐 藤 長 成  君

                                           

     欠席議員(なし

                                           

     説明のため出席した者

町長

 

村 上 英 人  君

副町長

 

齋 藤 俊 一  君

会計管理者

会計課長

 

大 沼 芳 国  君

総務課長

 

我 妻   敦  君

防災専門監

 

山 崎 恒 男  君

まちづくり推進課長

 

平 間 喜久夫  君

町民税務課長

 

村 上 重 吉  君

保健福祉課長

 

我 妻   一  君

保健福祉課

参事兼課長補佐

 

佐 藤   博  君

環境政策課長

 

小 島 一 利  君

環境保全専門監

 

岩 渕   明  君

農林観光課長

 

佐 藤 雄 司  君

建設課長

 

山 岸 利 男  君

用地専門監

 

村 上 重 夫  君

上下水道課長

 

佐 藤 則 之  君

病 院 事 務 長

 

山 家 義 春  君

教育長

 

佐 藤 茂 廣  君

教育総務課長

 

高 野 正 人  君

生涯学習課長

 

菅 野 和 茂  君

代表監査委員

 

小 原 研 一  君

                                           

     事務局職員出席者

事務局長

 

齋 藤 英 之  君

書記

 

村 上 惠 造  君

                                           

     議事日程 第5号

 

平成2519日曜日)    午後1時30分  

 

日程第1 会議録署名議員の指名

 

 日程第2 諸般の報告

 

日程第3 一般質問

 

                                           

    本日の会議に付した事件

 議事日程のとおり

 

 

 

 

 


     午後1時30分  開

議長(佐藤長成君) 皆さんこんにちは。

  議員の皆様には、午前中、町内の各小学校の卒業式参列、大変お疲れさまでございました。

  本日、今までにない日程ではありますけれども、これから始めさせていただきます。

  本日は、休会の日ですが、議事の都合上、日程を繰り上げ、これから本日の会議を開きます。

  ただいまの出席議員は15名であります。

  定足数に達しておりますから、議会は成立いたしました。

  本日の議事日程は、お手元に印刷配付のとおりであります。

  日程に従い議事を進めます。

                                           

     日程第1 会議録署名議員の指名

議長(佐藤長成君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

  本日の会議録署名議員は、会議規則第125条の規定により、14番川村 仁君、15番松ア良一君を指名いたします。

                                           

     日程第2 諸般の報告

議長(佐藤長成君) 日程第2、諸般の報告をいたします。

  本定例会3月会議に通告のありました一般質問については、一般質問通告書としてお手元に配付のとおりであります。

  次に、本日の会議に説明員として出席を求めた者の職、氏名については、一覧表としてお手元に配付のとおりであります。

  以上で、諸般の報告を終わります。

                                           

     日程第3 一般質問

議長(佐藤長成君) 日程第3、一般質問を行います。

  本日は3名の一般質問を行います。質問者並びに質問の件名等については、一般質問通告書としてお手元に印刷配付のとおりであります。なお、町長並びに各行政委員会の長に対して論点を明らかにするために、議長の許可を得て議員に対する質問や意見を述べることができる反問権を与えることにしておりますので、よろしくお願いいたします。

  最初に8番高橋好夫君の質問を許します。高橋好夫君。

     〔8番 高橋好夫君 登壇〕

8番(高橋好夫君) ただいま議長よりお許しを受けたので、通告に従って一般質問を行いたいと思います。

  1.県道白石上山線一部緩和策について

  本町は、農業と観光を融合した活力あふれる豊かな町「憧れのまち蔵王をめざして」をキャッチフレーズと定め、その実現に向けて努力をしてきているところであります。

  県道白石上山線のうち、永野から遠刈田温泉に至る区間は、住民の生活道路として、また、観光客を迎える県道として、唯一重要な路線であります。

  近年、役場周辺への大型店舗の進出、また今年度中には消防署など公共施設の建設、さらにことし11月には、仙南広域農道(コスモスライン)白石棚村間が開通する予定などを考えますと、今後、ますます発展し、交通量の増大が予想されます。

  平成19年度、台風に伴う大雨により、土浮山地内(疣岩)での土砂崩れや岩石崩落により、県道は通行不可能となったために、遠刈田地区の皆さんを初め通行利用者の皆さんには、多大なる迷惑をかける結果となりました。

  今後は、災害等、万一の崩落事故などに備えての対策、さらには交通渋滞緩和策として迂回路の新設、または拡幅の整備がぜひとも必要であると思います。そこで、県に対する対策要請を含め、町の対応について町長の考えを伺います。

  2.真田幸村公活動に係る環境整備について

  蔵王町は、日本一の兵、真田幸村公ゆかりの郷として関係自治体と連携のもとに、NHK大河ドラマ化署名運動を進めてきました。また、町においては、町内外に広く発信するために、イベントの開催やさまざまな情報に努めた結果、町民の関心や理解も深まり、さらには矢附地区皆さんの協力を初め、温泉組合独自の広報活動の取り組みなど、推進の輪が着実に大きくなってきていると思います。

  これからは、最大の目的であるテレビドラマ放映化を実現し、交流人口の増加と町活性化に結びつけなければなりません。

  これまでに墓碑参拝に訪れた方々の要望や意見などを踏まえ、現地までの道路案内標識や駐車場の整備など、周辺の環境を整備する必要があると思いますが、町長の考えを伺います。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) それでは、8番高橋好夫議員の一般質問にお答えいたします。

  初めに、第1点目の「県道白石上山線一部緩和策について」お答えいたします。

  県道白石上山線は、冬期間は閉鎖とはなりますが、宮城と山形を結び、県が主要地方道に認定している重要な路線であります。

  しかし、豪雨災害時には、土浮山(疣岩)地内でたびたび土砂崩れ等が発生し、通行どめとなります。

  付近に迂回路がないことから、遠刈田温泉と永野間は、広域農道コスモスラインを利用する川崎町ルートと、国道457号を利用する白石市ルートの二つの迂回路を選択することになります。住民の生活と経済、観光に多大な影響を及ぼしております。

  このため、町ではこれまでも県に対して再三災害防止対策を要望し、落石防止工事等がなされてきましたが、山側は切り立った崖、松川側から筆界未定地が続くため拡幅工事ができない状況になっております。

  今年度から県では、広域農道の弁天大橋から上流の八室地区で松川火山砂防工事のための測量調査を始めました。今後、これが進みますと、疣岩付近松川側の筆界未定地が解消されるとともに、将来的には上流の下八山橋までの松川右岸側堤防の管理用通路も整備されることになります。

  このような事から、町では今年から既に、大河原土木事務所とともに、将来を見据えた整備手法の検討に入ったところであります。

  今後は松川整備計画との調整を図りながら、県道の改修や対岸の迂回路整備の検討を進めて行くよう、県に強く要望していきたいと考えております。

  なお、広域農道の下別当から棚村間の開通予定につきましては、平成26年度まで工事が計画されております。供用開始は平成27年4月を予定しておりますので、答弁とさせていただきます。

  次に、第2点目の「真田幸村公活動に係る環境整備について」お答えいたします。

  本町では、平成21年度より講演会、文化財展、歴史めぐりなどを開催するとともに、長野県上田市の「真田幸村公NHK大河ドラマ化活動」に積極的に協力し、「幸村公ゆかりの郷・蔵王町」のPRに努めてまいりました。

  残念ながら平成26年度の大河ドラマ化は見送られましたが、全国から合計783,939人もの署名が集まったことは、幸村公の人気の高さのあらわれといえます。

  議員ご指摘の矢附地区における史跡の環境整備についてですが、現在、史跡付近に見学者の理解を深める説明看板を3枚設置しておりますが、史跡までの案内表示物は設置しておりません。

  また、駐車場は史跡付近にある矢附地区の共同墓地の駐車場を利用させていただくこととしておりますが、特に案内表示などはせず、臨時的に対処しております。

  今後、仙台宮城DCによってPRが進めば、これまで以上に多くの見学者が訪れるようになると考えられますので、主要道路からの道順案内表示を設置したいと考えております。

  また、駐車場については、地元行政区、地域住民の意向を把握しつつ、必要な整備をしていきたいと考えております。

 矢附地区に残された幸村公ゆかりの史跡は、議員と同様に、我が町における重要な観光資源であると同時に、町民共有のかけがえのない郷土の誇りであると考えておりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げまして、答弁とさせていただきます。

議長(佐藤長成君) 高橋好夫君。

8番(高橋好夫君) 私の勉強不足で、来年4月からの開通なんですね。私は11月なんていう話を聞いたものですから、大変失礼いたしました。

  そこで、筆界が定まっていないから拡幅工事ができない状況になっているということで、しかしながら、松川火山砂防工事のため、測量調査を始めて筆界未定地が解消されるということで期待しています。

  でも、ちょっと引っかかるところがあるんです。「町では、ことしから既に大河原土木事務所とともに将来を見据えた整備手法」となっているんですけれども、この「手法」というのがちょっと私、引っかかる部分なんですけれども、将来を見据えたというと、何年くらいの予定なのか、もしわかっているなら教えていただきたいと思います。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 1番の、実は今進んでおりまして、弁天橋から下はもう工事も大体ほぼ完了予定になっているんですね。ですから、弁天橋から上でありますが、平成25年度、今年度、測量調査に入ります。一番の問題は、あそこの疣岩、あの辺が筆界未定地なんです。ですから、筆界未定地ですから、下からどんどん上がってこないとなかなか土地の境が決まらないんですね。ですから、それに時間がかかって、実は弁天橋から下でありましたんですけれども、これも曲竹地区の部落有の皆さんのご理解をいただきながら、やっと筆界未定地が決まって、そして、その工事が進んできているということであります。

  実は、国交省のこれは砂防部でありますが、本省の砂防部であります。砂防部の部長にも見てもらっていますし、この松川に。また、別の社団法人でありますけれども、砂防協会の会長なり副会長の方々にも現地を見てもらって、ですから、この松川に当たっての予算等々は、今どんどんこういう状況でありますけれども、つけてもらっているというのが今の現状であります。

  そういった中で、まず測量が決まらないと工事が入っていかないということであります。そんな中で、実は八室地区の皆さんにも、昨年でありますけれども、永野西の公民館のほうに、地権者の方々にも集まっていただきまして、ということは、今あそこにちょうどたまご舎というお菓子を販売しているところがあります。ちょうどそこの道路向かいから八室2号橋というのがあるんですね。それが川すれすれに走っていく道路でありますけれども、それが、今の橋だと工事ができないということで、工事というか架け方もあって、ですから、弁天橋を渡って、その堤防に右岸側……、上から見て川が下るほうですから、下るほうに向かって右側、ですから、弁天橋を渡って右側なんですけれども、右側に、今の八室2号橋というのがあるんです。そこまでは町道として県のほうで今つくってもらうように、そんなことを地元の皆さんに説明をさせていただきながら、皆さんに全員、あの辺の周辺の住民の皆さんに川を挟んだ前後の方々、皆さんにご理解をいただいたところであります。

  そういったことで、町道の道路をつくっていくということで、ですから、工事費は国交省の本省でありますけれども、砂防部のほうで金は何ぼでもつけてくれるんだけれども、筆界未定地の関係がそう簡単に行かないと。ですから、その測量調査に平成25年度、弁天橋から上の方に橋のちょっと上まで、今現在の八室2号橋の上まで調査が進んでいくということであります。ご理解いただきたいと思います。

議長(佐藤長成君) 高橋好夫君。

8番(高橋好夫君) わかりました。それで、やはりこれから、蔵王山、青麻山の噴火も想定されますので、いち早く迂回路を確保され、遠刈田町民の方々、安心安眠できるように県に要望していただきたいと思います。

