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健康を守る行事



健康一口メモNo341
お口の老化「オーラルフレイル」知ってますか?

小野歯科医院  院長 小野 貴志夫 先生

 人は加齢に伴い身体だけでなく、歯や舌などの機能も衰えます。食べこぼしやむせることが増えるといった口まわりのささいなトラブルを、全身の衰えのサインととらえる「オーラルフレイル」という考え方が広がってきています。
 歯が20本残っているか、かむ力が弱くないかなど、6つの項目のうち3つ以上該当する人は、いずれも該当しない人と比べて、死亡率が2倍、介護が必要になるリスクも2.4倍になるそうです。身体的な衰えを引き起こす要因にならないよう口の機能維持が必要になります。
【6項目:@残っている歯が20本未満、Aかむ力が弱い、B口を上手く動かせない、C舌の力が弱い、Dかたい食品が食べづらい、Eむせやすい】
 歯を失う代表的な原因は虫歯や歯周病です。これらは歯科治療の進歩や予防の普及により、ある程度はコントロールできるようになりました。しかし、残った歯を健康で機能できる状態に保つには、プラスアルファが必要です。それは、しっかり呼吸し、話しをし、噛んでのみ込む、また唾液を出して食べる、おいしい物をおいしいと感じることが大事です。

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