平成25年蔵王町議会定例会3月会議
平成25年3月8日(金曜日)
出席議員(15名)
1番 佐 藤 敏 文 君 2番 平 間 武 美 君
3番 外 門 清 君 5番 三 沢 茂 君
6番 水 澤 智 孝 君 7番 馬 場 勝 彦 君
8番 高 橋 好 夫 君 9番 村 山 一 夫 君
10番 村 上 一 郎 君 11番 葛 西 清 君
12番 大 沼 昌 昭 君 13番 沢 春 光 君
14番 川 村 仁 君 15番 松 ア 良 一 君
16番 佐 藤 長 成 君
欠席議員(なし)
説明のため出席した者
町長 |
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村 上 英 人 君 |
副町長 |
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齋 藤 俊 一 君 |
会計管理者 会計課長 |
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大 沼 芳 国 君 |
総務課長 |
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我 妻 敦 君 |
防災専門監 |
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山 崎 恒 男 君 |
まちづくり推進課長 |
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平 間 喜久夫 君 |
町民税務課長 |
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村 上 重 吉 君 |
保健福祉課参事 兼課長補佐 |
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佐 藤 博 君 |
環境政策課長 |
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小 島 一 利 君 |
環境保全専門監 |
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岩 渕 明 君 |
農林観光課長 |
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佐 藤 雄 司 君 |
建設課長 |
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山 岸 利 男 君 |
用地専門監 |
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村 上 重 夫 君 |
上下水道課長 |
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佐 藤 則 之 君 |
病 院 事 務 長 |
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山 家 義 春 君 |
教育長 |
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佐 藤 茂 廣 君 |
教育総務課長 |
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高 野 正 人 君 |
生涯学習課長 |
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菅 野 和 茂 君 |
代表監査委員 |
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小 原 研 一 君 |
事務局職員出席者
事務局長 |
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齋 藤 英 之 君 |
書記 |
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村 上 惠 造 君 |
平成25年3月8日(金曜日) 午前10時00分 開議
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 諸般の報告
日程第 3 議案第21号 人権擁護委員候補者の推せんについて
日程第 4 議案第22号 指定管理者の指定について
日程第 5 議案第23号 蔵王町企画審議会条例の一部を改正することについて
日程第 6 議案第24号 宮城県市町村職員退職手当組合規約の変更について
日程第 7 議案第25号 平成24年度蔵王町一般会計補正予算(第8号)
日程第 8 議案第26号 平成24年度蔵王町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
日程第 9 議案第27号 平成24年度蔵王町宮財産区特別会計補正予算(第2号)
日程第10 議案第28号 平成24年度蔵王町公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)
日程第11 議案第29号 平成24年度蔵王町介護保険特別会計補正予算(第3号)
日程第12 議案第30号 平成24年度蔵王町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)
日程第13 議案第31号 平成24年度蔵王町国民健康保険蔵王病院事業会計補正予算(第
2号)
日程第14 議案第32号 平成24年度蔵王町水道事業会計補正予算(第4号)
本日の会議に付した事件
議事日程のとおり
午前10時00分 開会
○議長(佐藤長成君) 皆さん、おはようございます。
本日で本会議3日目に入ります。議員の皆さんには十分ご審議されるようお願いします。
それでは、早速始めます。
これから本日の会議を開きます。
ただいまの出席議員は15名であります。定足数に達しておりますから、議会は成立いたしました。
本日の議事日程は、お手元に印刷配付のとおりであります。日程に従い議事を進めます。
○議長(佐藤長成君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
本日の会議録署名議員は、会議規則第125条の規定により、10番村上一郎君、11番葛西 清君を指名いたします。
○議長(佐藤長成君) 日程第2、諸般の報告をいたします。
最初に、今定例会の会議日程中、議事内容に変更が生じましたので、お手元に配付のとおり報告します。
次に、去る3月5日開催の予算特別委員会で委員長に川村 仁君、副委員長に外門 清君が互選されましたので報告します。
次に、町長から町長施政方針、一般会計当初予算、一般会計補正予算、蔵王病院事業会計補正予算議案にそれぞれ訂正の申し出がありましたので、正誤表としてお手元に配付のとおりであります。
なお、今回、正誤表が多く提出されました。今後、提出されるに当たっては十分精査の上、提出されるようお願いします。
次に、本日の会議に説明員として出席を求めたものの職、氏名については、一覧表としてお手元に配付のとおりであります。なお、保健福祉課長は欠席の届け出があります。
以上で諸般の報告を終わります。
○議長(佐藤長成君) 日程第3、議案第21号人権擁護委員候補者の推せんについてを議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
○町長(村上英人君) 皆さん、おはようございます。
ただいま上程されました議案第21号人権擁護委員候補者の推せんについて、提案の理由をご説明申し上げます。
人権擁護委員村上新一氏は、平成25年6月30日をもって任期満了となるので、同氏を再度、人権擁護委員候補者として推せんしようとするものでありますので、原案どおりご同意くださいますよう、よろしくお願いを申し上げます。
○議長(佐藤長成君) 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑がありませんので、質疑を終結いたします。
続いて討論に入ります。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。
これより直ちに採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり推薦することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(佐藤長成君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
○議長(佐藤長成君) 日程第4、議案第22号指定管理者の指定についてを議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
○町長(村上英人君) ただいま上程されました議案第22号指定管理者の指定について、提案の理由をご説明申し上げます。
本案は、蔵王町公の施設に係る指定管理者の指定手続等に関する条例に基づき、蔵王町伝統産業会館を「蔵王町観光協会」に管理させようとするため、指定しようとするものであります。
前回に引き続き今回も施設本来の目的や後継者の育成・支援などを考慮して、公募によらず指定しようとするものであります。
なお、詳細等につきましては、主管課長に説明させますので、慎重にご審議の上、原案どおり可決決定くださいますよう、よろしくお願いを申し上げます。
○議長(佐藤長成君) 続いて、主管課長より詳細説明を求めます。農林観光課長。
○農林観光課長(佐藤雄司君) 議案第22号指定管理者の指定について、説明をさせていただきます。
蔵王町伝統産業会館は、昭和59年5月、郷土の伝統産業並びに伝統工芸品の普及及び発展、後継者の育成を図るために、国と県の補助を受けて、宮城伝統こけし発祥の地と言われる遠刈田温泉新地地区に設置された全国的に数少ない施設であり、宮城蔵王こけし館の愛称で今日まで親しまれてまいりました。
この宮城蔵王こけし館の指定管理者制度につきましては、平成19年4月1日から導入し、本年3月31日までの2期6年間にわたり遠刈田伝統こけし木地玩具業協同組合による管理運営を行ってきたところでございます。その間、平成21年度から23年度にわたり、ふるさと雇用再生特別基金事業として、伝統こけし工人後継者育成事業を実施し、全国公募による3人の新規工人の指導育成を図ってきたほか、平成24年度においては震災等緊急雇用対策事業の伝統こけし制作技術世代継承事業として日々修業に励んでまいりました。しかしながら、新規工人の育成につきましては一朝一夕に完結するものではなく、平成25年度においても遠刈田系伝統こけし後継者雇用対策事業として、町独自でさらに育成指導を図るべく準備を進め、同組合に対し引き続き宮城蔵王こけし館の指定管理者の候補者としてお願いをしたところでございますが、先般2月6日付で、新規工人の育成に関する考え方の相違などを理由に、候補者として辞退をする旨の回答を正式にいただいたところでございます。
町といたしましては、施設の性格、規模、課せられている機能などを十分に考慮いたし、蔵王町伝統産業会館の設置及び管理運営等に関する条例で定めるこけし館の設置目的を効果的、かつ効率的に達成するため慎重に思慮した結果、辞退をされた遠刈田伝統こけし木地玩具業協同組合の後任として、町内の蔵王町観光協会を最も適した団体と認識し、蔵王町公の施設に係る指定管理者の指定手続等に関する条例第5条指定管理者の候補者の選定の特例事項を適用させていただいて、公募によらないで候補者にしようとするものでございます。
以上、よろしくお願いいたします。
○議長(佐藤長成君) 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。12番大沼昌昭君。
○12番(大沼昌昭君) 今、観光課長のほうから詳細説明ということでいただきました。その中で、きちんとした形のその条例の第5条のことに従って、このような形にしましたというふうな説明を受けました。
その中で、一番なぜ、そのこけし組合から断られたのかというふうな経緯と、それから、観光協会との協議をしたとは思いますが、観光協会のほうにいつ打診をして、どのような協議日程で、このような形に決まったのかというふうなことをお聞かせ願いたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 実務的なこと、農林観光課長のほうで知っておりますので、課長より答弁させます。
○議長(佐藤長成君) 農林観光課長。
○農林観光課長(佐藤雄司君) 指定管理の候補者につきましては、あらかじめ当該団体に書類での協議をさせていただいて、その回答を受けたところでございますが、それにつきましては、今年の1月15日にこれまでの経緯から、実績から同組合を引き続き指定管理者にお願いをしたいということで文書を差し上げ、1月末日をもってお返事を頂戴するところでしたが、こけし組合の内部的なことから、すこし時間をくれということでございましたので、2月6日までお待ちをいたし、2月6日付で、先ほど私が申し上げましたように、受託をできないという回答をいただいたところでございます。
その後、2月14日に、ちょうど定例的に観光協会と農林観光課のほうで定例会をしておるものですから、その席で、「いや、実はこういうことです」というお話をさせていただいて、これは組織としての判断を当然しなければならないということで、急遽、2月15日、翌日ですが、相原観光協会長初めとする全員の正副会長をもって三役会議を開いていただいて、説明をさせていただいたところでございます。さらに、2月22日、これも非常に時間的ないとまのないことでございましたが、こういう事態が発生をしましたので、観光協会の理事会、さらには臨時総会ということで会議を開いていただいて、私は農林観光課長であり同協会の理事の一人であるものですから、そういう立場でいろいろと説明なり、お願いをさせていただいた経緯でございます。
最初にご質問いただいた、なぜ受理しないのかという点にお答えいたしますと、これはむしろ私のほうで聞きたいぐらいでございますが、書面によれば、後継者育成はもう済んでおると、これ以上組合として後継者育成はしないと。そのセットで指定管理者を依頼するものではお受けできないということで、正式にいただいておるものですから、町としては冒頭に申し上げましたように、こけし館の設置には伝統芸能の継承、後継者の育成にあるわけです。それとセットでなければならないというのは町の考えでございますので、いろいろ町長等とも思慮した結果、これではこけし組合のほうにお願いはできないという判断を、断られたことによってですよ、断られたことによって、これでは無理にお願いはできないということで、じゃ、こけし館の設置目的を効率的かつ効果的に運営するためには、どなたがいいんだろうということで、そうであれば地元観光業界の全てを網羅する観光協会さんであれば、観光協会さんのノウハウなり、いろいろなものからできるものではないかという確信を得て、今回提案をさせていただいたところでございます。
○議長(佐藤長成君) 大沼昌昭君。
○12番(大沼昌昭君) 今の課長の答弁で、説明で大体の流れはわかりましたが、1月15日に文書でこけし組合のほうから、いわゆる受け入れられないという、違う、ごめん、ごめん。2月6日に受け入れられないというふな文書で来ましたということなんですが、1月15日までにはいろいろな折衝とか協議したと思うんですね。であれば、この時期に、もう少し早めに、いろいろな町としての対応の考え方ができたんではないかなというふうに思われるのですね。
一つは、原則的には公募というふうな形になっておりますので、なぜ、そのような形を、いわゆる時間が押し迫ってきてから、拙速な感じで観光協会のほうにお話を持っていったのかというふうなところが、ちょっと私は理解できないというところなんですね。
一つは、2月15日に三役会を開いていただいて、2月22日に理事会、そして午後から臨時総会ということでお認めをいただいたというふうな答えでしたが、この中で協議は十分に町とできたんでしょうか。この辺がちょっと私疑問に思うんですが、この短い期間の中でどのような形でその協議をなされたのか、私ちょっと疑問に思うんですね。
それからですね、多分協議をなされた中で、運営を観光協会はこれからどのようにしていくのかという形で、多分、事業案とか、それからいろいろなことを出さなきゃないのではないかなというふうには思っているんですけれども、その辺のところはどうなっているのか、お聞きしたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) こけし組合の指定管理者でありますが、このこけし組合に指定をやって、その指定の期間が切れるというのは、当然、私もわかっているわけでありますから、時間をもって、その話し合いをしなさいということはもう以前から、課長等にやっておりますから、そういう話はもう十二分に時間をもってやってきているものと思っておりますし、その辺、担当課長から説明させたいと思っています。ですから、猶予がなくて急に、指定管理者のお願いをしているということではございませんので、ご理解いただきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 町長、あと、ほか2点質問があります。それでは、残りの質問の案件については農林観光課長。
○農林観光課長(佐藤雄司君) ただいま町長が申し上げたことに尽きるわけですが、例えばこれも新年度の予算編成とも当然絡んできますので、新年度の予算編成がおおむね確定をした段階で、平成25年度の施策なり方針が出るということをご理解いただきたいと思います。
そうしますと、これも3年前も、平成22年のときもそうだったんですが、同じような時期に指定管理ということでお願いをさせていただいて、指定管理の文書を出す前に協議云々ということがございますが、これにつきましては、指定管理というものはこういう条件でいかがでしょうかというものが、指定管理の制度の根幹なものですから、個別の交渉事については、その後に締結を結んだ段階で進めていくことは可能でございます。制度自体がそういうものだということを、まずご理解いただきたいと思います。なお、協議は十分にされたのかということでございますが、これにつきましては、私どものほうで、幹部の皆様も再三再四、役場のほうにおいでいただいて、私のほうも事細かに、こういう経緯でこういうことですのでということで、懇切丁寧に説明をさせていただいたつもりでございますが、まあ伝わらない部分もあったかとすれば、それはどうなんでしょう、私のほうでは説明はし尽くしたと思っております。
あと、もう一点、運営についてですが、運営についてはこれから観光協会が大きな母体となりますので、町と観光協会で契約を結ばせていただいて、今度は運営のほうはどうなるんだと。運営のほうにつきましては、先ほど来申し上げております新規工人なり、その師匠さんなり、町の後継者育成という方向にご賛同いただける工人の方々の御指導を賜りながら、観光協会ともども三者一体となって推進してまいりたいと思っているところでございます。
○議長(佐藤長成君) 大沼昌昭君。
○12番(大沼昌昭君) 私が、協議という言葉がちょっと不適切だったというふうに思われる節があるんですが、協議は当然のことながらですね、議会で議決された後にやるべきことが協議というふうなことだと、今課長がおっしゃったとは思うんですが、私の言っている協議というのは、観光協会に事前の、いわゆるお話し合いをきちんとしたんですかと、私が言っているのは、短いこの期間の間の中に理事会を開いてすぐに臨時総会というふうな形になっているので、そういうふうな短い期間の中で、きちんとした形の意見の交換はできたんですかというふうなことの質問だったんですね。
