平成2蔵王町議会定例会

                                           

平成23年1月4日(火曜日)

                                           

     出席議員(16名)

     1番  相 原 八 男  君       2番  外 門   清  君

     3番  丹 野 正 春  君       5番  水 澤 智 孝  君

6番  大 沼 昌 昭  君       7番  尾 関 定 法  君

8番  松 ア 良 一  君       9番  佐 藤 長 成  君

10番  高 橋 好 夫  君      11番  村 上 輝 雄  君

    12番  川 村   仁  君      13番  平 間 武 美  君

    14番  馬 場 勝 彦  君      15番  鈴 木 設 雄  君

    16番  福 地 敏 明  君      17番  村 山 一 夫  君

                                           

     説明のため出席した者

町長

 

村 上 英 人  君

副町長

 

小 熊 久 男  君

会計管理者

会計課長

 

伊 藤 悦 雄  君

総務課長

 

佐 藤 正 則  君

防災専門監

 

小 島 一 利  君

まちづくり推進課長

 

齋 藤 俊 一  君

町民税務課長

 

村 上 重 吉  君

保健福祉課長

 

山 岸 利 男  君

農林観光課長

農業委員会事務局長

 

佐 藤 雄 司  君

建設課長

 

佐 藤 則 之  君

上下水道課長

 

我 妻   一  君

病院事務長

 

山 家 義 春  君

教育委員長

 

我 妻 千代子  君

教育長

 

山 田   紘  君

教育総務課長

 

大 沼 芳 国  君

生涯学習課長

 

菅 野 和 茂  君

代表監査委員

 

小 原 研 一  君

農業委員会長

 

我 妻 文 雄  君

選挙管理委員長

 

丹 野 政 博  君

                                           

     請願趣旨説明のため出席した者

蔵王町建設職組合

組合長

 

山 崎 忠 夫  君

                                           

     事務局職員出席者

事務局長

 

齋 藤 英 之  君

書記

 

村 上 惠 造  君

                                           

     議事日程 第1号

 

  平成2日(火曜日)    午前10時00分 開

 

  日程第1 会議録署名議員の指名

 

  日程第2 会期の決定

 

  日程第3 会議日程の決定

 

  日程第4 諸般の報告

 

  日程第5 委員会調査報告

 

  日程第6 議案第1号 平成22年度蔵王町一般会計補正予算(第8号)

 

  日程第7 請願第2号 住宅リフォーム助成制度の創設に関する請願について

 

  日程第8 議発案第1号 最低賃金時間額1000円の早期実現を求める意見書案の提出について

 

                                           

     本日の会議に付した事件

 議事日程のとおり


     午前10時0分  開会

議長(村山一夫君) 新年明けましておめでとうございます。

  平成23年の議会開会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。

  議員各位におかれまして、年初めの公私ともに忙しい中ご出席をいただいたことに対して厚く御礼を申し上げるところでございます。

  我が町は仕事始めが通年議会の開催日に当たります。本日は普通であれば会議決定だけではありますが、本年は補正予算1件、請願1件、意見書1件が提出されております。

  慎重に審議されますことを望むとともに、議会は行政のチェックの役割を十分に果たすことが求められております。さらに開かれた議会、わかりやすい議会、そして住民に信頼される議会になるよう願いながら、平成23年開会のあいさつとさせていただきます。

これから、平成23年蔵王町議会定例会を開会いたします。

これから本日の会議を開きます。

ただいまの出席議員は16名であります。定足数に達しておりますから議会は成立いたしました。

本日の議事日程は、お手元に印刷配付のとおりであります。日程に従い議事を進めます。

                                           

     日程第1 会議録署名議員の指名

議長(村山一夫君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

本日の会議録署名議員は、会議規則第117条の規定により、16番福地敏明君、2番外門 清君を指名いたします。

                                           

     日程第2 会期の決定

議長(村山一夫君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。

お諮りいたします。平成23年蔵王町議会定例会の会期は、通年議会実施に伴い、本日1月4日火曜日から1228日水曜日までの359日間としたいと思います。これにご異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(村山一夫君) ご異議ありませんので、平成23年蔵王町議会定例会の会期は、本日1月4日火曜日から1228日水曜日までの359日間といたします。

                                           

     日程第3 会議日程の決定

議長(村山一夫君) 日程第3、会議日程の決定を議題といたします。

  本定例会の日程につきましては、別途お手元に配付のとおり、議案等の審議の関係上本日1日間としたいと思いますが、これにご異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(村山一夫君) ご異議ありませんので、本定例会は本日1日間とすることに決しました。

                                           

     日程第 諸般の報告

議長(村山一夫君) 日程第4、諸般の報告をいたします。

本定例会に町長から議案第1号の1件が提出され、これを受理しておりますので報告いたします。

次に、蔵王町建設職組合組合長から、住宅リフォーム創設に関する誓願が提出され、これを受理し、お手元に配付のとおりであります。

次に、平間武美君から、議発案第1号 最低賃金時間額1000円の早期実現を求める意見書案が提出されましたので、これを受理し、お手元に配付のとおりであります。

次に、広報広聴常任委員会から委員会所管での連合審査による委員会調査を行いましたので、その調査結果報告については、お手元に配付のとおり、委員長から報告があります。

次に、総務経済常任委員会において委員会調査を行いましたので、その調査結果報告については、お手元に配付のとおり、委員長から報告があります。

次に、1214日に総務経済常任委員会に付託された意見書案の審査結果報告については、お手元に配付のとおり、総務経済常任委員長から報告があります。

次に、本定例会に代表監査委員から例月出納検査結果の報告がありましたので、お手元に配付のとおりであります。

次に、馬場勝彦君から、仙南地域広域行政事務組合の報告がありましたので、お手元に配付のとおりであります。

次に、説明員として出席通告のあったものの職、氏名については一覧表としてお手元に配付のとおりであります。

次に、町長からあいさつの申し出がありますので、これを許します。町長。

     〔町長 村上英人君 登壇〕

町長(村上英人君) 皆さん、明けましておめでとうございます。

  新春を迎え招集をさせていただきましたが、議会定例会の開会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げさせていただきます。

