平成23年蔵王町議会定例会12月会議
平成23年12月13日(火曜日)
出席議員(14名)
1番 相 原 八 男 君 2番 外 門 清 君
5番 水 澤 智 孝 君 6番 大 沼 昌 昭 君
7番 尾 関 定 法 君 8番 松 ア 良 一 君
9番 佐 藤 長 成 君 10番 高 橋 好 夫 君
11番 村 上 輝 雄 君 12番 川 村 仁 君
13番 平 間 武 美 君 14番 馬 場 勝 彦 君
16番 福 地 敏 明 君 17番 村 山 一 夫 君
欠席議員(なし)
説明のため出席した者
町長 |
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村 上 英 人 君 |
副町長 |
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小 熊 久 男 君 |
会計管理者 会計課長 |
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大 沼 芳 国 君 |
総務課長 |
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我 妻 敦 君 |
防災専門監 |
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小 島 一 利 君 |
まちづくり推進課長 |
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齋 藤 俊 一 君 |
町民税務課長 |
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村 上 重 吉 君 |
環境保全専門監 |
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岩 渕 明 君 |
保健福祉課長 |
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山 岸 利 男 君 |
農林観光課長 |
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佐 藤 雄 司 君 |
建設課長 |
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佐 藤 則 之 君 |
上下水道課長 |
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我 妻 一 君 |
病 院 事 務 長 |
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山 家 義 春 君 |
教育長 |
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佐 藤 茂 廣 君 |
教育総務課長 |
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高 野 正 人 君 |
生涯学習課長 |
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菅 野 和 茂 君 |
事務局職員出席者
事務局長 |
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齋 藤 英 之 君 |
書記 |
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村 上 惠 造 君 |
平成23年12月13日(火曜日) 午前10時00分 開議
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 諸般の報告
日程第 3 議案第83号 人権擁護委員候補者の推薦について
日程第 4 議案第84号 動産を取得することについて
日程第 5 議案第85号 蔵王町職員の給与に関する条例等の一部を改正することについて
日程第 6 議案第86号 蔵王町企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正することについて
日程第 7 議案第87号 蔵王町長等の給与並びに旅費支給に関する条例の一部を改正することについて
日程第 8 議案第88号 蔵王町教育長の給与、勤務時間その他勤務条件に関する条例の一部を改正することについて
日程第 9 議案第89号 蔵王町東日本大震災復興基金条例を制定することについて
日程第10 議案第90号 平成23年度蔵王町一般会計補正予算(第7号)
日程第11 議案第91号 平成23年度蔵王町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
日程第12 議案第92号 平成23年度蔵王町公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)
日程第13 議案第93号 平成23年度蔵王町介護保険特別会計補正予算(第3号)
日程第14 議案第94号 平成23年度蔵王町国民健康保険蔵王病院事業会計補正予算(第3号)
日程第15 議案第95号 平成23年度蔵王町水道事業会計補正予算(第4号)
本日の会議に付した事件
議事日程のとおり
午前10時00分 開会
○議長(村山一夫君) 皆さん、おはようございます。
これより本日の会議を開きます。
ただいまの出席議員は14名であります。定足数に達しておりますから議会は成立いたしました。
本日の議事日程は、お手元に印刷配付のとおりであります。日程に従い議事を進めます。
○議長(村山一夫君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
本日の会議録署名議員は、会議規則第118条の規定により、16番福地敏明君、1番相原八男君を指名いたします。
○議長(村山一夫君) 日程第2、諸般の報告をいたします。
広報広聴常任委員長から、連合審査による所管事務調査の申し出がありますので、お手元に配付のとおりであります。
次に、本12月会議に説明員として出席を求めた者の職氏名については、一覧表としてお手元に配付のとおりであります。
以上で諸般の報告を終わります。
○議長(村山一夫君) 12番川村 仁君。
○12番(川村 仁君) 議長、動議を提出いたします。
○議長(村山一夫君) 12番川村 仁君。
○12番(川村 仁君) 昨日の私の一般質問で不穏当な発言がありましたので、発言の部分の取り消しをお願いいたします。
〔「賛成」の声あり〕
○議長(村山一夫君) ただいま、川村 仁君からきのうの一般質問での発言の取り消しを求める動機が提出されました。
この動議は所定の賛成者がおりますので成立しました。
お諮りいたします。
川村 仁君から昨日の一般質問での発言について、会議規則第64条の規定により、不穏当な発言の理由により、工事発注に関しての発言の部分を取り消したい旨の申し出がありました。この取り消しを許可することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村山一夫君) ご異議なしと認めます。よって、川村 仁君からの発言取り消しの申し出を許可することに決定いたしました。
○議長(村山一夫君) 日程第3、議案第83号人権擁護委員候補者の推薦についてを議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
○町長(村上英人君) 皆さん、おはようございます。ひとつよろしくお願いいたします。
ただいま上程されました議案第83号「人権擁護委員候補者の推薦について」、提案の理由をご説明申し上げます。
人権擁護委員「阿部暢枝」氏は、平成24年3月31日をもって任期満了となるので、同氏を再度人権擁護委員候補者として推薦しようとするものでありますので、原案どおりご同意くださいますようようよろしくお願い申し上げます。
○議長(村山一夫君) 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。(「なし」の声あり)質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて討論に入ります。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。
これより直ちに採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり同意することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村山一夫君) ご異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり同意することに決しました。
○議長(村山一夫君) 日程第4、議案第84号動産を取得することについてを議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
○町長(村上英人君) ただいま上程されました議案第84号「動産を取得するについて」、提案の理由をご説明申し上げます。
本案は、蔵王病院における検査機器の一つである「全身用X線CT診断装置」を購入しようとするものであります。
現在、病院で使用している「全身用X線CT診断装置」は平成9年3月に購入したもので、既に14年以上経過し老朽化しているため、今回更新整備を行うものであります。
なお、詳細につきましては事務長に説明させますので、慎重にご審議の上原案どおり可決決定くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(村山一夫君) 続いて、主管課長より詳細説明を求めます。蔵王病院事務長。
○病院事務長(山家義春君) それでは、議案第84号動産を取得することについて、詳細説明を申し上げます。
本案は、現在蔵王病院で使用している全身用X線CT診断装置を更新しようとするものでありますが、この装置は、ただいま町長が説明で述べたとおり、購入後14年以上が経過したことにあわせ、X線機器の心臓部である管球の使用回数が製造メーカーが補償する10万回を超えたことに加え、新機種は患者の負担を大幅に軽減することができることから、今回更新を行うものであります。
なお、入札は平成23年11月17日に行われ、落札額は1,510万9,500円でありました。また、仮契約を平成23年11月22日に締結したところであります。
以上をもちまして、詳細説明とさせていただきますのでよろしくお願いいたします。
○議長(村山一夫君) 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。8番松ア良一君。
○8番(松ア良一君) ただいま事務長の方から説明がございましたけれども、その中で患者の負担軽減をする、そういうCTであると、このような説明を伺いましたけれども、今回導入される動産についての装置の内容について、もう少し詳しく伺いたいと思いますのでよろしくお願いしたいと思います。
○議長(村山一夫君) 病院事務長。
○病院事務長(山家義春君) お答えします。
今までの機種につきましては、撮影するたびに寝台を動かして1枚ごとに呼吸を停止して撮影するものでありました。胸部でいいますと、大体15分から20分の時間を要したということでありますが、今回更新する機器につきましては、1回の呼吸停止ですべてが撮影できるということで、患者にとっては非常に負担軽減になると、このような機種でございます。
○議長(村山一夫君) 8番松ア良一君。
○8番(松ア良一君) 一度でそうしたことが行える、今答弁をいただきましたけれども、これは一般に言われている断層写真を撮れるというふうにとらえても大丈夫なんでしょうか。その辺ついて、もう少しちょっと詳しくお聞かせいただきたいと思います。
○議長(村山一夫君) 病院事務長。
○病院事務長(山家義春君) 撮影につきましては、簡単に言いますと、今までは輪切りという形で撮っておりました。今回は、X線の放射部から受光部に合わせてX線が出ているわけですけれども、その間に寝台が自動でずれていくと、そういうことでらせん状に写真を撮っていくと。そのために撮り終わるまでの時間が非常に短縮される、そういうものでございます。
○議長(村山一夫君) 8番松ア良一君。
○8番(松ア良一君) この前、そうした国保病院で診断を終わったばかりなものですから、その概念がなかなか抜けないものですから、そうした質問になって大変失礼いたしました。
今後、こうした形で契約、あるいは導入という形にこれはなっていくかと思いますけれども、今後の予定といいますか、こういった流れで患者さんがこうしたCTスキャンを受けられるまでの実際のその流れについて、今後どういうふうになっていくのか、その辺あわせて、また、こういった形で受診できるわけなんですけれども、参考までに、もしその資料等をお持ちでしたら、実行線量、放射線による影響ですか、1回当たりどのぐらいになるものか、その辺についてもしあればご説明を伺いたいなと、このように思います。
○議長(村山一夫君) 病院事務長。
○病院事務長(山家義春君) お答えします。
一番最初、2番目に申しました線量につきましては資料がございません。一般的に報道されているCT装置の線量と同じととらえていただければいいのかなと。
それから、導入関係の流れですけれども、本契約となりましたら、まず機器を設置、電源を改修、そして使用説明、それで実稼働となるわけですが、その間に県の、県と言いましても宮城県の仙南保健所の許可をもらってから実際に使えることになると。時期的には年を越してからになろうかと思っております。以上です。
○議長(村山一夫君) ほかにございませんか。1番相原八男君。
○1番(相原八男君) 単純な質問ですけれども、この1,500万円という数字なんですけれども、かなり優秀な機械だと思うんですね。入札の結果、この金額ですから何も言い分がないのかなというふうに思いますけれども、我が病院にとってもすばらしい金額だなと思うんですけれども、その入札経緯について説明をお願いしたいと思います。
○議長(村山一夫君) 病院事務長。
○病院事務長(山家義春君) お答えします。
入札に当たりましては、取り扱いのできる業者6社を指名選定しております。そのうち、1社が辞退したことにより5社で入札を行ったということでございます。以上です。
○議長(村山一夫君) 1番相原八男君。
○1番(相原八男君) 単純にこの機械を考えますと非常に高価であるという認識はだれでも持っていると思いますね。それから、我々からすれば、素人考えからいけば1億円を超すのではないかなと。今のような事務長の説明からすると、すごいすばらしい内容の機械でございます。そうしますと、この金額というのはどこから生まれてくるのかなと。薬もよく言われますけれども、かなり安いんだと言われますけれども、この金額がこれで十二分の本当の機械なのかどうかと疑うくらいなんですね、実際。その辺から考えると、医療機器ですからそんな不完全なものはないと思いますけれども、十二分に果たせる金額、機械と思うんですが、その辺は十二分でしょうか。
○議長(村山一夫君) 病院事務長。
○病院事務長(山家義春君) お答えします。
まず、機械の信頼性でございますが、これは担当技師が何社か選定しまして、それで病院内で行っている選定委員会、これを経て機種を選定していると。メーカーは違いますが性能的に大体同じようなものを選定したということで、先ほど金額のことも言われましたが、今回導入する機種につきましては、メーカーの定価ですか、これは4億1,000万円ほどのものでございます。X線機器というのは定価から1割とか2割引くような機械ではなくて、10分の1とか20分の1、そのようになるようでございますので、ご理解いただきたいと思います。
