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健康を守る行事



健康一口メモNo324
ドライマウス (口腔乾燥症)

亘理歯科医院 院長 亘理 滋 先生

 ドライマウスとは、唾液の分泌量が減ることで口の中が乾燥しネバネバする、口臭がする、舌がヒリヒリする、話しづらい等の不快感が出る状態です。また、唾液が減ると自浄作用が低下して、むし歯や歯周病にかかりやすくなる場合もあります。
 ドライマウスの原因は・唾液腺自体の機能障害(シェーグレン症候群、加齢等)・神経性(ストレス等)・薬剤性(降圧剤、精神神経用剤、鎮咳気管支拡張剤、消化性潰瘍薬等の副作用)・全身性疾患や代謝性疾患(糖尿病、口呼吸等)などがあげられます。
 対処法としては、・口の中を清潔に保つ・水を飲んだり、保湿剤を使用して口の中に潤いを与える・よく噛んで唾液の分泌を増やす(キシリトールのガムがお奨め)・唾液腺マッサージで唾液の分泌を促すことなどがあげられます。
 薬剤性が疑われる場合は主治医とよく相談して対応しなければなりません。処方されている薬を勝手に中止したり、減らしたりすることは絶対にしないでください。
 高齢社会となり、ドライマウスの患者さんはますます増加しています。かかりつけの医師、歯科医師と協力してドライマウスに対処していきましょう。

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