もう一点は、育成に関してはこれから議会で承認をもらった後に、観光協会と協議をしながらやっていくというふうな形の答弁だったんですが、後継者育成に関してはここで論ずるべきではないかと思いますが、新規の予算書では288万円ほど計上されております。これに関しては後の問題にもなってくるんですけれども、先ほどの説明では、町としては後継者育成に関しては4年間ですか、いろいろな後継者育成の制度、ふるさと雇用というふうなことで後継者育成ということも兼ねて4年間指導してきたと、支援をしてきたと。で、これからですね、後継者工人に対して、これ人生もかかわってくることですから、これに関してどのような形にしていくのかという出口が見えないと、うまくないと思うんですね。ですから、町で手をかけたというふうなことで、手をかけたのはいいんですが、その辺もきちんとした形で観光協会のほうと話をしたのかと。
それから、一番懸念していることは、引き受けることに当たって、何らかの事故等々があった時にですね、最終的な責任は誰が取るのかというふうな協議をなされたのか、その辺のところをお伺いしたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) まず一つは、こけし組合との十何度にわたって指定管理者のお願いをしているということであります。そういったことで期間的には短くはなったんでしょうけれども、それ以前に何十回となくお願いしていると。それと、私もこけし組合の、傍聴席にお見えでありますが、理事長なり専務理事と見えまして、ただ内部の問題でそういう時間的なことがあったのかどうかわかりませんが、あくまでも私たちの町としては、こけし組合に公の、それでこけし組合にですね、この指定管理者制度をお願いしたかったことは当然のことであります。ですから、観光協会に行かざるを得なくなったということがですね、その期間は当然3月のこの議会がありますから、この議会に提案する関係もありますし、そういった面では急遽観光協会さんのほうにいろいろとお願いをした。そういった面では、議論は尽くされたと思っていますが、担当課とはですね。ただ、そういった組合さんにはぜひやってもらいたかったと。それとあわせて、3人をここまで育成してきていただいたこけし組合の皆さんに、その新工人に当たっても今後のことも含めてきちんと対応していくようにということをしておりましたので、その辺も継続してやって、指導していけるだろうというふうには思っております。その辺の詳細等については、また担当課長から説明させます。
ですから、いたずらにですね、観光協会に持っていったなんてことは全くございませんから、それを一番ご理解あるのが、よく知っているのは大沼議員だと思っていますので、ひとつご理解いただきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 続いて、農林観光課長。
○農林観光課長(佐藤雄司君) 最初のご質問は、時間が少ない中で十分に議論を重ねたのかというご質問だと思いますが、これは正直申し上げますと、このような展開は実は余り想定しておりませんでしたので、いとまがないというのは重々わかっております。ただ、今般の議会に議題として提案をさせていただく以上は、当然、候補者である観光協会の皆様と種々細部にわたって協議をしないと本日をまず迎えられない。そのために非常に時間のない中でしたけれども、2月14日には定例会の中で話題を出して、組織としての判断をしなきゃということで15日に三役会、正副全員をそろえての三役会、22日の午後から理事会、さらには引き続いて臨時総会という正式なものにのっとって賛成多数をもって選定、候補者としてお受けしましょうという結論に達しておりますので、その期間が長いとか短いとかということではなくて、内容的にはしっかり協議されていると思っております。
もう一点、入口・出口の問題なんですが、これは私どもも当初から非常に心配しておることです。どんどんどんどんもうかるものであれば、今から4年前、後継者育成の心配は多分この議場の中ではされないんだろうなと思います。そういう時代でなくて、どんどん平成6年には8万何千人の入り込み数があったものが、このごろでは1万3,000人または1万4,000人、最高時に比べると約17%まで落ち込んでいるんですね。こういうところで起死回生ではないんですが、この新規工人を育てることが、実は今育てているようにみえますが、この3人がいずれかは次の世代の工人を育てる立場になりますので、百数十年今日まで蔵王町に脈々と続いてきたものをこの中で絶やすことは非常に町としては残念なことでございますので、今般こういう形で再度お願いをして、もう少し彼女らが実力なり評価を受けるまできちんと、これは価値観の相違だと思いますが、少なくとも町としてはそういう価値観を持って後継者育成を図ってまいりたいと思っております。
最終的な責任はどうするんだと、ここで責任の所在をどうのこうの言う立場にはございませんが、それぞれ契約協定書に基づいて、それぞれの事案があって、その一歩向こうに例えば甲乙双方に疑義が出た場合は、それぞれ協議して決めるということになっておりますので、誰がどうのこうのということではなくて、こけし館をこれからも町の一番の観光拠点施設として、または伝統を継承する拠点施設として育ててまいりたいという一存でございます。以上です。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 責任という問題でありますが、責任どうのこうのではないんですね。蔵王町の大きなこの300年の伝統ある遠刈田こけしでありますから、この遠刈田こけしを、今担当課長が申し上げましたようにこれを絶やさないことが、私は問題だと思うんです。ですから、この今回の予算計上しているそれに当たっての入口・出口の問題の責任がどうこうではないと思います。この遠刈田こけし伝統を絶やさないために、やはりいろいろな皆さん遠刈田こけし組合を中心に、やはり観光協会を含めて、やはり町も、皆さんが一体になって、そして大沼議員の大きな力を借りながら、これをずっと継承していくことが、私は責任だと思いますよ、ええ。ですから、だれが責任じゃないんです。これを絶やさないことが、していくことが、皆さんで守ることが大事なんです。守るです、責任でないんです。守らなければいけないということです。
○議長(佐藤長成君) 大沼昌昭君。
○12番(大沼昌昭君) 最後の質疑になりますので、よろしくお願いしたいと思います。
確かに、町長、課長がおっしゃるとおりですね、これは伝統ですから絶やされません。これは必ず守っていかないとというふうなことに私も当然思っています。
そんな中でですね、再三、私が申し上げているのは、いわゆる観光協会と協議したのかと、お話をちゃんとしたのというふうな根拠は、いわゆるこけし館を運営するに当たって、何か事故が起きたときというのは、従業員・作業員も含め、それから例えば観光客が来たときに、何か、表とかその敷地内であったときに、そういう場合もちゃんと協議したんですかと。その上で観光協会は引き受けたんですかというふうなことも含まれているんですよ、実は。
そういうふうなことで、後継者をやっぱり育成していかないというのは、重々私もわかっています。しかしながら、やはり後継者を育成するに当たっては、この人たちの人生が将来かかっているわけですね。であれば、きちんとした形の中で、将来どうするの、暮らしをどうするのというふうなことまで、ある程度は考えているのかなというふうに思うんですね。
私の頭の中ではですね、この間議案書にありました中で、先ほど論ずるべきでないというふうな後継者のための288万円というものが計上されておりますけれども、計算すると1日8万円、1人ということですね。ごめんなさい、1日8,000円、月に8万円、10日働いて、それで果たして生活できるんですかと。だから、そういうふうなことの出口も踏まえて、いわゆる話し合いを持ったのかというようなことをお聞かせ願いたいと。最後の質問なので、その辺のところも考慮の上、お答えいただきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 先ほどから言っておりますが、この観光協会との、時間がないですから、まず指定管理者制度に。そして、運営に当たっての詳細等は、きょうお認めいただいてから、特に4月1日から6月まで、DCが始まるわけでありますから、もう企画の中にもいろいろとこのこけし館に入る。ですから、きょう例えば議会でお認めいただけなければ、休館せざるを得なくなっちゃうんですね、そういうことはあり得ないと思っておりますが。
それに、今後はやはり、一つは観光協会と詳細等について、いろいろな細かいことについては、その辺の等々、打ち合わせをさせていただくことになっておりますし、それを当然しなければいけないというふうに思っております。
あと、1日8,000円、月8万円等々に当たっては、これは担当課長から説明させますが、必ずしもですね、補助を完全に生活できる金額を出すのが好ましいのかと、私はそうではないと思うんですね。自助努力だとか、やはりそういう、工人でもありますし、この前も仙台のほうに3人がかわるがわるしながら、中央通りで頑張って販売をしておりますし、そういったいろいろな努力をしたり、また観光協会と一緒にやることが、いろいろな仙台でイベントをやったり、東京都区内でやったり、観光協会でいろいろな行事、企画商品をつくったり、そういった面では観光協会とこけし館が連帯になっていれば大きな一つの商品、また、いろいろな派遣等々を含めて、工人の皆さんも一緒になって、そういったこともできるというふうに思っていますし、そういった面ではやはり、ただ、これからも観光協会とこけし組合の皆さんとの連携はやはり取っていかなければいけないというふうには思っております。
○議長(佐藤長成君) 続いて、農林観光課長。
○農林観光課長(佐藤雄司君) それでは、1日8,000円という計算をなさっておるようですが、全くそのとおりでございます。現在3人の新規工人がいらっしゃるものですから、3人の工人30日のうち10日間をこけし館で働いていただいて、1日8,000円ですから8万円、延べにしますと30日ですので24万円、24万円掛ける12カ月で、おっしゃる数字になるところでございます。
先ほども町長が申し上げましたが、町として彼女、彼氏たちの生活を全て賄うということではございません。先ほど申し上げましたように、やっと仙台だったり、いろいろなところでの展示発表会、マニアの方も注目を集めておる最中、少なくともゼロにするよりは少なくとも光熱水費ぐらいにはなって、その残った20日間で自分の遠刈田系の工人としての動きを、腕を磨いて、もっと収入の得ることのできるようにしていただこうというのが今回のねらいでございますので、最後まで町が面倒を見ることが育成指導ではないことは重々把握しているところでございます。よろしくお願いいたします。(「具体的な責任は」の声あり)
○議長(佐藤長成君) 農林観光課長。
○農林観光課長(佐藤雄司君) 具体的な責任ですか、これは当然、施設は町の施設です。底地も町の施設でございますので、その事案によっていろいろ変わってくるだろうと思うんですね。いろいろな事故、例えば駐車場の事故だっていろいろなことが想定はされないこともないんですが、それについては当然、組合に全てを負わせるというものではなくて、町の保険その他もございますので対応できるかと思いますが、それについてはやっぱり、その事案によって異なるのではないかと私は思っております。
○議長(佐藤長成君) ほかに質疑ありませんか。7番馬場勝彦君。
○7番(馬場勝彦君) 今、同僚大沼議員の質問と町長、担当課長の説明で、大体内容的には理解をしているつもりであります。ここで、若干、私は疑問を持っていることがございます。というのは、このこけし館の指定管理者というのは、蔵王町においての指定管理者制度の第2号だったような記憶をしております。第1号がたしか黄金川温泉、この黄金川温泉のときは公募から、最終的に審査委員会を開いて、今の社会福祉協議会になったと。で、第2号がこのこけし館だったと記憶をしています。
6年前のことをちょっといろいろ思い出していたんですが、そのときになぜ公募をしなかったのかという、議会でいろいろな質疑をされた記憶の中で町長、たしか説明が、こけし館というのは特異な建物であると。やはり遠刈田に脈々とつながる遠刈田系ろくろをベースにしたこけしという、これは文化財産であると。それを公募にするのは合わないだろうと。やはりそこにその継承を代々つないでいる組合があるのであれば、その方々に運営をしていただき、また蔵王の観光の物産であり歴史を持った蔵王を象徴する一つの産物でもあり、伝統のある文化であると。それを継承しながら日本全国並びに世界に伝えてほしいと。その拠点として、この施設があるのであると。ですから、指定管理者を持ってくるのであれば、必然的にこの組合にお受けいただきたいという、簡単に私の記憶ですが、そういうような説明の中で、たしか指定管理者ということで契約を結んできたという経緯で、たしか書きかえ1回やっているから6年ですか、わたってお願いしてきたということ。
そのときのことを何気なく思い出していたんですが、たしか使用料として300万円、私の記憶が間違っていたら申しわけないんですが、当初300万円という使用料。これも議会でいろいろ意見が出ました。年々売り上げも下がっている中で、組合に300万円というお金を負担させるのは無理じゃないのかと。そのときに、たしか町長、事務執行者は、とりあえずただということにはならないので300万円ということで組合さんにも理解をしていただき、また、その1年ごとの決算、いろいろな面を考慮しながら、両者で協議をしながら、減免ということも踏まえていくというような説明だった記憶があります。で、議会もできるだけ組合の育成という部分もありますので、組合に過剰な負担をかけるような指定管理の契約は避けていただきたいというような内容の質疑がされたという、私なりの記憶なんですがありました。
そういうものをずっと踏まえた場合、なぜ今回、観光協会のほうに行かざるを得なかったのかということが、先ほどの説明、いきさつ等で、ある程度は理解をする部分がございます。しかし、私としては最終的に、この遠刈田こけしという伝統と文化を継承するに当たっては、やはり後継者不足を、いろいろな形で公募で3名の工人の育成、行政も手をかしております。しかし、最終的にはこのこけし組合の方々がどのような形の中で今後、この伝承を守っていくかということが一番大切なのではないかと。そこに私は大きなポイントがあるし、基本的考えがそこなのでね。しからば、この拠点となるべき施設を指定管理者、これ、組合さんがどうしても受けられない、受けられない理由がなぜなのか。それを解決をしていくことのほうが私は重要なのかなと思っております。
そういうことを踏まえながら考えると、今回提案されているものが、3年間という期限になっております。なぜ3年なのかと。本来、本当にこの指定管理を受けていただきたい団体がこけし組合さんということであるならば、とりあえずは1年間という区切りの中で、その間、組合さんといろいろな協議の場を持っていきながら、また、もう一つ気になっていたのは、このこけし館の設置条例ありますよね。そうすると、収益事業にも限定されているんですね、今の段階だと。そうしますと、あそこを維持管理するだけでも大変厳しくなってきている中で、やはり抜本的にそういう部分まで見直していかなければ、今後、あの施設を維持すること自体、厳しい状況が生まれてしまうのではないのかと。やはり、今回こういう形で上程するのであればですね、そういうものも全て踏まえながら検討すべき行為だったのではないのかというのが、私の考え方なんです。そこまで踏み込んだ中で、今回この案件を上程してきたのかということを、最初確認をさせていただきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 馬場議員にお答えさせていただきますが、全く馬場議員のおっしゃるとおりなんです。全くおっしゃるとおりです。組合の皆さんが、やってもらうのがこけし組合、昭和59年に通産省からこの補助事業でつくらせて、立派な会館ができたわけでありますから、これを運営をしながら、そして観光協会と一緒に手を組んだり、そして町が大きな視野でこのこけし館を、施設は蔵王のものであります。ですから、運営そのものはやっぱりこけし組合の皆さんにやってもらうのは、私は当然そのとおりだと思いますし、やはり指定管理者もそのとおりであります。
ただ、先ほどお話申し上げましたように、この2年間の中でもいろいろ組合の皆さんにもお願いしている、理事会においてもお願いしている。それはあと議場の場でありますから、詳細等には言いませんが、こけし組合の理事会の皆さんの中でも、やっぱり受けなければいけないと、これを継承して、我々がこのこけし組合を運営して守らなければいけないという、そういう気持ちになっていただくのが当然だと思うんです、ええ。ずっと2年ぐらい、いろいろなことを等々、私も中にずっと入ってきていました。ただ、そういう中で、どうしても受けられないという中での今回のこういう形になったということだけご理解いただきたいなというふうに思っています。そういうことです、はい。
○議長(佐藤長成君) 馬場勝彦君。
○7番(馬場勝彦君) 基本的考え方は、町長も私も同じだと認識をしております。今の答弁で再度認識をしました。しからば、やはりですね、組合さん、やっぱりこれ行政とか他人が守るものじゃないんですよ、伝承って。しかし、組合さんには組合さん、組合員の方々には個々事情があると思います。これは社会状況上、これは我々がなんだかんだ言う分野ではございません。しかしながら、やはりそれをあえて継承していただきたいと、これは蔵王町の文化であります。しからば、その組合の育成も必要なんですね、町として、どう持っていくか。これは組合員さんの個々の考え方もあると思いますから、町長は2年くらいかけながら、いろいろ協議をしてきたということも、ほぼ私も理解をします。
だからといって、きょう、今回こうなったから変えちゃうというのが果たしていいのかと。やはり、組合がまずね、今後をどう持っていけるのかということを、もう少し時間をじっくりかけてやることも、私は必要だと思いますし、また、蔵王町で国の補助を受けながら後継者としてやりたいという関係者3人ですか、育成工人。何回も育成しております。この方々もいずれ活躍してもらわなければならないと。やはり、その環境もあわせてつくっていかなければならないということを踏まえれば、これを指定管理者3年じゃなくて、とりあえず1年という形の中で、この1年間をもう一度組合と、こけしの方々と、どういう形で持っていったら一番いいのかということ等を踏まえながら、このこけし館の運営問題ですよね。この町で決められた条例からすれば、課長が一番認識していると思いますが、事業が特定されております。収益事業は特定されております。それ以上の収益事業はできません、このままでは。ということは、あそこの維持管理というのは大変将来的にも厳しくなっていく、すると見えるわけですよね。