○議長(村山一夫君) 1番相原八男君。
○1番(相原八男君) 本当にこういう価格が通るというのは非常に不思議でしようがないんですけれどもね。今後いろんな形でメンテナンスとかいろいろあると思うんですが、それにつけては十二分に間に合う金額なのかなというふうにはとらえているんですが、確かに4億円がこの数字になるということはあってはならないのかなと普通は思うんですね。我々消費者にとってみても、自動車の価格とかテレビの価格とかがこうなったらすばらしいなと思うんですよ。これが通るのは医療の世界だという、不思議な世界だと私は思うんですね。ですから、私たちは常に不信感を持ってしまうのは、何でもこうなってくると出てくるんですよ、病院に対する。これをやはり本来ならば与えてはだめなんですけれども、でもこれで買えるのだからいいんだと、それまでなんですけれども。
それにつけても、技術の機械を導入して技術の方が十二分に、単純に言えばお医者さんが使いこなせるようにぜひもっていっていただかなければない。今までの14年間使った機械も十二分に今の先生は使いこなしてきたと思います。新しいものになると、また今度は今までの概念と変わってきますよね。それには十二分対応できるんでしょうか。
○議長(村山一夫君) 病院事務長。
○病院事務長(山家義春君) お答えします。
今、放射線技師のことを言ったと思うんです、ドクターはタッチしませんので。彼は大変優秀な人間でございます。一般的にCT等を操作する資格の上の資格を持っています。ということで、原子力発電所、ああいうところで仕事をする資格があると、そういう人間に蔵王病院で働いてもらっているということなので、十二分に対応できるものと考えております。以上です。
○議長(村山一夫君) ほかに質疑ありませんか。14番馬場勝彦君。
○14番(馬場勝彦君) 今の質問で疑問を大変抱いていたんですよ、実を言いますと。というのは、確か平成9年のときに億単位の金額でこのCTを入れた記憶がかすかにあったものですから、今回この1,500万円というのは、正直言いまして、新品なのか中古なのかというくらい疑問を持っていたのが事実であります。
そこでですが、最近医療関係、やはり検査器具の整備ということが早期発見を促すということで大分医療検査器具というのも年々進歩しているようであります。蔵王病院はなかなか経営が厳しくて、実際なかなかこの医療の検査器具等々も入れられないというか、更新を現場ではかなり検討してきた経緯というのは私なりに理解をしています。
ここで町長、聞きたいんですが、このような必要な医療器具が入札で、我々信じられないような単価で落札されるような時代に入ってきたということは、今後、蔵王病院にある検査器具関係、患者のためにいろいろな面で更新したり、新たな必要な検査器具等も入れていく必要があるのかなという考え方を持っておりますので、やはりその辺について、町長、なかなか財政が今まで経営が厳しくて抑えていた部分もあったような記憶をしておりますので、今後の病院経営に対する関連、広くなりますけれども、町長の見解等があれば一点伺っておきたいなと思っております。
○議長(村山一夫君) 町長。
○町長(村上英人君) この3年間、一つは病院改革をずっとやってまいりまして、そしていろんな先生方、医師会の先生も入っていただきながら病院改革をしてきたわけでありますが、そういった中でこの2年間でありますが、黒字を出すことができたということであります。
そういったことで、今、医師の確保をするのが大変厳しい時代になっています。それとあわせて看護師の確保も同じでありますが、そういった面では、今、若い先生方も新たな医療器具で対応していますから、当然、重住副院長も胃カメラのすばらしい先生でありますから、その先生たちもいろんな今まで我慢していたけれども、こういった結果でぜひひとつということで、実は事務長の方にたくさん来ています。ですから、この動産のあれでも議会に通さない金額においては大分更新をさせていただいております。それとあわせて、病院に行ってみてわかりますように、大分暗かった壁面といいますか、それもあわせて工事もさせていただいておりますが、そのように今工事をさせてもらっていると。
あと今回、先ほど言いましたように、入札の額もこの1社だけ安いのではなくて、大分この落札した金額に近い数字で今回来ているんですね。ですから、そういった面ではそういう世界の医療がこうやって全世界を、同じCTでもいろいろと違うのかなと。そういった面で、私も大変びっくりして、この金額で本当にいいのかというふうに驚いたぐらいでありますが、今それぞれのメーカーの希望価格の定価がそういうことでありますが、実際的には購入になってくる段階になると、入札関係者らと4社とも大体これに近づいている金額であるということだけご理解いただきたいと。変な機械ではないということだけ、私の方も間違いないということでありますので、ぜひひとつ蔵王病院で診断をしていただければと思っております。
○議長(村山一夫君) 14番馬場勝彦君。
○14番(馬場勝彦君) 町長のお話わかるんですが、私が町長に聞きたかったのは、やはりこうやって医療器具は高いというイメージがずっとあったわけであります。そうすると、現場で赤字経営であればなかなか新たな医療器具、検査器具を入れるということがかなり判断に苦慮してきた時代を過ごしてきておりました。やはり今の医療を見れば、検査器具によっての早期発見ということによって人命を守れるというのが医療界の常識というか、そういう形になっていると聞いておりますので、やはりこういう形で高価な医療器具が値段が下がってきているということは、蔵王病院もかなりいろいろな検査関係を委託をしている部分があるように見受けられますので、今後経営等を加味しながら、やはり必要な医療検査器具というものを入れていくべきだと私は思っておりますが、その辺について町長の考え方を伺いたかったですので、もう一度その辺についての答弁をいただきたいなと思います。
○議長(村山一夫君) 町長。
○町長(村上英人君) いろんな新たなものを仕入れるに当たってもいろんな方法があるかと思います。ただ、あくまでも院長なり副院長のいろんな指導だとか、あと技術の先生方の、それぞれの先生方のいろんな判断を受けながら事務長が対応しておりますので、その扱っていく先生方の指導が一番だろうというふうに思っていますので、そういった形で今回も対応したというふうに聞いておりますので、ぜひひとつご理解賜りたいというふうに思っております。
○議長(村山一夫君) ほかに質疑はございませんか。(「なし」の声あり)ほかに質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて、討論に入ります。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。
これより直ちに採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村山一夫君) ご異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。
日程第5 議案第85号 蔵王町職員の給与に関する条例等の一部を改正することについて
日程第6 議案第86号 蔵王町企業職員の給与の種類及び基準に関する条例等の一部を改正することについて
○議長(村山一夫君) 日程第5、議案第85号蔵王町職員の給与に関する条例等の一部を改正することについて、日程第6、議案第86号蔵王町企業職員の給与の種類及び基準に関する条例等の一部を改正することについての2件を一括議題といたします。
なお、質疑、討論、採決につきましては議案ごとに行いますのでよろしくお願いいたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
○町長(村上英人君) ただいま一括上程されました議案第85号及び議案第86号について、提案の理由をご説明申し上げます。
初めに、議案第85号「蔵王町職員の給与に関する条例等の一部を改正することについて」、提案の理由をご説明申し上げます。
本案は、本年9月30日付けの国家公務員に対する人事院勧告の趣旨に準じて、町職員の給料額を改定するため、条例の一部を改正しようとするものであります。
今回の改定内容は、給料額を平均0.23%引き下げるものであります。
次に、議案第86号「蔵王町企業職員の給与の種類及び基準に関する条例等の一部を改正することについて」、提案の理由をご説明申し上げます。
本案は、企業職員についても議案第85号と同じ内容で給料額の改定を行うため、条例の一部を改正しようとするものあります。
以上、議案第85号及び議案第86号について提案の理由をご説明申し上げましたが、詳細につきましては主管課長に説明させますので、慎重にご審議の上、原案どおり可決決定くださいますようよろしくお願いをいたします。
○議長(村山一夫君) 続いて、主管課長より詳細説明を求めます。総務課長。
○総務課長(我妻 敦君) それでは、ただいま一括上程されました議案第85号蔵王町職員の給与に関する条例等の一部を改正することについて、議案第86号蔵王町企業職員の給与の種類及び基準に関する条例等の一部を改正することについて、詳細説明を申し上げます。
まず、平成23年度9月30日の人事院勧告の趣旨に準じまして、職員給料を平均で0.23%引き下げようとするものでございます。
それでは、審議資料の新旧対照表によりまして説明させていただきます。
1ページをお開きいただきたいと思います。
第1条関係でございますが、こちらでは省略となっておりますが、改正給料表についてでございます。議案に記載があります別表第1、第2の内容のとおりでございます。
第2条関係でございますが、給料の切り替えに伴う経過措置でございまして、これは平成18年に実施いたしました給与構造改革に伴う減額改定対象職員について、給料月額に乗じる率を100分の99.59から100分の99.1に改めようとするものでございます。
施行期日につきましては、平成24年1月1日でございます。
続きまして2ページでございますが、蔵王町企業職員の給与についての改正でございますが、議案第85号と同様の改正でございます。
第1条関係は、改正給料表について、議案に記載があります別表のとおりでありますので省略とさせていただいております。
第2条関係は、給料の切り替えに伴う経過措置の内容でございまして、議案第85号と同じ改正でございます。
以上、詳細説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
○議長(村山一夫君) 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
最初に、議案第85号蔵王町職員の給与に関する条例等の一部を改正することに対する質疑を許します。13番平間武美君。
○13番(平間武美君) ちょっと疑問といいますか、わからないことがあるので質問したいんですけれども、人事院勧告に基づくと言いましたけれども、国家公務員の給与を平均7.8%削減するという臨時特別法案の成立を見送っているわけですよね。だから、国家公務員の給与が据え置かれているのに、地方自治体の職員の給与を下げるというのはいかがなものかなと思うんですがどうなんでしょう。
○議長(村山一夫君) 総務課長。
○総務課長(我妻 敦君) お答えを申し上げます。
今回の改正につきましては、基本的には人事院勧告に準じるという考え方で説明申し上げたとおりでございますが、この人事院勧告、人事委員会というものがございますが、この人事委員会を持つところにつきましては、その人事委員会の考えに沿うのが妥当だと思っているところでございます。ところが、本町のようにこの人事委員会を設けていないところにつきましては、やはり国の人事院勧告に基づくものが一つの判断基準ではないかというふうに思っております。本町の給与等の改正を行う上に当たりましても、この人事院勧告に沿ってというようなところでございます。
これにつきましては、長年にわたりまして、人事委員会を持たない市町村の大半はこの国の人事院勧告を見ながらその対応をしてきておるところでございます。それが現実でございます。その中で、今回は引き下げになるということでございますが、上がるときにつきましてもずっと人事院に沿って上がってきたわけですので、今回はそれに沿ってというような理解をしているところでございます。
議員がおっしゃいますように、国家公務員に対する勧告でございまして、国がそれを7.8%ということでございますが、実施していないのに地方公務員がそれに右ならえというようなところというようなことだと思いますが、これに当たりましては、やはり民間企業の方々の経済状況を考えての勧告であるというように人事院勧告はとらえているところでございますので、そういった面でこの人事院勧告に準じて、今回、民間との給与格差の是正を行っていくということがその勧告の内容でございますので、それに基づいて町も改定をさせていただきたいというふうに考えての提案でございますので、ご理解を賜りたいと思います。
○議長(村山一夫君) 13番平間武美君。
○13番(平間武美君) 今、課長の説明ですと、二つの考え方みたいに聞こえたんですね。今まで国家公務員の給与といいますか、人事院勧告に従ってやってきたんだと。だけれども、国家公務員のほうは見送っているわけですよね。見送っているのに地方自治といいますか、職員だけを下げる、何かそれは矛盾しますよね、一つは。もう一つなんです。民間に準じたんだと。民間に準じる、大変結構ですよ。これだけ皆さん不景気といいますか、収入が減っている中で。ですから、どちらをとるのかといったら人事院でという方向性できたんですよね。人事院勧告、わかります。そこの整合性、民間、どうとらえるのか、もう一回詳しく説明してください。
○議長(村山一夫君) 総務課長。
○総務課長(我妻 敦君) 私の説明の仕方がちょっと誤解を招いているようでございますが、今二つの考えということでございましたが、決してそうではございませんで、まず、その人事院勧告そのものが社会の情勢に対応した適正な給与を確保するものでございまして、そのために公務員の給与水準を民間の企業の水準に均衡させるというようなことでございまして、二つというような意味合いではございませんので、ご理解を賜りたいと思っております。以上でございます。
○議長(村山一夫君) ほかに質疑ありませんか。1番相原八男君。
○1番(相原八男君) ただいまの総務課長の説明の中で、上がるも下がるも人事院勧告次第というふうに、非常に情けないような形になってくるわけでございますけれども、私から言わせれば、この別表の第1条関係の省略の数字を見ますと、だれがどれに入っているかというのは全然見当つかないわけですよね。当然、これは事務的なことでございますから私たちが知る必要もない部分も多いかと思います。その中で、35歳以上の方が今回は減額になるだろうというふうに思われるんです。どの辺から減額になって、どの程度の数字なのかお伺いしたいと思います。
○議長(村山一夫君) 総務課長。
○総務課長(我妻 敦君) お答えをいたします。
今回の改定の内容でございますが、30代というふうなお話もあったわけでございますけれども、50歳代を中心に40歳代以上を念頭に置いた引き下げということになります。
どれぐらいの金額ということになりますが、ひと月あたり1,000円から2,000円までの以内というようなところになるようでございます。以上でございます。
○議長(村山一夫君) 1番相原八男君。