  町長は3期目で、大変優秀な人なので、必ず実行されるように、早く実行されるようによろしくお願いして、次に移りたいと思います。

  真田幸村公、きょうは後ろに矢附の方々が応援に来てくれまして、この真田幸村には時間をいっぱいかけて質問をしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

  確かにお墓に説明看板が、矢附のお墓の駐車場から行って看板が2基ほど立っております。そこから私思いまして、あの階段を130段上っていきました。何もなかったんですね。そうしたら、そのときは家に帰ってきて、次の日にまた行っても見つけられなくて、今度3回目、3本上りになっているんですけれども、あの辺を、くつでかき分けても石がないと、そういうことで、矢附の山家さんのところに電話をかけまして、「どこだかわからないんだけれども、教えてくれないか」と。そんなことで教えていただきまして、きちんと見てまいりました。

  町長、あの真田公の石碑、50メートル離れて、馬頭観音と牛頭天皇、「牛」「頭」と書いて、私、初めて見る石碑なんですけれども、あれを一緒にしてあるんですけれども、そしてまた、その民家の家の中にあるんですね。あれなんかは、あの石碑を1個立っている今真田の、矢附の方々が桜の木なんかを植えて美しくしているんですけれども、あそこに一まとめにできないものなのか、お尋ねいたします。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) ちょっと話、先ほどの2問目、3問目が来ると思ってちょっと抑えていたんですけれども、1問目で決まってしまったので。実は、さっきの筆界未定地なんですけれども、疣岩の。あれはあそこが筆界未定地になったら、今の県道を少し迂回路してもらうように県の土木部長、今現在、県の土木部長と話をしているところです。ですから、それとあわせて、あそこの疣岩から真っすぐに電力に行く橋がありますが、あれは電力の橋なんですよ。それも今のままではいけないんですね、今度つくるとき。ですから、合わせてそれを、その町道の道路をずっと右岸側を上まで伸ばして、その上に橋があるんです、実は。そこまでぶつけていきたいというのが私の理想にさせてください。私が今理想として思っていると。そのように、そういう一つの町の方向としては、それが一番、その地域に迂回路ができるだろうというふうに思います。

  ですから、今の疣岩を二、三十メートルぐらい、ちょっと河川のほうに少し広げていくということが一つ。それともう一つは、向こうに伸ばして、上の橋とくっつけたいと。そういう一つの構想を持っていきたいというふうに思っていますので、もうちょっと突っ込んできていただいたらこの話をしようと思っていました。

  真田幸村のことでありますけれども、確かに、私も自分で車で行きながら見てまいりました。これだけ担当課だとか教育委員会のほうにお任せしていましたので、ある程度、ただ私はあと上田の市長のところにも、ことしの2月にも行ってまいりまして、いろんな話をさせていただいたところであります。

  これだけ蔵王町が上田市と真田幸村公を通じながらやってきているわけでありますから、そういったことをやはり、活用していきたいなというふうには思っています。

  そういった中でありますけれども、案内標識の環境も、やはり、できるだけ早く設置していきたいと思っています。設置していきたいのも、やはりこの県道蔵王大河原線と白石上山線の交差点、まず一つは永野の消防出張所の近くに出る、あそこに一つ設置していきたいなと思っています。それと、あと同じく県道蔵王大河原線と町道舘前蟹沢線の交差点でありますが、そこから入り口を表示していきたいと。そして、三つ目にこの舘前蟹沢線と町道河原舘前線、そこに設置していきたいと。その3カ所を設置すると、墓地の場所がわかるだろうというふうに思っています。

  それと、あと駐車場の問題でありますが、今、駐車場、ちょうどお墓から60メートルぐらいあるんです、町道から。河原前線から60メートルぐらいあるんですね。それで、そこに町道あるんだけれども、ただ、今整備していない町道があるんですね。そこに観光バスなんかちょっと一時的に置かせていただいたりしていますが、そこを大型バスであれば2台ぐらいとめられますし、あと大型バス1台と乗用車が10台ぐらいとめられるぐらいのスペースがあるんですね。そのスペースでありますけれども、幅が約6メートルぐらい。それで長さが40メートルぐらいあります。そこをちょっと整備すれば、十分に駐車場として活用できるだろうというふうに思っています。

  それとあと、三つありますけれども、それを一つにまとめてどうだということでありますが、その辺の馬頭の関係ですね。ちょっと合わせて、今後検討していきたいというふうに思っています。

議長(佐藤長成君) 高橋好夫君。

8番(高橋好夫君) 一つにすれば、矢附の方々も楽なのではないかなと。

  質問の足りない分は、町長、答弁しても構いませんので。遠慮しないで、よろしくお願いしたいと思います。

  やはり、矢附町民にも、血筋のとおった方々がいろいろとあそこの整備をしてくれたり、桜の木を植えてくれたりしているようなんですけれども、その関係者方々をどのように今から盛り上げていく構想があるのか、お尋ねしたいと思います。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 盛り上げていくということでありますけれども、町としては、やはり、一つはこういう真田との縁が蔵王町があるということでありますから、そういったことを上田市の市長に話をしながら、実は、今回も2月に行って、上田の市長といろんな話をしてまいりました。そういったことが、この上田市の広報紙でありますけれども、今度、市長とお話ししているところが大きく載っていますが、問題は、やはりきちんとした真田との関係を含めながら、蔵王町も一つの何らかのあれをきちんとしていくことが町としても大きなバックアップできるなというふうに思っています。

  ただ、あくまでも環境整備というのは、全部じゃ町が観光の事業の一つとして100%町がすればいいのかということではないと思うんですね。あくまでも地域の方々、子孫の方々もお見えでありますし、ですから、地域の方々と一緒になって町の教育委員会がバックアップしたり、または町がバックアップしていく。そして、やはりこの真田が、真田幸村公の子孫がこの蔵王町におったと。そして、こういう墓もこのように残っていると。そういったことを環境整備してあげながらPRしていくのが町の務めだろうと。そして、多くの方々にPRしていく。ですから、今回の4月、5月、6月と、この3カ月間において、デスティネーションキャンペーン、DCでありますが、このDCの期間も、ございんホールの中でありますけれども、仙台真田幸村のいろんな展示、しかも、価値のあるものを警備に依頼をしながら、実は展示をしていくわけであります。ですから、そういったことを蔵王町が仙台真田のそういったことを、それで蔵王町のこの真田との由来を展示しながら、多くの方々に知ってもらう。そういった広報作戦が一番必要だろうというふうに思っています。

  そういったことで、環境整備に大きな予算がかかるときは、その辺は支援をしていくなり、また補助という言葉がいいのか、そういったことをしながら、お互いの地域の皆さんと一緒になって、この真田を盛り上げていきたいというふうに思っています。

議長(佐藤長成君) 高橋好夫君。

8番(高橋好夫君) 町長、そこが一番大事なところなんですね。私、ちょっと調べているうちに、随分あのPR、仙台宮城デスティネーション4月21日、6月30日まで。そしてまた、仙台真田氏PRパンフレットが8,000部、ポスターが300部、チラシが2万部、特別展示5,000部、そしてまた宮城観光県南エリアガイドに「笑顔咲く旅 伊達な旅」ということで、非常に掲載されて、矢附のことが載っているんです。おもしろいことに、この仙台真田物語というのがあるんですけれども、これを読んでみますと、その1からその6まであるんですけれども、時間があるから少し読んでみたいと思います。

  「矢附にはお屋敷を建てたため、蔵王町は守信の領土の中心になりました。日本一の兵(つわもの)・真田幸村公の家柄と蔵王町とのゆかりは、ここから始まったのです」と。こういう、この本を1冊持っていると、何だかこの真田幸村が皆わかるような気分になったんですけれども、それで町長、町長の答弁のように、これだけPRして、これ以上の見学者が訪問されると考えられるという答弁なんですけれども、これは教育総務課文化財だけで対応していくのか、それとも農林観光も含めてこの真田幸村を進めていくのか、お尋ねいたします。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) そういったことが大事でありますし、私が答弁しているということは、町が率先してやっているということでありますから、教育委員会であれば教育長が答弁するわけでありますから、ですから、そういった面では、ただ、この真田のゆかりの関係というのは、あくまでも教育委員会の部局でありますけれども、やはり町としての歴史というのが、しかも大坂夏の陣から始まって、そして、その伊達に隠れみのをしていただきながら、そして白石の片倉家に預けられてきたと。ただ、白石城があって、実は矢附曲竹なんですね。それが、真田幸村の末端なんですね。ですから、ただ白石がなかなか私たちと格差が、温度差があるということだけは覚えておいていただきたいなというふうに思っております。

  そういったあれですが、今、チラシを見ていただいたのも、実はこれは町の教育委員会のほうでつくられたんです。ですから、しかもこれは手づくりなんですよ、町の教育委員会の。そして、そのイラスト漫画も、雇用の女性の方が、漫画の上手な方なのですが、そういった方がやって、もう一つまた別の資料もあります。全部で3枚あれですが、これも全部町でつくった、教育委員会のほうでつくったわけであります。

  ですから、そういったことをつくりながら、そして、教育委員会だけでなくて町が今回の4月、5月、6月のDCだとか、いろんなイベントも含めて、町が全面的にバックアップしながら一緒に、教育委員会だ、町だということはないんです。一体となって、ただ、最初にやはり窓口がどこをするかということなんです。ですから、こういう歴史関係だとか教育委員会関係でありますから、教育委員会のほうにお願いをしていると。ですから、それに当たってPR等々含めた、そういったことは総合的にお互いに町のためですから、蔵王町の教育委員会なわけですから、ですから、そういったことは、やはり今後も教育委員会と町がいろんなことをやりながら、そして、PRに努めていくということで、今回のDCだとか、先ほどいろんなことをお話しされた、あれは今は全部農林観光課が窓口で全部やっているところです。

  ただし、ございんでのこの期間中のPR関係の展示関係は教育予算のほうで計上しながら、そして展示をやっているということであります。

議長(佐藤長成君) 高橋好夫君。

8番(高橋好夫君) まだまだ時間があるようなので、町長、このDCに対して、2月8日ですか、各種新聞に、全部の新聞に遠刈田の旅館おかみさんたちが一生懸命仙台に行って講習を受けて、南エリア一つになって歴史回りの旅をPRし、全国から観光客を迎えたいと意欲を見せていると。そういうようなことで、新聞、8日には随分載っておりました。

  それから、きのう新聞を見たら、3月18日ですか、「丈六阿弥陀如来坐像を見学した参加者たち」ということで、やはり観光客が訪れてきているんです。それで、これは保昌寺ですか。

  それから、その前の日ですね。すごく大きく蔵王町が載っているんです。「だるま堂誕生の 地、宮城県蔵王町」、非常に蔵王町が有名になっているような状態で、そこで、私ちょっと思ったんですけれども、その矢附の真田公のお墓のところを本当に環境整備を美しくして、あの辺に大変いい谷地遺跡出たということで、そういうような展示館などを考えているかいないか、お尋ねいたします。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 永野西の白石消防署永野出張所のその場所、そこで遺跡が出たことだということでしょうか。それを展示するつもりはないかということでしょうか。(「はい」の声あり)

  これに当たって、今、いろいろと遺跡が出たから、じゃすぐに、ある程度はこういったものが出たと細かくやっていますが、全部洗ったり、そしてその形がきれいに残っているのはなかなかないんですね、遺跡というのは。ですから、それがお皿にしても土器にしても。ですから、そういったものを全部合わせながら、この形をつくりながら、そういった後に、この谷地遺跡のあれをしましょうということは教育委員会のほうとは話はしております。