  年明け、すがすがしい気持ちで心新たな希望と蔵王町の発展を皆様とともに願うものであります。また、3年目を迎えた通年議会制度の中で、年の初めの招集をさせていただきましたが、初日から補正予算の審議を願うこととなりましたこと、感謝申し上げるものであります。

  また、村山議長におかれましては、宮城県町村議会議長会会長に就任なされましたこと、心からお喜びを申し上げます。議長、おめでとうございます。

  行政の推進につきましては、平成2410月開催のねんりんピック宮城・仙台大会に備え、本日から当面2人体制のねんりんピック推進室を設置したところでありますので、ご報告をさせていただきます。また、黄金川温泉白鳥荘につきましては、昨年1218日にリニューアルオープンをいたしました。連日の平均利用者数を見ますと約300人となっており、大変感謝しているところであります。

  さて、二元代表制のものと言論の府として住民の幸せの実現のため、ともに論じ、新たな施策をつくり上げてまいりたいと考えるものであります。地方分権が進む中、地方にとりましてはより一層の情報収集と決断を要する実態となることと思います。どうか町民が主役、そして地域が主体のまちづくりを行うことで、本町が力強く発展するよう努力してまいりますので、皆様方のご理解を賜りますようお願いをいたしまして、あいさつにさせていただきます。

議長(村山一夫君) 以上で諸般の報告を終わります。

                                           

     日程第 委員会調査報告

議長(村山一夫君) 日程第5、委員会調査結果報告を議題といたします。

  最初に、広報広聴常任委員会所管での連合審査会による委員会調査を行ったので、その調査結果について委員長から報告願います。14番馬場勝彦君、登壇願います。

     〔14番 馬場勝彦君 登壇〕

広報広聴常任委員長(馬場勝彦君) 連合審査会結果報告。

  平成22年議会の休会中の調査を終えたので、その結果を次のとおり報告します。

  1.調査事件  「議会報告会に伴う所管事務調査」(詳細は別紙のとおり)

  2.調査期日  平成22年12月20日(月)

  3.出席者  委員長 馬 場 勝 彦    副委員長 川 村   仁

          委  員 相 原 八 男    委  員 外 門   清

          委  員 水 澤 智 孝    委  員 大 沼 昌 昭

          委  員 尾 関 定 法    委  員 松 ア 良 一

          委  員 佐 藤 長 成    委  員 高 橋 好 夫

          委  員 村 上 輝 雄    委  員 平 間 武 美

          委  員 鈴 木 設 雄

      委員外 議  長 村 山 一 夫

  4.職務のために出席した者

          事務局長 齋 藤 英 之    同補佐 村 上 惠 造

  5.説明のために出席した者

          総務課 課  長 佐藤 正則、防災専門監 小島 一利

          まちづくり推進課 課  長 齋藤 俊一

          建設課 課  長 佐藤 則之、用地専門監 村上 重夫

                  課長補佐 佐藤 耕造

          農林観光課 課  長 佐藤 雄司、課長補佐 村上 正文

                  課長補佐 宍戸 光晴

          保健福祉課 課  長 山岸 利男、参  事 佐藤  博

                  課長補佐 村上 優子

 6.調査結果

 ◆  各所管課より、課長等の出席を求め、「議会報告会に伴う所管事務調査」を行った結果、その内容は別紙のとおりである。

 ◆  委員会の意見

   (1)総務課所管

      @ 学校プール水を消防水利として有効活用するため、教育委員会と連携し、常に状況の把握に努めるとともに、消防団への周知を徹底すべきである。

      A 消防団へ配付している消防水利図について、その保有状況を確認するとともに、常に最新のものを整備すべきである。

   (2)まちづくり推進課所管

      @ 臼久保住宅用地は、有効活用について早急に検討すべきである。

   (3)建設課所管

      @ 藪川と高木川の合流地点については、災害を未然に防止するため、状況の変化等に留意すべきである。

   (4)農林観光課所管

      @ 中山間地域の特認指定による新たな補助事業等について検討すべきである。

   (5)保健福祉課所管

      @ 児童館の開館時間延長について、時間延長に合わせ、登録制及び有料化を検討しているとのことだが、町民の利便性を十分検討すべきである。

      A 福祉行政を進める上で、全体計画である地域福祉計画を早期に策定すべきである。

  以上、報告いたします。

議長(村山一夫君) 次に、総務経済常任委員会において委員会調査を行ったので、その調査結果については委員長から報告願います。5番水澤智孝君、登壇願います。

     〔5番 水澤智孝君 登壇〕

総務経済常任委員長(水澤智孝君) 委員会調査結果報告。

  平成22年議会の休会中の調査を終えたので、その結果を次のとおり報告します。

  1.調査事件  「白石消防署蔵王出張所庁舎建設用地移転に関する調査」

  2.調査期日  平成22年12月22日(水)

  3.出席者  委員長 水 澤 智 孝    副委員長 大 沼 昌 昭

          委  員 相 原 八 男    委  員 尾 関 定 法

          委  員 佐 藤 長 成    委  員 平 間 武 美

          委  員 馬 場 勝 彦    委  員 鈴 木 設 雄

      委員外 議  長 村 山 一 夫

  4.職務のために出席した者

          事務局長 齋 藤 英 之

          同補佐 村 上 惠 造

  5.説明のために出席した者

          総務課長 佐 藤 正 則

          防災専門監 小 島 一 利

 6.調査結果

 ◆  総務課長、防災専門監の出席を求め、「白石消防署蔵王出張所庁舎建設用地移転に関する調査」を行った結果、その内容は次のとおりである。

    なお、調査当日は午後1時15分から建設予定地として検討された7カ所の候補地について実地調査を行った。

   (1)消防庁舎建設用地に求められる要件について

      仙南地域広域行政事務組合が、消防庁舎建設用地に求める要件について確認したところ、次のとおりである。

      @ 県道(主要幹線)に面していること。

      A 敷地面積が1,500平方メートル以上であること。

      B 道路に面する間口が38平方メートル以上であること。

      C 役場との連携が用意であること。

   (2)消防庁舎建設用地の選定経過等について

      上記要件を満たす7カ所を候補地として選定し、その取得費や造成費等を慎重に検討した結果、蔵王町役場庁舎前駐車場のバスプールを含めた一画が最適であるとの結論に達したことから、去る5月21日の議員全員協議会で報告し、仙南地域広域行政事務組合とも協議を進め、8月19日に土地貸借に係る基本合意書を取り交わしている。