だから、果たして、ここの条例で定めた事業内容だけにいつまでも固執していることがいいのか。そうしなければ観光客の誘致も伸びることは余り期待できないと、そういう総合的に考えて、検討すべき行為だと私は思っているんですよ。先ほどの説明だと、具体的には2月あたりからですか、ばぁっと1カ月で走ってしまったというのがあります、と受け取ってしまいます。だったら、もう少し腰を入れて、まずは時間をかけるスペースを、私は必要だと思うんですが、町長いかがでしょう。このままで進んでしまえば、組合さんとの兼ね合いというのは、ちょっと溝が深くなってしまうのではないかと、どうしてもそう受けとめてしまいますので、これについて町長の考え方をもう一度だけお聞かせいただきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) おっしゃるとおりでありますが、まず一つは、こけし組合の方々が、今工人の方が12名の方が見えまして、そして今一番若い方で72歳という年齢等であります。そういう年齢の関係があるのかどうかわかりませんが、そういったことも大きな組合としての、今理事長なり専務、理事がいろいろな判断をしたと思いますが、ただ、少なくとも、やはり組合の皆さんの合意のもとでいろいろと、この方向性が見出していただければ一番うれしかったなというふうにはいろいろと思っています。
ただ、おっしゃられるように、この期間がない3月の、だけれどもいろいろな話はずうっとしてきたんだけれども、観光協会の、水面下ではちょっといろいろな話はさせてもらったんですが、公の場では時間がなかったということもあります、そういった面ではいろいろな。
ただ、今回3年間の指定管理という期間でありますが、そういったことを、1年という中でいろいろなことを考えながら、そして組合と話し合いをしながら、この軌道修正をしていくことも必要ではないかというご提言だと思いますが、本来であればそういったことでやってもらえれば一番いいわけでありますが、やはり、この3年間の中で、一つは大きな修正、そして今の新たな若い工人の皆さんも、工人として理事の中に入っていただきながら、この遠刈田こけしを伝承していく、そういう環境をきちんとつくっていただくような形もとっていただきながら、そういった中で指定管理者をぜひ受けていただければうれしいなという気持ちはあります。そういった努力も今後もしていきたいと思いますが。
ただ、ここで、先ほど、平成19年の当初で200万円の等々でやったわけでありますが、翌年には、平成20年度には100万円に切りかえたり、あくまでも当初は利益があったわけですから、そういった中でやっておったわけですから、あくまでも、この指定管理者をやるときに、その精算の段階で、大変なときはいつでも、赤字になっても、これを運営していかなくてはならないと、町が全部やってもこれを伝統を絶やすということは絶対できないんだと。だから、そういったことで、その辺の数字をにらめっこしながら、それをきちんとやっていきましようということで、実は今まで現在も来ているということが現状でありますので、その辺ひとつご理解いただきながら、基本的には私は馬場議員と同じだと思います。だけれども、ここで1年間といっても、なかなか難しいだろうというふうに思っていますので、本来の3年間の契約をしていただきながら、あとは観光協会さんと、町も中に入りながら、組合がきちんとやっていけるというような形になれば、やはりそこは見直すということもありなのかなというふうには思いますが、まず3年間の指定管理の期間を提案をさせてもらっていますし、その中で軌道修正ができればいいなというふうには思っております。なかなか難しい問題もあるだろうというふうには思っております。
○議長(佐藤長成君) 馬場勝彦君。
○7番(馬場勝彦君) 方向は町長と同じ考え方自体が、本当に確認できました。
ここで、一点だけですね、私のほうに入っていて、私、大変これはちょっと気になるんですが、これが町長の理解のもとの中で進めてきたというのであれば、また考え方も違うのかなと思うんですが、今回の時間のない中で、受け皿として観光協会に指定管理を受けていただくという形で、今回上程されてきた。
ちょっと気になっていたのは、こういう話がちょっと私のところに入ってきました。この指定管理を観光協会さんが受けてもらうに当たり、運営して赤字に対しては町がほとんど何らかの形でみるという担保的な発言、それから当座運営に関して職員の派遣もある程度容認しているような発言が町サイドから示されているという、そんなような話があるという部分が私の中にちょっと入ってきた。これが本来事実であったら、これはちょっと問題があるのではないのかと。現実に議決をして指定管理者をある程度認められた中で、協定書という細部、本来であれば、通常であれば、この議会の前にある程度の協定の正式契約に当たって、事前にいろいろな形の中でお互いの条件で交わしながら、最終的に契約と同時に協定書というものを締結するのが本来の形である。しかし、その前にある程度の担保的なことが行われるというのは、果たして指定管理者の議決を議会に諮るに当たっては、私は正当な進め方ではないのではないかということをちょっと気になっておりますので、私に入ってきている話が、私が受けている方が違うのであれば、それに越したことはないのかなと思っておりますが、もし町長がそういうことを理解されていたとすれば、それはまた違う問題あるのかなと私は思いますので、その辺について、町長どうなのか、最後に確認をさせていただきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 傍聴に観光協会の会長が来ていますから、別に私はあれでありますが、ここでね、先ほど言いました平成19年に200万円という使用料を町がいただいているんですね。平成24年度に50万円をいただく予定でおります。そういった施設の使用料、その施設の使用料がどうしても運営して赤字になってまで観光協会が出すということはできないと思うんですよ。その使用料について、どうしても赤字になって、それまで観光協会が負担してまで町に納めるということはそこまでは、そこまで町長のほうどうだと、それはもう使用料はいただかないですよということを言っているわけでありますから。そこを誤解しないでいただきたいと思います。
あと、職員を派遣するなんてことは全く言っておりませんから、ただ、これからいろいろなその辺の、例えば運営に当たって、そういう詳細等の話などは今後担当課と話されるかとは思いますが、ただ、いろいろな面でこの蔵王町の全体的なことを考えながら、やはり停滞しないようなことを対応していかなければいけないなというふうには思っていますが、職員を派遣するなんてことは全く言っておりません。
○議長(佐藤長成君) 馬場勝彦君。
○7番(馬場勝彦君) 町長が言うのは当たり前だと思いますよ。協定書を結んだ上に立って協議をするというのは当たり前なんですね、指定管理者が。ましてや、収益事業のある施設であれば、町長のおっしゃる蔵王町が進めている指定管理者使用料……、(「どこから出てきたの」の声あり)出てきた理由は言います。(「議場で公ですからきちんと、推測で物事言っては困ります」の声あり)では、言います。これはあるところで私のほうに入ってきたもので、観光協会の理事会の議事録の中に、そういう担保ととれる発言があったというものがあったので確認をさせていただいたということです。町長が町長としての最終的権限、これは町長でございますから、町長がそうであるのであれば、これはその担保の疑わしいということであるという取り方で、私は受けとめたいと思いますので、あくまでも絶対的担保という発言ではなかったと受けとめます。それの確認をしたかっただけで。(「使用料のことは」の声あり)
だから、協定も、実際ね、その素案もつくっていない中で、担保的発言をされるというのはこれは駄目なことですから、だからこういう疑わしいものがあるんであれば確認したということで、以上です。
○議長(佐藤長成君) 農林観光課長。
○農林観光課長(佐藤雄司君) ただいまの件についてお答えいたします。
理事会なりの議事録がどういう経路で議員各位にお届けになっておるかわかりませんが、私は先ほども申し上げましたように農林観光課長であり、またかつ観光協会の理事の一人であります。その中で、例えば先ほど50万円の指定管理者に対する使用料の話がございましたが、これも新年度予算編成に当たって、こういう時世で平成6年には8万数千人の来館者があって2,000万円を超す入場料があった時代と比べて、今日は1万三千、四千人の入館者にとどまっておる。その中で、新年度につきましては予算上的には使用料をいただかないことで組ませていただいておるところでございます。
また、あわせて私の発言が誤解を招いたことかもしれませんが、私の立場とすれば、町長同様、観光協会の財布から、特に支出をさせてまでやるべき施設なのかという思いがあって、それは協定書の中にある、いろいろな疑義がある場合には甲乙協議をして決めましょうという思いであって、私が町長でもありませんし、当然、議会で新年度予算の可決決定をいただけないと成立しないことは重々把握した上でのお話でございますので、もし、誤解があったとすればおわびを申し上げますが、そういう意図ではございませんので、ご了解をお願いしたいと思います。以上でございます。
○議長(佐藤長成君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)それでは、ほかに質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
ここで、本件に対して、議員間の十分な討議が必要との判断から、会議規則第51条の規定により、自由討議を行いたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(佐藤長成君) ご異議なしと認めます。
暫時休憩いたします。
午前11時02分 休憩
午前11時45分 再開
○議長(佐藤長成君) 再開いたします。
休憩前に引き続き会議を行います。
続いて討論に入ります。
討論ありませんか。
最初に、原案反対の方の発言を許します。12番大沼昌昭君、登壇願います。
〔12番 大沼昌昭君 登壇〕
○12番(大沼昌昭君) 議案第22号指定管理者の指定について、反対の討論をいたします。
町長の提案説明の中で、上程に当たり、詳細説明ありと記されており、説明を受け、私なりに質疑をし、答弁もいただきました。その中で観光協会との協議も十分にされたのか、私には疑問に感じます。また、このような事態になる前に、もっと早い時期に執行部側も多くの可能性を模索すべきでなかったかと思われます。
今後の運営に関しても不安な要素があり、4月の引き継ぎ、いわゆる閉館は避けたいというふうなこと、または後継者を育成すること、それから十分このことに関しては理解をするのでありますが、指定管理者の指定は原則として公募制となっており、運営面でもそのような公募制になれば新しい経営感覚が発揮され、また新しい風が入る運営になるかとは思います。その努力も町ではすべきでなかったかというふうに思われます。よって、もう少し考える時間が必要ではないかというふうに思われます。
よって、この議案第22号に対しては、賛成はしかねるので、先輩、同僚議員の賛同をよろしくお願いをいたします。
○議長(佐藤長成君) 次に、原案賛成の方の発言を許します。6番水澤智孝君、登壇願います。
〔6番 水澤智孝君 登壇〕
○6番(水澤智孝君) ただいま上程されました議案第22号の件について、賛成の立場で討論をさせていただきます。
本来ならば、今まで6年間指定管理をしていただきましたこけし組合の皆様方に引き続き行っていただければという願いはありましたけれども、協議の結果、今回指定管理の3年間につきましては、引き受けられないというような申し出があり、その後、観光協会さんのほうでいろいろとご協議を執行部のほうとしておりました。その協議の結果、観光協会さんの非常に日常の業務が忙しい中におきましても、さまざまな角度からいろいろご協議をいただいた結果、理事会、それから臨時総会において指定管理者を受けるというようなご判断をいただいたようでございます。私としては、その観光協会の方々のご判断を非常にありがたく受け取っております。この判断に基づきまして、今後3年間しっかりと指定管理をしていただきたいというふうに考えます。
それから、間もなく始まりますDCキャンペーンにおきましても、遠刈田地区、蔵王町の観光の拠点でございます。そういった意味からも伝統産業会館をしっかりと観光協会さんとともに盛り上げていっていただきたいという上でも、今回の議案に対して賛成をいたします。
先輩、同僚議員の皆様方のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(佐藤長成君) ほかに討論ありませんか。(「なし」の声あり)ほかに討論ありませんので、これで討論を終結いたします。
これより直ちに採決いたします。採決は起立によって行います。
本案は原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔起立10名〕
○議長(佐藤長成君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
日程5 議案第23号 蔵王町企画審議会条例の一部を改正することについて
○議長(佐藤長成君) 続きまして、日程第5、議案第23号蔵王町企画審議会条例の一部を改正することについてを議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
○町長(村上英人君) ただいま上程されました議案第23号蔵王町企画審議会条例の一部を改正することについて、提案の理由をご説明申し上げます。
本案は、昨年の町議会9月会議において成立した蔵王町環境基本条例第26条第2項において、環境の保全に関する審議会を蔵王町企画審議会と定めていることから、企画審議会条例の所掌事務に環境基本計画に関する事項等を加えるものであります。
また、企画審議会委員の構成について、議会議員から委嘱する人数を「6人」から「4人」に減ずる一方、学識経験を有する人から委嘱する人数を「6人」から「8人」にふやそうとするものであります。
なお、詳細につきましては、ご質疑により主管課長に答弁させますので、慎重ご審議の上、原案どおり可決決定くださいますよう、よろしくお願いを申し上げます。
○議長(佐藤長成君) 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。15番松ア良一君。
○15番(松ア良一君) 今回の環境基本条例、あるいは環境計画の策定とか、いろいろな流れがある中、そうした中での環境審議委員のあり方について、この企画審議会の中にこれを入れていくと、こういう内容のものでございますけれども、この辺ですね、何回か発言させていただいておりましたけれども、なぜ、この環境基本計画に対する審議委員の内容を、企画審議会の条例の中に、あるいは企画審議会のメンバーの中でこれを審議していく、こういう形を取られたのか、その辺についてお伺いしたいと思います。
○議長(佐藤長成君) まちづくり推進課長。
○まちづくり推進課長(平間喜久夫君) お答えいたします。
今回の条例改正の趣旨でございますが、先般の昨年9月の環境基本条例、こちらのほうで、もう既に審議機関については企画審議会が、環境基本計画だったり、環境保全、創造に関して必要な事項を定めるということで条例のほうが成立しております。
今回、この改正でございますが、実は委員の人数の関係でございますが、構成でございます。議会議員のほうを減ずると、そのかわりに学識経験を有する委員を2人ふやすということでございます。これにあわせまして、この条例に環境基本計画なりがなくても、環境基本条例を見れば企画審議会の所掌事務として明示されておりますのでわかりますが、ただ企画審議会の所掌事務が企画審議会条例を見ても入っていない部分が所掌事務だよというのも不都合だろうということで、条例を見たときにわかりやすくするために、この人数の改正にあわせて、この所掌事務を追加させていただいたということでございますので、ご理解のほうよろしくお願いします。
○議長(佐藤長成君) 松ア良一君。
○15番(松ア良一君) 今、まちづくり推進課長のほうからは、既に入っているよと、こういう内容のお話の答弁でございましたけれども、本来のあるべき姿なのかなとこういう疑問点もあって質疑をさせていただいたところです。企画審議会の人数に関しても、今回、議員のほうの選出の中から、これまでの経過の中で人数も変わってきていると、こういった中で2人減らしたいと、このようなことでございますけれども、いろいろな審議会のメンバーの構成もですね、いろいろな手法もあるのかなというふうに思っておりますけれども、今回、たしか議会の1月号か、何月号かだったんですけれども、基本計画、いわゆる環境に対する景観保全の考え方を非常に持っている方もいらっしゃいました。こうした方についても、例えばですよ、この人数構成のあり方の中にあって、もちろん町長からの指名ということでございますけれども、ある程度は町の中の多様な人材を吸い上げていくという中にあっては、公募制もありなのかなと、こういう考え方もありますけれども、今後のことでもありますけれども、その辺の考え方についてお伺いしたいと思います。
○議長(佐藤長成君) まちづくり推進課長。
○まちづくり推進課長(平間喜久夫君) お答えいたします。
委員の構成の変更でございますが、昭和47年に制定されました企画審議会条例、当時は議会議員の数もたしか20人か22名という時代がございました。議会改革ということもありまして、現在の議員数が大分当時より減っているということも踏まえまして、いろいろと検討し、6人を4人ということで、その分、学識経験、松ア議員おっしゃるとおり、いろいろな環境に関する見識を持っている町民の方もいらっしゃいますので、そういったことも踏まえてこのような人数構成ということに、今回お願いしているところでございます。
なお、公募制については、ちょっとまだ内部では協議しておりませんので、今後そういったものも踏まえてということでございますが、いかんせん、企画審議会の任期でございますが、今年の4月30日をもって審議会の委員が改選になるという、ちょっと時間のないところですが、前向きに検討できればと思っております。まだ、これは町長と相談していないので、そのようなことでご理解いただきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) ほかに質疑ありませんか。9番村山一夫君。
○9番(村山一夫君) 今、松ア君がある程度聞いたものですから、それ以上聞くのに対しては、議会として議会改革の中で審議委員会には参加しないというような格好ですが、都市計画審議会の法令上参加する、そういうものに対しても最小限にとどめていただきたいと思っておりましたが、この4人というのが、町長の考える最小限なのかどうか。この最小限という考え方、そこのところをお聞きしたい。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 全くそのとおりであります。最小限に抑えさせていただいたつもりであります。
○議長(佐藤長成君) 村山一夫君。