  そういったことで、今、宮城県のDCでありますが、ここ四、五年の中で2回も来るということはないんですね。平成20年の1112、1月と、この3カ月間にわたって、実は仙台・宮城DCをやっておるんですね。その2回目が今回やっているんです。ですから、この四、五年の中で、2回来るということはないんですね。ですから、これも今回の宮城県がこれだけの3.11の震災と、あと岩手の一関周辺と、福島県含めて、その辺も一部福島県の北部、今の福島市内から北ですが、その辺を含めて、この3県を入れながらやっていきましょうということであります。

  それに当たって、沿岸部がああいう形なので、この宮城県が奥羽山脈の温泉街を中心になりながら、それでこうやって宮城が元気であるということを、今回のDCでやっていく。そういった中で、蔵王町も大きくかかわりながら対応していきたいということで、県、仙台市も一緒になりながら、それで各市町村とも合わせながら、このPRをやっていっていると。そういったことが今回の報道関係でいろんな歴史関係が、弥陀の杉も含めて、このだるまの杉、私たちだるまの杉、だるま杉と言っていますが、これに当たっては、地元の方々で何々推進協議会というのをつくっているんですね。その推進協議会が地域の人たちが主体になってつくって、それに町がいろいろとアドバイスをしたりお手伝いをしたり、そして、こういったことをやっていくに当たって予算化をしてあげたり、また、JR東日本でありますが、東日本の財団の事業の予算も1,000万円ほど、約1,000万円近くの金をもらいながら環境整備してきたといういきさつがあります。

  ですから、やはり、町が直接環境整備しましょうということではなくて、地域の皆さんがそういったことをつくりながら、やはり、そういう地域が主体になりながら、それに町なり、それで、お金なんかもいろんなところから見つけながら、そしてやっていくということが私は好ましいのではないかなというふうに思っています。

議長(佐藤長成君) 高橋好夫君。

8番(高橋好夫君) 私も、遺跡はすぐにしてくださいとは言いません。やはり、話を聞くと3年間洗い方にかかると。組み合わせが6年、7年かかると。なんだかんだで10年ぐらいかかるんじゃないですかと。そういうことですね。私は、先ほど新聞に載ったことを言ったんですけれども、やはり、だるま堂を見て、阿弥陀如来を見て、真田の石碑を見て、蔵王町観光を巡られると、最高にいいんじゃないかなと。その中で、遺跡なんかあったらば特にいいのではないかなと思った次第でございます。

  そして、とにかくあしたは彼岸でございます。矢附の方々もあしたは真田公に線香を弔うと思うんですけれども、やはり、あの辺を本当に見やすく、道案内の看板でも立てて、のぼり旗はばらばらになっていましたね、きのうあたりはね。風が最近強いもので。そんなことで、やはり、きちんと環境整備をお願いして、私の時間はありますけれども、一般質問を終わりたいと思います。答弁はいいです。終わります。(拍手)

議長(佐藤長成君) 高橋好夫君の質問が終わりましたので、次に、15番松ア良一君の質問を許します。15番松ア良一君。

     〔15番 松ア良一君 登壇〕

15番(松ア良一君) それでは、議長のお許しをいただきましたので、通告に従って質問させていただきます。

  1件目が、防災ソフト対策でございます。

  東日本大震災からはや2年を経過し、ややもすれば震災被害の風化も懸念されているところです。その意味合いからも、震災被害の体験を教訓として、防災・減災の両面から着実に図っていくことが求められております。最も大事な地域住民の力を引き出していくためには、災害に対する正しい知識を持ってもらうこと、避難所拠点の充実や、二次避難者への対策等も配慮し、被害を最小限に抑える減災へとつなげる必要があると考えます。

  そこで、下記について伺います。

  (1)総合防災ガイドブックの配布

  (2)避難所設置案内・誘導看板の見える化

  (3)福祉避難所協定の推進

  2件目、使用済み小型電子機器の回収について

  回収対策は、携帯電話やデジタルカメラなどの9種類です。その使用済み小型家電製品中に含まれる金、銀、銅などの貴金属やレアメタル(希少金属)の再資源化を進める小型家電リサイクル法が4月からスタートする。

  新制度では、自治体とリサイクル事業者が柔軟に連携して地域の実態に合わせた形でリサイクルを推進することが求められている。当町の取り組みについて伺います。

  3件目、空き家等の適正管理について

  総務省「住宅・土地統計調査」によると、空き家の数は2008年に全国で757万戸となり、この20年間で約2倍、空き家率で見れば、住宅全体の約13.1%と、ほぼ7戸に1戸の割合になっている。昨年4月4日未明に爆弾低気圧が吹き荒れ、空き家になった建物からトタンや板が飛んできて危険だと相談をいただきました。

  本来は、所有者が解決すべきことですが、所有者がわからない諸事情から、管理されないケースがふえているものと思われます。

  こうした現状に、何らかの対策はとれないものかどうか伺います。

  以上3件、よろしくお願いします。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 松ア良一議員の一般質問にお答えいたします。

  第1点目の「防災ソフト対策について」お答えいたします。

  第1番目の「総合防災ガイドブック配布」でありますが、議員ご質問のとおり、東日本大震災から2年が経過し、復旧・復興が進むことで震災被害の風化も懸念されているところであります。

  各種災害に対する常日ごろの対策を備え、いざというときの安全対策など、各家庭で防災について確認し、話し合えるガイドブックは必要であると考えます。

  地震・風水害・火山噴火・火災等から身を守る「総合防災ガイドブック」を作成し、全世帯に配布できるよう検討してまいりたいと思います。

  次に、第2点目の「避難所設置案内・誘導看板の見える化」についてでありますが、平成21年度から年次計画で指定避難所場所の標識設置を行ってきましたが、避難所がどこにあるのか、どのように行けばよいのかについては、現在各行政区で進めております、自主防災組織の結成を促し、自主防災組織の防災計画に避難訓練がありますので、避難訓練の一環として、避難所までのルートを周知することはできると思っております。

  そのためにも、各行政区に説明に伺っておりますが、自主防災組織の結成を促していきたいと考えております。

  しかし、行政区の範囲が大きく、住民の転出・転入が頻繁な地区や観光地においては、やはり、いざというときの避難所までのルートがわからないことが想定されますので、十分調査検討して、わかりやすく見えやすい案内・誘導看板の設置を実施していきたいと考えております。

  次に、第3番目の「福祉避難所協定の推進」についてであります。

  本町においては、現在まだ協定を締結しておりませんが、以前から福祉避難所の指定の必要性については、高齢者、障害者等のほか通常での避難所での生活に支障を来たす災害時要援護者の避難所の確保を図ることを目的として、今後、町内の社会福祉施設と協議を進め、協定の締結に向けて努めていきたいと考えております。

  第2点目の「使用済み小型電子機器の回収について」お答えいたします。

  使用済み小型電子機器等の回収に関しましては、平成24年8月10日に「使用済小型電子機器等の再資源化の促進に関する法律」が公布され、本年4月から施行されることになっているものであります。

  その目的は、廃棄物の適正な処理と、従来は一般廃棄物として有用なものの相当部分が回収されずに処分され、金や銅などの有用な資源や希少な鉱物が使用されている資源の有効利用の確保を図ろうとするものであります。

  資源回収のための対象品目は、電気機械器具、通信機械器具、電子機械器具、電子計算機、医療機器、電気照明など28の分類で「制度対象品目」として政令で定められております。

  また、資源性と分別のしやすさから、特にリサイクルするべき品目として96品目を「特定対象品目」として国が指定しております。そのうち、「家電リサイクル法」に規定されている品目を除くものが、今回の小型電子機器等の対象となるものであります。

  「使用済小型電子機器等の再資源化の促進に関する法律」(小型家電リサイクル法)では、排出者を主に一般家庭とし、回収をリサイクルの取り組みが可能な自治体が行い、回収されたものは国が認定した「認定事業者」に引き渡すことにより処分を行う形となっております。

  本町の一般廃棄物処理は、仙南地域広域行政事務組合の施設に搬入して処理を行っており、小型電子機器等についても不燃ごみとして回収し、仙南リサイクルセンターにおいて中間処理を行っており、この認定事業者は、法施行後の4月より申請し、初めて許可を受けることになっております。

  回収を実施する場合は、分別区分を追加して集積所単位で収集し、リサイクルサンタ―で取りまとめを行い認定業者に引き渡しをする形が効果的と思われます。

  今後、構成市町と小型電子機器等のリサイクルに関する取り組みについて、種々検討を重ねていきたいと考えております。

  次に、第3点目の「空き家等の適正管理について」お答えいたします。

  議員ご指摘のとおり、管理されていない空き家等が地震や暴風などの際に倒壊したり、部材飛散したりする危険があることに対しましては、住民の安全・安心の確保と財産保護の観点から、行政として対応していくべき課題であると認識をしております。

  このため平成22年4月に開催いたしました区長会議においても、空き家等の現状把握について話し合った経過がございます。

  現在、空き家になっている建物であっても、もともとは所有者が管理をしていたはずですから、町としての対応の第一段階は、きちんと所有者を確認することであると考えております。

  このため、登記簿の調査や、区長さんを初め、地域の状況に詳しい方々のご協力をいただきながら、聞き取り等を行い、所有者を把握した上で空き家等の危険度合等を判定し、必要に応じて所有者に適正な管理や建物解体等を要請してまいりたいと思います。

  全国の先進事例では、管理が不十分な空き家の所有者に適切な措置をとるよう、勧告や命令ができる「空き家対策条例」を制定し、成果を上げている自治体もあり、空き家対策はその所有者に適正な管理を行っていただくのが基本でありますが、議員ご指摘のように、所有者が不明な場合の対応につきましては、法令上の権利関係が絡む難しい問題もはらんでおりますので、全国の先進事例等も参考にしながら、今後、対処方法を検討し、災害等の未然防止を図ってまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げまして、答弁とさせていただきます。

議長(佐藤長成君) 松ア良一君。

15番(松ア良一君) ただいま町長のほうから詳細な答弁をいただいたところでございますけれども、再度、1件ずつ確認をしながら再質疑をさせていただきたいと思います。

  まず、第1点目の防災のソフト対策についてでございますけれども、この最初の@の防災ガイドブックの全戸配布、このようなことで取り組んでいただける答弁もいただいたところでございますけれども、今回の大震災においては、いわゆるハード面を先行していろんな防災対策を重ねてきたわけですけれども、なかなかハードだけでは限界があることを教訓として学んだのかなというふうにも思います。

  ある程度は逃げるために必要な迅速で適切な情報あるいは避難するための教育等も考えながらやっていかなければならないのかなというふうに思っております。

  今回の答弁いただいた内容のところに入ってまいりますけれども、この6ページの中のいただいた中での地震・風水害・火山噴火並びに火災等、こういった内容の総合防災ガイドブックを今後作成していきたいと、このような内容になってございますけれども、この内容で大方は網羅するのかなというふうには思いますけれども、ただ、最近の災害のいろんな事情を見ますと、もうちょっと幅広くこの中に盛り込んでいく必要もあるのではないかなというふうにちょっと考えますけれども、例えば、最近ですと、大変強風が吹いて、さらに竜巻も起こったりもしますし、土砂災害は少ないとは言いながら、この辺ですと村田あたりもあったりしますし、土砂災害の場合も避難するに当たってあるいは逃げるに当たってもなかなかその辺の予備知識もないのかなというふうに思います。