   (3)消防庁舎建設予定地の変更について

      上記のとおり蔵王町役場庁舎前駐車場を建設予定地としていたが、去る1023日、24日に開催された産業まつりにおいて、多くの来場者により役場駐車場は混乱状態を呈し、消防救急活動に支障が出ることが考えられることや、バス回転場は必要であるとの考えから、7カ所の候補地について再度慎重に検討した結果、建設予定地を変更することになったとのことである。

 ◆  委員会の意見

  【総 括】

    公共施設用地の選定については十分な検討が必要であり、白石消防署蔵王出張所庁舎建設用地についても、消防庁舎用地として求められる要件や取得費用等について慎重かつ十分な検討を行い決定しなければならないものである。

  1.災害時に一体的な活動が容易にできることを大きな理由として、蔵王町役場庁舎前駐車場のバスプールを含めた一画を建設予定地としていたものの、催事における混乱等による消防救急活動への支障や、バス回転場の必要性等により再度検討した結果、建設予定地を変更するとのことであるが、災害時の連携に支障が生じないよう連絡体制等に留意すべきである。

  2.役場庁舎前駐車場等は催事以外でも常時有効に活用されているうえ、催事における渋滞等により消防救急活動に支障を来すことは問題であり、建設予定地を変更することは止むを得ないものと思われる。

  3.新たに用地を取得するとなると財政負担を伴うので、その負担をできる限り縮減するよう努力し事業を進めるべきである。

  以上、報告申し上げます。

議長(村山一夫君) 以上で委員会調査の報告を終わります。

                                           

     日程第6 議案第1号 平成22年度蔵王町一般会計補正予算(第8号)

議長(村山一夫君) 日程第6、議案第1号 平成22年度蔵王町一般会計補正予算(第8号)を議題といたします。

提出者から提案理由の説明を求めます。町長。

町長(村上英人君) ただいま上程されました議案第1号「平成22年度蔵王町一般会計補正予算(第8号)」について、提案の理由をご説明申し上げます。

  本案は、歳出予算について補正を行うもので、消防費1,2472,000円を追加し、同額を予備費から減額しようとするものであります。

  その内容につきましては、仙南地域広域行政事務組合白石消防署蔵王出張所庁舎建設地について、役場庁舎敷地以外の場所にするための用地を町が取得しようとするものであります。

  以上、提案の理由をご説明申し上げましたが、詳細につきましてはご質疑により主管課長に答弁させますので、慎重ご審議の上、原案どおり可決決定くださいますよう、よろしくお願いをいたします。

議長(村山一夫君) 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。

  本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。1番相原八男君。

1番(相原八男君) この補正予算案ですね。この予備費から出すようになっておりますけれども、ただいまの委員会報告の方からありましたように、立地条件からすればやむを得ないだろうと。私どもも本来5月の全員協議会ですか、あのとき受けたときの内容からすれば、まだ設計段階にも入っていないで、ただ立地をあそこに庁舎前にするというような報告でございました。しかし、この間の先日の調査においては、建物の全容も見えてきたという内容でございました。その中でいろいろな悪条件が四つほどあったわけでございますが、その条件がやはり我々も当然この内容からすればやむを得ない内容かなというふうに思ったわけですね。移転をするには当然のことであるというふうに思いました。

  ただ、仙南広域との話し合いがすべて済んでいるのかどうか、その点についてお伺いしたいと思います。

議長(村山一夫君) 総務課長。

総務課長(佐藤正則君) お答えをしたいと思います。

  仙南広域の方とは、こういった内容について、今議員さんおっしゃったような内容について、その都度具体的なお話をしながら変更についての用地決定等についても協議を進めさせていただいたところでございます。

議長(村山一夫君) 1番相原八男君。

1番(相原八男君) そうしますと、仙南広域とのクリアはしているということでございますから、その立地条件には非常に何ら申し分ないような状況かというふうに思います。

  それからしまして、予備費がありましたので、幸いにも4,300万円の予備費があったと。その中から1,2472,000円、当然私どもといたしましても、前回もお話ししたとおり、ここの駐車場が狭くなった分の駐車場、いろんな催事においてはどうしても必要性があるということから、別な土地の取得というのは必ず駐車場として求めなくてはならないのではないかなというふうなお話をいたしました。その中で、向こうを駐車場にして、こちらを消防庁舎にするような発想はなかったのかどうか、お伺いしたいと思います。

議長(村山一夫君) 総務課長。

総務課長(佐藤正則君) 向こうというふうなご質問ですけれども……。(発言者あり)お答えいたしたいと思います。

  当初5月の際にもご説明申し上げました。議員おっしゃるとおり、当然役場前に庁舎を建設した場合、駐車場の用地が確保しなければならないということで、役場周辺の土地を駐車場に充てたいというようなことをご説明申し上げましたとおりでございます。当然そういったふうな考え方もございました。今回谷地に移転するということであれば、現在の駐車場をそのまま使えますのでその点は若干問題点は多少先送りされる部分もあるかと思いますけれども、十分に対応できるのかなというふうに思っているところであります。

議長(村山一夫君) 1番相原八男君。

1番(相原八男君) 今の土地ですね、庁舎前の駐車場、あるいはバスの回転の場所を消防庁舎として使われた場合、非常にやはりバスの回転所というのもいろんな催事、駐車場が満杯になったときのことが非常に私どもも心配された懸念の一つでございます。そういう中でこの土地が役場の庁舎から余り離れないでそういうふうな取得する場所があったということは、非常に恵まれたのではないかなというふうに私は思います。