○9番(村山一夫君) ですが、本当にそれで最小限なのかと、議員としての最小限。私もたまたま2月6日の日ですか。勉強会をやるから村山も来たらどうだと言われて、東京に参りました。その中でいろいろな話ありました。多治見の長期計画、そして三鷹の改革プラン、町民が350人ほど分科会をつくって長期計画、それの改定なんかに対しても参加をするというような、住民も参加している。確かに町長も住民のことを思っていると言いますが、やはり住民が参加してこそ、住民のことを思っているんだろうと思っております。そういうものからいけば、議会としては議決機関であります。そういう人たちが議決をする前に審議委員会に携わってはどうなのかということから、私も改革の中で審議会に参加しないというようなことをやったものですから、4名では多すぎないのかと。この中身を見ても、多治見市は人口11万人です。その中でも議員が4名です、参加しているの。あと、会津若松、これが12万4,000人の人口あります。それでも4人です、議会から参加しているの。そういうものからいけば、蔵王町は1万3,000人、10分の1でも同じ4人なのかなと。ですから、町長にそれで適当なのかな、適当という言葉はおかしいが、それが適正な人数かなと。やはり、そういうものであれば、住民にそういうものに参加する機会を多く与えてもらいたい。議会はこの議会の中で議決機関として、いろいろなふうに審議をする中でやればいいことじゃないかなと思うものですから、こういうものを、なぜ4名にしたかと聞いたのはその辺にあるわけでございます。町長の考え方は幾らか変わっていただけたかなと思うものですから、町長お願いいたします。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) この4人というのは、3分の1以下に抑えさせてもらっているんですが、最低ですね、この4人というのが人口の比率関係なく、ある程度、審議会なりそういった中で、国なんかも今大分抑えてはきているんですが、そして先ほど松ア議員からもお話ありましたんですが、それなりの専門分野のいろいろな方々等々、やっているわけでありますが、そういったことで、実は15名なんです、この定員。その定員の中から4人に削減させてもらったと。私としては最小限に食いとめたなと。
あと、村山議員がお話しされたように、よそも大体4人ぐらいなんですが、人口等との中から言っているんでないんですね。大体そのぐらいの委員のメンバーの比率から来ておりますから、これでも大分、蔵王町は4人に改革をしたなと、お認めいただけば大分なったなというふうには思っております。
○議長(佐藤長成君) 村山一夫君。
○9番(村山一夫君) 人口は関係ないと言いますが、人口の多いところですから、さっき言ったように、会津若松、伊賀市や多治見市、こういうものは住民参加を、住民から募集して、そういうふうにもんだ上で審議会にかけているところは4名というような格好でありますから、議会とすればもうちょっと少なくしていただいたほうがよいのかなと、そういうことから質問しているところでございます。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 村山議員もわかると思いますが、この企画審議会に持ってくる前に、第四次長期総合計画があるわけですが、そういった長期総合計画の後期計画を今回まとめたわけでありますが、これに当たりましても、町民から20人の方々をノミネートさせていただきながら、その中で計画に当たっていろいろ提案をさせていただきながら、そういったことも反映させながら企画審議会に上げてきていると。ですから、必ずしも最初から民間人を企画審議会の中でではなくて、やはり事前にもみながら、企画審議会に上げてくることも対応させていただいたところであります。
○議長(佐藤長成君) ほか質疑ありますか。(「なし」の声あり)質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて、討論に入ります。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。
これより直ちに採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(佐藤長成君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第6 議案第24号 宮城県市町村職員退職手当組合規約の変更について
○議長(佐藤長成君) 続きまして、日程第6、議案第24号宮城県市町村職員退職手当組合規約の変更についてを議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
○町長(村上英人君) ただいま上程されました議案第24号宮城県市町村職員退職手当組合規約の変更について、提案の理由をご説明申し上げます。
本案は、組合の共同処理する事務について、昭和62年に財団法人宮城県市町村自治福祉協会を設立するため、「地方自治意識の高揚を目的とする財団法人の設立に関すること」を、共同処理する事務に加えましたが、この法人は平成22年3月末に解散しており、今後も財団法人を設立する予定はないので、規約から削除するものであります。
また、市町村の合併により構成団体の数が減少し、組合議会議員の選挙区において、各選挙区の団体数に較差が生じているので、これを是正し、おおよそ4団体当たり1人の議員を選出できるようにするため、選挙区などを変更するものです。
さらに、退職手当を受ける者の規定について、構成団体の一つである「みやぎ県南中核病院企業団」が企業長を設置したことにより、規約の中に企業長を加えるものです。
この規約の変更につきましては、構成市町村との協議が必要であり、地方自治法の規定により議会の議決を要するため、提案するものであります。
なお、詳細につきましては、ご質疑により主管課長に説明させますので、慎重にご審議の上、原案どおり可決決定くださいますよう、よろしくお願いを申し上げます。
○議長(佐藤長成君) 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。質問ありませんか。(「なし」の声あり)質問がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて討論に入ります。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。
これより直ちに採決いたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(佐藤長成君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
昼食のため休憩いたします。
午後1時15分から再開いたします。
午後0時08分 休憩
午後1時15分 再開
○議長(佐藤長成君) 再開いたします。
休憩前に引き続き会議を行います。
日程第7 議案第25号 平成24年度蔵王町一般会計補正予算(第8号)
○議長(佐藤長成君) 日程第7、議案第25号平成24年度蔵王町一般会計補正予算(第8号)を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
○町長(村上英人君) ただいま上程されました議案第25号平成24年度蔵王町一般会計補正予算(第8号)について、提案の理由をご説明申し上げます。
本案は、既定の予算の総額から、歳入歳出それぞれ1億7,487万6,000円を減額し、予算の総額を63億3,170万1,000円にしようとするものであります。
その主な内容は、歳入において、町税7,699万7,000円、ゴルフ場利用税交付金200万円、自動車取得税交付金600万円を追加し、国庫支出金1,636万7,000円、県支出金5,172万1,000円、繰入金9,425万7,000円、町債9,940万円を減額しようとするものであります。
歳出においては、土木費482万3,000円、商工費63万5,000円を追加し、総務費3,414万5,000円、民生費3,726万7,000円、衛生費1,671万円、農林水産業費1,703万1,000円、教育費3,644万4,000円、災害復旧費3,218万5,000円を減額しようとするものであります。
次に、第2表「繰越明許費」については、翌年度に繰り越す事業が3件であります。
次に、第3表「債務負担行為補正」おいては、1件の債務負担行為について、限度額を変更しようとするものであります。
次に、第4表「地方債補正」においては、3件の地方債の限度額を変更し、1件の地方債を追加しようとするものであります。
今回の補正では、職員の異動等に伴う人件費の補正や、各種事業の終了に伴う請負差額、執行残高の整理を行ったほか、除融雪作業委託料等の予算を追加いたしました。
以上、提案の理由をご説明申し上げましたが、詳細につきましては、ご質疑により主管課長に答弁させますので、慎重ご審議の上、原案どおり可決決定くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(佐藤長成君) 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。13番沢春光君。
○13番(沢春光君) では、最初にちょっと質問させていただきます。
予算の歳入の件につきまして、第13款使用料の件についてお伺いいたします。
目6の教育使用料、永野幼稚園、宮幼稚園、遠刈田幼稚園、当初予算は360万1,000円という計上がされていまして、今回1割ぐらいの使用料が追加されたと。宮幼稚園さんに関しては2割近くの追加となった。そのわけを伺いたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 教育総務課長。
○教育総務課長(高野正人君) お答えいたします。
園児数につきましては、当初見込額に対しまして、永野幼稚園で5名、宮幼稚園で7名、遠刈田幼稚園で3名の増員がございました。それによりまして、合計15名の増員がありましたのでこのような補正となった次第でございます。よろしくお願いします。
○議長(佐藤長成君) 沢春光君。
○13番(沢春光君) 使用料が人数がふえたということだと思います。
次に、その下の滞納繰越分、これも当初予算では7万7,000円計上していまして、今回6万7,000円の補正減ということで、この数字から見ると滞納整理がなされてないのかなと見えますが、その件よろしくお願いします。
○議長(佐藤長成君) 教育総務課長。
○教育総務課長(高野正人君) 滞納繰越分につきましては、当初7万7,000円を見込んでおりました。それに対しまして1万円を徴収しましたけれども、残りの6万7,000円につきましては平成11年度とか古い年度の滞納でございまして、なかなか徴収するのが難しかったという状況でございます。
○議長(佐藤長成君) 沢春光君。
○13番(沢春光君) 1年度ということでなくて、前々度のトータルということでよろしいんですね。
あと、その件に関しまして、今後どのような徴収方法を、やっぱり公平性を保つ意味で速やかにこういうのは徴収するように対策をどのように考えているか。
○議長(佐藤長成君) 教育総務課長。
○教育総務課長(高野正人君) 今年度1万円を徴収しましたけれども、それにつきましては平成20年度と21年度分を徴収しております。それによりまして、平成20年度以降の滞納金はゼロでございます。あくまでも、それ以前の古い分なんですけれども、なかなか今、町税等も滞納しておりまして分納しているというような方が結構おりますので、その辺につきましては町民税務課と協議しながら徴収を進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(佐藤長成君) そのほか質疑ありませんか。12番大沼昌昭君。
○12番(大沼昌昭君) それでは、26ページから、震災復興寄附金という項目で少ない金額なんですが、これは19万円ということで新規計上になっておりますけれども、これに関してはどのような、いわゆるどこからの寄附になって、一応目的を持って多分寄附していると思うんですが、どのような意向なのか、この辺のところをお聞かせ願いたいというふうに思います。
○議長(佐藤長成君) 会計管理者。
○会計管理者(大沼芳国君) 震災復興寄附金の内訳でございますけれども、法人が1、団体が4、個人3ということで、ここに掲載のような寄附金がありました。それで、寄附金については、町のほうの一般の財源というようなことで、復興のために利用していくというふうなことでございます。
○議長(佐藤長成君) 大沼昌昭君。
○12番(大沼昌昭君) 貴重な寄附金ということで復興のために使いたいというふうな答弁でしたが、具体的にどんなところに使用される予定なのかお聞かせ願いたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 会計管理者。
○会計管理者(大沼芳国君) 一般財源として利用していきます。
○議長(佐藤長成君) 大沼昌昭君。
○12番(大沼昌昭君) 一般財源に入れるということで、これに関しては、使い道はその一般財源の中から、いわゆるどこにでも使っていきたいというふうなことなの。さっきの答弁では震災復興のために使っていきたいという答弁だったような気がするんですけれども。
○議長(佐藤長成君) 会計管理者。
○会計管理者(大沼芳国君) 震災復興の一般というふうなことで利用していくものであります。
○議長(佐藤長成君) ほかに質疑ありませんか。5番三沢 茂君。
○5番(三沢 茂君) 45ページの予防費の14、健康管理システム使用料54万5,000円補正減、これ当初では123万5,000円だったんですけれども、このシステムリース料の中身はまずどういうことなのかご説明をお願いします。
○議長(佐藤長成君) 保健福祉課参事兼課長補佐。
○保健福祉課参事兼課長補佐(佐藤 博君) ただいまの件について回答いたします。
これは健康管理システムということで、内容につきましては成人健診システム、それから統計分析システム、情報連絡システム、予防接種の接種状況を入力するシステム、あとは業務管理システムで、照会発行等のシステム等も入っているものでありまして、これ平成24年の当初から設置する予定でありましたが、システムのほうと町の住基の関係がちょっとふぐあいがありまして、その期間が長引いてしまって今回補正減というふうな形で計上させていただいております。よろしくお願いします。
○議長(佐藤長成君) 三沢 茂君。
○5番(三沢 茂君) そうすると、当初から、そのシステムを使う、もっと使う期間が長かったんだけれども、ふぐあいのために実際動かす期間が短かったので、その分で減額になったということですか。
○議長(佐藤長成君) 保健福祉課参事兼課長補佐。
○保健福祉課参事兼課長補佐(佐藤 博君) お答えします。
そのとおりであります。よろしくお願いします。
○議長(佐藤長成君) 三沢 茂君。
○5番(三沢 茂君) そうしますとですね、結局リース期間の総額が少なくなることだと思うんですが、14ページの債務負担行為補正、こちらのほうは45万5,000円増額になっていますよね。この辺ご説明をお願いします。
○議長(佐藤長成君) 保健福祉課参事兼課長補佐。
○保健福祉課参事兼課長補佐(佐藤 博君) 債務負担につきましては、当初25年度からの分で債務負担を組んだわけですけれども、これが平成24年度でできなかった分が、その分平成27年度までの分で、債務負担のほうで、平成27年の10月が住基のほうの町のほうのシステムのリース期間というふうな形もありますので、それの期間に合わせて金額を、その中で平成27年の10月までの分で算出した額でありまして、その分が増加しておるものであります。
○議長(佐藤長成君) そのほか質疑ありませんか。14番川村 仁君。
○14番(川村 仁君) 一般会計全体でありますが、いろいろと補正減、また追加、この3月になってまた新規と、もう今年度終わりなわけですが、総体的に見て、この増減、追加、もっと早くできたのも、夏ごろにも補正できたのもありますし、その辺の考え方ですね。どうしてこんな3月になって大型補正になったのかお伺いいたします。
○議長(佐藤長成君) まちづくり推進課長。
○まちづくり推進課長(平間喜久夫君) それではお答えします。
3月にどうしてこのような形になったかということでございますが、基本的にはマイナス部分というのがほとんどが不用額の整理というものでございます。夏にできるのもあるんじゃないかということでございますが、例えば、工事請負なんかの場合ですと、契約をしました。ただ、実際に竣工するまでいろいろと追加工事等発生するものもありますので、うかつに減額補正をし、後で足りなくなったということのないように、その辺いろいろ各課で気を配っているということもございます。
大変に、この時期ですと減額がどうしても目につくということでございますが、これも過般の9月の議会の指摘等も受けて、各課でいろいろな不用額の整理をしたというものの結果だと思ってございます。
新規事業はちょっと、大きいのはちょっと見当たらないんですが、どうしても補助の関係だったり、財源の関係で予算を計上し、繰り越すというものも今の時期どうしても出てしまうということもありますので、その辺もあわせてご理解いただきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 川村 仁君。
○14番(川村 仁君) 工事関係とか、等々でありますが、9月の決算時に不用額というような形で指摘事項があったわけでありますが、その指摘事項を受けて、ことしは大分補正減、去年は大分、全部残して不用額にしていたわけですが、その反省を踏まえてといいますか、そういうふうに大分見えるのですが、実際には不用額にして繰り越しという形もあるわけですが、去年とはがらりとバランス感覚が変わってきたと。実際には早めに補正減をやって別の事業に本当は使うのが本来の形ではないかと思いますが、その辺の考え方をお聞きします。
○議長(佐藤長成君) まちづくり推進課長。
○まちづくり推進課長(平間喜久夫君) なるべく減額補正にあっても時期的なものを見ながら今後もやっていきたいと思ってございます。ただ、今言ったように、どうしても時期的にですね、例えば12月いっぱいまでかかるというと、今の時期の補正になると。ともかく、12月以降に額が確定するようなものは3月補正と。12月追加でというのもなかなか難しいものですから、そういったことでどうしても前半で、例えば上半期の9月ころまでに精算がつくものであれば、議員おっしゃるとおりだと思っております。
○議長(佐藤長成君) 川村 仁君。
○14番(川村 仁君) そうなりますと、平成24年度決算になりますと、不用額はほとんどなくなると、すばらしい経営状態になるというような考え方で、実際には不用額で残したほうがいいのか、補正減で繰り越したほうがいいのかという。実際に残るのは同じかと思いますが、ぜひ早めの補正減をやって、幾らでも無駄遣いをしない、町長がいつも言っております。無駄遣いではなく、貴重な有効活用をして、違う事業をですね、さまざまな、本当は町民の福祉活動に役に立つのが一番かなと思っていますが、最後にその辺をお答え願いまして終わりたいと思います。
○議長(佐藤長成君) まちづくり推進課長。
○まちづくり推進課長(平間喜久夫君) ご指摘、理解しておるところでございます。ただ、物によっては、特に補助制度だったり、いろいろな給付、こういったものは年度中途で変えるというのもなかなか難しいということもございます。それも踏まえながら、年度中途であっても当然必要な事業はやっていかなくちゃないということは我々も十分認識しておりますので、それの財源として、例えばこの事業で、このくらいの請負差額が出ているんだから、それを早めに落としてということも、今後も対応していきたいと、このように思っております。
○議長(佐藤長成君) ほかに質疑ありませんか。10番村上一郎君。
○10番(村上一郎君) 先輩議員から「なし」と言われる前に早めに手を挙げないとと思いまして、質問させていただきます。
63ページであります。教育費の5目学校給食の調理場の設備工事なんですけれども、15の工事請負費補正減になっておりますね、284万5,000円。これの説明を求めたいと思います。お願いします。
○議長(佐藤長成君) 教育総務課長。
○教育総務課長(高野正人君) 平成24年度に蒸気ボイラーの取りかえ、並びに暖房用コイル取替工事を実施しております。この補正分につきましては請負差額でございます。
