平成2年蔵王町議会定例会4月会議

                                           

平成2月1日(曜日)

                                           

    出席議員(1名)

    1番  相 原 八 男  君       2番  外 門   清  君

    5番  水 澤 智 孝  君       6番  大 沼 昌 昭  君

    7番  尾 関 定 法  君       8番  松 ア 良 一  君

    9番  佐 藤 長 成  君      10番  高 橋 好 夫  君

   11番  村 上 輝 雄  君      12番  川 村   仁  君

   13番  平 間 武 美  君      14番  馬 場 勝 彦  君

   15番  鈴 木 設 雄  君      16番  福 地 敏 明  君

    17番  村 山 一 夫  君

                                           

  欠席議員(なし)

                                           

     説明のため出席した者

町長

 

村 上 英 人  君

副町長

 

小 熊 久 男  君

会計管理者

会計課長

 

大 沼 芳 国  君

総務課長

 

我 妻   敦  君

防災専門監

 

小 島 一 利  君

まちづくり推進課長

 

齋 藤 俊 一  君

町民税務課長

 

村 上 重 吉  君

環境保全専門監

 

岩 渕   明  君

保健福祉課長

 

山 岸 利 男  君

農林観光課長

農委事務局長

 

佐 藤 雄 司  君

建設課長

 

佐 藤 則 之  君

上下水道課長

 

我 妻   一  君

病院事務長

 

山 家 義 春  君

教育長

 

佐 藤 茂 廣  君

教育総務課長

 

高 野 正 人  君

生涯学習課長

 

菅 野 和 茂  君

                                           

    事務局職員出席者

事務局長

 

齋 藤 英 之  君

書記

 

村 上 惠 造  君

                                           

    議事日程 第

 

平成2月1日(曜日)    午前10時00分 開議

 

日程第1 会議録署名議員の指名

 

日程第2 会議日程の決定

 

日程第3 諸般の報告

 

日程第4 専決処分の報告について

 

日程第5 議案第40号 平成23年度蔵王町一般会計補正予算(第1号)

 

日程第6 議案第41号 平成23年度蔵王町公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)

 

日程第7 議案第42号 平成23年度蔵王町国民健康保険蔵王病院事業会計補正予算(第1号)

 

日程第8 議案第43号 平成23年度蔵王町水道事業会計補正予算(第1号)

 

                                           

     本日の会議に付した事件

議事日程のとおり


     午前10時00分  開議

○議長(村山一夫君) 皆さん、おはようございます。

  議会を招集しましたところ、全員が参加していただいて審議されることに対して感謝を申し上げるところでございます。

  気候もめっきり春らしくなったこのきょうこのごろではございますが、東日本大震災のためいまだ行方不明の方も多々多くあるようでございます。そしてまた、福島原発、この影響によって自治体総体的にこの福島県の20キロ範囲、その中が移動しなくてならないという、そういう時期であろうかと思っているところでございます。

  それにつけても、本当にこの放射能風評被害が我が町にも及ばないとは限りませんし、またIAEAの方では最大がレベル8だが、もうレベル7に指定するというようなことでもあります。そういうものからいきますと、チェルノブイリ発電、あそこの爆発事故でレベル7だったと、大体対等な、こういうもので対等になるということは本当に情けない話ではないのかなと。そういうものに対しての日本での危機管理、本当にこれができていたのかというようなこともあります。そういうものについても本当に皆様方とこれからいろんなふうに話し合いをしていかなければならない、そしてまた議会もしっかりしていかなければならない、そういうものであろうなと私は思うものであります。

  きょうの案件は補正予算が4件ほど出ています。それにつけても慎重審議されますようご期待を申し上げ、開会のごあいさつといたします。

  本日4月12日は休会の日ですが、議事の都合により、特に平成23年蔵王町議会定例会4月会議を再開いたします。

  これから、本日の会議を開きます。

  ただいまの出席議員は15名であります。定足数に達しておりますから、議会は成立いたしました。

  本日の議事日程は、お手元に印刷配付のとおりであります。日程に従い議事を進めます。

                                           

     日程第1 会議録署名議員の指名

○議長(村山一夫君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

  本日の会議録署名議員は、会議規則第118条の規定により、16番福地敏明君、1番相原八男君を指名いたします。

                                           

     日程第2 会議日程の決定

○議長(村山一夫君) 日程第2、定例会4月会議の日程を議題としたします。

お諮りいたします。定例会4月会議の日程につきましては、別途お手元に配付のとおり、議案等の審議の関係上、本日1日間としたいと思いますが、これにご異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(村山一夫君) ご異議ありませんので、今定例会4月会議は本日1日間とすることに決しました。

                                           

     日程第3 諸般の報告

○議長(村山一夫君) 日程第3、諸般の報告をいたします。

  本定例会4月会議に町長から議案として議案第40号から議案第43号までの4件が提出され、これを受理しておりますので、お手元に配付のとおりであります。

次に、町長から専決処分の報告がありましたので、お手元に配付のとおりであります。

次に、定例会4月会議に説明員として出席を求めた者の職・氏名については一覧表としてお手元に配付のとおりであります。

次に、町長からあいさつの申し出がありますのでこれを許します。町長。

    〔町長 村上英人君 登壇〕

○町長(村上英人君) 皆さん、おはようございます。

定例会の4月会議の開会に当たりまして一言ごあいさつを申し上げさせていただきます。

東日本大震災から一月がたちました。県内各地でいろいろと再開に向けての準備を進めるなど、復興に向けての明るい動きが少しずつ出始めているところであります。

警察署まとめでは、宮城県での死者は11日、きのう現在でありますが8,017人、行方不明者は6,387人でありまして、5万3,412名が依然として避難生活を強いられている、大変心が痛むところであります。

本町においては、幸いにも人的被害はありませんでしたが、道路、下水道施設の損壊などがあり、町民生活にご不便をおかけしているところであり、復旧に向けて今懸命に取り組んでいるところであります。特に4月7日でありますが、5.6の余震がありまして、また昨日は蔵王町で4.8の震度があったわけであります。このように、毎日余震が続いており、まだまだ安心できるような状況ではありませんが、強い余震の都度、町内見回りを実施し被害状況確認を続けているところであります。