  その中で、今後22年度も間もなく終わろうとしているわけでございますが、3カ月ほどでございますが、この予備費の1,2472,000円を充てることについて、今後のいろいろな予算に支障が来ないものかどうか、その点についてお伺いしたいと思います。

議長(村山一夫君) 総務課長。

総務課長(佐藤正則君) その辺も十分に財政の方と協議しながら今回補正予算を組まさせていただいたところでございます。よろしくお願いいたします。

議長(村山一夫君) ほかにございませんか。8番松ア良一君。

8番(松ア良一君) 委員会調査の報告を受けまして、あらあら伺うわけでございますけれども、改めて確認をしながら質問をさせていただきたいと思いますけれども、今回の消防署移転に伴う用地取得については、昨年の全員協議会で説明を受けて内容等についてはわかっているわけでございますけれども、先ほど相原議員の方からもお話ございましたように、財政状況が厳しくなってくる中で、一たんは最初庁舎前の方に候補地にしたわけでございますけれども、今回連携等重視、あるいは催事等を考えながら場所を変更したと、こういう内容でございますけれども、今回なぜそうした形でこの新しい候補地になったのか。なかなかこの辺が1回では伺ってもなかなか理解できないところがある。このようにも感じておりますので、その辺のことについて改めて伺いたいと思います。

議長(村山一夫君) 総務課長。

総務課長(佐藤正則君) 敷地の変更の理由を改めてもう一度説明をしていただきたいというふうな質問の内容でございますけれども、先ほど委員会の調査報告の中にもございましたとおり、3点ほど考えました。

  その中で、いわゆる催事の場合の混雑、それも一つの大きな要因だというふうに思っております。二つ目が建物のいわゆる圧迫感といいますか、広域行政からご提案をいただきました建設予定の図面を重ね合わせてみましたところ、想像以上の圧迫感が出てくるというふうなことも理由の一つに挙げたところでございます。それから、もう1点、町民バスの回転場ということで、先ほどもお話ございましたとおり、また、その回転場が「ございん」の駐車場に回転場を設けたらということで5月の段階で説明しましたけれども、そういった場合、やはり回転場の必要性ということからすれば、現在の場所がどうしても確保しておく必要があるのではないかというふうなこともございますし、春のダイヤ改正でまた新たなダイヤ改正を行った場合、その町民バスの回転場というのが必要になるというふうに認識をしたものですから、その3点でひとつ移転をしたらどうだというふうなことに結論づけたわけでございます。よろしくお願いします。

議長(村山一夫君) 8番松ア良一君。

8番(松ア良一君) 3点ほどについて説明を伺ったわけですけれども、そうした問題点についてはこれは検討の段階でよくよく慎重に検討していけば、いわゆる催事にはこうした渋滞のところに救急車が発進するような、形態も起こるのではないか、こういった考えも予測できたのではないかな、このように思うわけですね。庁舎前の建物の建設においても同じように景観的にはそうしたことも考えられるわけでございますので、前もってそうしたことは今考えますと予測でき得る範囲内のことではなかったのかな、このように思います。こうした選定に当たっては、やはりよくよく慎重に検討していただいて、その上で公表あるいは議案の中にこうした形で出していく。こうした形態をとられた方がいいのではないかな、このように思います。

  今回用地取得に当たっては1,500平方メートル以上ということで、今回取得に当たっては1,600平方メートル以上購入する段階になったわけですけれども、この辺は用地取得に当たってはそれを超える取得の範囲内になりますけれども、この辺についての考え方をお伺いしたいと思います。

議長(村山一夫君) 総務課長。

総務課長(佐藤正則君) 用地選定の主な条件ということで、1,600平米、1,500から1,600平米ですね、これを確保していただきたいということでございます。用地交渉の段階でいわゆる1区画というふうな1筆だったものでございますので、それの条件が逆に提示いただきまして、若干残した場合、あとの利用価値が利用ができなくなるということで、ぜひ全筆ということでお話がございました。その中で若干用地も減らしていただくということでの了解なんですけれども、建物のハト小屋なんですけれども、その分は若干セットバックしまして、4メートルほどバックしまして、分筆をしてそれは除いた上で用地を取得するというふうな今考えでいるところでございます。よろしくお願いいたします。

議長(村山一夫君) 8番松ア良一君。

8番(松ア良一君) 今後建設に当たって、スケジュール等もあらあら決まっているようなお話も伺いますけれども、この辺についてお伺いしたいことと、今後建設あるいは用地等についても進捗によっては住民とのかかわりも大変非常に強くなってくるかと思いますので、その辺の理解をいただいていく、こうしたことについてもこの2点についてお伺いしたいと思います。

議長(村山一夫君) 総務課長。

総務課長(佐藤正則君) ありがとうございます。確かに建設スケジュール等も当然今年度で用地の取得をして広域の方にお渡しをするというのが前提になっているところでございます。そういったことで急遽お願いをして、早めに用地の確保をした上で、広域の方にも用地の確保をしてお渡しをしたいといいますか、お貸ししたいなというふうに考えているところでございます。

  用地の造成等につきましても、即、これは来年度になろうかと思いますけれども、造成をした上でお渡しをして、建物のいわゆる設計等につきましても、至急きょうの可決いただいた段階で広域とまた再度詰めまして、その辺の調整もしてまいりたいというふうに思っているところでございます。

議長(村山一夫君) ほかにございませんか。13番平間武美君。

13番(平間武美君) 我が町の消防庁舎ということで、大変重要な案件だと思いますけれども、今後何十年、いや百年単位でこの消防庁舎がもしかして使用されるということで、未来永劫にわたって大変大事な問題だと、このように考えます。

  その中で、松ア議員とも重複する部分があるかと思いますが、5月21日の、昨年ですね、全員協議会で蔵王町役場の庁舎を利用するんだと、そのように協議会で報告がありまして、8月19日に土地貸借にかかわる基本合意書まで取り交わしているんですね。昨年半年ぐらいで建設予定地を変更するんだと、またこのような全員協議会がありまして、どうも最初に決めたときのその安易過ぎるのではないのかなと、場所選定においてですね。