○1番(相原八男君) 対象年齢ですね、50、40といいますと、非常に生活にはある程度の豊かな分の給料をいただいているというふうにとらえたのかどうかわかりませんけれども、これは逆に言うと、一番金がかかる年齢でないかなと思うんですね。子育てなんですよ。それから、例えばうちなんかすればうちのローンもかかりますよ。そういうことから考えていきますと、下げるということは非常に怖いんですね、その人の生活部分にとっては。ですから、月額にしますと1,000円、2,000円ですけれども、年額にしますと2万4,000円、1万2,000円となってくるんですね。これは我々からすると同じなんですけれども、生活というのは自分の収入に合わせてめいっぱい生活します。それが下がるということは非常に困るわけですよね。私は人事院勧告で毎年のように下げるようなことを聞きますけれども、去年もお話ししたような気を覚えているんですけれども、下げないということが本来はできないのかというのが、第一私の願いなんですけれども、どうでしょうか。
○議長(村山一夫君) 町長。
○町長(村上英人君) 総務課長が言ったあれで、そういった人事院の勧告によってやっていくわけですが、おっしゃることはよくわかりますが、これも私たちの町だけでなくて、やはり一つは県全部を統一するということにいけないので、私たち仙南の7町、それとあと2市もぜひひとつ入れてほしいということで、2市7町が統一した形で対応を今回させてもらっているところであります。
そういった面で、確かに40代、50代というのは、特に子どもさんたちが高校、大学を控えている年代でありますが、金額からいった場合に、少しおこづかいをご主人がちょっと我慢していただければ済む金額かなというふうにも思っておりますし、その辺をやはり職員の皆様にもご理解をいただくしかないのかなというふうに思っておりますので、ぜひご理解賜りたいというふうに思っております。
○議長(村山一夫君) 1番相原八男君。
○1番(相原八男君) 町全体の金の動きからしますと非常に大きな数字になると思いますよ、1年間にすればですね。そういうことに関しては、経済的な疲弊が伴うわけですよ。100名からいらっしゃる職員の皆さんの方々のこれぐらいの減額になってくると、年額にすれば、総体にすれば何百万円となってきます。これが町の経済活性化につながるか、つながらないかというと、非常に疲弊してくるというふうに私は思うんです。ですから、下げること自体は、これは町長の今の言い分で納得せざるを得ない部分はあるかと思います。要するに、仙南2市7町が合わせたということになれば、ただ、やはりそれに職員の方々が絶対に従わなくてないという何ものもないと思うんですよね。ですから、いろんな形で0.23とか、支給費、パーセントで言うと低いんですけれども、やはり総額的な部分でいくとかなり低くなる、町のための経済活性化にはつながらないということを考えていただければ、下げなくてもいいという私の持論でございますので、もう一度町長、その辺の経済的な効果から考えた場合、どうでしょうか。
○議長(村山一夫君) 町長。
○町長(村上英人君) この経済的な面からいった場合に、確かにトータル的には何百万円という形になりますが、でもそれと経済効果というのはまた別だと思いますし、あくまでも今の世の中の財政、そして今の地方の商店街の厳しさをわかっておりますから、ですから2割増し商品券を発行したり、いろんなことを理解をいただきながら対応しているわけでありますので、私もできるだけ地元での購買を考えておりますし、職員の皆さんもそういうことをさせていきたいと思っておりますので、ご理解いただきたいというふうに思っています。
○議長(村山一夫君) ほかにありませんか。14番馬場勝彦君。
○14番(馬場勝彦君) 正直言いまして、給料を下げるというのは余りいい感覚では受けないんですが、そこで若干確認をしておきたいんですが、蔵王町、先ほど総務課長が説明のとおり、ずっと人事院勧告に沿って給料体系というのを改正をしてきた経緯があります。ただし今回、宮城県において、独自の人事委員会を持っておる県、仙台市は残念ながら人事委員会を開かなかったと。その中で、国の人事院が決めた数値で今回それを適用したということで聞いております。
そこで、私ちょっと理解できない部分があったんですが、本来ですと、人事の給料に関しては11月30日までに改定をした場合、4月1日までさかのぼっていろいろな計算をされてきました。今回、きょう12月13日ですので、その辺の扱い方というものがどのように変わってくるのか、まずその1点を先にお伺いしたいなと思います。
それから、よく出ています国家公務員と地方公務員のラスパイレス指数だったと思うんですが、その辺はもう幾らくらいに今回のでなってしまうのか、その辺の2点を先に聞いておきたいなと思います。
○議長(村山一夫君) 総務課長。
○総務課長(我妻 敦君) お答えを申し上げます。
議会の開催、11月中というようなこともございまして話があったわけでございますが、今回につきましては、施行日を24年の1月1日というふうにさせていただきたいと思っております。その辺の考えでございますが、11月に議会を開催というふうに最初予定もされたところでございますが、実施日をいつにするかのとらえ方の違いでございます。それで、今回につきましては12月議会の以後に施行というようなことで考えておりまして、さかのぼるというようなことはなしというようなことになります。それで、11月に開催予定ということで考えましたのは、4月1日からの実施を踏まえた11月の議会というようなことで考えたところでございます。であれば、なぜ今回4月でなくて1月ということになろうかと思うんですが、こちらにつきましては、基本的には、法律のことでございますが不利益・不遡及の原則というものがございまして、新たに条例を制定したり、また改定されたりしたときには、その施行以前にさかのぼって適用されないというような原則がございます。そういったことから、今回はさかのぼらずに1月1日の施行というふうにさせて提案をしたところでございます。
仮に、これが4月から施行し減額するということになりますと、考え方としましては、既に4月分の給料が払われていたものに対する減額ということでございまして、既に使われてしまった給料でありますとか、そういったものをそこから減額ということでございますので返していただくというようなことになろうかと解釈いたしますが、それもちょっと理不尽ではないかと思っているところでございます。そういったことから、1月1日の施行というふうにしたところでございます。どうぞよろしくお願いしたいと思います。
それから、ラスパイレス指数につきましては、今確か92というふうにとらえているところでございますのでよろしくお願いしたいと思います。以上でございます。
○議長(村山一夫君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)ほかに質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて、討論に入ります。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。
これより直ちに採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村山一夫君) ご異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第86号蔵王町企業職員の給与の種類及び基準に関する条例等の一部を改正することについてに対する質疑を許します。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)ほかに質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて、討論に入ります。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。
これより直ちに採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村山一夫君) ご異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。
日程第7 議案第87号 蔵王町長等の給与並びに旅費支給に関する条例の一部を改正することについて
日程第8 議案第88号 蔵王町教育長の給与、勤務時間その他勤務条件に関する条例の一部を改正することについて
○議長(村山一夫君) 日程第7、議案第87号蔵王町長等の給与並びに旅費支給に関する条例の一部を改正することについて、日程第8、議案第88号蔵王町教育長の給与、勤務時間その他勤務条件に関する条例の一部を改正することについての2件を一括議題といたします。
なお、質疑、討論、採決につきましては議案ごとに行いますのでよろしくお願いいたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
○町長(村上英人君) ただいま一括上程されました議案第87号及び議案第88号について、提案の理由をご説明申し上げます。
初めに、議案第87号「蔵王町長等の給与並びに旅費支給に関する条例の一部を改正することについて」、提案の理由をご説明申し上げます。
本案は、職員の給料額が引き下げになることを考慮し、町長と副町長の給料額を引き下げるため、条例の一部を改正しようとするものであります。
改定内容につきましては、給料月額を、町長については4,000円、副町長については3,000円それぞれ引き下げようとするものであります。
次に、議案第88号「蔵王町教育長の給与、勤務時間その他勤務条件に関する条例の一部を改正することについて」、提案の理由をご説明申し上げます。
本案は、教育長についても、町長、副町長と同じく給料を引き下げるため、条例の一部を改正しようとするものであります。
改定内容は、教育長の給料月額を2,000円引き下げようとするものであります。
以上、議案第87号及び議案第88号について提案の理由をご説明申し上げましたが、詳細につきましては主管課長に説明させますので、慎重にご審議の上、原案どおり可決決定くださいますようよろしくお願いいたします。
○議長(村山一夫君) 続いて、主管課長より詳細説明を求めます。総務課長。
○総務課長(我妻 敦君) それでは、ただいま一括上程されました議案第87号蔵王町長等の給与並びに旅費支給に関する条例の一部を改正することについて、議案第88号蔵王町教育長の給与、勤務時間その他勤務条件に関する条例の一部を改正することについて、詳細説明を申し上げます。
審議資料の新旧対照表の3ページをお開きいただきたいと思います。
3ページでございますが、こちらは町長の給料月額を85万円から84万6,000円に、副町長の給料月額を61万3,000円から61万円にするものでございます。
この引き下げにつきましては、一般職員の50代の最大引き下げ率が0.5%であることから、その率を基本といたしまして、1,000円単位を丸め、町長は4,000円、副町長は3,000円を引き下げしようとするものでございます。
施行期日につきましては、平成24年1月1日でございます。
続きまして4ページでございますが、こちらは教育長の給料月額についての改正でございますが、54万9,000円から54万7,000円にするものでございます。教育長につきましても、町長、副町長の引き下げと同じ考え方で2,000円を引き下げようとするものでございます。
以上、詳細説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
○議長(村山一夫君) 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
最初に、議案第87号蔵王町長等の給与並びに旅費支給に関する条例の一部を改正することに対する質疑を許します。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて、討論に入ります。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。
これより直ちに採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村山一夫君) ご異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第88号蔵王町教育長の給与、勤務時間その他勤務条件に関する条例の一部を改正することに対する質疑を許します。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて、討論に入ります。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。
これより直ちに採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村山一夫君) ご異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。
日程第9 議案第89号 蔵王町東日本大震災復興基金条例を制定することについて
○議長(村山一夫君) 日程第9、議案第89号蔵王町東日本大震災復興基金条例を制定するについてを議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
○町長(村上英人君) ただいま上程されました議案第89号「蔵王町東日本大震災復興基金条例を制定することについて」、提案の理由をご説明申し上げます。
本案は、県から交付される「東日本大震災復興基金交付金」を積み立てる基金を設置するため、条例を制定しようとするものであります。
この基金は、中長期的に実施する「きめ細かな震災復興事業」などに充てていくものであります。
なお、詳細につきましては主管課長に説明させますので、慎重ご審議の上、原案どおり可決決定くださいますようよろしくお願いいたします。
○議長(村山一夫君) 続いて、主管課長より詳細説明を求めます。まちづくり推進課長。
○まちづくり推進課長(齋藤俊一君) それでは、議案第89号につきまして、詳細説明をさせていただきます。
審議資料の5ページ、一番最後になります。こういう審議資料を初めてつくるわけですけれども、文章とかで説明するよりもこういう図で説明した方がわかりやすいかなというふうに思いまして、今回資料とさせていただきました。
まず、一番左側ですけれども、国というところで、これは皆様ご存じのように、国の第2次補正で1,960億円の特別交付税が可決されました。その中で、本県ほか8県に1,960億円きたわけですが、本県には660億円と、その中で県以外の市町村には330億円を配分するということで、我が町につきましては、ここに8,900万円と書いていますけれども、8,915万円というふうな内容できております。内示は年明けになるかというふうに思っているところです。
この目的は、それを基金にしてこれから10年間、先ほど町長の説明にありましたように、災害の復興のためにきめ細かな事業をやっていきなさいというようなことでございます。
それでは、議案書の方に戻させていただきます。
30ページになります。
1条から7条まででございますが、1条につきましては設置と書いてあります。これが目的ということでございます。1条だけはちょっと読ませていただきます。
第1条 東日本大震災からの復興に向けて、県から交付される震災復興基金交付金を積み立て、住民生活の安定及び地域経済の振興・雇用維持等に係る事業を持続的かつきめ細かに実施するため、蔵王町東日本大震災復興基金(以下「基金」という。)を設置するということでございます。
第2条から第7条につきましては、昨年の9月に蔵王町公共施設維持補修基金条例を可決いただきましたが、2条から9条までは以下同じです。
最後に附則としまして、30ページから31ページですけれども、10年後の33年10月31日というふうにしたところでございます。これにつきましては、当然、国から宮城県においても交付されるわけでございますが、この期限に関しては宮城県の条例と同じにしたわけでございます。