  と申しますのは、やはり、真っすぐ逃げたのでは後ろから追いかけられるわけですので、やはり、直角に逃げるというのが原則なんだそうですけれども、この辺の知識もなかなかございませんし、あるいはいまだに福島第一原発による放射能汚染による実害ですね。こうした部分でも苦しんでおります。当時、この3.16があったときに、いわゆるそうした放射能の汚染について全く予定していなかった。あるいは空間にそうしたものが漂っているにも関わらず平然と暮らしていた。こういう実態もございますし、放射能汚染あるいは原発事故が起きたときに、どのように対処すればいいのかという、この辺は基本的には家の中にいるということが原則なんだそうですけれども、そういったところも絡めて、やはり、せっかく総合防災ガイドブック、今後検討しながら作成していただくのであれば、今後のことも考えて、こうした内容等も含めながら、やはり作成していただく。また、町長から先ほど答弁いただきましたように、自主防災組織、これも取り組んでいただくというような内容も載ってございますけれども、これについても少しそうしたガイドブックの中にも皆さんに理解していただくという部分で含めていきながら、非常に内容的にいいものができ上がるのではないかなと、このようにちょっと考えておりましたけれども、その辺について、これからということでございますけれども、ご答弁いただければというふうに思います。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 今までも実はつくっているんですね。議員の皆さんにも、渡っていない議員の皆さんもあったと思いますが、実は蔵王の火山防災マップというものもつくっております。

  それとあと、この蔵王町の防災マップ、これは2009年、震災の前のときでありますが、こういったものをつくってやっております。

  ただ、今、おっしゃられたとおりであります。そんなことを、ただ、今、実は一つは、この蔵王の火山防災マップでありますけれども、これもちょっと住民の人たちに理解をいただく、そういったことを含めて、実は今、全国の火山地域が今動いているのは確かなんです、実は。そんなことで、今、国交省の東北整備局でありますが、ことしの2月20日でありますけれども、蔵王山の火山噴火緊急減災対策砂防計画検討委員会の委員の中に私も入っておりますが、この環蔵王の人たちも入って、こういう一つのあれを国交省の東北砂防部、そして、新庄河川事務所の所長たちが中心になり、今これをやっております。

  そういったことで、今、この火山のあれをもう一回見直ししていくようになったんです。ですから、これがここ2年間の中で見直しをしていくということがまず1点お話をさせていただきたいと思っています。

  そういった中で、保存版の蔵王町、これが震災前の2009年の3月に作成されて全戸に配布しております。ですから、それぞれのときどきでつくっていきます。今検討しているのが、保存版でありますけれども、我が家の防災対策ということで、地震だとか風水害、火山噴火だとか、これにあと火災も含めて、あと今お話が出たのが砂防の関係で1級河川があふれたという、その周辺に家があった場合のこと等々でありますが、その辺も、例えば藪川周辺は、私は問題ないと思うんですが、一回松川が、河川が亀裂を起こして、そこから欠落というか、なった時代がありました。

  ですから、そういうことも含めて、総合的な、あと今最後に言われた原発の関係、そのときは、なかなか原発といっても80キロ、ちょうど83キロの直線で、福島原発から83キロ。そして、女川からも85キロぐらい離れているんです。ですから、ちょうどその三角の点が蔵王町なんですね。ですから、今回、50キロだとか、アメリカは80キロ圏外に逃げなさいということでありますが、そこは本当に原発が起きたときに、本当に屋根の中でいいのかどうか、その辺、ちょっとひとつ屋根の下にいたほうがいいのかどうかというのは、これは専門の方々のいろんな意見だとか、そういったことを頂戴しながら網羅していく必要があるだろうということを、今実はそんなことを考えておりますので、そういういろんなお話を頂戴したことをブックとしてできるだけ整備をしながら、早いうちに発行していきたいと。

  ただ、今、予算化までまだ行っていないということは、いろんなことをこの中に入れる関係、まとめていかなくてはならない。その中でできた段階で予算を計上してやっていきたいと思います。そして、各戸に配布をしていきたいと。

  いいんですよね。1点、1点行くわけですね。

議長(佐藤長成君) 松ア良一君。

15番(松ア良一君) 折々というか、時代といいますか、そうした中での災害のいろんな対応については、やはりそのときそのときでいろんな内容が変わっていったりするのかなというふうにも思っております。

  先ほど、町長からお話がございました内容については、蔵王町のホームページのほうに掲載されているなということで見ました。内容等についても、あらあら見させていただいたんですけれども、やはり、町民にとってわかりやすい表現も必要なのかなと。済みません、私みたいな、サイズの、写真が入って、写真といいますか、イラストとかが入って、イラストを見ながら行動がわかるとか、そういった内容もあってもいいのかなというふうな感じがいたしましたし、放射能汚染に対しても、やはり、まず放射能に対する知識がやはりなかなかついてきませんので、レントゲンですとこのぐらい、1回浴びるとこのぐらいとか、そういった表現もそこに織り交ぜながら、放射能に対してはこういう知識、いわゆる捉え方が必要だとか、そういったこともあってもいいのではないかなと、このように思いました。

  環蔵王に対する蔵王の噴火に対する対応等については、初会合もなさったそうで、この前は町長のほうからもご報告いただきましたので、そうした中で、今我が町として災害の中でこういったこともあり得るな、そういったことも想定しながら、このガイドブックについては網羅していただければと、このように思います。

  続きまして、避難所の見える化でございますけれども、先ほど答弁いただいた内容と全く同じなんですけれども、我が町の場合は、観光客も多くの方が町内に入られますし、また、地震あるいは災害等の中で必ずしも同じ地域にそこにいるとは限りませんので、そうした中にあって、ほかの地域に行った場合でも、その避難所がすぐわかるような、そういった表現も必要なのかなというふうな形で今回提案させていただいたところでございますけれども、ただ、もう1点、ここまで答弁書を書いていただいて、大変恐縮なんですけれども、この誘導看板の見える化ということも含めて、この中にあったわけなんですけれども、いわゆる夜間になりますと、どうしても今40カ所ですか。避難所の看板も設置していただいたところですけれども、夜間になった場合に、蛍光塗料も塗っているとは思いますけれども、全く見えないという、そうしたところが看板の状況にもなってございますので、いろんな形で誘導していくならば、電柱等にそういう逃げるような、避難所に走るような形のマークとか、いろいろありますよね。ああいった形のマークですね、看板。今、新しくと言いますか、最近いろんな消防署のほうでも認定を受けたようでございますけれども、蓄光式ということで、昼間、いわゆるマークに太陽光が当たりますと、晴天の場合ですと3分ぐらいでそこに充電されるといいますか、光を蓄えられるんだそうですね。曇天であっても30分ぐらいそこに光がある程度当たると、夜になってきっちり光るという。こういった蓄光型のそうした看板等もいろいろあるようでございますので、それですと、いわゆる電気が要らないということですし、エコ、そうしたことにもつながりますし、そうした部分も含めて、今後、そうした避難所の誘導については看板等についてもいろいろそこに真っすぐといいますか、すぐ見える形で避難所に着けるような、そうした看板のあり方も必要ではないかなとこのようなことで、今回ちょっと言葉が足りませんでしたけれども、そうしたこともちょっと考えておりましたので、この辺についてご答弁いただければというふうに思います。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) おっしゃられることはよくわかりますし、基本的には蔵王町には23区の行政区がありますが、その行政区の中で地域の人たちが昔から、そして力を合わせながら、共有して、協力してやっていく。そういう地域の方々の場合は、やはり自主防災組織、行政区で。そんなことをしながら、実はこれは東根区の防災マップなんですよ。東根区が町内の中でもいち早くこれを取り上げて、そして、どこに、防災があったときにどこに行ったらいいかとか、こういう防災マップをつくりながら、みずから自主防災組織を立ち上げて、そういったところに町も支援していくということが基本的なんです、いろんな。

  そして、太陽光のパネルを設置しながら、そして、それの月1万5,000円ぐらいの売電のあれがありますから、それを有効活用していきましょうというのが私のねらいでありますが、それをいち早く東根地区はやって、こういうことをつくったと。

  ただし、そういったところがまだまだできないところがありますよね。それが遠刈田温泉なんですね。やはり、遠刈田温泉というのは観光客の出入りがあったり、そして、日帰りの方も出入りしている。やはり、そういったところに、地域の人はわかっていても観光客なり、いざ足を運んだときに何か災害が起きたと。そういった、あと宮も私は同じだろうというふうに思っています。

  そういったところの地域の方々については、やはり、広域的な避難所の、もう決めているんですね。今決めている。ただし、そういう夜でもわかりやすいものが必要でないかなというふうに思っています。そういった意味で、何が必要かというと、やはり、太陽光を有効活用しながら、そして夜から、暗くなると朝まで、日が明るくなるまでのそういった自然点灯式的な、そういったことで対応していくのがいいのかなということで、実は今、松ア議員の要望と若干違っているんですが、実はうちの防災専門監のほうで、年次計画の中でその2カ所というのは入れながら、今進めているところです。そんなことで、余談でありますけれども、金額も大体約35万円前後ぐらいでできそうなんですね。1基当たりです。ですから、そういったことがじゃ遠刈田のどことどこが必要か、宮だったらどことどこと。やはり、宮だってバイパスで1日何万台と通行しますから、そういった方々が何かパニックになったときに、田んぼに逃げるだけではなくて、やはり、公の学校、中学校というのが、そういう校庭だとかそういったところ、やはりわかりやすくしてあげる必要があるのでないかなというふうに思っています。

  そんなことで、前向きに、これは今全体的な蔵王町の防災の中の一つとして、今検討しているところであります。

議長(佐藤長成君) 松ア良一君。

15番(松ア良一君) そういった方向性を持っていらっしゃるということで、夜間のときにそういった災害等も大いにあり得るわけですので、やはり、電柱等含めて、避難所に行ける、こういった案内の表示も必要なのかなと、このようなことでございます。

  先ほど、町長のほうから東根地区のマップ、この前、議会報告会に行ったときに区長さんのほうからいただいておりました。その中に、災害の要援護者のお宅についてもたしかマークか何かあったのかなというふうに思っておりますけれども、この辺、本当にコミュニケーションをしっかりとりながらやっておられるのかなということで、大変感心いたしました。

  次の3番目の福祉避難所の協定の推進に移ってまいりたいと思います。

  なかなかこの福祉避難所の協定については、県内でもまだ一つの町村か二つぐらい回っていたところで、なかなかここまでは進んでいなのが現状でございますけれども、東日本大震災の折に、我が町の場合は保健福祉課のほうでホールにそうした方を入れていただいて、ベッド数も限りある中、非常にそういういい対応をしていただいたと、こういう思いが非常に今でも残っているんですけれども、本当に最近もちょっと家の近くの人を見舞ったときに、高齢者で寝たきりになってしまって、ヘルパーさんとかいろいろな応援をいただいているんですけれども、日中はだれもいないという状態が続いたりしている状況にありまして、こうした人を本当に災害に遭ったときに、隣近所でどうそれをサポートしていくのか、こういったところ、非常に難しい問題だなというふうに思いながら思っておりました。こうした方々に対する災害の要援護者名簿についても、今、でき上がっている名簿についても、そうしたところの観点からいけば、もうちょっと本当に必要な人に災害の要援護者名簿の手が伸びるような形の名簿の作成等もありなのかなというふうに思っております。この辺も、改めて今後の取り組みなどについてもお伺いしたいと思っておりましたけれども、まずこの災害応援協定については、いろんな福祉施設とのしっかり施設の内容も整ったところでないとなかなかこの辺、その施設等についても、老健施設についても、今の現状の中では、目いっぱいだというところもいろいろあったりして、これをどう進めていくか、本当に、非常に大きな問題ではあるんですけれども、幸いうちの町のほうにはかなりそうしたところも施設もございますので、今後、大変難しい問題ではありますけれども、そうしたいわゆる全く自力では逃げることができない、そうした方もいっぱいいらっしゃいますので、そうした方に対する考え方として、福祉避難所はやはり必ず必要になってくると思いますので、ここら辺について、改めて今後の取り組みについてお伺いしたいと思います。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 町内における、災害時における要援護者が必要な方々の名簿というのを作成させていただきながら、行政区なり、あと民生委員さんたちにしながら、ですからそれをやるにしても、消防団の皆さんに、あと地域の皆さんに要援護者の方々を助けをしてもらうにしても、やはり、それぞれの行政区の自主防災組織が必要なんですよ。全部つくってあることはつくっているんです、全部。ですから、ただそれを行政区ごとでのそれがまだやっていないと。そこでやはりいざ何かあったときに、やはりそれぞれの皆さんをまとめてしっかり、例えば、A班のところだとA班で、我々地域にいる人たちがみんなであのおばあちゃんを助けてあげようと。だけれども、やはり、ある程度、半年に1回ぐらい更新というか、それをしないと、なかなか新しいこの情報、要援護者の。そういったことは、今、高齢者の中で大事だというふうに思っています。そういった面で、ひとり暮らし、老々世帯含めた、そして、障害者が障害認定が何級であるかということも含めて、そういったことは全部データは出しております。ご存知のとおり出しておりまして、福祉課のほうでやっております。