また、山元町と亘理町でありますが、仙南7町で、特に山元町はこの蔵王町から延べ60人の派遣をしながらこの被災地のお手伝いに、先月の3月28日まで延べ60人、町の職員を派遣したところであります。現在、亘理町においては月曜日から金曜日まででありますが、仙南柴田町を除いた6町でありますが、3人ずつ今派遣をしているところであります。そして今、亘理町の公共施設の流木、また後片付けをしているところであります。なぜ柴田町が行けない状況かというと、ご存じのとおり、仙南の仙広水が、今給水を柴田町がしている状況であります。そのために給水の方に職員が張りつけになっているということで、その柴田町を除いた6町で今お手伝いをしているということであります。そのような派遣をしながら、隣町お手伝いをしながらさせていただいております。

昨日でありますが、町内小中学校の入学式が、また本日は幼稚園の入園式が行われまして、子どもたちの明るい笑顔を見ることができ、この子どもたちの将来のためにも安全で安心なまちづくりを一層進めていかなければならないと痛感しているところであります。

さて、本日審議をお願いする件に関しましては、議案第40号から43号までの災害復旧関連の補正予算4件であります。また、専決処分については3件を報告させていただきます。どうか慎重ご審議の上、原案どおり可決決定くださいますようお願いをいたしまして、ごあいさつとさせていただきます。

○議長(村山一夫君) 今回、4月の人事異動が行われましたので、副町長より人事異動に対してのご紹介をお願い申し上げます。

○副町長(小熊久男君) おはようございます。

  4月1日付けで人事異動をさせていただきましたが、議員の皆様方にはご紹介するいとまもございませんでしたので、この場をお借りしてかわった者のみご紹介させていただきます。

  まず、会計管理者兼会計課長の大沼芳国でございます。

○会計管理者兼会計課長(大沼芳国君) どうぞよろしくお願いいたします。

○副町長(小熊久男君) 次に、総務課長の我妻 敦でございます。

○総務課長(我妻 敦君) 我妻です。よろしくお願いします。

○副町長(小熊久男君) 次に、教育委員会教育総務課長に高野正人でございます。

○教育委員会教育総務課長(高野正人君) 高野です。どうぞよろしくお願いします。

○副町長(小熊久男君) 以上、この議場に出席させていただいている者3名でございます。よろしくお願いいたします。

○議長(村山一夫君) 以上で諸般の報告を終わります。

                                           

     日程第4 専決処分の報告について

○議長(村山一夫君) 日程第4、専決処分の報告についてを議題といたします。

提出者から、報告第1号から第3号までを一括して説明を求めます。町民税務課長。

○町民税務課長(村上重吉君) 皆さん、おはようございます。

  それでは、専決処分の報告について報告いたします。

  報告第1号につきましては、蔵王町国民健康保険税条例の一部を改正する条例でありますが、会計年度末における日切れ扱いのものであり、国民健康保険法施行令の一部を改正する政令が4月1日付けで施行されることとなりました。今回、国民健康保険税賦課額の限度額を改正するものであり、専決処分とさせていただいたものであります。

  次に、報告第2号につきましては、平成22年度蔵王町一般会計補正予算(第12号)でありますが、本年3月31日で閉鎖となる老人保健特別会計の国庫償還金分が今回の震災による影響で国で調定作業ができなくなり、急遽支払事務が停止されました。国の方針としては、一たん一般会計に繰り入れした上で、平成23年度に返還されたいとのことであります。それで、繰り延べとなった国庫償還金を一般会計繰入金に追加したものでありますので、専決処分とさせていただいたものであります。

  続きまして、報告第3号につきましては、平成22年度蔵王町老人保健特別会計補正予算(第4号)でありますが、前件の一般会計補正予算と同じ理由で一般会計への繰出金を専決処分とさせていただいたものであります。

  今回の震災により国の事務が進められなくなったやむを得ない事態と考えておりますので、ご理解をお願いしまして説明とさせていただきます。お願いいたします。

○議長(村山一夫君) 説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。本報告に対する質疑を許します。(「なし」の声あり)質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。

                                           

     日程第5 議案第40号 平成23年度蔵王町一般会計補正予算(第1号)

○議長(村山一夫君) 日程第5、議案第40号平成23年度蔵王町一般会計補正予算(第1号)を議題といたします。

提出者から、提案理由の説明を求めます。町長。

○町長(村上英人君) ただいま上程されました議案第40号平成23年度蔵王町一般会計補正予算(第1号)について提案の理由をご説明申し上げます。

  本案は、既定の予算の総額に、歳入歳出それぞれ2億1,265万円を追加し、予算の総額を558,265万円にしようとするものであります。

  その主な内容は、歳入においては、分担金125万円、県負担金1,040万円、震災復興寄付金100万円及び財政調整基金繰入金2億円を追加するものであります。

  歳出においては、災害復旧費2億1,6742,000円、予備費1,4755,000円を追加し、民生費1,0393,000円、教育費8674,000円を減額するものであります。

  今回の補正予算では、一つ目に、「災害復興支援室」の設置等に伴う人件費の組み替えを行いました。二つ目には、被災した道路、公共施設などの応急修繕等の予算を追加するとともに、復旧のための調査や設計の委託料などを追加いたしたところであります。三つ目に、被災した住宅の応急修繕を行うための修繕料や、農地の災害復旧に向けた設計委託料などを計上いたしました。

  以上、提案の理由をご説明申し上げましたが、詳細につきましては、ご質疑により主管課長に答弁させますので、慎重ご審議の上、原案どおり可決決定くださいますようよろしくお願いをいたします。

○議長(村山一夫君) 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。

本案に対する質疑を許します。ありませんか。6番大沼昌昭君。

○6番(大沼昌昭君) それでは、今回の災害に対して被災された方には大変お見舞いを申し上げたいと思います。

  そんな中で、7ページと8ページの中に、農業施設災害復旧費、それから公共土木施設災害復旧費ということで、この中で委託料というものが二つそれぞれ入っております。この委託料に関して1,600万円ほどと、それから2,500万円ほどここに計上されておりますが、この件に関して、いわゆる委託料の根拠、どういうふうな形でこれだけの大きい金額の委託料が発生したのかというふうな根拠と、それから、この委託料に関してこれからどのような形で委託をしていくのかというふうなことをお伺いしたいと思います。

○議長(村山一夫君) 建設課長。

○建設課長(佐藤則之君) お答えをしたいと思います。

  皆さまのお手元にA3版の2枚組でございますけれども、平成23年3月11日発生の東日本大震災災害復旧事業対象一覧表というのがございますが、これは国の補助を受けて災害復旧事業を行おうとする予定の箇所でございます。まず最初に、町道につきまして、これは公共土木というふうな表現になりますけれども、26カ所の2億690万円の今のところ被害金額というふうに算定しておりますけれども、これを復旧しようとするときの道路設計委託料、またはその積算委託料、そうしたものに係る費用としまして、8ページの災害査定設計委託料2,520万円ということで、これにつきましては業者からの見積もりを取って計上させてもらっております。