以上、簡単でございますが、詳細説明とさせていただきます。
○議長(村山一夫君) 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。8番松ア良一君。
○8番(松ア良一君) それでは、先ほど町長の方からもきめ細やかな震災対応の基金であると、このような説明をいただきました。そして、担当課長のほうからは設置条例に基づいてお話がございましたけれども、大変考え方によっては弾力的なそうした活用もできるのかなというふうに思いますけれども、大変幅広くて、こうした基金を今後どうこれを震災対応に向けて使っていくのか。あるいはそうした計画に基づいてこれを行っていくものかどうか。そうしたところがなかなか見えないところもございますので、それについてお伺いしたいと思います。
○議長(村山一夫君) まちづくり推進課長。
○まちづくり推進課長(齋藤俊一君) お答えします。
これからどういうふうに使うのかということですが、これは先ほど申し上げましたように、きめ細かな事業をやっていきたいということで、今後、庁議を重ねまして進めたいというふうに思ってはおりますが、では何もないのかと言われるとあれですが、今、一般質問にも出ましたけれども、自主防災組織の育成とか、それから我が町では25年まで延長しましたけれども、被災住宅修繕工事補助金、こういうものの単独事業ということになっておりますので、そういったものに充てていきたいなというふうな計画は持っているところですけれども、詳細はこれから十分検討を重ねながら使わせていただきたいというふうに考えておるところです。
○議長(村山一夫君) 8番松ア良一君。
○8番(松ア良一君) 詳細については今後これから検討していくということでございますけれども、これは今回の補正予算の中にはこの基金からは入ってはいないと思いますけれども、今回こうした形で基金を取り崩して一般会計の方にそのまま繰り入れしながらこれを使っていくというふうな流れもあるのかなというふうに思いますと、なかなかそうした基金の取り崩しの状況が見えてこない部分もあるのかなと、こういう心配もございますけれども、この辺については何かお考えがあればお伺いしたいと思います。
○議長(村山一夫君) まちづくり推進課長。
○まちづくり推進課長(齋藤俊一君) 先ほど申し上げましたけれども、10年間ということですので、この後で補正の審議をいただくわけですけれども、今回は入ってきたものを基金に積んでおくというようなことにとどめさせてもらいまして、では23年度は使わないのかということですが、やはり一番予算が逼迫してくるのは24年度の当初予算かなと思いますので、24年度あたりから、23年度使ってだめだということはないんですけれども、24年度の当初予算、あるいは補正、これからいろいろ出てくると思いますが、地域の振興策とか、その中で使わせてもらいたいと思います。今回は入ったものを基金に積むというだけで、12月の補正はとどめさせていただきたいというふうに思います。
○議長(村山一夫君) ほかにありませんか。1番相原八男君。
○1番(相原八男君) 非常にこの数字、特別交付金でいただくということは財源不足のときにはすばらしいことだなというふうに思います。こうした中で、やはり10年間で使ってくださいという、8,900万円というと、この復興費としては大した金ではないと思うんですよね。ですから、課長の説明からすると10年間小刻みに使っていくような内容でございますけれども、もう少し短期間に大きな復旧するようなところ、復興するようなところに10年の前に使ってはだめなんでしょうか。
○議長(村山一夫君) 町長。
○町長(村上英人君) あくまでこれは第1回目でありますが、第2弾、第3弾がくれば10年くらいになっていく場合もあるかもありませんが、8,900万円でありますから、ですから、ここ3年ぐらいがやはりいろんな、今回の震災、そしてハードの面、ソフトの面も含めた、ハードの面でなくてソフトの面でやっていきたいと思いますが、防災関連も含めた、そちらの方に対応していきたいというふうに思っております。その詳細はこれから詰めて皆様とともにいろいろと対応していきたいと思いますが、そういう考え方でここ3年くらい、またこういったものは2弾、3弾来たら10年ぐらいになるだろうというふうに思っております。
○議長(村山一夫君) ほかに質疑ありませんか。7番尾関定法君。
○7番(尾関定法君) 今8,900万円の基金というんですが、先ほどから、10年にしてみれば大した金額でありませんが、ここ2、3年、やはりいろんな使い道があると思うんです。そこで、その使い道をしっかりとした復興計画を策定してやったらどうかなと思うんですが、その辺のことをお願いします。
○議長(村山一夫君) まちづくり推進課長。
○まちづくり推進課長(齋藤俊一君) お答えします。
誤解するとまずいんですけれども、2年で使っても3年で使っても、それは構わないということです。この10年というのは沿岸部を見て、そういう長いことで宮城県では10年ということだったので、その辺も含めまして、やはり先ほど申し上げましたように、その計画をつくりまして慎重に、一番有益に使えるのはどこかということをやはりじっくりと考えていきたいと、もちろんそういうふうに考えております。
○議長(村山一夫君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)ほかに質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて、討論に入ります。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。
これより直ちに採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村山一夫君) ご異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。
ここで10分間休憩いたします。
午前11時06分 休憩
午前11時15分 再開
○議長(村山一夫君) 再開いたします。
休憩前に引き続き議事を進めます。
日程第10 議案第90号 平成23年度蔵王町一般会計補正予算(第7号)
○議長(村山一夫君) 日程第10、議案第90号平成23年度蔵王町一般会計補正予算(第7号)を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
○町長(村上英人君) ただいま上程されました議案第90号「平成23年度蔵王町一般会計補正予算(第7号)」について、提案の理由をご説明申し上げます。
本案は、既定の予算の総額に、歳入歳出それぞれ2億1,983万9,000円を追加し、予算の総額を70億6,669万8,000円にしようとするものであります。
その主な内容は、歳入において、地方交付税3,000万円、国庫支出金2,614万3,000円、県支出金1億2,117万円、諸収入1,588万9,000円及び町債2,760万円を追加しようとするものであります。
歳出においては、総務費8,794万9,000円、民生費3,503万1,000円、農林水産業費1,985万2,000円、災害復旧費8,058万6,000円を追加し、議会費430万4,000円、教育費519万5,000円を減額しようとするものであります。
次に、債務負担行為補正については、1件の債務負担行為を変更しようとするものであります。
次に、地方債補正については、1件の地方債を変更し、1件の地方債を追加しようとするものであります。
次に、今回の補正予算による主な事業等の概要をご説明申し上げます。
総務費では、東日本大震災復興基金への積立金8,915万円、民生費では、被災住宅の応急修理費など災害救助費に1,382万円、農林水産業費では、畜産農家の復興支援のため、「畜産経営復興総合支援事業費補助金」1,351万6,000円、災害復旧費では、台風15号などによる公共土木施設の災害復旧工事費6,810万円をそれぞれ追加しようとするものであります。
以上、提案の理由をご説明申し上げましたが、詳細につきましては、ご質疑により主管課長に答弁させますので、慎重ご審議の上、原案どおり可決決定くださいますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(村山一夫君) 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。8番松ア良一君。
○8番(松ア良一君) それでは、54ページにあります非常勤消防団の補償金ということで670万1,000円追加になってございますけれども、この辺の理由についてお聞かせ願いたいと思います。
○議長(村山一夫君) 総務課長。
○総務課長(我妻 敦君) お答えを申し上げます。
54ページの670万1,000円の負担金の件でございますが、これは大震災によりまして消防団員が公務中に亡くなったという事態が起きております。そういった公務中の死亡によった場合は公務災害補償が行われるということでございまして、それのための掛金の負担でございます。それで今回、今年度に限りまして、団員1人当たり2万2,800円の掛金を増いたしまして、その補償を行っていくというようなところでございまして、本町の消防団員分をここに追加したところでございます。
なお、この掛金の負担増分につきましては国のほうから通知がございまして、特別交付税で措置されるというふうになってございますのでよろしくお願いしたいと思います。
○議長(村山一夫君) 8番松ア良一君。
○8番(松ア良一君) そうしますと、これは積立金ですか、そうしたものが今回の震災の消防団員の亡くなられた数が大変多かった状況もございますけれども、そうしたことによって一時対応できなくなった、そういう経過があるのでしょうか。その辺についてももしおわかりでしたらお伺いしたいと思います。
○議長(村山一夫君) 総務課長。
○総務課長(我妻 敦君) お答え申し上げます。
全くその内容のとおりでございます。こちらに入っている通知によりますと、8月の時点で全国での死者、それから行方不明者は、消防団員は250名を数えているところでございまして、その方々に対する補償ということでの対応でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(村山一夫君) 8番松ア良一君。
○8番(松ア良一君) 先ほど総務課長の方から、団員1人当たり2万2,800円、これに充てるということで、今回この金額になったというような説明でございましたけれども、これ以外に団員の方、あるいは役職を持たれる方の団員に負担があるということはないということで理解してもよろしいんでしょうか。その辺について。
○議長(村山一夫君) 総務課長。
○総務課長(我妻 敦君) お答えします。
各団員の負担については発生しておりませんので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(村山一夫君) 8番松ア良一君。
○8番(松ア良一君) 何か、大変消防団員の方も心配されている声もございましたので、それについてお伺いしました。
もう1点お伺いしたいと思いますけれども、51ページの学校給食保全米使用割増負担金、大変金額としてはわずかでございますけれども、地元産米を使用しているということで、確かことしからではなかったかと思いますけれども、去年だっけ、失礼しました。この辺の事情についてお伺いしたいと思います。
○議長(村山一夫君) 農林観光課長。
○農林観光課長(佐藤雄司君) お答えいたします。
51ページの負担金補助及び交付金ということで3万7,000円ほど追加をさせていただきました。議員さん、今お話しいただきましたように、農政審議会の答申を経て、昨年11月7日から蔵王町産米ということで使用させていただいております。
加えて、町でも非常に健康に関心も高まっておりますし、環境保全の町を宣言しておるということで、1俵当たり500円の価格差が生じておるわけですけれども、1月から今度は環境保全米ということで使用させていただきたく、今般計上させていただいたところでございます。
○議長(村山一夫君) 8番松ア良一君。
○8番(松ア良一君) ちょっと今、担当課長の方から環境保全米と、あるいはこだわり米とかとございますけれども、その辺によるものなのか。改めてその辺、確認の意味でお伺いしたいと思います。
○議長(村山一夫君) 農林観光課長。
○農林観光課長(佐藤雄司君) 今、環境保全米ということで、県内各地でいろいろな取り組みがされております。環境保全米も種類がございまして、私の方ではJA仙南さんで扱っておるこだわり米を使用したいと思っておるところでございます。
○議長(村山一夫君) 8番松ア良一君。
○8番(松ア良一君) 地元の米を使っていただくということで大変いいのかなというふうには思ってございますけれども、その辺についてはどのくらいの地元産米を学校給食にこうしたことで使用されているのか、その辺の数量についてもつかんでいらっしゃればお伺いしたいと思いますので、はい、お伺いします。
○議長(村山一夫君) 農林観光課長。
○農林観光課長(佐藤雄司君) お答えいたします。
1月から3月までで約70俵を見込んでおるところでございます。(「年間で聞いているんでしょう」の声あり)
○議長(村山一夫君) 農林観光課長。
○農林観光課長(佐藤雄司君) 私の方では、ちょっと1年ぐらい前の手持ちの資料なんですが、学校給食といたしましては週4回、年80回で1回当たり約90キロを使用するということに、おととしの数字でございますが、のようでございます。
○議長(村山一夫君) 教育総務課長。
○教育総務課長(高野正人君) お答えします。
年間、1万6,800キログラムです。俵にしますと280俵ほど年間消費されております。以上です。
○議長(村山一夫君) 8番松ア良一君。
○8番(松ア良一君) 理解いたしました。
3点目でございますけれども、60ページの指定文化財震災復旧、このようなことで今回計上されてございますけれども、549万4,000円と、このようなことで、これは国災のほうからは対象とならなかったのか。なぜ一般財源の方から出されているようでございますけれども、この辺についての理由についてお伺いしたいと思います。
○議長(村山一夫君) 教育総務課長。
○教育総務課長(高野正人君) お答えします。
この災害復旧につきましては、我妻家住宅及び刈田峰神社の災害復旧事業となります。あくまでも主体が個人、我妻家住宅ですと我妻信雄様、あと刈田峰神社ですと宮司様が施工主になりますので、それに対する補助というような格好で予算計上させていただいております。
○議長(村山一夫君) 松ア良一君。
○8番(松ア良一君) 個人という、今、担当課長のほうから説明を受けましたけれども、指定としては国の文化財に指定されているわけでございますので、これについてはどうも理解しがたい部分があるんですけれども、今回一般財源からこのように計上しまして、将来というか、見通し的には国災のほうに当たるのかどうか、その辺についてお伺いしたいと思います。
○議長(村山一夫君) 教育総務課長。
○教育総務課長(高野正人君) 我妻家住宅につきましては国の指定の重要文化財でございまして、これにつきましては85%の国庫補助がつきます。あと残りにつきましては県が3.75%、町が10.75%、あと所有者が0.5%というような負担割合になってそれぞれ負担するというような格好になっております。以上でございます。
○議長(村山一夫君) 8番松ア良一君。
○8番(松ア良一君) そうしますと、今回計上されている分は立て替えに当たるというふうにとらえても大丈夫なんでしょうか。その辺についてお伺いします。