  この辺が委員会でも感じたところですが、ただ、7カ所の候補地の中で委員会の方でもありましたが、2番目の谷地、これを選んだと。報告書には書いていないですけれども、谷地を選んだという理由がいまいち私は理解できなかったんです。なぜこの2番を選んだのか。委員会では4番もよかったのではないのかと、いわゆる選果場付近ですね。そういう案もあるのになぜ2番だったのか。ここをしっかりはっきりとお答え願いたいと思います。

議長(村山一夫君) 総務課長。

総務課長(佐藤正則君) お答えをしたいと思います。

  用地選定の理由でございますけれども、4点ほどいわゆる必須条件というふうなことで広域の方から協議の中で提案をされたことがございました。委員会の報告にもございましたとおり、町との連携がとりやすい場所、あるいは主要県道沿いであること、それから間口が約38メートル確保できること、それと4点目として敷地の面積が1,500から1,600平米以上確保できるというふうな4点ほどございました。

  その中でなぜ谷地なのだというふうなことでございますけれども、やはり県道を主要の場所ということで、ほかの広域の施設も見ますと、この辺の4点をクリアしているということでございます。白石の場合ですと国道113号線沿い、角田ですと市役所の隣、柴田町ですと旧4号沿い、それから大河原は広域本部でございますね。村田が公民館の向かい、丸森が国道113号線沿い、川崎が県道亘理大河原川崎線ということで、七ヶ宿が庁舎の敷地と、ほとんどやはりこの4点を満足する場所に立地しているということでございます。これについてもやはり町としても広域のそういった要望にこたえる意味から県道沿いをメーンに用地交渉を重ねてまいりました結果、この谷地の今回提案をさせていただいている場所が内諾を得て、皆様方に提案をするというふうなことでございますので、ひとつご理解を賜りたいと思います。

議長(村山一夫君) 13番平間武美君。

13番(平間武美君) 今課長の説明で、4点がいわゆるこの場所を決定したと、となりますと、4点は役場庁舎も入っているんですよね。入っているんですよ。ですから、この4点で決めたという答弁ではちょっと説得力に欠けるのではないのかなと。

  それと、もう一つあるんですけれども、その催事、いわゆる産業まつりとかの催事の際、どうもこの救急車なんかは緊急事態に大変ではないのかという意見でありますが、そうしますと、谷地に建てたとしても、産業まつりとかの催事があったら同じことなんですよ、場所的には。ですから、その催事というのも理由にならないんですよね。むしろ、4番の選果場の方が産業まつりとかは全然関係なく上からおりてこられるんですね。例えば宮の方に緊急があった場合ですね。逆に遠刈田なんかであったときはこれまた大変な問題になります。でも、2番の谷地だと、遠刈田の方に行くのは楽なんですけれど、永野あるいは宮の方におりていく災害のときは、緊急の場合は同じなんですね。大変なことになるんですよ。

  ですから、逆にこの4番の選果場というのを十分に検討したんでしょうか。これ、私の言い方だとどちらもイーブン・イーブンな言い方になりますけれども、この2番の説得力がいまいちちょっと先ほどの4点だけの理由では足りないような気がするんですが、いかがでしょうか。

議長(村山一夫君) 総務課長。

総務課長(佐藤正則君) やはりこの4点ですね、これを満足させるということがまず必要だというふうに考えているところでございます。委員会調査の際にもいろいろご説明したところでございますけれども、やはり県道沿いを主にまず考えたというのは、それは事実でございます。4番といいますか、選果場の周辺もどうなのかというふうなことの質問でございますけれども、当然ここも検討はさせていただきました。選果場の周辺ですと、土地の面積なんかは非常に大きい、あるいは間口は確保できても奥行きが確保できないとか、いろいろその用地の交渉の結果もまた何とも言えない。いろいろそういった内容の中での当然検討でございますので、条件的にはこれも候補地の一つではあったんですけれども、県道沿いから優先順位をつけていったということでございます。4点については当然その満足をすることが前提になろうかというふうに思っているところでございます。

議長(村山一夫君) ほかにございませんか。14番馬場勝彦君。

14番(馬場勝彦君) 若干今の質問した方と関連するかもしれませんが、まず、本日用地関連として1,2472,000円ほどの補正ということであります。ここでお聞きしておきたいんですが、今回補正の金額だけでこの用地すべてが終わるとはどうも見えないんですよね。これはあくまでもきょう、これに関連するんですが、たしか広域関係に用地をやる場合は、ある程度造成をされ、更地の状況においてお渡しするという形だったと記憶しているものですので、実際この今回の消防用地において、最終的にどれくらいの財政負担が強いられるのかと、どのように見ておられるのか、まずその1点を先にお聞きしておきたいと思います。

議長(村山一夫君) 総務課長。

総務課長(佐藤正則君) お答えをしたいと思います。

  馬場議員おっしゃるように、今回はあくまでもその用地の取得関連の予算でございます。このほかに当然造成費用もかかってくるというふうに理解をしているところでございます。金額についてはまだ、もう算定はしておるんですけれども、補正予算で……。(発言者あり)現在算定をしたところ、約800万円で造成がすべて完了するのかなというふうな考えでおります。

議長(村山一夫君) 14番馬場勝彦君。

14番(馬場勝彦君) 今の課長の説明だと、造成費に約800万円くらいかかるのではないかと、これはまだ大体の数字だと思っております。そうしますと約2,000万円。しかし、の先ほどの質問で、大体最終的にどれくらいかかるんですかという質問をしたのに、どうして小分けで出すんですか。このほかにもっと経費かかるでしょう。わかりません、あの土地で。遺跡調査費とかってないんですか。そういう関連関係もやはり議会ですのできちっと、何万だか細かい数字出てこないのはわかりますので、検討するのであれば大体総額的にどれくらいかかるかくらいの見当は出していると思うんですが、きちんと答えてもらわないと、こちらも質問回数制限されてますので、もう一度お願いいたします。

