農産物のブランド確立へ第一歩

よりおいしいものを目指して

 近年、消費者ニーズである「食の安全・安心」と持続的な農業の発展を重視して、町内でも農薬や化学肥料などの負荷を低減した安全・安心な農産物及び農産加工品(以下、「農産物等」という。)が生産されていることから、これらの農産物等を「蔵王ブランド」として認定する制度をスタートしました。

 農業振興活性化対策事業や、地産地消推進として地元産米の学校給食への提供など、農産物等のブランド化を図るため、平成21年度から農政審議会で幾度となく検討を重ね、平成23年度に蔵王ブランド推進計画の答申を受けました。
 蔵王ブランドに認定された農産物は「認定シール」を貼ることができ、他の農産物と区別して市場等での有利な販売・出荷が期待されます。
 なお、24年度は『米』の認定受付を開始し、25年度以降に認定品目を徐々に増やしていく予定になっております。
 蔵王ブランドとして認定された農産物に貼る「認定シール」は、仙南の2市7町が地場産業の振興を一体となって推進するために設置している、仙南地域地場産業振興協議会の専属デザイナー齋藤玄昌實氏にデザインしていただきました。
※齋藤玄昌實氏は宮城県仙台市出身。雄勝石絵作家として活躍。今年10月にグランドオープンした東京駅に作品が展示されています。

 

蔵王ブランドの作物ごとの認定基準

品   目

基            準

環境保全米

JAみやぎ仙南が推奨している環境保全米に適合した栽培方法で、消費者に信頼される一定の品質を備えていること。

[栽培基準]
・化学合成農薬の使用及び化学合成肥料の施用は、環境保全米栽培暦を遵守すること。
・土づくりは、良質たい肥等と土づくり肥料を適正に施用していること。

[品質基準]
・農産物の検査格付けは、1等米とする。
・粒厚1.9mm以上の整粒とする。
・食味値は食味計で80点以上とする。

直は栽培米

蔵王町土地改良区担い手部会が推進している直は、栽培米に適合した栽培方法で消費者に信頼される一定の品質を備えていること

[栽培基準]
・化学合成農薬の使用及び化学合成肥料の施用は、直は栽培米栽培暦を遵守すること。
・土づくりは、良質たい肥等と土づくり肥料を適正に施用していること。

[品質基準]
・農産物の検査格付けは、1等米とする。
・粒厚1.9mm以上の整粒とする。
・食味値は食味計で80点以上とする。

日本なし

幸  水
豊  水
あきづき
新  高

JAみやぎ仙南蔵王地区なし部会栽培暦に則った栽培方法で、消費者に信頼される一定の品質を備えていること。

[栽培基準]
・化学合成農薬の使用及び化学合成肥料の施用は、JAみやぎ仙南蔵王地区なし部会の病害虫防除暦及び栽培暦を遵守すること
・土づくりは、良質たい肥等と土壌改良資材を適正に施用していること。

[品質基準]
・果実の大きさは、28玉/10kg(3L)以上とし、品質は秀品以上のものとする。

■問い合わせ先/町農林観光課  TEL0224−33−3004

 

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