  それから7ページの農業施設災害復旧事業費の委託料でございますけれども、これにつきましては農道の被害金額が8,150万円というところでございますけれども、これは宮城県の土地改良事業団体連合会というところに委託を考えておりますけれども、約15%ほどのパーセンテージでもって委託料がかかりますよというふうな決まった率がございますので、それらを乗じたものが1,600万円というふうな数字になっております。以上でございます。

○議長(村山一夫君) 6番大沼昌昭君。

○6番(大沼昌昭君) 今の課長の答弁ですと、とりあえずはその全額に係るもののパーセンテージでこの委託料が決まりましたというふうなことで理解して多分よろしいかと思うんですが、町道に関しての2億600万円ですか、これに関してもパーセンテージでこのような形の委託料の金額は算定しておるのかと。それから、委託料の使い方なんですが、これは業者に対して何箇所か入札制度というふうな形でこのような、いわゆる査定設計の委託というふうな形をとるのか、その辺のところをちょっとお聞かせ願いたいと思います。

○議長(村山一夫君) 建設課長。

○建設課長(佐藤則之君) 今回の被害につきましては、宮城県内また東北管内一斉の被害ということでございまして、災害復旧の取り組み方につきましてはほぼ同時にスタートをするような状況でございます。そうした中におきまして、いわゆる入札とか業者を選定しながら業者を決定するというふうな時間的なこともなかなか取りづらいところもあったものですから、今回、蔵王町においていろんな設計において実績のあったという業者から見積もりを選定しまして、それらにつきまして妥当かどうかというふうな判断をしながら委託料の計上をさせてもらったところでございます。以上です。

○議長(村山一夫君) ほかにございませんか。1番相原八男君。

○1番(相原八男君) ただいまの大沼議員に関連してお伺いしたいと思うんですが、今、一般的にこれまで実績のあった業者からのいろいろな見積もり等を取って見積もった額というふうなことでございますけれども、それに関連いたしまして、この災害復旧というのはそれをやっていて、今余震が何度も来ますよね。それによって、またそれが大きくなる可能性があるのではないかなと私は思うんですよ。それに関連して、早急にやらない部分があると思うんですが、きょうここでこの予算を認めてもらえればすぐやるというようなことなんでしょうか、どうなんでしょうか。お伺いしたいと思います。

○議長(村山一夫君) 建設課長。

○建設課長(佐藤則之君) 復旧方法でございますけれども、まず国の方に、県を通してございますけれども、被害の額、被害の箇所数を報告をしていきながら、それに基づきまして設計並びに積算をしながら、県におきましていわゆる査定というもの、町から申請したものがそういった金額が妥当かどうかというところを、設計書並びに現地調査をして最終的に復旧の金額が決まるというふうなスケジュールになるわけでございますけれども、今回の災害におきましてはかなりの被災の数が多いものですから、一次、二次、三次、四次、五次、六次とか、そういうふうな査定の日程、1週間ほどずつかかっていきますけれども、そういう日程の中において、まず国県道が優先復旧順位、そしてその後に町道といったような復旧の順位になろうかと思いますので、そうした順位に基づきまして査定を受けながら査定を受けた順番に復旧をしていくということになってまいりますので、今のところ、予定においては6月の初めころに町道の査定を受けたいと、こんなふうな予定を考えております。(「余震」の声あり)3月11日以降、余震が2度ほど来ておりますけれども、確かに口の開き方などは広がったり、それからクラックの発生が延長が伸びたりというところもございますけれども、そうしたところもあわせまして復旧の対象にしていきたいと、そんなふうに考えております。以上です。

○議長(村山一夫君) 1番相原八男君。

○1番(相原八男君) ただいまの答弁ですと、大体6月以降くらいになるのかなということですけれども、いろいろな国の、我々の町より非常に大きな被害を受けているところは多いわけでございますけれども、それにしますと、私どもに関しては激甚災とか、国、県からくる金がある程度絞られてくるのかなというふうに思うわけですね。それに関して、これから雨が多い時期になります。それに加えてこのような余震が何度も来るものですから、そうするとますます傷口が大きくなっていくのではないかというふうに思いますけれども、それに関連して、今の予算に関連して、それがある程度工事をするころにはかなりまた大きくなった、そういうことも想定されるわけですね。そういうことを考えた場合、どのような方法をとるのかお伺いしておきたいと思います。

○議長(村山一夫君) まちづくり推進課長。

○まちづくり推進課長(齋藤俊一君) お答えします。

  災害復旧、これだけでなくてこれからもあると思うんですけれども、やはりこの間も申し上げましたとおり、今回4月に補正をやって、また5月の中ごろ、それから6月の中ごろという2段階、3段階の補正になるのではないかというふうに財政の方では考えているところでございます。

○議長(村山一夫君) 1番相原八男君。

○1番(相原八男君) 現在のところこのような額でいくわけでございますけれども、その中で、要するに国県、国から、県からくる補償というんでしょうか、激甚災に対する我々の予算が本当に100%今のところ満たされるのかどうか。災害のその数字によって変わってくるかと思いますが、その辺の予想というのは何パーセントぐらいあるものかお伺いしておきたいと思います。

○議長(村山一夫君) まちづくり推進課長。

○まちづくり推進課長(齋藤俊一君) 今、県の方では何とも言っていないんですけれども、今までの例をとりますと95%ぐらいだそうです。あと起債の分が5%で、その分が交付税に100%需要額に入れるということで、理論的には100%、災害救助法あるいは激甚法が適用されておりますので、そういうふうな予定ではおります。ただし、それが適用されないところもあるということも、ひとつご承知おき願いたいと思います。

○議長(村山一夫君) ほかにございませんか。8番松ア良一君。

○8番(松ア良一君) それでは、4ページの住宅応急修理事業県負担金1,040万円ほどあがってございますけれども、この事業については中身がちょっとよくわかりませんので、この辺の詳細についてまずお伺いしたいと思います。