議長(村山一夫君) 総務課長。

総務課長(佐藤正則君) 確かに遺跡の場所でもございます。これにつきましては当然遺構調査を実施しまして、それでもってその状況によってまたどういうものが出てくるかにもよろうかと思うんですけれども、遺跡の調査が出てまいります。これは当然教育委員会の予算の中で調査をいただくということに考えているところでございます。遺構確認についてですね。その後、もし重要な遺跡が出てきたということであれば、それはまた別の予算化をして議会の中でご審議をいただくというふうな段取りになろうかと思います。

  現段階としては、まだその金額については何とも発掘調査をしてみないと、遺構調査をしてみないと何とも言えませんので、その程度の考え方で予算は当然出てくるのかなと。できればそういった遺跡がないことを願っているところでもあります。

議長(村山一夫君) 14番馬場勝彦君。

14番(馬場勝彦君) そうしますと、課長の今の説明ですと、大体今わかっているくらいで約2,000万円強のお金が最終的にはかかりますよと、それプラス遺跡調査関係で増えていくと。蔵王町は残念ながら遺跡多いですからねえ。

  ここで今説明を受けたんですが、先ほどの委員会の調査の報告の中にもありました。大変な金額ですよね。2,000万円以上の金額、下手すると2,000数百万円これからかかっていくということで、ここで町長に1点お伺いしておきたいんですが、確か5月のときの庁舎前の用地選定のときの説明の中に、蔵王町、財政大変厳しいと。財政負担を最小限にするために、公共用地である場所を選定の一つとしたんだという、確かそういう内容の説明があった記憶があるんでありますが、しかし、ここに来て先ほど同僚平間議員の質問にもありましたが、なぜ本当にこの2,000数百万円かける、かけなければならないだけの移転理由、選定場所ということ、私もどうもそこを聞いていまして納得しづらいというか、どうもあやふやな部分があるのかなという、その考え方ですよね。いろんな面で財政が厳しい、厳しいということを言っている割にはこの財政負担を最小限にするための用地選定の検討を本当に行ってきたのかというのがどうしても疑問が残るんですよね。この辺について、私これ3回目なので、町長の考え方をお伺いしたいなと思っております。

  それから、もう1点、総務課長になりますが、先ほどの報告にもありましたが、仙南広域の方では確か基本設計等ももう行われているという話を伺っております。それから、地質調査関係も若干手をかけたということを聞いておりますが、そこにかかった経費に対して、変更すれば新たにまた経費がかかってくるわけでありますから、その辺の負担についてどのような話し合いになっているのか、この辺についてもあわせてお伺いしておきたいと思います。

議長(村山一夫君) 町長。

町長(村上英人君) 大変申しわけないなというふうに思っております。確かに5月21日、そしてこの8月19日に皆様方にもお話をさせていただいたことも確かであります。ただ、設計の図面も上がってきていないということもありました。ただ、何度も言うようでありますが、一つはイベントの状況の中、それとあと設計が上がってきたのが1030日末なんですが、そして今ございんホールにあるお手洗いがあるんですが、お手洗いのように波形の蔵王にふさわしい建物ということもありまして、そういうL形の建物で出てきたわけでありますが、そういったことで大分圧迫感も出てきて、駐車場も道路沿いから間口も大分狭くなってしまうなと。当初いろいろと私が考えていたものとちょっとあれかなというふうに思ったんですが、そういったいろんな等々あったわけであります。

  それとあと、先ほど言ったバスの回転場等々、最近ございんホールも大分いろんな行事等々使うものですから、そのときに本当にバスが回転場としていいのかということもちょっと、それとあと、バスの今後の4月のダイヤに合わせて回転場の回転も少し多くしなければいけないと。この前一般質問等々でもお話しさせていただいたわけでありますが、蔵王高校の終着駅を蔵王高校の子供たちにもっともっと利用しやすい環境をつくろうということで、実はBGを最終駅にしているわけであります。そのときに役場前を経由していこうと思っています。今の永野の信号に出てくるところから直接ではなくて、やはり役場の前を経由して、そしてBG終着と、そういったことを村田からの路線を今考えて、4月に。そういったことでどうしても回転場等々のものもなくすことができないということもありました。そういった等々の問題であります。

  それともう1点が、では駐車場がなくて済むのかということではないです。あくまでも駐車場が今の三、四列の部分がなくなってしまうわけでありますから、それの用地も確保しなければいけないということは以前にもお話をさせてもらっているわけであります。

  ですから、どちらにしても用地の取得は考えざるを得ない状況であったということであります。ご理解賜りますようお願いいたします。

議長(村山一夫君) 総務課長。

総務課長(佐藤正則君) 基本設計、それから地質調査の関係でございます。

  おっしゃるとおり、基本設計、もう出てまいりました。その中で、やはり移転をすることによってその設計図面が生かされるかどうかという質問だと思いますけれども、コンピューターによるいわゆる設計が今やられておりますので、それを利用しながら新たな土地においてもその図面を生かしながら設計を継続してまいりたいというふうな確認はとっておるところでもございます。

  それから、地質調査の関係でございますけれども、議員おっしゃるように1本ほど確認調査をしているところです。というのは、役場庁舎あるいはございんを建設する際に、この地質調査はもう既に実施をしていたということで、それらのいわゆる書類を利用しながら今回の地質の調査を確認調査という形でやられたということでございます。今後この点についても広域の方とも十分詰めておるところでございますけれども、谷地に移転した場合は当然そういったまた地質調査も予算の範囲の中で実施をしてまいるということでございますので、現予算の中でいろいろとそういった執行については協議をしながら進めてまいりたいというふうな確認もいただいておりますので、広域の方に1本の確かに経費の部分はありますけれども、現予算の中で調整をしてその辺も協議を進めるということで確認をとっているところでございます。よろしくお願いいたします。(「負担があるのかと聞いているの。新たな負担があるのかと」の声あり)