○議長(村山一夫君) 教育総務課長。
○教育総務課長(高野正人君) 議員さんご存じのように、現場はしっくい等がはがれ落ちているというようなことですので、あれをあくまで原型復旧するというような事業内容になっております。
(「町が立て替えているのかという話、10.75%」の声あり)すみません、549万4,000円につきましては、町の負担金となります。それに対しては後で50%か80%かわかりませんけれども、交付税措置がされるというようなことで文化庁の方からは指示が来ております。以上でございます。
○議長(村山一夫君) ほかにございませんか。6番大沼昌昭君。
○6番(大沼昌昭君) 二つほど聞きたいと思います。
40ページの、金額は余りたいしたことはないんですが、応急仮設住宅付帯設備というふうな項目があるんですが、これに関しては、応急仮設住宅というのは我が町には該当している部分がないと私は思うんですが、これはどんなふうなことに予算計上というか、したのかお聞かせ願いたいと思います。
○議長(村山一夫君) まちづくり推進課長。
○まちづくり推進課長(齋藤俊一君) それでは私の方からお答えします。
町では応急仮設住宅というのはないわけですけれども、これは補助金の種類の中で、実は井戸井町営住宅が被災しております。そこの分の直す分をそういうふうな名称で県の方から補助金、科目でそういうふうになっております。内容は井戸井住宅の修繕でございます。
○議長(村山一夫君) 6番大沼昌昭君。
○6番(大沼昌昭君) この中に仮設住宅と書かってあるので、私は改めて仮設でも建てるのかなというふうには思ったんですが、そういうふうな使い方というふうなことで町営住宅を修繕したというふうに理解してよろしいですか。(「県営住宅」の声あり)ごめんなさい、県営住宅を補修したということで理解していいんですね。はい。
二つ目なんですが、42ページのオータムジャンボ宝くじの交付金についてなんですが、これは何に使用する目的としてここに計上したのかお聞かせ願いたいと思います。
○議長(村山一夫君) 総務課長。
○総務課長(我妻 敦君) お答えいたします。
オータムジャンボの宝くじ交付金につきましては、44ページにございます、総務管理費の一般管理費の方に特定財源その他で計上させていただいておりますが、備品購入費のパソコン等の購入費に充当させていただきたいと考えております。以上でございます。
○議長(村山一夫君) 6番大沼昌昭君。
○6番(大沼昌昭君) 確か、前回のオータムジャンボもパソコン購入に使用したというふうなことで私は記憶をしておるんですが、これは必ずしもパソコン購入という形に限られているんですか。
○議長(村山一夫君) まちづくり推進課長。
○まちづくり推進課長(齋藤俊一君) パソコンとは限られてはおりません。しかしながら、蔵王町、蔵王町以外もそうでございますが、200台以上のパソコンがあります。当然耐用年数というか、それに対応できなくなるものがありまして、それを順次7年から8年、あるいは9年というふうに順次交換をさせてもらっているということで、本町の場合はパソコン機器、あるいはプリンターの方に充てているというふうなことでございます。
○議長(村山一夫君) 6番大沼昌昭君。
○6番(大沼昌昭君) そうすると、延々と200台のパソコン交換という形、延々とこれはオータムジャンボはパソコンの購入とかプリンターの購入に使うつもりなんですか。それともほかの機材を、何か足りないときに使うというふうなお話し合いとか検討はしたんですか。
○議長(村山一夫君) まちづくり推進課長。
○まちづくり推進課長(齋藤俊一君) 結果的には、ほかの機器に使ってもいいわけでございますが、やはりパソコンでも、ではここをオータムジャンボを充当しなければ一般財源だということになりますので、結果的にはどちらをとっても同じかなというふうに考えております。
○議長(村山一夫君) 6番大沼昌昭君。
○6番(大沼昌昭君) 課長、それは使用目的からするとちょっと違うんでない。これはいろんな、機材が必要なものがあればそこに充当するというようなことになると思うんですが、必ずしもパソコンだけというと、結局パソコンもプリンターも毎年毎年ここで購入するということに使うというふうな目的になってしまうわけではないんですか。それではちょっとおかしいと思うんですね。ですから、もっと違う、町で必要な機材とかがあればそっちの方にも使うような形の検討をしなければいけないというふうに私は思うんですけれども、どうですか。
○議長(村山一夫君) まちづくり推進課長。
○まちづくり推進課長(齋藤俊一君) 全くそのとおりと考えております。しかしながら、パソコンも更新しなくてないのも事実です。ですから、一般財源であろうとこの財源であろうと、その機器を買うのはやはりどっちをとっても同じかなというふうに考えております。
○議長(村山一夫君) 9番佐藤長成君。
○9番(佐藤長成君) 51ページの畜産費で、これは畜産経営復興総合支援補助金、これは県の方から来ているそのままになっておりますけれども、具体的にどういう復興支援になるのかお知らせいただきたいと思います。
○議長(村山一夫君) 農林観光課長。
○農林観光課長(佐藤雄司君) 説明をさせていただきます。
議員さんおっしゃるように、歳入でも同額を、41ページで見込んでおるところでございますが、今回の震災に当たりまして、県の単独の補助制度を創設ということで、私の方で今回具体的な内容を申し上げますと、経営再建家畜導入支援対策事業、これについては、飼養している家畜が死亡した生産者が対象になる。もう一つ、畜舎等施設整備支援対策事業、これにつきましては、大震災によりまして畜舎等に被害を受けた生産者が対象になります。もう一つ、自給飼料生産基盤復旧支援事業ということで、大震災により自給飼料生産基盤が被害を受けた生産者が対象になるということで、それぞれの補助率は違うのでありますけれども、私の町で合計で17経営体がこの事業に手を挙げて、今申請をしているところでございます。
○議長(村山一夫君) 9番佐藤長成君。
○9番(佐藤長成君) 地震によっていろんな畜産、畜舎関係が被害に遭った、それも復興に使われるということですけれども、またもう一つ、後半になって福島の放射能の関係でもかなりの影響、肥育農家、それから酪農関係でもかなり風評被害といいますか、そういったものも出ているのも事実でありますので、そういった部分にも使われるものなのでしょうか。
○議長(村山一夫君) 農林観光課長。
○農林観光課長(佐藤雄司君) これにつきましては、主に風評被害等は対象にはなりません。施設の損傷ですとか、そのようなものが主な対象となっております。
○議長(村山一夫君) 9番佐藤長成君。
○9番(佐藤長成君) これは県の指導に従ったそういうメニューが決まっているんだろうと思いますけれども、そういう形で、今、放射能の関係でもかなり経営が厳しくなっているというようなものを聞いておりますので、今後そういった資金が来れば当然そういうものに十分活用していただければと思っております。
それからもう一つ、62ページなんですけれども、時間外手当の件なんですけれども、今回補正で全額で363万5,000円、各課にわたって増額になっているようでございます。特に、災害復旧ではかなりの増額になって、被害に遭っての職員さんは大変だなというような思いで、そんな思いでおります。この災害になっていろんな臨時雇用なども各課にわたって入っているように思われますけれども、そういった方々が入ってもまだ不足してこういう時間外が増えているのか、その辺の実情をお聞かせいただきたいと思います。
○議長(村山一夫君) 総務課長。
○総務課長(我妻 敦君) お答えいたします。
全く職員の分の時間外でございますが、やはり臨時雇用ということで今させていただいておりますが、その人たちについては、やはり職員からのいろんな指示によって整理したり、あとは事務の進行をしたりということでございまして、やはり職員がそういったいろんな計画を進めなければなかなかその雇用の人たちへの仕事も伝わっていかないという部分がありますので、全くそういったことで職員の分の時間外計上でございます。ということで、今回、必要分ということで計上させていただいたところでございます。
○議長(村山一夫君) 9番佐藤長成君。
○9番(佐藤長成君) 職員の方々、本当にご苦労さんだなという思いでおります。通常いろいろ時間が終わってから、それ以降に働く時間ですから、ある反面、職員一人一人のこういう時間外手当が増えるということは自分の負担もかかっていくというようなことも考えられますので、その辺の職員の健康面でいろいろ負担がかかるのではないかという思いもあります。その辺の管理の状況についてはどのようになっているのかお伺いしたいと思います。
○議長(村山一夫君) 総務課長。
○総務課長(我妻 敦君) お答えいたします。
本当に夜の退庁後の庁舎内を見ますと、全く各課におきまして夜遅くまでやっている課も相当見受けられます。それにつきましては、各課の課長のほうで、例えばきょうは超勤をしない日であるとか、そういった日をそれぞれちょっと声がけしていただきながら、なるべく早いうちに帰られる日は帰るというような態勢を今とっております。それでもなかなか追いつかない部分も相当あるのでございますが、極力健康面を重視しながら今勤務体制に当たっているところでございますので、今後もそれらに心がけてまいりたいと思っております。
○議長(村山一夫君) 9番佐藤長成君。
○9番(佐藤長成君) 健康管理については各課長さんがそれぞれ一人一人に声がけをしているということで、大事なことだと思いますし、今後、この震災の復旧、いろんなものに向けてまだまだこういった時間が増えるのかなと予想されますし、職員一人に余り負担のかからないような、そんな管理体制にしていただきたいものだなと、こう思っております。以上で終わりたいと思います。
○議長(村山一夫君) 5番水澤智孝君。
○5番(水澤智孝君) 1点だけ伺います。
38ページ、44ページに載っています町民タクシーについてなんですけれども、38ページには28万8,000円の補正減となっていて、44ページの委託料では12万円の追加になっていると、その辺のご説明をいただきますとともに、町長の行政報告にもありましたけれども、利用者数がそれほどないというような報告を受けました。あの七日原の地域の方々の長く強い要望活動を行ってきた経緯を見ますとそうでもないのかなと。何か原因があるのかなというふうにも考えるわけですけれども、結果として、地域住民が望んでいるような形態になっていないのでないかなというふうにも考えるわけですけれども、その辺の分析について、今2カ月たっただけですけれども、どのように分析されているのか伺いたいと思います。
○議長(村山一夫君) まちづくり推進課長。
○まちづくり推進課長(齋藤俊一君) お答えします。
最初の方の28万8,000円でございます。これは、最初は料金を払ってもらうものは歳入と見まして、それから出すものは委託料として出そうと思っていました。いろいろと委託業者に話している中で、やはりもらったものをまた納めるというふうな二重の手間でなくて、その金額から差し引いてうちの方の委託料を請求してもらうことが一番シンプルでよいのではないかということで、当初、1日1便当たり3人を見ていました。それで1日12人6カ月ということで28万8,000円をまるっきり減額させてもらいました。
それから、12万円の委託なんですけれども、これも行政報告で申し上げましたように、帰りの16時20分ですけれども、神の湯前から小学生が乗るわけですよ。当初、高齢者ということでしたが小学生が乗るということで、4人乗りのタクシーでは乗り切れないでジャンボタクシーをそのときは出す、7人、8人のときは出すということで、それが1便当たり3,000円でなくてプラス1,000円でジャンボタクシーを出してもらうということで4,000円だったものですから、この2カ月間を見て、帰りはやはり、16時20分はどっと小学生が乗るということで、今回補正させてもらったということです。
それから分析ですけれども、何が悪かったのだかということなんですけれども、これは最初始まるときに3カ月ぐらい過ぎたら、その実績をもとにまた地区の懇談会を開きまして、いろんなことを改善しながら継続していきたいということを言っていました。確かにその中に、一番最初の懇談会のときに、そんなに乗るかと言う人と、いや、これで足んねと言う人がやはりいました。4人乗りのタクシーになんか乗り切れねべと言う人もいたんですけれども、結果的には1便当たりにすると、トータルで2.2人というふうで、小学生も入れてですので、そんな結果になったというのはなぜかということを、時間帯もあることだし、ではどうするかということは懇談会を開いてみてどういう状況か、住民から要望があれば、可能なものは改善していきたいなというふうに思っております。
○議長(村山一夫君) 5番水澤智孝君。
○5番(水澤智孝君) 今、答弁のとおり、先般行われた議会報告会でも、ちょうど私、七日原を担当しまして、そのときにもいろいろと区長さんを筆頭にご意見をいただいたんですけれども、やはり自分たちが描いていたというか、望んでいたような形態にはやはりなっていないような感じで運行がされているようでございますので、3カ月をめどに、一度ぜひ懇談会を開いていただいて、そしていろいろと住民の声として用意があるというふうなことも住民の方々は言っていましたので、そこで改めて改善を図って、ぜひ有益なものにつなげていっていただければというふうに思います。
また、将来の地域交通を考えても、例えば将来的にバス路線がなくなってしまった場合、そういったときにこういった試験運行というのはいろいろとヒントにもなるというふうにも考えますので、ぜひこの試験運行の期間のときにさまざまなことを住民と意見を交わしながらいいものにしていっていただければというふうに思います。もう一度町長、答弁いただければと思います。
○議長(村山一夫君) 町長。
○町長(村上英人君) 全くそのとおりであります。
○議長(村山一夫君) ほかにございませんか。13番平間武美君。
○13番(平間武美君) 40ページの住宅応急修理事業県負担金ということで1,352万円ほど追加になっておりますが、これは半壊以上の応急修理ということで1軒につき52万円だったと思うんですが、応急ということで、私の記憶では今ごろ何でこれを追加するのかなと。もう締め切っているはずだと思うんですが、これはどういうことなんでしょうか。
○議長(村山一夫君) 建設課長。
○建設課長(佐藤則之君) 議員さんご指摘のとおり、申込期間につきましては10月の末でもって終了しております。これまでの申し込み経過でございますけれども、予算につきましては、当初20軒、そして追加で20軒分を認めていただきましたが、さらに今回26軒分を補正したわけでございますけれども、現在の申し込みは、最終的には66軒になってございます。そして支払いにつきましては、工事完了後に支払うというようなことでもありますので、最終的な申し込みの66軒分を今回予算の計上させていただいたというところでございます。以上でございます。
○議長(村山一夫君) 13番平間武美君。
○13番(平間武美君) そうしますと、半壊以上は最初の段階で66軒というのはわからなかったということなんですかね。応急のために52万円を出すというはずだったはずです、半壊以上。最初の段階で全部調べたときに半壊以上というのはわかっていたと、了解していたと町の方で思っていましたけれども、何で今ごろまた追加なのかなと。応急ではなくなるのではないのかなと。私が一般質問した住宅一部損壊の補助金とまた別なわけですよね、これ。何でこうやって遅れてまで、締め切ったのにまた66軒増えたんだと。どんどん何か増えていくような気もするんですけれども、どうなんでしょうね。
○議長(村山一夫君) 建設課長。