○議長(村山一夫君) 建設課長。

○建設課長(佐藤則之君) ご説明したいと思います。

  これにつきましては、6ページの民生費災害救助費の11需用費1,040万円と連動するわけでございますけれども、今回の地震によりまして、建物、いわゆる住宅が半壊以上というふうに認定されたものにつきまして、とりあえず住めるような状況にするといったような応急修理費を助成しましょうというもので、直接的には個人の方々には金額ではなくて、あくまでも住宅の修理、補修といったような現物を支給すると。そして、業者さんの方に町の方から1戸当たりでございますけれども、最高額で52万円というような限度額でございますけれども、町の方で負担をするといったようなものでございます。これは罹災証明の結果、半壊以上といったような被害認定が必要となっておりますのでご了解いただきたいと思います。以上です。

○議長(村山一夫君) 8番松ア良一君。

○8番(松ア良一君) ただいま課長の方から、罹災証明、罹災申請があって、ただいま恐らく何名かで調査に歩っていただいているのかなというふうに思っておりますけれども、罹災証明が今の段階でかなりの件数の申請があって、これがいつまで終わるのか、こうしたいわゆる住宅の応急修理制度というものなのかなというふうに思いますけれども、これは期限とかいろんな部分がかかわってくると思うんですね。そうした場合に、今の課長の説明の中ではわかりにくい部分もありましたので、この罹災証明書の発行次第によってはこの期限に後方にずれてくるのではないかなと、こういう心配もございますし、あるいは現在の事情の中で、かなり浜通り地方も住宅が流されたり倒壊したり、いろいろなことになってございますので、そうした流れの中ではいろんな資材面、あるいはいろんな部分の供給が遅れて、そうした部分が本当にこうした方々にこの制度がうまく対応できるものなのかどうか、まずは罹災証明がどの辺程度までこれが終わって、そして期間内にそうした制度を活用できるものなのかどうか、その辺についてお伺いしたいと思います。

○議長(村山一夫君) 建設課長。

○建設課長(佐藤則之君) 今、県の方から来ている要領関係におきましては、今回の地震関係の被害が大規模だということでありますので、この住宅の応急修理制度は、通常ですと災害発生日から1カ月以内の工事完了というふうな期限があるわけでございますけれども、この期限に基づかないで延長するといったような状況でもありますし、また罹災証明の受付の関係の方も同じような状況になっておりますので、期間につきましては今のところ延長になるといったような見込みで動いております。

○議長(村山一夫君) まちづくり推進課長。

○まちづくり推進課長(齋藤俊一君) お答えします。

  県の方からでもこの期間につきましては通知が来ておりまして、原則1カ月なんですけれども、弾力運用しなさいということで、当町では期限は今のところまだ切っておりません。

  それから、今現在、先ほども予算にもありますけれども、災害復興支援室というふうなものを立ち上げましてそこで担当していまして、現在のところ、4月5日から正式には申請を受け付けたものに順次調査にまいっております。きのう現在で344件申請がありました。うち、調査済みなのはこの6日間で180件となっております。この制度を利用できるということにつきましては、現在全壊が6件と、それから大規模半壊はゼロ、半壊が11件となっております。20件ぐらいこの制度を利用する可能性があるのではないかということで、今回20件分をあげました。

  先ほど申し上げましたように、随時増えてきましたら5月、第2回目、3回目というような感じで補正をさせていただきまして漏れのないような対応をしていきたいなというふうに思っているところでございます。

  なお、うち罹災証明書の発行件数は52件、昨日発行をしております。以上です。

○議長(村山一夫君) 8番松ア良一君。

○8番(松ア良一君) ただいまの課長の方から詳細説明いただきましたけれども、この事業の概要を見ますと、市町村が業者に依頼する、このような内容も含まれてございますけれども、ただいまこういった状況の中で、業者が町内の業者と固定するのか、そうではなくて(地震あり)どこまで言ったのだか……大変そうした制度を活用していただいて、また元の住宅に、あるいは我が家に戻っていただくという制度でございますので、制度自体をうまく活用できなかったとか、あるいは業者がなかなか資材等がそろわなくて制度が利用できないとか、いろんなことが考えられますので、そうした対応について万全を期していただいて、今後こうした制度を利用して我が町のそうした損壊、あるいは全・半壊に遭った方々に対して十分な対応をしていただきたいなと、このように思います。最後にもう1回だけご答弁をいただきたいと思います。

○議長(村山一夫君) 建設課長。

○建設課長(佐藤則之君) まず、今現在、町内の業者の数でございますけれども、一つは建設職に加入している大工さんでございますけれども、35人いらっしゃいます。それから、重複しますけれども、町で常日ごろといいますか、建設工事などを発注する際の受け付けされている業者さんが7ということで、4240ぐらいの業者さんがいらっしゃいますけれども、建設職組合につきましては、紹介を通しましてこういう制度があるよということをお知らせをしながら、大工さんの方々にこういう住宅の被害に遭った方々から依頼があった際には、この制度を利用しながら十分理解をして見積書の作成をしていただきたいというような周知といいますか、お知らせをするということと、それから町内業者の指名している業者の方々につきましても同じように制度の周知をしながら制度の活用漏れがないように、またはその被害に遭った方々に対しましても、こういう住宅の応急修理制度があるということを繰り返しお知らせをしていきながら活用漏れのないように対応していきたいと、こんなふうに考えております。以上です。

○議長(村山一夫君) ほかにございませんか。10番高橋好夫君。

10番(高橋好夫君) 1点だけお聞き願いたいと思います。9ページ、13番ですね。号外を見ますと4月30日までとあるんですけれども、今、どんどん瓦とか塀のブロックとか、ガラス類とか捨てられているんですけれども、業者の都合で瓦などはとにかく来年までかかるのではないでしょうか、再来年までかかるんでないでしょうかというというような話があるんですけれども、その対応などいつまで、4月30日までとなっているんですけれども、その後のことを考えてはいるのかいないのかお聞き願いたいと思います。

○議長(村山一夫君) 環境保全専門監。

○環境保全専門監(岩渕 明君) ただいま白山公園グランドの方で今回の震災の廃棄物ということで品目を限定しまして受け入れをしているところでございますが、当面4月いっぱいということで受け入れを実施しておるところでございます。管内2市7町の状況につきまして、私の方で状況を確認しておりますけれども、まず白石市では、4月10日までということで受け入れを打ち切りとしておるところでございます。それから川崎町は4月15日と。あと角田、柴田、大河原、この辺が当町と同じで4月いっぱいの受け入れ時期としているところでございます。