○議長(佐藤長成君) 村上一郎君。
○10番(村上一郎君) 請負差額ということで補正減になったということで了解をいたしました。
暖房用コイル取替工事なんですが、当初の予算の中で計上された内容とちょっと違うような感じだったんですが、これはどこでどのように予算化されたのか、議会のほうにはちょっと、検討つかなかったものですから、そこをもう少し詳しくご説明いただければと思います。
○議長(佐藤長成君) 教育総務課長。
○教育総務課長(高野正人君) 暖房用コイルと蒸気ボイラーにつきましては、当初は蒸気ボイラー取替工事というようなことで予算が計上されていたかと思いますけれども、実際、やりたかったのは蒸気コイルの取替工事でございました。ちょっと、説明の中でコイルと暖房の勘違いがあったということでございます。
あと、蒸気ボイラー取りかえにつきましては、12月に補正をお認めいただきました違うボイラーでございます。これにつきましては緊急に、壊れましたので補正していただきまして事業執行したというようなことでございます。
○議長(佐藤長成君) 村上一郎君。
○10番(村上一郎君) 暖房用と蒸気コイルの間違いがあったということのようですけれども、当初の予算ですと、貫流蒸気ボイラーの取替工事というような予算化だったと思うんですが、その辺、今回は蒸気ボイラーの取替工事の補正減となって、ですから貫流という、いろいろなボイラーの機種があるのか、その辺をちょっと確かめておきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 教育総務課長。
○教育総務課長(高野正人君) 調理場のボイラーにつきましては、2台ございます。調理用のボイラーと暖房用のボイラーでございます。当初予算で貫流式と言っていたものは調理用のボイラーでございます。それで、ここで言っている蒸気ボイラーというのは暖房用のボイラーという。ただ、ボイラーの性能的には、2台とも貫流式でございます。
○議長(佐藤長成君) そのほか質疑ありませんか。はい、村上一郎君、どうぞ。
○10番(村上一郎君) 4回目になって済みませんが、今の課長の中で、当初ですと、貫流蒸気ボイラー427万4,000円を予算化していたんですよね。それをどのように向けたのか、それをもう少し詳しく説明していただければと思います。
○議長(佐藤長成君) 教育総務課長。
○教育総務課長(高野正人君) 当初といいますか、昨年の9月ころの予算要求の時期だったかと思いますけれども、当初、貫流式ボイラーを交換したいというような考えで予算要求したんですけれども、それよりも緊急性のあるコイルの取りかえのほうが優先だというようなことで、予算編成の段階で変わってきたわけなんですけれども、字句そのものを、「貫流式蒸気ボイラー」を「暖房用コイル」というように改めなければならなかったものを、そのまま「貫流式蒸気ボイラー」というようなことで記載になったわけでございます。大変申しわけなかったと思っております。
○議長(佐藤長成君) ほかに質疑ありませんか。13番沢春光君。
○13番(沢春光君) 56ページの教育費、5番、震災等対応・学校ICT活用支援事業、今回まるっきり1,938万8,000円の補正減と。私は本当にこれ期待していまして残念だったんですけれども。事業内容を見ますと、親との共通の情報をしようと、そういう事業でございまして、本当に今はそういう情報を共有する時代ということで、いち早く取り組むべきじゃなかったかと思います。その辺について、どうしてこうなってしまったのか。
○議長(佐藤長成君) 教育総務課長。
○教育総務課長(高野正人君) この事業につきましては、緊急雇用創出事業という事業を使いまして、震災等の緊急雇用対策事業費補助金を利用しております。この補助金を利用しまして、学校ICTの支援を委託しまして、各ホームページとか、教職員の補助支援を行うというような予定だったんでございますけれども、あくまでもここで雇用する人は震災に遭って職をなくした方というような縛りがございます。それで、委託業者といいますか、今ICTメンテナンスをしている業者と再三にわたって打ち合わせしたんですけれども、職安のほうに職員の募集をしてもなかなかこういう方が見つからないと。仮に見つかったとしてもその業務をできるくらいの能力がないというようなことで、9月、10月ころまでずうっと粘ってきたんですけれども、なかなかできないというような状況でございました。
あと、もう一つの携帯電話によるホームページの作成というような目的もあったんですけれども、それにつきましては、簡易にできることですけれども、今、スマートフォンの普及によりまして、携帯電話を使う人が余りいないというようなことで、今のホームページそのものはスマートフォンで見られますので、今の時代、携帯電話でのホームページの閲覧というのは必要ないんじゃないかというようなことで、全ての事業を断念したわけでございます。
○議長(佐藤長成君) 沢春光君。
○13番(沢春光君) そういう人材がいなかったということだと思うんですけれども、これは平成25年度の予算には、私が見た限りではなかったんですけれども、継続するのか、その辺お伺いします。
○議長(佐藤長成君) 教育総務課長。
○教育総務課長(高野正人君) お答えします。
平成25年度につきましても、やる予定はございません。あと、平成26年、27年度もやる予定はありませんけれども、文科省の事業として、このICT活用の支援事業を委託として、なんかメニューとしてはあるようでございます。その辺をちょっと勉強しまして、後年度に利用できるかどうか、ちょっと検討したいとは思っておりました。以上です。
○議長(佐藤長成君) そのほか質疑ありませんか。2番平間武美君。
○2番(平間武美君) 川村議員とも重複するんですが、今回のこの3月の補正予算を見まして、結構減額が多いなと、全体的に、追加もありますけれども。ただ、追加というのはこの時期3月の半ばごろに新しい事業を追加して、何やれるんだろうなという疑問もわきました。一番は、やはり先ほど言いましたように減額ね。今沢議員も言いましたけれども、せっかくこの予算を組んでですよ、先ほどのICTなんかは1,938万円も予算を組んで1円も使っていない。あるいは、私の地元の宮運動広場トイレ設置工事、これなんかも311万8,000円の予算を組んで、全然事業していない。丸々、全額減額ですよね。こういった丸々、予算をせっかく組んだのに減額が多いんですね。
ということはどういうことかというと、予算を組んでも事業をしなかったということなんですよね、お金を使っていないわけですから。ということは、今の3月の年度末のこの議会でお金が余ってたと言ったらおかしいですけれども、ストックされていたんですよね。予算を組んだのに、せっかく。もっともっと有効活用できたのではないのかなと。そういうストックされたお金を拾ってみるといっぱいあるんです、個別的に。私、全部見てみたんですけれども。その辺の考えですね。川村議員も言いましたけれども、不用額を残さないために補正減にしたのかなと。不用額が多ければ、9月の決算議会で我々が指摘しますのでね。不用額はできるだけないほうがいいですよと、毎回決算で指摘します。だからこそ、それを防ぐために補正減に持っていったのかなと。むしろ、事業を、忙しくってやれなかったのか。我々も予算として昨年の3月議会で承認をしているわけですよ。だからこそ事業をやっていただきたかったと思うわけなんですが、その辺はどうお考えなんでしょうか。
○議長(佐藤長成君) まちづくり推進課長。
○まちづくり推進課長(平間喜久夫君) 川村議員にもお答えしましたが、一部、確かに事業ができなかったということで、結果的にはそのとおりでございます。ただ、先ほどありました学校ICT絡みも、我々、雇用創出事業の担当課でありますので、教育総務課といろいろ、こんな方法どうだ、あんな方法どうだという中で、例えば人材派遣法に引っかかっちゃうよとか、そういったものを一つ一つクリアしながら何とかやろうかということで、いろいろやってきた結果が断念せざるを得なかったということでございますし、あるいは宮運動広場のトイレでございます。当初考えていた場所ではどうしても利用者の便とか、そういったもので、ふぐあいが出るということで仕切り直しということで、平成25年度のほうに予算を移しかえて執行させていただくということにしてございます。
全般的には不用額の整理ということは、確かにそのとおりです。先ほども言いましたとおり、なかなか早い時期にと、早い時期にできればいいんですけれども、どうしても予算の執行をするというのも実施期間がございます。4月に予算執行始まりまして、9月にちょうど半分終わると、そういうわけにもいきませんので、いろいろな事業計画、あるいは入札、いろいろなものの手続を踏んで初めて予算を執行できると。しかも、例えばさっきも申し上げたとおり、入札して請差が数百万円出たといっても、実際工事現場に入ると追加工事が発生するといった事態も日常茶飯事でございますので、なかなか請差をそのまま落とすというのも難しいということもご理解いただきたいとこのように思います。
○議長(佐藤長成君) 平間武美君。
○2番(平間武美君) 今、課長の答弁で、確かに請差の問題とか、事業執行のさまざまな制約、いろいろとあると思うんですが、我々議会としましても、せっかく認めた予算、承認した予算ですから有効活用していただきたいと。これが私らの願いであるとこういうふうに思います。やっぱり、何といいますか、不用額が多いということと、残さないというのが、なんか見えてくるんです、残したくない。でも、われわれは不用額を、何といいますか、不用額を残さないための補正減ということまでを考えて決算のときの指摘をしているわけではないんですよね。貴重な町民住民の税金をいかに有効活用するかということでありますから、その辺はスピーディーに早めにやっていただければ、この3月議会で補正減をすることはなかったのではないのかなということを述べておきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) ほかに質疑ありませんか。8番橋好夫君。
○8番(橋好夫君) 2点ほどお聞きしたいことがあるので、57ページ、目の2、特別支援学級新設備品購入費となっているんですけれども、これはどこの学校に、そしてまたどんな備品を購入するのかお尋ねします。
もう1点、60ページ、宮城県少年の船参加者助成金というのがあるんですけれども、これはいつやるのか、いつやったのか、お答え願いたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 教育総務課長。
○教育総務課長(高野正人君) 特別支援学級の備品購入というようなことで、どこですかというようなご質問かと思いますけれども、これにつきましては遠刈田小学校に来年度、特別支援学級が新設されます。その子供に対しまして、いろいろな教材用のそろばんとか、数字の書かれているマットとか、そういうものをそろえまして、特別支援学級の子供が少しでも学習しやすいようなものをそろえたいというふうに考えております。これにつきましては学校現場のほうから、要するに学校の先生のほうからこういうものをそろえてくださいというような要望があった品物をそろえる予定でございます。
○議長(佐藤長成君) 続いて、生涯学習課長。
○生涯学習課長(菅野和茂君) お答えしたいと思います。
宮城県少年の船参加者助成金でございますけれども、毎年、蔵王町の子供たちが数名参加しているところでございますけれども、平成24年度に入りまして主催者側のほうから、平成24年度は開催をしないということに伴います減でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(佐藤長成君) 橋好夫君。
○8番(橋好夫君) 今、遠刈田小学校という答弁がございましたけれども、これは1名ですか、何名ですか。
○議長(佐藤長成君) 教育総務課長。
○教育総務課長(高野正人君) 2年生、1名でございます。
○議長(佐藤長成君) そのほか質疑ありませんか。12番大沼昌昭君。
○12番(大沼昌昭君) それでは、55ページの防災対策費ということで、新規計上ということで地方債から借り入れるということで250万円ということになっております。これは新規ということなので、借り入れる理由はどんな理由で借り入れるのかお答え願いたいと思います。
○議長(佐藤長成君) まちづくり推進課長。
○まちづくり推進課長(平間喜久夫君)地方債補正ということで、今回緊急防災減災事業債、こちらを借りるということでございます。
地方債についてはご存じかと思いますが、いろいろな事業ごとに認められるものがあるという中で、やはり国のほうでも、防災関係、減災関係の事業については地方債を認めますということでございます。今回の地方債補正の内容ですが、防災資機材、防災用の備蓄資機材、当初予算で250万円の予算化をしてございます。これに対して全額地方債を充当するという財源の補正をさせてもらったということでございます。
○議長(佐藤長成君) 大沼昌昭君。
○12番(大沼昌昭君) 確かに震災の後、いろいろなこういう防災対策ということで、今答弁になったとおり防災のグッズとか、そういうのを備蓄しなきゃないということでの借り入れだということなんですが、これに関しては、借りるときに何か利息が安いとか、いろいろなメリットとか特典かなにかあったんでしょうかね、これ。
○議長(佐藤長成君) まちづくり推進課長。
○まちづくり推進課長(平間喜久夫君) 地方債補正については、16ページのほうに追加ということで、第4表、議案のほう、提案してございます。
今メリットということでございますが、やはり一番大きいのが、この借りたものの元利償還に関して地方交付税に算入されるということでございます。算入率は予定では70%ということですので、元利償還金の7割は国のほうから交付税でいただけるということで、今回追加させていただきました。
○議長(佐藤長成君) ほかに質疑ありませんか。大沼昌昭君。
○12番(大沼昌昭君) 一番最後のその他の公共施設等災害復旧費ということでお伺いしたいと思います。
これは防災行政無線の設計委託料ということで、6月の補正で2,100万円ほど新規計上ということになっていますけれども、これに関して2,052万6,000円というふうな形で減額をしておるんですが、この減額の理由をちょっとお聞かせ願いたいなというふうに思います。
○議長(佐藤長成君) 防災専門監。
○防災専門監(山崎恒男君) それでは、お答えいたします。
防災行政無線の施設の設計委託料の減額でございます。当初施設に係る工事費の10%相当額として2,100万円を委託料として見ておりましたが、5社による指名競争入札において、予定価格をはるかに超える想像を絶する47万2,500円という金額で落札されました。委託料におきましては最低制限価格を設定しておりませんので、問題なく契約を行い、予定どおり実施設計、並びに施工監理を行っております。それに伴いまして、歳入の21ページの補助事業についても減額となりますので、あわせてよろしくお願いしたいと思います。以上でございます。
○議長(佐藤長成君) 大沼昌昭君。
○12番(大沼昌昭君) 今ので理解できました。補正予算で2,100万円の新規計上というふうなことで頼んだということなんですが、私もここで約48万円の差が生じて、いわゆる減額になっているので、この48万円はどこに行ったのかなというふうに思ったところなんです。そうしたら、今の説明で、入札価格がその価格で入札されたということで、非常に安く入札されたと。これは随分珍しいことなんですかね、私はちょっとこの辺のところは詳しく存じないので、この辺の経緯、もしわかれば、お知らせ願いたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 防災専門監。
○防災専門監(山崎恒男君) 業者の見積価格につきましては、我々がどうこうということはないんですが、あくまでも仕様書をつくりまして、それに見合った金額で多分落札されるんだろうなという想定をしておりましたが、その業者におきましては、たしか川崎町、それから村田町も設計を携わったということがございまして、その隣接であります蔵王町の入札におきましてはノウハウもある程度わかっているというようなことがあったのではないかということを感じております。以上でございます。
○議長(佐藤長成君) 大沼昌昭君。
○12番(大沼昌昭君) 今の説明で大体理解できたんですが、ですから、私の一番懸念したことは見積もりが、いわゆる町のほうの2,100万円というふうな新規計上をした見積もりというか、何というか予算計上した考え方が甘かったのかなというふうな、ちょっと感じをしたものだったから質問をしたんですが、そういうふうな事情であれば理解はしました。
○議長(佐藤長成君) ほかに質疑ありませんか。1番佐藤敏文君。
○1番(佐藤敏文君) 61ページのふるさと文化会館費、そこの13節委託料なんですが、機器操作オペレーター業務委託料、これが当初予算では13万2,000円の計上にあったものが、今回13万2,000円の減というふうに載っております。その辺はどのような経緯でなったのか教えていただきたいのと、その次の自主公演業務委託料ですね、これも当初200万円の予算計上であったんですが、45万5,000円の減ということで、この辺の理由をお知らせください。
○議長(佐藤長成君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(菅野和茂君) お答えいたします。
最初に、機器操作オペレーター業務委託料でございますけれども、通常自主事業を行う際に、東北共立という企業がございますけれども、そこに操作オペレーターを委託する予算でございます。本来、自主公演業務委託をする際に、この企業と契約を行い、操作オペレーターをするんですけれども、平成24年度におきまして、今回の自主公演の中にたまたま操作オペレーターの費用も含まれている中での契約ということでございまして、この分が使用することがなかったというための補正減でございます。
それから、もう1点ですね。自主公演の業務委託料でございますけれども、これについても自主事業の際、特別な音響、それから照明等、これは職員で対応できない場合のための予算でございますけれども、今回仙台フィル等のアンサンブルで、職員が対応できる範囲のものでございまして、今回の委託料これについてもその分を使う必要がなかったということで補正減ということになったところでございます。以上でございます。
○議長(佐藤長成君) 1番佐藤敏文君。
○1番(佐藤敏文君) はい、わかりました。そうしますと、今の部分については費用に含まれているといった解釈でよろしいわけですね。
その時期なんですが、いつごろの事業だったのか、それを今3月の補正で出すものなのか、その辺をお聞かせください。
○議長(佐藤長成君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(菅野和茂君) これにつきましては、新年に入ってからなんですけれども、事業が終了した後になるべく早く出せばいいと思いますけれども、今回につきましては3月の補正という時期になったということで、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(佐藤長成君) ほかに質疑ありませんか。7番馬場勝彦君。