  ただ、それをいかにまとめながら、そして、そういった方が重度の方々、またそういった方々をどのようにやっていくか、対応していくか、その受け入れ先のことだと思うんです。そういった面で、今、老健施設の「リラの会」は、名前を言ったら失礼なんでしょうけれども、老健施設はちょっと難しいんですね。そういったことで特老、特老は2つあります。今、蔵王町にあるのは「楽園が丘」と「ざおうの杜」であります。そこと今、話を進めながら、そして理解をいただきながら、全部満床で埋まっていますから、じゃどこで預かるかという問題はそこなんですよ。ですから、食事する場所も必要でしょうし、今いる皆さんのね。ですから、どのぐらいの、何床分を受けていただけるかと。そのときのベッドの問題から、そのベッドを常日ごろ、じゃどこが管理していくかということも含めて、じゃその予算を誰が出すだとか含めて、その辺のあれを施設側と詰めに入っていこうとするところであります。

  ですから、そういったいろんな等々をどのぐらいのスペースでご理解いただけるのかということでありますから、間違いなく、やっていることは間違いございませんが、ただ目に見えないというふうに言われればそうかもわかりませんが、そう簡単に協定だけ進めばいいというものではなくて、じゃいろんな施設だとか、いろんなもろもろ、そういったものを常にベッドをどこで保管していくか、例えば、5ベッドなり、5床なり10床、じゃ町から災害のときに本当に町で置いておいて、町からそこの施設に運ぶことが可能なのかどうかも含めて、それであれば今度は倉庫も必要でありますでしょうし、その施設側にね。ですから、そんないろんなことを考えておりますけれども、そういったことを考えれば考えるほどいろんな難しさが出てくるというのが今の現状であります。その辺を、施設側の皆さんにご理解をいただきながら対処していきたいというふうに思っていますので、もうちょっと時間をいただきたいと思います。

議長(佐藤長成君) 松ア良一君。

15番(松ア良一君) 今、町長のおっしゃられた問題、課題がいっぱいあるということは承知しておりました。そんな中、こういった大震災の折には保健福祉課の職員の方が課長を中心に対応していただいた。しかし、朝早くから夜遅くまで、家族の方が仕事に行ってしまうと、こういう実態もあって、本当に抱えるのは大変だなと。そうした場合には、やはり、こうした別なセクションがないとちょっと厳しいなと。

  おっしゃられたように、自主防災組織の中でも、やはり隣近所にそうした方がいたときにどうサポートしていくかという内容等についても、やはり必要なのかなと思っておりますし、そうしたのも総合ガイドブックの中にもそうしたことを盛り込んでいただければ、少し認識していただけるのかなというふうにも思っております。

  では、次のほうに移ってまいります。

  次の使用済み小型電子機器の回収でございますけれども、ことしの4月からということで、大変寝耳に水だったかもしれません。大変広域関係もこの辺、流れていたかどうかよくわかりませんけれども、ほかの市町村といいますか、名取、亘理関係あたりも後からというような形の内容がわかったと、こういうこともあるようでございます。

  今回は、対象者は一般家庭を中心として、そして、回収措置は自治体で、自治体においても9品目とかいろんな品目がございますけれども、それをどう扱うかは自治体側に裁量権はあるよと。こういう中で、リサイクルとして、全体として取り組んでいただける業者になるんだということが、この辺がちょっと違うのかなというふうに思っております。

  この扱っている業者はじゃどこだというふうになりますと、これまで取り組んでいる自治体は全国の中でもかなり少ないんですね。東北関係ですと、秋田県のほうで取り組んでいるところもございます。そうしたところが、手を挙げさえすれば認可を受けてそうした流れになっていくのかなというふうに思っております。

  ただ、この資源回収に当たっては、いわゆるこれまでいろんな形で我が町としても取り組んでおられますし、いわゆるこれまで取り組んできた資源回収の日に合わせた形の取り組みもできないものかどうかなと、こういう考え方を持っております。

  第3日曜日が資源回収にはなっておりますけれども、こうした中において、いわゆるボックスあるいは回収の品目等少し分けた形で、そこに回収の日にちを設定して、そして取り組んでいくのも一つの方法かなというふうには思っております。

  何せ、広域関係がこの辺、回答が来ないうちは、「はい、そうですね」と、こう言えないかもしれませんけれども、ただ、今後取り組んでいくことによって、今まで捨てられていたあるいは仙南リサイクルセンターの中でどんといっていたものが有効に活用されていくと。こうした送られた分についても、キロ当たりの単価が結構いい値段なんだそうです。そうしたこともバックとして返ってくるならば、余り損はしないのではないかなと、こういう考え方に立っておりますけれども、小型家電等の売却価格を昨年6月あたりのこれは、柏市かな、キロ当たり12円、こういう単価も出ているようでございますし、町長から言われると値段だけじゃないんだ、大変なんだと、こういうふうに言われるかもしれませんけれども、ぜひ今後、全体的なプロセスを経過しないといけないかもしれませんけれども、ぜひこうした視点に立って、環境の町としてアピールしていくことにもなりますし、この辺の取り組み方をぜひ今後やはり進めるべきではないかなと、このように思いますけれども、再度ご答弁をいただきたいと思います。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 実は今回のこの法が制定されるということは、ちょっと私は初めて知ったんですね。そんなことで、担当課とやったんですが、実は、仙南広域ではまだ全く考えていないんですね。ですから、これはそれぞれの市町村で考えるのかなと思って、実は担当のほうも調べていたんですが、どこの市町村も、仙南の2市7町、どこもまだこれを考えていないというのが現状なんですね。これは4月1日からというのは、あくまで法律が通って、4月1日からあくまでもそういうリサイクルに対応していく業者に認定しましょうというのが4月1日からですから、最初。それからでありますから。

  それと、今までと違うのは、今は家電関係はやっていますね。例えば、冷蔵庫とかテレビだとか、そういったものはやっていると。ただ、今度は小型電子機器、そうすると、利益上がるという言い方を今、松ア議員が言われたんですが、それは携帯だとかパソコン関係を例にしましょう。ただし、パソコンなんかは購入したところに持っていって幾らで引き受けてくれるだとか、多少なりともお金になるんですね。それとあと携帯なんかだと、その販売のところに持っていく。ですから、なかなか今現在は金にならない部分だけが集まってくるのかなと、実は若干そう思っています、私なりに。

  それと、例えば、1市町村がやることではないなというふうに思っています、これを。法がやって業者が動く。多分、これから仙南広域全体でお願いしようというふうには私も思っておりますが、そのときには、仙南広域全体でやらざるを得ないだろうというふうに思っています。ただし、今の仙南リサイクルセンター、蔵王町の山ノ入地区にありますが、そこで、やはり負担がかかっていく。そうすると、そこでいろいろな人的な、人件費の問題、分別したりいろんな等々。だから、今後どのようにやっていくかということでありますが、全く私も白紙の状態でありますから、変なことは言えませんが、何しろやはりこれは一市町村が取りまとめるべき問題でないというふうに思っています。

  ただし、貴重ないろんな地層の中から出てきているいろんなそういう貴金属含めた大事な資源でありますから、それをやはり有効活用していくことは必要だというふうには思っております。

  そのためにも、やはり、仙南広域として取りまとめていくような方法、まず理事会としても考えながら、そしてぜひひとつ蔵王町からお二人の議員さんがいるわけでありますから、仙南広域の議員さんにも松ア議員のほうからお話をしていただきながら、広域で取りまとめていく方向でひとつお話を取りまとめていただければうれしいなと思っております。

議長(佐藤長成君) 松ア良一君。

15番(松ア良一君) 町長にまとめていただきましてありがとうございます。

  名取とか亘理関係のほうについては、そうした広域関係の流れもあって、名取市とかではそうした取り組みをしていくというお話も伺っておりますので、今後、全体的な流れが出てきてという町長の答弁も含んでいるのかなというふうに思いますけれども、そうした方向もございますので、ぜひそのときは取り組みをいただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。

  3件目の空き家の適正管理についてでございますけれども、大変空き家になってくるケースが多くなってくるというのは、世帯分離あるいはそこから施設に入っていった、あるいは亡くなった、そうしたいろんなことが重なって空き家になっていく率が多くなってきているのかなというふうにいろんな形で分析もされているようでございます。

  今後、人口が減少していく中において、こうしたものは多く見受けられるのかなというふうに思っておりますけれども、一番こうした問題が寄せられたときに、じゃ住民の方は役場に行ってどこが窓口なのかなと、こういうことにもなるのかというふうに思いますけれども、この辺、空き家等の問題について窓口はどこなのかな、こういうふうな疑問が湧くんですけれども、この辺については、一本化されているところがございましたらお伺いしたいと思います。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) まちづくり推進課であります。そこは行政区の区長さんたちの窓口でもありますし、そこが一番ふさわしいというふうに思っております。

議長(佐藤長成君) 松ア良一君。

15番(松ア良一君) この問題、結構、複数の課にまたがってくるのかなというふうに思いますし、いろいろ問題を処理していくとなってくると、総合的に連携したりしないと、かなり解決するとかそういった部分は難しいのかなとちょっと思ったものですから、改めてその辺については、まちづくり推進課が担当窓口になると、こういうふうに受けとめたいと思います。

  今後、いろんなそういう問題に対する組織間の連携とかを含めた形で、情報の共有なり何なり、いろんな形で必要になってくるのかなというふうに思っておりますので、ぜひその辺も含めて、まちづくり推進課を中心に、この問題の処理に当たっていただきたいと思いますけれども。

  先ほど、空き家の実態調査について、町長も触れられて、この辺何とか掌握していきたいというような答弁もいただいたところですけれども、これも本当に、今回、新年度予算の中で航空写真も予算化されておりますし、それも一つの方法なのかなというふうに思いますけれども、ただそれから、本当にそこの先が見えるかどうかはまた別問題だと思いますし、あるいは区長さん、あるいは地域住民の方の声をいただいて、空き家の実態調査に取り組んでいく、このようなお話をいただいたところですけれども、この辺の取り組みについて、再度この辺、お伺いしたいと思います。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 区長会なんかでもまちづくり推進課からお話をさせてもらっておりますが、一つは空き家の有効活用をしていきたいというのが私の考えなんですね。ですから、その空き家の有効活用をしていくために、行政区の区長さん、それで、空き家をしている方々と話し合いをして、蔵王町に住んでみたいという方々が多いわけでありますから、その空き家を有効活用していく手段があればいいというふうに思って、まちづくり推進課のほうで、その空き家情報については担当しているところであります。

