一般会計の決算実質収支は1億3,340万円
提案理由を述べる村上町長
歳入が57億9,041万円、歳出が56億2,863万円で、収支差引額は1億6,178万円となりました。この中には、平成29年度に繰り越すべき財源として2,838万円が含まれていますので、実質収支は、1億3,340万円となりました。このうち7,000万円を基金(貯金)に積み立て、残りを平成29年度に繰り越しました。
用 語 の 説 明
議 会 費
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議会運営にかかる費用
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総 務 費
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各種基金への積立や税務、戸籍、選挙など行政運営にかかる費用
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民 生 費
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高齢者や児童の福祉などにかかる費用
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衛 生 費
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町民の健康にかかる費用やごみ処理などにかかる費用
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農林水産業費
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農業や林業、水産業にかかる費用
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商工費ほか
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商工業の振興や企業誘致、観光振興にかかる費用
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土 木 費
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道路や公園などの整備、公営住宅の管理などにかかる費用
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消 防 費
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消火活動や救急にかかる費用
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教 育 費
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学校教育や生涯学習、文化、スポーツ振興にかかる費用
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災害復旧費
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土木や公共施設などの災害復旧にかかる費用
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公 債 費
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町の借入金(町債)の返済にかかる費用
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支出の性質により、他の支出科目に含まれない費用
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歳入
歳入の決算額は、前年度と比較して3億453万円の減(△5.0%)となりました。ふるさと応援寄附の増加により寄附金が前年度より4900万円の増(1657.1%)となったものの、主に地方交付税などが大幅に減額となったためです。
自主財源である町税は、前年度と比較すると757万円の増(0.4%)となりました。町税全体の徴収率は92.6%で、前年度に比べて1.3ポイント改善され、6年連続で滞納繰越額は減少しています。
歳出
歳出の決算額は、前年度と比較して2億5866万円の減(△4.4%)となりました。前年度より減額となった主な要因は、前年度のB&G海洋センター増築工事の完了や仙南クリーンセンター建設負担金などが大幅に減額となったためです。また、特別会計や企業会計及び刈田綜合病院の運営補助、仙南地域広域行政事務組合の負担も行っています。
財政状況
町債の繰上償還や借入抑制に計画的に取り組んできた結果、町債は大きく減少しており、「財政健全化判断比率」は大幅に基準を下回っています。
しかし、少子高齢化などの進展の中、社会保障費の増加や公共施設の老朽化に伴う費用が年々増加しており、町が自由に使うことができる財源が少ない状況が続いています。今後も安定して行政サービスを提供していくために、行財政改革を進め、計画的な財政運営を行っていく必要があります。
特別会計・事業会計決算額
区 分
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歳入(収入)
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歳出(支出)
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国民健康保険
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16億8,226万円
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15億4,316万円
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宮財産区
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710万円
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669万円
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公共下水道事業
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4億974万円
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4億944万円
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介護保健
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9億5,848万円
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9億45万円
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後期高齢者医療
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1億1,843万円
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1億1,822万円
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合計
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31億7,601万円
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29億4,732万円
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◆蔵王病院 |
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区 分
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収 入
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支 出
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収益的収支
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4億1,138万円
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4億449万円
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資本的収支
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511万円
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841万円
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◆水道事業 |
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区 分
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収 入
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支 出
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収益的収支
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5億1,793万円
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4億4,297万円
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資本的収支
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8,648万円
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2億6,691万円
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◆国民健康保険
保険税の収入済額は、27年度に比べ2707万円の減額で、調定額に対する収入率は74・0%。毎年累積している収入未済額は1億757万円となりました。
◆公共下水道事業
28年度末での町債残高は27億3,188万円。公債費(町債の返済金)が3億3,037万円で、歳出全体の80.7%を占めています。
◆介護保険
65歳以上の人が負担する介護保険料1億8903万円と、40歳から64歳までの人が医療保険料と一緒に納付し、支払基金から交付される交付金2億3187万円が歳入の主なものです。
◆後期高齢者医療
75歳以上の人などが負担する後期高齢者医療保険料7562万円が、歳入全体の63.9%を占めています。
◆蔵王病院事業
収益から費用を差し引いた689万円の黒字決算。27年度と比較して、外来患者数は223人減の1万3928人となったものの、入院患者数では45人増の1万3598人となりました。
◆水道事業
収益から費用を差し引いた7496万円の黒字決算。そのため、当年度未処分利益剰余金は、2億1047万円となり、このうち1億1000万円を建設改良積立金へ積立しました。
町議会9月会議が、8月31日から9月15日まで開かれ、平成28年度の会計決算認定のほか、平成29年度各種会計の補正予算、条例改正など、18の議案が可決、教育委員の任命1件に関して同意されました。
一般会計予算総額57億6559万円へ
平成29年度一般会計予算は、歳入歳出それぞれ、1億223万円を追加し、補正後の総額を57億6559万円としました。
歳入は、地方交付税2320万円、国庫支出金1561万円、財政調整基金繰入金3500万円などを追加しました。
歳出の主なものでは、職員の異動に伴う人件費の補正や鳥インフルエンザ緊急対策用地整備工事費として350万円、上原田東地区水路改修工事費260万円、宮城県蔵王町・茨城県常陸大宮市東京オリパラ推進協議会負担金100万円のほか、蔵王病院事業会計への補助金をそれぞれ追加しました。
育児休業等の改正
国家公務員の育児休業等を定める人事院規則の一部改正に伴い、職員が保育所等の利用を申し込んだものの、養育する子を預けられなかった場合に、原則1回の育児休業等を再度取得することができるように、条例の一部を改正しました。
個人情報保護の改正
行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律の一部が改正されたことに伴い、個人情報の定義を明確化するため、新たに「要配慮個人情報」を追加するなど、条例の一部を改正しました。
教育委員会委員人事
9月30日で任期満了となる町教育委員会委員の佐藤良子さんに代わり、新たに水澤智孝さんを委員に選任することについて、議会で同意されました。
任期は、平成33年9月30日までの4年間です。
水澤 智孝さん
(48歳・平沢)
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