  おっしゃるとおり、復旧資材の手配とか、あるいは工事業者さんの手配とかということで復旧そのものの工事が後半の方に延びていくということは考えられるところでございますけれども、半年、1年という受け入れ期間というのはちょっと難しいかと思っておるところでございます。今後、状況を見まして、5月に入っても期間を限定して受け入れをするとか、あるいは今後4月以降についての受け入れに際しては、罹災証明あるいは被災証明、そういうものを提示していただくとか、というようなもので確認をしながら受け入れをするとかということにつきまして検討してまいりたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。

○議長(村山一夫君) 10番高橋好夫君。

10番(高橋好夫君) 4月以降は検討しておくということなんですけれども、本当にかなりの日数がかかると思います。それでは、業者に任せるというような形で理解していていいんですか。5月以降の瓦の廃棄物は業者に任せて、業者がどこかに金を出して捨てるというような形で理解していいんですか。

○議長(村山一夫君) 環境保全専門監。

○環境保全専門監(岩渕 明君) こうした復旧ということに関してまして、本来であれば各々の方が復旧に当たって負担をするということが前提でございますけれども、今回は大規模震災ということでございますので、多くの自治体の方でその廃棄物を引き受けをして対応しているという対策をとっているところでございます。管内でも七ヶ宿とか、あるいは丸森町においては被災が少ないということでこういう受け入れという、その対応をしていない自治体もございます。引き受け期間が終わったものの廃棄物については、やはり個々の方が業者さんを介して処分をしていただくということにはなるかと思います。

○議長(村山一夫君) ほかにございませんか。14番馬場勝彦君。

14番(馬場勝彦君) 先ほどの松ア議員の質問に関連した質問をまず1点させていただきたいと思います。

  まず、町の方で今、罹災証明に関しましては、申請があって職員中心に調査をしながら罹災証明の発行を進めているようでございますが、被災証明に関してはいろいろ特殊な部分もあるようなんでありますが、これについて今後進むのか。どうも町のホームページで見ると、住宅に関しては罹災証明、その他いろいろな施設に関しては被災証明というような表現をされておられるようでありますが、そうしますと、復興を考えた場合、その被災証明というものがどうしても企業やあらゆるもので必要視がされるのかなと思っております。その辺の進め方についてはどのようにとらえておられるのか、ちょっとお伺いしておきたいなと思っております。

○議長(村山一夫君) まちづくり推進課長。

○まちづくり推進課長(齋藤俊一君) お答えします。

  現在のところ、被災証明の申請件数は115件あります。その中には企業も含まれて、企業というか、事業所、店舗等も含まれております。そのうち既に調査済みなのが46件と。それで、昨日証明書を発行したのが13件あります。これも弾力運用ということで、申請があったものにつきましては、そのとおりの内容で証明書を発行してもよろしいというふうな通知が来ておりますので、確認はしますけれども、ほとんど申請のとおりというふうに調査をしまして発行をしているのが現状でございます。毎日35件から40件ぐらいの申請があります。現在のところ、同じくらいの件数、今二班でやっておるところで、大体50%ぐらいの調査率というふうになっているところです。被災証明もあわせて罹災証明とやっているということでございます。

○議長(村山一夫君) 14番馬場勝彦君。

14番(馬場勝彦君) わかりました。できるだけ、事業所等に関しましては、どうも役場職員では対応できないような部分が大分あるという話も聞いておりますので、どうしても専門の方々の調査も必要だという部分もあるようでありますので、その辺の対応もきちんとしていただきたいなと思っております。

  では、次です、10ページの関連。先ほど同僚の大沼議員もちょっと質問したんでありますが、この中に教育関係で小中学校の設計委託料ということが補正出されております。大変気になるのは、昨日から学校関係、教育関係、復帰したというか始まっております。先日の特別委員会のときに、学校関係、何箇所か我々じかに見ておりますし、その後の被害関係も出てきているのでありますが、大変気になるのは、今から設計してやるのは確かに必要なことなんだろうと思いますが、学校関係、子どもたちがいる中で大変危険だなと思われるような箇所も数多くあるようであります。学校が始まっている中で応急的にそういうのができるものなのか、それともすぐに撤去してしまった方がいいものなのか、そういうものもあるのではないかと思っております。その辺についてどのような判断を持ちながら学校を再開させてきたのか、その辺をちょっと確認させていただきたいと思います。

○議長(村山一夫君) 教育総務課長。

○教育総務課長(高野正人君) お答えいたします。

  3月11日の震災以来、応急処置といたしまして、体育館及び校舎の壁が崩壊したところにつきましてはブルーシートとか、あと給排水の仮復旧をいたしまして、昨日の始業式に向けて準備をいたしておりました。その間、2回ほど大きな地震があったんですけれども、3月11日以降の被災以上のものは特に見当たらないというようなことで、土間のコンクリートの目地がちょっと開いたとか、その程度の被害でございました。

  今後、応急処置が終わりましたので、この補正を認めていただきましたら、本復旧までの間、各学校、幼稚園の子どもたちの安全確保のために施設の管理、修理、特に階段の段差の解消とか壁面の補修、その辺を重点的に補修していきたいというふうに考えております。

なお、災害査定につきましては6月以降、国の査定がございますので、査定終了後に本復旧に向けて全力で工事発注をしてまいりたいと考えております。その災害復旧に向けて査定設計書を作成するに当たりまして、小学校、中学校の復旧工事の設計を委託する予定になっておりますのでよろしくお願いしたいと思います。

○議長(村山一夫君) 14番馬場勝彦君。

14番(馬場勝彦君) 教育総務課長の説明である程度はわかるんでありますが、学校関係をちょっと見させていただきましたら、やはりここは危険箇所だということをきちんとしたバリケードをするとか、結局大震災後に赤テープとかビニールテープなどで張っているだけで終わっているんですよね、何箇所か見ていますと。やはりきっちり、子どもたちがもう授業が始まっていますので、そこをきちっと区分けして危険箇所を避けるとかしていかないと、このような余震の中で、行政サイドで判断しているよりも亀裂等が大きくなる箇所もかなりあるように見受けられます。