○7番(馬場勝彦君) 質問する気なかったんですが、ちょっと確認をしたいんで、どうしても今回の補正の中で理解しづらい部分がありまして、まず1点が、39ページのほうに載っております、障害福祉費の関連になるんですが、心身障害者福祉及び自立支援システム改修委託料、これが新規で計上されています。また、そのページの下のほうにいきますと、障害児施設費や障害者自立支援関係。この3月の補正で本来入ってくる事業だとはどうしても理解できないんですね、それも新規で、国県関係もつきます。これにまた、一財も入って来ますよね、これ。本来は考えられない事業ですね。当初あたりで組まれるはずの事業が、24年度ももう終わりですよね。こういうの、国とかからおりてくるから、受け皿、受けなければならないというの、それはわかるんですが、どうもこれも理解できない。
それから、衛生費の中にもありましたけれども、基本委託料というのが衛生費の中にありますね。これも新規で起きていますよね。予防費か、予防関係であるのであれば、当初から組まれるはずではないのかと。なぜ、あと数週間しかない中で、こういう新規の事業がここで出てくるのか、この辺が理解できないので、その辺をまず最初に説明をしていただきたいなと思います。
○議長(佐藤長成君) 保健福祉課参事兼課長補佐。
○保健福祉課参事兼課長補佐(佐藤 博君) ただいまの件についてお答えいたします。
この事業につきましては、昨年まで実施されていた、平成23年度まで実施されていた特別対策事業としてやっていたものが、平成24年度分についてはもうなくなりますということだったんですけれども、その後、国の法改正によりまして平成24年度においても平成24年度のみ実施しますということで、昨年暮れにその通知が入ってきたものでありまして、まず第1点の39ページに計上させていただいております障害者自立支援新体系安定というものなんですけれども、これが今回自立支援法の中のサービス給付の関係で、旧法から新法に変わるということで、平成24年度には完全に移行しなさいというふうになっていまして、その中で、その給付に当たりまして、歳入の減が生じるということで、この中で国のほうの県補助において、そのふぐあいをなくしましょうということで、急に決まったということで、この補正となったわけです。よろしくお願いします。
システム改修の件ですけれども、これも先ほど言ったように特別支援交付金ということで、円滑化ということで、円滑化特別支援事業交付金、これも平成24年度限りということで、このシステムを24年度新バージョンに全部移行しなさいというふうになったんですね。それについては、人口割で61万8,000円の分が国のほうから補助として出しますということで、これも急に決まったものであります。よろしくお願いします。
続きまして、保健衛生費の健康管理システム保守料、54万5,000円の補正減ということですけれども、これ先ほどもお話ししましたように健康管理システム。
大変失礼いたしました。
実は、この基本健康診査委託料ですけれども、当初24年で度計上してはいたんですけれども、これが被災地特別健康診査補助金ということで、国のほうが震災地におきましては、補助金でやりますよというふうにはなってきたんですけれども、その中の部分で被災地の基本健診を受けた方の中でも、生活保護世帯につきましては保護費のほうから出るということで、それが除かれるというふうになりまして、その分で生活保護者の方が、年齢の中から該当外になった方が受けられた分の町負担分が出てきましたので、この分を新たに基本健診の委託料として5万9,000円、5名ほどの生活保護世帯の方、受診された方への支出になります。よろしくお願いします。
○議長(佐藤長成君) 7番馬場勝彦君。
○7番(馬場勝彦君) 39ページのほうはまずわかりました。これは政権が変わって、こういうことになってしまったつけなのかなと、いいんだか悪いんだか、ちょっと。こういうことをやられると地元では大変困りますよね。本当に、大変なことですよ。国が勝手に決めた事業を尻ぬぐいさせられて、なくなって、また途中からやれって言われて、年度末にやれなんて、本当に振り回されて、大変な。
45ページのほうはちょっと、余り詳しく、理解できなかったんですが、震災絡みだということ。でも、新規で事業を組んでいますからね。補助事業であるんだったら、何らかの項目で当初にあったのかなと。予算書の中にあるべき行為だったのかなと思うんですが、その辺の予算の計上の問題、ちょっとひっかかるものがあるんですが、まずそれはよろしいとして。
あと1件ですね、これ。大変申しわけないんですが、今の副町長さんが財政課長時代に大変ここで議論した部分で、もう一度考え方で確認と質疑をさせていただきたいんですが。
今回も宝くじ交付金ということで、市町村振興費ということで計上しております。今回もまた、またかという感じでパソコン関連含めて購入費ということで計上されておりますので、この考え方なんですが、もともとこの宝くじ交付金というのは、いろいろな社会事業とか団体とか、そういうものに当初振り分けられていたのが、各市町村で自由に振興費として使われるように変わってきたということも認識しております。しかし、この蔵王町、ここ何年間、どうもパソコン並びにセットアップとか、そういう職員の内部事務機器にずっと使用されているような形でずっと見てきているんですが、市町村振興交付金という元来の目的からいったら、やはりもっと住民に直接還元されるような補助の使い方というものもあってしかりではないかという認識を持っております。これ、財政課長時代に大分ここでもやり合った経緯がありますので、改めて考え方をお伺いしておきたいなと思います。
○議長(佐藤長成君) 副町長。
○副町長(齋藤俊一君) お答えします。
確かに以前はそういうふうな話もありました。これの実績としまして、住民の方というのは地区、円田入と、鉄砲町でしたかな、宮司。自分のところを忘れては駄目ですね。そういうところに整備資金として、あの時は500以上あったと思うんですけれども、それはそれとして、これはオータムのほうはこっちのほうに。それから、そういう宝くじがあって施設の整備、機器の整備というものをあわせてやっていきたいなというふうに思います。
○議長(佐藤長成君) 7番馬場勝彦君。
○7番(馬場勝彦君) 副町長の答弁わかるけど、私が言いたいのは、過去にこういう市町村振興関係の補助金というのは、例えば子供会育成、羽前街道関係の備品購入や、各児童館関係の備品購入とか、そういういろいろな形の団体活動のために使われてきた経緯がたくさんあるんですよね。今回はオータムということで、また違うと言うと思いますが、これも使い道の中にはそういうのに使っても構わないはずであります。必ずしも庁舎内の備品だけを整備するということではなかったという、私は理解をしているので、その辺の考え方というのは、もう少し考えて、住民の方々に直接還元できるような使用の仕方というのを検討していくべきだと思っておりますので、再度これについて考え方があれば答弁いただきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) まちづくり推進課長。
○まちづくり推進課長(平間喜久夫君) 確かにオータムジャンボ、自治宝くじ、いろいろな宝くじ助成ございます。馬場議員おっしゃるとおりオータムジャンボについても、基本的には例えばいろいろな公共事業だったり、馬場議員おっしゃる地域への還元、それもオーケーでございます。地方財政法のたしか四十何条に掲げる事業ということで、情報通信も当然オーケーと、パソコンを買ってもいいですよとなってごさいます。
考え方がどうなのということで、あえて答えさせていただきますと、平成25年度予算書をごらんになったかと思いますが、当初予算に計上してございます。充当先は今回は向こうの町の図書館、こちら、基金がなくなったものですから、そちらの図書購入費に平成25年度から充当していくということでございますので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(佐藤長成君) ほかに質疑ありませんか。15番松ア良一君。
○15番(松ア良一君) 40ページの地域人材育成介護雇用プログラム、このようなことで589万1,000円、このようなことで計上して補正減になっておりますけれども、この事業の中身、あるいはなぜこのようになったのかについて、まずお伺いしたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 保健福祉課参事兼課長補佐。
○保健福祉課参事兼課長補佐(佐藤 博君) ただいまの件についてお答えいたします。
地域人材育成介護雇用プログラム事業ということで、国の補助事業でありまして、当初3名で見込んできたんですけれども、各介護保険事業者等に委託することについて、委託するかしないかの確認をしたところ、当初3名あったんですけれども、実際に契約したのが2社であります。その中でも一応、ハローワーク等に募集をかけてはいたんですが、なかなかこのごろの状況を見ますと、入ってくる方が少ないということで、まだ事業所についても、この介護事業プログラムというのが、臨時で雇い、その後ヘルパー2級の資格の取得をさせるというのが、事業の一つでもありますので、事業者の中でもなかなか人材が募集しても入ってこないというふうな状況で、今回3名分を見込んでおりましたが、1名のみの、今介護事業のほうで1名委託しているため、2名分の減額をしているものであります。よろしくお願いします。
○議長(佐藤長成君) 松ア良一君。
○15番(松ア良一君) 国の制度を利用して資格取得とか、いろいろな形でこれ利用していただいて、参入していただくということであると思いますので、この辺なかなか、これからのいろいろな形を考えると、やっぱりどんどん利用していただきたいなと。そうしたことで、資格取得についても、初めて来られて、なかなかいろいろな形で難しい点もございますけれども、この辺の周知のあり方なり、これからの取り組みなり、そういったことももう少し、こうした形で補正減にならないような取り組みを考えていただきたいものだなと、このように思いますけれども、これについて今後どのように、あるいは周知、あるいは取り組みについて臨んでいかれるのか、この辺についても改めてお伺いしたいと思います。
○議長(佐藤長成君) まちづくり推進課長。
○まちづくり推進課長(平間喜久夫君) 国の雇用創出基金事業ということでお答えいたします。
平成25年度については、この介護雇用プログラム事業、こちら廃止になってございます。なかなか、先ほどうちの参事のほうでお答えしたとおり、現実的にはやはりヘルパー2級の資格を取るという前提での採用というと、介護保険事業者もどうしても二の足を踏んでしまう。あるいは、そういった事情があって、現実にはなかなか成果が上がらないと。議員おっしゃるとおりこういったものを活用して、国の基金事業で100%補助ですから、本来であればもっともっと活用してほしいんですが、残念ながらそういう状況で、平成25年度は廃止ということになってございます。
雇用創出の中の震災対応事業は、前もお話ししたかと思いますが、今現在、被災県のみ実施ということで、25年度もやりますが、そういったことで、うちのほうでも平成25年度の新規事業に向けていろいろPRをしながら進めていきたいと、このように考えております。
○議長(佐藤長成君) 松ア良一君。
○15番(松ア良一君) 実際にこの制度を利用してですね、やはり資格取得、あるいはそうした方のお話も聞いてありますので、こうした事業はやっぱりうまく活用していただきたいなと思うところでございます。
32ページの負担金及び補助金ということで、地方バス路線維持の補助金ということで173万5,000円、新たに追加になったということでございますけれども、現状のバスの乗降といいますか、お客様、いろいろな下限、増減、いろいろあろうかと思いますけれども、その辺の状況もあって、こういう形になったのかなというふうには思っておりますけれども、改めてこの辺ですね、システム的な、内容的なものをもう少しお伺いしたいと思います。
○議長(佐藤長成君) まちづくり推進課長。
○まちづくり推進課長(平間喜久夫君) お答えします。
地方バス路線維持費補助金でございますが、実は昨年もこの時期に結構な額の補正をやらせていただいたと。前まちづくり推進課長、現副町長がそのときはお答えしたと思いますが、実は、この補助のシステムなんですが、宮交バスに対する補助なんでございます。路線名では大河原から遠刈田温泉に至る路線に対する補助です。この営業経費の考え方なんですが、宮城県全体、要するに会社全体で係る経費を営業総キロ数で割りまして、1キロ当たり幾らという算定をするそうでございます、経費のほうです。収入については、それぞれ、例えば大河原から遠刈田温泉の間で何人乗って幾らお金が入ったという収入の計算をしますが、営業費用というのは、例えばバスそっちに行ったりこっちに行ったりするものですから、同じところだけ走っているということでもないということで、それが震災以降、バス路線の廃止だったり、営業所が流されたりということも多少影響しているのか、それについては国の割り増し補助もあったようでございますが、いずれにしても1キロ当たりの営業費用、これが当初予算で見込んだときよりも大分ふえているということでございます。今回この補助申請に当たっての単価を見ますと、1キロ当たり333.8円というような費用がかかっていますよと。これで営業キロ数、さらに、これも路線ごとなので、いろいろ割合があるんですが、蔵王町と大河原町の営業距離数に応じての負担割合、これらを全て掛けまして、全部で4枚ほど資料があるようなんですが、合計で537万5,000円の補助ということでの追加ということでございます。
(7番馬場勝彦君 退席 午後2時25分)
○議長(佐藤長成君) 松ア良一君。
○15番(松ア良一君) 町内の町民の皆さんの足として必ず必要なものではありますけれども、本当にこういった形で、乗る方も少なくなってきて、あるいは沿岸部の被害によって、先ほど課長のほうから報告ありましたように、単価的にもかなりそこに加算されていると、こういう内容の答弁でございましたけれども、我が町にとってもなくてはならない足のものではございますけれども、非常に今後こうしたものが単価的に上がっていくのではないかなと、こういう心配もあって質問した次第でございます。
もう一点お伺いしたいと思います。29ページ、同じくまちづくり推進課長のほうになるかもしれませんけれども、今回、臨時財政対策債9,410万円ほど補正減になっております。これは地方交付税のほうに算入されるということで有利なものだというふうには認識してございますけれども、今回なぜこのような形の取り方をとられて、そして下のほうに緊急防災減災事業ということで、新たに250万円の起債をされているということで、この辺の整合性といいますか、なかなか財政的な分にはわからないところもありますので、この辺ご説明いただければというふうに思います。
○議長(佐藤長成君) まちづくり推進課長。
○まちづくり推進課長(平間喜久夫君) では、わかりやすいほうからちょっと説明します。
最後に言った緊急防災減災事業債、こちらにつきましては先ほど説明したとおり、実際に借り入れた額の7割が後年度の負担に対して補助があるということでございます。それから、その上の臨時財政対策債、これは地方交付税の身代わりとしての地方債でございます。これにつきましては、実は算定された金額、それに対する後年度負担ということで、後年度の交付税に算入される。ただ、それが算定された額を基本にしております。借り入れた額にかかわらず、当然借り入れはその算定された額よりは借りられないんですが、それより下回ったとしても、交付税の算定上は満額借りたものということでの算入になるものですから、どちらにしても算入されると。財源調整の意味もありまして、今回は減額させていただいたと。借りなくても交付税は同じということでございます。
○議長(佐藤長成君) 松ア良一君。
○15番(松ア良一君) この辺いろいろ考え方あるのかなというふうに思いますけれども、いろいろな一時借り入れにしても、あるいは町債等についても、いわゆる財政規律の考え方からいくと、この臨時財政対策債についても同様なことも考えられるのかなというふうに思うんですけれども、額面的にどういった金額が望ましいのか、この辺どのようにお考えになっているのか、お伺いしたいと思います。
○議長(佐藤長成君) まちづくり推進課長。
○まちづくり推進課長(平間喜久夫君) 理想を申せば、もちろん借金しないで済むならそれに越したことはないということでございますが、ただ現実的に、やはりこういったものの地方債、我々としてはやはり、特に地方交付税での算入、そういったものを将来負担に対するものを見越しながら、なるべく町の財政に有利なものというもので借り入れをさせていただいていると。もう一つ現実的に、地方債を借りるというのは資金繰りの関係もございます。税収というのは決まった期割にしか入ってこないものですから、やっぱりそういった意味でも、地方債もうまく使いながらやっていかないと、現実的に財政の資金繰りのほう、こちらが回らないこともありますので、理想ではゼロと申しましたが、現実的には町のほうの一つの目安としては、臨時財政対策債は先ほど言ったように地方交付税の身代わり、あと災害復旧、これはどうのこうの言っている話でないんで、これらを除いては3億円以内の発行にとどめましょうというのが、財政上の目標でございます。
○議長(佐藤長成君) ほかに質疑ありませんか。8番橋好夫君。
○8番(橋好夫君) 1点だけお聞き願いたいと思います。
私、今回、班で回ってきましてごみ係長になったので、ちょっと聞きたいと思います。
46ページ、生ごみ処理容器等購入補助金とあるんですけれども、これは今まで何名の方の助成があったのか。それから、何となく使っていないような感じなんですけれども、どのような宣伝をしているのか、どんなことでお知らせしているのか、ちょっとお尋ねしたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 環境政策課長。
○環境政策課長(小島一利君) 生ごみ処理容器等購入補助金でございますが、ビニール容器あるいは電動生ごみ処理機、ボカシ、コンポスト、そういったものの購入者には補助金を差し上げますという制度に基づいて行っている補助制度でございます。
現在のところの実績といたしましては、5,000円程度の支出ということでございます。ただ、今後日数もあるものですから、補助制度がある以上、予算も確保しなければならないということから、ある程度の日数分を見込みまして、今回補正減をさせていただいたというところでございます。
それから、このPR等につきましては、町のホームページ等でもございますし、ちょっと行き渡っていないことも考えられますので、今後、ざおう広報等でもお知らせをしていきたいということで考えておりますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 橋好夫君。
○8番(橋好夫君) 知らない人もおりますと思いますので、やっぱり広報などでお知らせして活用していただきたいと思います。以上でございます。
○議長(佐藤長成君) ほかに質疑ありませんか。5番三沢 茂君。
○5番(三沢 茂君) ページ数で言いますと、47ページでございます。
塵芥処理費、これが大分大きく補正減となっておりまして、やはりこれは分別が細かくなったために、こういうふうに金額が下がったのかどうかご説明をお願いしたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 環境政策課長。
○環境政策課長(小島一利君) 塵芥処理費委託料でございますが、これはいわゆる委託差額ということでございます。委託契約を結んだその差額を今回補正減をさせていただいたというものでございます。よろしくお願い申し上げます。
○議長(佐藤長成君) 三沢 茂君。
○5番(三沢 茂君) 委託差はどういう原因で発生したのかをお伺いしたいのですけれども。