  その辺も広域の方と新たな負担が生じてくるかどうか、今後の検討を加えた上で最終的な結論を出したいというふうなことでございます。よろしくお願いしたいと思います。

議長(村山一夫君) ほかにございませんか。15番鈴木設雄君。

15番(鈴木設雄君) 各議員の方々から大分質疑が熱くしたように思いますけれども、執行部におかれましては、取得するときの件については慎重かつ十分検討なされるということは、役場庁舎前のあれは慎重に検討できる時間もあったのかなと。ところが、11月に入っての今回の取得ということで、余りにも拙速過ぎたようなあれが否めないということの不信感がやはり募っておるのではないかなと思います。

  そんな中で、仙南広域の建物の建設予定が来年度に入っておる状況の中で、ここに取得するのに対してのあれは建設予定地を変更するのはやむを得ないというのは、皆さんの中でもある程度ご理解できるものと認識しておるわけでございますけれども、やはり仙南広域の設計なされて、そして来年度にはきちんと庁舎ができ上がるというのは、我々としても責任を負わなくてはならない用件であろうかと思いますので、その点については執行部が一番苦労なさっているのかなということでございます。

  ただ、確認したいのは、700メートル遠刈田に上ってくる。お祭りや何かの催事場におかれましての渋滞とかそういうものは五十歩百歩の感は否めないということであれば、谷地の河原の方面に対しての迂回路の今後整備も含めておられるのかどうか、ひとつ町長の方の考えがありましたら確認したいと思います。

議長(村山一夫君) 町長。

町長(村上英人君) 迂回路というか、大体メートルにして700までないんですが、700切るわけでありますが、迂回路等々は今現在考えておりませんが、今後町道等のその状況を見ながら考える必要もあるだろうと思いますし、それだとイベントのときは蔵王町の交通指導隊の皆さんだとか等々、ですから、いざサイレンを鳴らしながら来た場合には、今の道路でもスピードダウンはしなければいけませんが、十分その辺は対応できるのではないかなというふうに思っていますが、ただ、もっと有効活用できるような枝線の町道路線、農道も含めてちょっと勉強させていただきたいというふうに思っております。よろしくお願いいたします。

議長(村山一夫君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)ほかに質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします

続いて討論に入ります。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。

これより、直ちに採決いたします。

  お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(村山一夫君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。

  10分間休憩いたします。

     午前10時58分 休憩

                                           

     午前11時08分 再開

議長(村山一夫君) 再開いたします。

  休憩前に引き続き審査を行います。

                                           

     日程第7 請願第2号 住宅リフォーム助成制度の創設に関する請願について

議長(村山一夫君) 日程第7、請願第2号 住宅リフォーム助成制度の創設に関する請願についてを議題といたします。

  請願者代表より趣旨説明を求めます。蔵王町建設職組合組合長山崎忠夫君、登壇願います。

     〔蔵王町建設職組合 組合長 山崎忠夫君 登壇〕

蔵王町建設職組合長(山崎忠夫君) 住宅リフォーム助成制度創設に関する請願書。

 【請願の主旨】

   蔵王町内の中小建設業者に対する仕事確保並びに住民の安全・安心、住生活改善と地域経済活性化のため、住宅リフォーム工事に対する助成制度を創設していただきたく請願をいたしました。

 【請願の理由】

   現在、町内の特に中小零細な建設事業者や従事者におきましては、長引く不況や消費者の買い控え、一向に上がらない工事単価、労働賃金のままで、廃業・失業が相次いでおり、さらに雇用不安や社会負担等の増大で、普通の生活が脅かされて危機的な状況が続いております。

   このような状況を改善するため、各地で「住宅リフォーム助成制度」が実施され成果を上げているところです。その成果は、建設業に留まらず、地域内でお金が循環し、大きな経済波及効果が生まれ活性化につながるものであります。

   さらに、地域の建設技能者または後継者を育成することは同時に、災害時の緊急対応や復旧・復興支援の担い手を維持することも必要不可欠と考えております。

   つきましては、町民の方が町内建設事業者を利用して、自宅に環境への配慮やバリアフリー化、防犯・防災対策のみならず、全てのリフォーム工事を行う場合に、蔵王町においても経済対策として位置付け、工事費用の一部を助成する「住宅リフォーム助成制度」を創設していただきますよう請願いたします。

  1.助成金の対象

   蔵王町内在住者で住宅のリフォーム工事をする者。

  2.助成の条件

   リフォーム工事の施工業者は、蔵王町内に居住または事業所を有する地元業者(下請事業者も含む)とし、主として本組合の加入事業所とする。

  この制度が実現いたしますと、住宅リフォームを促進し建築関連業者の経営に多大な貢献があることは確実です。すでに全国19都道府県83自治体で実施されており、その経済効果は助成額の20倍以上にも及ぶといわれております。中小業者の「仕事おこし」に直結すると同時に、地域経済を活性化させる有効手段であると確信する次第で町民にも歓迎される施策であります。

  窮迫する財政事情ではあろうかと存じますが、ぜひ早期に実施されることをお願いいたします。

  地方自治法第124条の規定により、上記のとおり請願書を提出いたします。

  蔵王町議会議長 村山一夫 殿

  議会の皆様の賛同を賜りますようによろしくお願いいたします。

議長(村山一夫君) お諮りいたします。ただいま議題となっております請願第2号については、所管の総務経済常任委員会に審査を付託し、審査終了までの継続審査とすることにしたいと思います。これにご異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(村山一夫君) ご異議なしと認めます。よって、本請願は総務経済常任委員会に審査を付託し、審査終了までの継続審査とすることに決しました。

                                           

     日程第8 議発案第1号 最低賃金時間額1000円の早期実現を求める意見書案の提出について

議長(村山一夫君) 日程第8、議発案第1号 最低賃金時間額1000円の早期実現を求める意見書案の提出についてを議題といたします。

  本案については、昨年の定例会12月会議の最終日に総務経済常任委員会に審査を付託したものでありますので、総務経済常任委員長より審査結果の報告を求めます。5番水澤智孝君、登壇願います。