それから、これは大変小さいことになるかもわからないです。昨日、たまたま私遠刈田中学校の入学式に行ってきたんですが、遠刈田中学校の2階、3階にあるホールみたいなところにあるコンクリートの壁があるんです、手洗い所と並んでトイレの前。それなどは本当に大人1人でも倒せるんじゃないかというぐらい浮き上がっている部分があるんですよね。単に赤テープが張ってあるだけであって、先ほど質問したのはそういう箇所を撤去しないと危ないのではないかと。やはりもう一度きちんと学校、教育施設を見直していただいて、早急に撤去すべき部分は撤去する。それから、子どもたちが入っては危険箇所は危険箇所としたバリケードのあり方とか、そういうものをきちっとやらないで再開すること自体、大変保護者の立場からしたら怖い話ですよ。学校を預かっている先生方にとっても怖い話ですよ。やはりその辺はもう一度きっちりやって、どうしても先ほどの説明からすれば、大きい工事に関しましては今からきちっとした設計を組みながら進めなければならないというのはわかるんですが、それにいく前にしっかりした安全対策を再度していかなければ、今度は二次災害、三次災害になるのではないかと思いますので、その辺について町長の考え方を伺って終わらせたいと思います。

○議長(村山一夫君) 町長。

○町長(村上英人君) 学校関係もくまなく全部、私も8カ所小中学校見させてもらったわけでありますが、特に円田中学校だとか、遠刈田のそこはちょっと気がつかなかったんですが、建設課なり、高野教育総務課長は特に建設の方の技術者でもありますし、そういった意味できちんと見させながら、今回の11日の入学式を、始業式を迎えたところでもあります。

  なお、各施設とも教育長を先頭にさせながら、校長と、それとやはり技術者の方ともう1回チェックをさせながらくまなく見させたいというふうに思っておりますので、ご理解いただきたいというふうに思います。

○議長(村山一夫君) 14番馬場勝彦君。

14番(馬場勝彦君) 大変申しわけございません。もう1点、学校施設もそうなんですが、町の、特に建設課の方でも把握されて応急処理をしている町道関係におきましても、やはり余震とともにその段差というものが大きくなってきているような状況がございます。しかし、蔵王町を歩いてみますと、大きく破損したところは看板等も設置されたりガードされているようであります。しかし、小さな、これは町道か農道かちょっと判断しづらいところがあるんですが、そういうところに関しては危険を知らせる看板等がまだ十分には設置されていないような感じを受けております。やはり、ガソリン関係も供給されるようになりまして大分車の移動が多くなってきているようでありますので、やはり再度そういう道路関係も確認をしていただき、やはり危険を知らせるような、せめて看板等の設置ということも進めていくべきだと思っておりますが、その辺について担当の建設課長、どのように判断しているかお伺いしておきたいと思います。

○議長(村山一夫君) 建設課長。

○建設課長(佐藤則之君) 交通安全施設につきましては、十分とまで言えないまでも対処しているつもりでございますが、なお議員のご指摘のとおり、再度、きょうもパトロールに行っておりますけれども、我々の目で感じない部分、または住民サイドの視線から立った安全管理に努めるよう、安全施設の徹底を図っていきたいと、こんなふうに思っています。以上です。

○議長(村山一夫君) ほかにございませんか。13番平間武美君。

13番(平間武美君) 5ページのねんりんピック推進費と。これは、3月議会だったと思うんですが、私は来年の10月なのにこれだけの予算を付けるのはどんなものかという質問をしました。そのとき担当課長は開催まで600日を切っておりますと、そのような答弁でした。今回、このような大災害におきまして一般財源から2,111万円ほど減する、私はこれは大変結構なこだと。やはり災害復興のために人件費を使いたいということでありますので大変結構なことだと思います。その上で、では、ねんりんピックというのは来年の10月開催なのに、これは23年度の予算ですが、どのようにもっていこうとしているのか、その辺を答弁願いたいと思います。

○議長(村山一夫君) 町長。

○町長(村上英人君) ねんりんピックそのものについての考え方をあれでありますが、このマイナス云々というのは人件費の組み替えでありますから、詳しくは総務課長に説明をさせたいと思っています。

  ねんりんピックでありますが、来年の10月中旬を予定しておりますが、今、県の方では中止とはまだ言っていないんですが、ただ、県では開催をしていく予定の市町村であります、その予定の市町村で、例えば蔵王町であればゲートボールが今回の震災の関係でできるのかどうかという情報を今把握をしている途中であります。当然蔵王町の場合は球場そのものができない状況になったわけでありますから、蔵王町は来年のねんりんピックに当たっては対応はできないということで今お話をしているところであります。そういったことで多分、私の考えでありますが、2回ぐらい先送りをしながら、そして宮城県が、三陸も含めて海岸線沿いもできるような状況になったときに、宮城県が受け入れをしていくのではないかというふうに思っております。そういったことで、2、3年ぐらい遅れての開催になっていくだろうというふうに把握をしているところであります。

  あと、このマイナスの関係でありますが、人件費の組み替えでありますから総務課長の方から答弁させたいと思っています。

○議長(村山一夫君) 総務課長。

○総務課長(我妻 敦君) それではお答え申し上げます。

  5ページのねんりんピック推進費の2,100万円の減額でございますが、これは今回の地震に対しまして、4月から災害復興支援室を設置いたしました。それに伴いまして、その分の人件費ということでこのねんりんピック推進費の方から、8ページにございます11款の公共施設災害復旧費に復旧支援費がございますが、そちらの方にすべて組み替えをいたしまして、そちらで対応してまいりたいという、9ページでございますね、申しわけございません、9ページの公共施設災害復旧費の方で組み替えをしようとするものでございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

○議長(村山一夫君) 13番平間武美君。

13番(平間武美君) この際の大災害ですから、我が町もやはりこういった、これは何と言いましょうか、ヒルクライムも関係してくるんですが、あれも中止になったというのは新聞報道で知りましたけれども、町民にとって本当にためになるものかどうか。この際、やはり予算というものを考えるときに何が大切なのかということをしっかりと私は考えていただきたいなと。町民のための本当の催し物、そういうものは結構ですが、いろんな補助金予算がありますが、この際、しっかりとその辺を考えて、災害復興を第一にもっていってもらいたいなと、そのように考えております。

○議長(村山一夫君) 1番相原八男君。

○1番(相原八男君) 7ページの災害復旧費の中で農業用施設災害復旧費があります。この中で非常に気になるんでございますけれども、まもなく農作業も始まろうとしております。この水田系統、それに間に合うのかどうか、これをお伺いしておきたいというふうに思います。

  またもう1点ですが、仙台平野が農地がほとんど使えないということで、減反分をある程度使っていこうかというような報道、復耕されようということもございますけれども、そのような点はないのかどうかお伺いしたいと思います。