○建設課長(佐藤則之君) 先ほど説明したとおり、当初見込みで20軒といったような予算計上をさせていただきました。その後に申し込み者も増えているということで、さらに20軒の補正をさせていただきまして、40軒分の予算を現在確保しておるところでございます。ただし、最終的な申込期限を10月31日といたしまして、そこまでに申し込んでいるのが66軒分ございます。現段階で申込者に対する予算の不足が26軒ございますので、今回改めて26軒分の予算分を計上させていただいたというところでございます。以上でございます。
○議長(村山一夫君) 13番平間武美君。
○13番(平間武美君) といいますと、10月末でもう締め切ったと。はっきり言うと66軒、これ以上は増やさないということだと思うんですね。それで、その工期というのはいつまでなんですかね。
○議長(村山一夫君) 建設課長。
○建設課長(佐藤則之君) 工期につきましては、24年の3月31日まで工事完了をしたものというふうな原則でございます。それに対して52万円分の補助金を支払うといったような制度でございます。以上です。
○議長(村山一夫君) 13番平間武美君。
○13番(平間武美君) そうしますと、来年の3月31日まで工期が終わらないものには52万円払わないと、こういうことでよろしいんですか。66軒必ず払うということでもないと、そういうことですか。わかりました。
○議長(村山一夫君) ほかにございませんか。1番相原八男君。
○1番(相原八男君) 3月で地上波のいろいろなテレビがすっかり変わってしまうわけなんですけれども、歳入の方でページ42ですね。個別受信難視聴対策事業助成金として1,561万円歳入に入っております。しかし、歳出の方で、45ページで地デジの辺地施設整備事業補助金の409万5,000円の減額になっているんですね。これについて、もう完全に、例えばセットされていれば補助金は来ないはずなんですけれども、来ているのに減額されている内容についてお伺いしたいと思います。
○議長(村山一夫君) まちづくり推進課長。
○まちづくり推進課長(齋藤俊一君) お答えします。
これは名称が変わりました。42ページで1,560何万円ですけれども、この中で地区があるわけですけれども、終わったところは精算しているわけですよ。当初100万円というふうに予算をとったんですけれども、実際は80万円しかかからなかったというようなところを減額しておるところでございます。それから、雑入で今やっていますけれども、前は国庫の補助金だったわけでございます。名称も変わっております。
それから歳出の方では、終わったところにつきましては精算をしているということで409万円のマイナスということです。
○議長(村山一夫君) 1番相原八男君。
○1番(相原八男君) 説明によると、いろいろ請け差もあったような形というふうなとらえ方を私はしたんですけれども、そのような形でもいいのかなと。
それから、補助金の出す会社が変わったと、前にも説明を受けたときがありましたけれども、これに関して、この数字減額してありますけれども、それでは、本当に3月31日に全部アナログが終了するわけですけれども、十二分なのかどうか、その分をお伺いしたいと思います。
○議長(村山一夫君) まちづくり推進課長。
○まちづくり推進課長(齋藤俊一君) もう一回、説明が足りなかったんですけれども、39ページで1,800万円マイナスして、42ページで1,536万円プラスしていると。その差額がさっきのところです。
それから、3月31日までですけれども、共聴組合のほうは、今の段階で3月31日まではすべて完了するというふうな見込みでやっているところでございます。(「いいです」の声あり)
○議長(村山一夫君) ここで昼食のため休憩いたします。1時15分から再開いたします。
午前11時58分 休憩
午後 1時15分 再開
○議長(村山一夫君) 再開いたします。
休憩前に引き続き質疑を行います。質疑ありませんか。7番尾関定法君。
○7番(尾関定法君) 午前中の平間議員に関連するんですが、49ページの応急仮設住宅付帯設備設置工事費なんですが、先ほどの答弁ですと、3月31日までに完成しないと補助金は下りないと。違うんですか。別なんですか。すみません、間違えました。大変申しわけございません。
40ページの住宅応急修理事業県負担金ということで、この49ページの修繕料、災害救助費の需用費の修繕料だと思うんですが、そうですよね。この件で、先ほど午前中答弁をいただきましたが、3月31日までに終了しなければこの補助金は下りないということなんですが、実は議会報告会である大工さんからお話がありまして、どうしても3月11日からの地震とかそういうもので、今、材料とか、あと人手が非常に不足して、せっかく町のほうから52万円の助成の仕事をいただいたんですが、どうも3月31日までちょっと工事ができないという、議会報告会であったんですが、例えば3月31日までに工事が完成しなければこの52万円はもらえなくなって、まさか頼んだ人に52万円を請求するわけにもいかないので、これはあくまでも県の補助金でありますので、2月か3月の修繕状況を見て1カ月くらい補助金を配布するのを延ばせないか、県のほうと相談はできないものか、町長にお伺いをいたします。
○議長(村山一夫君) 建設課長。
○建設課長(佐藤則之君) お答えをしたいと思います。
49ページの民生費の災害救助費の修繕料1,352万円の件だと思います。これにつきましては、国の方で、被災した住宅が建物に不具合が生じたといったときに、いわゆる危険な状況とか、そういった状況の建物について、当面住むのに困らない程度の補修ということでございますので、応急的に台所のちょっとしたものとか玄関の入り口とか、屋根とか壁とかというところを応急的に修理さえすれば当面生活ができるといったような制度でございますので、前々から町民の方々に対しては、広報号外等において制度の趣旨を説明してまいりましたものですから、いわゆる全面的なリフォームとか、そういうものではないということで、あくまでも暫定的な補修状況、そういうものに係る費用として国から52万円の助成を出しましょうというようなものでございますので、これまで6カ月間、7カ月間ずっとこういうふうな制度がありますよというようなことでもありますので、県のほうとしましてもいつまでも、本当に応急的に直すものについてどこまでも引っ張れないだろうということでもありますので、10月31日でもって申し込みは終了して、最終的には終了期限、今言われる工事の完成期限を3月いっぱいにもってきましょうというふうなことでございます。ですから、議員さん、前回の議会報告会の中でどんな形で町民の方々とやり取りになっているか、ちょっと詳細までは把握しておりませんけれども、もしかしますと全面的な改装なり、そういうところをイメージされているのだとすれば、いわゆる応急修理制度の趣旨と若干異なっているのかなと、そんなふうな感じがしますので、本当にここを直せば生活ができるとか、台所の水道の部分を直せば生活ができるとか、そんな感じのものだというふうにご理解いただければなというふうに思っております。以上です。
○議長(村山一夫君) 7番尾関定法君。
○7番(尾関定法君) 今の説明で大体理解したんですが、報告会のほうで大工さんのお話を聞きますと、三つも四つも請け負って、そして、なおかつ震災以来、先ほどもお話ししましたけれども、材料不足、そして人手不足ということでなかなか3月31日まで工事が、修繕が完了できるのか非常に心配しておられたんです。ということは、やはり最初この制度を取り入れたときは、町のほうでも20軒くらいかなということで予定をしていたんですが、その後10月31日までに66軒、やはり増えていますので業者さんもそういう3月31日までにそれを仕上げるということは確かに不安な気持ちがあると思います。そこで、やはり町の方でも2月か3月くらいの修繕状況を見て何とか、もし間に合えばそういうあれはないんですが、そういう救済措置ですね、もし間に合わない場合そういう救済措置もひとつ県のほうと検討していただきたいなと、そう思います。もう一回、町長、答弁お願いします。
○議長(村山一夫君) 町長。
○町長(村上英人君) 私の町だけの独自のあれでないわけですから、国、それで県を通ってくるものでありますから、もう少し、皆さんというか、その該当する方々にきちんと理解できるような形で対処していきたいというふうに思っておりますのでよろしくお願いいたします。
○議長(村山一夫君) 7番尾関定法君。
○7番(尾関定法君) もう1点すみません、お願いします。
今回の補正予算で各課のあれの見ますと、子ども手当が補正減になっております。これはどういう算出でなったのかお聞きします。
○議長(村山一夫君) まちづくり推進課長。
○まちづくり推進課長(齋藤俊一君) 国会の方で子ども手当の変更がございました。何か後ろの方でやっていますけれども、残念ながらそういうふうな政策的なものでございますので、今回うちの方でも減額させてもらっているところでございます。
○議長(村山一夫君) 7番尾関定法君。
○7番(尾関定法君) 今そうでないかなと思ったんですが、余りにも各課において子ども手当が補正減になっておりますので質問してみたわけです。
これからも、午前中、職員の方の給料削減とかいろいろありますので、何ていいますか、大変だと思いますが、今後なるたけ子どもさんとか、家庭を育てる、教育もしなくてはなりませんので、余りそういう子どもの手当というのを削減しないようによろしくお願いします。終わります。
○議長(村山一夫君) ほかにありませんか。12番川村 仁君。
○12番(川村 仁君) 39ページです。農地災害復旧費国庫補助金、恐らく用排水路か畦畔等の事業なのかなと。これがどんな事業なのか。
また、51ページに土地境界確定測量業務委託とありますが、この辺も関連性があるのかどうなのかお伺いいたします。
○議長(村山一夫君) 農林観光課長。
○農林観光課長(佐藤雄司君) お答えいたします。
39ページの災害復旧事業費国庫補助金でございますが、これにつきましては、議員さん方にもご覧いただいた仲屋敷の田んぼのことでございます。国の査定が11月8日に終わりまして事業費が確定したことによって、今般、約8反歩でございますが、その事業費に係る経費を歳入歳出でそれぞれ見させていただいておるところでございます。
○議長(村山一夫君) 建設課長。
○建設課長(佐藤則之君) 農地費の方の委託料でございます。これにつきましては、東根の旧公民館から高速道路のボックスをくぐって光明社に抜けていくところ、旧立目場線でございますけれども、そこの付近で、平成14年ごろに町直営の方で道路を開設したところがございまして、延長的には65メートル程度なんですけれども、これについて、最近道路占用の関係で、この道路について水道管を入れたいといったようなことも発生したときに、分筆がなっていないというところが判明しておったものですから、これについて未処理のまま放置しておくわけにはいかないということで、今回改めて土地の測量の委託料を計上させてもらったものでございます。以上です。
○議長(村山一夫君) 12番川村 仁君。
○12番(川村 仁君) 境界測量の方は了解いたしました。
それで、この仲屋敷の方、課長、恐らく朝夕通っていますと、今工事やっておりますので、大分、きのうもユンボ3台、ブルドーザー1台、クローラダンプ1台と、住民の方大分、実費で頑張っているようなんですが、今回の8,000平米ですか、8反歩におきましては上のほうの側溝なり、そういった部分なのかなと。何か今やっている方々への、課長からの知恵袋がひとつないのかなと。知恵袋のほうをひとつありましたらお願いいたします。
○議長(村山一夫君) 農林観光課長。
○農林観光課長(佐藤雄司君) 議員さんご案内のとおり、私の自宅と約10メートルくらいの距離で毎日農家の方が重機を借り上げて自分で直しておるのが現状でございます。今回予算化させていただいたものは、あのあたりで約17軒の土地所有者がおって、その方々と何度も何度も会合を重ねていろんな提案をさせていただいた結果、自己負担もあるということも含めて、土地の形状等のいろんな課題があって、最終的には、議員さんお見込みのとおりの上のほうというか、北側の約8反歩にやろうということで決定をしました。その後、いろいろいろんな方からお話はちょうだいするんですが、震災直後にご自身で努力されて改修した方もおれば、今日まで放置をされて来年度の作付に向けて準備をされる方等々もあるものですから、補助の対象になれば、当然町の経費の中で2分の1以内の範囲で助成をしますよということで5月の会議にのせさせていただいた経過がございます。最終的には8反歩ということになってしまいましたが、私も毎日朝に夕に非常に気にはしておりますが、なかなか特効薬といいますか、いろんな不公平感が出てくる可能性も相当にありますので、その辺でなかなかうまい妙案は浮かばないというのが正直なところでございます。
○議長(村山一夫君) 12番川村 仁君。
○12番(川村 仁君) 課長の本当に目の前で今結構やっているものですので、境界のほうもその関連で境界のほうの委託もあったのかなと。あの場所はいろいろな掘削等がありまして、原型、国調と違う形になっているのも十分把握しているところでございますが、何せあのように住民の方がせっせに汗だくになって頑張っているということで、課長の地元だということもありますし、あと地元懇談会のときにも、なかなか町には一銭もないので町の懇談会の公民会費もないんだというような町のほうからの意見もありましたので、その辺何とかいい知恵袋をいただきながら、住民の負担軽減のほうをなるべく県・国のほうの補助対象がありましたら、ぜひお願いをいたしまして質問を終わります。
○議長(村山一夫君) ほかにございませんか。14番馬場勝彦君。
○14番(馬場勝彦君) 2点ほど質問させていただきたいと思います。
まず1点目が、職員の人件費の問題なんですが、今回の補正予算の中で、まず48ページの保育所費の中で職員275万円ほど減になっております。それから、教育関係ですか、教育費の中の幼稚園管理費の中で、ここでも職員給料が300万円、そして次の57ページにいくと社会教育、これも職員給与196万円の補正減となっています。これだけの給料が減されるという、まず内容等について、なぜここにきて、12月にきてこれほど職員の給与が大幅に減額しなければならなくなったのかというのをまず1点先にお伺いしておきたいと思います。
○議長(村山一夫君) 総務課長。
○総務課長(我妻 敦君) お答えいたします。
こちらの減額につきましては、職員の中で、女性職員でございますが、育児休業を取得している職員がおりまして、その職員に対する給与の減額分でございますのでご理解を賜りたいと思います。
○議長(村山一夫君) 14番馬場勝彦君。
○14番(馬場勝彦君) 育児休業ということで、それはわかるんですが、これの中で保育所、児童館の職員になると思うんですが、育児休業を取るということは代替の臨職等を通常でしたら採用されると我々認識するんですが、そういう方の人件費というのはここにのってこないということは、今必要とする職員が1人欠けてしまうのかという判断をしてしまうのですが、その辺についてもう少し詳しく説明をしていただきたいなと。
○議長(村山一夫君) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(山岸利男君) お答えいたします。
育児休暇につきましては、昨年度から保育所職員がもう育児休暇を取るということがわかっておりましたので、新年度の予算要求の段階で、その分については臨時職員の補充を当初予定しておりましたので、それで現在子どもたちの預かりには支障のないようにやっております。以上でございます。
○議長(村山一夫君) 教育総務課長。
○教育総務課長(高野正人君) お答えします。