     〔5番 水澤智孝君 登壇〕

総務経済常任委員長(水澤智孝君) 意見書審査報告をいたします。

本委員会に付託された意見書は審査の結果、次のとおり決定したから、会議規則第94条の規定により報告します。

1.        審査の経過

意見書の審査のための委員会は、平成221222日(水)に審査を開催し、意見書の内容を確認した。その後質疑を行い、討論を経て採決した。

2.        審査の結果

受理番号

受理年月日

件 名

審査結果

措 置

 7

平成221013

「中小企業予算拡充を図り、最低賃金の時間額1000円の早期実現を求める意見書」

採択すべきもの

 

採択の理由(受理番号7)

   最低賃金の引き上げにより、地域経済の活性化を図る必要があることから、採択すべきものとした。

以上、ご報告申し上げます。

議長(村山一夫君) 続いて、提出者から趣旨説明を求めます。13番平間武美君。

     〔13番 平間武美君 登壇〕

13番(平間武美君) 議案の朗読をもって提案理由の説明とさせていただきます。

  議発案第1号

   中小企業予算拡充を図り、最低賃金の時間額1000円の早期実現を求める意見書案の提出について

  蔵王町議会会議規則第13条の規定により、中小企業予算拡充を図り、最低賃金の時間額1000円の早期実現を求める意見書案を別紙のとおり提出します。

平成23年1月4日 提出

提出者 蔵王町議会議員  平 間 武 美

賛成者 蔵王町議会議員  大 沼 昌 昭

賛成者 蔵王町議会議員  佐 藤 長 成

賛成者 蔵王町議会議員  鈴 木 設 雄

     中小企業予算の拡充を図り、最低賃金の時間額1,000円の早期実現を求める

     国に対する意見書採択を求める意見書

  現在、経済苦を抱える家庭が蔓延しており、憲法第25条に基づく「健康で文化的な最低限度の生活」を営むことができるよう、公的施策の拡充を図り、生活水準の立て直しを図る施策の充実が求められています。

  その実現への実効ある有効な施策が、最低賃金の引き上げであると考えています。

  このたび、全労連東北地方協議会で取り組んだ東北地方の最低生計費試算調査で算定された生計費は、最低賃金Cランク(モデル都市 福島県会津若松市)で時給1,338円、Dランクで時給1,311円(モデル都市 岩手県北上市)という結果になり、Aランクの首都圏(モデル都市 さいたま市)で示された時給1,345円と比較すると、ほとんど変わらない水準となる結果が示されました。

  この結果は、都道府県ごとに決められているランクによる地域別最低賃金制の矛盾を導き出し、全国一律最低賃金制度の合理性を裏付けるものになりました。

  最低賃金の引き上げは、労働者の賃金底上げに留まらず、若者の定住対策や、宮城県の基幹産業である農業の振興にも連動する問題だとする、国に対する地方議会の意見書が採択されています。

  今年の最低賃金の引き上げについては、@生活保護との乖離の解消。A雇用戦略対話で「2020年までの目標としてできるだけ早い時期に全国最低時給800円を確保し、景気状況に配慮しつつ全国1,000円を目指す」政労使合意の実現に向け、大幅な最低賃金の引き上げが期待されましたが、宮城県においては、中央最低賃金審議会が示した目安額10円にプラス2円の12円の引き上げに留まり、生活保護との乖離額14円さえも下回る水準になっています。

  中小業者に対する予算の拡充を図り、最低賃金800円の確保、1,000円の実現に向けた実効ある施策が図られるよう、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。

平成23年1月4日

宮城県刈田郡蔵王町議会

提 出 先

    内閣総理大臣   菅   直 人 殿

    厚生労働大臣   細 川 律 夫 殿

    経済産業大臣   大 畠 章 宏 殿

    財務大臣   野 田 佳 彦 殿

  以上、説明とさせていただきます。

先輩、同僚議員の賛同を賜りますよう、お願いいたします。

議長(村山一夫君) 提出者の趣旨説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。本案に対する質疑を許します。(「なし」の声あり)質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします

続いて討論に入ります。最初に原案反対の方の発言を許します。(「なし」の声あり)討論なしと認めます。

これより直ちに採決いたします。採決は起立により行います。本意見書案に対する委員長の報告は採択です。

議発案第1号 最低賃金時間額1000円の早期実現を求める意見書案を採択することに賛成の諸君の起立を求めます。

〔起立15名〕

議長(村山一夫君) 起立多数であります。よって、本意見書案は、委員長報告のとおり採択することに決しました。本意見書は関係執行機関に送付することにいたします。

これをもって、本会議に付議された案件の審議は全部終了いたしました。

                                           

議長(村山一夫君) 閉会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。

  正月早々と通年議会始まりましたが、このように最初から慎重に審議されたことに大変ありがたく思っているところでございます。

  地方分権改革と言われましてから、もう10数年たっておるところでございます。そしてまた、地方政府として自治体が独立していかなければならないというような格好もうたわれ始めてから約10年、そういうものに対して、本当に皆様方とともに議会を改革、自治体に向かっていけるような議会にしていただければなと思うところであります。今後ともこの通年議会、もっと飛躍した議会になることを念じ、閉会に対してのごあいさつといたします。

  次に、町長からあいさつがあります。町長。

町長(村上英人君) 一言御礼のごあいさつを申し上げさせていただきます。

  招集の議会でありましたのですが、議案第1号のご審議を賜りまして原案どおり可決決定くださいまして、誠にありがとうございます。深く感謝と御礼を申し上げる次第であります。これを機に蔵王町も安全・安心のまちづくりに努めてまいりたいというように思っているところであります。

  また、年を新たにいたしまして、ことしはこの卯の年であります。この正月三が日でありますが、穏やかな日が続いたわけであります。えとのうさぎにあやかりまして、蔵王町が穏やかで、また、大きく飛躍する年でありますことをご祈念申し上げながら御礼のごあいさつにさせていただきます。ありがとうございました。

                                           

議長(村山一夫君) お諮りいたします。本会議はこの後、明日1月5日から3月31日までの86日間を休会としたいと思います。これにご異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(村山一夫君) ご異議なしと認めます。よって、あす1月5日から3月31日までの86日間を休会とすることに決しました。

  本日は、これをもって散会いたします。

  大変ご苦労さまでございました。

     午前11時26分 散会