  今回の問題は、それに対して部材の飛散ですよね。これに当たって、最後のほうに私、答弁のほうでさせていただいていますが、なかなか「あなた解体しなさい」なんて簡単に言うこともできないんですね。その人の財産でありますから。ただ、そこから、屋敷から飛んできたものについては、やはりいろいろと障害を来たすわけでありますから、ですから建設課のほうで対応させたり、また、町民税務がいいのか、そういったものによって、それは必要だなというふうに思っています。

  ですから、松ア議員もご存じだと思いますが、全国でごみ屋敷なんかありますでしょう。あれなんかでも、私たちからみたら物すごいごみの山なんだけれども、本人からしてみれば財産だと。うちの屋敷に入るなと。何を持っていくと。そういったことで、そういったものを処分しましょうということで、ひどいものについては条例をつくっている市町村があるわけであります。

  そんなことで、まず1つは、空き家の部材なんかが散乱したり、そしてそういうものについては町も美観の問題、環境整備、美化、そして町民の皆さま方に歩道だとか町道をふさぐような、そういう実態の場合は対応していきたいというふうに思っています。

議長(佐藤長成君) 松ア良一君。

15番(松ア良一君) 今、町長言われましたように、子供たちのいろいろな安全安心にかかわるようないろんな問題ができた場合には、大仙市のような撤去というふうになっていくんだろうと思いますけれども、この辺の空き家の実態調査については、固定資産税等あるいは先ほど言いましたように、登記簿あるいはそうしたところに踏み込んでいくにしても、なかなか情報的にはそこからつかまえるというのはかなり事務的にも難しいのかなというふうに思いますので、その辺の事務の整理あるいは共有、そうしたこともないと、一つ一つ積み上げてその空き家の実態を調査するあるいは数を上げていくというのは、かなり難しいのかなというふうに思っております。

  まずこの空き家対策については、先ほど町長言われましたように、空き家の実態調査が1点、あとは空き家バンク等を利用した形での定住促進ですか、こうしたことも一つの取り組みなのかなというふうに思っております。

  全体的に申し上げますと、やはり、この空き家に対する管理意識の薄さ、あるいはそうした部分について意識を持っていただく、気づいていただく、こういったことも含めて、先ほどこの答弁書から見ますと、「解体等も要請してまいります」「危険度の判定もしてまいります」というふうになりますと、ここまで進んでいく形のものになっていくと、やはり、先ほど町長が言われましたような空き家対策の条例等も将来的には必要なのかなと。こうしたところがないと、建築基準法なりあるいは財産の処分等のいろんな国の法律等ではなかなか踏み込めない部分、こうしたところについて入っていくには、町としていわゆるそこに踏み込んでいくあるいは動いていくにしても、条例等の整備がなければなかなか今後、難しいのかなというふうに思いますけれども、この辺についてお伺いしたいと思います。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 松ア議員のおっしゃるとおりなんですよ。所有者を把握して、所有者に「やはり危険だから、少し片づけていただけないか」と言うことは行政の基本的な立場であると私は思っています。そのように、誰が所有して、誰が、言ってみれば、お父さんもお母さんも亡くなってしまって、おじいちゃんもおばあちゃんもいなくなって、だけれども、必ず子供さんかお孫さんが町内か町外には必ずいるんですね。だけれども、やはり、自分のふるさとだから、1年に盆・正月ぐらいは帰ってきたいということで、空き家にしている方も多いわけです。ですから、そこまで勝手に踏み込むこともいけないと。ただ、その中で、空き家の中が部材だとか、もう半壊状態になっているだとか、一部半壊になっているだとか、そういう方々、これは地震等々でないですよ。風災害、自然災害の中でそういうところについては、やはり、町からいろんな所有者にお知らせしながら、危険度ぐあいを、そういうことでこの危険度というのを入れさせてもらっているんですね。

  ですから、そんなことをしながら、この一つ「道路なんかに出て、それが吹っ飛んでいったときには、あなたのところの責任度合いも発生するおそれがありますよ」というお話をしながら、その家を片づけてもらうお知らせをしたいと。

  それとあと、条例等を考えたらどうだというお話もありましたが、この条例というのはなかなか難しいんです、さっき言ったように。裁判というか、権利が絡みますから。ですから、簡単に条例をつくってやりましょうということはなかなか難しいんですね、権利上の問題。ですから、そういった面では確かに条例をつくっているところがあるんです。これは豪雪地帯。豪雪地帯でどうしようもなくて、その対応していきましょうということは1点の豪雪地帯。あと、住宅が密集している、例えば都会ですよね。都会の中の、例えば、銀座あたりは少なくなったんですが、例えば、浅草の浅草寺周辺だとか下町。下町なんかでそういったところで、誰か火でもぽっとつけられたら危険があるような、そのように半壊以上しているようなそういったところは、やはり、火でもつけられたらまずいということで、やはり条例をつくりながら、何ぼ話をしても危険があると。そういった条例をつくりながら、市町村が処分をしたり、また更地にしておく例もありますが、その辺、蔵王町においてはそこまでまだ条例つくっていくまでの考えは、全く私は考えておりませんし、やはり、この地権者の方と、必ずいるわけですから、蔵王町の場合は。ですから、そういった面はやはり。

  あと、分譲地についてどうなんだという一部の方もあったんですが、分譲地はあくまでも分譲地が管理していくわけでありますから、なかなか分譲地の中まで我々が入っていくことは難しいというふうに思っております。

議長(佐藤長成君) 松ア良一君。

15番(松ア良一君) 条例等については、全国で多くなって、56の自治体で取り組んでいるようでございます。あと、更地になってしまえば、その土地の優遇税制がなくなって上がってしまうという、こういう結果もございますし、空き家等のバンクのいろんな推進についても、固定資産税の納付書にあるいはそうしたところに入れて、そして、空き家の情報をつかんでいくと、そういった手法をとっているところもあるようでございます。

  なかなかこれも防災対策と同じで、全てを行政がやるというふうには思っておりませんけれども、やはり、何らかの関心を持っていただく、気づいていただくという、そういう作業の一環だと思っております。

  国は平成25年度に限って、解体費用等についてはいろんな使用の目的もございますけれども、そうした費用等についても支援があるようでございますので、この辺、ぜひ町民の安心安全のために、そうしたところに至らないような形で、未然の取り組みをこれからしていただきたいと、このように申し上げて、質問を終わりたいと思います。(拍手)

議長(佐藤長成君) 松ア良一君の質問が終わりましたので、ここで10分間休憩いたします。

     午後3時12分 休憩

                                           

     午後3時22分 再開

議長(佐藤長成君) 再開いたします。

  休憩前に引き続き一般質問を行います。

  なお、本日の会議時間は、議事の都合により、あらかじめ延長いたします。

  次に、14番川村 仁君の質問を許します。14番川村 仁君。

14番 川村 仁君 登壇〕

14番(川村 仁君) 午後からの3番バッターということで、皆さん大変お疲れではございますが、ただいま議長のお許しをいただきましたので、通告書のとおり一般質問を行います。

  「胃がん検診について」であります。

  町では、病気の予防や早期発見、早期治療のため、各種がん検診を実施しています。

  今回は、日本人でがん罹患率が最も多い胃がんについて伺います。

  胃がん検診では、1次検診でバリウムを飲んで胃のエックス線写真を撮影します。後で、病気が疑われた場合は、2次検査で内視鏡検査による精密検査が一般的ですが、最近注目を浴びているのが、血液による検査で「ペプシノゲン法」という血液に含まれているペプシノゲン物質をはかって胃がんの前段ともいえる「慢性萎縮性胃炎」を診断するものです。

  従来のレントゲン法と比べると、@胃がん発見率が高い、A検診が受けやすく、多数の検診が可能、Bレントゲン被曝がなく安全、C費用が安いなどの利点があります。

  また、胃がんの原因のほとんどがピロリ菌感染であることがわかっています。ピロリ菌感染のある方は、できる限り若い時期に除菌治療を受けてピロリ菌を退治すると、胃がんになる可能性が低くなります。ぜひ町でも「ペプシノゲン法」検診導入の考えはあるか伺います。

  2.元職員との裁判について

  先日の行政報告の中で、元職員に係る損害賠償請求事件については、今まで2回の口頭弁論があり、原告との請求原因に対する認否反論を書面で提出し、裁判が続いているとの説明を受けたが、今後の展開、また、不測の事態に備え、どのように考えているのか伺います。

  3.神の湯周辺の整備について

  前町長時代に、以前、火災があった旅館跡地などの神の湯の周辺の整備計画があったようだが、現在は旅館跡地などの有効活用計画はないのかお伺いいたします。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 川村 仁議員の一般質問にお答えいたします。

  第1点目の「胃がん検診について」お答えいたします。

  本町では、がんの予防及び早期発見の重要性を強く認識しており、健康増進法に基づき、国が定めるがん検診実施のための指針、いわゆるガイドラインに従って検診を推進しております。

  このガイドラインは、がん死亡率を低下させるための有効性が確立した方法を国として推奨するもので、本町ががん検診事業を実施する際の基本とすべきものであります。

  本町の胃がん検診では、ガイドラインで推奨されている胃部エックス線検査を採用しております。

  ヘリコバクターピロリ菌に感染すると、慢性活動性胃炎が起こり、さらにこれが進むと萎縮性胃炎、腸上皮化生、異型上皮を経て、胃がんが発症することになります。

  萎縮性胃炎の段階で、胃粘膜萎縮を血液で判断するのがペプシノゲン検査です。

  ヘリコバクターピロリ菌感染とこのペプシノゲン検査との組み合わせで、胃がん発症のリスクを判定するのが「ABC検診」であります。

  検診そのものは血液検査ですので、受診しやすく、費用も安価ではありますが、「ABC検査」は国が推奨していない状況であり、現段階では国や国立がんセンター等が推奨している検査手法で対応してまいりたいと考えております。

  次に、2点目の「元職員との裁判について」お答えいたします。

  この裁判のこれまでの経過については、平成241115日に第1回口頭弁論が開かれ、原告側の訴状陳述が行われました。

  その後、平成25年1月16日に第2回口頭弁論があり、町側から原告の請求原因に対する認否反論を書面提出いたしました。

  さらに、先週3月13日に第3回口頭弁論が行われ、原告側からの反論が書面提出されたところであり、次の口頭弁論期日は5月15日に開くことが決められたところであります。

  つきましては、ご質問の「今後の展開や不測の事態に備えてどのように考えているのか」でありますが、今回の裁判については、顧問弁護士に代理人を依頼して進めておりますので、弁護士ともよく相談しながら、町が行ってきた行為が適正であったとの信念を持ち、裁判に臨んでいるところであります。

  これまで3回の口頭弁論が開かれたところであり、今後も意見や主張を述べながら反論していくことになると思いますので、まだ相当の時間がかかるのではないかと考えております。

  さらに、「不測の事態」とは具体的にどんな意味なのかわかりませんが、現段階でどうこう申し上げるべきではないと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。

  次に、第3点目の「神の湯周辺の整備について」お答えいたします。

  本町においては、平成1617年度に県の緊急経済産業再生市町村連携事業補助金を受け、遠刈田温泉活性化事業として整備を進め、平成18年4月に共同浴場「神の湯」や観光案内所、町営駐車場を落成し、今日に至っております。

  特に、遠刈田温泉株式会社が運営する青森ヒバをふんだんに用いた「神の湯」や、敷地内に併設されている足湯は、開設以来大変好評で、地元の方々はもちろんのこと、近隣市町や観光客の方々で終日にぎわいを見せております。