2名育休を取っている職員がおりますけれども、1名分につきましては当初予算から計上しております。もう1名分につきましては、9月補正で補正をお認めいただいて執行しているところでございます。
○議長(村山一夫君) 14番馬場勝彦君。
○14番(馬場勝彦君) 説明でわかったんですが、保健福祉課長の説明ですと、若干これはおかしいですよね。昨年の段階で育休を取っているのだったら12月でなくなるのではないですか、これ。もっと先に当初できっちりした職員給与というのは出てきてもおかしくないわけでしょう。昨年のうちに出ていると今説明がありましたよね。本来だったら、当初で入っていたのであれば、その段階できちっと予算化上げてくるのが当たり前だと思っておりますが、その辺はまだ育休なので、それは権利ですのでいいんですが。
では、次に移らさせていただいて、もう1点。
54ページの消防費の中の常備消防費、この中で工事請負費蔵王出張所庁舎用地造成工事費800万円補正減ということになってきているんですが、これは確か22年度からかかわってきた事業だったという記憶をしているんですが、なぜここにきてこういう減になってきているのか、その経過等について説明をいただきたいなと。
○議長(村山一夫君) 防災専門監。
○防災専門監(小島一利君) ただいまのご質問でございますが、この工事費につきましては、23年度当初予算ということで計上したものでございます。22年度におきましては、用地買収補償費及び登記委託料の予算ということでお認めをいただいたものでございます。
また、本件につきましては行政報告の中でも町長が申し上げましたとおり、23年度当初予算で可決をいただいたものでございまして、水道分岐工事及び土地の造成工事費が内容でございます。この箇所につきましては本年の1月に建設箇所、谷地地内ということでお認めをいただくと同時に予算措置をいただいたものでございます。23年度におきまして、当初は23年度中にこの事業を完了いたしまして、後期のほうにその用地の引き渡しという予定でございましたが、議員ご承知のとおり、あの箇所で埋蔵文化財の発掘調査を今現在行っております。その発掘量が当初見込みよりも多いことなどから、今年中の埋蔵文化財の発掘調査が終了できる見込みがなくなったということで、当初計上いたしました工事費につきましては一たん補正減とさせていただいて、新年度に改めて再計上させていただきたいということの内容でございますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。
○議長(村山一夫君) 14番馬場勝彦君。
○14番(馬場勝彦君) 経過状況等はある程度わかります。でも、もともとこれは、専門監、当初は22年度で本来だったら用地をすべて完了し、広域の方で23年度にこの建物の移転というのが本来の計画だったと記憶しております。確かに、23年1月の段階で用地の変更と我々議会も議決をしました。そのときの説明では、23年度内に広域のほうにはどうにかこうにかなると。今の状況では23年度内ぎりぎりあたりにこの消防署の出張所の完成も可能性があるということだったと。それから遺跡調査をし、現実に遺跡調査がいまだに終了していない状況である。これは状況が変わってくるのはわかるんですけれども、単に蔵王町だけの問題ではなくなってしまうんですよね、これ。広域行政事務組合、町長は理事をやっているから重々知っていると思うんですが、この消防署の出張所の移転というのは計画されているんですね、きちんと。蔵王町が終われば、次に川崎町がきて、その次に丸森町という計画どおり進んでいかないと、やはり広域関係におきましては、いろいろな事業においてはかなり長期スパンで計画を組みながら、それは理事会できちんと承認をされ、議会で議決を進めながら進んできている事業であります。やはり、単にこうなったから延ばしますんですよというだけで簡単に処理できる問題ではないんですね、実際。ここで減するということは、23年度中にこの用地を引き渡すことはもうできないということですね。24年度にならないとわからないと。今の段階で、では24年度のいつごろをめどに用地引き渡しというか、広域のほうに渡せるのか、その検討とかと、今後の進む計画というのはもうある程度わかっているんですか。その辺について再度答弁をいただきたいなと思います。
○議長(村山一夫君) 町長。
○町長(村上英人君) 遅れた理由等々については小島専門監の方からお話をさせていただいたわけでありますが、本来であればこの12月に遺跡調査が終わる計画であったわけでありますが、大分層が二重の層になっていて、下にもまだ遺跡が出てきているということで倍の日数がかかってしまうという、私も担当部局と大分やったんですが、やりましたんですが、そんなことで来年の10月までかかるというんですね。それではだめだということで計画をやり直しさせながら来年の7月までなるということで、その旨を今度、副町長、そしてあと総務課長、小島専門監と3人で広域の方の助役、またあと消防指令長と会っていただきながら、そして今後の話合い、今後の計画、スケジュールを会ってそういう説明をさせていただいて、広域としても了解をいただきながら、今回こういったことで一回予算を落として、そして新年度で新たに組み直すというような形にさせていただいたところでありますのでご理解賜りたいというふうに思っております。
○議長(村山一夫君) 14番馬場勝彦君。
○14番(馬場勝彦君) 確かに遺跡というのはやっかいだというのは重々私もわかっております。ましてや蔵王町、特に旧円田村関係の土地においてはほとんど赤丸以外がないというくらいの図面が出ています。逆に言えば、それだけ遺跡が出る可能性があるということになっている中で、確かに我々議会も議決はしましたけれども、やはり用地選定という部分、これをもう一度きちっと考え直さなければ、今後このような事業を進める上において、議決をし、また遺跡が出ました、はい、2年、3年また延ばしましたというのでは、何のためにきちっと計画を組んで町をつくっていくのかということに疑問を抱かなければならなくなってしまいます。
今回こうやってのりかかっていますのでもうやめることもできないでしょうけれども、やはり今町長が言った7月という、大体目安として完了させるという考えがあるならば、それはこちらもある程度受け入れなければならないのかなと思っておりますが、やはりこの進め方というものをもっと考えなければならないと思います。今回、補正にのっていませんからいずれのってくると思いますが、この遺跡調査費も莫大な経費になっていくのではないかと。これは実際ここにのったときの我々議会からの質疑になると思いますので、やはりそういう部分も考慮しながら事業をうまく進めていかないと、まずまずいなと思っております。
それから町長、広域関係者と話しされていても、我々、私も立場で広域の議会におりますが、議会の方ではこの事業変更に対してまだ説明をいただいておりませんので、どういう議会の中で話が出てくるかはちょっと不明ですが、やはりこういう事業に関してはしっかりした体制をもって取り組まないとこういう問題が出てくると思いますので、町長、その辺、今後に向けてしっかりした考え方をいただきたいなと思っております。
○議長(村山一夫君) 町長。
○町長(村上英人君) しっかりした考え方をしてこういう結果で少しでも早くさせるようにしたわけでありますが、蔵王町が特に県道沿い、県道白石上山線でありますが、特に蔵王の役場周辺、だけれども遺跡があるから逃げたらまちおこしにならないんですね。ですから、行政はある程度の犠牲はしようがないだろうと。それとあと、今後の遺跡の方のあれに当たっても県のほうにも、またうちの方とも話をしなくてはないわけでありますが、三内丸山みたいな立派なものができるならいいですよ。こんなことを私、この場で言うのもおかしいんですが、本当にその内容等である程度の英断をそういう担当部局ができないのかということも実は私も思っています。そうでなければ本当に開発できないです。スーパーだって、何だって企業が来なくなりますよ、今の全部遺跡で丸になっているわけですから。ですから、その辺のあれというのも、今後その辺も勉強しながらやっていかなければいけないと思っていますし、それと、やはり広域に当たっても、ぜひひとつ広域の議員さんでもありますし、ぜひひとつご理解をいただきながら、それと今、広域とはいい方法を見出しながら、今、実は広域のほうに話を、広域でもいい状況をつくりながら進んでいるところでもありますのでご理解いただきたいなと。ただ、今はっきりしたのがもう少し、ちょっと補助事業絡みも見出しながらやっていきたいと向こうの話でもありますから、広域としてはプラス思考で考えられるのかなというふうに思っています。
今後、まずこの遺跡の問題をどうにかして考えていかなければいけないなというふうに思っています。よろしくご理解いただきたいと思います。
○議長(村山一夫君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)ほかに質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて、討論に入ります。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。
これより直ちに採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村山一夫君) ご異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。
日程第11 議案第91号 平成23年度蔵王町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
○議長(村山一夫君) 日程第11、議案第91号平成23年度蔵王町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
○町長(村上英人君) ただいま上程されました議案第91号「平成23年度蔵王町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)」について、提案の理由をご説明申し上げます。
本案は、既定の予算の総額に、歳入歳出それぞれ823万1,000円を追加し、予算の総額を13億8,970万円にしようとするものであります。
その主な内容は、歳入において、国庫支出金374万4,000円、一般会計繰入金292万7,000円、基金繰入金1,000万円を追加し、国民健康保険税280万5,000円、療養給付費等交付金561万5,000円を減額しようとするものであります。
歳出においては、保険給付費180万円、諸支出金1,388万5,000円を追加し、予備費745万4,000円を減額しようとするものであります。
なお、詳細につきましては、ご質疑により主管課長に説明させますので、慎重ご審議の上、原案どおり可決決定くださいますよう、よろしくお願いを申し上げます。
○議長(村山一夫君) 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。6番大沼昌昭君。
○6番(大沼昌昭君) 一つだけお聞きしたいんですが、67ページの国庫支出金という中で、災害臨時特例補助金ということで374万円ほど出ておりますが、これはどのような形でどのようなところに使用したのかお伺いしたいと思います。
○議長(村山一夫君) 町民税務課長。
○町民税務課長(村上重吉君) ただいまのご質問にお答えいたします。
災害特例補助金ということで国庫支出金374万4,000円ということで、歳入ということで今回は震災絡みでこれが補助金ということで、医療費、病院等々にかかった分の減免等々された分についての国からの特例補助金ということで来たものでございます。
○議長(村山一夫君) 6番大沼昌昭君。
○6番(大沼昌昭君) 今の病院の減免によるというような話でしたが、これは町のいわゆる病院というふうなことでいいんですか。これに対してどのような具体的な形の使われ方をしたのか、もしよければお聞かせ願いたいと思います。
○議長(村山一夫君) 町民税務課長。
○町民税務課長(村上重吉君) 今回の災害によりまして、半壊以上等々で被害のあった方々、この方々が病院等に行きまして窓口で支払う分等々ということで減免になった部分についての今回の国からの特例補助金ということでございます。
○議長(村山一夫君) 6番大沼昌昭君。
○6番(大沼昌昭君) 今の説明で大体わかりましたが、ちょっと、これは災害に遭った方が町の病院にかかった経費の分を補助したということで理解していいんですか。
○議長(村山一夫君) 町民税務課長。
○町民税務課長(村上重吉君) これは蔵王町の病院でかかったのではなくて、あらゆる病院に、国保の保険者が病院でかかったときに窓口で支払った部分が減免になった部分、それについての今回の補助金ということでございますのでよろしくお願いします。(「わかりました」の声あり)
○議長(村山一夫君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)ほかに質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて、討論に入ります。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。
これより直ちに採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村山一夫君) ご異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。
日程第12 議案第92号 平成23年度蔵王町公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)
○議長(村山一夫君) 日程第12、議案第92号平成23年度蔵王町公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
○町長(村上英人君) ただいま上程されました議案第92号「平成23年度蔵王町公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)」について、提案の理由をご説明申し上げます。
本案は、既定の予算の総額から、歳入歳出それぞれ7万7,000円を減額し、予算の総額を7億7,530万1,000円にしようとするものであります。
その内容は、歳入において、町債750万円を追加し、一般会計繰入金757万7,000円を減額しようとするものであります。
歳出においては、給与改定等に伴い、災害復旧費1万円を追加し、下水道事業費3万5,000円、予備費5万2,000円を減額しようとするものであります。
次に、地方債補正については、1件の地方債を追加しようとするものであります。
なお、詳細につきましては、ご質疑により主管課長に説明させますので、慎重ご審議の上、原案どおり可決決定くださいますよう、よろしくお願いいたします。
○議長(村山一夫君) 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて、討論に入ります。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。
これより直ちに採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村山一夫君) ご異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。
日程第13 議案第93号 平成23年度蔵王町介護保険特別会計補正予算(第3号)
○議長(村山一夫君) 日程第13、議案第93号平成23年度蔵王町介護保険特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