○議長(村山一夫君) 建設課長。

○建設課長(佐藤則之君) 7ページの農業用施設の災害復旧費の件でございますけれども、主なものにつきましては、農道が路面が沈下・陥没したというものを復旧するものでございまして、皆さんのお手元のところにお配りした内容でございまして、田んぼ関係におきましては4路線ほど通行不可になっているところがございます。これにつきましては、前段でもお話し申し上げたとおり、災害査定が終わらないうちというようなこともがありますけれども、ただし、耕作に不便を来すということでは、これもまずいものですから、応急処置をしながら耕作、最低限の通行できるような体制をしていきたいと、こんなふうに考えていまして耕作には支障がないようにしていきたいと思っております。以上です。(「議長、最初一つ減反の方」の声あり)

○議長(村山一夫君) 農林観光課長。

○農林観光課長(佐藤雄司君) 報道機関等でご案内のとおり、県内の多くの農地がなくなっておると。加えて、塩害等によって耕作できない面積が多々あるわけでございますが、現在県と市町村間において、いわゆるとも補償制度をもって耕作しようというような流れではございます。ただ、具体的な配分の見直しですとか数字が出ておりませんけれども、きょうも午前中大きな受託農家の皆さんとの調整、加えて13日には担当課長等の会議がございまして、その中でも議論されるところでございますが、現在の流れとしてはとも補償制度を利用しながら、お金を支払いをして耕作をしようという流れでございますが、議員さんご心配のとおり、時期が時期でございますので、県でお考えのようなことがスムーズに進むかどうかは非常に心配をしておるところでございます。

○議長(村山一夫君) 1番相原八男君。

○1番(相原八男君) 農道ですね、農道の修復ですか、これに関しては、何しろ農業用のトラクターも大型化しております。農道と言いながらも非常に大事な部分かなというふうに思います。それからすれば、今、その復旧工事が当たる部分だということでございますけれども、これは特に円田の方に行くようなところ、非常に段差が大きい部分もございます。そういうことですと、当然トラクターの事故も発生する可能性もあり得るのではないかという心配も出てくるわけですね。非常に路肩なども弱っているのかなというふうに思いますので、大事な部分でございますので、非常に大事な農業者でございますから、我々にとっては非常に大きな耕土が荒らされた部分について、我々は担っていく必要性もあるのかなというふうに思いますので、ひとつ農業者の不便のないような形で復旧してほしいなというふうに思っておりますが、それに関しては十二分な予算をとっていただいて復旧工事をしていただきたいというふうに思います。

  また、二つ一緒に質問するようになりまして申しわけないんですが、この減反の部分の復耕に対しても、特に大きな耕土がなくなったわけでございますから、この塩害は何年たって復興できるかわからないというような状況にもあります。そういうことからすると、やはり我が町の休耕田、この分の復耕というのもこういうときにやっていくのも大きな課題ではないかなというふうに思うので、そういうふうな中でありましたらば、やはりいち早くそういうことにも飛び込んでいくのも一つの方法かなというふうに思います。そういうことからすれば、これはあくまでも国、県からくる内容にあるかと思いますけれども、やはり農業者の不足している分もあると思うんですが、これはやれるということをできるのかどうか、それに対してお伺いしておきたいと思います。どの程度の範囲だったらやれるということがあるのかお伺いしておきたいと思います。

○議長(村山一夫君) 町長。

○町長(村上英人君) これはちょっと県の正式ではないんですが、今、宮城県内だけで沿岸部の仙台平野を中心にそういう田畑、塩害被害も含めて大分やられていると。それだけでも宮城県内は宮城県内だけでカバーできないというんですね、休耕田入れて。それに今度、福島そのものも今回原子力の放射能の汚染で云々だと。そういったことで宮城県内は休耕田をやってもらいましょうかという話も実は入っているところであります。ただ、正式にまだこれは来ていないわけでありますが、当然耕作なるだろうというふうに思っております。

○議長(村山一夫君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)ほかに質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。

  続いて討論に入ります。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。

  これより直ちに採決いたします。

  お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(村山一夫君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。

                                           

     日程第6 議案第41号 平成23年度蔵王町公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)

○議長(村山一夫君) 日程第6、議案第41号平成23年度蔵王町公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。

提出者から提案理由の説明を求めます。町長。

○町長(村上英人君) ただいま上程されました議案第41号平成23年度蔵王町公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)について提案の理由をご説明申し上げます。

  本案は、既定の予算の総額に、歳入歳出それぞれ9,3306,000円を追加し、予算の総額を5億2,2306,000円にしようとするものであります。

  その内容は、歳入において、一般会計からの災害復旧特別繰入金9,3306,000円を追加し、

  歳出においては、同額を災害復旧費の災害復旧工事費及び調査設計委託料などに追加するものであります。

  なお、詳細につきましては、ご質疑により主管課長に答弁させますので、慎重ご審議の上、原案どおり可決決定くださいますようよろしくお願い申し上げます。

○議長(村山一夫君) 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。

本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。

  続いて討論に入ります。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。

  これより直ちに採決いたします。

  お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(村山一夫君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。

                                           

     日程第7 議案第42号 平成23年度蔵王町国民健康保険蔵王病院事業会計補正予算(第1号)

○議長(村山一夫君) 日程第7、議案第42号平成23年度蔵王町国民健康保険蔵王病院事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。

提出者から、提案理由の説明を求めます。町長。

○町長(村上英人君) ただいま上程されました議案第42号平成23年度蔵王町国民健康保険蔵王病院事業会計補正予算(第1号)について提案の理由をご説明申し上げます。

  本案は、収益的収入の予定額に1,5435,000円を、収益的支出の予定額に1,6757,000円をそれぞれ追加しようとするものであります。

  その内容は、収入においては、災害復旧に係る一般会計補助金1,5435,000円を特別利益として計上し、支出においては、医業費用1322,000円を追加するとともに、災害復旧に係る費用1,5435,000円を特別損失として計上するものであります。

  なお、詳細につきましてはご質疑により事務長に答弁させますので、慎重ご審議の上、原案どおり可決決定くださいますようよろしくお願い申し上げます。

○議長(村山一夫君) 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。

本案に対する質疑を許します。1番相原八男君。

○1番(相原八男君) 23ページの中で、災害臨時損失ということで1,5435,000円が計上されておりますけれども、これに関連して、医療設備等の修繕という9135,000円ほどありますが、これに関して、今、診療等に関して何ら支障がないのかお伺いしたいと思います。