  しかしながら、近年、「神の湯」周辺は、様相が変わり、かつてのにぎわいは影をひそめ、旅館の跡地が目立つようになり、私としても大変心を痛めているところであります。

  議員ご質問のように、このような状況の中で、町として周辺整備計画や旅館跡地などの有効活用はないのかということですが、現在、それらの土地や建物はあくまでも個人の所有物であり、整備計画を立案し、実行するにしても、相当の時間と費用がかかるものと想定しております。

  今後、関係者の皆様のご意見等も賜りながら、望ましい方法やあり方について慎重に対応してまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げまして、答弁とさせていただきます。

議長(佐藤長成君) 川村 仁君。

14番(川村 仁君) まずは、胃がん検診でありますが、私たちも、私たちと申しましても、私も50歳を過ぎまして、去年、おととしあたりから、友人、知人、いろいろと胃がんにかかっている人が非常に多いということで、ちょっと二、三カ月会わなかったらもう胃のほう、切開して、4分の3とったとか、2分の1とったという方が非常に多くなっているところでありまして、私たちもこういったがんに関しては余り縁は薄かったのかなと思っておりましたが、周りにそういう方がいっぱいいらっしゃるということで、ひとつその辺を、今回といいますか、がん検診はいろいろありますが、胃がん検診、肺、大腸、乳がん、子宮がん等々ありますが、胃がんについて、やはり死亡率が男性の場合、肺がんに次いで2番目に死亡率が高いということでありまして、答弁のほうでは従来のとおり厚生省が推奨していないのでやらないというような形になっておりますが、この胃がん検診委託等々によりまして受診率、ここ数年で上がっているのか下がっているのか、受診率、町内全体で。これは保険加入者、健康保険、社会保険、共済保険等々、全ての方に行っていると思いますが、その辺の全体の割合と社会保険並びに共済保険等々、また個人で行っている方がありますが、その辺を差し引きましての受診率の最近の数年の推移をお聞かせください。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) その辺に当たっては、担当課長から答弁させたいと思っています。

議長(佐藤長成君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(我妻 一君) 平成23年度のがん検診におけます受診者の数でありますが、議員がおっしゃられますような胃がん検診については1,083人、大腸がん検診で1,724人、乳がん検診で617人、子宮がん検診で1,240人、肺がん検診で2,493人、前立腺がん検診で566名。その数が平成24年度では、胃がん1,190人、大腸がん1,832人、乳がんで598人、子宮がん1,178人、肺がん2,349人、前立腺がん525人と、若干ではありますが減っておるところで、私どものほうとしても、そのがん検診の受診率を高めるために、皆様のところに勧奨のご案内などを差し上げておるところでありまして、ことしは4月9日からがん検診のほうが始まります。ただいま、各世帯に勧奨のご案内をするべく、郵送の準備に取りかかっているところであります。

  どうぞよろしくお願いいたします。

議長(佐藤長成君) 川村 仁君。

14番(川村 仁君) 若干ではあるが平成23年度と平成24年度を比較すると、幾らかは受診率が下がっているということでありましたが、この前の補正のほうでも、平成24年度の受診委託料等々ですか、それも大分減額になっているというようなことでありまして、今回は不用額にはならなかったわけですが、その辺、大分減額になっているということで、厚生労働省から推奨があったとはいえ、新しい受診方法などは検討したのかどうなのかお伺いいたします。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 担当課長をして答弁させます。

議長(佐藤長成君) 保健福祉課長。

保健福祉課長(我妻 一君) 受診率の低下につきましては、大変危惧をしているところではありますが、今のところ、どこにその原因があるのか、ことし中にはその原因を探り出しまして、検診の新たな方法を考えていきたいと、そういったことを考えているところであります。

  ちなみに、申告のほうですが、ことしはございんホールに1カ所でやられるといった手法をとられております。がん検診も、各地区の小学校あるいはその公民館等の施設におじゃまして行う、そういったやり方がこれまでどおりでいいのかどうか、そういったことも町民税務課の成果を見ながら、そして私どものほうでも調査やアンケートを重ねながら検討をしていきたいというふうに考えております。

  どうかよろしくお願いたします。

議長(佐藤長成君) 川村 仁君。

14番(川村 仁君) いろいろと検討しているということでありますが、これはあくまで、やはり、厚生省からの推奨でなければできないのかなと。今、ほかの市町村では、町はわからないですが、市のほうはだいぶ市の医師会と協議をいたしまして、結構このペプシノゲン、「ABC検査」と申しますが、そういったものもやっている行政、自治体があるということで、町の場合は国からの推奨なのかなと。市は市自体でその辺医師会との協議の上でできるのかなと。この辺もお聞きしたいところでありますが、やはり、この前も補正減診断のほうでご説明ありましたが、やはりいろんながんの種類がありますが、全体的に見て、がんになりますと、入院等々の費用で80万円から120万円ぐらいかかるんだと。そうなってくると、その分、国民健康保険の医療費負担料がふえると。高額医療に恐らくなると思いますが、ふえるんだと。これを早期発見すれば、幾らでも医療費削減につながるのではないのかなと思いまして、このような制度の提案をしたわけでありますが、町は厚生省管轄でないとだめなのか、市だと厚生省関係なくその市単位でできるのか、その辺をお伺いいたします。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 市町村は同じだそうであります。

  実は、私もちょっと調べさせてもらったことがあるんですね。胃がん等の検査で、エックス線及び血液検査で行われるペプシノゲン法のどちらが優れている検査だとは言えない。どちらも絶対的な検査方法ではないと考えられるということが、実はこれはお医者さんから調べてもらったんです。専門の先生でありますが。

  二つ目には、人間ドックの料金は高額、1日人間ドックで3万7,800円だが、一般的な検診と比較し、高い精度が求められているのが人間ドックであると。ただし、個人的な費用負担に問題がない場合は、エックス線検査とペプシノゲン法の併用も考えることができるということで、個人的に受診してもらうのは、お金を出して受診してもらうのは、血液検査を受けるのはいいでしょうと。

  それと三つ目でありますが、ペプシノゲン法については、相当の検査実績を積み上げた結果により、医学界では評価されることになると思われるということで、まだ評価の段階に至っていないということなんですね、医学界の中で。ですから、これからやはり検査を、相当の実績を積み上げながら、その結果に基づきながら、医学界として評価をしていきたいということでありますから、大変申しわけないんですが、専門の先生いわくは、そういうあれを出しています。

  そしてあとは、やはり、私たちの市町村は国からの補助金というのがあるんですね、ご存じのとおり。その補助金というのに対応していくためには、今、ペプシノゲンが対応されていないということなんです、エックス線で。エックス線で引っかかった人は胃カメラを飲んでいくということでありますから、ご理解いただきたいと思います。

議長(佐藤長成君) 川村 仁君。

14番(川村 仁君) 私と全く同じ資料ということで、ネット上で全く同じような……、医学的にそうなんです。医学的にはそうなんですけれども、今、各行政ももう、今回こういう制度を導入したらいいのではないかというのは、本当にここ隣接の市町村で我が蔵王町の首長、村上町長が、やはりこういう新しい、最先端のいろんな意味で事業活動、最先端を行っているということで、こういうのにも町長であればすばらしい知恵を持っているのではないのかなという観点から、こういう制度をしたわけでありまして、医学的には、実際に実例がまだ少ないわけですね。でも実際には日本医科歯科医療のほうでも認めつつある物件ではあるんですね。それがまだ実証されていないということでなっているわけですが、この辺で言いますと、群馬県の高崎、それから目黒区とか足立区とか、あとは会社でいきますと神戸製鋼さんとか三菱地所さんというのはもうやっているんですね。もう10年前以上から検証いたしまして、これは絶対にいい診療だということでやっておりますので、先ほど自己負担等々とありましたが、やはり、このエックス線撮影と併用して、ペプシノゲンとABCをやっていけば一番問題がないのかなと思っております。

  答弁でもありましたこのABCですね、これは早い話が胃のただれなんですね。胃のただれでAというのがペプシノゲンとピロリ菌の陰性だということで、ほとんどがんにかかる確率が低い。Bというのはペプシノゲンが陽性でピロリ菌が陰性だと。この方はちょっとはかかりやすいと。Cが両方とも陽性で非常にかかりやすい状態にあると。そのほかストレスとか暴飲暴食等での原因もありますが、そういった意味合いで簡単に調べられると。それと、エックス線、バリウムとを一緒に併用していけば、確実に早期発見できるのではないのかなと。

  なかなかバリウムだけですと、ある程度のポリープになって大きくなった状態でないと見つからないんですね。このペプシノゲン、ABCですと胃のただれから陽性、陰性の結果で診断できるので、胃カメラを早目に、内視鏡ですね、早目にやれば早期発見ができるのではないのかなという観点から、まだ厚生労働省が推奨していないということでありますが、恐らく数年たてば実証実験がどんどん進めば、これはいい方向になるのかなと。

  ですから、この高崎市あたりでは、もう20歳になったらピロリ菌検査ですね。大体20歳代ですとまだ10%しかピロリ菌にはかかっておりません。恐らくここにいる方、全員95%ぐらいピロリ菌で汚染されておりますので、中には除菌された方もいらっしゃるかとは思いますが、かかりにくいというのは実証済みなんですね。

  ですから、「がん撲滅運動、胃がんに強い蔵王町」なんかで推奨すればですね、町長、玄関に。観光と農業以外に医療に強い、胃がんに強いこの蔵王町ですね。今のところ、企業誘致と雇用面については余り町長力を入れていないようでございますので、永住対策、雇用できるためにも、若いうちにピロリ菌除去をしたほうがいいのではないかということで、一つの制度を行ったわけですが、その辺、全体的な面で答弁をお願いいたします。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 先ほども答弁したとおりでありますが、確かにいろんな先生と話をさせてもらうと、ただ、バリウム検査というのは腸に負担がかかる人もいるんですね、固くなって。ですから、そういった等々の中で、この胃カメラに行く前にこれを受ける方も中にはいると。ですから、基本的には今、全部バリウムでやっているというのがあれであります。

  そういったことで、やはり、医師会等に、そしてあと県の、国の、やはりそれをしていくのが、一緒になってやっていくのが間違いないだろうということで、どこの市町村も今やっておりますが、もう少しその辺の開発をされて、これはいい検査法だとなった場合にはそれをさせていただきたいなというふうに思っています。

議長(佐藤長成君) 川村 仁君。

14番(川村 仁君) ぜひ、蔵王町、あと白石医師会のほうともいろいろ協議あると思います。接点もあると思いますので、その辺、あと厚生労働省の推奨等々もありますので、なるべく早目にいろんな補助対象もありますでしょうが、個人負担ではなかなか難しい部分がありますので、町が先導切っていい方向にしていただければと思いますので、いい方向にペプシノゲンのABC検診のほうをお願いしたいなと思っております。

  続きまして、元職員との裁判についてということで、この前、行政報告等々があったわけですが、この職員との裁判ということで、蔵王町では以前にもこのような不祥事と言いますか、裁判沙汰はあったのかどうなのかお伺いいたします。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 私の記憶ではないところでありますが、ここで一番古いのは副町長かもわかりませんが、副町長、もしわかる範囲であれば。

議長(佐藤長成君) 副町長。

副町長(齋藤俊一君) お答えします。

  私の記憶では、職員のこういうもので損害賠償請求されたということはございません。

議長(佐藤長成君) 川村 仁君。

14番(川村 仁君) 今回が初めてだということで、初のケースかなと思っておりますが、最近、今回の裁判におきましても、あと等々人事評価の兼ね合いもありますが、裁判並びにさまざまな不祥事が起きておりますが、特に町長になってから若干多いのかなと、データをとりますと。その辺につきまして、どのようなお考えあるのかお伺いいたします。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 裁判に当たっては不祥事では全くないと思っています。