○町長(村上英人君) ただいま上程されました議案第93号「平成23年度蔵王町介護保険特別会計補正予算(第3号)」について、提案の理由をご説明申し上げます。
本案は、既定の予算の総額に、歳入歳出それぞれ3,983万円を追加し、予算の総額を8億5,379万9,000円にしようとするものであります。
その主な内容は、歳入において、国庫支出金1,166万5,000円、支払基金交付金1,418万円、県支出金590万7,000円及び一般会計繰入金807万8,000円を追加しようとするものであります。
歳出においては、保険給付費4,850万円を追加し、地域支援事業費123万4,000円、予備費985万5,000円を減額しようとするものであります。
なお、詳細につきましては、ご質疑により主管課長に説明させますので、慎重ご審議の上、原案どおり可決決定くださいますよう、よろしくお願いいたします。
○議長(村山一夫君) 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。8番松ア良一君。
○8番(松ア良一君) 84ページの保険給付ですね、大変高い伸びを示しているなと、このように思うんですけれども、今回どうした事情、背景があってこのような伸びになっているのか、その辺についてお伺いしたいと思います。
○議長(村山一夫君) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(山岸利男君) お答えいたします。
今回非常に伸びております。居宅サービス関係ですと1,165人ぐらいの方が1,200人ほどになっています。総体的に見ますと、やはり震災の影響が出てきているのではないかなと思って私の方では見ております。以上でございます。
○議長(村山一夫君) 8番松ア良一君。
○8番(松ア良一君) 今、答弁にあったとおり、震災の影響もあったと。あるいは、この居宅介護サービスについては、これまでともそういうサービスの中では特に高齢者等のいろんなそういうサービスの部分が増えているのかなというふうには思いますけれども、こうした観点から言って、来年度いろんな改正もございますけれども、今の現状のいわゆる財調関係もかなりありますけれども、いろんな形で介護保険料のそうした値上げにつながらないのかな、こういう部分もございますけれども、その辺についてお伺いしたいと思います。
○議長(村山一夫君) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(山岸利男君) お答えいたします。
現在第5期の分、24年から26年までの介護保険料の算定に入っております。ただ、現在国の方から今回このような内容で変更がありますというものがまだ届いておりません。本来ですと、もうとっくに届いてもいい時期なんですが、現在それについてはまだ町の方には全然下りてきておりません。ただ、いろいろ新聞その他を見ていきますと値上げになる方向には動いているようでございます。
ですから、総体的に財調も基金もございますので、ある程度そっちの方の取り崩し、その他も考えながら計画を組まざるを得ないのではないかなと思って考えております。以上でございます。
○議長(村山一夫君) 8番松ア良一君。
○8番(松ア良一君) 大変社会情勢も震災後大きく変わってきておりますので、大変納める被
保険者にとっても大変なのかなと。こういう状況の中でございますので、介護保険制度も来年から24時間態勢をとれるところはとれるような、そういった方向も流れが出てきているようでございますけれども、ただ、我が町にとってはそうしたこともなかなか難しいのかなというふうには考えてございますけれども、あわせて、そうした被保険者に対する負担が軽減できるような、重くならないような方向でぜひその辺はご検討いただければなと、このように思います。終わります。
○議長(村山一夫君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)ほかに質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて、討論に入ります。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。
これより直ちに採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村山一夫君) ご異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。
日程第14 議案第94号 平成23年度蔵王町国民健康保険蔵王病院事業会計補正予算(第3号)
○議長(村山一夫君) 日程第14、議案第94号平成23年度蔵王町国民健康保険蔵王病院事業会計補正予算(第3号)を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
○町長(村上英人君) ただいま上程されました議案第94号「平成23年度蔵王町国民健康保険蔵王病院事業会計補正予算(第3号)」について、提案の理由をご説明申し上げます。
本案は、予算第3条の収益的支出において、医業費用1万4,000円を減額し、予算の総額を4億3,820万9,000円にしようとするものであります。
その主な内容は、給与改定等により、給与費を1万4,000円減額するものであります。
なお、詳細につきましては、ご質疑により事務長に答弁させますので、慎重にご審議の上、原案どおり可決決定くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(村山一夫君) 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて、討論に入ります。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。
これより直ちに採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村山一夫君) ご異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。
日程第15 議案第95号 平成23年度蔵王町水道事業会計補正予算(第4号)
○議長(村山一夫君) 日程第15、議案第95号平成23年度蔵王町水道事業会計補正予算(第4号)を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
○町長(村上英人君) ただいま上程されました議案第95号「平成23年度蔵王町水道事業会計補正予算(第4号)」について、提案の理由をご説明申し上げます。
本案は、収益的支出において、既定の予算に上水道事業費用385万2,000円を追加し、予算の総額を3億5,247万7,000円に、簡易水道事業費用46万8,000円を減額し、予算の総額を1億6,578万5,000円にしようとするものであります。
資本的支出においては、既定の予算額から上水道事業資本的支出925万円を減額し、予算の総額を1億881万8,000円に、簡易水道事業資本的支出240万円を減額し、予算の総額を7,027万1,000円にしようとするものであります。
なお、詳細につきましては、ご質疑により主管課長に答弁させますので、慎重にご審議の上、原案どおり可決決定くださいますよう、よろしくお願いいたします。
○議長(村山一夫君) 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。6番大沼昌昭君。
○6番(大沼昌昭君) 92ページの仙南仙塩広域水道の受水費が260万円ほど追加というふうなことになっておりますが、前の説明ですと、この受水費が安くなったというふうなことをちょっとお聞きしたような気がするんですが、なぜこのような形で追加になったのかお伺いしたいと思います。
○議長(村山一夫君) 上下水道課長。
○上下水道課長(我妻 一君) お答えいたします。
受水費につきましては、この夏の需要増によりまして年間の使用料のおよそ2%近くが不足する事態となりましたので、今回予算計上をさせていただいたところであります。
料金等について、値下げされたのにということでございますが、前年度の予算額に対しまして、恐れ入ります、21年度の予算に対しまして22年度の予算でおよそ1,400万円ほど受水費の方は当初予算で計上が下げられております。平成23年度につきましても、22年度と同額の1億3,800万円の予算額を計上しておるところであります。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(村山一夫君) 6番大沼昌昭君。
○6番(大沼昌昭君) ちょっとざらざらっと数字を並べられたので、ちょっと私は理解できなかったんですが、2%の利用が上がるのでこれだけの追加になったというふうに理解してよろしいんですか。
○議長(村山一夫君) 上下水道課長。
○上下水道課長(我妻 一君) 基本的には、仙広水の受水に当たって契約水量で毎月、その水量の中でお支払いしているところでありますが、その契約水量、1日に3,700トンの水でどうしても足りない日が何日かございましたので、その際の増量分について今回補正をお願いしているところであります。よろしくお願いいたします。
○議長(村山一夫君) 大沼昌昭君。
○6番(大沼昌昭君) 半分ぐらいしか理解できませんでした。ちょっと……もっと簡単に説明していただきたいんですが。
○議長(村山一夫君) 上下水道課長。
○上下水道課長(我妻 一君) 私どもは、仙南広域水道と年間最大の給水量につきまして135万4,200トンをいただくということでやっております。1日の最大給水量でありますが3,700トン、これは基本的な水量の平成32年度までの最終的な契約水量4,500トンに私どもが今現在使用している水量がそこまで至らない部分で3,700トンということで契約をして進めているところですが、その水量を超えて受水する場合には仙南広域水道の方にその増水に係る理由、そういったものでもって1日の給水量を増やしていただくことになります。ことしの夏、やはり猛暑の影響もございまして、そういった日が何日間か続きましたものですから、当初の予算額どおりにいきませんもので、今回、全体額としては年間で使う使用水量の2%部分に当たる部分を増額させていただきたいということであります。よろしくお願いいたします。
○議長(村山一夫君) 6番大沼昌昭君。
○6番(大沼昌昭君) 私の頭の中では、契約量よりも多く使うような部分になったのでこのような形の追加になったということに理解してよろしいんですか。
それから、もう一つお願いしたいと思います。95ページの工事請負費なんですが、925万円ほど減額というふうなことで老朽管更新ということになっていますが、これは震災のために予定した工事事業が中止になったのか、その辺のところをちょっとお願いしたいと思います。
○議長(村山一夫君) 上下水道課長。
○上下水道課長(我妻 一君) 今回の925万円の減額でありますが、議員ご指摘のとおり、震災により、永野山ノ入平沢線の水道工事でございますが、建設工事が延びてしまいましたことによりまして、今回この金額を下させていただきまして、改めまして平成24年度当初に再計上させていただきたいというふうに考えております。どうぞよろしくお願いいたします。
それから、先ほど最後の方にありました、契約水量よりも増えたから増額ということでご理解いただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(村山一夫君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)ほかに質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて、討論に入ります。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。
これより直ちに採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村山一夫君) ご異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。
これをもって、本会議に付議された案件の審議は全部終了いたしました。
○議長(村山一夫君) 今回の議会に対しての休会に当たり、ごあいさつを申し上げます。
9日から13日までの5日間のいろんな災害に対しての議案が多かったのかなと思うところでございます。そしてまた、この議会が終了しても広報広聴委員会などはまだありますので、正月休みとまた違っておりますから、それはまた別としまして、1月4日までの間、この間にも皆様方の議員活動として、議会活動ではなく議員活動としての活動をしていただきながら、立候補される方が全員当選されるような運動もしていただければなと思いながら、休会に対してのごあいさつを申し上げながら、この休会に入りたいと思います。
次に、町長からあいさつがあります。町長。
○町長(村上英人君) 御礼のごあいさつを述べさせていただきます。
5日間にわたりまして、13件の議案審議賜り、またご同意、可決をいただきましたこと、感謝と御礼を申し上げる次第であります。本当にありがとうございます。
また、5人の方々から一般質問をいただいたわけでありますが、真摯に受けとめながら、よく内容を精査しながら、すぐにやれるものはすぐに結果を出して実行してまいりたいというふうに思っているところであります。
それと、12月も半ばに入りまして、1年の経過も矢のごとしのように早く感じて、早いもので本年の1年が終わろうとするところであります。
今回、大震災の復旧をはじめ放射能の関係もまだまだ対策をしていかなければいけない状況でありますが、また、先ほど橋本国会議員が、国の国会が終わってちょうどあいさつを回ったところでごあいさつができなかったんですね。そうしたら、すぐにちょっと議会をやっているので10分ぐらいのぞいていってくださいと言ったら素直なのでのぞいてくれたわけでありますが、そういったわけで、私のところに来たのも、実は私の方でお願いしておりましのが、全国で100台でありますが、これも議長会の方でもだいぶ頑張っていただいたわけでありますが、この第3次の中で今回野菜だとか、そういった食品の放射能の食品検査の機器を全国に100台でありますが、その中に蔵王町をぜひひとつお願いしたいということでお願いをしておったところであります。そういったこともありまして、先ほどそんなことで寄っていったわけでありますが、また強くお願いをしておりましたので、来年1月ぐらいには入ってくるのかどうかなというふうに思っているところであります。そのように、放射能に対しましてもしっかりと対応しながら、そして町民の安全・安心に対応してまいりたいというふうに思っているところであります。
今議会で議員の皆さんの定数が改選期から15名ということになりますが、どうか皆さん、2月の改選に向けて、ぜひひとつ全員の皆さんのご当選を望んで、またいろいろとご提案をいただきたいというふうに思っているところであります。
最後になりますが、これから寒さがなお厳しくなってまいりますので、どうか体をご自愛賜りますことをお願い申し上げながら御礼のごあいさつにかえさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(村山一夫君) ここで、私から念のため申し述べておきます。
明日12月14日から28日までの間は休会となっており、28日閉会宣言をしなくとも28日を過ぎれば、議会は自然閉会となりますのでご承知おき願いたいと思います。
本日はこれをもって散会いたします。
大変ご苦労さまでございました。
午後2時18分 散会