○議長(佐藤長成君) 環境政策課長。
○環境政策課長(小島一利君) これにつきましては、当初予算に基づきまして、うちのほうで委託業務の実施設計書を作成いたします。それに対しまして見積もりを徴収しまして、その見積額とうちのほうの実施設計額、この差額がいわゆる差額だと、今回の補正減の額だということでございますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 三沢 茂君。
○5番(三沢 茂君) はい、わかりました。
それから、その下の今度は負担金関係なんですが、こちらも大分1,200万円ですか、少なくなっております。これはどのようなことですか。
○議長(佐藤長成君) 環境政策課長。
○環境政策課長(小島一利君) これにつきましてはですね、仙南広域行政事務組合からの負担金ということでございますので、ものによってはそれぞれ違いますが、例えば仙南リサイクルセンターにつきましては、実績量確定に伴う精算、プラス負担金の減額といった内容によりまして今回171万1,000円の減ということでございます。仙南最終処分場につきましては負担金の減額ということでございます。広域行政のほうで最終的な負担金の計算をいたしまして、各該当する組合の市町村のほうに負担金を徴収するわけでございますが、その最終実績額ということでの今回負担額ということでございます。それに伴う減額ということでございますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 三沢 茂君。
○5番(三沢 茂君) そうしますと、実績といいますと、いわゆる数量の実績になるわけですね、単価が下がったとかでなくて。
○議長(佐藤長成君) 環境政策課長。
○環境政策課長(小島一利君) そのとおりでございます。
○議長(佐藤長成君) ほかに質疑ありませんか。10番村上一郎君。
○10番(村上一郎君) それでは、町長の力を入れている子育て支援について、43ページです。
子育て支援の事業で委託料なんですが、これ42ページからまたがっていますけれども、各種予防接種の委託料なんですが、ほとんどが減でかなり大きい額の補正減というのもあるんですね。総額で1,000万円ほどの減額になっておりますけれども、当初予算では四、五千万円強の委託の予算計上だったんですが、4分の1ぐらいの予算減ということは、何か理由があったのかどうか、その辺を確認しておきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 保健福祉課参事兼課長補佐。
○保健福祉課参事兼課長補佐(佐藤 博君) それでは、お答えいたします。
予防接種事業につきましては、平成24年度において中身が結構変わってきました。その中で下のほうのポリオ予防接種委託料、これが一応9月から実施されました。あと、四種混合ワクチン接種というのが、これが11月から開始となってきました。これに基づきまして、本来一つ一つが何カ月までは何回しなくてないというのがでてきているんですけれども、その中で今回ポリオにつきましては9月から実施しているんですけれども、その2カ月後に四種混合ということで開始してきたところだったんですけれども、この四種混合においてはワクチンの流通が、国では大丈夫だろうというふうにしてはじまったんですけれども、この流通がなかなか進まず、個人医療のほうには回ってこないという状況のために四種のほうではかなり減になっております。
また、町のほでも勧奨通知、広報等でご連絡をしているところではございますけれども、これも予防接種でありますので、親御さんの考えに基づきまして、やる、やらないというのは強くも言えませんので、その接種によって万が一のことがあった場合のことを考えますと、今回、位置としては低くはなっておりますけれども、実際にはうちのほうでも勧奨通知とかではお知らせをしているところでありますので、よろしくお願いいたします。
○議長(佐藤長成君) 村上一郎君。
○10番(村上一郎君) わかりました。
勧奨通知とかで周知しているようでありますから、それはそれでいいんですが、この支援対策をとっているので、本当に効果のほどは果たして、子供さんのほうに効果が完璧に上がっているのか、その辺の検証なんかもしたりはしているのかどうか、確認しておきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 保健福祉課参事兼課長補佐。
○保健福祉課参事兼課長補佐(佐藤 博君) いちおう、予防接種等を実施しているところにおきましては、その実態というところまではちょっと把握しておりませんので、よろしくお願いします。
○議長(佐藤長成君) 村上一郎君。
○10番(村上一郎君) はい、了解しました。
それでは、せっかくですから、総務課のほうに移らせていただきたいと思います。
34ページの町長選挙に対しての費用であります。当初予算ですと、741万円ほど予算を取ったんでありますけれども、今回が158万8,000円ほど減額ということで、補正減になっておりますね。これは当然かからなかったということで、各いろいろな作業の分が減額になったようでありますけれども、当初に見積もりが果たして多く見積もってしまったのか、それとも9月の選挙の時にスピーディーに作業をこなした結果、このように経費が浮いて効果としてはよかったのかなというふうに判断されるのかどうか、その辺をお聞きしたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 総務課長。
○総務課長(我妻 敦君) お答えをいたします。
当初見積もりの段階では、やっぱり遺漏のないような執行ということで予算を組んだところでございます。それらに対して大きいところでは職員手当、そして需用費、役務費などがそれぞれ減額となっておりますが、やはり実際に予定した人数より少なくなったりとか、そういった分の精算分でございますので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 村上一郎君。
○10番(村上一郎君) 当然一生懸命取り組んでスピーディーに開票結果を行ったということになるんでしょうけれども、150万円ほどの補正ということでありますが、これ実施したのは、9月に選挙を実施したんですよね。そうしますと、12月の補正当たりで、もし結果が出ているのであれば補正を行いまして、この150万円、一般財源になりますから、残りのものをほかの事業に回して、効果のある町政の執行をやるべきだと、普通に思うんでありますが、その辺はできなかったのでしょうか、どうなんでしょうか。
○議長(佐藤長成君) 総務課長。
○総務課長(我妻 敦君) 議員が言われますように、やっぱり選挙後にそれこそスピーディーに精算をして減額ということもそのとおりだと思いますが、町長選挙のあと、すぐに、この下に、35ページにありますが、衆議院選挙に体制的には入ったわけでございまして、なかなかそこまで追いつかなかったというのが実情でございますので、ご了解を賜りたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 村上一郎君。
○10番(村上一郎君) 衆議院選挙のほうもいろいろ理由になるということであれば、衆議院選挙は私も関心のあるところでありますから、この辺で終わりたいと思います。
○議長(佐藤長成君) ほかに質疑ありませんか。12番。4問目になります。お一人3問までということですから。ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)ほかに質疑がありませんので、これで質疑を終結いたします。
続いて討論に入ります。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。
これより直ちに採決をいたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(佐藤長成君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
ここで10分間休憩いたします。
午後2時45分 休憩
午後2時55分 再開
○議長(佐藤長成君) 再開いたします。
休憩前に引き続き会議を行います。
日程第8 議案第26号 平成24年度蔵王町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
○議長(佐藤長成君) 日程第8、議案第26号平成24年度蔵王町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
○町長(村上英人君) ただいま上程されました議案第26号平成24年度蔵王町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について提案の理由をご説明申し上げます。
本案は、既定の予算の総額から歳入歳出それぞれ1,570万5,000円を減額し、予算の総額を14億7,041万2,000円にしようとするものであります。
その主な内容は、歳入において療養給付費等交付金621万5,000円、県支出金2,174万8,000円を追加し、国庫支出金2,920万1,000円、共同事業交付金1,210万7,000円、一般会計繰入金113万4,000円、諸収入123万2,000円を減額しようとするものであります。
支出においては、諸支出金430万8,000円を追加し、後期高齢者支援金等141万円、共同事業拠出金365万3,000円、保健事業費402万2,000円、予備費1,130万3,000円を減額しようとするものであります。
なお、詳細等につきましてはご質疑により主管課長に答弁させますので、慎重ご審議の上、原案のとおり可決決定くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(佐藤長成君) 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。15番松ア良一君。
○15番(松ア良一君) 79ページの歳出のところでございますけれども、特定健康診査実施委託料ということで260万円ほど補正減になってございます。いろいろ取り組みはなされたと思うんですけれども、この辺の経過についてお伺いしたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 町民税務課長。
○町民税務課長(村上重吉君) ただいまの松ア議員の質問にお答えいたします。
79ページの委託料の中の特定健診実施委託料260万円の減額ということでございますが、これにつきましては対象者が3,015人おりますが、実質1,105人が受診したということで、受診率が36.6%でございました。これが受診率低下ということで今回補正減にさせていただきましたが、これもなかなか毎年受診率が低下している状況でありまして、今いろいろと保健福祉課と私どもで来年に向かいながら、受診率を向上させるにはということで今検討していて、来年には早朝からの受診ということで、夏場がかなり猛暑で暑いところの各体育館とかでやっておりますので、それらを検討しておりますのでお願いします。
○議長(佐藤長成君) 松ア良一君。
○15番(松ア良一君) お願いされました。
この実施率36.6%というのは県全体から見ても高いほうなのかなとは思うんですけれども、40%を超えたという一時期もあった中から、このように下がってきた原因についてもどのように捉えておられるのか。その辺についてお伺いしたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 町民税務課長。
○町民税務課長(村上重吉君) この36.65%でございますが、これが高いのか低いのかといいますと、やはり年々若干下がってきているということで、県全体でも下がっておるんですけれども、何せ当町においては、いろいろ診療施設等の委託関係でどうしても夏場にうちらの順番が今回ってきております。その中で暑いところで高齢者とかなかなか来づらいというところもありまして、個人で病院に行って受けてもらったりということなどもいろいろやっておるんですけれども、やはり一番は暑さ対策かなということがありまして、先ほど言ったように新年度からは早朝から、6時ころからとかやりたいなと思って、それで若干伸ばしていきたいと思っております。
PRもいろいろ広報とかではやっておるんですが、その辺でよろしくお願いしたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 松ア良一君。
○15番(松ア良一君) 全体の健診と特定健診等の診査実施委託料というのは、中身的にはメタボ健診とか、そういった部分の健診も含めている内容だと思っておりますので、この辺はやはり適正化に向けて、さらに総括質疑の中でも町長からご答弁いただきましたけれども、本当に運動ですか、不活性化によっていろいろな病気になっていく。こういった実態も多くありますので、この辺の取り組み、今後しっかりお願いしたいものだと思っております。
以上で終わります。
○議長(佐藤長成君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)ほかに質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて、討論に入ります。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。
これより直ちに採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(佐藤長成君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第9 議案第27号 平成24年度蔵王町宮財産区特別会計補正予算(第2号)
○議長(佐藤長成君) 続いて、日程第9、議案第27号平成24年度蔵王町宮財産区特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
○町長(村上英人君) ただいま上程されました議案第27号平成24年度蔵王町宮財産区特別会計補正予算(第2号)について提案の理由をご説明申し上げます。
本案は、既定の予算の総額から歳入歳出それぞれ226万8,000円を減額し、予算の総額を272万3,000円にしようとするものであります。
その内容は、歳入において繰入金62万2,000円、諸収入164万5,000円を減額しようとするものであります。
歳出においては財産区管理会費226万7,000円を減額しようとするものであります。
なお、詳細等につきましては御質疑により主管課長に答弁させますので、慎重ご審議の上、原案のとおり可決決定くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(佐藤長成君) 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて、討論に入ります。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。
これより直ちに採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(佐藤長成君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第10 議案第28号 平成24年度蔵王町公共下水道事業特別会計補正予算(第
3号)
○議長(佐藤長成君) 続きまして、日程第10、議案第28号平成24年度蔵王町公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
○町長(村上英人君) ただいま上程されました議案第28号平成24年度蔵王町公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)について提案の理由をご説明申し上げます。
本案は、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ4,356万5,000円を追加し、予算の総額を4億7,043万円にしようとするものであります。
その主な内容は、歳入において国庫支出金4,576万5,000円を追加し、町債220万円を減額しようとするものであります。
歳出においては、諸支出金4,576万4,000円、予備費470万6,000円を追加し、下水道事業費690万5,000円を減額しようとするものであります。
次に、第2表地方債補正については、流域下水道事業について限度額変更を行うものであります。
なお、詳細等につきましてはご質疑により主管課長に答弁させますので、慎重ご審議の上、原案のとおり可決決定くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(佐藤長成君) 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。15番松ア良一君。
○15番(松ア良一君) 91ページの流域下水道事業費、阿武隈川下流のこの下水道の負担金ですね、225万4,000円ほど補正減になっておりますけれども、この辺の詳細についてお伺いしたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 上下水道課長。
○上下水道課長(佐藤則之君) お答えします。
これにつきましては、阿武隈流域に今蔵王町から排水を流しているわけでございますけれども、阿武隈川流域下水道でやっている全体の事業費に対する町の負担金が、市町村分は2分の1、それの3.99%が町の負担でございますけれども、今回その流域下水道のほうから最終的な精算額が来たために、このような減額になったということでございます。以上です。
○議長(佐藤長成君) 松ア良一君。
○15番(松ア良一君) 負担金が全体で、事業全体が何かあってこういう形になったのかなというふうに思うんですけれども、その辺についてのご説明ありませんでしたけれども、その辺について改めてお伺いしたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 上下水道課長。
○上下水道課長(佐藤則之君) 事業の中身につきましては、そこまでちょっと把握しておりませんが、当初予定をしておりました流域下水道のほうでこういった事業をやりますよということが提示されておりますけれども、それらの工事等の請け差とか、そういうことによって全体事業費が下がってきていると。その結果、市町村割の負担金も下がり、それに対する町の負担金が当初486万7,000円ほど見込んでおったものですけれども、最終的には243万8,000円で済んだということでございます。以上です。
○議長(佐藤長成君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)ほか質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて、討論に入ります。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。
これより直ちに採決をいたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(佐藤長成君) ご異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。
日程第11 議案第29号 平成24年度蔵王町介護保険特別会計補正予算(第3号)
