令和元年度決算報告

令和元年度の決算報告

一般会計の決算実質収支は1億6,118万円

 歳入が69億5,566万円、歳出が67億731万円で、収支差引額は2億4,835万円となりました。この中には、令和2年度に繰り越すべき財源として8,717万円が含まれていますので、実質収支は、1億6,118万円となりました。このうち9,000万円を基金(貯金)に積み立て、残りを令和2年度に繰り越しました。

用 語 の 説 明

議 会 費

議会運営にかかる費用

総 務 費

各種基金への積立や税務、戸籍、選挙など行政運営にかかる費用

民 生 費

高齢者や児童の福祉などにかかる費用

衛 生 費

町民の健康にかかる費用やごみ処理などにかかる費用

農林水産業費

農業や林業、水産業の振興にかかる費用

商工費・労働費

商工業の振興や観光振興にかかる費用

土 木 費

道路や公園などの整備、公営住宅の管理などにかかる費用

消 防 費

消火活動や防災対策にかかる費用

教 育 費

学校教育や生涯学習、文化、スポーツ振興にかかる費用

災害復旧費

土木や公共施設などの災害復旧にかかる費用

公 債 費

町の借入金(町債)の返済にかかる費用

諸支出金

支出の性質により、他の支出科目に含まれない経費


一般会計

歳入
 歳入の決算額は、前年度と比較して10億7180万円の増(18.2%)となりました。地方税、使用料が減額となったものの、県支出金、繰入金、地方債が増額となったためです。
 自主財源である町税は、前年度と比較すると2642万円の減(△1.5%)となりました。また、町税全体の徴収率は94.7%で、前年度に比べて0.4ポイント改善され、9年連続で滞納繰越額は減少しています。

歳出
 歳出の決算額は、前年度と比較して10億4439万円の増(18.4%)となりました。前年度より増額となった主な要因は、統合中学校用地取得事業や畜産・酪農収益力強化整備等特別対策事業などの普通建設事業費が大幅に増額となったためです。
 また、特別会計や企業会計及び刈田綜合病院の運営補助、仙南地域広域行政事務組合の負担も行っています。

財政状況
 令和元年度は統合中学校用地取得事業に伴う町債の増加により、将来負担比率が発生しましたが、「財政健全化判断比率」は大幅に基準を下回り、健全な状態といえます。
 しかし、少子高齢化の進展や子育て支援に対する社会保障費は年々増加していて、統合中学校建設に伴う費用も継続してかかっていきます。今後も安定して行政サービスを提供していくために、行財政改革を進め、計画的な財政運営を行っていく必要があります。

特別会計

特別会計の決算

区  分

歳  入

歳  出

国民健康保険

13億8,251万円

12億9,381万円

宮財産区

225万円

208万円

公共下水道事業

5億9,010万円

3億8,583万円

介護保健

11億1,292万円

10億9,350万円

後期高齢者医療

1億3,041万円

1億3,023万円

合計

32億1,819万円

29億 545万円

 

企業会計の決算(税抜き)

◆蔵王病院

区  分

収益的収支
資本的収支

収入

3億6,969万円

624万円

支出

4億2,212万円

954万円

収支差引

▲5,243万円

▲330万円


◆水道事業

区  分

収益的収支
資本的収支

収入

4億6,680万円

1億4,459万円

支出

4億4,187万円

2億4,575万円

収支差引

2,493万円

▲1億116万円

 

◆国民健康保険
 保険税の収入済額は2億5625万円で、前年度より1413万円の減額となりました。収入未済額は7144万円で、前年度より694万円の減額となりました。

◆公共下水道事業
 元年度末での町債残高は22億9897万円。公債費(町債の返済金)が2億8887万円で、歳出全体の74.9%を占めています。

◆介護保険
 65歳以上の人が負担する介護保険料1億9938万円と、40歳から64歳までの人が医療保険料と一緒に納付し、支払基金から交付される交付金2億8187万円が歳入の主なものです。

◆後期高齢者医療
 75歳以上の人などが負担する後期高齢者医療保険料9365万円が、歳入全体の71.8%を占めています。

企業会計

◆蔵王病院事業
 収益から費用を差し引いた5243万円の赤字決算。前年度と比較して、外来患者数は726人減の1万524人となり、入院患者数では393人減の1万2694人となりました。

◆水道事業

 収益から費用を差し引いた2493万円の黒字。そのため、当年度未処分利益剰余金は、5525万円となりました。


 

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