○議長(村山一夫君) 病院事務長。

○病院事務長(山家義春君) お答えします。

  今現在、今回の医療設備等修繕に関連したものとして酸素供給設備を修繕しようと考えているわけでございますが、現在、壁から出ている酸素供給ができなくなって、患者個別に小さな酸素ボンベ、大体1メートルくらいの高さのものなんですけれども、これを用いて酸素吸入をやっていると。また、そのほかに在宅酸素濃縮器、これも何台か借りて病院で使っているという状況でありまして、早急に整備したいと考えております。以上です。

○議長(村山一夫君) 1番相原八男君。

○1番(相原八男君) ただいまの酸素の、非常に大きな部分かなというふうに思いますね。先日新聞に載りましたが、停電で自宅で救助されている方が、その機械が動かないので亡くなっているという部分からすれば非常に大きな部分ではないかなと思います。現在は、それはこれから修繕するわけですね。そうすると、今は何を使ってどういうふうな方法でやっているのかお伺いしたいと思います。(「ボンベを使って」の声あり)はい、ボンベを使ってやっているんですけれども、それは電気だのは使っていないんですか。ときどき停電だのしますけれども、電気の供給はないのかどうかお伺いしたいと思います。

○議長(村山一夫君) 病院事務長。

○病院事務長(山家義春君) お答えします。

  酸素ボンベを個別に使っているものについては電気を必要としません。あと先ほど言いました在宅酸素濃縮器、これは電気を必要とします。そういうことで、停電になった場合は在宅酸素濃縮器は使えないということでボンベ対応になるということでございます。よろしくお願いします。

○議長(村山一夫君) 1番相原八男君。

○1番(相原八男) 非常に危険なことですね、電気を使う部分に関しては。我々、先ほど水道の部分も大きな数字で修繕費、復旧工事の部分がありますけれども、水道、水、電気、ガスですね、これに関してはライフラインの中では最も必要とするところでございますけれども、ぜひ我が蔵王病院の中で酸素供給ができなくて亡くなったとか、そういうことが起きないように、普通の、要するにプロパンガスみたいな感じものを使うのかなというふうに思うんですが、こういうふうに長いものですね、あれを使うと思うんですが、あれも非常に倒れるとか、そういうこともありますので、非常に余震が多い中でございますから十二分に注意を払っていただきたいなというふうに思います。

  それからもう1点お伺いしたいと思うんですが、病院修繕等、これに関して22年度予算をとりまして修繕しておりますよね。それとは全く別にこれが発生したんでございましょうか、お伺いしたいと思います。

○議長(村山一夫君) 病院事務長。

○病院事務長(山家義春君) 22年度に実施した修繕、あれは改修というか、美観、美しくするというのが目的で22年度は実施しました。今回のは使用に支障を来すというようなものでありまして、例えばこの中には玄関のところの風除室、これが5センチほど陥没しまして自動ドアが使えないというような状況になっております。二つあるうちの外側のみ使えないわけですが、このようなところを早急に修繕したいと考えております。以上です。

○議長(村山一夫君) 1番相原八男。

○1番(相原八男) いろいろな形で蔵王病院も昨年度はいい好成績に終わりましたので、ぜひこれからも患者さんの減らないような方法で、やはりすべて患者さんを迎えるのにはいい雰囲気で迎えれるような修繕方法をやっていただきたいというふうに思いますので、ぜひこれからも直さなくてないところは直す、本来ならば建てかえるのが一番いいのかなと我々町民すべて思っていると思います。そういうことからすれば、要するに雰囲気のいい病院につくっていただければというふうに思いますので、ぜひ改装も手をかけていただきたいなというふうに思います。以上でこの分に関しては終わりたいと思います。

○議長(村山一夫君) ほかに皆さんありませんか。(「なし」の声あり)ほかに質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。

  続いて討論に入ります。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。

  これより直ちに採決いたします。

  お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(村山一夫君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。

                                           

     日程第8 議案第43号 平成23年度蔵王町水道事業会計補正予算(第1号)

○議長(村山一夫君) 日程第8、議案第43号平成23年度蔵王町水道事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。

提出者から、提案理由の説明を求めます。町長。

○町長(村上英人君) ただいま上程されました議案第43号平成23年度蔵王町水道事業会計補正予算(第1号)について提案の理由をご説明申し上げます。

  本案は、収益的収入の予定額に1,221万円を追加し、同額をそれぞれ収益的支出の予定額に追加しようとするものであります。

  その内容につきましては、一般会計補助金(災害復旧分)上水道収益668万円、簡易水道収益553万円を追加するものであります。

支出については、特別損失で上水道の修繕費等668万円、簡易水道の修繕費等553万円を追加するものであります。

  なお、詳細につきましてはご質疑により主管課長に答弁させますので、慎重ご審議の上、原案どおり可決決定くださいますようよろしくお願い申し上げます。

○議長(村山一夫君) 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。

本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。

  続いて討論に入ります。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。

  これより直ちに採決いたします。

  お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(村山一夫君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。

  これをもって、本日本定例会4月会議に付議された案件の審議は全部終了いたしました。

                                           

○議長(村山一夫君) 本日1日間の議会ではありましたが、慎重審議されたかどうかは自分の胸で考えていただければなと思うところでございます。本当にこういう季節、そしてこの放射能災害が本当に我が町に及ばないことを念じるとともに、被災者に対して本当にご冥福をお祈り申し上げながら閉会のあいさつにさせていただきます。

  本日は大変ご苦労さまでございました。

  次に、町長からあいさつがあります。町長。

○町長(村上英人君) 一言御礼のごあいさつを申し上げさせていただきます。

  ただいまは4件の補正予算をお認めいただきまして本当にありがとうございます。感謝と御礼を申し上げる次第であります。

  早速でありますが、これから町民生活の安全安心を第一に考えながら、この壊れた道路、また下水道、公共施設等々、学校も含めてでありますが、これに向けて設計調査委託をしながら、そして早く国の審査をしていただきながら早急に進めてまいりたいというふうに思います。1日も早く仮復旧も進めていきたいというふうに思っておりますし、議員の皆様方の大なるご支援、ご協力をいただきながら頑張ってまいりたいというふうに思います。

  本日は誠にありがとうございました。

                                           

○議長(村山一夫君) お諮りいたします。

  本会議は、この後明日4月13日から6月30日までの79日間を休会としたいと思います。これにご異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(村山一夫君) ご異議なしと認めます。よって、明日4月13日から6月30日までの79日間を休会とすることに決しました。

  本日はこれをもって散会いたします。

  大変ご苦労さまでございました。

     午前11時21分 散 会