○議長(佐藤長成君) 続きまして、日程第11、議案第29号平成24年度蔵王町介護保険特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
○町長(村上英人君) ただいま上程されました議案第29号平成24年度蔵王町介護保険特別会計補正予算(第3号)について提案の理由をご説明申し上げます。
本案は、既定の予算の総額から歳入歳出それぞれ1,503万円を減額し、予算の総額を9億4,903万1,000円にしようとするものであります。
その主な内容は、歳入において繰入金1,599万円を追加し、国庫支出金691万5,000円、県支出金750万8,000円、支払い基金交付金1,659万6,000円を減額しようとするものであります。
歳出においては、総務費100万円、地域支援事業費101万円、予備費1,301万9,000円を減額しようとするものであります。
なお、詳細等につきましてはご質疑により主管課長に答弁させますので、慎重ご審議の上、原案のとおり可決決定くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(佐藤長成君) 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。15番松ア良一君。
○15番(松ア良一君) 95ページの介護給付費交付金、今回1,659万6,000円ほど補正減になっておりますけれども、これ交付あるいは申請の見通しの段階で、なかなか概算的なものもあってぴたりとはいかないのかもしれませんけれども、この辺見通しが少し大きかったのではないかと、このような考え方に立つんですけれども、この辺の補正減についてお伺いしたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 保健福祉課参事兼課長補佐。
○保健福祉課参事兼課長補佐(佐藤 博君) ただいまの件についてお答えいたします。
当初高く見込んでいるのではないかということでしたが、介護サービス給付のほうで事業計画に基づいてその給付額を算定しているわけですけれども、その中で今回実績を上げたところを、介護保険の支払基金のほうなんですけれども、実績まだ終わってはいないんですけれども、見込みとしてこのくらいの数字ということで確定したものが来ておりましたので、1,659万6,000円の減額というふうな形になります。
なお、実績確定後につきましては、この金額になるか、まず後は返還金で戻すか、追加で来るかというふうな確実に確定してから、また9月のほうで補正になるかと思いますけれども、よろしくお願いいたします。
○議長(佐藤長成君) ほかに質疑ありませんか。12番大沼昌昭君。
○12番(大沼昌昭君) 95ページの平成24年度介護保険災害臨時特例補助金ということで、補正前がゼロで、補正額が29万2,000円ということで、新規ということで、この新規計上の理由をお聞かせ願いたいというふうに思います。
○議長(佐藤長成君) 保健福祉課参事兼課長補佐。
○保健福祉課参事兼課長補佐(佐藤 博君) ただいまの件についてお答えいたします。
これは震災に伴う保険料減免、利用者減免等において、本来23年度でもう終わりますよということだったんですけれども、それが事業者においては月おくれ請求とか出てきているということで、24年度に限りこの分も国のほうで補助対象としますよということで、今回24年度はゼロ計上だったんですけれども、今回補正というふうな形になりました。よろしくお願いいたします。
○議長(佐藤長成君) 大沼昌昭君。
○12番(大沼昌昭君) それでは、これに関していろいろ利用されているところというのは、どういうところに利用されておりますか。
○議長(佐藤長成君) 保健福祉課参事兼課長補佐。
○保健福祉課参事兼課長補佐(佐藤 博君) 保険料につきましては月おくれはないんですけれども、4名ほどの該当者がおります。あとは利用者負担については6名の方の、これは在宅になりますが、6名の方が該当されます。あと施設については、入所の分で食費と居住費分ですけれども、これの減額ということで4名分ということでこの金額になります。
よろしくお願いいたします。
○議長(佐藤長成君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)ほかに質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて、討論に入ります。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。
これより直ちに採決をいたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(佐藤長成君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第12 議案第30号 平成24年度蔵王町後期高齢者医療特別会計補正予算
(第3号)
○議長(佐藤長成君) 続きまして、日程第12、議案第30号平成24年度蔵王町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
○町長(村上英人君) ただいま上程されました議案第30号平成24年度蔵王町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)について提案の理由をご説明申し上げます。
本案は、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ52万5,000円を追加し、予算の総額を1億1,019万8,000円にしようとするものであります。
その主な内容は、歳入において後期高齢者医療保険料52万5,000円を追加しようとするものであります。
歳出においては、後期高齢者医療広域連合納付金53万6,000円を追加し、予備費1万1,000円を減額しようとするものであります。
なお、詳細等につきましてはご質疑により主管課長に答弁させますので、慎重ご審議の上、原案のとおり可決決定くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(佐藤長成君) 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて、討論に入ります。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。
これより直ちに採決をいたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(佐藤長成君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第13 議案第31号 平成24年度蔵王町国民健康保険蔵王病院事業会計補正
予算(第2号)
○議長(佐藤長成君) 続きまして、日程第13、議案第31号平成24年度蔵王町国民健康保険蔵王病院事業会計補正予算(第2号)を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
○町長(村上英人君) ただいま上程されました議案第31号平成24年度蔵王町国民健康保険蔵王病院事業会計補正予算(第2号)について提案の理由をご説明申し上げます。
本案は、収益的収入の予定額に784万4,000円を追加し、その総額を4億2,331万3,000円に、また収益的支出の予定額から1,033万2,000円を減額し、その総額を4億2,225万1,000円にしようとするものであります。
収入の主な内容は、入院収益及び外来収益を合わせ220万2,000円を追加するとともに、国保特別会計からの補助金430万8,000円を新たに計上するものであります。
また、支出の主な内容は、給与費を448万3,000円、材料費を327万円、経費を364万円減額するものであります。
次に、資本的収入の予定額から80万円を減額し、その総額を746万5,000円に、資本的支出の予定額から80万3,000円を減額し、その総額を1,133万2,000円にしようとするものであります。
次に、企業債補正については、限度額を変更するものであります。
なお、詳細につきましてはご質疑により事務長に答弁させますので、慎重にご審議の上、原案どおり可決決定くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(佐藤長成君) 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。12番大沼昌昭君。
○12番(大沼昌昭君) 110ページの事業収益の件なんですが、入院収益が802万6,000円の増額ということでふえております。外来収益が582万4,000円の減額ということで、差し引き220万円の黒字になるのかなというふうな形で見ておったんですが、この中で外来収益が減った原因と、入院収益がこれだけふえたということは、多分患者の増減だとは思うんですが、これに関して説明があればお願いしたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 病院事務長。
○病院事務長(山家義春君) それでは外来収益について説明を申し上げます。
当初予算におきましては、外来収益の1日平均患者数を62人としております。これは実績プラス2名くらいの数字ということで、努力目標という形で62名にしておるわけなんですが、実際に毎月集計しておりますと、外来収益では大体60.9人と。すると、当初予算から比べると1.1人減となると。
それから、診療単価も当初予算と比較しますと1人当たり284円、このくらい下がっているということで、トータルで582万4,000円の減としたところでございますので、ご理解のほどよろしくお願いします。(「入院は」の声あり)
大変申しわけございません。入院につきましては800万円ほどの増となっております。これにつきましては、一般病床については当初9人、ただ実績では9.7人と。それから、療養病床については27人としておったところ27.7人ということで、1日平均の患者数が上がっておると。それから診療単価で申し上げれば、一般病床は531円ほど増となっておりますが、療養病床については128円の減となっていると、これが実績でございます。そういうことで、入院については802万6,000円の増ということで、蛇足で言えば病床稼働率ですけれども95%を超しているというところでございます。よろしくお願いいたします。
○議長(佐藤長成君) 大沼昌昭君。
○12番(大沼昌昭君) 入院に関しては95%以上の利用があるということで、収益に関しても増になっているということで喜ばしいということなんですが、外来収益に関してはやはり減っているということで、これに関しては診療単価が減ったということなんですが、いずれにしてもこれに関してはやはり医師との相談も含めながら、増収になる何か予定とか計画があるのであれば、お知らせ願いたいというふうに思います。
○議長(佐藤長成君) 病院事務長。
○病院事務長(山家義春君) 増収になる計画、これにつきましては新年度からですが、バス路線を少し延長するということで、今月の広報にも書いております。また、院長としては訪問診療に力を入れているということで、できる限りのことをやっている現状ですが、依然薬の長期処方が可能となったりということで、患者数が減となってきております。また、若干ですが病院内で亡くなった人もいるもんですから、その自然減と、長期処方による減ということで、なかなか当初予算の数字までもっていくことができないというところでございます。以上です。
○議長(佐藤長成君) 大沼昌昭君。
○12番(大沼昌昭君) 今の説明で減になっている理由はあらかたはわかるんですが、でも何らかのこれからアイデアとか案を出しながら、バス路線の変更ということもありますので、その辺のところ期待しながら、これからも収益を図るようにやっていっていただければというふうに思います。
○議長(佐藤長成君) ほかに質疑ありませんか。2番平間武美君。
○2番(平間武美君) これは国保会計のときにも質問しようかなと思ったんですけれども、蔵王病院のほうにも書いてあるので、国保会計補助金430万8,000円の新規計上。これは80ページの直営診療施設勘定繰出金と、これ国庫支出金430万8,000円ほどあるんですけれども、今の時期に新規計上でこの直営診療、国保会計の補助金として来ているみたいなんですが、これはどういうことなんでしょうか。
○議長(佐藤長成君) 病院事務長。
○病院事務長(山家義春君) お答えしたいと思います。
どうしてもこれ当初予算に上げることができないと。なぜならば、この補助事業の通知が来るのが毎年1月になってから来るんです。それで、医者といっても自前の医者じゃなくて、大学病院等から派遣されている医師に費用負担ありますけれども、そういうものがあるところには補助金を出しますよという内容なんですけれども、この集計期間が1月から12月までなんです。それで1月になってから通知が来ると。すると、どうしてもそれ以前には予算化できないと。1月以降というと、この3月議会になるということでございますので、ご理解のほどよろしくお願いします。
○議長(佐藤長成君) よろしいですか。平間武美君。
○2番(平間武美君) どうしても新規の予算には上げられないんだと、補正でしか上げられないという答弁でしたが、ではこれは直営診療施設の勘定繰出金というんですから、具体的にどのようなものに使われるというか、その辺を詳しく教えていただきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 病院事務長。
○病院事務長(山家義春君) お答えしたいと思います。
この補助金につきましては、国保会計を通して蔵王病院に来るということで、同額を国保会計で繰り入れて病院に来ているものと。あくまでも国保会計補助金となっていますが、性格上は国庫補助金でございます。
それから、何に使っているかということなんですけれども、これは病院全体の費用の中に入っているということで、どこに使えというような性質のものではございません。以上です。
○議長(佐藤長成君) ほかに質疑ありませんか。15番松ア良一君。
○15番(松ア良一君) 113ページの過年度損益修正損47万8,000円ほど追加になってございます。レセプト払戻査定外、この字のとおりだと思いますけれども、この辺についてご説明お願いします。
○議長(佐藤長成君) 病院事務長。
○病院事務長(山家義春君) お答えしたいと思います。
この過年度損益修正損、これにつきましては、内容は前年度の2月3月分のレセプトに関する返戻並びに査定、これが主なものでございます。そのほかに今回調定誤りがあったということで、ここで処理をさせていただいております。よろしくお願いします。
○議長(佐藤長成君) 松ア良一君。
○15番(松ア良一君) 今事務長のほうから答弁いただいたところですけれども、いわゆる病名とかそうしたもののいろいろなレセプトに載せていくわけですけれども、そうした中で相互間でいろいろな差があったと。請求したけれどもその分が外されたと、こういう受けとめでよろしいんでしょうか。そういった形での今回損益として上げていると。
○議長(佐藤長成君) 病院事務長。
○病院事務長(山家義春君) 松ア議員のおっしゃるとおりでございます。前年度の2月、3月分については、3月末で締め切るもんですから、調定の変更はできないということで、この項目で修正をかけておるわけなんですけれども、議員おっしゃるとおり例えば保険証の番号が違ったとか、それから連合会と支払基金のほうから別に附箋がついてくるものについては、症状照会とか、この薬をどんなところに使ったのかという質問的なもの、これも返戻の中に入っております。そういうことでこの2カ月分を集計しますと、返戻分では87万円ほどになっていると。ただし、次の月、それはまた再請求できると。それから査定については、2カ月分で8,900円と、これは削られたものなのでこのまま我慢するしかないと、そのようなことでございますので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 松ア良一君。
○15番(松ア良一君) 大変請求を出していく上にも忙しい中で、そうした形での事務処理、こうしたものもいろいろな形できちんと形にしていくというのは、難しいことなのかなというふうにも素人ながら思っておりますけれども、この辺の事務のあり方あるいは請求のあり方も、いろいろなほかの大きい病院等はなかなかこのもう一人というふうにはいかないと思うんですけれども、その辺のチェックのあり方ですか、今後この辺は十分にしていただいて、できるだけそうした損益が起こらないような取り組みをしていただければと、このように思います。以上でございます。
○議長(佐藤長成君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)ほかに質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて、討論に入ります。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。
これより直ちに採決をいたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(佐藤長成君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第14 議案第32号 平成24年度蔵王町水道事業会計補正予算(第4号)
○議長(佐藤長成君) 続いて、日程第14、議案第32号平成24年度蔵王町水道事業会計補正予算(第4号)を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
○町長(村上英人君) ただいま上程されました議案第32号平成24年度蔵王町水道事業会計補正予算(第4号)について提案の理由をご説明申し上げます。
初めに、収益的収支において、上水道事業収入を117万3,000円増額し、その総額を3億4,188万5,000円に、簡易水道事業収入を2,525万円増額し、その総額を2億1,952万8,000円にしようとするものであります。
収益的支出では、上水道事業支出を216万1,000円増額し、その総額を3億4,358万2,000円に、簡易水道事業支出を156万3,000円増額し、その総額を1億5,909万2,000円にしようとするものであります。
以上、概要をご説明申し上げましたが、詳細等につきましてはご質疑により主管課長に答弁させますので、慎重ご審議の上、原案のとおり可決決定くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(佐藤長成君) 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて、討論に入ります。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。
これより直ちに採決をいたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(佐藤長成君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
○議長(佐藤長成君) 以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。
本日はこれをもって散会いたします。大変ご苦労さまでございました。お疲れさまでした。
午後3時35分 散会