議長(佐藤長成君) 川村 仁君。

14番(川村 仁君) 裁判につきましては、あとそのほかのさまざまな不祥事があるわけですが、その辺はどうお考えなのかお伺いいたします。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 通告外でありますが、あくまでもこの裁判というのは不祥事というか、町が不祥事を起こしたつもりは全くないということです。

  ですから、顧問弁護士を立てながら対応しているということであります。まずそれは一つ。

  それと通告にはないわけでありますが、確かに職員の2人ほど、この2年ぐらいの中で、本人の不祥事によって、蔵王町に対して汚名を起こしたことは大変申しわけなく思っています。

  それに当たって、いろんな職員の規則だとか、職員等々の新たな態度、対応等も含めて、また課のひとつのチェック体制等々含めた、それをさせていただいたところであります。

議長(佐藤長成君) 川村 仁君。

14番(川村 仁君) 今回の裁判につきましては、11月の会議のほうで追加予算ということで、費用のほうをお示しになっていただきまして、議会側で可決したというような形になっておりまして、120万円相当の経費があったわけですが、一般財源でありまして、貴重なこれは住民、国民の税金でありまして、議会側も承認、本当はしなければよかったんですが、承認したということでありまして、この内訳ですね、今回の。元職員とあと白石の不忘園があったわけですが、その割合についてお伺いいたします。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 不忘園のほうが10万円で、今回の元職員に当たっては100万円ということであります。

議長(佐藤長成君) 川村 仁君。

14番(川村 仁君) 不忘園が10万円で、今回の元職員のほうが100万円ということで、今のところ3回の口頭弁論ということで、最初は恐らく意見陳述から始まりまして、口頭弁論、準備書面提出によりまして反論、それに対しましてのまた反論ということでなっておりますが、恐らく今度5月15日にやりまして、その次あたりに、秋あたりには判決が下されるのかなとは思いますが、恐らく、町のほうはそういった事実はないということで、恐らく上告、控訴すると思います。そうなってきますと、今度は高等裁に行って、次は最終的には最高裁まで行くと、非常にかなり長い時間がかかるとは思いますが、今後この100万円以外の最高裁まで行くまでのその経費というのはどのように考えているのか、お伺いいたします。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 今のところは全然どういう方向にいくかというのはわからないですし、お金もどのぐらいかかるかというのも全く未知であります。

  ただ、あくまでも民事裁判でありますから、民事裁判というのは、どこかの段階で和解というのを出してくるだろうというふうには思っています。その和解に乗るか乗らないかというのはまた別問題でありますが、民事裁判であるということだけは間違いないわけです。

議長(佐藤長成君) 川村 仁君。

14番(川村 仁君) 職員と執行部とのやりとりの経過だとは思いますが、これは町長のポケットマネーから全て出すんだったら別に問題はないのかなと思いますが、ある程度町の予算が執行になっているわけでありまして、これが和解になりますと、ある程度の金額が提示されます。その場合、提示された金額をまた議会に諮って補正を組むのかどうなのか、この辺をお伺いいたします。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) ちょっと間違ってもらっては困ると思いますが、蔵王町が訴えられているんです。村上英人が訴えられているのではないのでありますので、その辺だけご理解いただきたいと思います。

議長(佐藤長成君) 川村 仁君。

14番(川村 仁君) 町ということでございますので、その辺、11月の補正でも、議会等も可決したというような経緯がございますので、私たち議員といたしましても、可決した以上はさまざまな町民に経過を説明する義務があるのかなと思いますので、今までの訴訟におきます陳述、意見陳述書、または口頭弁論に対します準備書、反論書等々の書類の提出をお願いしたいんですが、いかがでしょうか。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) それはできないと思います。今、係争中、両方の弁護士を立てながら係争中でありますから、難しいというふうに思っています。

議長(佐藤長成君) 川村 仁君。

14番(川村 仁君) なかなか裁判中だというところでありますが、概要等、簡単な概要等でも一応認めたわけですから、その辺の今までこういう流れなんですよというような部分も提示していただけなければ、私たちも町民から選ばれてきた議員でありますので、ある程度町民にも説明しなくてはいけないのかなと思いますので、再度お伺いいたします。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 顧問弁護士なんかとも、その辺は相談をしていく必要があるだろうというふうに思っています。

議長(佐藤長成君) 川村 仁君。

14番(川村 仁君) その辺、顧問弁護士さんとも、堀内弁護士さんですかね、相談しながら幾らでも、私たちも恐らく今度、5月にはまだ議会報告会等々がありまして、恐らく話題的にはそういう部分も出てくるのかなと思いますので、十二分に検討していただきまして、書類等、概要でもいいのでよろしくお願いいたしたいなと思っております。

  恐らく大分時間がかかると思いますので、その辺も念頭に置きながらお願いしたいなと思っております。

  続きまして、神の湯周辺の整備につきましてお伺いいたします。

  以前に、10数年前でありますか、火災があった現場があったということでありまして、恐らく町長がまだ議員のときかなと思っておりますが、前町長のときでありますが、火災がありまして、一部焼野原といいますか、残骸が残って、非常に観光地であるのに対して景観が悪いというようなことがありまして、ある天の声ではどうかわかりませんが、早急に解体をして、そこの跡地が当時の火災のあった持ち主の方が、割とその地域では幅をきかせた方であるということで、その方もこの前も排除条例等々もありましたが、そういった意味で、町にこういう幅のきかせる方がいると大変ではないのかというようなことで、景観を損なわないように環境整備と。あとは幅をきかせた方がまずは町外へ出てもらうと。もう1点は、その方の周りの関西・関東方面からその土地を求められたら、これは町がとんでもないことになるというようなうわさが広がって、その土地を購入された方がおったわけですが、その辺は町長、ご存じだったでしょうか。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) その話というか、そういった一つの流れであるということは聞いておりましたが、それらしき話は聞いております。

議長(佐藤長成君) 川村 仁君。

14番(川村 仁君) 前町長時代ですから、いろいろ大分たったわけでありますが、当時の町長もその後、曲竹は某コンクリート会社の土地問題で不祥事がありまして、その甲斐ありましてと言いますか、勝利の女神が今度は村上町長のほうに転がり込んできたわけですが、そういった意味で、そのようないろいろとうわさで話が継承されていたのかなと思って、大変、求めた方も非常に相続関係で大変な目に遭いまして、名義変更等々で。大分窮地に追い込まれているというようなこともありまして、今回、そのような前町長からの継承があったのかということをお伺いしたわけでありますが、その辺はなかったのでしょうか。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) 遠刈田にはお二人の元町長が誕生したわけでありますが、お二人からは何のあれもございません。

議長(佐藤長成君) 川村 仁君。

14番(川村 仁君) そこで、今後、いろんな意味で、神の湯周辺の整備、今のところ、そういった計画はないというようなことではありますが、今回、新年度予算でジオパークというような形で、地質の公園をつくるということで、職員2名を配置したわけでありますが、ジオパークといいましてもなかなかこれは奥が深いものでありまして、自然遺産、文化遺産等々、地域の人たちと一緒になって守っていくというような格好になるわけでありますが、地域の持続的な経済発展にもつながる一部もあるというような、また今回の当初予算ではまだ全然そのような説明はなかったんですが、一つのやはり経済活性化を図る上で、ジオパークを推進するのも、一つの拠点として、神の湯または遠刈田温泉かいわいの環境整備等々はジオパークとは関連がないと言われればそれまでなんですが、その辺の関連性をお伺いいたします。

議長(佐藤長成君) 町長。

町長(村上英人君) まず基本的に、蔵王町がそれほど土地を、あの周辺を購入してどういったメリットがあるのかということだと思うんですね。駐車場の問題があって、今一つ。それも半分も使われていない。平日だったら本当に1割も利用されていないというのが今の現状であります。週末、それでなくても路上駐車している。それをいろいろと対応していっているという状況。

  ただし、基本的に現状が本当にいいとは思っていないんです、私も。これは何が悪いかといったら、源泉会社なんですよ。昔からやってきた源泉会社の方々が世襲制度をしているんですね。ですから、誰かがそのお宿がどこかで代が切れて、経営が行き詰ったり、経営をやめてしまったり、そうすると、源泉がほかの人に移らなくなってしまうんです。それで、世襲制度がとまってしまうんですね。ですから、村上旅館だっていろはやさんだって、遠藤旅館にしたって、なかのやさんにしたって、今そういう大小室さんにしてもそう。全部5軒がこういう状況になっているんですね。私は全くいいと思っていないんですよ。ですから、今、元町長時代からずっと言ってきているんです。

  例えば、源泉が詰まったときに、町は補助しないですよと、源泉に。そういうことをやるのであればと。そういうことで、実は今、ずっと今行って、少し今考え始まったんですが、代がかわりまして、その世襲制度を変えて、そこでやっていこうという、そこで土地を購入しながら、仙台からでも割烹旅館をしながら、10人ぐらいのお宿を泊めながら、そしておいしいものを食べさせたいと、この蔵王で。それをやってみたいという人もいるんですよ。ただし、温泉がいただけないんです。そこに問題があるんですね。

  ですから、この世襲制度をなくして、そんなこといつまでもやったら、皆さん、いつまでも同じことですよ。たったの1軒残ったら終わりですよ、遠刈田温泉。だから、その世襲制度をなくして源泉をあげなさいと、それが私は一番だと思うんです。それが活性化をつなぐ方法だと思うんです。ですから、その基本的なことを今私はずっとやってきていると。

  やっと、源泉会社のある社長も少し私のあれが全くそのとおりだと。もうこのままだと10年以内にまたなくなっちゃいます。ですから、そういったことは基本的なことをやっていく。

  それとあと、蔵王町の遠刈田温泉観光地でふさわしいところに、今ちょっと余りこれを言うと問題あるかもわからないですが、先ほどちょっと企業誘致等々と言っていますが、ちょっと観光にふさわしい話もありますし、そういったことにやっていくと。そうすると、三つ、四つぐらいの区画をいろんなことを考えていけるのかなというふうに思っています。

  そんなことで、一生懸命に考えています。ぜひひとつこの世襲制度というのを、やはり、川村議員もそのように遠刈田でお仕事をなされているし、ご理解ある議員でありますから、ひとつ私だけでなくて、一緒になって、この世襲制度を排除しながら、活性化のためにお力をいただきますことをお願い申し上げ、答弁とさせていただきます。

議長(佐藤長成君) 川村 仁君。

14番(川村 仁君) ありがとうございました。

  このジオパークですね。これから推進、推奨していくわけですが、この辺は余り広くてあれですか。通告書と違いますね。済みません。

議長(佐藤長成君) 川村議員に申し上げます。通告書に基づいた質問をされるように。(「そのとおり」の声あり)はい。

  それで、町長も今、これから企業誘致等々も考えているということでございますので、この跡地の所有者の方が非常に窮地に陥って大変だということで、最近、町長ともなかなか接点、会う機会がないということでありますので、ぜひこの辺、設定をしていただきまして、またこの企業誘致との前向きな今後の展望、展開を繰り広げていただければ幸いかなと思います。

  これで、一般質問を終わります。(拍手)

議長(佐藤長成君) 川村議員の質問が終わりましたので、以上で、本日予定の一般質問を終わります。

                                           

議長(佐藤長成君) 以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。

  明後日、21日は5名の一般質問を行います。

  本日は、これをもって散会いたします。

  大変お疲れさまでございました。

     午後4時09分 散会